6月3日に開催されました経済財政諮問会議に提出された「経済活性化戦略(案)」には冒頭に「ソーシャル・リエンジニアリング」の文字があります。
これは27日からのサミット前に決定(閣議決定の見込みだが、税制の方針については、自民党、諮問会議、財務の調整が進んでいないため、閣議決定に入らないかも)し、来年度の予算編成等につながるものです。(抜粋)
1.経済活性化戦略の基本的考え方
(日本経済低迷の原因)
日本の経済社会は今、大きな転換点にある。産業競争力は、90年代初と比べて大幅に低下した。その原因は、経営力の面での効率性や透明性が低いこと、基礎的科学技術の研究・開発の成果が産業化に結び付いていないこと、平等主義、年功序列といった硬直的な仕組みや慣習の中で個性や能力のある人材を十分に活かしきれていないことにある。
(中略)(経済活性化に向けて取るべき戦略)
問題を抱えながらも日本経済の潜在的な力量は依然として高い。高度成長を生み出した日本人経営者の勇敢な行動と決断、傾斜生産方式にみられる選択と集中、品質と消費者志向を誇る日本の技術力といった特質を活かせば日本は必ず甦る。既に企業活動の面では、大胆な事業・企業組織の再編、産学官での連携など新たな動きが現れ始めており、国民生活の面でも、医療・社会福祉、教育の分野でも利用者の選択肢の幅が拡がりつつある。
薄明かりが見えつつある新世紀への突破口を、今着手している構造改革を徹底化・迅速化することにより、大きく広げなければならない。特に人間力を高め、一人一人の能力が十分に発揮されることが重要である。また、新しい技術と潜在的需要(ウォンツ)の出会いを促進し、政策資源のダイナミックな再配分を国民経済レベルで行い、持続的な経済成長を生み出す。日本社会の再設計(ソーシャル・リエンジニアリング)としての「構造改革」の意義はここにある。
(以下略)
(抜粋終了)
●【重たい掲示板】[1836]●【アメ政】[5059]→[5062]→[5077]
● ぼやき有料版「310」
●『サンデー毎日』2002.6.9
安倍官房副長官「有事法制」発言詳報(一部転載開始)
日本の「戦時体制」の在り方を決める有事法制関連法案の国会審議が、大詰めを迎えている。しかし、今もって「有事」の定義さえ、あいまいだ。全体像の姿も見えてこない。そこで、政権中枢にいる安倍晋三・内閣官房副長官(47)が、早稲田大学で同法案の具体像を明かした「授業」を再度、詳報する。(本誌取材班)
(転載終了)
(貼り付け開始)
『朝日新聞』6月8日付 朝刊
http://www.asahi.com/politics/update/0608/002.html安倍官房副長官「核保有みじんも考えたことない」
安倍晋三官房副長官は7日、首相官邸で朝日新聞のインタビューに応じ、「憲法上、原子爆弾や大陸間弾道弾(ICBM)は保有できる」などと週刊誌に報じられ、福田康夫官房長官の「非核三原則」発言のきっかけとなった自らの発言の真意を語った。
――「核兵器、ICBMは憲法上問題ない」と発言したとされるが。
早大から講義の依頼があった。学生にいまの政治の話をするのは意義があると考えた。発言を外に一切出さないことを学校側も了解した。
それを週刊誌が報じたことは学問の自由を侵す。残念だ。大学も週刊誌に抗議しており、それをもとに議論すべきではない。が、私は質問に、核兵器保有は最小限で小型で戦術的なものであれば必ずしも憲法上禁じられていないとする政府見解と、59、60年の岸信介首相答弁を紹介した。
当然、前提として「非核三原則があり、選択肢としては核保有はありえない」と言い、後にも「政策論と憲法解釈論は別だ」と念を押した。
ICBM保有が憲法上問題ないとは決して言っていない。「ICBMはどうか」との質問に「日本の上空でICBMを撃ち落とすのはOKだが、こちらがICBMを撃ち、相手を攻撃するのはだめだ」と説明しようとしたら、途中で答えが切られた。後で「都市を攻撃するICBMはだめだ」と明確に申し上げた。
――発言の真意は。
私は政策として、核を保有をすべきだとはみじんも考えたことはない。日本は核不拡散条約(NPT)で永久に選択肢として放棄し、強い意志を世界に示している。そういう中で、私の意見ではなく、内閣法制局の見解を述べたに過ぎない。
――なぜこの時期に、との批判があるが。
法案審議中なだけに、私も慎重に考えた。政策論として述べたのなら時機を誤ったことになるが、講義では誠実に質問に答えたに過ぎなかった。ただ、官邸にある者として一層の緊張感を持たなければならないと言われれば、その通りだ。
――「日本も核兵器保有の選択の余地を持つべきだ」との意見もある。
政策論としての核保有は現実性がない。「そもそも持つべきではない」という理念を堅持すべきだ。日本はNPTでこの選択肢を永久に排除しており、包括的核実験禁止条約(CTBT)を発効させようとしている。
――日本の中長期的な安保外交政策としてみた場合はどうか。
福田官房長官も全く考えていないのに、まるで(核保有の)意図があるかのようにとらえる考え方が存在する。(発言報道は)本人の意図とは別に実体のない大問題に発展する危険性がある。一切そんなことはないということを今回、むしろ明確にしたいと思う。
――福田発言を中国が牽制(けんせい)している。中国の核保有をどう考えるか。
中国には当然、しかるべき説明をしている。誤解はすぐに氷解したと思う。(中国の核保有には)CTBTが発効するべく働きかける中で、我々の意思を伝えていく。
(貼り付け終了)
(転載開始)『産経新聞』6月6日付 朝刊
「派閥の領袖」再び表舞台に “首相孤立”森前首相会合呼びかけ
終盤国会で重要法案審議の行方に不透明さが残るなか、国会閉会後の内閣改造・党役員人事をにらんだ自民党各派の派閥政治が活発化してきた。五日夜には森派などの呼びかけで、各派会長クラスが会合を開いた。小泉純一郎首相の出身派閥である森派会長の森喜朗前首相が、重要法案審議の停滞で窮地に陥りかけている首相の救出に乗り出した形だが、出席者からは小泉首相への批判が続出した。
●改造にらみ活発化 批判の嵐…懐柔ならず
橋本龍太郎元首相
「森さんがこれほど皆から袋だたきにあっていることを小泉首相は分かっているのか」森前首相
「分かっていると思う」橋本元首相
「私はそう感じない。分かっていないと思う」五日夜、都内の料理屋に森氏(森派)と橋本元首相(橋本派)、江藤隆美元運輸相(江藤・亀井派)ら各派の派閥会長クラスが集まった会合で、森氏は他派閥の領袖から集中砲火を浴びた。小泉首相に対する各派の不満が森氏に対して爆発した形だった。
特に郵政関連法案に関して、小泉首相が郵政民営化への「一里塚」と発言して、民営化を嫌う郵政族のドンである野中広務元幹事長を激怒させたことに対しては、「野中さんがせっかく調整に乗り出したのに意をくんでもらいたい」と注文がついた。
森氏が「国会が終盤なのに緊迫感が出てこないのは心配だ」と重要法案審議の遅れに懸念を示すと、各派からは、「(首相が)自民党をつぶそうというのだから、それは当たり前だ」と、さらに首相批判が続いた。森氏は「不満、不愉快なことがあっても小異を捨てて(首相に)ご協力いただきたい」と述べた。
小泉首相は一貫して派閥政治の打破を旗印にしてきた経緯もあり、「派閥幹部の話し合いで物事を決めているように(国民に)思われたら、小泉政権らしさを失う」(政府関係者)とみている。しかし、森氏らとしては「支持率が下がる中、党内の協力を得なければ国会は回せない」(森派幹部)など、派閥政治を徹底的に嫌悪する小泉首相の政治スタイルを貫けば、首相が党内で孤立しかねないとの懸念を持ったようで、それが今回の会合呼びかけにつながった。
しかし、森氏との手法の違いからか「首相は森派幹部にすら、なかなか本音を明かさなくなった」(政府筋)といわれ、そのことが終盤国会の対応や焦点となる会期延長問題にも影を落としている。あるベテラン議員は「本来なら今ごろ、どの法案とどの法案を最優先であげるので、いかほどの期間が必要になるかという話でワサワサしている時期。(首相周辺も森派議員らも)どういう意図で、どういう動きをすればいいのか見えていないんじゃないか」と皮肉まじりに語る。
この会合には「首相自身は一切かかわっていない」(首相周辺)といわれ、小泉首相と森氏をはじめとする森派の思惑や政治手法のずれが、ますます目立ってきた。そ相と森氏をはじめとする森派の思惑や政治手法のずれが、ますます目立ってきた。そうした中で、小泉首相の嫌う派閥政治が徐々に活発化する兆しをみせている。
(転載終了)
(転載開始)『讀賣新聞』6月6日付 朝刊
「政権批判」強める橋本派 橋本、野中氏ら積極発言だが…人材不足 展望開けず
自民党最大派閥の橋本派(衆院五十九人、参院四十二人、計百一人)は五日夜、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。小泉政権では非主流派に回り、「抵抗勢力」扱いされているが、最近の内閣支持率低下を好機と見て、政府や党執行部への揺さぶりを強め、反転攻勢に出る構えだ。ただ、将来の首相候補がいないなどの弱点は相変わらずで、将来展望は開けていない。
●揺さぶり
会長の橋本元首相は五日のパーティーのあいさつで、「毎日の政治を見ていると本当に政府も与党もピリッとしない。国会延長という話が出ているが、現場の諸君は、決められた期間でと一生懸命努力している」と述べ、安易な会期延長に反対する考えを強調した。
橋本氏は、心臓疾患で手術・退院後、政局に絡む政府・党執行部批判が目立っており、「大病で心境に変化があったのかも」(幹部)と見る向きもある。
