科学は実在の真理に不断に接近しうるものであり、現象に対する認識の明証性(確実性)においても、人文学に対して優位にある…、という主張は、はたして正しいのでしょうか?この科学と人文学の対立の問題は、十分検討に値する問題だと思われます。
昨年、副島先生の「アメリカの秘密」「ハリウッド−」を読み、そこで語られていた「科学と神学(数学)の対立」という構図が極めて刺激的だったことを思い出します。今も副島本に圧倒されています。「世界普遍価値」「民族固有価値」など、新たな視点を獲得している所です。しかし、金融・経済ものには未だ理解が届きません。ここしばらく集中力が失われていましたが、最近、現代思想の冒険者シリーズで、ポパー(小河原)→クーン(野家)→ガダマー(丸山)を読み、ひさしぶりに興奮し、何か言いたくなってしまいました。(本の抜粋以上を出ませんが…)
さてそこで、次の順で読書メモを始めます。(1)発端−論理実証主義とは何か?(2)論理実証主義批判(3)クーンの提起したもの(4)解釈学とは何か?(5)アメリカの哲学者ローティー(まとめにかえて)(6)参考図書(1)発端−論理実証主義とは何か?
1920年代から展開された、ウィーン学団の論理実証主義運動は、「科学的認識の基礎づけ」と「統一科学」をめざしたものだった。「科学的認識の基礎づけ」とは、「論理分析」による概念の明晰化ということであり、それは従来の認識論において混同されていた「心理学的考察」と「論理学的考察」を、「発見の文脈」と「正当化の文脈」としてはっきり区別し、「心理学的考察」を経験科学に属するものとして排除したものだった。これを「仮説演繹法」のプロセスからみると、次のように定式化できる。
1.観察による科学的データの収集
2.帰納法に基づく仮説の提起
3.仮説からのテスト可能命題の演繹
4.実験によるテスト可能命題の検証および反証
5.検証された仮説に基づく理論の形成
すなわち、2は「発見の文脈」、3、4が「正当化の文脈」に相当する。論理実証主義者は、経験的な正当化が可能か否かをもって、「科学的命題」と「非科学的命題」との境界を定める基準とし、それによって「形而上学の除去」を果たそうとした。これが「有意味な命題はすべて経験的に検証可能でなければならない」という<意味の検証可能性テーゼ>に他ならない。
「統一科学」の構想そのものは、マッハの要素一元論まで遡るもので、すべての科学は諸要素の関数関係の記述に帰着する、というものである。マッハが科学の存在論的統一をめざしたとすれば、ウィーン学団はその言語論的統一をめざしたのであった。基本的に物理学の言語で法則的に記述するというものである。従って、社会学は心理学へ、心理学は生物学へ、生物学は化学へ、化学は物理学へと順次論理分析を通じて還元されてゆくことになる。(2)論理実証主義批判
しかし論理実証主義は、ウィーン学団内部からの批判によって、根本的な修正を余儀なくされ、「形而上学」除去の目的を果たすことができないうちに消滅した。批判には次のようなものがある。
1. 検証とは、科学的命題が有限数の観察命題に論理的に還元可能であることに他ならない。その際「観察命題」の集合である「観察言語」は、科学的命題の集合である「理論言語」から明確に区別され、それとは独立に指定できなければならない。そうでなければ、検証の手続きは循環を犯してしまう。しかし、観察そのものが「理論負荷的」、すなわち色眼鏡をかけてなされる以上、観察言語と理論言語の厳密な区別は意味をなさない。
2. 一般に科学的仮説は、「すべてのSはPである」という全称命題の形をとる。それに対して観察事実は「このSはPである」という単称命題の形で表現される。論理的には、単称命題の有限集合から全称命題を導出することはできない。
また論理実証主義を批判するポパー(1902-1994)においては、科学と非科学の区別を反証可能性に求め、科学は漸進的に進歩するという、形而上学的実在論・進化論的認識論の立場を主張した。彼にとって形而上学は自明のことがらであった。(3)クーンの提起したもの
クーン(1922-1996)が科学史を志すのは、C.P.スノーが「二つの文化」と呼んだような、文科系と理科系との間にある知的断絶を架橋するために行われた科学史導入のプログラムを、当時大学院生であったクーンが協力することになったことからである。アリストテレス『自然学』を読む中で、クーンの最初の疑問は生まれたようである。それは、一連のテクストの新しい読み方の発見(解釈学的方法)と言うべきものであったようだ。
その後クーンが『コペルニクス革命』で追究したのは、古代天文学の概念図式がどのようにして近代天文学のそれによって取って代わられたのか、というその過程を描き出すことであった。この時期のクーンは、それを「概念図式の交代」という形で特微づけている。−与えられた観測資料を整合的に説明できる概念図式が、論理的には幾種類も存在しうる中で、ただーつの観測によって、間違った理論を採用してきたことが証明される。そのとき、彼の概念図式は放棄され、取り替えられればならない。−大筋では、これが科学革命の論理構造として考えられていた。
しかし、クーンは言う「しかし歴史的には、革命の過程は論理的見取り図が指し示すほど単純なものでは決してないし、またありえるはずもなかった。それは、観測が概念図式と絶対的に矛盾するということは決してないのである」。たとえば惑星の不規則な運動は、明らかに古代天文学の概念図式に矛盾する反証事例であったにもかかわらず、天文学者たちは、惑星の運動を可能にするように概念図式の修正を重ね、複雑な離心円や周転円を導入して「現象を救う」ことに精魂を傾けたのである。すなわち、科学理論はその中心をなす主要仮説のみならず、補助仮説や背景的知識をも合んだ複合的な体系であり、その中の単一の命題が反証されたからといって理論全体が直ちに放棄されることはありえない、ということである。したがって、むしろ、究明されるべきは「見かけの一時的な不一致を逃れがたい矛盾へと変えるものは何か。一時代には明晰で柔軟で緻密なものと賞賛された概念図式が、次の時代には単に不明瞭で曖昧で面倒なものとなるのはどうしてなのか。科学者はなぜ不一致にも拘わらず理論にしがみつき、それに固執し続けるのか。科学者はどのような理由で理論を放棄するに至るのか」といった諸問題であった。
コペルニクスはみずから天文学の「革命」を企図していたわけではない。彼の体系は、彼の先行者や同時代人と比べても、はるかにアリストテレスの伝統に忠実であった。彼が「一様な円運動」に執着し、エカント(太陽や惑星の不規則な運動を説明するために導入された仮想の中心点。この中心点に対して太陽や惑星の回転速度が一様に保たれる)の使用を拒否したことは、その端的な一例である。コペルニクスが伝統と断絶していたとすれば、それは地球の位置と運動という一点においてのみであった。しかも、クーンが指摘するように、「きわめて奇妙なことに、コペルニクスが彼の伝統への従属を最も明瞭に示しているのはこの断絶においてなのである。ここに見られる「伝統と革新の弁証法」とも言うべきものこそ、クーンがコペルニクス革命のなかに見いだしたものであった。伝統へのより深い従属が、伝統を破壊し革新する原動力となるというパラドックスこそが、科学革命の本質をなすプロセスなのである。
クーンが定式化したパラダイムの最初の定義は「専門家の共同体に対して、一定の期間、モデルとなる問題や解法を与える一般的に認められた「科学的集績」というものであり、クーンの科学観を図式化すれば、科学の歴史的展開は「前科学→パラダイムの形成→通常科学→変則事例の出現→危機→科学革命→新パラダイムの形成→通常科学」という一連のサイクルを繰り返す、というものであった。
ここで現実の科学者は基本用語の抽象的な定義から出発するのではなく、典型的な問題の解法を学ぶことによって具体的に仕事を進める。「力」や「化合物」といった用語の意味は明示的に定義されるわけではなく、そうした「標準例」を通じて文脈的に理解されるのである。この標準例は「教科書」を通じていわば天下り式に与えられるのであり、科学者たちはそれを手本に具体的問題に取り組む。そこにあるのは「合意」や「一致」ではなく、むしろ「訓練」である。パラダイムとはまず身に着けるべき標準例なのである。
このように、クーンは、科学史の研究の中で、この「科学革命(パラダイムの転換)」を推進するものが、ポパーが言うように、反証によって論理的に導かれるものではなく、社会的あるいは歴史的偶然によってもたらされる…と主張したのであった。(4)解釈学とは何か?
「解釈学」は、一七世紀から一九世紀にいたるまで、文献学・神学・法学の「基礎学」ないし「補助学」として位置づけられてきた。ところが、一九世紀の前半に、シュライエルマッハー(1768-1834)が、新たに「一般解釈学」の構想を打ち出した。つまり、「理解」ないし「解釈」の働きそのものを主題化して、はじめて体系的な理論を構築したのである。現代の解釈学は、ここから出発する。しかし、シュライエルマッハーの偉大な貢献があったにせよ、解釈学が哲学の核心部に取り入れられるようになるのは、ディルタイとハイデガー(=ガダマー)においてである。
人間・社会・歴史に間する学問は、17世紀以来、大きく二つの流れを形成している。その一つは、「新たな自然学」の流れであり、もう1つは「伝統的な人文学」の流れである。一方の陣営を代表するのが、イギリスのミルである。彼は、自然科学(とりわけ数学的物理学)を科学の模範とみなし、自然科学の方法を人間や社会の研究に適用すべきであると考えた。これに対して、一九世紀初頭のドイツでは、「伝統的な人文学」が新たなかたちをとって登場してきた。いわゆる「歴史学派」である。
歴史家のドロイゼン(1808-84)は、方法論的二元論の立場を明確に定式化した。ドロイゼンによれば、歴史学は自然科学とは原理的に異質な学問である。自然科学の本質は「説明」することであり、歴史学の課題は「理解」することである。自然科学は、帰納によって法則を探求し、法則にもとづいて個々の現象を演鐸的に導出する、つまり「説明」する。ところが歴史学は、「精神」の感性的な「表現」を「理解」する。そのさいドロイゼンは、歴史学の方法原理を、シュライエルマッハーの解釈学やべックの文献学に求めた。歴史学の対象は「形態学的なもの」である。つまり、それは精神の表現である。歴史学は、それを「理解」しようとする。理解とは、感性的なものにおいて精神的なものを、また特殊的なものにおいて一般的なものを見出すことである。それゆえ理解は、帰納や演繹とは原理的に異なった道を歩むことになる。いわゆる「解釈学的循環」を動くことになる。「個別的なものは全体的なものにおいて理解され、全体的なものは個別的なものから理解される」のである。
ディルタイは、「生を生それ自身から理解する」という根本思想にもとづいて、早い時期から、「心理学」の研究に取り組んでいた。心的生(体験)は、機械的な「因果連関」の世界ではなく、内的に分節された「構造連関」の世界である。こうした構造連関を分析するためには、体験に与えられている全体的連関から出発して、あくまでも全体的連関を保持しながら、部分相互の内的関係を解明するというふうにしなければならない。そうした方法が「理解」である。「理解」とは、「構成」の手続きではなく、「分析」の手続きである。体験を単純な要素に還元することではなく、体験の有機的組織を損なわないようにしながら、その分肢(Glied)を分節化することである。それゆえ「理解」は、「芸術的な過程」である。
ところが、その後ディルタイは、「解釈学」の方に向かっていく。心理学は、人間的生の基本的な構造を解明することしかできない。人間的生の豊かな内実をとらえるのは、個々の精神科学の課題である。精神科学は、「表現」を手掛かりにして、「体験」を「理解」しようとする。かくして、「体験」や「理解」という契機に加えて、「表現」(ないし「生の表出」)という契機が新たに導入されることになる。ここにおいて「理解」は、「表現の理解」として、精神科学の固有の方法とされる。いまやディルタイは、精神科学を基礎づけるために、「理解」をあらためて分析し直さねばならない。
「理解」ないし「解釈」に関するディルタイの基本的な考えを、かんたんに整理しておこう。
第一に、解釈は、未知と既知との間に位置している。
第二に、「理解」とは、「表現」を手掛かりにして「体験」をとらえることである。
第三に、理解は、つまるところ「個性」の把握をめざしている。表現に結晶化した豊かな意味内実をさらに分節化して、明確な規定性にもたらすことである。
第四として、理解には、さまざまな難問がまつわりついている。その代表的なものが、いわゆる「解釈学的循環」である。「すべての理解に共通なのは、規定的−未規定的な部分の把握から全体の意味の把握へ進んでいこうとし、だがこの試みは、全体の意味から部分を規定しようとする試みと交代しつつ進行するということである」。
さらに、ハイデガー(1889-1976)においては「解釈学」は哲学そのものに生まれ変わるといえよう。ハイデガーにおいて「解釈」というのは、「解釈の遂行」、つまり「解釈すること」である。さて、「いかなる解釈も、解釈すべきものをあらかじめ理解していなければならない。この循環は、従来から「解釈学的循環」と名付けられてきたものと基本的に同じである。ハイデガーは、この循環が不可避であるということを、はっきり自覚している。しかし、「決定的なことは、循環から抜け出すことではなく、循環の内へ正しい仕方で入り込むことである」。そのことによって、その循環の内に、「最も根源的な認識」の積極的な可能性を見出すことができる。
