Ｙａｈｏｏニュースから転載します。（転載開始）
＜申告漏れ＞バーニングプロが１１億円
有名歌手・タレントを抱える芸能大手「バーニングプロダクション」（本社・東京都港区、周防郁雄社長）と関係会社数社が東京国税局の税務調査を受け、０１年５月期までの７年間に、計約１１億円の申告漏れを指摘されていたことが分かった。同社は金利を取らずに取引先の制作会社に数十億円を貸し付けており、一部に所得隠しがあったと認定され、重加算税を追徴された。税額は重加算税も含め約５億円とみられる。
関係者によると、同社は貸付金名目で取引先のプロダクションや制作会社数十社、業界関係者らに無償で資金援助していた。国税局は金利を受け取っていないことから、金利分を貸付先への交際費にあたるなどと認定したとみられる。また、芸能界などで起きたトラブル対策などに充てたとみられる使途不明金が、約１億円あったという。
同社は７１年の設立。小泉今日子さんや小柳ゆきさんなど多くの有名タレントが所属し、出演料収入だけで毎年１０億円近くあり、その他の収入も合わせると、年間売上高は約２０億円前後に上った。周防社長はこうした貸し付けを通じて、芸能界に大きな影響力を持っているとされる。０１年５月と同１０月には同社事務所に２度にわたって、銃弾が撃ち込まれるなどのトラブルも起きている。
同社は「担当者が不在でコメントできない」と話している。（毎日新聞）
（転載終了）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020530-00000051-mai-soci
以下、昔の記事です。2000/7/26 No.46 週刊メールジャーナルから転載します。
（転載開始）
芸能プロダクション最大手「バーニング」周防郁雄社長に近く国税のメス
暴力団関与のリキッドオーディオの盟友 経済ジャーナリスト 中野 忠良本誌４０号（６月１４日発行）で紹介した東証マザーズ第１号銘柄のリキッドオーディオ・ジャパン（大神田正文社長）は、暴力団とのかかわりが深い会社で、株式公開で調達した約３０億円の大部分が暴力団のフロント企業に流れたといわれている。
リキッドオーディオの筆頭株主である「スーパーステージ」の黒木正博社長は、担保物件の占拠屋をやったり、“車庫飛ばし”を職業としていた人物で、暴力団とのかかわりが深いフロント企業である。
さらに、音楽配信を主業とするリキッドオーディオは、芸能プロダクションの最大手にのしあがった「バーニング」の周防郁雄社長（昭和１６年生まれの５９歳）との交遊が深い。
◆郷ひろみ、藤原紀香、中山美穂、内田有紀らが所属
バーニング所属の芸能人は、郷ひろみ、小泉今日子、内田有紀、水野美紀をはじめ、細川たかし、藤あや子といった演歌歌手を抱えており、藤原紀香、中山美穂といった人気タレントも所属し“最大最強の芸能プロ”といわれている。
周防社長は、千葉県生まれで県内の高校を卒業後、浜田幸一元代議士の秘書兼運転手をつとめ、その後、芸能界に転身し、ナベプロに出入り、大手芸能プロの「新栄プロダクション」に勤務したという経歴を持つ。
３０代で独立、芸能プロを設立するが、新栄プロを辞めたいきさつは“藪の中”で「クビになった」という人もいる。
「札幌のクラブ歌手だった細川たかしをスカウトして以来、芸能界の一角に身を置くことになった」といわれるが、絶頂期にあったジャニーズ事務所所属の郷ひろみの移籍に成功、次々に有力タレントを引き抜き、レコード大賞新人賞を受けた細川たかし、内藤やす子、高田みずえ、石野真子など４年連続して所属歌手が新人賞を受賞した。
◆マスコミや政治家とのパイプでスキャンダルもみ消し
周防社長は、マスコミにパイプをつくり、政治家にも接待攻勢をかけ、バーニングとその系列会社（音楽出版社など）を含め、バーニング系タレントのスキャンダルの“もみ消し”をはかる。
いま、周防郁雄社長は芸能界の巨大なコングロマリット（複合企業）に成長、巨大な権力を振るいはじめたが、バーニング本体の売り上げは２２億円だけ。系列企業全体でどの位稼いでいるか分からない程だという。
この巨大王国「バーニング」は、いま内部告発により国税の脱税捜査がメスを入れようとしている。
「サンデー毎日」７月３０日号『バーニング帝国の素顔』は１０週間にわたる告発キャンペーンの幕開けである。
（転載終了）
http://www.mail-journal.com/20000726.htm
2000/8/09 No.48 週刊メールジャーナルから転載します。（転載開始）
バーニング周防社長と亀井静香・許永中を巻き込む芸能・政界相姦図を暴く
（下） 経済ジャーナリスト 中野 忠良すでに周知となった許永中の“逃亡資金”作りに協力していた化粧品会社「ヴァーナル」の太田勝社長は、亀井静香自民党政調会長の高橋志郎秘書を通じて、亀井代議士の郷里・尾道市の市制１００周年の記念イベント映画のスポンサーになることで資金提供し、その一部１億８０００万円余が許の逃亡資金に流れたとされる。
許永中は秘書の広瀬公子を通じて、バーニングの周防社長と接近、彼の政界人脈が周防の政治家への接待攻勢となった模様である。
政界の亀井代議士、闇の世界の許永中、芸能界の周防邦雄がお互いを利用し合う関係となった。そして、周防の稼いだ金の大半が暴力団関係に流れたのではないかと見られる。
バーニングと周防社長は、目下、国税局の査察、（脱税）捜査を受けているが、周防社長本人と、“鍵”を握るＫ副社長の２人は行方をくらましているという。
国税局の脱税捜査は、バーニング内部からの告発によるといわれるが、芸能界で周防と対抗するＳプロが影で糸を引いているとの噂もある。
バーニング周防邦雄社長問題は、政界、闇の世界を巻き込んだ一大スキャンダルに発展する可能性がある。
（転載終了）
遠山正瑛という砂漠の緑化運動に命をかけて取り組んでおられる方がいます。
この方は世界各地の砂漠の緑化に多大な貢献をしている方ですが、この人の講演をきいたことがありますが、博士曰く常にロックフェラーの人間にマークされているとおっしゃってました。
1722の最後の二行は、毎日の仕事にとっては無駄としか思えん勉強をして何になるんだろう、とふと思う自分の気持ちを叱咤激励する気持ちで、特に庄司さんとよしかわさん宛てに書いたものです。
これまでのご両名の記述等から、同意していただけるのではないか、と思っていました。
（勉強して知識が増えれば、それで人間としての普遍性が高まるというわけでもありませんが。）
ところで、私の好きな方の一人に、藤原直哉という金融アナリストがいます。この人も大変な博覧強記の人です。
この人が、勉強の量に関連して「量的な違いは、ある一定の限度を超えると、質的な違い（転換）をもたらすことがある。このような趣旨のことを平山画伯が自らの修行時代の話として述べている記述に勇気付けられ、勉強を続けた。」
というエピソードを紹介していたことがあります。
（私には、そんな質的転換が訪れるとは思えませんが、、）また、この件で思い出すのは、ユダヤのタルムードです。
ユダヤ人は、本を読む（勉強する）ということをユダヤ教の教義の中でかなり高い位置につけていたように思います。
マクドナルドの藤田田さんが、知り合いのユダヤ人に「自分もユダヤ人（のよう）になりたい」といったら、「それならば、あなたは例えば南極の深海に住む魚の名前とその生態についても精通しているよう、勉強に励まなければならない」といわれた、という内容のエピソードを「ユダヤの商法」という本に書いていたことを思い出します。（細部は違っていたかもしれません）
藤田田氏は、その後も勉強することだけはやめていないようですね。私の場合、ダラダラ本ばかり読んでいて、女房子供に捨てられないようにしなければなりませんが、、、
（貼り付け開始）『東京新聞』５月２９日付 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20020529/eve_____sya_____005.shtml不良債権売買で租税回避 １８０億申告漏れ
米モルガン・スタンレー系ファンド
米国の大手証券「モルガン・スタンレー」グループが運用する不動産ファンド（米デラウェア州）が東京国税局の税務調査を受け、二〇〇〇年までの二年間に匿名組合を利用して日本国内の不良債権売買事業で得た所得約百八十億円の申告漏れを指摘されていたことが二十九日、関係者の話で分かった。追徴税額は加算税を含めて六十億円以上に上るとみられる。
同国税局はこの不動産ファンドが租税条約上、日本に課税権のないオランダの法人数社を利用して不良債権売買の事業を行い、租税回避を行っていたと認定した。同ファンド側は課税処分を不服として異議申し立てを行っている。
関係者によると、同ファンドは日本国内の不動産担保付き不良債権などを買い取って転売や賃貸収入による利益を得る事業を展開していた。
一九九九年以降は、オランダの法人数社に出資し、この法人数社が日本国内の不良債権買い取り会社と匿名組合契約を結んだ。不良債権はこの買い取り会社が売買し、利益はオランダの数社に分配されていた。
日本とオランダの租税条約には匿名組合の分配金についての規定がなく、日本に課税権がないため分配所得に対する課税を免れていたという。
この不動産ファンドは日本のモルガン・スタンレー・グループ会社を通じて「各国の税法を遵守し、課税義務を果たしていると信じている」とのコメントを発表した。
（貼り付け終了）
Mainichi INTERACTIVE から転載します。（転載開始）
5月28日 20:48
肖像権：
漫画の似顔絵は「侵害に当たらず」 東京地裁漫画家、小林よしのりさん（４８）の「新ゴーマニズム宣言」をめぐり「泥棒姿の似顔絵などで名誉を傷つけられ、肖像権を侵害された」と主張して、関西大講師の上杉聰（さとし）さん（５４）が約７２０万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は２８日、上杉さんの請求を棄却した。似顔絵と肖像権の関係について、小島浩裁判長は「写真やビデオよりも、権利侵害の程度は低い」との初判断を示し、漫画表現の自由を広く認めた。
上杉さんは９７年に「新ゴーマニズム宣言」のカットを引用して批判本を出版した。これに対し、小林さんが同宣言の雑誌連載と単行本で「著作権侵害のドロボー本」と指摘し、風呂敷を背負って顔を隠した上杉さんの似顔絵などを描いた。
判決は、泥棒姿の似顔絵を「比喩（ひゆ）的な表現」として名誉棄損の訴えを退け、「肖像画のような写実的描写ならともかく、今回のように作者が主観的に描き、容易に人物が特定できない場合は、肖像権侵害に当たらない」と述べ、違法性を認めなかった。
小島裁判長は「似顔絵が写真やビデオと同様の肖像権の保護を受けると、漫画表現の範囲を過度に狭める恐れがある」と指摘した。
上杉さんの批判本のカット引用については、小林さんが起こした損害賠償訴訟で「引用は適法だが、一部で配置を変えたのは著作権の侵害」との判決が最高裁で確定し、出版が差し止められた。
上杉聰さんの話 漫画で相手を攻撃する小林氏の手法は、論争の正当なあり方とは考えられない。控訴して争いたい。
小林よしのりさんの話 漫画による表現の自由を尊重する司法判断が下されたという意味で、漫画家としてとてもうれしい。
［毎日新聞５月２８日］ ( 2002-05-28-20:47 )
（転載終了）
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020529k0000m040082000c.html
早速やってみました。（転載開始）でした…。
あなたの星は 「燃えよドラえもん」
同じタイプの政治家は、 大仁田 厚 さんです
あなたの政治家度は、96％です。
（転載終了）
アルルの男でございます。
最近は、「ふじむら」もご無沙汰でした。
産経新聞のイチマイから転載します。http://www.ichimy.com/seijika/index.html
（転載始め）
もっとも個性的で強い運勢をもつ人が多い職業は政治家と言われています。国政、地方政治という重責を担い、世間から常に注目される政治家は強烈な個性がなくては勤まらない職業です。「ザ・政治家占い」では星の性格を分りやすく理解するために、各々の星を代表する“顔”として著名な現役政治家や元政治家を設定しました。どの政治家も現在の日本を代表する方々で、この“顔”を見ただけで、星がもつ性格が一目瞭然となります。「ザ・政治家占い」は九星気学や四柱推命などの古来から東洋で広く使われてきた占いと、最新のコンピュータテクノロジーを一流のプログラマーであり占い師でもあるアルバート紅葉氏が融合させて作り上げたまったく新しいタイプの占いです。星は５１に細分化され、生年月日から星を割り出します。
（転載終わり）それでもって、私なんですが・・・。１９７６の２／２６なので舛添要一タイプでした。
（転載開始）
あなたの星は 「誰も自分を分ってくれない俺は頭がいいんだ象〜」
同じタイプの政治家は、 舛添 要一 さんです
あなたの政治家度は、78％です。（転載終わり）
それで、副島隆彦氏はどうだろうという事で、入れてみると・・・・。
（転載開始）
あなたの星は 「自己矛盾に気づいたオニヤンマ」
同じタイプの政治家は、 不破 哲三 さんです
あなたの政治家度は、87％です。
・頭の働きがよく、しかも勘に頼ることなく、綿密な計画でことを運ぶタイプです。・クールでで一見気難しく見えますが、話してみると気さくで温和な性格です。
・自己主張が強く、強情です。本来正義感が強いのですが、一度権力を手中にすると我の強さが前面に出すぎて、権力に固執してしまいがちです。
・楽観的な理想主義者です。世の中を甘くみる傾向があり、現実に無頓着な面をもっています。
・ロマンチックでムードを好みます。夜の生活では部屋の照明に凝ったり、音楽を流したりと実際の行為より環境の整備をこころがけます。
（転載終わり）
・・・・・・・。当たっているような、居ないような。
皆さんも、「人間スキャナー」の合間にでも、遊んでみてはどうでしょうか？
有名人と権力
現代文化における名声P.D.マーシャル（ノースイースタン大学助教授）著
石田佐恵子（大阪市立大学助教授）訳四六判／436頁／上製 定価（本体4200円＋税）
6月下旬刊
［ISBN4−326−65269−1 C3036］
有名人はどんな権力をもっているのだろうか。それはどのようにして生じるのだろうか。本書は、有名人を記号・テキストとして扱い、社会的脈絡から有名人の概念と機能を解明する。アメリカを代表する有名人、トム・クルーズ（映画）、オペラ・ウィンブリー（テレビ）などの具体例をあげて文化的・政治的な力を分析していく。有名人という権力は、経済・政治・芸術的な共同体において出現し、その領域で成功することによって高まるというプロセスを検証する。ポピュラー文化領域で出現し、政治、ビジネス、スポーツ界へも拡大していく有名人の力を追う。