同派事務総長の野中広務・元幹事長も五日、福田官房長官の「非核三原則」言及問題に対し、「唯一の被爆国として永久に守られるべきだ」と強調。有事関連法案でも慎重審議を求めている。野中氏の発言には、首相官邸の失態に乗じて、国会閉会後の内閣改造・党役員人事を優位に進めたいとの思惑があり、自らに近い古賀誠・前幹事長や橋本派の村岡兼造・元官房長官を幹事長に送り込みたい意向とも見られている。
山崎幹事長も危機感を持ち、五日のパーティーでは「いたらぬ幹事長で橋本派の皆さんに支えてもらっている」とひたすら低姿勢だった。
●不安材料
しかし、橋本派も多くの不安材料を抱えている。
同派の政府・党執行部批判には、他派は「文句ばかりで何ら建設的ではない」(山崎派閣僚経験者)と冷ややかだ。橋本派内でも橋本氏や野中氏に一致団結して従う空気が必ずしも強いわけではない。
同派が小泉政権と全面対決の姿勢を取れない一因は、「ポスト小泉」を担う首相候補がいないことだ。将来のリーダー候補の一人だった鈴木宗男・元北海道沖縄開発庁補がいないことだ。将来のリーダー候補の一人だった鈴木宗男・元北海道沖縄開発庁長官は一連の疑惑で失脚。ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)絡みの疑惑で閣僚辞任した額賀福志郎・元経済財政相も早期の復権は困難で、藤井孝男・元運輸相も「面倒見が良くない」(若手)と人望が高くない。無派閥の鳩山邦夫衆院議院運営委員長を迎えるとの案も派内の反発も根強く、現実性は乏しい。
さらに、鈴木氏の疑惑により、橋本派全体が「政官業の癒着構造」とのマイナスイメージをぬぐえないでいる。若手議員の間では、世論の反発の大きさから「橋本派」の看板を嫌う空気すらある。
ある幹部は「当面は首相を支えるのか、それとも徹底的に攻撃するのか、我々も戦術を決めかねている」と漏らしている。
(転載終了)
日経ネットから転載します(転載開始)
古賀氏「道路財源は堅持」
自民党の古賀誠道路調査会長は7日、小泉純一郎首相が道路特定財源の見直しを扇千景国土交通相に指示したことについて「道路特定財源は受益と負担の関係が1番明確な財源であり、堅持していくのが当然だ。一般財源化すると減税すべきということになる」と述べ、一般財源化に反対する考えを示した。日本道路公団などの民営化を検討する第三者機関の人選に関しては「あくまで公平中立な委員を選任すると(首相は)約束している。誰がみても公平中立な人選を期待しているし、そうあるべきだ」と述べた。自民党本部で記者団に語った。(転載終了)
デイリー自民から転載します。(転載開始)
【平成14年 6月 7日】
自民党役員テレビ出演予定案内6月9日(日)9:00〜10:00 NHK「日曜討論」に山崎 拓 幹事長が出演予定。番組内容は▼重要法案の審議について ▼“防衛庁問題”“福田発言問題”について ▼国会会期延長問題について など。
6月9日(日)10:00〜11:45 テレビ朝日「サンデープロジェクト」に山崎 拓 幹事長が出演予定。番組内容は▼防衛庁のリスト問題について ▼郵政関連法案について ▼政治とカネについて ▼会期延長など今後の国会対策について ▼今後の小泉改革について ▼小泉総理の今後の政権運営について など。
(転載終了)
ニッカンスポーツ(朝日系)から転載します。(転載開始)
「非核3原則見直し」発言に批判相次ぐ
政府首脳が非核3原則を将来見直す可能性があるとした発言や、福田康夫官房長官の核兵器を保有できるとする発言について1日、与野党から批判が相次いだ。民主党の鳩山由紀夫代表は群馬県高崎市で講演し、非核3原則見直しに言及した政府首脳は福田康夫官房長官だとの認識を前提に「首相官邸は何を考えているのか。官房長官が間違った発言をした責任を国会で厳しく追及する」と表明した。
また自民党の野中広務元幹事長は京都市内で記者団に、W杯開会式出席のため小泉首相が訪韓している間にこうした発言があったことを指摘し「日本と韓国が初めてのW杯を行った日に、首相臨時代理の官房長官や政府首脳がどうしてああいうことを言うのか真意を測りかねる」と問題視する考えを示した。
これに対し、小泉首相は同日、政府首脳の発言について見解を問う記者団に「いやあ、どうってことない」と2回繰り返し、問題視しない考えを強調した。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020602-10.html
(転載開始)自民政調会長代理が「福田氏は弁明を」
自民党の久間章生政調会長代理は2日のNHKの討論番組で、政府首脳の非核3原則見直し発言について「真意がどの辺にあったか、公の場で弁明するのが一番いい」と述べ、衆院有事法制特別委員会で福田康夫官房長官が政府としての考えを明らかにすべきだと指摘した。
一方、野党も、民主党の伊藤英成氏が「この時期に日本の外交感覚は何だとなる。こんな政府と有事法制の議論は続けられない」と批判した。テレビ朝日の番組では町村信孝自民党幹事長代理が「国会で重要な時期に軽率のそしりを免れない」と強調した。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020603-01.html
(転載開始)福田長官が非核3原則見直し発言認める
福田康夫官房長官(65)は3日、将来の非核3原則の見直しの可能性を示した5月31日の政府首脳の発言が自らの発言であることを認めた。福田長官は自民党幹部に陳謝したが、野党からは罷免要求が出ている。一方、防衛庁職員による個人情報のリスト作成問題で、防衛庁が組織ぐるみで行った疑いが濃厚となり、中谷元防衛庁長官(44)の責任論も浮上。支持率が低落する「小泉内閣」は閣僚の相次ぐ進退問題でボロボロな状態だ。
福田長官はこの日、国会内で山崎拓幹事長(65)ら自民党幹部と会談し、核兵器保有や非核3原則見直し発言などについて「こういう時期に結果的にご迷惑をお掛けしたことをおわびしたい」と陳謝した。
福田氏は会見で、31日の政府首脳による「非核3原則を変えようとなるかもしれない」との将来、非核3原則を見直す可能性があるとの考えを示す発言を、自らのものと認めた上で「私の発言が将来政府として見直す可能性があると示唆した、との受け止めが独り歩きしているのは真意ではない。私の発言は国の安全保障のあり方についてさまざまなレベルで国民的な議論があり得るということを述べたものだ。(非核3原則見直し発言について)私はこんなことは言っていない。そんなことを言えば内閣は吹っ飛んでしまう」と釈明。報道の仕方がおかしいとマスコミを批判した。
民主など野党4党はこの日、国対委員長会談を開き、福田氏の罷免を要求する構えで一致。福田氏と中谷防衛庁長官への不信任決議案の提出も検討している。さらに中国、韓国からも批判が出ている。
一方、小泉純一郎首相(60)は野党が福田氏の罷免を求めていることについて「野党は何でも辞めろと言う」と不快感を示した。非核3原則の見直しの可能性を示した政府首脳の発言については「政府首脳ってだれ? 私はそんなこと言っていない。首脳って首相のことでしょ。誤報じゃないの」と述べ、福田氏の責任については「責任問題になりません。騒ぎ過ぎだ」と強調した。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020604-01.html
(転載開始)福田氏が釈明「非核3原則堅持は信念」
福田康夫官房長官は5日、衆院厚生労働委員会の理事会に出席し、非核3原則見直しの可能性に触れた自らの発言を釈明「政府として今後も非核3原則を堅持していくとの立場は不変で、私自身の信念でもある」と強調した。発言の真意に関して「国の安全保障の在り方について時代状況、国際情勢などを踏まえてさまざまな国民的議論があり得ることを述べたもの」と説明した。
これに対し、民主党の鳩山由紀夫代表は中谷元・防衛庁長官よりも福田長官の罷免要求を優先させる考えを示した。社民党の土井たか子党首も、福田長官への不信任案提出を視野に追及する姿勢を強調した。
一方、韓国の民主労働組合総連盟(民主労総)やソウル連合など労働、市民団体の幹部は5日、ソウルの日本大使館前で会見し、福田康夫官房長官の発言を「日本の侵略的な野望を示した」と非難した。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020606-01.html
(転載開始)福田氏が発言修正「核保有することない」
福田康夫官房長官は6日の参院内閣委員会で、核の利用に関して「原子力基本法で平和目的に厳しく限定されている。わが国は核兵器を保有することはない」と述べ「(核兵器などは)法理論的に持っていけないとは書いていない」とした5月31日の自らの発言を事実上修正した。
一方、記者会見では自身が非核3原則の見直しに言及した後に石原慎太郎東京都知事から「激励」の電話があり、核問題に関する資料を郵送してもらったことを明らかにした。福田長官は「核の問題に関する資料を一昨日、ちょうだいした。中身は厚いので、まだ見ていない。時間ができたら見ようかと思っている」と述べた。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020607-04.html
(転載開始)石原都知事「核持てる」報道を否定
東京都の石原慎太郎知事は7日の定例記者会見で、非核3原則の見直しに言及した福田康夫官房長官に「核は持つことができる。頑張れ」と電話したとする一部報道について「言うはずがない」と否定した。石原知事は「核というと原子力発電にポジティブな人間はすぐ核保有論者にされる」と不満を表明。以前報道機関が行った核兵器をめぐる世論調査で、3割以上が「核兵器は持つべきだ」と回答したデータを例示し「国民もそういう意識を持ちかねないことをこのデータは示しているという内容の論文を書いたことがあり、その論文を参考にファクスで福田官房長官に送っただけだ」と説明した。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020608-06.html
