商品番号 No.V-14
『ポピュリズムの体現者 ヒューイ・ロング』
[ 副題 ] | ― |
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[ キャスト ] | ヒューイ・P・ロング、他 | ||
[ 制作 ] | 副島隆彦を囲む会 | ||
[ 媒体 ] |
DVD |
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[ 制作年 ] | 1985年 | ||
[ 収録時間 ] | 98分間 + 特典映像10分間 |
[ 内容紹介・頒布スタート当時のお知らせの文章 ] | この作品は、ドキュメンタリーです。
副島隆彦による10分間の解説も付いてきます。 「ポピュリズム」この言葉は、日本では全く正しく理解されていない。 ポピュリズム populism とは、日本では単なる「大衆迎合主義」「人気取り政治」の意であるように理解されている。日本を代表する『読売新聞』のトップである渡邊恒雄氏のような人物からそのような誤解をしている。ポピュリズムとは、アメリカの中西部の草の根の大衆たちが抱いている、ワシントンやウォール街の権力者や財閥に対する根本的な不信感に基づく感情を代弁する思想運動のことを言う。 日本でポピュリストとされる小泉純一郎前首相は、本当の意味でのポピュリズムとは正反対の人物だ。 アメリカで、このポピュリズムを歴史的に体現すると言われるのが、本ドキュメンタリーの主役のヒューイ・ピアース・ロング(1893年〜1935年)である。彼は、大恐慌の時代に政界で活躍した人物だ。その政治姿勢は日本でいえば田中角栄に相当する。ロングの権勢はやがて、ルイジアナ州知事から大統領の座を狙うまでに拡大し、後に映画『オール・ザ・キングスメン』(1949年)のモデルともなった。 F・ルーズヴェルトの最大の敵となり、モルガン家やロックフェラー家とも正面から対立したヒューイ・ロングが体現した理念は、アメリカの保守的な白人中産階級の、最も正直な怒りの声である。ロングの生涯の軌跡を追うことで、アメリカの民衆の真実の姿がわかる。反権力と保守思想が密接に結びついたアメリカの姿がここにある。 1985年作品 約98分 |