http://www.keisoshobo.co.jp/kinkan-file.htm#K64853
>★Ｒｓｓ−Ｋさんへ。
こんにちは、なおこうです。まいど、ご協力、ありがとうございます。>【近代医学・医療掲示板】http://soejima.to/boards/bbs.cgi?room=medicalが創設されてから、医療に関する記事にも目が向くようになりましたが、気にして見ていると「医療ネタ」というのは驚くほどたくさんあるのですね。いままではほぼノーチェックで流しちゃってました…。
確かにそうですね。医療現場で頑張っていらっしゃる方々は、むしろ意図的に医療関係の記事を読むのを避ける傾向にあるかもしれません。現場での作業は＜つらい＞ですから、せめて新聞を読むときくらいはリラックスして､仕事と関係ない記事を読みたいと思うのが人情でしょう。「ＥＲ］なんかも、医学生の頃は良く見ていましたが、このところ全然見ていません。「もう、いいよ」というのが実感ですね。
小生が文献を読んで医療問題に関して日常的に論じられるのも､あるいは小生が臨床現場と関わりを持っていないせいかもしれませんね。＜お気楽＞ということで・・・。今後もご投稿を、お願い申し上げます。
１．私の親しいイギリス人が、近々日本に出張する際に、知り合いのいる長崎に寄ることになりました。「長崎に行くんだったら、グラバーハウスにでもよってきたらいいよ。」と私がいうと、そいつは「グラバーって誰？」って聞いてくるではありませんか。
彼は、２５年ほど前に日本駐在経験もあり、長男も日本で生んで、爾来日本ビジネスに深くかかわっている人物です。「ミスターグラバーを知らないの？日本にとって、最も有名なブリティッシュ（スコティッシュ）のうちの一人だよ。日本人の７０％以上は知っているんじゃないかな。日本がLower Classのサムライ達によって革命を起こした時にその革命を援助してくれた人なんだけど。」〜等といっても、浮かぬ顔をしていました。
そこで、「多分Jardine Matheson商会の社員かRepresentativeだったと思うんだけど。」という説明の仕方ををすると「あ〜あ。」といってストンと理解してくれたようでした。
２．トーマスグラバーといえば、私の知り合いの弁護士にグラバー氏の兄弟の子孫（ひ孫ぐらい？）の人がいます。
昨年夏パーティで久しぶりにあったときに、思いきって以下のようなことを言ってみました。
「あなた、トーマスグラバーの知られざる日記とか手紙とかが実家にあれば、それを持って長崎に行けば、市長が大歓迎で出迎えてくれると思いますよ。なんたって、グラバー氏は、明治革命の功労者なんですから。グラバー氏を専門に研究する学者もいるんです。当時のグラバー氏の家は、いまや長崎の大事な観光スポットなんです。」
〜などといいながら当時の日本をめぐる英仏の争いについて概略説明したあと、
「ところで、私見なんですけれど、実はグラバー氏はLower classのサムライによって起こされた革命集団側についた英国政府のAGENTだったと思うんですよ。
公式にはそんな形では日本の歴史はかかれていないですけど。」
〜とコメントしてみました。
すると彼はなんと言ったと思います？「いや〜。そんなに自分のご先祖さんを誉めてもらわなくても（自分の先祖にそんな名誉な人がいたなんて〜というようなニュアンス）、、」といったのです。
AGENTといえば、別の言葉で言えば、スパイですよね。日本人に上記のようなことを言うと、きっとあんまり良い顔はしないでしょう。
でも彼は予想通り、いやな顔をせず、「まんざらでもない」〜といった反応を示しました。イギリス人にとって、AGENTというのは、高級で国家を背負ったたいへん名誉あるお仕事なんですよね。
３．トーマスグラバーといえば、もうひとつ思い出があります。数年前のことになります。
あるイギリス商人が私の勤務する会社にコンタクトを取ってきて、「今度香港のマーケットをコントロールするために特殊な形態で店を出すので、お宅の会社も１枚かまないか」といってきたのです。その人物に最初にコンタクトした同僚の話によると、挨拶の会話の中で、彼は「今トーマスグラバーの伝記を読んでいるところだ。アジアや日本に関する勉強を始めたばかりなので、とっても為になる。」といったというのです。
この話を聞いて私は、「これぞ、British！」って思いました。
日本人だったら、未知の国のマーケットに出て行く場合、出来合いのシンクタンクのレポートでも読むのが関の山でしょう。
上記感想は、当時、社内の人間には理解してもらえませんでしたが、ここのサイトの方々には共感していただけるのではないか、と思います。
ちなみに彼は、彼のスポンサーがアメリカ資本だったこともあり、その後すぐに首になってしまい、彼と突っ込んで深く話をする機会にはめぐまれなかったのが残念です。
取り止めのない話になってしまいましたが、イギリス人にも色んなレベルの人間がいるってことですかね。
当たらなかったら責任取ってくれますか？
日本の国は、今年攻撃を仕掛けられるぞ。
早手のようにやってくるぞ。奇襲攻撃三度あり。
二度は容易に回避できるが、一度は難しい。
一戦交える覚悟が要るぞ。十一月が要注意。
十二月さらにさらに危険なり。
>わたしも上記、庄司誠さんの発言に、まったく同感です。>昔の時代の人の以下の言葉を思い出しました。
（引用開始）渡辺一夫「フランス・ルネサンスの人々」（岩波文庫）から、宗教改革家 セバスチャン・カステリヨンの言葉として。。
>貨幣が黄金でなければ、それは、ここで通用してもほかのところでは通用しないでしょう。しかし、真の黄金の貨幣でありさえすれば、それがどのような刻印を打たれておりましょうとも、あらゆるところで通用するでしょう。
>（引用終わり）
セバスチャン・カステリヨンについては、シュテファン・ツヴァイクに『権力とたたかう良心』という伝記小説の傑作があります。
みすず書房から、高杉一郎の訳で読めますが、確か、小室直樹先生も本書を推薦していました。本書を読めば、スターリン主義によって苦しめられた（シベリヤ抑留記の『極光のかげに』は岩波文庫で読めます）訳者・高杉一郎の悲痛な叫びが、ナチス政権を告発する著者ツヴァイクの情念と重なるように、伝わってきます。
宗教改革者の雄として称えられるカルヴァンではありますが、『権力とたたかう良心』を読めば、そんな評価はものの見事にひっくり返りますよ。
こんなにも偏屈で不寛容で狂気に突き動かされた人物がいて、その神の側に立つ「善人」によって、歴史が作られたのかと愕然とします。社会主義や共産主義の持つ残忍さは、どうやら、カルヴァニズムに端を発しています。
ツヴァイクについては『ジョゼフ・フーシェ』と共に、この『権力とたたかう良心』も、かなりのオススメ本です。
表記の説は、重たい掲示板の[2191] 「会員読者からのレイシオratio 論への補足理解のメール 投稿者：副島隆彦氏」で紹介された、有料会員さんの文章によるものです。以下の通り、顕かにしておきます。この分析に私はしびれました。 「合理的」なんて訳語はすぐさま、私の頭の中からふっとびました。
（引用開始）
[2191] 会員読者からのレイシオratio 論への補足理解のメール 投稿者：副島隆彦 投稿日：2002/03/31(Sun) 08:30:07
＊＊＊＊（＊＊＊＊番）さまへ
副島隆彦です
メールをありがとうございます。
大変優れた明確な、理科系の観測・分析業務からの レイシオ ratio に対する視点、理解を教えていただきました。どうもありがとう。貴兄のように理科系＝技術系から文科系（社会学問系）を冷酷に眺め直す姿勢が、これからの日本にとって貴重です。今後とも、冷徹な実感理解をここのみんなにお知らせ下さい。
副島隆彦拝----- Original Message -----
＜途中省略＞
Subject: ratio = A/B購読会員＊＊＊＊番の＊＊＊＊と申します。いきなりメールを送る失礼をお許しください。
昨年１０月の立川での講演会や「ぼやき」上で、ratio の思想の話を重ねてうかがい、今まで自分の頭の中でばらばらだったものがつながったと思えましたので、２，３の話題をつなげて見たいと思います。 ＜略＞
私が、ratioと言われてすぐ思い浮かべるのは、A/Bという単純素朴な比のことです。例えば、車の運転をする人は誰でも知っているはずのギア比(gear ratio)、計測の分野でのS/N比(signal-to-noise ratio)（ノイズと信号の比で、検出限界値を決める際の根拠となる）、肥料の化学分析でのC/N比(C/N ratio)（炭素と窒素の存在量の比から肥料の完熟度を判定する）、流体力学では、粘性項と慣性項の比をとり、流動状態の指標とするレイノルズ数(Reynolds number)など、私のかかわってきた分野で、重要な指標となるｒａｔｉｏをすぐ挙げることができます。
ここで本質的なことは、比をとることによりそれぞれの物性値が持っていた物理単位[次元(dimension)]（時間、長さ、質量、およびその組み合わせ）が消えるため、無次元の数が表れるという点です（つまりただ数の大小だけをとりだして判断に使えるようになります）。
「ratioの思想は、特定の価値観から中立である」ということとよく符合しており、納得できます。
ratioとは割った結果のことであると単純化してみますと、rationalとは日本語ではずばり「割にあう」「割にあわない」ではないかと思います。
（引用終わり）
（引用開始）
＞我々も、奉天の一地域だけで流通価値を持つ「紙幣」のような人間ではなく、「金」のような万人から受け入れられる普遍的な価値を認められる人間でありたいものですね。特に、［1722]のこの最後の部分はいいですね。私も、一労働者として、かくありたいものだと思います。
（引用終わり）わたしも上記、庄司誠さんの発言に、まったく同感です。
昔の時代の人の以下の言葉を思い出しました。
（引用開始）渡辺一夫「フランス・ルネサンスの人々」（岩波文庫）から、宗教改革家 セバスチャン・カステリヨンの言葉として。。この文庫本の簡単な紹介が以下にあります。
貨幣が黄金でなければ、それは、ここで通用してもほかのところでは通用しないでしょう。しかし、真の黄金の貨幣でありさえすれば、それがどのような刻印を打たれておりましょうとも、あらゆるところで通用するでしょう。
（引用終わり）
http://www.yamada-kj.com/bunken/bunken3_1.html
よしかわ邦弘拝（補足）
［1828］が欠番ですが、これはわたしが、上の文章をいったん投稿し終わったあと、「文章のレイアウトがダメだな」と思って、削除したものです。それ以外の文章が削除されたわけではありません。
★なおこうさんへ。【近代医学・医療掲示板】http://soejima.to/boards/bbs.cgi?room=medicalが創設されてから、医療に関する記事にも目が向くようになりましたが、気にして見ていると「医療ネタ」というのは驚くほどたくさんあるのですね。いままではほぼノーチェックで流しちゃってました…。
なわけで、また性懲りもなく【近代医学・医療掲示板】に投稿してしまいました。申し訳ありません…。
まずは、・涙ウさんへ。力作投稿、いつもありがとうございます。
＞我々も、奉天の一地域だけで流通価値を持つ「紙幣」のような人間ではなく、「金」のような万人から受け入れられる普遍的な価値を認められる人間でありたいものですね。
特に、［1722]のこの最後の部分はいいですね。私も、一労働者として、かくありたいものだと思います。
私の母親の知り合いに、満州から帰ってきたお婆さんがいて、この人の苦労してきた話を母親から通じてよく教えてもらうのですが、いつかこのお婆さんの体験談についても、面白いと思うので、この掲示板で紹介してみたいと、私は思っています。歴史の断絶など、あってはならないですよ。やっぱり自分のじいちゃんばああちゃんの（面白い）体験談はきちっと後世に伝えていきたい。悲惨なことも失敗したことも、成功したことも何もかも含めてね。
副島門下生は、頭でっかちの、言葉をもてあそんで満足してるやつらばっかりか、なんて言われたくないですから。
人情や、生きた歴史を解さない冷血漢だと思われてたまるか！真の愛国者というのは我々のことを言うのだ！、というぐらいの気概でもってこれからも「ふじむら」を充実させていきたいですよね。
森田裕之さんへここには、初めて投稿されましたよね。ありがとうございます。森田さん（すいません「森田さん」っていうよりも適切な呼び方があるのかもしれませんが、ちょっとわからないので）のような人生経験豊富で、話題も豊富な年長者を、仲間に持てたことを、３２歳の私は素直に喜んでいます。
いや、私だけでなく、副島門下の若年層すべてがそう思っているに違いありません。森田さんの父上は満州中央銀行に勤務されていたのですね。またよろしかったら、父上の思い出話等も私たちに教えて下さいませ。もちろん気が向いたらで結構ですから。
よろしくお願いします。
（貼り付け開始）『東京新聞』５月２８日付 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20020528/mng_____tokuho__000.shtmlＷ杯チケット騒動の元凶 バイロム社とは
利権集団ＦＩＦＡの先兵（貼り付け終了）
＜日時等＞
日時：２００２年５月２７日（月）ＰＭ６：３０〜８：００、 場所：有楽町・よみうりホール、 講師：舛添要一、 演題：日本経済の行方、 主催：株式会社コムテックス。＜内容＞
１．政界人事の「詰め将棋」（次は誰か。誰がどう動くか。）
２．財の配分について（誰が金を持っているか。それをどうやって使わせるか。持論の「デフレ退治」が、いつの間にやら税金論議へ。そりゃまあ、「年金改革」と言い「景気対策」と言っても、財源がなければソデすら振れぬのがものの道理だが。）＜私見＞
講演の具体的内容については敢えてご紹介しない。「これこれについては、実はこうなんだ」式の、私には検証のしようがない話ばかりだったし、本人がどこまで本気で言っているのかもわからなかったから。
ただし、本人が現在どういうことに興味を持っているかについてはよくわかった。そういう意味でなら、とても正直で率直な講演ではあった。
（以上）
>はじめまして、森田裕之(技術士の）です、最年長に属する弟子です。
>満州中央銀行は私の父親が勤務していたので、少しだけ書きます。森田さんへ
すみません。ここのサイトの読者で、満州中央銀行関係者の方がいらっしゃるとは。
同行の行員の方を「エリートちゃん」などと茶化すつもりはなかったのですが、話の流れでつい、、、。文章の意のあるところをご理解いただき、ご容赦ください。
はじめまして、森田裕之(技術士の）です、最年長に属する弟子です。
満州中央銀行は私の父親が勤務していたので、少しだけ書きます。