産經新聞から転載します(貼り付け開始)
徹底!日大研究
商学部 多彩なOB陣 自民党前幹事長 古賀誠氏
2001年06月27日◆大学時代の出会い大事に
私が四年生のとき、商学部が三崎町から砧に移転しまして、私は砧第一期生なんですよ。学生のときから政治家の事務所に出入りしていまして、学業に熱心ではありませんでしたが、今年の四月、久しぶりに母校を訪れたとき、故郷に戻ってきたような感じがしました。日大には全国から学生が集まる。さまざまな歴史や文化を肌で感じることができる。大学時代の出会いを大事にしてほしいね。大学時代というのは、人間的に豊かになるいい時期ですよ。私も大学時代は友達作りの名人といわれましたが、初当選のとき大学時代の友人がお祝いしてくれて、うれしかったですね。
またこれからの大学は特色ある教育現場を作ることが重要です。そういう面で日大は、商学部を含め、●在幸安総長中心に先見性がある大学づくりをしています。
国会議員をしていて助かるのは、地方議員に日大出身者が多いことですね。私も全国を歩くようになって、つくづくそう思いました。同窓ということですぐに親しくなれるんです。
衆参国会議員が集まった日大桜門会という会もあります。東大出身者のように多いわけではないですが団結が強い。中山利生(元防衛庁長官)先生が会長ですが、私も働き盛りの年代ということでお手伝いしています。
◇
こが・まこと 昭和15年福岡県生まれ。日大商学部卒業後、故鬼丸勝之参院議員秘書などを経て、55年衆議院初当選。平成8年運輸相、10年から自民党国会対策委員長を2年以上務め、12年に同党幹事長。現在、同党道路調査会長。次世代の政界リーダーの一人といわれている。日大商学部校友会副会長も務めている。
(貼り付け終わり)
(引始)
中谷防衛庁長官、更迭論強まる
「漏らしたヤツが悪い」の声も防衛庁による情報公開請求者リスト作成・閲覧問題で、中谷元防衛庁長官=写真左=を更迭すべきだとの声が強まっている。最高責任者のケジメに加え、自衛隊出身ながら庁内を把握できない政治手腕を疑問視したもの。小泉純一郎首相は中谷長官の進退問題に慎重姿勢を崩していないが、それに悪乗りしてか、庁内からは「情報を漏らしたヤツが悪い」といったピント外れの指摘まで聞こえてきている。
「リスト作成・閲覧の違法行為だけでなく、国会でウソの答弁が繰り返され、隠蔽(いんぺい)工作まで明らかになった。中谷長官の責任は免れない」(民主党の鳩山由紀夫代表)
防衛庁・自衛隊ぐるみの組織的行為が明らかになった、情報公開請求者リスト作成・閲覧問題。事態の深刻さや悪質さに加え、事情説明が二転三転するなど、庁内を把握できない中谷長官の責任は極めて重い。
この背景には、有事関連法案の審議でも露見した長官自身の力量不足があるのはもちろんだが、完全な階級社会である同庁で、防大卒ながら二等陸尉で除隊した中谷長官と同庁幹部の間に目に見えない“階級意識”があるとされる。
政府与党は、この問題と福田康夫官房長官=同右=の非核3原則見直し発言で、有事関連法案の今国会成立は困難との判断に傾きつつあり、「中谷長官の進退問題に発展する可能性は十分ある」(公明党幹部)との指摘も。だが、「1内閣1閣僚」を掲げ、あの狂牛病問題でも武部勤農水相の責任を問わなかった小泉首相は「まず、事実関係を調査してから」と、慎重姿勢を崩していない。
こうしたムードを感じてか、4日の自民党国防関係合同会議では、こんなやり取りがあったという。
自民党国防族議員 「国家機密を扱う時、どういう人間が情報開示を求めるか関心を持つことは必要。リストを作るのは当然。漏らしたヤツが悪い」
伊藤康成防衛次官 「『漏らしたヤツが悪い』というのはおおせの通り。国を守り、組織を守るというのは、情報公開とは別の世界だ」
読売新聞が5日報じたものだが、リスト作成・閲覧の違法性が問題視されているときに、国家機密を建前にして「漏らしたヤツが悪い」と意気投合する感覚は尋常ではない。
社会全体に「無責任体質」が蔓延(まんえん)しているときだけに、小泉首相はトップの責任を明確に示すべきではないのか。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_06/3t2002060505.html
ZAKZAK 2002/06/05(引了)
『東京新聞』の「こちら特報部」からです。(ニヤリ(貼り付け開始)
『東京新聞』6月5日付 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20020605/mng_____tokuho__000.shtml「実は私」と福田氏…「政府首脳」報道 功罪両面のオフレコ懇談
「政府首脳」が先週末、「非核三原則も変えようとなるかもしれない」と発言し、大騒ぎになった。実は福田康夫官房長官が、非公式の記者懇談のなかで漏らした言葉だった。確かに政治報道では「政府首脳」など、実名を明らかにしない報道スタイルが定着している。こんな政治報道の是非について考えてみたい。
「政府首脳って誰? 首脳というのは総理大臣じゃないの? 私は一言も言っていない。誤報はやめてもらいたいね」
小泉純一郎首相は三日、官邸でこう主張したが、その後、福田官房長官が自分の発言であることを明らかにした。官房長官は毎日二回行う記者会見のほかに、報道各社を集めた官邸内でのオフレコ懇談を行う。福田官房長官の場合は、実名を出さずに「政府首脳」名とする条件下で報道することになっていた。
そのため、今回の発言が問題化した直後は、「政府首脳に真意を確認したか」との記者団質問に対し、福田官房長官は「確認したところ、そういうことは言っていないと、はっきり言っておりました」と答える“演技”も行っている。
「政府首脳」のような“オフレコ用語”はほかにもある。報道各社によってやや異なるが、官房副長官らの場合なら「政府筋」、首相の秘書官らの場合なら「首相周辺」などと表記することがある。
中央官庁にもある。外務省を例にとれば、外相や事務次官クラスなら「外務省首脳」、局長クラスなら「外務省幹部」、課長級ならば「外務省筋」などとすることが多い。「在京外交筋」という言葉もあるが、これは在京の各国大使館や国際機関などからの情報提供ということだ。
こうしたオフレコ懇談については、功罪両面が指摘されている。
元毎日新聞政治部記者で政治評論家の三宅久之さんは「取材上、(オフレコ懇談はいけないと)制約を加えるのは記者として愚の骨頂だ」と言い切る。
「責任の所在があいまいであろうが、なかろうが、あらゆるニュース、バックグラウンドを知りたいというのが記者だ。公式会見でなしに、くつろいだところで聞きたいという思いもある。情報を取るためには、泥棒まがいのこともやるほどだ。ただし、ニュースソースが分かるように書くのがいいか悪いかの判断は難しい。記者自身の倫理観と価値観で判断するしかない」
一方、元読売新聞政治部長の多田実さんは「取材する側とされる側が良識を持って使えば有効な手法」としつつ、「ちょっと誤ると言論誘導、特定の政治家、派閥に利用されることになりかねない。その危険性の方が高い」と指摘する。
政治評論家の森田実さんは「『政府首脳』として話し、違った人間が言ったように報道させる。その後、本人が『政府首脳に確認した』などと発言するなど、滑稽(こっけい)を超えて、何をやっているんだという話だ」と批判する。
「オフレコ懇談を通じて、記者はいろいろ知って報道するというメリットもあるが、デメリットの方がはるかに大きい。権力を持ったものによる世論操作に利用されることになる。一人の人間が裏と表を使い分けたら、民主主義は成り立たない。民主主義は政治権力者が正直であることにより成り立つのであり、首相、官房長官、大臣のような権力者によるオフレコ懇談はすべきではない」
(貼り付け終了)
(引始)
真紀子“支持者”脅迫TEL
秘書給与ピンハネ疑惑
自民党は3日午後、党紀委員会で秘書給与ピンハネ疑惑が指摘されている田中真紀子前外相(58)の処分問題を協議し、「疑惑は晴れていない」との認識で一致した。また真紀子氏に弁明機会を設けることを決め、6日夕までに直接弁明するか、弁明書を提出するか回答するよう求めた。一方で葉梨信行委員長(73)ら党紀委メンバーに脅迫電話があったことが判明。「党紀委を開いたら殺してやる」と自宅にまで電話をしてきたもので、真紀子氏の熱狂的な支持者による悪質な嫌がらせとみられる。
「党紀委開いたら殺す」
党紀委の第1回会合終了後、温厚な人柄で知られる葉梨委員長が黙っていられないような表情で被害を訴えた。「田中真紀子さんのこと、またやるんですか? そんなことしたらやくざを使って殺してやるから覚えていろ」―。こんな悪質な脅迫電話が5月29日朝、自宅にまで掛かってきたという。電話に出たのは葉梨氏の妻で「びっくりしてた」という。この話を党役員にしたところ、同様の被害が別の議員にもあったことが判明。最初に“真紀子問題”にかかわった党政倫審・林義郎会長にも「深夜に電話があったみたい」と葉梨氏が話すと、会見に同席していた党紀委・野沢太三副委員長まで「私にも2、3日前に『ただじゃおかない』という電話があった」と打ち明ける事態となった。
いずれも中年の女性の声で、被害者は“真紀子問題”にかかわりがあるメンバーの様子。「熱狂的な支持者がいるんだよな」と葉梨氏と野沢氏はうんざりしたように顔を見合わせたが、この日の第1回党紀委会合では、町村信孝幹事長代理と林氏が、党執行部としての対応の経緯や真紀子氏の口頭説明について紹介。葉梨氏は「もう4月から長々とやってるんですね」と感想を漏らしながらも、党紀委は「真紀子氏の疑惑を晴らすのが目的」とした上で「まだ疑惑はやはり晴らされず残っている」と確認した。