「解釈」とは、「過去を理解しつつ体得する〔わがものにする〕こと」である。「理解する」ということは、「理解したことを、自己の最も固有な状況に即して、またこの状況に対して、根源的に反復する〔取り戻す〕こと」である。すなわち、テクストを理解することによって、自己理解が変容するのである。すなわち「哲学」とは、事実的な生の自覚的な「自己解釈」である。自己解釈とは、人間が透徹した自己理解に達すること、それゆえ「忘却」から「覚醒」にいたる歩みにほかならない。(5)アメリカの哲学者ローティー(まとめにかえて)
アメリカのプラグマティズムの伝統は、哲学、科学、政治という区別を解体しようとしてきた。その代表者たちは、「自然主義者」を自称することが多いが、自分たちが還元主義者や経験主義者であることは否定する。伝統的なイギリス経験主義と、ウィーン学団に特徴的である科学的還元主義の両者に対するプラグマティストの異議とは、両者ともにいまだ十分に自然主義的でない、という点である。身びいきの過ぎる見方かもしれないが、我々アメリカ人のほうが、ヨーロッパ人よりもこれまでのところ一貫している。科学は、政治とおなじく、問題解決の営みであるというトーマス・クーンの考えに我々は同意するであろう。
「真理は実在の内在的本性への一致である」というスローガン、真理対応説は、かろうじて理解可能という程度の説であり、特別な重要性をもたない。それは理論というよりはむしろ、これまで何世紀ものあいた、よく吟味もせずに唱えつづけられてきたスローガンなのである。われわれプラグマティストは、そうしたスローガンを唱えることをやめても、何ら有害な影響は生じないであろうと考える。見出される、すなわち発見されると常識がみなしている事柄の多くは、実際には作り出される、すなわち発明されるのだと、われわれ、いわゆる「相対主義者」は主張している、と述べてみてもよいかもしれない。
祖先は太陽が地球のまわりを回っていると誤って信じていたが、われわれは地球が太陽のまわりを回っているという正しい信念をもっている、と言うとき、その意味は、自分たちのほうが祖先よりも、より良い道具をもっているということである。祖先の人びとは、白分たちの道具によって、キリスト教の聖書の内容を文字どおりの真実として信じることができたのに、われわれの道具ではそうできない、と切り返すかもしれない。それに対しては、現代の天文学や宇宙旅行がもたらす便益は、キリスト教原理主義がもたらす利点を凌駕しているというのが、われわれの側からの返答となるべきである。
われわれと中世に生きた祖先との論争点は、どちらがより正しく宇宙を捉えているかということであってはならない。そうではなく、天体の運動にかんして見解をもつということにどういう意味があるのかということ、すなわち、ある道具を使用することによってどういう目的が達成されるのかということ、にかかわるものでなくてはならない。聖書の真理性を確証することも、そうした目的の一つであり、宇宙旅行もまたそうである。
いま指摘した論点を別の言い方でいえば、プラグマティストには、真理はそれ自体のために追求されるべきだという考えが理解できないのである。我々は真理を探求の目標とみなすことができない。探求の目的は、何をなすべきかについて人びとのあいだで合意を獲得すること、達成されるべき目的とその目的の達成に用いられる手段にかんして合意をもたらすことである。行動の調整をもたらさないような探求は探求ではなく、たんなる言葉の遊びにすぎない。物体のミクロな構造にかんするある理論を論証することも、政府の各部門間の適正な権カバランスにかんするある理論を論証することも、何をなすべきか、すなわち、技術的ないし政治的に進歩するには手許にある道具をいかに用いるべきか、について論ずることである。したがって、プラグマティストにとっては、自然科学と社会科学のあいだに明確な裂け目はないし、社会科学と政治とのあいだ、さらに、政治、哲学、文学のあいだにも、はっきりした断層はない。すべての文化領域が、生活をより良くしようとするおなじ努力の一部をなしている。理論と実践のあいだには探い裂け目などまったくない。プラグマティストによれば、いわゆる理論はすべて、それがたんなる言葉遊びでなければ、つねにすでに実践でもあるのだからである。(6)参考図書
□現代思想の冒険者たち(14)「ポパー」小河原誠[著]講談社 1997年
□現代思想の冒険者たち(24)「クーン」野家啓一[著]講談社 1998年
□現代思想の冒険者たち(12)「ガダマー」丸山高司[著]講談社 1997年
□哲学の最前線(ハーバードより愛をこめて)富田恭彦[著]講談社現代新書 1998年
□リベラル・ユートピアという希望 リチャード・ローティー[著]岩波書店 2002年
夕刊フジの金融記事はこちらで見られるようです。
株zakzakより転載貼り付けます(転載開始)
みずほコーポ銀、資産圧縮の秘策とは…
複数の金融機関と共同融資する「協調融資」に切り換え
みずほコーポレート銀行
「国有化」回避を急ぐみずほコーポレート銀行が、貸出残高を半減させる新たな方針を検討していることが分かった。地方銀行や機関投資家など複数の金融機関と共同で融資する「協調融資(シンジケートローン)」への切り替えを図り、今年4月の発足当時の40兆円から、平成16年度末までに20兆円程度に圧縮、自己資本比率の向上を目指す。竹中平蔵金融・経済財政担当相が打ち出す金融再生プログラムでは、大企業向けの融資を中心に資産査定の厳格化を打ち出しており、国内の主要な大企業を軒並み抱えるみずほコーポレート銀は引当金の大幅な積み増しにより自己資本比率が大幅に低下、実質国有化も懸念される。
健全性の目安である自己資本比率8%を維持するには、「分母」にあたるリスク資産の圧縮が急務だが、「貸し渋り」や「貸し剥(は)がし」は批判を浴びるため、大企業取引のみずほコーポレート銀には容易に進めることはできない。
そこで持ち出されたのが協調融資だ。これまで同行が単独で融資していた案件について、企業の借り換え時期を迎えた融資について、地銀や機関投資家など複数の金融機関と共同融資する方式に順次変更する。
企業から貸し渋りや貸し剥がしをすることなく、みずほコーポレート銀にとっては融資額を減らすことができ、新たな資金調達を抑えることができる。また、融資団の組成手数料も新たな収入源にもなる。各金融機関が同一の契約書を使うため、債権の転売がしやすいのも利点だ。(後略)
(転載貼り付け終わり)
12月6日夕刊フジ
http://kabu.zakzak.co.jp/news/kiji/2002120601.html竹中ショックの副作用で銀行も、えりを締めなおしているのは良いことです。
高杉さんの記事も研究資料として貼り付けます。この人の言論活動の歴史は知りませんが、「ザ・外資」などを読む限り、ハゲタカ批判の最右翼といった所です。
(貼り付け開始)
高杉良氏スクープ「新生銀500億損失」
月刊誌で衝撃の大提言
高杉良氏は竹中平蔵氏(右上)お気に入りの新生銀の巨額損失疑惑スクープに加えて、竹中辞任を迫り、奥田碩氏(同下)にもゲキを飛ばす
竹中デフレ路線に警鐘を鳴らし続ける経済小説の第一人者、高杉良氏が5日、新たな衝撃の大提言を発表した。竹中平蔵金融・経済財政担当相お気に入りの新生銀行『救済発言』や巨額損失疑惑などのスクープ…。みずほの前田晃伸社長にも批判の矛先を向け、メガバンクに対する舌禍の奥田碩(ひろし)日本経団連会長に檄(げき)を飛ばす超ラジカルな内容で、各界に波紋を巻き起こすのは必至である。高杉氏はこれまで再三、小説やエッセー、夕刊フジのインタビューなどの場で、日本経済を食い物にする外資に加えて、竹中氏と懐刀の日銀OB、木村剛氏による劇薬コンビを厳しく追及してきた。
その決定打ともなりそうなのが、5日発売の月刊誌『現代』1月号に掲載された「再び問う 竹中大臣の更迭はまだか」と題した提言である。
前月号に高杉氏の「竹中批判提言」を掲載した同誌は、「都心の書店では軒並み売り切れた」(出版関係者)ほどの大反響だったという。第2弾では冒頭で、竹中氏が高く評価する新生銀の実態を鋭くえぐっている。
新生銀は、先月26日の9月中間決算発表の際、経営破綻(はたん)した米通信大手ワールドコムの社債などにより120億円の損失処理を行ったことを明らかにした。
だが、徹底した取材で知られる高杉氏は、内部告発の情報や有力経済誌の金融担当記者の証言など複数のニュース・ソースを元に、《300億円以上の損失が先送りされた。実態は約5000億円運用して約500億円の損失を出したらしい》と指摘する。
新生銀の運用チームは解体され、《旧長銀時代からのプロパー(生え抜き)もいびり出されようとしている。士気の停滞は、見るも無残だ》と内情を暴いている。
高杉氏は夕刊フジの取材に改めて強調する。
「来年度に株式を上場するつもりのようだが、絶対に認めるべきではない。中身が分かってからでないと、投資家が痛い目に遭う恐れがある」
米投資会社リップルウッドなどがわずか10億円で旧長銀を買い取り、再生した新生銀。上場すれば、1兆円以上もの上場益が得られるという。
不良債権処理でハードランディングを進める竹中氏は、金融再生プログラム策定で、邦銀に資産査定の厳格化や特別検査の再実施を決めたが、提言では新生銀に対する金融庁の検査のとんでもないお粗末ぶりが暴露されている。
高杉氏は《木村剛に頼んで、厳格査定をさせたらどうか、と竹中に提案したい》と皮肉たっぷりである。
新生銀の丸儲(もう)け手法の大きな武器は、債権の価値が2割以上目減りしたら国に簿価で買い取らせる悪名高い「瑕疵(かし)担保条項」である。
来年2月末の特約期限を延長しようとする水面下の動きがあることを夕刊フジは報じたが、高杉氏はさらに驚くべき情報を入手している。
《竹中が某有力大臣に対して、新生銀行の瑕疵担保条項を期間延長できないだろうかと発言した》というのだ。
高杉氏が得た情報によると、竹中氏は特約期限をもう1年延長させたい意向だとされる。
企業の「閻魔(えんま)大王」こと産業再生機構が発足するのは早くても来年4月である。
それまでに新生銀が駆け込み的に特約を行使して、企業の倒産ラッシュを防ぐ意味合いとの解釈もできるが、無論、新生銀救済につながる。
これが事実なら、まさに「亡国的行為」と言わざるをえない。
『金融腐蝕(ふしょく)列島 呪縛(じゅばく)』など数々の作品で銀行の内情や問題点をリアルに暴いてきた高杉氏は、システム障害が大問題となったみずほホールディングスの前田社長もヤリ玉に挙げる。
《いまだにトップに居座っていることは理解に苦しむ》とし、一方で《いまは銀行を叩くタイミングではない。そもそも先進国で大銀行を締め上げるハードランディングをやった国などひとつもない》と優先順位の違いを強調する。
平均株価は竹中氏の金融相就任当時の劇薬ショックで9000円台の水準まで戻ったとはいえ、10月の完全失業率は過去最悪に並ぶ5.5%(男性は5.9%)を記録するなど、デフレ不況が止まる気配すらない。
こんな状況下の竹中改革について、高杉氏は「自然科学なら実験をしなくてはならないが、国民を巻き込む社会科学では絶対に実験などやってはならない」と、「ペーパードライバー」とも揶揄(やゆ)される学者大臣の手腕に疑問符を付ける。
「銀行が中小企業にカネを貸そうとしても、資産デフレが続く限り、貸した途端に不良化するので難しい。竹中氏や木村氏は、中小企業の味方というポーズをとっているが、カムフラージュに過ぎず、実際は米国や外資の方しか見ていない」
「木村氏はハードランディングが韓国で成功した例をテレビで力説したが、経済規模が違う日本とは比較の対象にならない。韓国は当時、通貨が非常に安かったことが追い風となり、一挙にGDP(国内総生産)の3分の1を投じることができたが、その結果、外資に席巻されてしまった」
今回の提言では、奥田会長が「メガバンクの1行が年内にも国有化される」と発言したと英タイムズ紙などに報じられたことについて、《あまりに軽率な発言であり、こんな不見識、不謹慎な人物は財界のトップとして失格》と断じる。
このほか、「竹中氏を支持する米国の真意」をズバリ分析するなど、読みどころが満載だ。
本業の経済小説の連載を複数抱え、超多忙な高杉氏。新生銀糾弾など、ここまで駆り立てるものは何なのか。
「竹中さんのような富裕層は別だが、大部分のサラリーマンは小遣いを減らし、ローンを組んでいるマンションの価値も目減りするなど、みんなが限りなく傷んでいる」
「来年以降、日本経済はさらにガタガタになる。このままだと、この国は傾き、沈んでしまう」
高杉氏は極めて強い危機感を抱いている。
《竹中に足を引っ張られて、小泉人気にも陰りが生じるに相違ない》とするが、恐怖のシナリオさえ懸念する。
《不満のたまった国民は、どういう政治的な選択をするかわからない。小泉ヒトラーの次に、さらにひどいヒトラーが出てくることだって考えられる》
「だから一刻も早く、竹中氏を交代させるしかない」と語気を強める。
竹中氏と心中するのか、政策大転換に踏み切るのか。残された時間は限りなく少ないようだ。
(貼り付け終わり)
12月5日夕刊フジ
http://kabu.zakzak.co.jp/news/kiji/2002120501.html
小説家の高杉良さんの『現代』1月号記事を立ち読みしました。
彼によると、新生銀行は、隠し損失500億円をワールドコムの投資で計上zakzak.co.jpから転載します
(転載開始)“国賊竹中大臣”を即刻クビにしろ!