私の父親は上海に日本国が作った東亜同文書院という学校を卒業後満州中央銀行に勤務して、敗戦の1週間前には、営口と言うところの支店長でしたが、ソ連兵に追い立てられて奉天（先日領事館事件を起こしたところです）で1.5年間難民生活をしてから帰国しました。
ちなみに私は敗戦時は8歳、小学校2年生でした。
親父は戦後埼玉県の大宮に出来た武蔵野銀行に確か設立した頃から行っていましたから、中銀か同文書院の仲間と仲良くやっていたのでしょう。
25年以上前に死んでいますが、生き残った仲間が未亡人（おふくろども）まで引き連れてあちこち旅行したり、その結束ぶりは凄いものでした。
副島門下の諸君も20-30年の信頼関係を継続できると凄いパワーになりますよ。
よしかわさんの金井章次著「満蒙行政瑣談」（創元者、西暦1943年４月）に関する投稿たいへん興味深く読ませていただきました。（遅レスですみません）私が以前投稿させていただいた、「小学校時代に金魚屋のオヤジにつかまされた金魚券」と同種のものをうまく他人に押し付けて一儲けする〜という現象は、過去世界中で広く行われてきたということが、具体的事実を通して良く理解できました。（ロスチャイルドが、過去に国家の通貨発行権を欲しがったという歴史の背後にあるものも良くわかった様な気がします。）
引いてこられた出典が戦後の二次資料ではなく、満州支配時代の原典というのもさすがですね。よくこんなものを見つけてこられるものだなあ、と思います。
満州時代に起きた各種の事柄は、実はたいへん興味深いエピソードにあふれているのですが、現代の我々はその事実を知ることがたいへん難しい状況におかれています。金井氏の上記本には、このほかにも色々面白いエピソードが語られているのでしょうか？ところで、「満州経験者の話」といっても、戦後は、「満州から命からがら無一文で逃げてきた」という話をきかせてくれるばかりだった様に思います。
主題が、よしかわさんの話からややそれますが、高橋靖夫氏の「金 新時代の掛け橋」の前書きから引用します。
引用始め
昭和２２年、母と祖母と私の一家三人は、満州の大連から引き上げてきました。私が三歳のときです。
母は大連で美容師をしていました。満鉄総裁婦人や有名料亭の女将、売れっ子の芸者衆といった方々に贔屓にしていただいていたそうです。母には将来は大連と東京に家を一軒づつ買い、残りで世界の船旅をしたいという夢がありました。そのために、昭和１５年から２５年満期で５０００円の生命保険に入り、国債をせっせと買いつづけていたのです。しかし昭和２０年８月１５日の敗戦を機に、すべての価値体系が崩壊してしまいました。国債は文字通り紙くずと化し、住宅が何件も変える購買力があった５０００円は、数万から１０万倍に及ぶインフレのため、母の生命保険は購買力という価値を保存するができず、夢ははかなく破れてしまったのです。
母の美容院では何人もの中国人のお手伝いさんを雇っていましたが、彼女達はお給金がたまると、目方で売っている純金のネックレスやブレスレットを買いつづけていたそうです。日本の敗戦により満州国が消滅しても、満州国紙幣が価値を失っても、彼女達のネックレスやブレスレットは確実にインフレにスライドし、価値を保存させていたのです。
「途中略」歴史的な体験を通して中国人は通貨の交換手段としての機能は認めるが通貨の価値保存機能は信じなくなっていたのです。
引用終了
上記内容は、私が従来からしつこく主張している内容と同趣旨ですので、あまり真新しいものではありませんが、今上記文章を読んでみて改めて感じることは、戦前の人（特に満州で仕事をしていた人や育った人）は、戦後の日本人と比べて国際化されていた（国際化という言葉が陳腐だとすれば、スケールが大きかった）ということです。
海外で美容師として一旗挙げ、将来は海外と日本に住居を構えて、世界一周旅行をする〜ということを単なる話のネタとしてではなく、具体的・現実的な目標として掲げ、日々努力しているという人たちがいたということです。今の日本人にこのような夢を抱いて毎日努力している人がどれくらいいるでしょうか？
今の日本人はスケールが戦前の人達に追いついていないのではないか、と思ったりします。と同時に、現在東南アジアや中国に工場を出している方々にとって、実は戦前の満州経営からたくさんのことを学べるのではないか、という気がしてなりません。
そう言った意味で、もっと戦前と現在をつなぐような作業をやらなければならないのではないか、金井氏の著作のような歴史的な経験を日本人の共有財産として残しておくべきなのではないのか、と思います。イギリス人は、その点、特に歴史に学ぶと大上段に振りかぶらずとも、彼らのの体に染み付いた、「戦前インドに駐在していたおじさんや、シンガポールで自分を生んだ親父から聞いた当時の話」といったものが、それなりに次の世代に継承されていて、植民地支配のコツや外人と交渉するときのテクニックといったようなものも、日本人のように世代毎に一から積み上げるのではなく、それぞれ世代の上に蓄積されてきていることを感じることがあります。（そういう人間ほどわれわれ土人に対する差別意識も根強いような気もしますが。）
さらには、現在日本の海外進出という経済行為に関して、３０年後の世界において、例えば「西暦２０００年当時の日本人は、第二次大戦前の過ちを再び犯し、経済的にアジアや中国を侵略しようとした。日本国内では法律的に許されていないような非人間的な労働条件で、現地の人達を無理やり働かざるを得ない立場に追い込み、搾取した。」
〜といった現在の常識からみれば言いがかりに過ぎないと思えるものの、３０年後には十分可能と思われる非難を受けないための事前の周到な準備を今の日本はキチンと行っているのか、〜と考えざるを得ません。満州で頑張った日本人達の努力を無にしないためにも、満州で日本人はどんなことを経験したのかを現在の日本人は総括し、現代に活かしていきたいものです。
満州といえば、もうひとつ思い出すエピソードがあります。
満州中央銀行（当時の発券銀行だったと記憶します。）は、満鉄と同様、日本のそうそうたるエリートチャンが就職する銀行だったようです。
戦後その人達が日本に引き上げてきて、国内の銀行に就職しようとしましたが、どんなエリートチャンでも似たような人材は国内にあまっていたので、どこの銀行も採用してもらえなかったそうです。ただ一人、金庫明けの名人が、その技術に関し「余人を持って換え難い」ということで、日銀から採用してもらったとのことです。
この話は、日銀ＯＢの吉野何某という方の本に紹介されていたように記憶しています。
時代の変わり目にあるこれからの時代は、組織内遊泳術等ではなく、組織外でも通用する能力のある人が強い〜という主題の中のエピソードとして語られていました。我々も、奉天の一地域だけで流通価値を持つ「紙幣」のような人間ではなく、「金」のような万人から受け入れられる普遍的な価値を認められる人間でありたいものですね。
RATIOについて、自分自身にわかるように、ＮＨＫの「こどもニュース」（日曜日１８：００〜）の感じで語りかけてみたら、以下のような文章ができました。
なお、ratioに関する考え方のベースは、すべて副島隆彦氏の講演や「今日のぼやき」での説明によるものであります。それを私なりに解釈したのが以下の文章です。＜以下、こどもニュース開始＞
Ratioってのは恐ろしい考え方でね、いいとか悪いとかはどっかに放り投げて、ともかく 「こちらとあちらとで、どんな塩梅（あんばい）なら『割に合う』か」だけで考えることなんだ。まあね、お店でものを買うとき、「これは高いから買わない」とか「モノがいいわりには安いから買っちゃえ」なんて、ふだんから日本人はやってるんでね、別に、Ratioってのが日本人の生活に全くかかわりがないなんて言っていないです。むしろ、ふだんから、奥様から誰から普通にやっていることなんです。
「それじゃあ、ratioって、いつも僕等がやってることだから目新しい考えじゃないよなあ」って思ってしまうかもしれないけど、ちょっと待ってください。でもね、自分の持っているお金とモノとの間で「割りに合う」かどうかは考えることができても、日本人の命 数名に対して、命に対してですよ、
たとえば、アメリカ人の命一名で「割りに合うかどうか」なんて考えます？ ふつう。。
日本人は、そういう血も涙もないようなことは考えないですよ。
Ratioって言葉は、実は、人間の命もこうやって平気で天秤にかけちゃう恐ろしい考え方でさ。命のやりとりですら、いいとか悪いとかで考えたりしないんだ。
この辺は、日本人ばなれしてるよね。日本人以外の民族は、人間同士の命ですら、これでやっちゃうんだよ。アメリカもアジアで戦争するとき、全部こういう計算をしてるはずなんだ。日本に落とした原爆しかり、朝鮮戦争しかり、ベトナム戦争しかりでね。。えげつな〜（岡八郎）やね。
でもねえ、結局、こういう感覚を日本人がわかってないと、外国人とうまくわたりあえないんだよ。 だから、これからの日本人で日本の国益（ああ、俺も右翼。。） を守ろうとする人は、人間の命や戦争の作戦評価を、いわば「値切り交渉」感覚で相手と渡りあっていけるようにならないといけないんだ。
Ratioっていうのを「合理的」とかいう わけのわからない言葉だと、みんな 穏やかな意味でしか考えようとしないけど、 「広島・長崎の原爆で亡くなった方たちの数と、アメリカが日本本土上陸作戦で死ぬなずの兵士の人数は、どれだけならば『割に合う』のか」なんてことを、アメリカと交渉して値切りにかかる、なんてのが、ratioだからね。 おそろしいよ。
さしずめ、現在だと、
アメリカ人の失業者１名に対して、日本人の失業者何名がratioなのかとかね。
こういうのも出すと結構、興味深いかもね。
たぶん、人口の比率からいって、単純にアメリカ人の失業者２名に対して、日本人の失業者１名くらいでratioが成立してるんだろうなあ。（←単なる山カンです）。
これも計算式で計算できるはずだらからね。自分たちに都合のいい計算式でいいんだ。もともと、正義もへったくれもないんだから、ratioってのは。。。さて、この日本人の失業者を生み出されること自体が、アメリカとの関係で何らかのratioになっていると想定してみよう。 何か日本にとってのリターン「割りに合う」ことはあるのでしょうかね？
たぶん、「政治と経済とは貸借しあっている」という理論からすると、
中国からの日本への軍事的侵略に対して、アメリカの保護下で安全でいられることの見返りとして、アメリカ人２名に対して日本人の失業者１名を割り当てることでアメリカ経済を下支えしている、ってことなんだろうなあ。 結局、百万名単位の日本人の失業者が割り当てられているんだろう。
ほんとはこのように、「中国からの日本への軍事的侵略に対して、アメリカの保護下で安全でいられる」ことと「日本人何百万名かの失業者を生み出すことでアメリカ経済を下支えしている」こととのratioを、このように冷静に判断する必要がある。まあ、でも、「日本人何百万名かの失業者を生み出すことでアメリカ経済を下支えしている」などという事実を最初から否定すれば、すなわち「日本が不景気なのはすべて日本が悪い、アメリカは悪くない」って考えれば、
上記ratioを考えなくていいので、誰がどうやっても「日米同盟最優先論者」の結論になる。 最初から、アメリカとの関係をratioで考える必要がない。
「アメリカに守ってもらって、損することは何もない」のだから。。。結局、アメリカの手先の方々からすると、「政治と経済とは貸借しあっていない」と前提を置けば、どんな論戦にも勝てるのです。 そう、読んでいるはず（て言うか、読んでいれば大したものだけど。） でも、どこか時代遅れ。。ソ連が崩壊し、日本では社会党が崩壊し、という事実が考えに反映されていない。。
こういう面からみても、冷戦終結後のこの時代、政治的側面と経済的側面との損得のratio、を考えていけるのが、これからの国民的政治家に必要な資質であり、国益を守れる日本人としての最低条件になるでしょう。 ここが弱ければ、知的判断の限界を厳しく問われるような今後の複雑な状況変化の中で、おそらく判断を誤っていくことでしょう、、心配だなあ、小林よしのり氏のことが。。。
さて、余談ですが、
こうやって書いていると、昔観た「宇宙戦艦ヤマト」の最後の方で、ガミラス星（地球の敵の星）に近い、ある星の出来事（アニメの話ですが）を思いだします。
そこはガミラス星の植民地というか、ガミラス星人に隷属している星で、蜂のような姿形をして星人が住んでいます。
この蜂からはロイヤル・ゼリーのような蜜が体から出るので、仲間を圧搾機に入れて、ぎゅっとつぶして、出てきた養分をガミラス星に献上していました。子供心にえげつなあ、と思った場面でしたが、ふと、「なんだ、あれは、現在の日本と同じじゃないか」と思った次第です。 日本は、素晴らしい国なのだと思わなければやっていけないのも、気持ちとしては理解できます。よしかわ邦弘拝
重たい[2369] ほか、展開されている「クリオール」論vampire hunter D とクリオール、展開を試みるには思いつきすぎますでしょうか？
菊地秀行 著書リスト [朝日ソノラマ]
http://www.venus.dti.ne.jp/~k-tanaka/kikuti/asahi_list.html#d
Amazon.co.jp: 本のデータ: 吸血鬼(バンパイア)ハンターD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/425776225X/tlife-22/249-1287373-2362725
また、宮崎駿著「風の谷のナウシカ」（アニメではなく、原作の漫画）とsocialization など考えてみたいが、思考の脚力も筆力もなく・・・もうしわけないっす。
先週の週刊東洋経済ですけどね、そりゃ、銀行はメインフレーム使うだろ。当り前だよ。だって、すんごい金かけて第三次オンラインやって、出来た瞬間バブル崩壊でさ（笑）。１０年間金が無くてどうしようもないんだからさ。水に落ちた犬を叩くようにさ、日本の銀行のシステムは遅れているだの言う奴は許せないね。
アメリカはこの１０年好景気でさ、システム投資バンバンやってるから、差がついたのが歴然としている事は事実なんだけどね。
しかし、オープン、オープンって簡単に言うけどさ、９０年代の初め頃はさ、俺の知っている限りSUNのSolarisは 2.1, 2.2の頃はバグも多くて、イマイチだったし、Windows NTは９６年くらいにやっと出てきた訳だしね。最近はNTとかLinuxとかに比べれば大規模システムで使えるSolarisが安定しているＯＳと言う事になっているけどさｗ
まあ、そうは言っても、いまさらCOBOLやPL/Iでもないだろうし、銀行の勘定系もUNIX系のRDBに移行していくんだろうけど、銀行に金はあるのか？ 銀行は金が無いのではないかという大きな疑問があるわけだよ。