メンバーからは中山正暉氏が「むしろ国会に出ていただき、参考人質疑など、社民党の辻元清美前衆院議員と同じようにやれば、はっきりする」と主張。また「自分で疑惑を報じた週刊誌に法的措置を取ればいいのでは」との意見も出たが、党の信頼回復のためまずは党紀委で検討。5日、7日と集中的に開き、早急にこの問題に決着をつける構えだ。
この日は真紀子氏に弁明の機会を設けることも決め、弁明の方法として〈1〉本人出席〈2〉書面提出―のいずれにするか6日夕までに回答するよう求める文書を真紀子氏側に内容証明郵便で送付した。早ければ7日にも、真紀子氏の「弁明」が議題となるが、結論まで党紀委のメンバーは悪質な嫌がらせに悩まされる危険もある。
「何も聞いてない」〇…真紀子氏は3日午後8時すぎ、外遊先の香港から成田空港着の全日空機で帰国した。はじめはなじみの記者に「あら、お久しぶりね」などとにこやかに語りかけていたが、自身のピンハネ疑惑の質問については表情が一変。「(党からは)何も聞いてません。知りません」の一点張りで、足早に空港を後にした。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/jun/o20020603_120.htm
報知 02.6.3
(引了)(引始)
真紀子氏問題で党紀委に「脅迫電話」
田中真紀子前外相(58)の秘書給与流用疑惑をめぐる問題を協議する1回目の自民党の党紀委員会が3日、党本部(東京・平河町)で開かれたが、会合後、党紀委の葉梨信行委員長が、同氏や野沢太三副委員長ら委員に、真紀子氏を党紀委にかけることを批判する内容の脅迫電話があったことを明らかにした。
会合では「現段階では疑惑が晴れていない」ことを出席者全員が一致して確認。5日も2回目の委員会を開き、引き続き対応を協議するほか、真紀子氏に対して6日夕までに、委員会への出席か弁明書の提出に応じるよう求めることも明らかにした。会合には、委員11人や山崎拓幹事長(65)町村信孝幹事長代理(57)らが出席。出席者からは、議員辞職した辻元清美前衆院議員(41)と同様、国会に参考人招致するよう求める意見が出たほか「田中さんは(疑惑を報じた週刊誌に対して)なぜ法的対応に出ないのか」といった声もあったという。
先月30日から香港を訪れていた真紀子氏は、3日夜、成田着の全日空機で帰国した。党紀委の件については「まだ何も聞いていません」と話し、足早に迎えの車に乗りこんだ。
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020604-04.html
日刊スポーツ 02.6.4
(引了)(引始)
【2002年6月3日】
秘書給与疑惑の真紀子前外相、後半戦は党紀委とのバトルへ
秘書給与疑惑の真紀子前外相、後半戦は党紀委とのバトルへ
公設秘書給与の流用疑惑が指摘されている田中真紀子前外相(58)=写真=の処分問題で、自民党は3日、党紀委員会を開き、「疑惑は晴れていない」との認識で一致した。香港外遊に“逃げて”いた真紀子さんも同日夜に帰国。決定力に欠ける党執行部と、説明責任を避ける戦術で守りを固める真紀子さんとの戦いは、膠着状態のまま後半戦に突入した。
◇
真紀子さんの疑惑については「弱腰対応」と批判を浴びる党執行部。前半戦は党政治倫理審査会を使って攻撃を試みたがシュートも放てず、後半は党紀委を投入−。3日の党紀委(委員長・葉梨信行衆院議員)では、真紀子さん本人に弁明の機会を与えることを決定。(1)党紀委に出席して説明(2)弁明書を提出−のいずれで弁明するか、6日夕までに回答するよう求める文書を、真紀子さん側に内容証明郵便で送付したという。
委員からは「国会で参考人として説明した方が事実解明が進む」「疑惑を報じた週刊誌に法的措置を取るべきでは」と、真紀子さんの対応を疑問視する意見も。これまでも、党内からは「反逆罪にあたる」「除名処分にしたらいい」といった強硬意見が噴出してきた。
党紀委は5日と7日に会合を集中して開き、早期決着を図る構えで、早ければ7日にも、真紀子さんの「弁明」が議題になりそう。葉梨委員長は記者団に「田中氏の疑惑をきちんと晴らし、国民の信頼を回復する努力を続けたい」と、疑惑解明に全力を挙げる決意を表明した。
しかし、実際の処分は、真紀子さんの“国民的人気”への配慮などから比較的軽い「『党の役職停止』程度に落ち着く」との観測が支配的だ。逆に「田中氏になめられっぱなし」(自民党筋)などと執行部批判の声が流れ始め、山崎拓幹事長の責任論が急浮上する可能性も出てきた。
真紀子さんは3日午後8時過ぎ、香港から帰国した。山崎幹事長の“下半身”攻撃や天敵・福田官房長官の核保有発言に対する批判などで攻勢に転じるのか、ダンマリで守り抜くのか−。W杯にははるかに及ばない、低レベルの戦いだが…。
★「真紀子ファン」がフーリガン化?
党紀委の葉梨委員長は審議後の会見で、真紀子さんの支持者とみられる女性から「党紀委員会を開くのか。ヤクザを使って殺してやるからな」との脅迫電話が、自宅にあったことを明らかにした。電話があったのは先月下旬で、野沢太三副委員長にも同様の電話があった。
また、真紀子さんを詐欺罪で東京地検に告発した「月光仮面」氏の自宅にも、真紀子さんの支持者を名乗る複数の男女から脅迫電話が相次いでいることが3日、分かった。「告発を取り下げろ」と一方的に要求し、「家に放火する」「暴力団に気を付けろ」「お前を殺す」などと脅迫したという。
月光仮面氏によると、告発をした4月中旬以降、同様の電話は100件以上。告発は4月22日付で特捜部が正式に受理している。
http://www.sanspo.com/shakai/2002/06/0603/fr_001.html
サンスポ 02.6.3
(引了)
日刊スポーツ(朝日系)から転載します。(転載開始)
小泉首相「政権安定は公明のおかげ」
「現在の政権が安定しているのは公明党が(連立与党に)入ってくれているおかげだ。感謝している」−。小泉純一郎首相は30日昼、公明党の若手議員ら17人と首相官邸でカレーライスを食べながら懇談し、ぎくしゃくしがちな連立のパートナーに気配りをみせた。首相は与党候補が勝った先の京都府知事選に触れて「公明党の応援なくては勝てなかった」と表明。太田昭宏国対委員長が「今こそ仕事をする時ですね」と水を向けると、解散・総選挙を警戒する同党議員を前に「全くその通りだ。今こそ構造改革をやらなくちゃいけない。今年は選挙のない年だ」と強調した。ホームページで激しく首相を批判した赤松正雄衆院議員は欠席したが、首相は「(野党からの)ヤジがひどくて、それにやり返したんだ。赤松さんに(怒ったわけ)ではないんだ」と釈明した。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020531-06.html
日刊スポーツ(朝日系)から転載します。(転載開始)
民主党岡田氏「亀井さんに死刑を」
「亀井静香(自民党前政調会長)さんだけは死刑を適用することが必要なんじゃないか」−対応を説明するうち、こんな“脱線発言”をした。発言の真意を問われた岡田氏は「いま、死刑にしろと言っているんじゃないです。あまりまじめに聞かれても困る」と冗談であることを強調した。普段は冗談も言わず、党内から「堅物」のレッテルをはられている岡田氏の発言だけに、今後物議を醸しそうだ。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020531-05.html
(引始)
小泉が「誤報」捏造?報道陣に噛み付く
「発言は私じゃない」「発言したのは私じゃない」−。福田康夫官房長官の「核兵器は持てる」発言や「非核三原則」見直し発言が大きな波紋を呼ぶなか、小泉首相が3日、「わたしは一言も言っていない。誤報だ」などと報道陣に激しく噛み付く一幕があった。一連の騒動を誤報としてかたづけようという狙いがあったようだが、永田町の面々は「そんな屁理屈が通る訳がない。最近、首相の言動はかなりおかしい」と首をかしげている。
首相が噛み付いたのは、非核三原則の見直しを言及したとされる「政府首脳」という表現。
福田官房長官が3日午後、記者団に対して自分であることを“告白”したように、「政府首脳」はほとんどの場合、オフレコで発言した官房長官を指し、首相発言に対して使われることは稀。「総理大臣にはオフレコはない」(永田町関係詞)のが原則だからだ。
にもかかわらず、小泉首相は3日昼、「政府首脳って総理大臣じゃないの? わたしは一言もいってないのに。誤報はやめてもらいたいね」と激怒。記者団を見回しながら「一言も言ってない」と繰り返し、質問が終わった後も「間違わないでくれよな」と念を押すほど。
だが、日ごろ報道で頻出している「政府首脳」について、小泉首相が本当に自分のことと思っていたとは考えにくく、永田町では「報道をすべて誤報として押し通し、騒動をなかったことにしようとしたのではないか」(事情通)と、あきれた声があがっている。
一方、福田官房長官と“政府首脳”の発言に対しては、3日も「軽率だ」(自民党の大島理森国対委員長)、「有事法制の議論をしているわけだから、政府が緊張感をもっていただきたい。ちょっと緊張感が欠けているのではないか」(公明党の神崎武法代表)などと、身内から批判が続出。野党4党も、福田官房長官の不信任決議案の提出も含め、罷免を求めていく姿勢を強めている。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_06/3t2002060302.html