高杉良氏が大激怒
高杉良氏
「竹中恐慌」突入寸前−。経済小説の第一人者、高杉良氏がきょう5日発売の月刊誌『現代』(講談社)12月号で、「憂国提言・竹中大臣を即刻クビにしろ」と題した論文を発表した。総合デフレ対策で国民を失望させた竹中平蔵金融・経済財政担当相への「最後通告」といえる刺激的な内容で、波紋を広げそうだ。夕刊フジでも再三、竹中氏の失政を批判してきた高杉氏。この論文でも《本来なら国民の間に倒閣運動が起きたり、内閣が総辞職したりするような一大事》で、《底なしの大不況、まさに「竹中恐慌」に突入する寸前にある》と分析する。
竹中大臣
小渕内閣以来、経済政策に携わる竹中氏だが、高杉氏は《ひとことでいってアメリカかぶれ》《彼がしたことといえば、ITバブルを煽(あお)っただけ》《日本の経済をダメにし、これだけの不況をもたらした。竹中は、その最大の責任者》と手厳しい。竹中氏が住民票を海外に移し、住民税軽減を図ったとされる疑惑も指摘、《国民としての納税義務を果たさないで、何が「痛みを我慢しろ」だ。ふざけるなと言いたい》と断罪している。
高杉氏の怒りの刃は、竹中氏に経済政策を丸投げする小泉純一郎首相にも向けられる。
《小泉首相が今のままで、竹中が同じスタンスで舵(かじ)をとっていけば、限りなく沈んでいくだろう。ひょっとすると世界恐慌の引き金を引いてしまうかもしれない》
そして、《国賊竹中大臣を即刻クビにすべきである。それとも小泉は、竹中と心中してこの国を滅ぼすつもりなのか》と直言している。
論文は日本企業やサラリーマンを勇気づける言葉や、景気重視の政策提言も盛り込まれており、政界や経済界からの大きな反響が予想される。
(転載終わり)
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_11/2t2002110502.html
ZAKZAK 2002/11/05紙バージョンではもっとストレートに書いていましたけど。
高杉さんは、トヨタ奥田発言にも批判的なのですね。おまけ
産経新聞12月4日記事から
(転載始め)2002/12/04 (産経新聞朝刊)
サンドバッグの心得伝授 竹中平蔵氏(12/ 4)
--------------------------------------------------------------------------------
「サンドバッグとして重要なのは、じっと耐えること」−。竹中平蔵金融・経済財政担当相は三日の閣議後の記者会見で、道路関係四公団民営化推進委員会の混乱に頭を悩ます石原伸晃行政改革担当相にエールを送った。竹中氏は九月に金融相を兼務した後、不良債権処理の加速策を取りまとめる過程で、株価の急落を「竹中ショック」と言われ、与党からも激しくたたかれた。こうした経験を踏まえ、行革相に「サンドバッグ」役としての心得を伝授した。
(転載終わり)
産経新聞12月4日
http://www.ichimy.com/cgi-win/kiji/kiji.dll/show?kijicd=kiji-20021204050043-PXIAXLNGZN&uid=user-20010905131100-ERLJBPUUNH&name=%83A%83%8B%83%8B%82%CC%92j%81E%83q%83%8D%83V&ad=adM50.txt&localcd=6264310
(転載開始)『日経新聞』2002.12.03 朝刊
不動産最大手が日本進出
米エリス、3000億円投資
不良債権の最終処理にらむ世界最大の不動産会社、米シービー・リチャード・エリス・グループが日本の不動産事業に本格参入する。今後二年間で三千億円を投入、住宅、商業ビルの開発から管理まで総合的な不動産サービスを展開する。第一弾として住宅開発の日本新都市開発(東京・千代田)からマンション事業地や分譲・管理会社を買収した。銀行の不良債権の最終処理で担保不動産などの取得機会が広がるとみて対日戦略を強化する。
住宅やビル 開発から管理まで
日本の不動産市場への外国資本の参入はこれまで主に投資や企業再建の一環として進められてきた。住宅も含め開発から管理まで本格的に手掛けるのはリチャード・エリスが初めてといえ、日本でも、地価ではなく、個別事業の収益性に基づいた欧米流の不動産ビジネスが根づくきっかけになる可能性がある。
リチャード・エリスはこのほど、新都市開発グループの住宅分譲会社ニューシティコーポレーション(NCC)、住宅管理会社の新都市リビングを買収。東京・月島、横浜・港北ニュータウンのマンション用地など新都市開発が所有する首都圏十二カ所の不動産を取得した。投資総額は開発費用を含めて三百五十億円。新都市開発の主力銀行であるみずほグループが売買を仲介した。
今回の事業によるマンションの供給戸数は一千戸に上る予定。年数千戸を供給する大京、三井不動産など国内大手には及ばないが、外国資本としては最大規模になる。
新都市開発は一九六六年、経済同友会が発起入になって中堅所得者に優良な住宅を供給する目的で発足した。リストラの一環として事業の一部を譲渡することになった。リチヤード・エリスはNCC社を住宅・商業ビル開発の企画・立案の中核会社と位置づけ、不動産事業を展開する考え。三千億円のうち千五百億円は住宅・商業ビル用地の買収に、残りは開発費用にあてる計画で、国内不動産会社の合併・買収も視野に入れている。
リチャード・エリスが本格進出するのは政府の不良債権処理策に沿い銀行の担保不動産売却や不動産業界再編が進むとみているため。転売による売買差益狙いではなく、優良物件の開発や管理に重点を置く計画という。
リチャード・エリス・グループは欧米の年金から個人富裕層まで多様な投資家の資金を不動産事業で運用している。
-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇
<<シービー・リチャード・エリス>>
米ロサンゼルスに本社を置く不動産会社。四十七カ国二百五十拠点に約一万人の従業員がいる。二〇〇〇年度の不動産取引高は百七十七億ドルと世界最大。投資顧問部門のシービー・リチャ一ド・エリス・インベスターズを通じて主に欧米の不動産事業に投資、日本やアジアでの投資拡大を目指している。
『日経新聞』2002.12.03 朝刊
(転載終了)
「日本経済 再生への最終回答」(茂木敏充+官僚グループX著)というのを少し読んでいたら、以下のような文章があった。
(転載開始)「雇用創出」にNPOを活かす方策を
最後に、新しい雇用を生み出す方策として一つの提案をしておきたい。
小泉内閣は今後五年間で、医療分野で55万人、介護で50万人、保育で35万人などの雇用増大を目標に掲げている。いわゆる「530万人雇用創出」である。
この目標自体が達成不可能だとは思わないが、すべてをそれぞれの分野の新しい企業でまかなおうとすることには無理があるだろう。医療にせよ、介護、保育にせよ、必ずしも大企業が全面的に対応できるという分野ではないからだ。むしろ少人数規模のほうが、いろいろな面できめ細かなサービスができるという利点もある。そうなると個人ビジネスやNPO(民間非営利組織)をどう活用するかということが焦点になる。
日本ではNPOのイメージをボランティア活動ととらえがちだが、その発祥の本場であるアメリカでは、非営利は必ずしも無償を意味するものではなく、有償の活動が前提になっている場合が多い。活動によって得られた利益は、企業と違って出資者やスタッフに配分することはせず、次の活動に用いられるが、専従スタッフに対する給与は経費であり、その水準は普通の株式会社に匹敵するものがもとめられている。
アメリカの病院などは九割ほどがNPOで運営されているし、80年代後半から90年代はじめにかけての不況時には、NPOが1000万人近い雇用を吸収している。そう考えると、日本でもNPOをもっと活用する余地があるのではないかと思う。
98年に成立したNPO法によって、いま全国のNPO法人の数は5000を超えている。この活力を活かさない手はない。国、企業にNPOを加えて、新たな雇用を生み出す方策を立てるべきではないかと思う。(転載終了)
現在のSNSIに私は創業時の熱気(もちろんそんなことは今まで経験したことはない)みたいなことを感じる。これからのこの組織のありかたについて参考になればと思う。
(貼り付け開始)asahi.com
http://www.asahi.com/politics/update/1206/001.html宗教法人課税強化に野中元自民党幹事長が言及
自民党の野中広務元幹事長が5日の自民党税制調査会で、固定資産税の見直しに関連して「学校法人や宗教法人などが聖域になっている」と発言した。イージス艦の派遣問題をめぐり、野中氏と公明党との対応にずれがあったばかり。公明党の支持母体である創価学会を刺激するような発言に、蜜月関係が揺らぐのではないか、という憶測が政界に広がっている。
野中氏と公明党は自公が連立を組んでからは極めて親密な関係を築いてきた。しかし、それ以前の自民党が野党に転落していた時代には、野中氏は宗教法人問題を絡めて激しい創価学会攻撃を展開した経緯がある。
イージス艦派遣で、野中氏は「(公明党が)同意するなら友情は捨てないといけない」とけん制したが、公明党は結局、政府方針を黙認する姿勢をとり、野中氏は不満を漏らしていた。
この日の野中発言に、公明党幹部らは「大変なことを言ってくれた」「過剰反応はすべきでない」と困惑している。
asahi.com
http://www.asahi.com/politics/update/1206/001.html(貼り付け終了)
(貼り付け開始)『山崎潤一郎の
ネットで流行るもの』
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20021204/103018/P2Pソフト「Winny」がもたらす恐るべき可能性
ナップスター、WinMX、そしてWinnyと、P2Pソフトの進化は止まるところを知らない。P2P=悪、という側面ばかりにスポットがあたるが、P2Pは希望に満ちた可能性をも感じさせてくれる。
--------------------------------------------------------------------------------
まさにインターネットは無限の可能性を育むコクーン(繭)なのか。ナップスターで驚愕し、グヌーテラで腰を抜かし、ここに新たに現れたP2Pソフトを前に、背徳と希望の狭間で心が揺れ動く。すごいP2Pソフトが登場した。その名も「Winny (ウィニー)」 基本的には、P2P型のファイル交換ソフトだが、利用者の匿名性が確保され、特定のサーバーに依存しないで、やりとりされるファイルは全て暗号化されるという、なんとも“管理する側”泣かせの驚くべき性能を持ったソフトだ。
逮捕者を出したことで一躍有名になったWinMXの場合、プロバイダー側がその気になれば、IPアドレスやログを解析することで、悪質な利用者を特定できた。だが、Winnyの場合、参加者によって構築されるメッシュ型に張り巡らされた仮想Winny網で、情報をやりとりする仕組みを持つ。そのため、ファイルの発信元のIPアドレスを特定することが難しいのだ。
ある大手プロバイダーの法務担当者は、「うちの会員に悪質な利用者がいても、IPアドレスがわからなければ手の打ちようがない」とお手上げの状態だ。
また、このソフトが提供するサービスは、ファイル交換機能だけではない。掲示板もP2P型で構築可能なのだ。つまり、特定のサーバーにいっさい依存しない掲示板だ。そこには管理者などは存在しない。一度書き込まれた“発言”は、Winny参加者の間を巡り、それぞれのハードディスクに刻み込まれる。
●P2Pネットワークでプロバイダーが滅びる?
それにしても、だ。このソフトをダウンロードすることすらも、後ろめたい気持ちで、マウスボタンをクリックする指先もためらいがちになる。だが、このソフトはもちろん、P2Pそのものに悪のレッテルを貼ることはできないし、すべきではない。このソフトは、P2P型のネットワークがもたらす可能性を感じさせてくれるのも事実だ。
近い将来、IPv6が搭載されたあらゆるデジタル機器が、P2Pで接続された時のことを想像してほしい。そこでは現在のインターネットとはまったく異なる形態の電脳空間が形成され、想像もつかないようなサービスやアプリケーションが提供されるだろう。だって、インターネットが出始めの頃、ナップスターの登場を予見した人は世界中に何人いるだろうか。それと同じだ。
ただ、想像できるのは、ネットワーク事業者の形態が現状とは大いに変わっている点だろう。前出のプロバイダー関係者は、WinnyのP2P掲示板機能を見て「将来はプロバイダーがいらなくなるかも?」ともらした。まさに、サーバーを設置してサービスを提供するという、クライアントサーバー型の仕組みそのものが崩壊、とまではいかなくても、主流ではなくなるのかもしれない。
現在のプロバイダーの接続事業は、限りあるIPアドレスを割り振ることで、会員から料金を徴収している。だが、IPv6が浸透すれば、機器を購入すれば、さながら携帯電話の番号のように、1台1台にアドレスが割り当てられるだろう。そこには今のプロバイダーが提供するような接続事業は成り立たない。
ことはプロバイダー事業だけではないだろう。Winnyを見ていると、P2Pの恐ろしい可能性を認識するとともに、P2PとIPv6がIT産業界にもたらすインパクトを想像してしまうのだ。
--------------------------------------------------------------------------------
筆者紹介 山崎潤一郎(yamasaki@geomet.gr.jp)1957年生まれ 蟹座のO型。本職は音楽制作会社のディレクターだが、インターネットに興味を持ち、ひょんなことからプロバイダーを評価する書籍を執筆。以来ネット系のライター稼業にも精をだす毎日が続いている。週刊アスキー、インターネットマガジン等に執筆。近著に『株の買い方・売り方が面白いほどわかる本』『稼げるIT資格親切ガイド(共著)』(中経出版刊)がある。 西日本新聞 「デジタルQ」連載「また買ってしまった」、Yahoo! Internet Guide連載「高速インターネット入門」も好評連載中。
『山崎潤一郎の
ネットで流行るもの』
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20021204/103018/(貼り付け終了)
かなり古いニューズですが、頭から離れないので投稿します。私はアメリカの治安に恐らく少し過敏です。
ざまあみろとは言いたいけど言えないです。自分に降りかかったらいやなので(言霊信仰?)。こういったニューズに出会うと、近代に対して懐疑的になります。この意見は間違っていますか?
日本は前近代かもしれませんが、近代も決して万能ではないのではと思います。もちろん、近代という意味を正確に理解することは、とても重要であるとは思っていますが。私は、副島先生のアメリカ人に対する「自分たちだけ近代人で、立派で、清潔で、という奇麗事を言うな」という意見をとても気に入っています。
副島先生は、少し思想を変えられたのでしょうか?最近の副島先生の書かれていることは(金融鎖国の前あたりから)、少し昔と変わってきたなと思います。ほんの少しですが。NIKKEI NETより
(転載始め)
米犯罪件数10年ぶり増加、2.7秒に1件発生
【ワシントン28日共同】米連邦捜査局(FBI)は28日、2001年の全米の犯罪統計を発表、犯罪発生件数が過去10年間で初めて増加に転じたことを明らかにした。通常は景気拡大時には犯罪が減少するとされており、米国の好景気の終えんが犯罪統計上でも裏付けられた形だ。FBIによると、殺人、レイプなどの凶悪犯罪を含む01年の犯罪発生件数は1184万9006件で、前年比2.1%増加した。年々犯罪が減少、治安の改善が進んでいた米国で犯罪発生件数が増加したのは1991年以来。検挙率は19.6%だった。米国では2.7秒に一件の犯罪が起こっている計算。
人種、宗教などに対する偏見が動機の「憎悪犯罪」は、前年とほぼ同水準の1万1987件発生した。加害者の人種が判明している9231件のうち、白人によるものが6049件と圧倒的に多く、次いで黒人の1882件だった。
殺人は前年比2.5%増の1万5980件で、うち8719件については使用された凶器が銃だった。この数には昨年9月11日の米中枢同時テロでの死者3047人は含まれていない。
(転載終わり)
(貼り付け開始)Yomiuri On-Line
http://www.yomiuri.co.jp/05/20021205i214.htmトルクメニスタン大統領暗殺未遂は自作自演?
【モスクワ5日=瀬口利一】中央アジア・トルクメニスタンで旧ソ連時代から独裁権力をふるうニヤゾフ大統領が、暗殺未遂事件を自作自演し、反政府派の弾圧に利用したのではないかとの疑惑が浮上している。
事件は先月25日、首都アシガバートで発生。大統領の車列にトラックが割り込み、何者かが自動小銃で発砲し、護衛ら4人が負傷したとされる。同大統領は事件を「野党勢力の犯行」と断じ、2年前に解任したオラゾフ元副首相ら4人を名指し非難。反政府派政治家やその親族100人以上を逮捕した模様だ。
ところが、国外に逃れているオラゾフ氏は露紙に対し、「大統領車は、私が中央銀行総裁時代に、20万ドルの予算を支出して頑丈な装甲車にしたもので、てき弾でも貫通しないのは国民誰でも知っている」と述べ、自動小銃による襲撃は不自然であり、大統領の自作自演だ主張した。一方、露コメルサント紙は、トルクメン当局が「犯人が同士打ちで死亡した」と発表した点も、「あらかじめ遺体を運び込み、テロ実行犯の殺し合いに見せかけた」と疑問符を付け、人権団体の「トルクメンの人権と自由を守るヘルシンキ・グループ」は記者会見で「大統領が治安機関に演じさせた芝居」と断じた。
ニヤゾフ大統領は、全土に自分の肖像を掲げ、中央アジアでも屈指の強権政治家。今回の事件でトルクメン最高検察庁は、容疑者の中にロシア出身のチェチェン人3人が含まれていると公表し、「国際テロ事件」としているが、露側は捜査協力に消極的で明らかに当惑気味。米国務省当局者も4日、「トルクメン政府に公明な捜査を求める」と憂慮を表明した。
Yomiuri On-Line
http://www.yomiuri.co.jp/05/20021205i214.htm(貼り付け終了)
(貼り付け開始)Yomiuri On-Line
http://www.yomiuri.co.jp/05/20021205i314.htm中国人「日本へ親しみ」わずか6%
【北京5日=浜本良一】中国政府のシンクタンク社会科学院日本研究所が日中国交正常化30周年を機に行った世論調査で、日本への親しみを感じるかと尋ねたところ、「感じる」は5・9%しかなく、「感じない」が43・3%、「普通」が47・6%に上ることが分かった。
厳しい対日観が改めて示されたと言える。
調査結果は同研究所などが発行する隔月刊誌「日本学刊」最新号に発表された。
それによると、日本への「親しみを感じる」「感じない」理由を5項目から選ばせたところ、「中国侵略を今もきちんと反省していない」が63・8%で最も多かった。また、対日イメージを14項目から複数選択させたところ、1位は「中国を侵略した日本軍」の53・5%。次いで「桜」49・6%、「富士山」46・6%、「ブランド家電」35・4%などの順だった。
靖国神社への首相の参拝については「どんな状況下でもすべきでない」が50・9%で最も多く、「戦犯を分祀した後ならよい」が19・3%、「謝罪後ならよい」は12・3%だった。
日本の対中政府開発援助(ODA)供与については、44・3%が「継続すべきだ」、25・7%が「徐々に減らしてもよい」と答えた。日本の国連安保理常任理事国入りには62・3%が「支持しない」と答えた。
調査を行った同研究所の蒋立峰・所長は「日本人の礼儀正しさ、勤勉さなどを知っているから『親しみを感じない』とは言い難い。しかし、歴史問題での態度から、『親しみを感じる』と答えるのは言い過ぎと考え、『普通』と答えた」と分析している。
調査は中国の220余りの都市・地区で3400人の住民を対象に行った。回答率は92・9%。
Yomiuri On-Line
http://www.yomiuri.co.jp/05/20021205i314.htm(貼り付け終了)
(貼り付け開始)『朝日新聞』2002.12.05 朝刊
http://www.asahi.com/business/update/1204/028.html三井住友銀行、あおぞら銀行株の買収検討
三井住友銀行は4日、破綻(はたん)した旧日本債券信用銀行を引き継いで発足した「あおぞら銀行」の株式の買収に向けて検討に入った。ソフトバンクの保有する株式(約49%)の大半を買うとともに、地方金融機関の保有株式なども取得、50%以上の確保を目指す方向で、三井住友銀または持ち株会社の三井住友フィナンシャルグループの傘下に収めたい考えだ。また同日、ドイツ系のヒポフェラインス銀行も買収に名乗りを上げていることが明らかになった。
買収する場合、価格は1千億円規模とみられる。関係者によると、ソフトバンクの保有株の売却候補は、この2行にすでに買収の意向を示している米ファンド、サーベラスを加えた3社に絞られた。ソフトバンクは年内に最終決定する意向だ。
9月時点のあおぞら銀の自己資本比率は13.65%。三井住友銀は10.37%で、あおぞら銀を傘下に入れれば自己資本比率の上昇が見込まれる。
あおぞら銀には、日債銀から引き継いだ債権の価値が2割以上低下した場合に国に買い戻しを求めることができる「瑕疵(かし)担保特約」があり、三井住友銀がこの契約を行使できれば、資産の劣化を抑えることが可能だ。
また、新たに候補として明らかになったヒポフェラインス銀は、自治体向け融資や不動産担保融資を主として扱い、欧州でも有数の資産規模を持つ、という。
あおぞら銀は、98年に一時国有化された旧日本債券信用銀行が前身。00年に、ソフトバンク、東京海上火災保険、オリックスの3社を主要株主として発足した。新生銀行(旧日本長期信用銀行)が米国系のリップルウッドを主要株主とする外資系銀行になったことに対抗する意味もあり、日本勢主導となった。金融庁には、今後も日本勢が経営権を維持してほしいとの意向が強い。
『朝日新聞』2002.12.05 朝刊
http://www.asahi.com/business/update/1204/028.html
(貼り付け終了)
■1992: Gaffe with an 'e' at the end
http://www.capitalcentury.com/1992.html(転載終わり)
■Dan Quayle's Problems with Spelling
May our nation continue to be the beakon of hope to the world.