日本政府はさ、e-JAPANとか、どうでもいいから、銀行のシステムに補助金だしてやれよ。共通で作ればかなり安くなるしさ。
そんだけ。
脱税疑惑でマルサの介入が間近と噂されている、石井和義館長ですが、実は、私は石井和義館長という男が大好きなのであります。Ｋ−１のテレビ解説でも、石井館長のコメントが一番的確で鋭い。他の格闘評論家なんてホントに馬鹿に思っちゃいますからね（特に格闘アナ軍団、君たち邪魔なだけだよ）。
大村益次郎（村田蔵六）と同じ、愛媛は宇和島出身の知恵者（ちえしゃ）であり、極真会館芦原道場から独立して正道会館を興し、そこからＫ−１というネットワークを築き上げた石井氏の能力はすばらしいものです。
まさに現代における立志伝中の人物なのであって、彼の成功談からは、私たちが学べるものも非常に多くあります。いずれ近いうちに、彼は逮捕され、悪人として野村沙知代と同じように社会的な制裁も加えられるのでしょうが、私としては心情的に彼の味方なんですよね・・・。正道会館を立ち上げる際に、自分たちが皮革業者から直接、余った皮をもらってきてそこから手製でキックミットやサンドバッグを製作・販売して、資金を集めていったこと（当時、そういったものは通信販売でやたらと高価な値で売られていたらしい）。
従来、門外不出にされていた“東洋の神秘”扱いの瓦割り、氷柱割り、バット折り、手刀によるビール瓶切断等の、いわゆる試し割りと呼ばれる技術をビデオ販売によって披露し、その利益を道場の資金運営に当てていたこと。
空手の修行者のバイブルといえば吉川英治の『宮本武蔵』だった時代に、「おれは司馬遼太郎の『国盗り物語』だったよ」と言ってのける先見性（道場を設立する場所は必ず駅近くの一等地にするというNOVAのような発想もそうだよね）。どれもこれも面白いエピソードです。
副島先生の『ハリウッドで政治思想を読む』にはこうあります。
（引用開始）
いかにバブル紳士と呼ばれ虚業家と呼ばれ、横領背任の罪で逮捕され、社会の指弾を浴びていった者たちであれ、私はそれほど軽々しく非難しない。企業経営者とは、普通の人間がやってみてとても利益が出そうにないことを商売の種にして、立派に利益を出す極めて特殊な人種である。それはやっぱり才能である。そういう特殊な才能を持った人間たちを、本当は、社会は、もっと大事にしなければいけないのである。
どうして、生き方そのものがケチくさいだけの公務員や、真面目さだけが取り柄のサラリーマンの男たちが立派な人間として評価される必要があるというのか。こういう小心者たちを中心にした社会など、息苦しくてしょうがない。・・・・・
（引用終わり。『バグジー』の章、p.159より一部抜粋。）「Ｋ−１にしたって、興業なんていつ人が入らなくなるかわからない。サラリーマンみたいに安定した仕事を僕らはやってるんじゃないんですよ。常に資金をプールさせておかないと、興業そのものが打てなくなる。選手のギャラだって馬鹿にならない。私一人が私腹を肥やしていたわけじゃないんです。銀座なんかで豪遊したことがないとはいいませんが、付き合いの範囲で行った程度です」
「外人選手たちだって、血の気の多い暴れん坊ばかりです。ギャラだけ払えばいいってもんじゃない。彼らが女遊びをするためのポケットマネーだって私が個人的に用意してるんですよ。綺麗事だけで済む話じゃありません」「週刊新潮」でこのように激白していた石井館長の言葉がウソで塗り固めたものだとは、私には到底思えません。
資料と時間があったら、石井和義論を書いてみたいよな〜。
・涙ウさんの投稿に答える形のついでに、私が副島門下に入った動機を、いい機会ですから、簡単に書いておこうと思います。Ｋ−１の産みの親として有名な正道会館・館長の石井和義氏は、ある雑誌のインタビューで、「どうしたら空手がうまくなりますか？」との質問に対して、こう答えていました。
「まず、優れた先生を見つけることです。最高の教師を見つけることがなによりも先決です。孟母三遷っていうじゃないですか。レベルの低い指導者のもとで３年修行するより、一流の指導者のもとで半年修行する方がずっといいですよ。
もっとも、これは空手の話だけに限らないと思います。料理でも語学でもなんでも、最高の師のもとで一生懸命に励むのが一番いいんです。
だから、いい先生を見つけたら、そこでだれよりも鍛錬し、練習に励むことです。そうすればきっと、その生徒きっとはその道で一流になれます」。私は、副島先生を日本国内最高峰の知識人と信じて、疑っていません。少なくとも、現時点においてはそうです（だから西部邁も福田和也も、あるいは佐高信も、きちんと副島先生を批判しろよな）。
私は、職業としての学者や評論家やジャーナリストを志したことは一度もありません。
でも、学問に対する興味は、ものごころがついて以来、サラリーマン生活を続けながらも、薄れたことがありませんでした。もっと真実を知りたい。広く正確に世界をつかみたい。社会について歴史について、そして人間について、もっとわかっておきたい。
「茶の間の正義」（by山本夏彦）を振りかざす輩や、宗教団体の信者のような盲目的な善人には絶対になりたくない。
そのように思い続けて、今に至ってます。
だから、『英語で思想を読む』（１９９０年）以来、ずっと熱烈な副島隆彦の愛読者であった私が、副島先生を師匠に持つチャンスを見逃す訳がないのです。副島先生のもとで、学問の成果を修得する方法を教えてもらえば、独学で勝手気ままに読書生活を続けていくよりは、ずっと実りのある生活ができる。馬鹿なマスコミに踊らされる危険性もかなりなくなるし、世界の最高峰の知識・情報を会得することも可能だ。
石井館長がおっしゃったような、最高の教師のもとで自分を鍛え上げることができるのです。私なんかよりはずっと優れた同志もたくさんいるから、いい発憤材料になりますし。だから、私は喜んで副島門下生として名乗りを挙げ、自分の立場をここに表明しているのです（言うまでもないことですが、これは、私が副島先生に自分の人格を明け渡していることの信仰告白などではありません。あくまで、学問修得方法については副島先生に教えてもらうのが一番いいのだという私の見解を述べただけです。正道会館で武道を習っているのだけの人に、石井教の信者だって悪罵を投げるのは、アホ以外の何者でもないでしょ。それに学問の師匠は副島先生だけではないですし。わかってもらえるとは思いますが、念のため）。
私の実年齢は３４歳です。
これまで１０年近く、実年齢に関係なく「２３〜２４歳」くらいのつもりでおりましたが、ここ１〜２年は一気に「３０歳くらい」のつもりでいるようになりました。
いろんな人に聞いてみると、実年齢が５０歳以上の人でも「３５歳」くらいのつもりで生きている人が多いようです。
実年齢よりの年上のつもりになっている人はいないようです。
映画なんでも文章箱掲示板の「[255] ダーティハリー - 投稿者：コンティさん」の中で、小川顕太郎さんの文章が引用されていました。 小川顕太郎さんは、京都河原町三条上ルにある「CAFÉ OPAL」のご主人です。上記文章の太字のところ、「正しいものにせよ、……、他人の評価を拒むものは、常に『独善』に陥るのだ。」のところに個人的にしびれました。しびれたというか、ものすごく心の奥底からうなずいたのです。
（小川顕太郎さんの投稿一部貼りつけ）
リバータリアンのイーストウッドは、「それなら『正義』と『独善』の違いを示してやろうじゃないか」という事で作ったのが、『ダーティーハリー 2』なのではないか、というのが私の考えだ。白バイ警察隊は、ハリーの「正義」に対して、「独善」なのだ。なぜなら、ハリーは、常に自分の信念、そしてそれに基づいた行動を皆の前に晒している。その事によって、バカなマスコミに叩かれたり、左遷されたりと大変な目にあうが、そこから逃げはしない。自分の行為を公にし、評価を民衆・常識・歴史に任せる、という立場だ。が、白バイ警察隊の方は、こっそりと殺人を行い、表面上は普通の警察官をやっている。これは、例え極悪人を処罰し、みなが喝采を送るにしても、常に「独善」に陥る危険性がある。正しいものにせよ、間違ったものにせよ、他人の評価を拒むものは、常に「独善」に陥るのだ。
（小川顕太郎さんの投稿一部貼りつけ終わり）副島隆彦「あなたが『金持ちサラリーマン』になる方法」の４７〜４８ページから引用します。
（引用開始）よしかわです。 「自分で自分の価値を冷静に判定することを人間がもっとも不得手とする」（⇒人間が他人からの冷静・冷酷な評価を拒みがちになる）のは、他人からの自分への評価が、要望する評価よりもかなり低いことを、うすうすわかっているからだと考えます。そういうのを「１０分の１である」とはっきり数値で説明するのが、これはかなり教育的効果があると思います、「やっぱり、そうなのか」と。
実は、会社はまわりの人というのは、あなたが自分で自分を思っているほどあなたのことを評価していない。せいぜいが「１０分の１」程度だ。 （略） そして、なんとあなたも、自分のまわりの人間に対してそういう厳しい能力評価しかしていないのである。親しい友人に対してさえそうだ。人間は他人に対してこれほどに冷酷な生きものなのだ。 （略） 自分で自分の価値を冷静に判定することは、人間がもっとも不得手とするところであろう。
（引用終わり）（続けて引用開始）このテストはとても恐いです。私もしたことはまだない。（どなたか、実施された人いますか？） ただ、ここまでできなくても、何かのときに周囲から厳しい指摘を受けたときには「ありがとう」 と素直に言える気構えを持っておく必要があります。そうやっておいて、自分にとっての厳しい評価が周囲から早目に伝わるような状況にしておく必要があります。 余談ですが、民間の会社で仕事をするというのは、「あなたは結局のところ、１０分の１だ」と徹底的に思い知らされる機会が多いので、その点はありがたい。
したがって、まず徹底的に自己評価する構えがどうしても欠かせない。そのためには、あなたが本当に信頼している友人や知人に、今すぐ頼み込んで、自分のいい点、悪い点、すぐれている点、ダメな点、それらを徹底的に聞き出し、点数表にしてみるといい。このテストは自己評価テストとして本当に貴重である。
（続けての引用終わり）こんな目にあってでも、他人からの評価に自分をさらすのが、あるいは能力の限界を思い知るというのは、とても大切だと考えざるをえません。 それは、「独善」に陥るよりはましであるからです。 会社に入って一〇年以上が経過しましたが、そういうことをようやく、体で理解できるようになりました。
そういう時期に、小川顕太郎さんの上記文章にぶちあたったのは、I'M HAPPY. ではなくて I'M LUCKY. であります。
中国の日本領事館での亡命事件ですが、5/23日のテレ朝のスーパーモーニングという番組の中で、ケビン・クローンが「あれは共同通信社がスパイまがいの事をしてNGOを動かしたんだ。アメリカならCIAが連日のようにやってることだ」というような内容のコメントをしてました。日本の外から見ると丸見えなんですね。他のコメンテーターは、このケビンのコメントについては黙ってました。ケビンが「日本は欧米に比べて民主主義も理解していない遅れた国だ」的な意見を何回も力説したので、他のコメンテーターは白けてましたが。（そう見えました）。
満員電車の中で人の迷惑顧みず、日経新聞広げて読んでるおっさんにムカついたことを、一度この掲示板に書いたことがありますが、今日はもっとムカついたことがありました。なんと私の目の前で無音のくっさい屁を垂らしたおっさんがいたのです！
・・・死刑じゃ！！くっさー！ムッカー！！大阪の南海電車ってどないなっとるねん！
責任者出てこい！
男は中身で勝負じゃ！！山田詠美のエッセイだったと思うのですが、こんな文章を書いていましたように憶えています。
毎度のことながらあやふやな記憶で申し訳ございません。「アルマーニで全身を飾っていてもブヨブヨ太った男よりは、安物のＴシャツにリーバイスのジーンズつけていても引き締まった体格をしている男を、いい女は選ぶのよ」
男は外見より中身で勝負しろ、ってことですな。
そうともそうとも！外見だけの男なんざ、おしりペンペンじゃい。フンッ！！俺の内面から滲み出てるものを理解できん女なんか嫌いじゃー（涙声）！！
（庄司さんなんかつらいことがあったの？とか、女も中身で勝負なのよ！とかそういうツッコミはご遠慮下さいませ）
・涙ウさんへ久しぶりの投稿ありがとうございます。・涙ウさんのような方が遠慮なくなんでも言って下さることを私は期待します。
私は大阪在住のサラリーマンですから、副島先生の弟子を自称していても、組織内の雰囲気などは断片的にしかわからないことがあります。
だから、直弟子＠１２１０さんの文章を読んで、「そうやったんや」と改めて気付かされたこともあったのです。また、彼らとも機会があればじっくりと話をしてみたいと個人的には思っていますが。組織というものは、外部からの批判や提言を柔軟に受け入れることができなくなったときが、危ない。ましてや、私たち弟子集団が優れた批判や提言を聞き入れることができない硬直したものであってはならないのです。
きついことは、私にも仰って下さって結構ですよ。それが正当なものなら喜んで素直に聞き入れて、対応してゆくつもりです（もっとも、わけのわからないイチャモンに対しては断固として反撃の姿勢を見せますがね）。
これからもよろしくお願いします。
１ヶ月ほどご無沙汰しておりました。お弟子さん達への失礼な投稿を差し上げた直後、自宅のパソコンが壊れてしまい、自分で立ち上げることができませんでした。
失礼いたしました。
事務所からのパソコンで、このサイトは拝見させていただいてはおりましたが、、、、いくつかのご意見やお弟子さんの現状に関するご投稿等から、学問道場の内弟子の方々の内部の現状・位置付けは、下記のようなものかと、理解させていただきました。
１．副島先生がリバータリアンを標榜されていることからも、本学問道場のサイトは、いわば個人商店のようなものであり、給料をもらっているお弟子さんたちは、いわばその個人商店の従業員である。
そういった意味で、有料会員は、当該商店の「よそではあまり売っていない情報」という商品を購入した一顧客にすぎず、客から見て、もし仮にお弟子さんの言葉遣いがおかしいと感じるようなことがあったとしても、それは店主の副島氏に「お宅の店の従業員さん、しつけがなってませんな。」と客の立場からクレームするべきものであり、それ以上の関係ではありえない。２．一方で、学問道場は今後の日本の国家戦略を提案していくべく活動を開始しており、お弟子さんたちは、単なる従業員としてではなく、将来は、上記活動に向けて独り立ちしていくべく、いわば修行中の身分という立場を併せ持っている。副島先生からは、１日でも早くこの道場からそのような方々が輩出されることが期待されている。
そういった意味で、有料化の背景には、そのような若い有為な方々へのカンパといった要素も含まれている。３．ただし現段階では、学問道場も発展段階にあり、必ずしも上記のような位置付けが固まっているわけではない。