ZAKZAK 2002/06/03
(引了)
asahi.com から転載します。(転載開始)
自民党の山崎拓幹事長は1日、福岡市での講演で、国会の会期延長について「(重要法案を)継続審査にして秋の臨時国会でやる手もあるとの意見もあるが、臨時国会には臨時国会の召集目的がある」と述べ、郵政関連法案など重要4法案成立のためにある程度の延長が必要だとの考えを示した。ただ、「(議員が)海外に行きたいという声があることも含めて勘案する」として、議員が外遊する8月中旬を避けるなどの配慮が必要との見方も示した。
町村信孝幹事長代理も仙台市での講演で、「お盆までには閉じた方がよい」と述べた。
また古賀誠前幹事長は福島市での講演で、「4法案が残されたままでは国会を閉じることができないという政府・党首脳の考え方は理解しなければいけない」と延長に理解を示す一方、「できるだけ短い会期、緊張感の中で(重要法案を)全部あげるという国会運営が常道だ」と指摘。政府・与党の一部にある長期延長を牽制(けんせい)した。(11:50)
(転載終了)
ニッカンスポーツ(毎日系)から転載します。(転載開始)
「非核3原則見直し」発言に批判相次ぐ
政府首脳が非核3原則を将来見直す可能性があるとした発言や、福田康夫官房長官の核兵器を保有できるとする発言について1日、与野党から批判が相次いだ。民主党の鳩山由紀夫代表は群馬県高崎市で講演し、非核3原則見直しに言及した政府首脳は福田康夫官房長官だとの認識を前提に「首相官邸は何を考えているのか。官房長官が間違った発言をした責任を国会で厳しく追及する」と表明した。
また自民党の野中広務元幹事長は京都市内で記者団に、W杯開会式出席のため小泉首相が訪韓している間にこうした発言があったことを指摘し「日本と韓国が初めてのW杯を行った日に、首相臨時代理の官房長官や政府首脳がどうしてああいうことを言うのか真意を測りかねる」と問題視する考えを示した。
これに対し、小泉首相は同日、政府首脳の発言について見解を問う記者団に「いやあ、どうってことない」と2回繰り返し、問題視しない考えを強調した。
(転載終了)
http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-020602-10.html
2012年には今の200%アップ…。(転載開始)
「10年後の消費税、10%に引き上げ」政府税調会長
政府税制調査会(首相の諮問機関)の石弘光会長は1日、TBS系のテレビ番組に出演し、消費税率について「10年、20年という時間軸で考えると2ケタになると思う。10年ぐらいで10%に持っていくのが普通の議論だ」と述べ、社会保障費負担に対応するため、将来的には税率を10%に引き上げるべきだとの考えを改めて表明。ただ、石会長は、現状では、税率の引き上げ論議はできないとの認識を示した。(読売新聞)
(転載終了)
(転載開始)■石原都知事“宣戦布告” 相手は国政?
公認HP「99%私自身」東京都の石原慎太郎知事本人公認のホームページ「宣戦布告『NET』で発信石原慎太郎」が三十一日開設された。
二十代のフリーエディターが作成したが、石原知事は国政復帰もささやかれているだけに、宣戦布告をする相手はやはり国政?HPは、東京都中野区在住のフリーエディター、小林元喜さん(二三)が大学生だった昨年九月、企画を持ち込んだのがきっかけで実現した。
小林さんは「以前から石原知事のことが好きで考え方に共鳴していた」という。
HPは、都知事としての公的なものではなく、「石原慎太郎」個人の私的なサイトという位置づけで、「作家」「都知事」「国会議員」「人間」という四つの柱を中心に、石原知事の全体像を浮き彫りにしている。
動画によるメッセージも見聞きすることができ、石原知事は「めったに出さない資料も出した。99%私自身だ。このHPを何かの参考にしてくれれば幸い」とHPの出来栄えに満足の様子だ。
HPアドレスは、http://www.sensenfukoku.net/。
(転載終了)
産経新聞6月1日
(転載開始)『朝日新聞』5月30日付 朝刊
さえない「盟友」 首相、途切れる答弁・幹事長、指揮とれず
小泉首相と山崎拓自民党幹事長がすっかり精彩を欠いている。首相は疲れているのか、言葉がずれたり、切れたり、よどんだり。幹事長も女性スキャンダルに足をとられ、指揮官として認知されていない。機能不全が深まるこの「盟友」。いったい、政治をどう動かそうとしているのだろうか。(森川愛彦、津川章久)
●疲れたまってる? 小泉首相
29日の衆院内閣委員会。防衛庁不祥事について首相はこう答弁した。
「情報開示というものも必要でありますが、同時にどのような情報を開示するか。この判断も大事だと思っております。すべての情報をどのように収集し、また開示するかというような点で、目的外とか、必要以外の情報を集めるという場合においては行き過ぎという面もありますから……」
ここまで答弁するのに1分近く。何を思い出そうとしていたのか、単語と単語の間に数秒間の沈黙が何度もあった。
もちろん、意味も不明だ。請求者のリストが問題になっているのだから、「どのような情報を開示するか」という前提自体が的外れ。その後も同じような答弁を繰り返すだけ。声に張りもなく、断固とした意気込みは感じられない。
永田町で、首相の「異変」が取りざたされたのは1週間ほど前からだった。22日の衆院予算委員会では、赤松正雄氏(公明党)の鈴木宗男代議士に関する質問に、なぜか瀋陽総領事館事件を持ち出して「非常事態にどう対応するのか、心構えが必要だ」。
与党の一員の赤松氏ですら、自分のホームページに「でたらめな答弁」と書き込まざるをえなかった。
首相は28日昼、公務員給与削減について「あらゆる歳出を見直す中で検討していく一つの課題だ」と発言しながら、夜になると「人事院勧告は尊重するんです」と翻した。自らの発言の重さを否定するかのようだ。
いったいどうしたのか――。自由党の小沢一郎党首は「今までの流儀が通用しなくなったので、本人がイライラしているのだろう」と見る。
首相周辺は「就任以来の疲れがたまっているようなので、休日は公務をできるだけ入れないようにしている」と言う。
首相自身は29日、「疲れているのか」という記者団の質問に、「冷静に穏やかに答弁しようと努めているのを、そうはとってくれないんだなあ」とぼやいてみせた。
●事務所こもりきり 山崎幹事長
最近の山崎氏は、日中も東京都内の個人事務所にこもることが多く、重要法案成立に向けて国会内で陣頭指揮をとるといった場面はとんとない。
「幹事長が司令塔の役割を果たしていない」。28日の党副幹事長会議で松谷蒼一郎・参院筆頭副幹事長(橋本派)から手厳しい批判も飛び出した。
機能不全ぶりは有事法制に顕著だ。「国防族」を自負する山崎氏としては、「今国会成立」を図らねば面目を保てないどころか、国会後に予想される内閣・党人事で「留任」をアピールすることすらできない。
だが、これまでの国会運営がたたって、成立するには大幅な会期延長が不可欠になるという悪循環に陥っている。「むしろ継続審議なら、やり残した仕事があると言って続投できる」。周辺にはこんな気弱な発言もある。
面倒くさそうな田中真紀子前外相の秘書給与流用疑惑の調査は町村信孝幹事長代理に、神経を使いそうな郵政関連4法案をめぐる郵政族との調整も麻生太郎政調会長に、それぞれ「丸投げ」。存在感も怪しくなっている。
山崎氏を支えたのは小泉首相の高支持率だったが、それも急落。足場の悪さに拍車をかけたのが、自らの女性問題をめぐる週刊誌報道だった。
表だって責任を問う声こそ少ないが、朝日新聞の世論調査で「説明責任を果たしていない政治家」の4位に顔を出した。
かつての友人も冷ややかだ。しばしば会食しながら政権運営を進めてきた公明党の冬柴鉄三幹事長も「距離を置きつつある」(公明党幹部)という。
首相とともに、衆院解散の可能性をちらつかせて抵抗勢力を抑えようという山崎氏については、こんな指摘もある。
「女性問題で自分の選挙が厳しい山崎氏が解散を勧められるわけがない」
(転載終了)
(貼り付け開始)『週刊文春』6月6日号
http://bunshun.topica.ne.jp/weekly/weekly.htm●総力特集 小泉政権終わりの始まり
・野中広務「田中真紀子ピンハネ 断固たる処置を」
・橋本龍太郎が病み上がりに小泉ボロカス
・あーあ 小泉首相が森本レオ化している(貼り付け終了)
この記事。見出しに惹かれて思わず見てしまいましたが、イマイチでした…。
それよりもこっちの方が面白いです。
(転載開始)
『讀賣新聞』5月30日付 朝刊
◆野中氏ら「小泉‐山崎ライン」批判
自民党の野中広務・元幹事長、古賀誠・前幹事長、亀井静香・前政調会長らが29日夜、都内の料理屋で会談した。党執行部の国会運営などをめぐり、「山崎幹事長はもっとしっかりすべきだ」などと、山崎氏の調整力を問う声が出た。小泉首相が郵政公社関連4法案をめぐって自民党郵政族議員と対立していることなどに関連し、「首相は党の様々な意見に耳を傾けるべきだ」との認識で一致した。
(転載終了)
政界フィクサー、Oって一体誰でしょう?論壇記者倶楽部より転載します
http://www.rondan.co.jp/html/kisha/index.html
(転載開始)
平成14年5月28日27日夜、都内のホテルで中曽根康弘・大勲位の誕生パーティが行われたが、同時刻、超有名料亭でも「政財界フィクサー『O』を囲む会」が開かれた。
掛け持ち参加者は総理経験者「M」、次期総理候補「A」など。
永田町・丸の内のタカリ屋「O」と同列扱いされた大勲位、形なしか。
(転載終わり)
Mは森さんで、Aは麻生さん?それとも、安部心臓(ミヤリ)さん?