-- The Quayles' 1989 Christmas card. [Not a beacon of literacy, though.]Sam, had a great time this weekend but the golf was lousey [sic].
-- Vice President Dan Quayle in a handwritten note written to Sam Snead in the summer of 1991, after they had played a lousy round of golf. (Herald-Times, Bloomington, IN, July 15, 1992)Add one little bit on the end... Think of `potatoe', how's it spelled? You're right phonetically, but what else...? There ya go... all right!
-- Vice President Dan Quayle correcting a student's correct spelling of the word `potato' during a spelling bee at an elementary school in Trenton.I should have caught the mistake on that spelling bee card. But as Mark Twain once said, `You should never trust a man who has only one way to spell a word'.
-- Vice President Dan Quayle, actually quoting from President Andrew Jackson.I should have remembered that was Andrew Jackson who said that, since he got his nickname `Stonewall' by vetoing bills passed by Congress.
-- Vice President Dan Quayle, confusing Andrew Jackson with Confederate General Thomas J. `Stonewall' Jackson, who actually got his nickname at the first Battle of Bull Run.Office of the Vice President... The Council on Competativeness.
-- the letterhead on stationery, complete with misspelling, found in Dan Quayle's old White House office by Clinton administration staffers. (Newsweek, 2/8/93)Just think what people would say if I said something like that.
-- Private Citizen Dan Quayle after being introduced as `Don Quayle' at the first tee a practice round of the AT&T Golf Tournament at Pebble Beach, 2/1/93.I love football and potato chips, so this was a natural. Potatoes have become a big part of my life, but this time I'm enjoying them!
-- Private Citizen Dan Quayle commenting about his appearance in a Lay's Potato Chips commercial aired during the Super Bowl (San Francisco Chronicle 1/30/94).(転載終わり)
http://www.xmission.com/~mwalker/DQ/quayle/qq/spelling.htmlスペルをよく間違えるというねたは、よくNEWSCOM(フジテレビ系のバブリーなニュース番組)でやっていたのを覚えています。
産経新聞 2002.12.05 から転載します。クエールさんの訪日もむなしく、三井住友=ヨーロッパマネー系が、「あおぞら」を買収するという話に進んだようです。(転載始め)
三井住友銀、あおぞら銀買収へ
ソフトバンク保有の株式 買い取り名乗り
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が、ソフトバンクが売却を希望しているあおぞら銀行株(約49%)の買い取りを検討していることが四日、明らかになった。SMFGはすでに金融庁に買収の意向を報告している。自己資本比率が比較的高いあおぞら銀行を傘下に収めることで、SMFGの自己資本比率が高まるなどのメリットがある。
買収金額は未定で、今後、あおぞら銀行の資産査定を行い、詳細を決定する。自己資本比率はSMFGが10.3%、あおぞら銀行が13.6%。買収によりSMFGの自己資本比率は0.5%程度上昇するとみられる。また金融債を発行しているあおぞら銀行をグループに加えることで、資金の調達手段が多様化することや、顧客基盤の拡大などの効果も得られる。あおぞら銀行の不良債権残高は平成十四年九月で三千四百十五億円。旧日本債券信用銀行から資産を買い取った際、新生銀行と同様に、一定割合以上が回収不能になれば政府に買い取りを求めることができる瑕疵(かし)担保契約があり、不良債権が新たに発生するリスクも少ないとされている。現在のあおぞら銀の主要株主構成は、ソフトバンク48.8%、オリックス14.9%、東京海上火災保険14.9%、サーベラス11.5%。
ソフトバンクは今年六月、あおぞら銀株の売却を検討していることを公式に表明。売却先としては、サーベラスが有力とされていた。しかし、オリックスや東京海上などからは「短期間で株式を売却して利ざやを稼ぐ外資系が大株主となることは好ましくない」との反発が高まっていた。
(転載終わり)
[産経新聞 2002年12月5日]
アルルさんへロスチャイルドについては、何も知りません。
難しくて細かい活字で書いてある本はあまり読めないので、「赤い盾」も数ページ読んだだけで放ってあります。一方で、学問的レベルは低いくせに、ついつい副島本で得た知識を周りの人間にひけらかしたがるという(副島系読者にありがちな)性癖を持っており、ときどきこちらの人(かなり知的レベルの高いと見られている人)に話を持ちかけてみますが、ほとんど話が深まったことはありません。通常は、American Money対London(またはEuropean)Moneyという呼び方で話をした方が盛り上がります。
こちらの人が、あえてロスチャイルドという言葉に反応しないようにしているのかどうかは、わかりません。やや、話はそれますが、あるパーティでの出来事のことをお話したいと思います。
カクテル(立食)パーティで、白人とは思えない、しいて言えばインデアン系のような中年のでっぷり太ったおばちゃんと、ふとした弾みで話がはずみました。
話題が、イギリスと日本の中世の封建システムの類似性に及び、あれこれ私のつたない英語でそれなりに盛り上がっておりました。やがて時代が江戸時代になり、そのおばちゃんが「江戸時代の大名達は、豪商達からかなりの借金をしており、首が回らなかったという点が面白いわね。」というので、「でもそれって、ロスチャイルドが各国の王様に金を貸していたのと同じですよね。」という言葉で受けたのです。そしたらそのおばちゃんは、急におとなしくなってしまって、しぶしぶ「そうね。」と認めたのです。
私は、「何か失礼なことをいったかなあ」と訝りつつ、話題を、とっておきの幕末副島属国論へと振ったのです。
「日本人の多くは知らない、あるいは認めたくないことなんですが、幕末の侍革命というのも、実はイギリスさんが裏でシナリオを書いていたんですね。特にトーマスグラバーさんが重要な役割を果たしたんですね。」
「そうね」(当方、内心ギョッとする。このおばさん、知ってるのか?!)
「グラバーさんって、ジャーディンマセソンの日本駐在員かつイギリスの国家AGENTだったんですね」
「そうね」(えっ。これも知ってるの?イギリス人が日本史を勉強したら、こんなことはもしかして常識なのか?)
「そういう意味で日本の明治革命というのは、イギリスの大きな海外政策の一環として位置づけられるのですよね。でも日本人は、こんな事実を認めるのはいやなんですよ。」
「そうね」(〜と、いかにも日本人にそんなことを言うわけないじゃない、という顔をしつつ)
「もうひとつ教えてあげましょうか。台湾を日本が取るように段取りをあれこれ整えたのもジャーディンマセソンなのよ。」が〜ん。
そうか、そうだったのかあ〜(中谷調)。日本が台湾を取らせてもらったのも、ジャーディンマセソンの意向なのか。悲しいけれど腑に落ちるなあ。
朝鮮や満州もロスチャイルド系の意向に沿って進出していったのは副島本で知っていたつもりだったのに、台湾についても似たようなものだと当然気づくべきだったのになあ。そうだとすると、明治7年(でしたっけ?)の台湾出兵の真相というのも、世情語られているものと真相は違うのかもしれないなあ。
さらにさらに疑えば、下関条約の会議の場(または控え室)にもシナリオを書いたイギリス人が見張ってたんじゃないのか?
このおばさんは、Times等にも経済記事解説を書いたりするイギリスのJapan StudiesのExpertのひとり(但し国籍はアメリカとイギリスの二重国籍)だったのですね。(その他に韓国と中国も専門だと本人は言っていました。)現在、東京証券取引所のDemutualizationに関するコンサルタントもやっているといっていました。東京証券取引所の設立経緯を想像すると、ロスチャイルド系のお金や人脈が当時からんでいたことはなんとなく想像つきますよね。
これはこれで、興味の尽きない話題ではありますが、またの機会にご報告したいと思います。
アルルさんへ無料ぼやき版への遅レスになり申し訳ありません。
私の投稿文を再度お読みいただきたいのですが、私は、「アメリカの謀略ではない」とは書いておりません。むしろ、このサイトでいち早くアメリカ謀略説をブチ上げたと自負しているぐらいなのです。
以前の投稿文で申し上げたかったことは、「選択11月号の記事を証拠として使って、アメリカ謀略説の論拠とすることには無理があり、この記事を書いた人に失礼になるのではないか」というものです。
さらに申し上げると、「三菱重工に対するアメリカ謀略説を展開するためには、今の三菱重工のおかれている立場や問題点ぐらい押さえておかなくてどうする。そういった地に足をつける部分を飛ばして陰謀論だけを展開しても、まさに「トンでも陰謀論好きのたわごと」扱いされてしまうのではないか。」という気持ちがありました。
話をがらっと変えて、例を挙げて考えてみましょう。
もし私達が、CIAの職員であり、三菱重工に工作を仕掛ける責任者となったと仮定した場合に、最初に何をするでしょうか?
発火物を購入して、建造中の船にもぐりこみ、時限発火物をしかけてくる手順書を作成するでしょうか?
そういう役回りの人間も確かにいるでしょうが、もっと上の立場から事件の絵を書く人間は、まず三菱重工企業分析レポートを読む(書く?)ことからはじめると思います。
敵地に忍び込んで時限発火装置を仕掛ける等は、忍者用語で言えば、下忍のすること。
Intelligenceということの本質は、もっと別のところにあるような気がします。ややきつい表現ではありますが、アルルさんの日頃のお仕事と透明度の高い文章に敬意を表して、以上申し上げます。
さて、再度話題を変えさせていただきます。
先日、三菱重工業の設計担当者が、中央線に書類を置き忘れた、という事件が発生したとの記事が投稿されていました。
私の聞いている防衛庁へ納品する兵器担当者の方の行動パターンとは全く異なっているようですので、ご参考までにご紹介したいと思います。ある会社で巨大兵器(具体名をいうと会社がわかりますので伏せます)の設計を担当する人間は、その会社に入ってから退職するまで、その仕事をやりつづけると聞いています。したがって40歳ぐらいまでは、防衛庁を訪問する先輩に付き従って設計図をアタッシュケースに入れて安全に持ち運ぶことが彼の重要な仕事となります。
そのような生活を送っていると、民間の人間でありながら、重要な国益を担っているとの自覚と相俟って、防衛庁の人間なのか、民間の人間なのかときどきわからなくなるそうです。
そのような話を前提において、今回の事件の概要を読むと本当に奇妙です。
国家の防衛にとって極めて重要な機密書類を運ぶ際には、少なくとも会社手配の車を使うはずであり、本当に電車に乗って運んでいるとしたら、国民として、そのような国家機密情報の取り扱いの姿勢に対してこそ、問題提起しなければならないでしょう。もしそうではないとするならば、この記事にはどこかに嘘かごまかしか誇張があるのではないか、という気がしてなりません。
以上特に結論めいたものがあるわけではありませんが、ご参考まで。
白井為雄『ロッキード事件恐怖の陰謀―児玉誉士夫の潔白証明―』暁書房、1977年。定価1000円目次
序 章 ロッキード事件の正しい見かた考え方
1 血も涙もない告発と非難
2 天動説を地動説に転回せよ
第一章 ロッキード事件はアメリカの日本再占領のいけにえ
1 アメリカの世界戦略とその陰謀
2 新しい南北戦争が初まっている
3 右翼であるがための児玉の受難
4 コーチャン回想録のギマン性
5 ロ社の賄賂商法は早くから調査されていた
第二章 児玉誉士夫の潔白証明
1 コーチャンの児玉ルートづくり
2 児玉は十七億の金を受け取ってない
3 児玉ルートの領収証はニセモノ
4 福田証言のアイマイ性
5 契約書の印鑑とゴム印は後から押したもの
6 領収証の連続的発行がおかしい
7 独り占め説の根拠も薄弱
8 横領説と還流説が濃厚
第三章 バクロされた日本の暗部と痴部
1 アメリカの遠隔操作におどる日本の戦後政治
2 国政調査権の越権行為
3 法権力の不当乱用
4 マルクスかくしからロッキードかくしの日本共産党
5 マスコミの扇動的世論操作の禍害
6 ロッキード受難を社会変革の起点にしよう
資料
あとがき
「ブックオフ」で図書券使用OK 発行側と和解
図書券の加盟店ではない「ブックオフコーポレーション」(神奈川県相模原市)の店舗で図書券が使えるかどうかが争われた訴訟で、図書券を発行する「日本図書普及」(東京都新宿区)とブックオフ社の和解が4日、東京高裁で成立した。
図書券の使用を認める一方、「図書券が使えます」と店内に掲示しないことが主な内容。ブックオフ社は新古書チェーンとして全国に約700店舗を展開。受け取った図書券を金券ショップで換金していたため、日本図書普及が図書券と本の引き換え禁止と損害賠償を求めていた。
一審・東京地裁は1月、図書券を使う客に本を売ることは認めたが「図書券が使えます」と掲示することは「加盟店と混同させる」として禁じ、50万円の賠償を命じていた。 (00:01)
脱ニッポン型思考のすすめ ダイヤモンド社 (小室直樹・藤原肇)(106Pより転載開始)
藤原 欧米に留学した日本や中国の青年たちが、祖国にもどって何ごとかをしなければならないという発想は、後進国型の発想であるし、民族主義的で時代遅れだと思うんですよ。たとえば、日本人の若者でほんとうに実力を持ち人格的に優れているなら、全世界が活躍の舞台になってしかるべきであり、何も自分の祖国にもどらなければならないという理由はありません。世界中が必要としている素晴らしい人材ならば、人類のために国際舞台で活躍したらいいのです。残念ながら、それだけの卓越した人材が日本人の中からあまり出なかっただけの話で、これからどんどん出てきていいと思います。
小室 当然のことです。そういう人材がいないのでなく、ただ、国内の日本人
たちが知らないだけです。それが頭脳流出という形になっていて、いろいろと取り沙汰されているが。
藤原 要するに、内でも外でも自由自在に活躍できる、インタナショナルと呼ぶべき人材が増える必要がある。ところが、精神的な鎖国をやっている日本の場合は、国際派という存在は常にマイノリティで、マジョリティを占める国粋
派によって圧迫されるのです。
小室 共同体としての機能的要請が絶対視されるので、国際派は外部への関心が強すぎる反逆者だ、ということになります。それが先鋭化すると裏切りへの制裁ということになるし、1度外に出た者でも共同体の中に再び舞い戻って、サブカルチャーへの忠誠心を誓うと、洋行帰りの英雄にもなれます。