〜というような理解でよろしいのでしょうか？
以上を前提とし、また、これまでの過去のぼやきから推測しますと、副島先生に身近なお弟子さんたちは、学生か大学卒業後という方が多いと思われますが、「恵まれた環境を活かしてこれからも頑張って下さい」、というメッセージを伝えないわけには行きません。
お弟子さんからすれば、「一ヒラ有料会員のおまえから何でそういうことをいわれなければならないんだよ。」というお気持ちの方もいらっしゃるでしょうが、しかし私の理解によれば、やはりここは学問道場だとのことですから、お弟子さんたちは、いわば中世のお寺の若い坊さんのような立場におられるのだと思うのです。
檀家の人々が、「自分がお経の勉強をする時間と能力がないので、自分達に代わってしっかりお経を読んでください。」という趣旨でお布施を包む（喜捨する？）ということと同じようなものだと思います。このような理解も、
�〕�料会員費が、○円「以上」となっており、定額制になっていないこと
�△�弟子さんたちのかかれた論文に対し、副島先生が外部からの忌憚の無い批評を期待されていること
〜等から考えてあながち間違っていないのではないかと思っています。また、ヒラ有料会員の身分ではありますが、自分の学問レベルは別として、副島先生を敬愛することにおいてはお弟子さん達に負けないエネルギーをもつと自負しており、その意味でイコールフッティングだと思っております。
一方で、中途半端なわが身の半生を振り返り、自分の思う道を進んでおられるお弟子さん達に嫉妬しているのかもしれません。
以上のようなことから、外部から見て、今後もお弟子さん達に違和感を感じたときは
「それは、ちょっとおかしいんじゃないか？副島インナーサークルにどっぷりと漬かって、一般社会からあまりにも感覚がかけ離れているんじゃないの？仲間内で副島語ばっかりしゃっべっていると、社会の一般常識が身につかなくなるよ。」ぐらいのことは、遠慮無く言わせていただこうと思っております。最後に、
直弟子＠１２１０さんへ
私の失礼な文章に対して、丁寧にお答えいただき有難うございました。
文章の行間に、直弟子＠１２１０さんの日頃やっておられることの情景や今抱えておられる悩みが伝わってきました。一ヒラ有料会員にも、わずかなお金ではありますが自分のお金がまがりなりにも直弟子＠１２１０さんがお書きになられたような形で活かされているのだ、ということがお蔭様でよく理解できました。
学問道場の中での「世間」に負けず、組織に負けず、「ご自分」を磨いていってください。
『東京新聞』は【特報面】がなかなか面白いです。（貼り付け開始）
『東京新聞』５月２３日付 朝刊 【特報面】
Ｗ杯キャンプ地 課長自殺の裏側
「町おこし」の皮算用思惑違い
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20020523/mng_____tokuho__000.shtml（貼り付け終了）
徳間書店刊「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」
解説はリチャード・クーさんです。
小坂です。庄司さん、ご返信ありがとうございました。
付け加えますと、高倉健さんは、水道橋博士(ビートたけしの弟子で、浅草キッドという漫才コンビの小さい方です)によりますと、かつてラジオのパーソナリティーをしていた時に、この詩を非常にテレながら朗読したとのことです。その放送も聴きたかったですがね。
私は、映画俳優では、三船敏郎−高倉健−松田優作というラインが好きで、いずれも日本人としては、世界普遍価値があったと思っております。優作は、残念なことをしましたけど。
又、丸山健二につきましては、長野県在住の小説家で、日本文学の現状に背を向け、理想の庭をつくりながら、しかも作家としてのありようは、まさに副島先生のようでして、日本の他の作家の低レベルな様を罵倒し、こちらも、世界普遍価値としての文学の鉱脈を、せっせと掘り進んでいると思います。
いずれにいたしましても、長文をお許し頂きましてありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いします。
＞それが高倉健という男ではないのかうん。いいっすねえ。丸山健二についてはまったく私は知らないですけど、こういうのいいなあ。好きですよ、私も。いい詩ですな。
田中です。今週発売の週刊東洋経済 "システムダウンの恐怖”についてはいろいろ思う所があるけど、又今度書きたいです。
でもって、加藤典洋 "ぽっかり..." を2回読んだけど、で金曜のごみに捨てるつもりですが、こいつスゴイね。なんか保守派の言う事もわかるリベラルみたいな顔してるけど、全然違います。
バリバリのルソー人権主義、人民主権主義者で、福島瑞穂も驚く、心の奥底まで真っ赤な人間で、しかも物凄い卑怯な人間でした。すごいよなー。どうやると、こういう心の底まで捻じ曲がった、鉄火面の卑劣な根性の人間になれるんだ？ 共産主義者なのはともかく、卑怯だっていうのが許せない。
っていうか、うちの家もずっと朝日だったから分かるけど、朝日新聞ばっかり、ずーっと読んでいると、人間としての何か、豊かな感情って言うか、そういうのが失われるんだよ。
すごい。加藤典洋は戦後の生んだ奇形的精神構造の究極の1人だろう。社会党の馬鹿サヨクなんか、まじめで、かわいそうなくらいだよ。
でわ。
小坂タカシと申します。「ぼやき302」にて、副島先生が中上健次に触れられていましたが、私の一番好みの作家は、丸山健二です。ことに、「月に泣く」は、時々読み返しています。さて、私が、常々、斯くありたいと思っている抒情詩を紹介致します。丸山健二が高倉健さんに捧げたものです。現実は、ナカナカキビシイのですが,心に響きます。
長文で申し訳ありませんが、ご容赦のほどを。
(浅草キッドHPより)
(転載開始)
それが高倉健という男ではないのか 作家・丸山健二何もかも きちんとやってのけたいと思い
これまで 常にそうしてきたのは
映画を愛していたからではなく
あるいは 役者稼業に惚れ込んでいたせいでもなく
ただ それが仕事であり
それで飯を食ってきたというだけの理由に過ぎない
だから できることなら
ファンと称する 大勢の他人に囲まれたり
カメラの前で 心にもない表情を作ったり
ややこしい人間関係の真っ只中に
身を置いたりしたくはないのだ
それが高倉健という男ではないのかとはいえ 嫌々ながら仕事をしているのではない
好きとか嫌いとかを尺度にして 仕事をするのではなく
やるかやらないかを 問題にするのであって
やると決め 引き受けたからには
持てる力を 惜しげもなくつぎ込み 奮闘する
仕事だから 仕事らしい仕事を やってのけようとする
それは 観客のためではなく
自分自身のためにすることなのだ
受けるとか 受けないとかは
もちろん気になることだが 最終的には
知ったことではない の一言で蹴飛ばしてしまう
それが高倉健ではないのか必要以上のサービスはまっぴらだ
俺を見たければ 映画館に行くがいいし
こうした本でも買うがいい
だが 本物の俺と 俺の私生活には決して近づくな
誰であってもだ
よしんば 仕事の関係者であってもだ
ましてや 男と男の友情 などと口走って迫ってくる
薄気味の悪い男は なおさらだ
俺は スターの立場にたまたま居るのであって
いわゆる スターさんに 強くこだわったわけではない
それが高倉健ではないのか腰ぎんちゃくやら お供やらを引き連れて
毎夜 銀座をうろつかなければ
あっちからも こっちからも 声がかからなければ
いつでも チヤホヤされていなければ 寂しくてたまらないし
取り巻き相手に わめき散らしていなければ
安心できないというのが スターさん
仕事を済ませた途端に 素早く自分に戻れるのが スター
スターは 己を見失うことなく
ときどき胸の奥で 冷ややかな笑みを浮かべている
それが高倉健ではないのか役者は 特別な存在でなければならない
たとえ 普通の人間を演じる場合であっても
普通の男ではいけない
とりあえず 外見が問題だ
顔だけ 特別に立派でも
首から下が 世間の連中とまったく同じではまずい
つまり 頭のてっぺんからつま先までが
売り物として ふさわしくなくてはならない
大酒をのみ 大飯を喰らい
どこにでもいる只のデブとなって
ほんのちょっと動いただけで 息切れをするような男が
主役を平然とやってのけている
しかし 彼だけは違う
彼は いつだって特別だった
それが高倉健ではないのか必要に応じて
必要な動きができる男が 減ってきている
どうということもないのに
大袈裟に騒ぎ立てる男は うじゃうじゃいる
そんなに動かなくてもいいのに
派手に動き回る男が 増えている
そんな男に限って
本当に動かなくてはならないときに コソコソと逃げてしまう
格好だけで良いのだ 中身なんてどうでもいいのだ
外側しか見えないさ と彼らは 居直る
だが そうではない
人間の中身は ハッキリとスクリーンに映し出されるものだ
たとえば 分厚い皮下脂肪のようなカタチで
彼は 必要に応じて 必要な動きができる
スクリーンの上だけではなく 私生活でも
それが高倉健ではないのか三年前にやれなかったことが
今は簡単にやってのけられる
そんな男は少ない
流れに身を任せることを知っていて
時には流されもするが
しかしそれでも 頭は常に上流に向けられ
両手は のべつ水を掻き
両足は しょっちゅう水を蹴っている
つまり エネルギーの配分を冷静に計算しながら
少しでも 前進しようと狙っている
彼は決して遅れない
それが高倉健ではないのか暗くて 重くて 正しくて 強い一匹狼のイメージは
いつしか 敬遠されるようになった
そうした主人公にあこがれ 血の騒ぎをおぼえる男は
減るばかりだ
時代は ますます軽くて薄い方向へと傾いていく
その日 その日を ちまちまと ごすっからく
目先の欲に 振り回されて 弱くて だらしない男達が
普通でいいんだよ 自然に行きたいのさ
等身大の生きざまがしたいんだ
などという 小賢しい言葉の上で あぐらをかいている
その中で彼は 男であり続けたいと願い
役者をしながらも その姿勢を 崩そうとしない
それが高倉健ではないのか
(転載終了)
(浅草キッドのネット寄席「キッドリターン」水道橋博士の悪童日記 2001年1月3日の日記より)
今週の『SAPIO』誌は熱いです。￥４２０の価値は十分あるのではないでしょうか。（転載開始）＊よしりんは、プレストウィッツさんとお会いになっていたようです。『ＳＡＰＩＯ』２００２．６．１２
「亡命者連行事件」だから日本はナメられる
●非道国家「中国」をつけ上がらせる
外務省「拝中派」官僚を徹底排除せよ/古森義久
●日本の大新聞、TVよ、中国に遠慮して難民を見殺しにするのか/李英和
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「テロ」「マネー」から「スポーツ」までこの身勝手超大国の論理を徹底検証
アメリカの正義の「２枚舌」●小林よしのりVS西部邁
アメリカにひれ伏し続け、日本人は「魂」も「文化」も失ってよいのか
●途上国を喰い物にするＩＭＦは米ウォール街の代弁者/Ｊ.Ｓ.スティグリッツ
●日本の金融政策はアメリカの国益のために歪められてきた/吉川元忠
●日本が米の軛を脱するには
沖縄基地という「ベルリンの壁」を壊せ/Ｃ.ジョンソン
●米言論のホンネはメディア界「親イスラエル」「親パレスチナ」から読め/高濱賛
●ブッシュ政権のあいまい政策こそパレスチナ泥沼化の元凶だ/Ｊ.エマーカス
●五輪にまで「米のルール」を持ち込む「U.S.A！」なんて聞きたくない/生島淳
●「神は許しても米は許さない」というハリウッド映画の傲慢/越智道雄
●「絶対正義という名の病はガツンと殴られなければ治らない/岸田秀（転載終了）
先日、５月１９日の日曜日、日光にドライブに行きました。栃木に赴任して二年目ですが、こちらに来るとき「栃木といえば奥日光の湯ノ湖がいいですよ」と知人に言われたことを思い出したからです。中禅寺湖は子供の時に訪れて以来でした。記憶ではやたら俗っぽい印象だったのですが、あらためて行ってみると、とても美しく思わず車を走らせて、金精峠を越えて群馬側にまで行ってしまいました。戦場ヶ原などもとてもよかったです。
湯ノ湖も行ってみましたが、釣りを楽しむ人が多く、鱒なんかを焼いてそれを売っている店もあり、釣りというレクリエーションで充分産業としてなりたっているのだと感じ、石井利明さんの懸賞論文を思い出しました。日本では建設投資額が74.6兆円、対GDP比が14.8％（石井論文より）。GDP比でいうとアメリカの約二倍で、他の先進国と比べてもこれはいかにも多すぎる。
＞日本はアメリカの医療費の半分（GDPの６％、アメリカは１２−１３%）→（「もう」先生投稿より、近代医学・医療掲示板から引用）
＞バブル期からの諸外国に比し突出した公共事業費（財政出動：リチャード・クーが広報部）
＞つまり、国家財政として医療費をふくめた社会保障費を削減せざるを得ないことになる・・・
＞アメリカの殖民地政策が診療報酬引き下げの遠因であると・・・
（以上、崎谷先生投稿より、近代医学・医療掲示板から引用）＞こうした、補助金事業の多くは、自然資源を豊かにするために役立っていない。結果的に、農山漁村地域は、生活の糧を得るために、自然資源の切り売りを始めたことになる。この事態を、地域の人々は、ある種の諦めとともに受け入れ、その代償として、こうした中央政府に頼る行政により、自治体や住民の自立心は奪われた・・・（石井論文より）
なんだ、それでは過重労働の我々の生活も含め、全部一本の線でつながるではないか！！！
と、みょうに納得したドライブでした。もっと仔細に考察して「重掲」にでも書き込みたいのですが、今回はこちらに投稿します。
（貼り付け開始）『産経新聞』５月２１日付 朝刊
http://www.sankei.co.jp/advertising/toshin/0205/21-column_04.html■ 金融債 社債との「垣根」低く、風前の灯
バブル期の人気商品 発行に高コスト
銀行が発行する金融債と社債の区別がなくなりそうだ。都市銀行や経済団体などの要望で金融審議会(首相の諮問機関)が社債発行の条件緩和を検討、社債も金融債と同様に売り出しの決定当日に発行できるようになる公算が大きい。条件が同じになれば、コストがかかる個人向け金融債に対する銀行側の発行意欲は今後、減っていくことも予想される。バブル末期に９％の利回りで個人客が金融債にフィーバーした時代もあったが、金融債そのものがなくなる可能性もある。(気仙英郎)
金融審議会第二部会で議論されている社債の発行条件緩和策は二つ。一つは金融債同様に店頭で代金と引き換えにすぐに券面を交付する売り出し発行ができるようにする緩和策だ。