宗男インタビュー争奪戦の記事もあり、これは新潮が勝ち取ったみたいですね。
(貼り付け開始)http://www.yomiuri.co.jp/01/20020529i412.htm
小沢党首「ロボット」CM、米で「最高賞」
自由党の小沢幹事長が巨大ロボットに体当たりするテレビコマーシャルが、米国の「ハリウッド・ラジオ・テレビ協会」主催の「国際放送広告賞」で最優秀賞を受賞した。同党の藤井幹事長が29日、明らかにしたもので、同賞は広告関係では世界で有数の権威を持つとされ、政党の受賞は過去10年間で初めて。
受賞作は同党が昨年の参院選の際に制作した。自民党や旧体制をイメージしたロボットに、小沢党首が全力疾走して激突し、破壊するというアイデアが高い評価を受けたという。
小沢党首は29日、記者団に「みんなで一生懸命知恵を出してくれたおかげだ。(自分も)本気で走って足を痛めたなあ」と笑顔で感想を語った。
(貼り付け終了)
(引始)
総務省が公営企業の独法化対応で新研究会
総務省はこのほど、地方公営企業の独立行政法人制度への対応の在り方を検討する「地方公営企業と独立行政法人制度に関する研究会」(座長・紀内隆宏全国市町村振興協会理事長)の初会合を開いた。
同省は昨年10月、自治体の試験研究機関や公立大学などの独法化を検討する有識者研究会を発足させ、法的枠組みや独法化の対象となる組織の範囲などの調査・研究を進めており、地方公営企業もテーマの一つ。しかし、地方公営企業は、国の既存独法との共通点が多い試験研究機関と異なり、上下水道、交通、病院など多様な業態があるほか、独立採算制や企業会計原則による運営といった特性があることから、新たに研究会を設置した。国では今後、国立病院や印刷局、造幣局の独法移行を控えているが、研究会では、そうした先行独法とは異なる特徴を持つ組織との比較なども念頭に置き、必ずしも独法移行に限定せず、望ましい制度の在り方の検討を進め、秋頃までに結論をまとめる予定だ。
研究会の委員(座長を除く)は次の通り。▽秋本敏文(市町村職員中央研修所学長)▽板垣匡春(茨城県鹿嶋市上下水道部長)▽遠藤誠作(福島県三春町企業局長)▽岡田耕作(神戸市行財政局長)▽木幡純子(上智大学教授)▽金近忠彦(横浜市水道局長)▽佐々木弘(放送大学教授)▽鈴木宏(東京都下水道局長)▽隅田一豊(横浜国立大学教授)▽関口章(埼玉県総合政策部長)▽長山洋(岩手県県立病院等管理者医療局長)▽比嘉昇(大阪市交通局長)▽横道清孝(政策研究院教授)▽吉崎滿(北千葉広域水道企業団企業長)▽石田直裕(総務省大臣官房審議官)
http://www.kna.co.jp/news/2443/2443_02.shtml
官公庁通信社 会計検査情報 2002.5.23(5.27更新)
(引了)(引始)
公益法人会計基準検討会ワーキンググループ(第3回)議事概要
1 日時
平成14年5月23日(木)15時30分〜17時35分
2 場所
総務省第4特別会議室(中央合同庁舎2号館5階)
3 出席者(敬称略)
(1) ワーキンググループ委員
出塚座長、川村座長代理、亀岡委員、神津委員、齋藤委員、長委員、和田委員
(2) 総務省
平山大臣官房管理室長、川淵大臣官房参事官、鹿沼大臣官房管理室公益法人行政推進室長
4 検討事項等
○ 公益法人会計基準について、会計基準の性格、対象公益法人像、予算の性格、財務諸表の体系等を中心に検討が行われました。
その際の主な発言の内容は以下のとおりです。・ 外部報告用の会計基準として純化した会計基準であっても、内部管理目的に役に立たないということはないのではないか。
・ 公益法人の収入については、これまでは補助金等所与のものという観点が強かったが、会費収入や普及啓発活動等でお金を集めてくるということも当然必要であり、対象公益法人像として自立型法人を志向していく整理は妥当。
・ 対象公益法人像について、消費型法人と自立型法人の双方を考えるのか、あるいは自立型法人を中心に考えるのかでは、収支予算の扱いについて財務諸表の体系が変わってくるのではないか。
・ 予算について収支予算だけではなくより幅の広いものとして認めていくとなると、企業会計にある程度近づいていくのではないか。
・ 自立型法人においても、こういう事業をやるからこれだけ寄付金がほしいといった説明のためには予算が必要であり、今後は予算の重要性は高まるのではないか。
・ 収支予算の作成を最低基準とし、設備予算とか5年の長期予算とか損益予算等も作成を妨げないこととしてはどうか。
・ 現状の収支予算においても、相当部分は法人自治に任されているのではないか。
・ 収支予算書は会計原則に基づく実績から出てくるものではないので、財務諸表の中に入れるべきではない。
・ 予算の実績たる収支計算書については、予算書とセットで財務諸表の外に置くべきではないか。
・ 計算書類の分類については、「財務諸表」の外枠の部分に「財務書類」という言葉を使わなくてもいいのではないか。
・ 予算比較部分を外した収支計算書を財務諸表に入れてはどうか。
・ 予算対比については、フロー式の正味財産増減計算書で対比してもよいのではないか。
・ 収支予算書と収支計算書を財務諸表から外した場合、収支予算書と収支計算書が財務諸表と同レベルの重要性があると認識できるか。
・ 公益法人は伝統的にキャッシュ・フローたる収支計算書を作成してきたことから、貸借対照表、正味財産増減計算書、収支計算書を主たる三表として位置付けてはどうか。
・ 小規模法人への作成書類については、収支計算書、貸借対照表、財産目録とし、単式簿記も認めてはどうか。
・ 小規模法人の範囲については、もう少し細かく検討すべき。・ 「一定規模の法人」については、現在の外部監査要請対象法人として収支決算額10億円以上というのが一つ考えられるが、もう少し分類してみてはどうか。
○ 次回のワーキンググループについては、6月7日(金)15時30分から開催することになりました。
(文責:公益法人会計基準検討会事務局(総務省大臣官房管理室公益法人行政推進室))
http://www.soumu.go.jp/singi/koueki/020523.html
総務省 2002.5.29更新
(引了)
U.S Frontline から転載します。(転載開始)
更新02/05/28 14:59:51米国東部時間
日本だけがマイナス成長 02年の環太平洋経済
太平洋を囲む20カ国・地域の産官学で組織する太平洋経済協力会議(PECC)は28日、2002年の日本の実質経済成長率が国内需要の弱さから加盟国・地域中で唯一、0.4%減のマイナス成長になるとの見通しを発表した。03年も加盟国・地域で最低の1.5%の成長にとどまると予想している。
加盟20カ国・地域の02年の実質経済成長率(加重平均)は、01年実績より1.5ポイント高い2.7%の見通し。03年は3.8%へ拡大する見込みだ。
国別成長率は、中国が02年7.5%、03年8.0%、ベトナムがそれぞれ7.0%、7.5%と高成長を持続。米国も昨年9月の米中枢同時テロ後に実施した減税、低金利政策の効果が表れ、01年実績の1.2%から02年2.5%、03年3.3%と回復を予想している。
PECCは、環太平洋地域の経済における日本の役割に関連し「今後予想される円安で、日本の輸入が減少すれば地域経済の回復に影響するため、内需を刺激して経常収支の黒字削減のピッチをあげるよう強い圧力がかかるだろう」と指摘している。(共同)
(転載終了)
スポニチ(毎日系)から転載します。(転載開始)
テレ朝が自民に“おわび”
テレビ朝日の広瀬道貞社長は28日の定例会見で、15日放送の「スーパーモーニング」の内容に関し自民党から抗議を受け、「事実取材を怠っていた」とおわびしていたことを明らかにした。鈴木宗男議員への辞職勧告決議案の本会議上程を求める動議を野党が出した際、同番組は自民党が議運委メンバーを差し替えたことに言及。「(上程に)賛成しかねない委員を差し替えた」とする出演者の発言に、自民党が「事実誤認だ」と抗議していた。
(転載終了)
夕刊フジから転載。(転載開始)
“慎太郎潰し”で7月解散説急浮上!