藤原 そういった舞い戻り型のブーメラン人間が、いまの日本ではマスコミ界
で英雄扱いされているんです。でも、そのほとんどは真の実力を持ち合わせていない場合が多いので、結局は、西洋事情に通じている通訳もできる人材して、国内市場向けのタレントになってしまうのです。日本のマスコミはそういう重宝な人材を必要としているし、多少なりとも日本人を喜ばす上で国粋的な発言をしてもらったほうが人気を高めることにもなります。
(107P転載終了)
掲示板ツール「Rotisserie」について
〔INTERNET Watch〕から転載します。
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/1203/hbc.htm〈転載開始〉
“便所の落書き”から抜け出すには
〜有意義な議論を行なうための掲示板ツール■URL
http://h2oproject.law.harvard.edu/index.html
http://h2oproject.law.harvard.edu/rotisserieHarvard Law School Berkman Center for Internet & Society(Berkman Center)は2日、インターネットを使って学術的な研究などの有意義な議論を行なうための掲示板ツール「Rotisserie」のベータ版ソースコードを公開した。このツールはすでにHarvard Law School、MIT、Stanford Law School、Duke University、St.John's University、Harvard Extension Schoolなどでこの秋から使用されているもので、有用であることが確認されている。
現在インターネット上で利用されているチャットルーム、Webページ、スレッドベースの掲示板などでは真剣で有意義な議論を展開することが難しいと考えられている。チャットルームではタイピングが速いことが求められるだけでなく、考察というよりは単なる思いつきが流れることが多い。また、掲示板でも無意味なスレッドが頻繁に乱立するため、そこから有意義な考察や結論を引き出すことは難しいと考えられている。こうしたことから大学などの教育機関で効果的にインターネットを活用することの困難さが指摘されてきた。この問題を解決するためにBerkman Centerではインターネットを真剣な議論の場に変革するための一連のツールの開発を開始しており、その一つが今回発表された「Rotisserie」として結実した。
Rotisserieは、一見したところ普通のスレッドベースの掲示板に見えるが、スレッドの構造と投稿を公開する“タイミング”を制御するという点で議論の流れは大きく異なっている。議論のための話題を提供するリーダーが最初の投稿を行なう時には締め切りとなる時間が設定される。その投稿に対して何らかの考えを表明したい人物は自由にそのスレッドに投稿できるが、投稿内容はその締め切り時間が過ぎるまで外部の人には見えない。そのためいちばん最初に投稿しようと先陣争いをするといった問題が避けられるだけでなく、十分に時間をかけて問題を考察してから投稿することが可能になる。また、締め切り時間が経過して投稿内容が公開された後、投稿者が最低でも一つの別の投稿を審査するようにお互いの投稿が割り当てられる。議論参加者は割り当てられた投稿を吟味し、その投稿の問題点を指摘するために新たに投稿を行なったり、その考えにどれほどの価値があるのかをレーティングという数字によって評価するように求められる。その結果、参加者すべての考えが議論参加者全体によって吟味されるだけでなく、レーティングが高いスレッドには有意義な情報があるということが一目でわかるようになり、スレッドの山に埋もれてしまうことがない。
Berkman Centerのこのプロジェクトでは、さらにテキストベースの議論だけでなくマルチメディアアーカイブを効果的に構築するためのソフトウェアツールも開発しており、今後はユーザーインターフェイスの改善、講義内容やシラバスを簡単に投稿できるようにする仕組みなどを整備していきたい考えだ。また、大学だけでなく、他の組織内でも有用な議論を行なうために利用できないかどうか検討を進めている。(以下略)
(2002/12/3)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]〈転載終了〉
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/1203/hbc.htm
日本英語の謎を解く での僕の記事を紹介してくださり、ありがとうございます。返礼となるかわかりませんが、アドレスを1つ。
http://www.spartacus.schoolnet.co.uk/RUSplehve.htm
こんばんわです。
今回の小林よしのり氏との対談内容について、気が付いたことを書かせていただきます。
有料版ぼやきに記録された内容が実際の対談をそのままに記録しているとします。すると、話の時系列はでたらめです。この程度は『編集』の範囲内なのでしょうか。
副島先生によるウォー・エコノミーの説明は全削除です。他にも副島先生が力を入れて説明した部分は削除されていました。この部分も紙幅の関係と言うことでしょうか。
しかし、以下に紹介する部分は明らかに改ざんではないでしょうか。【改竄前】
このEU官僚たちは、ですから、アメリカからの自分たちの独立を達成しようとして、虎視眈々と狙っている。アメリカの世界一極支配(ユニ・ポーラー uni-polar ) に従う振りをして、その実、アメリカのドル紙幣と石油鉱物資源支配を突き崩すような大きな計画を立てているのだと思います。【改竄後:諸君!p148中段】
彼ら(フランス・ブルボン家やロスチャイルト家の末裔のヨーロッパの旧貴族階級:YellowMagic記)がかつての権勢復活をもくろみつつ、アメリカ流グローバリズムへの反抗を虎視眈々と計画している。[中略]EUは、ドイツを経済力復興の「要」として、「ヨーロッパ帝国」復活を狙っているのです。全然違うではないですか。細かく照合すればまだまだ出てきそうです。
大変勉強になりました。『諸君!』といえど対談内容はそのまま掲載しないのですね。
それでは失礼します。
小暮です。はじめまして。遅い返事ですいません。早速、フリーソフト「紙」を使われたそうですね。いい、ソフトって、作った人のコダワリを感じるんですよ。「紙」もそんな一つだと思います。参考[2925] 紙2001という便利なソフトの紹介
http://www.ki.rim.or.jp/~kami/
(貼り付け開始)Amazon.co.jp
●『アホでマヌケなアメリカ白人』
マイケル ムーア (著), Michael Moore (原著), 松田 和也 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476012277X/ref=sr_aps_b_/250-5099886-6705040●『だからアメリカは嫌われる』
マーク ハーツガード (著), Mark Hertsgaard (原著), 忠平 美幸 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479421166X/ref=pd_bxgy_text_2/250-5099886-6705040Amazon.co.jp
(貼り付け終了)
さすがAmazon。やはりこの2冊は同時に紹介されておりましたね。
確かに、2冊とも方向性が似ていて、なかなか面白かったです。ただし、『アホでマヌケな〜』の方は人目に付かない所で読むことをオススメします。
なぜならば。
この本を読んでいると、本当に笑えて、思わず顔がニヤけてしまいます。(笑
ですので。
電車の中や喫茶店その他、周囲に人がいる場所では、
『だからアメリカは嫌われる』をchoiceするのが無難であると思われますな。(^^)
(貼り付け開始)『東京新聞』2002.12.04 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20021204/mng_____kok_____004.shtmlイラク攻撃でどうなる経済
消費減速 米、軍需頼み地政学的リスク−。米連邦準備制度理事会(FRB)がイラク情勢への不透明感をこう表現して以来、世界経済のエンジン役になっている米経済にとってイラク攻撃は最大のリスクだ。戦闘開始後の経済情勢を探ると、個人消費や企業収益など米経済の屋台骨で不安が浮かび上がった。(ニューヨーク・寺本政司、ワシントン・大島宇一郎)
●最悪クリスマス
米国ではサンクスギビング(感謝祭)明けの十一月二十九日、米景気の先行きを占うクリスマス商戦がスタートした。年間個人消費の三割近くが集中する書き入れ時だ。
十月の米個人消費支出が前月比0・4%増とここ三カ月で最大の伸びで「個人消費に明るさが出てきた」(全米小売業連盟幹部)だけに、小売業界の期待は大きい。
しかし、最大の懸念はイラク情勢だ。年末から年明けにかけて、状況が一段と緊迫化すれば、消費者心理が悪化。米国内総生産(GDP)の三分の二を占める個人消費が落ち込み、米景気は一気に「二番底」に陥る危険性がある。実際、一九九〇年八月の湾岸危機の後、翌九一年の空爆開始まで個人消費は落ち込み、米実質成長率はマイナスとなった。
しかも、今回は昨年九月の米中枢同時テロに代表されるように、いったん開戦となれば、米本土を狙った報復攻撃の可能性も捨てきれない。自動車やパソコンなど耐久消費財の販売がここにきて一気に減速感が強まっているのも懸念材料だ。
米大手証券リーマン・ブラザーズのアナリストは「クリスマス商戦は九六年以来、最低となる前年比2、3%増の伸びにとどまるのではないか」と厳しい見方だ。
●コスト負担増
イラク情勢の悪化で原油市場はじりじりと上昇。ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は最近、一バレル=二七ドル前後で取引されている。既に戦争プレミアムが数ドル程度上乗せされているとされ、米国や日本など「先進国の成長率を0・2%程度押し下げている」(国際エネルギー機関=IEA)という。
湾岸戦争前の九〇年には一時、四〇ドルまで急騰、世界の航空や海運会社などは一時的に燃料調達コストが跳ね上がり、厳しい経営を迫られた。今回は首都バグダッドの市街戦やフセイン政権の打倒を視野に入れているとされ、戦争の長期化で原油価格の高止まり傾向が続く可能性がある。
米国際戦略研究所(CSIS)はイラクが大量破壊兵器を使って、隣国のサウジアラビアやクウェートなどの石油施設を破壊すれば、原油価格は三倍を超える八〇ドルに跳ね上がる最悪のシナリオを指摘。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は「一五ドルの価格上昇で、米成長率は1・2%減速する」と話す。
また、原油以外でも、有事に備えた保険や安全強化策などで企業のコスト負担が今後、増すことは確実。米企業はただでさえ株価バブルの崩壊などで資金繰りが悪化しているだけに、倒産や失業者が続発する恐れが出てきそうだ。
●手詰まり目前
対イラク攻撃で、米経済にとってプラス効果が期待されているのは軍事支出の拡大だ。テロとの戦いを最優先課題に掲げるブッシュ政権は昨年秋以降、軍事支出を前期比年率で7−14%という高い伸びで増やし続けており、「米経済は軍需頼みの状況だ」(日系企業幹部)との声も漏れる。
二〇〇三会計年度(十月から一年間)では、前年度比11%増という国防予算の大幅増を確保。さらに対イラク攻撃では、米軍の駐留費用も含めると最大二千億ドルかかるとの試算もあり、この流れを加速させている。
ただ軍需が伸びると「生産資源が軍需産業に集中し、民間部門の回復の足取りを重くする」(米エコノミスト)というマイナス効果もある。財政赤字拡大も懸念材料でいつまでも軍需頼みを続けるわけにはいかない。
金融政策をみても、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標も1・25%と低水準で景気刺激効果に疑問も出始めており、経済政策には手詰まり感が漂っている。
『東京新聞』2002.12.04 朝刊
(貼り付け終了)
(貼り付け開始)『ITPro 米国最新IT事情』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/USIT/20021117/1/Made in Japanの威力を見せつけたスパコン性能ランキング
世界に分散するスーパー・コンピュータの性能ランキング調査で,海洋科学技術センター横浜研究所の「地球シミュレータ」(関連記事)がトップに輝いた。米テネシー大学らが行う同調査(詳細はこちら)は毎年6月と11月の2回発表され,前回6月の調査でも「地球シミュレータ」が第1位にランクされた。同ランキング調査は今年で10年目を迎えるが,日本製(NEC)のスパコンが1位に上りつめたのは,この時が始めてだった。
「地球シミュレータ」の演算速度は,理論的なピーク時性能が約40テラFLOPS(1秒間に40兆回の浮動小数点演算を実行)。これは2位のLos Alamos National Laboratoryにある「ASCI Q」(同約10テラFLOPS)の4倍になる。圧倒的な大差をつけてのトップである。理論的な最高値の代わりに実行速度を比較した場合,この差はさらに広がると言われる。
2つの技術方式が優位性を賭けて争う
現在のスパコン業界では,異なる2つの技術方式が優位性を賭けて争っている。Cray社製のスパコンに源を発する伝統的なvector-processor方式(タイプC)と,90年代に勢力を拡大したMassively Parallel Processors(超並列プロセッサ方式:タイプT)の2種類である。
ベクトル・プロセッサは,「地球規模の大気シミュレーション」などスパコン特有の演算に特化して開発した,いわばオーダー・メイドの高級商品である。これを「比較的」多数,並列に組み合わせて作ったのが,タイプCのスパコンだ。一方,タイプTでは,パソコンやその上のサーバー・マシンなどで採用される市販MPU(廉価商品)を,「ものすごく沢山」並列に組み合わせて使っている。
1位の「地球シミュレーター」は,伝統的なタイプCに分類される。すなわちNEC製のベクトル・プロセッサ5120個を,640個のノードに分割して接続している。一方,2位の「ASCI Q」はタイプT。Compaq-HP製AlphaServerに使用されているMPUを,11968個も並列接続している。両者の性能を単純に比較した場合,伝統的なタイプCに軍配が上がった格好だが,スパコン全体の勢力図を見ると,タイプTが圧倒的に優勢である。今回トップ500にランクされたスパコンのうち,タイプCはわずか14台。しかもその数は年々減っている。さらにタイプTに分類されるスパコンの中でも,近年特に勢力を増しているのが,Intel製のMPU,つまりパソコン用のチップを並列接続したマシンだ。
冷戦終結からはコスト・パフォーマンス重視へ
今回の調査ではトップ10の中に初めて,このPC型のスパコンがランク・インした。とにかく「出来合いの廉価商品を沢山並べて,スパコンに仕立て上げよう」というのが,最近のトレンドなのである。
タイプTが優勢になったのは,90年代米国のITブームと期を同じくする。それ以前,巨大な軍需産業をスポンサーとする米スパコン業界では,「いくら大金をかけてもいいから,ソ連に勝てるスパコンを作れ」というのが至上命令だった。
しかし,ソ連が崩壊して東西冷戦の緊張が緩むと,スパコンも「コスト・パフォーマンスの時代」に入った。「まあ平和になったんだから,あまりガツガツしないで,値段のことも考えてくれや」という,政府からのお達しである。こうした機運が,サン・マイクロシステムズらによる廉価なWS・サーバーの普及と相まって,これを大量に接続したタイプTが主流の座についたのである。
しかし,タイプT(超並列型)が本当に,タイプC(ベクトル・プロセッサ型)よりコスト・パフォーマンスが優れているのか,まだ結論は下せないようだ。「地球シミュレータ」の開発・製造コストは約400億円。2位以下のスパコンのコストは明らかにされていないが,コスト・パフォーマンスで「地球シミュレータ」に勝るには,分母(コスト)の方を相当削らないといけない。
というのは,「タイプTのスパコンは実行性能が格段に悪い」という評価が下されているからだ。一説によると,アプリケーションによっては,理論上のピーク時性能の3%にも達しないことがあるらしい。これに対し,タイプCの「地球シミュレータ」では,それが70%にも達するという。「スパコンの性能」はやはり,「オーダー・メイド恐るべし」の世界なのである。
ペンタゴンの予算増はスパコン業界にも影響を与える?