社債は、例えば、一千億円募集したらその額が集まらないと発行できない。このため、多くは店頭ではなく証券会社経由で募集し、券面が、社債管理会社を置く必要がない一億円以上で発行するのが通例だ。
もう一つは、金融債同様に有価証券報告書の添付なしで社債発行を可能にすることだ。金融債は、金融庁が財務状況にお墨付きを与えているとの前提で報告書の添付を義務付けられておらず、金融債と社債の間で情報開示に差があるのはおかしいとの主張だ。
金融債は特定の金融機関が資金を調達するために発行している債券で長期信用銀行(新生銀行、あおぞら銀行)、みずほ銀行と政府系金融機関だけが発行できる。大正十一年に日本興業銀行(現みずほ銀行)が発行したのが最初で、もともとは官営銀行(戦後は長信銀などに民営化)が資金調達し、重厚長大産業に貸し出し殖産興業をめざす国策貯蓄商品だった。
金融債のうち、利付金融債は一年、二年、五年物が主流。半年複利で利子一括払いの「ワイド」(五年物)はバブル期の人気商品だった。
しかし、企業が社債や株式で資金調達を証券市場に頼る直接調達の割合が高くなったうえ、規制緩和の流れの中で平成十二年十月に他の銀行も一般の事業会社と同様に社債を発行して資金を調達できるようになり、社債と金融債の垣根が低くなった。
その上、金利の自由化で調達金利に0.9％を上乗せして企業に貸し出すルール(プライムレート)もなくなって、今や長信銀にとっても安定して利ざやを稼げる金融商品ではないといえる。
このため、他銀行も金融債を取り扱えるよう解禁を求めるよりも社債発行条件の金融債並み緩和を求める声が強まってきた。
（転載終了）
見栄張ってよくわかんないくせに日経をとっている(冷や汗＆泣)＃Penです。
一応叙情文O.K.だと思いましたので、再びお邪魔します。私、日経の本文をしっかり読む能力は足りないので、周りの「私の履歴書」だの「交遊抄」だのをごまかしのために適当に読んでいます。
そうしたら、昨日の夕刊の「明日への話題」という欄で坂本吉弘氏が、4月に亡くなられた高島昭憲氏を悼んで「国に殉ずる」という題で書かれてたの、発見しました。冒頭と文末を抜き出しますと
※※※始め※※※
春の光がまぶしい四月の半ば、一人の少壮官僚が彼岸に旅立った。
広瀬勝貞経済産業事務次官は、痛惜の情を込めた弔辞のなかで、彼が「経済構造改革」や「IT革命」に精魂を傾け、重い病の告知をうけながら、なお自らの生きる意志と公務に対する責任感から、「e-Japan計画」にも取り組んだ足跡をたたえた。
（中略）
彼の志は、多くの人に引き継がれる。令夫人にしっかり手を握られながら励ましをうけていた二人の男児は、いつの日か、父が国に殉じたことを誇りに思い、そしてこの国を大切に思うに違いない。
高鳥昭憲君。志高い生涯であった。
※※※終わり※※※
そっか、これが通産省内の愛国的戦士ですかぁ・・・・・・、ってやつです。確かにこれなら外務官僚に、お前ら出てけ、俺は言いなりにはならん、っていえますよね。
なんか、…私こーゆーのに弱くって、昨日、今日とウルウルでした。こういったものも突き放して冷たく見るべきなんでしょうが、でも、情緒に流され、肩入れしたくなってしまうのです。こんな私は、あほなチンドン屋さんなんでしょうか。でも実はそれでもいいや、って思ってます。がんばれ、のーとりあす・みてぃ！
なお坂本氏については、「堕ちよ！日本経済」の28-29ページにて言及されています。写真はhttp://eneken.ieej.or.jp/about/president.htmlにあるんですけど、なんか片岡先生っぽいです。
里屋和彦さんと石井利明さんへ私の拙い投稿に、丁寧な返信を下さいましてありがとうございます。
「補集合」として誕生した「ふじむら掲示板」が、こうして石井さんや里屋さんの読み応えのある投稿も読める、充実した掲示板になりつつあることを、管理人として素直に喜んでいます。ただ、私は、いつまでも自分の投稿文に対して自信を持たずに、「しょーもない文章でいかんなあ」などとちょっと自分を卑下する態度を続けていてはいかんでしょうな。
言い訳などせず、やっぱりワザをみがいて「日本英語の謎を解く掲示板」や「理科系掲示板」などに直接投稿していくように、私は考え方を修正します。総合の「重たい掲示板」で、副島先生にも励ましていただきましたしね。
なおこうさんも、もうしばらく待って下さいね。「近代医学・医療掲示板」への投稿は懸賞論文へのコメントが片付き次第、すぐに取りかかります（やっぱり気軽には書けないですから）。最後に。
ここはなんでも楽しく気軽に自由に投稿できる場所ですから、力作投稿ならば、自作であろうが他作であろうが、遠慮せずにドンドン紹介＆宣伝していって下さい。
「ふじむら」を足場にして、他のメインである掲示板が活況を呈することを、私は願ってやみませんので、お願いしておきます。庄司誠拝。
庄司さんへ
お褒めの言葉、ありがとうございます。
だいぶいい歳になりましたが、いくつになっても、人から誉められるのはうれしいものです。以前、私の論文を批評していただいた折に、自衛隊と自然資源管理の関係を書きます、などと返信をしておきながら、まだでした。この場を借りて、ごくごく簡単に、書き込みたいと思います。
自衛隊の活動のうち、戦闘に関わるものの割合は、現実には非常に少ない。多くは土木工事のような活動をしている。
アメリカで、陸軍工兵隊が河川工事の一部を担当しているのは、上記のような活動を通じて、高い技術力を保持しているためだと、考えられる。
また、自然災害は緊急事態であり、いったん事が起これば、緊急事態管理庁（FEMA)が最高責任期間となり、この任にあたる（FEMAという組織は、かなり軍事色が強い組織であることは、副島先生も書かれていたと記憶しています）。これらのことは、わが国にも当てはまると考え、その可能性を検討する意味で、論文に入れました。
しかし、書きながら、私は以下のことを考えました。自衛隊が河川工事に関わる場合、河川から発生する大きな利権との調整という現実の大きな問題に加えて、
河川の生態系を豊かにする土木工事と自衛隊が保持しなければならない土木技術は、どのような形で接点を持つのだろうか？
というものです。私なりの答えは、
近自然型とか、多自然型、と呼ばれて、現在推し進められている生態系を豊かにする現在の工法の特徴は、簡単に言えば、
「壊れてもよい！」
だと思います。（私は、氾濫現に多くの人と財産が集中する日本においは、壊れることが許される場所及びその許容範囲においてのみ、そのような工法が成立すると思います。実際に、都市部の親水公園などというシロモノの大部分は、生態系とは何の関わりもありません。）
結局、「壊れてもよい！」という発想は仮設工事と同様であり、ここにおいて接点をもてるのではないか、ということになります。
はっきり言って、この論法は、あまりに大雑把で、仮設工事の質の問題はどうなるのだ！
と突っ込まれれば、答えに窮する部分も多々あります。しかし、河川に関わる利権の大きな構造を変えるためには、生態系保全が成り立つような市場や、現在の利権とは関わらない大きな機関の参加が必要となるでしょう。
と、ここまで書いて、今夜は詰まってしました。
藤村さんの分は後になってしまいました。ごめんなさい。
近所の本屋で「岩波文庫解説目録」と「岩波新書解説目録」とを手に入れてきた。この２冊の目録に丹念に目を通すのは約十年ぶりである。
まだ買い漏らしている本がないかどうか、今のうちにチェックしておこうと思ったのだ。もう金輪際岩波の本が手に入らないような事態になった場合に、地団駄踏まずに済むようにと。ここでは、「岩波新書解説目録」について述べたい。
いやあ、実に壮観であった。‘７０年代以前に出されたものは、もうほとんど在庫が残っていないのだ（注１）。まるで大量虐殺にでもあったようだ。もちろん、これでいいのだ。未練たらしく「冷戦時代」のラインナップにこだわり続けていたら、さしもの岩波もとっくに倒産していたであろうから。
最近の岩波文庫、岩波新書のラインナップを眺めていると、ふた昔前なら三一書房とか社会思想社の領分だったアカデミズムの「外縁部」、さらには「サブカル」にまで、岩波が手を出すようになっていると感じた。最近の若い人たちが「左翼リベラル」という言葉と「バカ」とを、必ずワン・セット（左翼リベラル・バカ）にして使う理由がよく分かった。老舗の岩波がこれじゃあ、ムリもない。それでも、コレデイイノダ！「ウチは岩波だから」といって、お高くとまっていられるような時代ではないのだから。もう一度、「岩波新書解説目録」について述べたい。
実は、である。いた、いた、いたのだ。冷戦後の「大量虐殺」を生き延びた「オールド・ボリシェビキ」たちが、ごく少数ながら辛うじて生き残っていたのだ！昔読んだ奴も、そうでない奴もいる。どいつもこいつも（大なり小なり）悪名高かった奴らばかりであるが、もはや過去の「恩讐をこえて」ただひたすら懐かしく思う。「なんだ、おまえも生きてはいたか！見ろよ、陣地は跡形なしだ」（昔、聞きカジッた軍歌の一節）
岩波新書の「オールド・ボリシェビキ」とはなんのこっちゃい、というみなさんのために、その生き残りの「代表選手」を１０人ばかり列挙してみようと思います（注２）。おそらく「なんだ、もう今さら読みたいとも思えないような本ばかりではないか」と感じられることでしょうが。
だからこそ、私は再読してみたいのです。世も末の末の今なればこそ、余計な「恩讐」は抜きにして、その本が本来的に持っていた価値を「貫目相応に」味わうことができるのではなかろうかと、そんな気がするからです。１．高島善哉「社会科学入門」（１９５４）
２．内田義彦「資本論の世界」（１９６６）
３．大塚久雄「社会科学の方法」（１９６６）
４．丸山真男「日本の思想」（１９６１）
５．伊東光晴「ケインズ」（１９６２）
６．井上清「日本の歴史」全三冊（１９６３−６）
７．桑原武夫「文学入門」（１９５０）
８．清水幾太郎「論文の書き方」（１９５９）
９．池田潔「自由と規律」（１９４９）
１０．堀田善衛「インドで考えたこと」（１９５７）
（以上１０点、全て在庫あり）（注１）２００１年９月現在で在庫のある岩波新書の、出版年代別構成比をカウントしてみたら（ヒマだな、我ながら）、こうなっていた。
１９３０年代／ ３点／ ０％
１９４０年代／ ４点／ ０％
１９５０年代／ ２３点／ ４％
１９６０年代／ ３６点／ ６％
１９７０年代／ ３７点／ ６％
１９８０年代／ ６３点／ １０％
１９９０年代／３６７点／ ５８％
２０００以降／１０１点／ １６％
（ 合 計 ／６３４点／１００％）（二冊組の場合は二冊で「１点」、続編は正編とは別個にカウントした。「改訂新版」の場合は新しい日付で、単なる改版の場合は古い日付でカウントした。）
（注２）岩波新書の「オールド・ボリシェビキ」「代表選手」リストアップの際、下記三種のものは除いた。
<1>まだ性懲りもなく「改訂新版」を出し続けているもの（例：長谷川正安「日本の憲法」）
<2>既に「岩波新書」のワクを超越している準古典（例：三木清「哲学入門」）
<3>心理学、および理科学書はよくわからないからパス（例：松田道雄「私は赤ちゃん」）（もしかしたら続く、かもしれない）
坂村健の本と言えば、
「痛快！コンピュータ学」（集英社文庫）もお奨めです。
これを読むと、
第２次世界大戦がコンピュータ技術を生み出すのに必要であった。 （第２次大戦がなければコンピュータ技術は生まれなかった）ことがよくわかります。また、ブール代数などの理論的な道具立てがコンピュータ誕生前夜までに、すべて出揃っていたのも、
歴史がうまくできているものだと感心させられました。
「日本の右翼と左翼とは、アメリカが日本を運転するときの右ハンドルと左ハンドルにすぎない」などと言うと、（そんなことを言っている日本人などいないに均しいが）、現在ならば「ファシスト」呼ばわりされるほかないであろう。
ほんとにそうですよ。。。。
>>再度出版する情報ありがとうございます。どうも古本屋さん等では見付かりそうもない雲行きなので、これに期待をしたいと思います。『軍隊なき占領』も引き続き気にして探してみます。（ニヤリ
http://honyaku.naver.co.jp/
↑
ハングルHPを翻訳してくれるサイトしかし、
英文と違い、ハングルのみでは内容にあたりがつけられない・・・何かの参考に。
（ハングルのフォントをインストールしておかないと
うまく翻訳されないかもしれません）
岐丸です。面白い情報サイトを書き込みます。アジ政から(転載はじめ)
[260]ちょっとした情報 投稿者：岐丸投稿日：2002/05/20(Mon) 13:06:33
岐丸です。リンク先の話です。
中央日報 http://japanese.joins.com/
朝鮮日報 http://japanese.chosun.com/
このNorth Korea ＴＯＤＡＹには，日本のやくざと，北朝鮮の人脈とか，いろいろ副島系の方にぜひ，みてほしい内容がぎっしりあります。ぜひ，リンクお願いします。North Korea ＴＯＤＡＹ http://www.infovlad.net/underground/asia/nkorea/
(転載終わり)
庄司誠様里屋和彦です。
こちらの掲示板へ初めて投稿致します。よろしくお願いいたします。この掲示板は、読み応えがあるものが多くて、いづれじっくりと思いながら、時間がなくどんどん過去ログになっているのが実情です。
拙論文へコメントくださりありがとうございました。副島先生が、ぼやきで言及くださりありがたかったのですが、他の方からは反応がありませんでしたので、あまりインパクトがなかったかなあと思っていたこの頃でしたので、大変うれしかったです。
庄司さんは、以前、論文を生み出す時の苦しさについて触れられていましたが、言われる通りだと思いました。私も思うように全体がまとまらないもどかしさであせり、適当に常套句で逃げようとする自分との戦いでもありました。書いてはみたもののなんとなく自信がもてなく気まずい思いがしていました。
それはさておき、パイプライン構想は、現実的には膨大なネックがあるため、論文では、あまり具体的な案までは踏み込めませんでしたが、長い目で考えるとリバータリアンとしての啓蒙の側面を強調するほうが得策かなと思い、リバータリアニズムという言葉での切り口にしてみました。
リバータリアンのエネルギー観を顕著に示したような論文をネットでうまく探せなかったこともあり、あえて、自分で演繹的に構築しようとしてのですが（たいした構築ではありませんが）。
自己完結型の人間、社会は効率的であり、エネルギー負荷も少ないことは直感的にわかることだと思います。温暖化問題も長期的にはこの方向で考えるべきだと思います。
庄司さんが、述べられているコメントはどれも的確だと思います（えらそうにすみません）。ただ、新エネルギーの開発は思ったより困難が多く、短期的には今後も大きくは期待できないと思っています。昨今では、新エネルギー（太陽光、風力等）から分散型エネルギー（燃料電池、マイクロガスタービン）への論が多くなってきています。