任期途中で都政投げ出せば批判…解散・総選挙日程説で、最も近いのは『7月28日投開票説』。
「与党内で検討されているような小幅の会期延長で重要法案をいくつか通したあと、W杯も閉幕し、6月26日からのサミットなど外交日程を終えた後に解散に踏み切る−というギリギリのタイミング」(ベテラン秘書)というのだ。
もう1つは、『10月20日投開票説』。この日は、永田町の住民が好む「大安」で季節も良好。秋の衆院補選が行われる予定の10月27日の1週間前にあたる。
つまり、この日でなら、議員辞職した加藤紘一元衆院議員や辻元清美元衆院議員も、復権をめざして同じ選挙区で立候補できるという日取り。
公選法では辞職した衆院議員がその空席を埋めるための補選には立候補できないが、総選挙なら話は別だからだ。
「今年は総選挙のない年」(神崎武法公明党代表)とされてきたのに、なぜ今秋までの早期解散説が飛び交うのか。特別な事情があるという。
多くの議員や秘書たちが指摘するのは、「石原慎太郎封じ」である。
「石原新党に対する警戒勢力は、解散・総選挙が早ければ早いほど、石原知事=同右=は都民から『やっぱり1期で都政を投げ出すのか』と批判される可能性が高いと分析している」(永田町関係者)
新党や国政復帰が取りざたされる石原氏の任期は来春で切れる。
だが、新党の大票田となる都民の大半は「石原知事に引き続き、都政を担ってほしい」と考えているとされる。
「早期に選挙を打てば、石原氏がテレビで『都知事でいながら国政に関与する』とほのめかしたように、石原政権の可能性は封じることができる」(同)というのだ。
一方、W杯後の「7月28日説」をとるとすると、「大きな『先例違反』となる」と指摘するベテラン秘書もいる。
「それは7月下旬に予定されているという天皇、皇后両陛下の東欧歴訪だ。解散はご出発前に当たるため大丈夫だとしても、選挙期間が両陛下のご外遊期間にぶつかる。解散・総選挙は陛下のご不在時は避ける、というのが永田町の慣例になっている」というのだ。
「10月20日説」にしても、「その頃は9月危機で支持率はさらに下がる。一か八かの大勝負に出るなら9月以前のはず。10月はない」(自民党参院幹部)との声も。
政治評論家の小林吉弥氏は「80%の確率で解散は7月だ」とズバリ指摘し、こう説明する。
「小泉首相は郵政関連法案を何としてもあげたいと意気込むが、野党も腹をくくって反対する構えで、成立は難しい情勢にある。支持率アップの可能性も低く、重要法案が1本も通らないとなれば、首相に残された手は一発勝負で、解散するしかなくなるからだ」
さらに、「解散しなくても、小泉政権は年末まで持たない。解散を打てば、間違いなく自民党をぶっ壊す分裂選挙になる」と、夏の政界再編の可能性をも指摘する。
大政局まで秒読み状態との見方が強まる小泉政権だが、最後の大勝負に出るのか出ないのか。
ZAKZAK 2002/05/29(終わり)
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_05/2t2002052902.html
はにゃ・・・。
副島隆彦です。 下 ↓ のKS君の考えに同感です。
>> 石原慎太郎氏は、「何と言われようと、中曽根氏ほどこの国を愛する政治家をほかに知らない」と絶賛した。>何と言われようと とありますが、何と言われているのでしょうか(笑)
> 石原氏は「何と言われようと、中曽根氏ほどこの国を愛する政治家をほかに知らない」と絶賛した。何と言われようととありますが、何と言われているのでしょうか(笑)
毎日新聞から転載。(転載開始)
民主党:
「破れかぶれ解散に準備を」 鳩山代表
民主党の鳩山由紀夫代表は28日の党常任幹事会で「破れかぶれ解散の可能性すらある。いつ解散になってもいいよう候補者擁立を進めてほしい」と述べ、衆院選の準備を急ぐよう指示した。これを受けて、菅直人幹事長は衆院小選挙区の候補内定者が182人に達したと報告した。目標は達成されていないが、菅氏は「内々定者を含めると210人を超え、面接を続けている公募者にも数十人の有力者がいる」と説明した。
[毎日新聞5月28日] ( 2002-05-28-18:58 )
(終了)
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20020529k0000m010035000c.html
(引始)
審議会情報2002/05/28
宇宙開発委員会 計画・評価部会 LNG推進系飛行実証プロジェクト評価小委員会(第2回)の開催について
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宇宙開発委員会 計画・評価部会
LNG推進系飛行実証プロジェクト評価小委員会(第2回)の開催について平成14年5月28日
宇宙開発委員会事務局上記会合を下記の要領で開催いたします。なお、本会合は一般に公開する形で行います。
記
1.日時 平成14年6月3日(月) 14:00〜16:00
2.場所 文部科学省別館(11階) 宇宙開発委員会会議室3. 議題(予定)
(1)LNG推進系飛行実証プロジェクトに関する質問と回答について
(2)その他
4. 一般傍聴者席 20席
5. 一般傍聴者の受付
・ 傍聴を希望される方は、当日会場にて、氏名、所属を所定の用紙にご記入下さい。
・ 受付は基本的に申し込み順とします。満席の場合はご容赦下さい。
・ 開催時刻の10分前までに会場へお入り下さい。
・ 官舎管理等の観点から、入場時等に身分証明書等の提示を求められますので、社員証、運転免許証その他本人の確認ができるものを持参して下さい。
6. 報道関係傍聴者の受付
・ 傍聴を希望される方は、5月31日(金)午後5時までに、文部科学省研究開発局宇宙政策課まで、氏名と所属機関を登録して下さい。
・ 報道関係傍聴者は、原則として1社につき1名とし、入場の際には、社名入り腕章を携帯して下さい。
7. 宇宙開発委員会の公開について
宇宙開発委員会の開催通知、議事要旨、報告書等については、宇宙開発委員会ホームページ(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/index.htm)において公開されています。(本件の問合わせ先)
文部科学省研究開発局宇宙政策課 佐藤
電話:03-5253-4111(内線7736)FAX:03-5253-4150
E-mail:masaki@mext.go.jp(研究開発局宇宙政策課)
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/uchuu/kaisai/020511.htm
文部科学省 2002.5.28
(引了)この未来への重大なる国策に対していったい
どんな審議がおこなわれているのか、時間があれば傍聴してみたい。
(引始)
クリントン前米大統領の表敬平成14年5月21日
平成14年5月21日、小泉総理は総理官邸で、クリントン前米大統領の表敬を受けました。クリントン前大統領は、国連大学で講演するため来日したものです。
会談では、小泉総理が我が国の構造改革について、景気も底を打ち、成長のための改革を進める決意は変わらないと述べたのに対し、クリントン前大統領からは、最終的なビジョンを持ち、困難な挑戦にもくじけず頑張って欲しいと激励されました。
また、小泉総理は、クリントン前大統領が在任中に取り組んだ中東和平については、これからも協力していく旨を述べました。
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/05/21clinton.html
首相官邸 2002.5.21
(引了)
(引始)
野中爆発!武部・小泉ダービー観戦を批判
「休日とはいえいかがなものか」小泉首相を独裁者呼ばわりするなど、最近、復権の兆しを見せ始めている自民党の野中広務元幹事長がまたまた怒りを“爆発”させた。
野中氏は28日午前の党総務会で、武部勤農水相が首相とともに競馬の日本ダービーを観戦=写真=していたことについて、「BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)の発生以来、日本中でどれだけの人が苦しみ、大変な思いをしたか。痛みをよく知ってもらわないとならない。休日とはいえ(対策を担当する)農相が出られるのはいかがなものか」と厳しく批判したのだ。
ダービー観戦をめぐっては、小泉首相も自民党の青木幹雄参院幹事長から、「僕も競馬は好きだわね。だけど、あんた、今はダービーよりも、もっと他にやることがあるんじゃないか」とたしなめられたばかり。
野中氏としては、「経済対策などやるべき事をやらずにパフォーマンスにうつつをぬかす小泉首相や、一連の狂牛病問題での不手際の責任を取らず、いまだ居直っている武部氏に対する不満が積もりに積もっていた」(自民党筋)ようだ。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_05/3t2002052805.html
ZAKZAK 2002/05/28
(引了)
(転載開始)『讀賣新聞』5月26日付 朝刊
【政治を読む】
内閣改造論 政策実現へ最適の布陣を今国会の会期末が近づき、与党内では会期延長論と絡んで内閣改造を求める声が強まってきた。改造待望論の背景にあるのは、〈1〉参院側の事情〈2〉自民党役員人事に絡んだ権力闘争〈3〉人事の滞留――といった与党内の事情だ。
参院自民党の閣僚枠はもともと二人だったが、二〇〇〇年十二月の第二次森改造内閣からは片山総務相一人だけだ。青木参院幹事長は昨年四月の小泉内閣発足の際に「いずれ二人に戻して欲しい」と要請したが、既に一年以上も待たされている。常に改造待望論がくすぶり続ける底流にはこの問題がある。
今月半ば、青木氏と同じ橋本派の野中広務・元幹事長が郵政公社関連四法案の成立に向けて動き出した際、与党内では「成立できず継続審議になれば片山総務相を交代させられなくなるからだ」との見方も出たほどだ。