日本製「地球シミュレーター」が米国製スパコンを追い抜いて世界トップの座に輝いた時,ランク付けを行った米テネシー大学のJack Dongarra博士は,「(1957年に打ち上げられたソ連の人工衛星)スプートニック・ショックにも匹敵する」と語ったという。ややオーバーな気もするが,しかし対テロ,対イラクを念頭にペンタゴンは今年,史上最高の予算を勝ち取った。
こうなると潤沢な開発費が再びスパコン産業に注がれ,徹底的に性能を競う「タイプC」スパコンが勢力を盛り返す可能性も出てきた。
(小林 雅一=ジャーナリスト)
『ITPro 米国最新IT事情』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/USIT/20021117/1/(貼り付け終了)
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000006881
【日本英語の謎を解く】No.801[名訳のもう1つの意味]での府川さんの一考察は、かなり考えさせられるものがありました。
(転載開始) Mr.Children 4th album『Atomic Heart』1994 on sale
♪雨のち晴れ♪
作詩:桜井和寿 作曲:桜井和寿・小林武史 編曲:小林武史 & Mr.Children単純な生活を繰り返すだけ
そんな毎日もいいさ
親友との約束もキャンセルして
部屋でナイターを見ようあの娘が出て行ったのは もう3ヶ月前
淡い想い出だけを ほのかに残して
涙もない 言葉もでない あっけない結末
あれほど燃え上がってた二人が嘘みたい最近じゃ グラマーな娘に滅法弱い
男ってこんなもんさ
新人のマリちゃんに言い寄っても
まるで手応えが無い不景気のあおり受けて 社内のムードは
緊迫しているから 僕一人が浮いてる
上司に愚痴言われるうちが「花」だって言うから
いっそ可憐に咲き誇ろうかと思うよもうちょっと もうちょっと
頑張ってみるから
ねえもっと ねえもっと
いい事があるかな
今日は雨降りでも いつの日にか「お前って暗い奴」そう言われてる
幼少の頃からさ
1DK狛江のアパートには
2羽のインコを飼うたまに実家に帰れば 真面目な顔して
出来損ないの僕に母親は繰り返す
「生きているうちに孫を抱きたい」それもわかる気がする
なるべくいい娘探したいって思っちゃいるけどもうちょっと もうちょっと
僕を信じてみて
こうなっちゃ こうなっちゃ
後戻りできない
イメージはいつでも 雨のち晴れ優秀な人材と勘違いされ
あの日の僕はただ
過酷なしがらみを 掻き分けては
頭を下げていた若さで乗り切れるのも 今年ぐらいだね
この先どうなるのかなんて 誰もわからない
その日暮し 楽しく生きりゃいいのかもしれないね
そんな事思いながらも また日が暮れるもういいや もういいや
疲れ果てちまった
そう言って そう言って
ここまで来たじゃないか
今日は雨降りでも いつの日にかもうちょっと もうちょっと
頑張ってみるから
ねえもっと ねえもっと
いい事があるかな
イメージはいつでも
雨のち晴れ いつの日にか 虹を渡ろう『Atomic Heart』1994♪雨のち晴れ♪
(転載終了)
たまにはこんなのもアリかな、なんて…
こんばんわ。
重たい掲示板でのひろや様のカキコを読んで刺激を受けました。早速わたくしもこの方面のネタを書き込ませていただきます。
きちんと文献から引用したいのですが、随分前に読んだお話なので、細部は不確かです。ご了承ください。
先に結論を申しますと、武道の世界と言うのも政治的にかなり奥深いものを持っているのではあるまいか、ということです。
随分昔のお話です。
大山倍達総裁は、極真空手をオリンピックの競技にすることを熱望していました。そこで出てきたのが『笹川良一』氏です。彼は言ったそうです。
「自分の下につくなら、極真空手をオリンピック競技にしてやるぞ」と。
大山総裁は「この年になって自分の上に親分を置きたくない」ということで話を蹴ったそうです。そのため後年、オリンピックの代わりに極真空手世界大会を開催することになります。
笹川氏は『日本の秘密』に書かれているように、親米派の大物です。今にして思えば、反米右翼の大物であった田中清玄と昵懇であった大山総裁を抱き込もうとしたことは、そんなに単純な話ではなかったのでしょう。『日本の秘密』で引用されていた『田中清玄自伝』には、全学連の学生に空手を訓練するという記述がありましたが、これも田中-大山のつながりを考えると、非常に興味深いです。
また、笹川氏の下についた武道家といえば、合気道養神館の塩田剛三氏です。ケネディが来日したとき、SPをきりきり舞いさせたエピソードはあまりにも有名です。しかし、もしも笹川氏の下についたのが大山総裁であったならば、SPをコテンパンにする機会を与えられたのはどちらであったでしょうか。
お話は以上で終わりです。それでは失礼します。
(貼り付け開始)Yomiuri On-Line
http://www.yomiuri.co.jp/04/20021203i504.htm三菱重工社員が戦闘機資料を電車に忘れる
三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市港区)の社員が今年4月、自衛隊戦闘機に関する資料を東京のJR中央線車内に置き忘れ、紛失していたことが3日、わかった。
防衛庁などによると、紛失したのは、将来機のエンジンや方向舵(だ)、レーダーに映りにくくするための機体形状などに関する同社作成の技術資料(約100ページ)。構想段階で、実際の開発に関するものではないため、防衛秘密には該当しないという。
社員は、4月25日に東京都立川市の防衛庁技術研究本部第3研究所であった打ち合わせから帰る途中、資料の入ったバッグを電車の網棚に置き忘れたまま、東京駅で下車したという。
Yomiuri On-Line
http://www.yomiuri.co.jp/04/20021203i504.htm(貼り付け終了)
(貼り付け開始)
asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/1203/012.html「将来戦闘機」の資料を電車で紛失 三菱重工社員
三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市港区)の社員が今年4月、防衛庁から受注した「将来戦闘機」の研究に関する資料を、東京都内で電車の中に置き忘れて紛失していたことが分かった。防衛庁は「防衛秘密にはあたらない」としているが、厳重注意して再発防止を求めたという。同社では、昨年11月にも将来戦闘機の開発にかかわるデータが入ったパソコンが盗まれている。
同社によると、4月25日、数人の技術者が防衛庁技術研究本部第三研究所(東京都立川市)で打ち合わせをしたあと、JR中央線で東京駅に向かった際に、かばんを網棚に置き忘れた。かばんには、将来戦闘機のエンジンの推力を変えるシステムについて記した資料が約30枚入っていたという。
同社から防衛庁への報告では、社員は東京駅で降りたあとに気づき、翌26日には警察に紛失届を出したが、かばんも資料も見つかっていないという。
防衛庁は、技術担当参事官らが5月、同社を口頭で厳重注意。同社は7月から、重要な技術に関するデータを持ち運ぶ場合、かばんが身辺から離れるとブザーが鳴る装置を取り付けた。同社は、この社員や上司ら、計4人を社内処分したという。
防衛庁によると、この研究は、エンジンの推力の方向を変えることで戦闘機が急旋回できるようになる技術を自衛隊機に導入できるか、を調べることを目的に、00年度から09年度までをめどに同社に発注している。その後、実用化に向けた研究を始めるか判断するという。
かばんの中に入っていたのは、研究データのごく一部で、設計図などは入っておらず、防衛庁は「装備を前提とした研究ではないので、防衛秘密にはあたらない」としている。
一方、同社名古屋航空宇宙システム製作所総務課は「うっかりミスとはいえ、防衛庁に迷惑をかけたことをおわびしたい」としている。
同製作所の関連では、昨年11月、将来戦闘機の設計に使う模擬装置に関するデータが入ったパソコンが盗まれているほか、今年8月には、小牧南工場(愛知県豊山町)で、定期修理中の航空自衛隊の戦闘機や偵察機の配線が切られるなどしていたことが明らかになっている。 (11:45)
asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/1203/012.html(貼り付け終了)
(貼り付け開始)
『東京新聞』2002.12.03 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20021203/mng_____sya_____014.shtml将来戦闘機 資料なくす
また三菱重工
技術者 電車に忘れる防衛庁から将来戦闘機の研究を受注した三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市港区)の技術者が研究資料をJR中央線の列車内に置き忘れ、紛失していたことが二日、分かった。同製作所では航空自衛隊が整備に出した戦闘機の破壊工作が発覚したが、未解決のまま。国内最大手の防衛産業のお粗末ぶりがあらためて浮き彫りになった。
紛失したのは今年四月二十五日で、同製作所の複数の技術者が航空機を研究・開発している技術研究本部第三研究所(東京都立川市)で打ち合わせし、名古屋に帰る途中、JR中央線の網棚に新型エンジンの資料が入ったカバンを置き忘れたまま、東京駅で下車した。JR東日本で捜したが、資料はカバンごと消え、警察の捜索でも見つからなかった。
報告を受けた防衛庁では、技術担当参事官らが同製作所に口頭で厳重注意した。同製作所はカバンが身辺から離れたらブザーが鳴る装置を取り付けたという。
将来戦闘機は防衛庁の技術研究本部で数年前から基礎研究を開始した。同製作所とは一九九九年度に契約を結び、レーダーに映りにくくなるようステルス性を高めた機体形状や新型エンジンなど複数分野の研究を発注した。
資料紛失について、防衛庁の担当者は「将来戦闘機の開発や装備化が決まったわけではないので資料は防衛秘密には該当しない」としている。
同製作所は愛知県内に三工場を持ち、F2支援戦闘機などの航空機やH2Aロケットなどの宇宙機器を製作している。
『東京新聞』2002.12.03 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20021203/mng_____sya_____014.shtml(貼り付け終了)
普段は社説はほとんど気にしておりませんが、
これはちょっとだけ気になりましたので、いちおう転載させて頂きます。(貼り付け開始)
『東京新聞』2002.12.03 朝刊 【社説】
http://www.tokyo-np.co.jp/sha/外交基本戦略 発言力の強化が先決
国益を追求し、米国や台湾との関係を見直すといった外交戦略論には、もっともな面がある。ただ、新戦略の実現は、国際貢献の強化などによって外交力の基盤を整えないと、心もとない。
小泉純一郎首相がこのほど対外関係タスクフォース(座長・岡本行夫内閣官房参与)から受け取った「21世紀日本外交の基本戦略」には、新しい国際情勢の下、日本が目指すべき長期的な目標が掲げられた。
報告は、従来の日本外交に「無原則に国際協調を優先させるきらい」があったとする反省から、まず「戦略の基礎は国益」と説いた。
その半面、報告は他国の国益との両立も必要だと念を押し、日本が追求すべき国益として平和、自由・民主主義、自由貿易体制、国民間交流などの維持や強化をうたった。
利己主義にならない範囲で普遍的な国益の確保を図るというのなら、至極当然の外交論だといえる。
一方、原則論を地域別課題に当てはめた具体論では、報告はかなり大胆な提言を展開した。
たとえば、日米関係をめぐって「安保関係を中心に、米国との関係を総合的に再検討すべき時期にきている」と主張する。その理由として「アジアや中東においては、日米の政策の優先順位が先験的に同じであることはあり得ない」などと指摘している。
日米安保体制のさまざまな役割の中で、アジアの平和に対する貢献の優先順位を高める趣旨ならば、真剣な検討に値する内容だ。
しかし、報告が認めるように、超大国(スーパーパワー)から極超大国(ハイパーパワー)に変容しつつある米国は、反対意見に対する寛容の精神が弱まりつつある。
米軍事力を背景に平和を確保する立場の日本が、理屈だけで米国を説得できるとは思えない。対米「国益外交」の実現には、発言力を強化する裏打ちが必要になる。
報告には、このほか、中国の不当な投資規制に対する機動的な政府介入、日台関係やロシアとの協力の強化、国連分担金率引き下げなど、大きな目標が列挙された。しかし、その実現に必要な外交力を構築する方法については、ほとんど論理展開がない。
国際社会では、大半の国が国益確保を外交の基本に据えている。その衝突の中で日本が主張を貫くには、政府開発援助(ODA)を含む経済的貢献や、国民の支持を受けられる安全保障上の貢献を探り、体力に見合った使命を果たすことが先決なのではないか。
『東京新聞』2002.12.03 朝刊 【社説】
http://www.tokyo-np.co.jp/sha/(貼り付け終了)
以下は、日本語以外でかかれた文章で、副島先生の名前が登場するページです。いろいろな国のヤフーにおいて、
Soejima Takahiko で検索したものです。
少ないですね。
現時点では日本人しか目にしないような類のものがほとんどです。副島先生の言説を外国に伝えていく努力が必要だと感じます。
http://www.fpcj.jp/e/shiryo/vfj/02/7_7.html
http://cci.wmin.ac.uk/mc99/narita-takako/Bibliography.htm
http://www.sunsonline.org/trade/process/followup/1999/02080899.htm
http://www.tc.umn.edu/~kane0034/censor/meijcmd1.txt
http://www.atimes.com/japan-econ/AB06Dh01.html
奥田です。ふじむらの皆さん、お久し振りです。アメリカ・インディアンの村から帰ってきました。久々に「学問道場」に来ましたら、読み応えのある論文が沢山ありました。特にぼやき369は、副島先生が会心の作とおしゃるようにすごい内容でした。
自分で分析などせず、副島先生の「金融鎖国」と政治分析を読んでいるだけにすればよかったと思いました。それから有料版のことなので詳しくは書けませんが、自分たちの代表であるある人がこんなにも尊敬できる人なのかと感激しました。敵を欺くにはまず味方からということを実践されて、バッシングなど大変でしょうががんばって欲しいなと思いました。
それから、諸君!を買って読みました。確かにタイトルは腹が立ちましたが、内容はすごかったと思います。
副島先生が本やぼやきに書かれていることが、諸君!のような有名な全国紙でアメリカの手先の言論誌に載るなんて!驚きました。最後に書かれてある副島先生の「CIAに殺されようが後は女房と子供が保険金で慎ましく生きてくれればいいと考えています」という言葉に感激して涙が出そうになりました。このようなかたこそを師という言葉で表現すべきだと思います。
私はSNSIという所へ参加させて頂いて(実力がないのだからこの表現は適当である、しかしいつか実力はつけるつもりである)とても幸せだと思います。
それと同時に家族のことを思い何かにしり込みしそうになったら、自分に保険金を掛けて死ねばいいのかとヒントになりました。それから、よしりんが過激すぎて載らない所は「わしズム」に載せようかなあといってくれてうれしかった。副島先生のファンになった後もよしりんのファンでいてよかったと思いました。私はよしりんを心の中で一度も裏切らなかった。
それからこれは自分のことになりますが、アメリカに行っている間に私は「自己限定」について考え込んでしまったのですが(自分に能力のなさを悲観し)、結論としては、私は来年一年間は英語の勉強に多くの時間を使おうと思いました。
そうしないと、このままでは自分は学問道場に貢献できないと判断したからです。書き込みも減るかもしれませんし、読書量も減るでしょう。それに奥田は最近何の貢献もしてないと陰口をたたかれるかもしれませんし、忘れ去られるかもしれません。
しかし、この学問道場にはものすごい読書量や情報量をもった化け物のようなひとが沢山集まっています。このままではわたしは役に立ちません。
なので、英語の勉強をもっとして、アメリカインディアの事を伝えていくしかないのではと思うようになりました。
もちろん私のことですから読書はするでしょうし、書き込みもすると思いますが・・・
でも自己限定をしていかねばと思っています。あとは、庄司さんの[2920] 福田恆存先生の読書法について、はとてもよかったです。私が庄司さんとよしかわさんに敬意を持つのは膨大な読書量とその質の高さです。これからも投稿を楽しみにしています。
それでは失礼します。
家永三郎の訃報記事を、朝日新聞では、権力と闘った歴史学者、という感じで書いている。ところが、産経は、「当時は熱心な天皇崇拝主義者。終戦直後も、米軍と文部省の指示で小学校教科書『くにのあゆみ』を分担執筆した。」ともある。実際のところ、この爺さん、なかなかの変節漢だったようだ。秦郁彦の調べた所をかいつまんで、書いてみる。まず、終戦から1年8ヵ月後に家永が書いた『新日本史』(1947・富山房)から。
「(明治天皇)は開戦が決定せられるや、大奥入御の後も、御悲しみのため、しばらく御言葉がなく、御目には御涙をたたえさせられてゐたと伝へられる」
「無益なる戦争を中止して国民を戦火より救はふと決意遊ばされた天皇陛下の聖断」
「日本が一つのものであり、実際には一つにまとめられなければならぬと云ふ確信に、意識的又は無意識な根拠を与へたものは、皇室の存在であった。」(※)
「彼ら(織田信長・豊臣秀吉のこと―引用者註)により国内の統一が成功したのも、全く日本の統一の中心として天皇の存在に負ふこと大であったのを忘れてはならないと思ふ。天皇は、必ずしも政治上の実際を握って居られずとも、否むしろ政治上の実権は他に委ねられたことが多かったとしても、常に国民の統一の中心としてのはたらきをされて来たのであり、ことにその統一の必要が痛感させられる毎に、何時も国民にその確信を与へる精神上の源泉であった。大化の改心や明治維新に当たりそのことが最もはっきりあらはれたが、この時にもやはりそれと同様の現象が認められるのである。」(※)なんとまあ、立派な内容であることか。ところが、どっこい。それから、8年後の1955年に出された『新日本史』は「人違いかと思うばかりに全体のトーンが劇変して」「ふしぎなことに天皇はほとんどでてこない」。
さらに、1976年には、天皇陛下とマッカーサーの会見の模様を「開襟シャツスタイルの連合軍最高司令官マッカーサーの横に背の低いモーニング姿の日本人が並んで立つ写真が新聞紙に掲載されたのを見た国民は」と描写した。秦は言う「天皇の呼び名を使うことさえ忌避しているかに見える、この表現ほど不快感を催す文意を私は他に知らない。」歴史家自身が、これでは困ったものだ。閻魔様も忙しかろう。最後に人を食ったようなエピソードで締めくくる。
「家永氏のユニークなところは、田中卓氏のように文部省の検定に腹をたてて教科書執筆を断念する路をとらず、言われたとおりに直して教科書を売りつづけ、不合格の原稿まで個人の著書として販売しつつ、平行して訴訟もつづける、というタフな神経にある。」
出典
『現代史の争点』秦郁彦(1998・文芸春秋)第2章 「家永裁判と教科書論争」
『日本史から見た日本人・昭和編』渡部昇一(1989・祥伝社)巻末解説「ある歴史学者の皇室観」(谷沢永一)より、文中の※部分を孫引きした。(了)
「最近、ふじむら掲示板が高級になりすぎだなあ」とお嘆きの貴兄!