パイプラインにつきましては、今日書きましたエネルギー学講座vol.26も読んでいただければうれしいです。
ともあれ、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
SNSI懸賞政策論文（５）；里屋和彦「わが国におけるエネルギー供給システムのグランドデザイン」（『今日のぼやき（無料版）』の「291」）について。
広瀬隆はかつて「東京に原発を！」とかぬかしてましたね。
「危ない危ない」ってわめくばっかりが能と違うっちゅうねん！と当時の私なんかは思ってましたね。日本みたいに資源の乏しい国でどうやって石油に代わる電力エネルギーの資源をまかなうのか、何の代案も出さずに能天気なことを言ってる気がして、こういう反原発論を唱える輩に腹が立ちました。でも、世界的に見れば、電力の80%を原発に依存するフランスを除いては、欧米では原発の退潮が目立っています。
井田徹治・著『データで検証！地球の資源ウソ・ホント』（講談社ブルーバックス／2001年）によりますと、ドイツでは2030年頃にすべての原発が運転を停止する予定なのだそうです。２１世紀の世界の中で、原子力発電はエネルギー供給の手段としてはあくまでも補助的なものになるだろうということです。この本によりますと、石油はあと、100年から160年ぐらいは枯渇しないだろうが、石油（あるいは石炭）の使い過ぎは、二酸化炭素の増大による地球の温暖化を避けることができず、環境問題上もよくないから、やっぱり新エネルギーの開発には力を入れざるを得ないのだそうです（←そんなことぐらいここに来てる人はみんな知っとるっちゅうねん！）。
里屋さんの論文のおもしろいところは、リバータリアニズムの視点で、このような環境問題にまでつながるエネルギー供給問題について考えたところにあります。
日本では電気は電力会社、ガスはガス会社から別個に送られてくるというのが常識です。 例えば、電力発電所は大規模なプラントで作られ、高圧電線という巨大な施設を通じて、はるか遠くの町まで運ばれてきます。
いまは、こうした無駄の多く効率の悪い、集中型で重厚長大型のエネルギー資源の利用方法が問い直されているのでしょう。これからのエネルギー供給システムは、言葉は悪いですけど、軽薄短小の（フットワークのいい）分散型電源の時代へと変わっていくのでしょうね。半村良氏の近未来ＳＦ小説に『ガイア伝説』というのがあります。
各家庭が「バイオ電池」と呼ばれる電気を発する水草を飼育し、それによってエネルギーをまかなう・・・・そういうエピソードがワンシーンとして描かれているのですが、私はリバータリアンのエネルギー供給のシステムについての理想をそこに見出します。先ほど挙げました、井田徹治・著『データで検証！地球の資源ウソ・ホント』によりますと、分散型電源に関する新技術の開発は目覚ましく、「マイクロガスタービン」と呼ばれるものや「新型燃料電池」とでもいうべきものが、これからのエネルギー供給システムを変える製品として紹介されています。
里屋さんの提唱されている「リバータリアン・モデルのエネルギー供給システム」。
それの実現は技術的には不可能ではないという時代は、案外早く訪れるのかもしれませんね。
田中です。>情報文明の日本モデル-TRONが拓く次世代IT戦略-
>著者： 坂村 健著>ＴＲＯＮプロジェクトを進める作者が
>こどもニュースのようにかみくだいて
>これかからの日本のありかたを語っている。俺も、坂村健 ”２１世紀日本の情報戦略”って本を読んだんだけどさ、さすがにコンピュータの専門家だけあって、現在のＩＴ状況について正確に書いていると思います。
坂村氏はナショナリストなんですよ。
ただ、一つだけ書いておかないといけないのは、日本は80年代終わりから90年代初期にかけて、通産省が3つの巨大プロジェクトを推進したんだけど、
１．TRONプロジェクト（国産ＯＳの開発）
２．シグマプロジェクト（ＵＮＩＸの開発環境の開発）
３．第五世代コンピューターの3つなんだけど、これらが全て大失敗に終わったという事実があります。
TRONプロジェクトは細々と続いているんだけど、日本政府としては、失敗したプロジェクトのリーダーの坂村教授を参謀として使いにくいという側面があるんじゃないかな。でわ♪
田中です。>人魚はどうやって子供をつくるんですか。
バックからケツを押さえて、がんがんやるんだよ！
横羽線は、オービス何キロで光るんだ？ 60キロ制限で100キロで走っても
光らんぞ。でもって、御茶ノ水行ったら、東京堂が工事で、臨時店舗で営業しているし。
加藤典洋 "ぽっかりあいた心の穴を少しずつ埋めていくんだ”って本が
あったので、買って読んだ。最低。こいつの本は初めて読んだが、これからはヘリクツ加藤と呼ぼう。
学生時代ノンセクト・ラジカルで吉本隆明を尊敬していて、
天皇の戦争責任を言えば、世の中黙ると思ってんのか？大体50の坂を過ぎて、"ぽっかりあいた心の穴を少しずつ埋めていくんだ”なんて事を言ってて恥ずかしくないか？ ”たいしたことも無く世界はこのまま続いて行く”（Ｃ 副島隆彦）ぐらいのことを言ってみろ。
1900円損した。
でわ♪
『貿易と関税』（2002年3月号）紙上において、石黒一憲教授は、『国際摩擦と法 −羅針盤なき日本』（1994年・筑摩書房）は、品切れであるから、出版社の許しを得て、近々信山社から改訂の上再度出版する、と仰っていましたよ。
それにしても、『軍隊なき占領』入手できんなあ・・・早く文庫化してくれ。
石黒一憲教授の『国際摩擦と法』。ぜんぜん見つかりません…。どこかに売ってないかなぁ。『軍隊なき占領』もありません。気にしてるのですが、ないですねェ…
私も石井さんの投稿を読みました。
マーク・トウェイン晩年のペシミズムについては、司馬遼太郎が「春灯雑記」（親本は朝日新聞社、１９９１年。文庫版もあり）の中で、仏教のニヒリズム（生きてるうちが花、死んだらそれまで）と対比した、一種の比較文明論を展開していたのが印象に残っています。もう一度、「春灯雑記」を読み返してみたいような気持ちになりました。それにしても、spiritという単語は面白いですね。キリスト教の「聖霊」を意味するかと思えば、オーディンや妖精（エルフ、ゴブリン）みたいな、異教的な「神」もspiritだったりするのですから。spiritという言葉自体には、善悪の価値判断は含まれていないのでしょうか？正しいものであれ、邪悪なものであれ、強いパワーを持つものには、知らず知らずのうちに引き寄せられてしまうのが人間の心というものですから。あたかも、お酒のspiritに蚊がたかるように（夏になったら実験してみてください）。
「邪悪なspirit」と言えば、子供のころ読んだフレデリック・マリヤット（イギリスの海洋冒険小説家、1792-1848）の短編小説「ハルツ山の人おおかみ」のことを思い出しました。狼女と結婚した男の話なんですが、the spirits of the Hartz Mountainsというのが物語のカギになっているのです。ネットで探してみたら、なんと英文テキストが手に入りました！つくづく、便利な世の中ですねえ。
“The White Wolf of the Hartz Mountains” By Frederick Marryat
http://www.horrormasters.com/Themes/Werewolves.htm＜「ハルツ山の人おおかみ」の作品紹介＞
殺人を犯したハンガリー貴族、メイナーは、三人の子を連れてハルツ山に逃れた。その地でメイナーはウィルフレッド父娘と知り合う。この父娘は人間に化けた狼であったが、そうとは知らぬメイナーは娘に求婚する。山奥のことでもあり、父のウィルフレッドを即席の神父に仕立て、結婚式を挙げることになった。（以下、原テキストと私の個人訳を掲げます。）
“Then take her by the hand. Now, Meinheer, swear.’
（ウィルフレッドが言った）「それでは新婦の手を取って、いいですかメイナー、“私は誓う”」。
“I swear,’repeated my father.
「私は誓う」と私の父（語り手の父親であるメイナーを指す）は復唱した。
“By all the spirits of the Hartz Mountains―’
（ウィルフレッド）「ハルツ山の霊に」
“Nay, why not by Heaven?’interrupted my father.
「ええっ、神にではないのですか？」とメイナーは割り込んだ。
“Because it is not my humour,’rejoined Wilfred.‘If I prefer that oath, less binding, perhaps, than another, surely you will not thwart me.
「ふざけて言っている訳ではありませんよ」とウィルフレッドは応じた、「私ならこっちの“誓い”の方を選ぶと言えば（縛りもゆるいですしね、おそらく、“神に誓う”よりも）、あなたもきっと私に反対はしないことでしょう。」
“Well, be it so, then; have your humour. Will you make me swear by that in which I do not believe?’
（メイナー）「まあ、そりゃあそうでしょうが、はてさて、ご冗談でしょう。信じてもいない言葉で、私に誓いを立てさせるおつもりですか？」
“Yet many do so, who in outward appearance are Christians,’rejoined Wilfred;‘say, will you be married, or shall I take my daughter away with me?’
「でも、みんなそうしてますよ、表面づらキリスト教徒のフリをしてる人たちがね」とウィルフレッドは応じた、「さあ誓いなさい。娘と結婚してやってはくれませんか、それとも娘を連れて行ってしまいましょうか？」
‘Proceed,’replied my father impatiently.
「わかりました。続けてください」とメイナーはいらいらしながら答えた。結婚後、子供をふたり殺され、遂に娘の正体を知ったメイナーはこれを射殺する。父のウィルフレッドは「結婚の誓い」を破ったメイナーを咎める。
“Would you harm a potent spirit of the Hartz Mountains? Poor mortal, who must needs wed a werewolf.’
（ウィルフレッド）「霊験あらたかなるハルツ山の霊を害するつもりか？狼女と結婚すると言い張ってきかなかった人間は哀れなるかな。」
“Out, demon! I defy thee and thy power.’
（メイナー）「出ていけ、悪魔よ！汝も、汝の力も、ものともせぬぞ。」
“Yet shall you feel it; remember your oath―your solemn oath―never to raise your hand against her to harm her.’
（ウィルフレッド）「やがてわかることだろうよ。おまえの誓いを忘れるな。“妻に手を上げて傷つけるようなことは決してしない”と厳かに誓ったことを。」
“I made no compact with evil spirits.’
（メイナー）「私は邪悪な霊とは何の契約も取り交わさなかった。」
“You did, and if you failed in your vow, you were to meet the vengeance of the spirits. Your children were to perish by the vulture, the wolf―’
（ウィルフレッド）「おまえは契約したよ。誓いを破った者は、ハルツ山の霊の復讐にあう運命なのだ。おまえの子供は死ぬ運命にある、ハゲタカや狼の・・・」
“Out, out, demon!’
（メイナー）「出ていけ、出ていけ、悪魔よ！」
“And their bones blanch in the wilderness. Ha―ha!’
（ウィルフレッド）「そして、おまえの子らの骨は荒野に曝されるのだ、ハッハ！」
My father, frantic with rage, seized his axe and raised it over Wilfred’s head to strike.
メイナーは激怒して半狂乱になっていた。斧を握りしめ、ウィルフレッドの頭上に振り上げ殴りかかろうとした。
“All this I swear,’continued the huntsman mockingly.
「誓いの文句はこれですべてだ」と猟師（ウィルフレッド）はからかうように続けた。
The axe descended; but it passed through the form of the hunter. and my father lost his balance, and fell heavily on the floor.
斧は振り下ろされた。だが斧はウィルフレッドの影を突き抜けた。そしてメイナーはバランスを失い、床にズシンと崩れ落ちた。
“Mortal!’said the hunter, striding over my father’s body,
「人間めが！」と、ウィルフレッドは倒れたメイナーをまたぎながら言った、
‘we have power over those only who have committed murder. You have been guilty of a double murder:
「俺たちの力は殺人を犯した者にのみ及ぶ。これでおまえは二重に殺人罪を犯したことになった（元々メイナーは逃亡した殺人犯だったから）。
you shall pay the penalty attached to your marriage vow.
おまえは報いを受けることになる、おまえの結婚の誓いに伴ってな。
Two of your children are gone, the third is yet to follow―and follow them he will, for your oath is registered.
おまえの子供のうち、既にふたりが死んだ。三人目はまだその後を追っていないが、いずれ後を追うだろう。というのも、おまえの誓いは「登録済み」（この一語、どうしてもピシャリとした訳が浮かんで来ません）だからな。
Go―it were kindness to kill thee―your punishment is, that you live!’