副島系に「なんでもあり」掲示板ができました!「重たい掲示板で削除されて、ふじむらに移されたことあるよ」
「おれなんか、そのふじむらで、投稿禁止処置になってるよ」
というそこの貴方方!
新掲示板「しろがね〜ぜ」に投稿してください!出来る限り削除しない方針ですが、当掲示板はあくまで「副島隆彦の学問道場」の所有物です。
管理人の権限により、投稿を予告無く、削除することがあります。
ふじむらのネタ元はこちらの2つ。出来杉君=イギリスとか、のび太=サダム・フセインとか、ドラえもん=アラーの神とかが雑誌の記事に出たら、もう確実にネタ元が、「ふじむら」オリジナルですね。まあ、記事になったりすることはないでしょうけど(笑)。
[2264] ジャイアンがアメリカで、日本はスネオ 投稿者:ソリトン小島さん 投稿日:2002/08/12(Mon) 12:32:27
先日出たバカ話し。ドラえもんの登場人物を国際社会に当てはめると。。。
ジャイアン :アメリカ
スネオ :日本
のび太 :イラク(アルカイダ=アフガニスタンも)
出来杉 :イギリス(とか汎欧州)
しずかちゃん:バチカンでは、ドラえもんは?ってところで困った。
1.ロスチャイルドのエージェント説
2.大イスラムのエージェント説
など考えてみたけれど、しっくりこない。
その他、ジャイアン、スネオ、のび太、しずかは土人っぽいけど、出来杉はモダンじゃなかろうか?などの話題。
みなさんはどう考える(捕える)だろうか?
ちなみに、先日行なわれた「技術陣会議」でのヒトコマでした。(笑)[2265] Re[2264]: ジャイアンがアメリカで、日本はスネオ 投稿者:よしかわ邦弘 投稿日:2002/08/12(Mon) 12:47:31
よしかわです。ドラえもんは、この世のものとは思えない道具の数々を出す点、のび太(=フセイン)を後押しする点を評価して、
アッラーの神ということでいかがでしょうか?あと、日本はスネオですねえ。たしかに、
(最初に。引用中の下線、および<>内の記述は、よしかわによる補足である。)まず、河合隼雄「ユング心理学と仏教」(岩波書店。1995年10月初版)から引用する。戦後の日本人の状況が、雰囲気としてよく表現できていると考えるからだ。30〜32ページ。
【引用開始】
<戦前は>子ども時代からだんだんと軍閥の力が強くなるに従って、日本の国民全体を戦争に駆り立てようとする傾向が強くなりました。不幸なことに日本の神話は、日本が「神国」であり、絶対に負けることがないことの支えとして軍閥によって使われました。私は教えられるとおりに、素朴にそのとおりだと信じながら、日本の他の子どもたちと異なり合理的にものごとを考える性質をもっていたのであり、何かおかしいと一人で考え悩むときがありました。日本に対するアメリカの攻撃がだんだんと烈しくなってきたとき、ある偉い軍人が私の中学校に来て、人類の長い歴史を見ると、侵略者は一時的に勝利を収めることはあっても敗れるものだと説き、従って日本を侵略しようとするアメリカ軍は結局は負けるであろうという講演をしました。私はその話を聞きながら、彼の話の前半には賛成でしたが、よく考えてみると侵略をはじめたのは日本であり、結局は日本は負ける、と考えたのです。そして、われながら自分の考えの恐ろしさに慄然とし、それを心のなかで打ち消そうとしました。
不吉な考えを追い払おうとしましたがそれはなかなか消えぬどころか、心のなかでだんだん強くなってきます。周囲の人がすべて勝利を信じているなかで、自分一人異なった考えを持つのは耐え難いことです。私はたまらなくなって一人の兄に私の考えを打明けて相談しました。私は自分の考えの誤りであることを兄に証明してほしかったのです。しかし、兄は否定も肯定もせず、ただその考えを他の誰にも、両親にも言うなと固く戒めました。
日本は戦争に敗れました。そのときに私は十七歳でした。戦後になって、われわれがいかに非合理で非論理的な教育を受けていたかがだんだんと明らかになりました。私は子ども心にもすでに述べたような考えをもっていたので、西洋合理主義を全面的に受け入れようとしました。日本の神話に対して強い嫌悪感を感じました。こうなると、一切の日本的なものに拒否感を抱くようになり、わずかな例外を除いて、文学、芸術、すべてについて西洋のものは好きだが、日本のものは嫌いであったと言えます。日本のものは、非合理の暗闇のなかへと自分を引き込んでゆき、せっかく太陽の光の恵みにあずかろうとしている私の人生を暗くしてしまうように感じられたのです。
日本が敗戦から立ち上がってゆくために最も大切なことは、西洋の近代合理主義に学ぶことであり、そのために科学の勉強をすべきであると考えました。私は大学で数学を専攻し、高校の教師になりました。この頃の私は科学万能主義に近く、そんな意味でも仏教の「非合理な」考えを馬鹿にしていました。当時、日本の青年たちに合理的にものごとを考えようとうする者の多くが唯物論に惹かれ、共産主義者になりましたが、私はそれには従いませんでした。これは一面不思議なことに思われますが、その「科学主義」にはまやかしがある、と私は直感的に感じ、その直感に従うことにしました。当時の日本の傾向としては、インテリは大なり小なり唯物論的になり、それが「正しい」と考えられていましたが、私は周囲の人がすべて正しいと思っているものと異なることをするのに、もう抵抗を感じなかったのです。
<以上、河合隼雄「ユング心理学と仏教」(岩波書店)より>
【引用終わり】上記文章を参考にしながら、戦後日本の政治思想対立について私見を述べていく。
まず、河合隼雄が文中に述べている「太陽の光の恵み」とは、ずばり
「アメリカによるソーシアル・エンジニアリング」である。
それを受け入れる河合隼雄の態度。それの反対の態度を想定すると何になるか。
「アメリカに向かって(日本人に対してではない)『そんなのはおかしい』と反発すること」である。
戦後60年あまりは結局のところ、日本人のほぼすべてが、ソーシアル・エンジニアリングに「太陽の光の恵みのようにあずかろうとしている」態度に属してきた。であるから戦後はの戦後の左翼と右翼の対立は、その枠内でのものであったと私は考える。それ以外、枠外のものは、ほぼ絶滅した。それが証拠に、戦前の首相・近衛文麿を擁護するような日本人が現在、本当にいるのか? いないはずだ。
次に、ソーシアル・エンジニアリングという、脳の切開手術を受けて近代的合理的にものごとを考えられるようになって「良かった」と思えることと、共産主義者になってソビエト・シンパになることはそもそも見事に調和するのだ。反発しない。河合隼雄の文章の下線部の表現から、そのあたりの当時の雰囲気は十分に伝わってくる。
ともすれば、日本人論者のうちで反共精神が骨身に染みると、「いやアメリカは共産主義かぶれのニューディーラーが日本を指導したのだから、結局、日本国憲法でもって、ソ連の意図通りに国家を改造させられたのだ」と言いたくもなるようだ。
しかし、一番大きい事実として忘れてはならないのは、やはりマッカーサーはごりごりの反共主義者であったということ。決して共産主義にはシンパシーはなかったのだ。アメリカ国内では、ニューディーラーとは決して肌合いは良くはなかったはずである。そういう異なった路線を歩むもの同士が、戦後の日本統治で「相互乗り入れ」できたのは、
「ソーシアル・エンジニアリング」という合言葉のはずである。「抑圧された日本人を解放する」という熱意である。
そうなると、戦後日本でのソーシアル・エンジニアリングは、副島隆彦氏の著書にあったはずなのだが、これは、「植民地的理想主義」という術語にも該当することになる。
日本を7年間も占領したのは、決してソ連ではない。アメリカである。あたりまえの事実だからといって、そこから目を逸らしてはならない。さて、ここで、小林よしのり氏の文章から引用する。
新ゴーマニズム宣言12「誰がためにポチは鳴く」(小学館。2002年12月初版)の172〜173ページから。【引用開始】
元々、ポチ・ホシュは「アメリカと戦うんじゃなかった」という「大東亜戦争・後悔史観」を持っている。つまり、日清・日露はよかったけれど、大東亜戦争は悪かったという、「司馬史観」とか言ってたやつがそれだ。「アメリカと戦うんじゃなかった」「満州・支那事変は侵略だ」「国民も兵隊も愚かな軍部の犠牲になった」…これらの意見は、すべてアメリカの洗脳の成果である。東京裁判史観である。GHQのウォー・ギルト・インフォメーションの結実である<←ここで、ポチ・ホシュがアメリカ人に洗脳されている図が掲示>。
軍部と国民を切り離し、国民に軍への憎悪を植えつけ、日本が二度とアメリカに立ち向かえないように牙を抜く。こうして日本人の反戦平和教は生まれたのであり、
それともう一つ、冷戦下で秘かに育っていたのが、アメリカ追従教のポチ・ホシュ勢力だったのだ。どちらも「米国のケツの穴のムジナ」である。
【引用終わり】この文章も参考にして、わたしなりに、大きくまとめてみる。
「ソーシアル・エンジニアリング(日本人の牙を抜こうというアメリカの強い意思)」
=「日本人を解放し、文明化しようというマッカーサーの熱意」
=「近代的・合理的にものごとを考えられるようになったと喜ぶ、戦後の日本人」
=「戦前昭和の日本はアメリカとの戦争につながるような馬鹿な行動はするべきでなかったという悔恨の情」
=「ただし、アメリカと対決する前の日本の戦争行動は正しかったとする、司馬遼太郎史観」このような等号が、おおまかに成り立つことがわかる。
これらの強固な認識を日本人のほとんどすべてが共有しつつ、それを土台として、戦後日本の右翼・左翼は対立してきたはずである。
むかし、「トムとジェリー」という、猫とねずみとのどたばたアニメ(アメリカ製)が再放送でよく放映されていた。そのエンディングの歌の一節に
「トムとジェリー、仲良く喧嘩しな」
というのがあった。まさにこの歌の文句の通りである。
日本人同士は、司馬遼太郎史観でもって、とっくに和解しているのである。現在、トムとジェリーが日本国内で「仲良く」喧嘩しているのである。まあ、、きっちり分析できたな、と。日本の左翼と右翼とには、共通の認識がきちんと共有化されているのだなあ、と。ああ、すっきりした。。
とこれだけでは、実は済まない問題があるのだ。上の等式に、以下のようなものをちょこんと付け加えるとどうなるのだろう?
=「だからさ、イラク『も』、アメリカにさっさと戦争してもらって、敗北して、サダム・フセインを追い出してもらって、民主的な政府で風通しの良い生活を満喫すればよいのだ。」
このあたりから、私の頭は、割れそうになります。「やっぱりそうなのかな?」と。
(わらながら、まったくいやになる)補足:RE「[2939] このタイトルのセンスってどうなのかなァ…(-_-;) -」
RSS−Kさんへ。
「諸君」の表題のつけ方ですけど、
これは、論者二人(副島隆彦氏と小林よしのり氏)を、戦後に絶滅したはずの反米右翼に分類しておいて、二人の支持層を根絶やしにしてしまおうという考え方だと思います。だって反米右翼の支持者はいなかったのだから、戦後以来ずっと、この国には。
この国には「トムとジェリー、仲良く喧嘩しな」という土俵の外は、無人の荒野なのです。ですから、いわば、相撲でいうところの「押し出し」を狙っているのだと思います。
表題をつけた人が自分の考えをどこまで整理できているかはさて置くとして、「核武装」というキーワードでもって、「日本人の想定外の思想領域にいる人物」という印象を与えて、「現実には選択できない選択肢を提示する人物」という評価をくだしてしまいたいのでしょう。そうすれば、文中にある木目細かな分析が正しいかどうかは、誰も最初から判断しなくなります。そういう色眼鏡でしか見ないはずです。「政治プロパー」の論争の中では、かなり有効なやり方だと思います。出版社が表題の命名権を著者に渡さないのには、それなりの意味があるのですね。
ですからこれからは、「政治と経済は相貸借してバランスしているのだ」という視点というか飛び道具がなければ、小林よしのり氏もかなりきついと思います。
技術陣会議の後の雑談での、ソリトンさんとANGELIX君と俺の話を、ソリトンさんが「ふじむら」に書いたヤツがパクられたYO!
(その前に、よしかわさんの「アメリカ=ジャイアン、日本=のび太」金融経済論があるな。たぶん、これがオリジナルだ。)
こら、AERA!早稲田のがくせーのインタビュー載せる前に、元ネタのこっちに取材に来い![2943] 日本は「ドラえもん」のスネ夫? - 投稿者:Rss-K 投稿日:2002/12/02(Mon) 22:38:50
(貼り付け始め)
「アメリカは『ジャイアン』で、日本は『スネ夫』。そしてアフガニスタンのような『小さなのび太』が世界中にたくさんいる」
早稲田大学第一文学部3年の伊藤聡洋さん(23)は、昨今の国際関係をマンガ『ドラえもん』の世界になぞらえてそう捉えている。インターネットの掲示板でも同じような警えをいくつか見つけた。
『AERA』2002.12.09
日本を覆う対米「無力感」
日本は「ドラえもん」のスネ夫?(貼り付け終わり)
三菱重工ウォチャーのヒロシさんへ日経ビジネスの最新号に三菱重工さんの特集が出ていました。その名も「焼跡からの出発」。別に陰謀論とかの検証には役立ちませんが、三菱重工さんがどういう会社か、ディープなところまで、よく取材してあるように思います。わたしも三菱重工さんは取引先ですから、ある程度は知っていますが、まったく付き合いのない人には、基礎資料として参考になるかもしれません。
(転載貼付はじめ)三菱重工
焼け跡からの再生炎に包まれた豪華客船。この衝撃的な映像に「衰退する日本のモノづくり」のイメージを重ね合わせた人も多いだろう。他社に真似できない独自技術を持ち、現場のモラールの高さを誇った巨艦企業、三菱重工業に何が起きたのか。焼け跡からいかに再生するか――。苦闘の真実に迫った。
・技術復興へ生みの苦しみ
・西岡喬社長インタビュー
・古き“重工文化”打ち破れ
・新製品開発は大きな耳で
・新たなモノづくりの波
・社長頼みより総合力http://nb.nikkeibp.co.jp/free/NBINDEX/20021128/103164/
(転載貼付おわり)
どなたも言及されないので、備忘のため転載いたします。
================================
(転載開始)【飯山太郎】(毎日新聞)[12月1日20時51分更新]
塩川正十郎財務相は1日、仙台市で行った講演で「日本の現在の実力からみると、円は高すぎるのではないか」との認識を示し、「世界の水準で計算したら1ドル=150〜160円ぐらいがいいはず」と述べた。
財務相は「電機業界などは1ドル=125円で辛抱して一生懸命やって、『おかしいな』『日本はもうからない』といわれている。我々の役所では国際的信義があって出来ないので、民間で円安策をとってもらうようにしたい。徐々に解決していかねばならない」と語った。【飯山太郎】(毎日新聞)[12月1日20時51分更新]
(転載終了)
(一部転載開始)『AERA』2002.12.09
日本を覆う対米「無力感」
日本は「ドラえもん」のスネ夫?
100人アンケートの結果は8割が「米国が好き」。
反米・嫌米は死語か。でも、様々な視点が今こそ必要だ。「アメリカは『ジャイアン』で、日本は『スネ夫』。そしてアフガニスタンのような『小さなのび太』が世界中にたくさんいる」
早稲田大学第一文学部3年の伊藤聡洋さん(23)は、昨今の国際関係をマンガ『ドラえもん』の世界になぞらえてそう捉えている。インターネットの掲示板でも同じような警えをいくつか見つけた。
ガキ大将でいじめっ子のジャイアンに対して、スネ夫はお金持ちの家の息子で見えっ張りだが、腕力も度胸もない。大抵はジャイアンと一緒になって主人公ののび太をいじめるが、時々ジャイアンの機嫌を損ねてひどい目に遭う。
ジャイアンは圧倒的に強い。その現実にあってスネ夫は「賢いリアリスト」なのだろうが、ジャイアンヘの鬱屈した思いもあるに違いない。しかし、スネ夫がそれを表に出すことは決してない。
同時多発テロの首謀者とされるビンラディン氏は昨秋のアフガン攻撃が始まった直後、ビデオメッセージの中で、こう話した。
「最果ての国、日本では(米国の原爆投下により)何十万人もの人が殺された」
「安全・繁栄=国益」
テロ容疑者が引用するほど米国からひどい目に遭いながら、ひたすら米国を支持し続ける。米国が準備を進めるイラク攻撃に対して、同じ敗戦国のドイツが反対の声を上げているのとは対照的だ。
元外交官で「第11回正論大賞」を受賞している岡崎久彦氏(72)は、日本政府の置かれた立場を次のように代弁する。
「米国の世論が米国政府を動かし、世界を動かす。日本にその状況は変えられない。ならば『安全と繁栄という国益』を損なわないために、流れにどう適応するかをまず考えるべきだ」
イラクを攻撃しても、日本の国益が損なわれることはない。むしろ米国がイラクを占領し、イラクに親米政権が樹立されれば、パックス・アメリカーナによる世界平和の実現に大きく近づく−−。
岡崎氏はそう主張する。
イラク攻撃を支持するかどうかはさておき、「アメリカに対して日本が何を言っても無力だ」という見方自体は、いまや大半の日本人が共有しているようだ。
AERAは男女各500人を対象に米国観こついてのアンケートをした。「アメリカに対して日本は無力な存在」と感じますか、という問いに対して「強くそう感じる」が22%、「そうでない時もあるが無力と感じる機会の方が多い」は59%にのぼった。
親米か反米か。第二次大戦後、論争は天皇制や教科書問題などの歴史認識ともからんで続いてきた。しかし、あまりに巨大な存在となった米国に対してはもはや、
「好きか嫌いか」
「支持するかしないか」
という議論さえむなしい空気が漂っている。岡崎氏はこう話す。「世論がいくら感情的な反米論で盛り上がっても、それが『日米同盟の見直し』という動きにならない限り、害はない。サラリーマンが飲み屋で課長や社長の悪口を言っても、翌日にはまた会社のために懸命に働くのと同じ。むしろガス抜きになっていい」
『AERA』2002.12.09
日本を覆う対米「無力感」
日本は「ドラえもん」のスネ夫?(転載終了)
宮崎さんは岡田英弘先生の事をご存知だったようですね。(ニヤリ(一部転載開始)
『わしズム』Vol.4
サルにも劣る夫婦別姓
宮崎 哲弥
中国の父系外婚制に関して、アジア史家の岡田英弘氏は次のように述べています。
「ご存じのように、中国では結婚しても女性は姓が変わらない。今の日本では夫婦別姓議論がさかんだが、中国の場合、女性の姓が変わらないのは、彼女の地位が高いからではない。結婚しても姓が変わらないというのは、要するに、いつまで経ってもよそ者扱いされているということである。極論を言えば、中国において女性とは、跡継ぎを作るための道具に他ならない。もちろん、この場合の跡継ぎとは、男の子のことである。女の子を産むようでは問題外である」(『妻も敵なり』クレスト社)
この岡田氏の説明、「極論を言えば」以降は確かに「極論」の色合いが濃く、やや誤解を招きやすい表現になっているのですが、婚姻形態が家父長制原理によって統制されている点はその通りであるといえます(ただ最近、急速な近代化/脱近代化の波に晒されてる中国、韓国、台湾の若い世代が、なお父系出自主義や外婚制を内面化しているかという点に関しては疑問が残ります)。
『わしズム』Vol.4
サルにも劣る夫婦別姓
宮崎 哲弥(転載終了)
<書誌事項> 清水美和「中国農民の反乱(副題)昇竜のアキレス腱」講談社、2002年7月、293P、1,700円<私 見>(承前)
7.ある貧窮問答歌(下)
(引用、始め)
農民たちを率いる領袖とは一体、どのような人物なのか。
「私の名前は鄒伝舜、今年31歳。村の小学校で5年間教えた後、現在は農民。将来も農民でありたい」
中国社会科学院農村発展研究所の党国英研究員が湖北省から、こんな書き出しの手紙をうけ取ったのは2000年5月。鄒の手紙は各地で立ち上がる農民領袖の心情をよくあらわしているので詳しく紹介してみる。
「中学のころから絶えず考えていた。農民はなぜ、こんなに貧しいのか。父母や親類たちもなぜ貧困のなかに毎日を送らなければならないのか。そのころ私は、その原因を知りたいと思った。とくに学校の食堂で食事さえ満足にとれないとき、農村の貧困の原因を探究したいという欲求は募った。(中略)
1997年、私は自信をもって科学的な農耕技術の学習をはじめ村の模範農家になろうと思った。(中略)一年苦労したが、それでも村の幹部があれこれ要求してくる費用や手数料を払えず苦悶していた。これまで、きいたりみたりしていた農民の生活の苦しさがわが身にふりかかり証明されるとは。(中略)国の農村政策を知ろうと、あちこちの書店を歩き回ったが、なんの成果もなかった。ある科学技術関係の新聞社に連絡してとうとう分厚い「農村政策法規選集」を手に入れることができた。(中略)
ここから、私は国の規定に反したカネの支払いは断固拒否し、やってくる村の幹部と対決するようになった。それだけでなく、農民たちに向かい支払いの拒否を呼びかけるようになった。これをみて幹部は“おまえは払わなくてもいいが、どうしてほかの人にまで支払い拒否を呼びかけるんだ”と声を潜めていった。98年には村と郷の幹部は車を動員して(支払いを拒否する)農民を管理区という名の収容施設に連行し、1日拘束すると“管理費”という名目で20元を要求するようになった。(中略)
私たちはただちに村の幹部が農民負担を軽減する政策に重大な違反を行い、合法的な権利を損なっていることなどを証明する証拠を集め、上級機関に陳情にいった。(中略)省政府とかけあっても5ヶ月音信がなく、やむを得ず北京へいくことになった」
しかし、鄒らは「上訪」を理由に家族ぐるみ村幹部から嫌がらせをうけ、再度の陳情計画は挫折し、鄒は村の自治会である村民委員会主任に立候補しようとするが、なんの根拠もなく立候補を認められず、被選挙権を奪われてしまう。
「われわれの上訪は新華社記者が2回にわたって取材し、内部発行物(藤村注:“極秘というほどではないが、共産党員以外には非公開”がタテマエの出版物)にも報道されたのに、問題は全く解決されていない。支払いを拒否してきた税金や費用を村幹部はなおもわれわれに支払いを要求する。
幹部はいまだにおごり高ぶり得意満面の様子で、“先進村・人物”の称号をぶらさげている!彼らは“みろ、お上に逆らってもうまくいくものか”といい放っている。明らかに上級の政府は彼らを庇護している。われわれの上訪は少しも事態の解決につながらなかった。しかし、われわれはさらに上級の政府が正しいことをいい、問題を解決するまでけっしてやむことはない!」
鄒の激しい言葉に前途を心配した党研究員は、次のような手紙を送って軽挙妄動をたしなめた。
「一つの国家や村を治めるのは技術的な問題ではない。既成の利害関係が形づくる強大な枠組みが人々の行動を制約する。われわれはまだ“法治国家”にいるのではなく“官治国家”にいるのだ。だから役人同士がかばいあうのは当たり前のことだ。(中略)あなたが向きあっているのは一人、二人の役人や一つの集団ではなく、体制そのものなのだ。
このため、あなたが立ちあがったときから悲劇の運命は定まっていて、あなた個人が勝利するのは不可能だ。(中略)あなたが(闘いのために)払う代償は半生、いやひどいときは一生に及ぶだろう」
党研究員は鄒に政治的な行動に立ちあがるより、経済的な力量を高めるよう提案する。
「あなたは生活のやり方を変えてみてはどうか。まず豊かになることを目指し、系統的に政治理論を学び、大体、40ぐらいになったら、合法的なやり方で次第に政治の世界に入ってはどうか。あなたの知恵と力量なら、このやり方があなたのもてる才能を合法的に活かすことになるだろう」
しかし、鄒は納得しない。
「私はいつも考えている。この社会のなかで志を立て、社会に有益なことをしようと考えている人々は必ず本質的には私と同じ考えをしているはずだ。彼らは、行動の過程でさまざまな原因で退却するかもしれないが、私はけっして退かない。(中略)
もし共産党が本当に“三つの代表”(共産党は先進的な生産力、文化、広範な人民大衆の利益を代表するという考え方。江沢民総書記が2001年1月に提起した)を体現しているというなら、本当に不動の原理を自覚しているなら、われわれの悲劇はけっしてありえないはずだ。われわれの悲劇はある日必ず社会の動乱として爆発することになろう」
党研究員は鄒との手紙のやりとりを公表した月刊誌「金三角」(2000年第9期)のなかでこう提言する。
「鄒のような農民は全国にけっして少なくない。全国に数万の郷や鎮があるが、それぞれから一人の鄒が出ても合わせればけっして少数とはいえないだろう。“農民領袖”現象はすでに多くの人々の注目を集めている。鄒のような農民の水準は郷、鎮の一般の幹部を超えているが、残念なことに彼らは社会の主流の外に遊離し、はなはだしい場合には政府との抗争を起こしている。
これは彼らを怨むべきではなく、われわれの体制の重大な欠陥なのだ。農村の現実はすでに全社会の安定を脅かしている。これは疑いのない事実だが、主流の学者や官僚の判断は、どれほど現実に符合しているか、私は大いに疑っている」(本書、43-47P。なお、本引用中の“中略”は全て清水によるもの)(引用、終わり)
私は、この「鄒伝舜の手紙」をご紹介したいばかりに、年甲斐もなく旧知識のホコリを吹き払い、長々と駄文を書き連ねて参りました。最後までおつきあいくださいまして、どうもありがとうございました。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
なんだか、このまま「お涙頂戴(おなみだちょうだい)」でサゲてしまっては、読者の皆様に申し訳ない気がしますので、本連載の趣旨からすれば甚だ蛇足ながら、Sex Pistolsのlyricsをご紹介して結びに代えたいと思います。
(引用、始め)
HOLIDAYS IN THE SUN/ある晴れた日に
A cheap holiday in other peope's misery/他国の人民ショクンの不幸をダシにして、休暇を安く上げようぜ
I don't wanna holiday in the sun/「太陽がいっぱい」のバカンスなんて、オイラ欲しくもないのさ、カネがかかるから
I wanna go to the new Belsen/オイラは新しいナチ公の強制収容所に行ってみたいのさ
I wanna see some history/歴史のツメ跡とやらをチョイと見てみたいのさ
‘Cause now I got a reasonable economy, oh/なにしろオイラ、「かしこい節約術」ってヤツが染みついちまってるもんでね。アラヨッとNow I got a reason/コラコラ、理由が分かったぜ
Now I got a reason/エンヤコーラ、なにが道理かピンと来たぜ
Now I got a reason/やるかコラ、オイラにゃ理由ができたぜ
And I'm still waiting, now I got a reason/だからオイラ、ずっと「待ちぼうけ」してンだよ。そうだよ、コリャ道理ってモンだ
Now I got a reason to be waiting at the Berlin wall/裕チャン、オイラはワケありなんだよぉ。だからベルリンの壁でヨー、俺は待ってるぜ。(引用、終わり)
上記英文テキストは、アルバム”NEVER MIND THE BOLLOCKS”(邦題:勝手にしやがれ!!), Oct 1977,Virginより引用。適当に訳してみました。ただの遊びです、遊び。
私も、本書「中国農民の反乱」を図書館から借りたおかげで、とても安く上がりました。どうもすいません。おあとがよろしいようで。(完)
全文は皆さんお察しの通りの内容ですので(笑、省きますが、
冒頭でいきなりかましてくれちゃってます。(^^;...さすが岡崎研究所。
なぁ〜んだ、しっかりわかってるんじゃないですかっ!(-_-;)(一部転載開始)
『諸君!』2003.01
イラク攻撃、イージス艦派遣
「日米同盟」の危機"運命の日"は刻一刻近づいてきている。日本はいつまで惰眠をむさぼるつもりなのか
金田秀昭 岡崎研究所特別研究員
薄らぐ日本の存在感
私はこの一年間ハーバード大学で研究生活をおくりました。ハーバードの教育はきわめてユニークです。ここでは徹底したエリート教育が行われていて、その重点はアメリカの各界をリードするエリートを供給することにあります。加えて諸外国の将来を担う気鋭のエリート留学生にアメリカの正義、文化、民主主義、理想主義を植えつけ、刷り込むといった面もあります。
ここではアメリカが正義、なかでもハーバードがその中心的存在、という強烈な自負心が横溢していて、その根底には強烈なエリート意識、血統主義があり、磐石の自信に支えられているといっていいと思います。
さらに、この大学の地域研究は米国の外交政策に大きな影響を与えています。つい最近までアジアセンター所長を務めていたエズラ・ボーゲル教授が、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」を書いたのは二十数年前のことですが、この本は当時、大きな反響を呼び、米国中で「日本本式××」といった研究が盛んになるきっかけを作りました。
『諸君!』2003.01
イラク攻撃、イージス艦派遣
「日米同盟」の危機金田秀昭
(転載終了)
(転載?開始)『諸君!』2003.01
『諸君!』2003.01
(転載終了)