行けよ。ひいき目に見てもおまえは殺されるべきだが、（死よりもつらい）おまえの罰は、そうだ、（恐怖に怯えながら）生きながらえることだ！」この後、メイナーは病死した。長じて水兵となったメイナーの遺児は、僚友にこの物語を打ち明けた後、マラッカ海峡で野獣に襲われ不慮の死を遂げた。
＜「ハルツ山の人おおかみ」の作品紹介＞終わりこの小説に出てくるthe spirits of the Hartz Mountainsは、「善悪両義的な存在」どころではない、そもそもHeavenとは不倶戴天の、アンチ・キリストとして描かれています。しかも、Heavenと同様の制裁力を持つパワフルな存在として。spiritという言葉は、こういう文脈でも使えるんですね。
それから、チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」のことも思い出しました。「クリスマス・キャロル」のあら筋は、ご存じのように、因業オヤジ・スクルージの前に、まず親友マーリーの「幽霊」が現れて事前警告を発する。それから三人の「幽霊」が現れ、様々な試練を経てスクルージは改心するというものです。
英文テキストをちょいと調べてみましたところ、
http://wwwsoc.nii.ac.jp/dickens/archive/cb/carol/carol-matsuoka.html
http://www4.ocn.ne.jp/~mirage/a_mirage/star/dec001.htm
マーリーの「幽霊」はghostで、三人の「幽霊」はSpiritだったりghostだったりしているようです。うーん、やはり一筋縄ではいかんなあ。
（以上）
人魚はどうやって子供をつくるんですか。
参考資料 こどもニュースとして情報文明の日本モデル-TRONが拓く次世代IT戦略-
著者： 坂村 健著
サイズ：新書 / ２２６ｐ
ISBN：4-569-61849-9
発行年月：2001.10 本体価格： \660ＰＣの現状とこれからを実に解りやすくスッキリとあらわしている。
こどもニュースににている。
時間とエネルギーを奪い尽すマイクロソフト帝国からの脱却の方途。
このＨＰでもウィルスに悩まされたり
ハウツーにウロウロするより
他の方途にに乗換える道を求めた方がよいのではないか。ＴＲＯＮプロジェクトを進める作者が
こどもニュースのようにかみくだいて
これかからの日本のありかたを語っている。
斯くすれば 斯くなるものと 知りながら
やむにやまれぬ 女遊び
ＫＳ：資料として貼らせて下さい。（転載開始）
必ず繁盛する飲食店
宮本 照夫
本体 1300円
208 頁
四六判 並製
1999年 7月 発行
ISBN 4-7612-5799-7
３日以内発送（土日祝日を除く）
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■■目次詳細■■１ 経営者は全神経を使って客のニーズを知れ
●いま客は何を求めているのか
●常に経営者の目で次の一手を考えよ
●大胆な切り替えの才こそ成功の鍵２ 客は一瞬にしてその店のすべてを見抜く
●客が店主を見抜き、客が店を選ぶ
●客商売は日々これ真剣勝負３ 暴力団との闘いで得た実践経営術
●飲食店経営者には天敵への心構えがいる
●なぜ「ナポレオン」商法は成功したのか４ 体験的「開店・独立」の心得１５ヶ条
１条──共同経営は儲かっても損しても上手くいかない
２条──開店前に客が来たら即入れよ
３条──客の座らせ方ひとつで店が一変する
４条──新規開店する土地の有力者を見方につけよ
５条──地域あっての店ということを忘れるな
６条──「又貸し」はトラブルを引き起こす元凶
７条──料金設定の勘どころを知れ
８条──半額セール考現学
９条──嫌な相手に頭を下げ続けられる忍耐力を養え
10条──お水の世界は離婚率50％と思え
11条──営業信念に命をかけよ
12条──経営者は従業員の親代わり
13条──いい従業員ほど辞めていく
14条──独立して成功するのは300人に一人
15条──開店資金に標準やモデルはない●解説─飲食店経営者のバイブル／大貫端久（弁護士）
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■■内容紹介■■この本の読者には、次のような人たちを想定している。脱サラで店を一軒持とうという人、立地条件もいいのになぜ客がこないのかと悩む人、今の店を踏み台にしてもう一踏ん張りしたいという人、従業員で悩んできた人、家主や業者とのトラブルで悩んでいる人、そして、店をやる気はないが飲食業や水商売の裏側を知りたいという人……。
どうすれば客の足が向く店づくりができるのか。どうやれば店を繁盛させることができるのか。結局は「本物」と「心」しかないだろう。これを読んで共感してくれる人、反発する人、さまざまな人がいることと思う。しかし反発も共感も、それ自体が一つのエネルギーである。そのエネルギーが「明日」をつくってくれることを私は願いたい。
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■■著者紹介■■宮本 照夫（みやもと てるお）
昭和13年山口県光市生まれ。同34年山口県立下松工業高校卒業。同39年神奈川県川崎市に焼き鳥屋を開店以来、独自の経営方針で焼肉店、クラブ、スナックなど30店近い店をオープンさせる。同63年神奈川県知事より優良店の指定を受ける。現在ライオンズクラブ・ボーイスカウト賛助会、神奈川県暴力団追放推進協議会などに所属。飲食店経営の傍ら自己の体験的経営について講師として、また雑誌、テレビ、ラジオなどで活躍。?宮本企画代表取締役。
著書に、「恐怖な面々」「ヤクザな人々」（文星出版）などがあり、弁護士はじめ警察関係者から最適のマル暴対策マニュアル書と高く評価されると共に、元法務大臣・泰野章氏の推奨を受ける。
（転載終了）
>「週刊こどもニュース」という番組が、毎週土曜日１８：００からＮＨＫ総合でやっています。この番組については全く知りませんけど、むかし、「子供の電話相談室」とかそういう番組がありました。それで、私が高校生で散髪屋に行ったときにこれがラジオで流れてたんですけど、傑作な思い出があります。
そのときの子供の相談内容が「子供はどうやったら産まれるんですか？」だったんですよ。
もう、なんとかごまかしながらも必死で答えようとする回答者の対応がおかしくておかしくて（笑）。髭を剃られてる最中だったんだんですけどね。
「君が大人になったらわかることだよ」って言ったら「今教えて下さい！」とかね。「いやだからそれはそのね、あのさ・・・女の人はさあ、男の人の協力があってはじめて赤ちゃんができるんだよ」って答えたら「どんな協力なんですか？」ってすかさず返されたり。今考えたらこのガキ、絶対に妊娠の理由を知ってたよなあ。
>いったい、大人は何を見栄を張っているんだか。。。ほんとにねえ。日経新聞を広げて読んでるおっさんなんて、一体なんなのでしょうか。朝の満員電車で日経新聞広げてるアホズラのおっさん見るたびに私はそう思ってます。まだ、竹村健一や堺屋太一の単行本持ってるひとの方がサマになってますよね（←そうでもないやろ）。
神はユーモアがある。もし信じないならば、自分の姿を鏡に映してみよ。（米国のコンピューター・デザイナー、ケン・オルセン）
ＴＢＳ「世界ふしぎ発見」を見ていたら「肥沼信次」特集でした。（転載開始）
大戦秘史・リーツェンの桜 敗戦の地ドイツでチフスと闘い、散った日本人医博・肥沼信次
舘沢貢次/著
ぱる出版
1995年8月発行
326P 20cm
ISBN: 4-89386-474-2
価格: 2,400円（税別）目次
第1章 エスクレビオス(医術の神)の墓
第2章 ナチス政権下の「サムライ」宣言
第3章 黒マントの赤ひげ
第4章 数学の鬼
第5章 済生学舎出身医師の長男
第6章 ベルリンの恋
第7章 日独文化協会と肥沼
第8章 戦火を越えて詳細
半世紀を経て、初めて明らかにされた一日本人医博の壮絶な生涯。陥落直前のベルリンを脱した一人の日本人留学生。最後の帰還船の乗客リストに名前を残したまま消息を絶った肥沼の足跡をたどったドキュメント。http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=jb&id=19598109
（転載終了）
フジＴＶの方が先に取り上げていました。
（転載開始）http://cgi3.osk.3web.ne.jp/~carmel/oracle.shtml現代において、野球がこれほど人気があり、かつ人々を熱狂させるのは野球が一種の宗教儀式に他ならないからだ・・という説がある。日本ではともかく野球の発祥の地であるアメリカではこの考えは強く見られる。
例えば映画「フィールド・オブ・ドリームス」（１９８９年）ではケビン・コスナー演じる、アイオワ州の農民、レイ・キンセラは「神の声」に導かれてトウモロコシ畑をつぶして野球場を作る。神は次のように告げた「If you build it, he will come」トウモロコシ畑から現れる幻影の選手達がそこでプレーをし、野球場は現実と超現実の交差する場となる。最後には、この野球場を目指して全米から無数の人々が聖地を目指す巡礼者のように集まってくる。そしてレイはついに父親（の霊）と会う・・
別の見方をすれば野球は白い聖なる衣服を身に着けた選手たちによって行われる密儀である。野球場の中心には地・火・風・水という４大元素を象徴する正方形（野球ではダイヤモンドと呼ばれる）という幾何学的図形あり、チームの構成員とゲームの回数はいずれも聖なる数の「９」である。実際「９」はカバラでは霊的、精神的成就を表す。また人類に奉仕しようという高い欲求を持つ。また「９」はイニシエイションすなわち密儀参入ととそれによる成就、新しい段階の始まりを表す数でもある。
審判は密儀を進行させる、神官であり、投手の投げる球を打つ打者は「試練」を乗り越えてホームに戻る事を求める密儀参入者である。彼はダイヤモンドを一周する事により、「得点」を得て、自らの生き方をより高い段階に昇華させる・・
最近の日本選手の大リーグ熱、また現地での活躍を見ている日本での「密儀」にあきたらないでより高い「精神性」を求めての大リーグ入り・・と解釈できる。日本のプロ野球も娯楽性も大事ではあるが「精神性」を高めていかないと選手の大リーグ志向は増える一方ではないだろうか。人間は「精神性」を求める生き物なのだから・・
（転載終わり）
「週刊こどもニュース」という番組が、毎週土曜日１８：００からＮＨＫ総合でやっています。
この中に、「世の中まとめて一週間」と言って、子供向けの言い方で世の中で報道されたニュースを流すコーナーがある。
このときの説明のしかたが、かみくだいた言い方なので、わたししからすると、通常の大人向けのニュースでもこの説明のしかたで良いのでは？ と思います。いったい、大人は何を見栄を張っているんだか。。。
福田和也氏によれば、戦前の日本の首相経験者・近衛文麿は、「ポピュリスト」のさきがけだそうです。「大衆迎合主義者」という意味でしょう。これは、二重の意味でおかしい。 まず、ポピュリストの定義が違うでしょ。「大衆迎合主義者」という意味ではない。
（余談ですが、言葉の定義の奪い合いというのは、立派な政治的な争いですな。リベラルとリバータリアンとかもそうですが。）それに、近衛文麿が「大衆迎合主義者」かどうか、、。。
福田氏は、第一次大戦後に近衛が著した「英米本位の平和主義を拝す」などの論文の内容を根拠としているらしい、、 日本人大衆の反米感情に迎合して権力を握っていった、という意味でしょうな。。ああ、そうですか、反米感情が起きてもそれは大衆の迷妄によるもので、そういうのに乗ると日本を滅ぼすもとになる。だから、反米感情こそが日本を滅ぼす元凶です。アメリカは悪くない。それが歴史の教訓ですな。。おそらくそれが、日本ホシュも日本カクシンも同じく信じている内容ですな。
となると、以下のことについては、ほぼ日本国民全員の共同理解事項です。右も左もあるものか。
（１）アメリカに逆らうことは、日本を滅ぼす元凶です。 アメリカは悪くない。
（２）戦前政治については、近衛文麿への評価が低い。（上記 福田和也本を参照ください）
アメリカに逆らう政治家の評価の低いのは、近衛文麿も、ムソリーニも、ヒトラーも、スターリンも同じで、これは、世界的な傾向のひとつの現れです。 そういえば、アメリカに逆らう機会のなかったスペインのフランコは、ナチス・ドイツとファシズム・イタリアに助けられて地位を固めて、戦後も独裁政治を続けていながら、誰も非難しないねえ。恣意的だねえ。（３）戦後政治については、アメリカからの圧力を決して直視しない。
ことほどさように、歴史への評価は覇権国がまず決めにかかります。属国は、積極的に認めにかかるか（日本の左翼）、見て見ぬふりをするか（日本ホシュ）のどちらかしかできません。ホント、ジャイアンとのび太・スネオの世界。日本ホシュは、現行のアメリカの意向に忠実であり、それが「現実的である」（他に選択の余地などない）と主張することによって。京大・高坂正尭の「リアリズム」政治学がさきがけ。
日本革新は、戦前のアメリカに逆らった失敗の反省としての「日本国憲法」を墨守することによって。
アメリカから見れば、日本右翼・日本左翼なんて、日本を好きなように操れるための、右ハンドルと左ハンドルくらいの意味しかないでしょう。何回でも繰り返しますが、（１）から（３）に掲げる項目に、右も左もありません。上のことは、日本人一人一人の立場において、みんな「わかっている」ことです。
（下の部分に、本の内容のレビューが掲載していますので、ご興味がわくようでしたら、ご参照ください ↓）
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163584005/ref%3Db%5Fbb%5F1%5F32/249-4975467-6439514
哲学が好きな人は、ぜひ、以下の『日本英語の謎を解く』にある石井さんの投稿を読んでみて下さい。
私は久しぶりに知的興奮を感じました。アリーに学ぶ１０ SoulからI、そしてSoulへ 投稿者：石井利明さん 投稿日：2002/05/13(Mon) 00:51:33 No.541
マーク・トウェインが、実は、『トム・ソーヤの冒険』以外にも、面白い作品を書いてるというのはアキラさんもおっしゃっていましたね。
さっそく、岩波文庫の『不思議な少年』と『人間とはなにか』を読みたいと思います。
石井さん、有益な投稿をありがとうございました（←そんなこと「ふじむら」で言うなよ。ワザをみがいて「日本英語」に投稿しろ！）。
SNSI懸賞論文（４）；えりあん氏の『エシュロンの国際法的問題』について（「今日のぼやき」（無料版）「288」より）。いやあ、なんというか。懸賞論文についてコメントするなんて無謀な企画、やるんじゃなかったよ〜（笑）。国際法的にエシュロンをどう扱えばよいのかなんて私には到底わからないですから（←お馬鹿さんよね）。
ただ、覇権国家というのは自分の地位を盤石にして生き残りを計るためなら、どんなエゲつないことでもやるもんだ、ってことはよくわかりました。世界盗聴ネットワークねー・・・。グローバリストってロクなこと考えないよな。
日本の政治家も官僚も、本当に重要な会議は、ホテルのシャワールームでシャワーを全開にして盗聴されないように防備してから、（そのシャワールームで）ボソボソと協議するらしいです。国会議事堂も省庁の会議室も盗聴器機器だらけらしいですよ。日本は恐ろしいまでの情報統制管理下に置かれています。まったく、映画『ゼイ・リブ』そのものの世界ですよね。
まあ、ヒューイ・ロングをファシスト呼ばわりして葬り去るわ、ケネディー（ＪＦＫ）も暗殺するわ、ってそういう国ですから、属国の住民ぐらい簡単に踏みつけるわな。月尾嘉男／田原総一朗・共著『（東大で月尾教授に聞く！）ＩＴ革命のカラクリ』（アスキー・2000年）においても月尾教授は、エシュロン問題を追求していたジャーナリストたちが何人もアメリカで消えている、とおっしゃっていましたしね。
国際法上の域外適用の関係で用いられる属地主義（テリトリアル・プリンシプル）でエシュロン問題を考える、とかそういう高度なコメントは私には到底できませんので、この辺で私の投稿は終わらせてもらいます（石黒教授の本を読んでも簡潔にまとめるのが難しい）。
失礼しました。
天国太平さんへThe Economistの訃報のページにジョセフ・ボナーノ記事がありました。ご参考にしてください。
http://www.economist.com/people/displayStory.cfm?story_id=1131139