改造に伴い自民党役員人事が断行されるかどうかも焦点だ。ターゲットは、小泉首相と盟友関係にある山崎幹事長。野中氏ら橋本派と、古賀誠・前幹事長らは、最近も有事関連三法案の国会運営をめぐって「拙速すぎる」と批判するなど、波状的に執行部を揺さぶっている。
橋本派と太いパイプを持つが、「小泉―山崎ライン」とは関係が希薄な公明党と支持母体の創価学会も「実は興味があるのは改造ではなく、自民党役員人事だ」との本音を隠さない。
しかし、首相は山崎氏を交代させそうにない。今月十日に首相に内閣改造を迫った亀井静香・前政調会長は「純ちゃんは拓さんを代えない。加藤紘一・元幹事長もいなくなって、小泉さんには他に頼る人がいない」と見ている。
中央省庁再編で閣僚ポストが減り、人事滞留への不満は根強い。四月半ば、都内の料理屋で自民党森派の森前首相、中川秀直・前官房長官と堀内派の古賀誠・前幹事長、丹羽雄哉・元厚相が会食した。中川氏が「うちは(入閣待望組の)四回生が何人もいて大変だ」と語ると、丹羽氏は「こちらは閣僚未経験の五回生が四人もいるんだ」と応じた。
相変わらずの派閥順送り人事の発想だ。派閥領袖(りょうしゅう)や連立与党党首には「ポスト配分を仕切ることで求心力を保つ」との狙いもある。
首相は今月一日、外遊先のシドニーで、「派閥の領袖の言うことを聞く改造はやらない」と断言した。首相が掲げる「派閥政治の打破」という公約からは当然の方針だ。
だが、首相自身、「(改造は)いかに目標とする政策を実現させるかの手段だ」と語っている。現在の陣容で、経済再生や構造改革に最善の対応が取れているのかどうか。派閥の論理や政局の思惑を超えて政策を遂行するための最適な布陣を敷くことは、政治指導者にとって常に最優先の課題だ。
首相は「一内閣一閣僚」を公約としてきた。
「この一年余、こういうことをしようとしたが、こういう問題点があってうまくいかなかった。今回、それを可能とするために、このポストはこの人にお願いすることとした」ときちんと説明できる改造を実行すれば、だれも「公約違反だ」とは言わないだろう。(前木理一郎)
(転載終了)
(貼り付け始め)中曽根元首相、84歳の誕生日祝賀パーティ
中曽根康弘元首相の84歳の誕生日を祝うパーティーが27日、都内のホテルで開かれ、国政復帰をうかがうとされる石原慎太郎東京都知事や小沢一郎自由党党首らが顔をそろえた。
あいさつに立った中曽根氏は「80を越すと、来し方を総括する時代に入る。まもなくあの世に行くと思う」と笑わせながらも「小泉政権は峠に差し掛かっている」と30分近くも政局論を展開。内閣改造にも触れて「党内の人材をもっと活用しなくてはならない」などと力説した。
石原氏は「何と言われようと、中曽根氏ほどこの国を愛する政治家をほかに知らない」と絶賛した。
(貼り付け終わり)
NIKKEI NET
>野中氏再び存在感この記事「やじうまワイド」で見て、読みたかったんですけど、ネット上には載ってなかったんですよね。
Rss-Kさん、毎度ありがとうございます。ミーム拝
(転載開始)『週刊現代』2002.6.8
なめんなよ!ウラ番長が怒った
野中 VS.小泉「ガキのケンカ」実況中継5月21日の衆議院本会議終了後、野中広務元幹事長は記者団の質問に対し、厳しい表情で以下のように答えた。
‐小泉首相の発言をどう聞いたか。
野中「まあ、われわれとはまったく認識が違いますから。」
‐法案を「民営化の一里塚」と述べています。
野中「せっかくまとめようと努力しても、(首相が)自分で壊されるぶんには、われわれは責任もてません。」
‐総理の発言は、今後の法案審議に影響を与えるか。
野中「知りませんけど。私は、そんなことで汗をかく気はないです。物事は独裁者(ひとり)で決められるもんじゃありません。」
「浅案の成立に向けて、努力したい」野中氏は、小泉純一郎首相が「構造改革の本丸」と位置づけてきた郵政関連法案の審議に「調整役」として全面協力すると言っていた。ところが、5月20日になって、事態は急変した。小泉首相に「ケンカを売られた」と、「ウラ番長」野中氏がブチキレてしまったのだ。
先に「手を出した」のは、小泉首相だった。20日、ドイツの大手民間郵便会社「ドイツ・ポスト」社長と対談したときに、こう言ったのだった。
「今回の法案提出で外堀は埋めた。次は本丸(郵便貯金、簡易保険の民営化)だ」
この発言に野中氏は怒った。背景を全国紙政治部記者が解説する。
「野中氏は首相との間に、郵政関連法案を今国会で成立させる代わりに郵政民営化には踏みこまない、という『あ・うん』の呼吸があると信じていたからです。小泉首相の発言を聞いて、野中氏は裏切られたと感じたでしょう」
21日、野中氏は「なめんなよ」と言わんばかりに反撃に出た。
「総理が、昨日のように、ドイツの方にですね、限りなく民営化を進めていくような答弁をされるんだったら、われわれはこの法案の扱いは考えなくちゃならんと、そう思ってます」
しかし、ここで引き下がる小泉首相ではなかった。同日の衆院本会議で、再度一言い放った。
「これ(郵政関連法案)は将来、郵政民営化に向けた一里塚であると考えています。その大きな、壮大な改革が本丸だと見立てれば、今回の法案は外堀を埋める意味があると考えている」
これを聞いた野中氏は不快感を隠そうとしない。本会議中も答弁に立つ首相を睨みつけるわ、法案を批判する野党議員の質問に拍手するわ、怒りをあらわにしていた。
「小泉劇場」のインチキ芝居だ
ふたりの一連のやりとりを聞いていた青木幹雄参院幹事長は、
「総理も『どうもありがとう』と言うのが筋だ。総理はもともと民営化論者だから、こうなると、水面下でどうこうするということもない。昨日の今日で、いまはあまり言い合わないほうがいい」
と仲介に出たが、ふたりのケンカは止まらない。その日の夜、小泉首相はまたまた野中批判を口にする。
「前から反対してたんじゃないの。いまじゃなくて。前から反対なんですよ、野中さんは。私は、民営化譲れませんから。私は、今回の法案は民営化に向けた一里塚だと、そう受けとめておりますから」
野中氏もケンカを止める気はない。その日の夜のオフレコ懇談で、顔を紅潮させて、次のように首相を攻撃した。
「なんでもかんでも独裁者の言うようにはならん。押したり引いたりしながら荷崩れしないようにやっているときに、ああいうことを言われてはどうにもできん。私はもう(法案を通すための調整役を)辞める」
ふたりは、ともにいま追い詰められている。野中氏は「子分」の鈴木宗男代議士を辞職させられずに党内での影響力を落とし、小泉首相は就任1年間で、支持率を30%台まで落としている。そこで、ふたりはそれぞれ郵政関連法案をめぐる攻防を利用して再浮上をねらっていた。
「野中は、この法案を通しても郵政民営化は進まないと、郵政族議員を説得した。そうやって法案を成立させて、小泉に恩を売ろうとしていた」(前出・全国紙政治部記者)
それによって小泉首相を意のままに動かせる立場になろうとしたのである。
「野中の狙いは小泉首相をコントロール下に置き、破れかぶれ解散を阻止しようというものなのです」(政治評論家・国正武重氏)
一方、小泉首相は、この法案の審議を通して、再び「抵抗勢力」と闘う首相のイメージを国民に植え付けようと企んでいた。
「小泉首相は、郵政問題を突破口に支持率を上昇に転じさせようと焦っています」(政治評論家・浅川博忠氏)
このような思惑を抱えたふたりのケンカだが、実は「できレース」ではないかという声もあがっている。全国紙政治部デスクが解説する。
「小泉は、抵抗勢力の反対を押し切って、オレがやったという形にしないとポイントとならない。だから、わざわざ野中にケンカを売ったのです。一方、抵抗勢力から見ると、ヤマト運輸を始め民間が参入を敬遠しているため、郵政法案は成立しても痛くも痒くもない。小泉がやりたがっているガキのケンカにつき合ってやっているだけなのです」
「改革は着実に進んでいる」「抵抗勢力は協力勢力」‐壊れたレコードのように同じ台詞しか出てこない「小泉劇場」のインチキ芝居に最早、われわれはつき合ってやる必要はない。
(転載終了)
(転載開始)『東京新聞』5月27日付 朝刊
野中氏再び存在感
有事、郵政両法案成立へのキーマン
巧みに党内操縦 政治力回復狙う自民党の野中広務元幹事長の言動が与野党の注目を集めている。終盤国会の焦点になった有事法制関連、郵政関連の両法案が成立するかどうかのカギを握る一人として、その存在ががぜん重みを増してきたからだ。野中氏もこうした状況を最大限利用し、低下した政治的影響力の回復を狙っているようにみえる。(梶 雅一)
「これで、自分が汗をかくこともなくなったなあ」。野中氏は二十二日夜、郵政関連法案について、小泉純一郎首相に近い中川秀直前官房長官に、電話でこう皮肉っぽく語った。
郵政関係議員のボス的な存在である野中氏は一時、郵政関連法案の成立に向け党内調整に走った。成立させることで首相のメンツを立てる一方、民営化だけは回避する‐。これが野中氏の描いたシナリオだったが、首相がその後「(関連法案は)郵政民営化への一里塚だ」と発言。これに野中氏は猛反発、一転して首相との対決姿勢を強め、「物事は独裁者が決めるものではない」とまで首相を批判した。
野中氏が郵政関連法案の対応で、最終的にどう出てくるかは分からないが、右に左に巧みにかじを切りながら、自分の存在感を強めている。
有事法制関連法案への対応でも野中氏の存在は際立っている。戦争体験世代で、今や党内で数少ない「ハト派」の野中氏は、もともと同法案に慎重な立場をみせてきた。法案提出を了承した四月の自民党総務会でも、野中氏はひとり「態度を留保する」と宣言。法案の委員会採決の前提となる公聴会日程を与党が単独で決めたことに、「そんなことをしていいのか」と批判。与党は野中氏の主張通り、公聴会日程を白紙に戻すことを決めた。
こうした野中氏の言動には、政治力回復の思いがあるのは間違いない。小渕、森両政権の発足では、キングメーカー的な存在だった野中氏も、小泉政権では「抵抗勢力」のレッテルを張られ、政治力に陰りが出ていた。側近だった鈴木宗男衆院議員が北方四島支援事業への介入疑惑で自民党を離党したことも、野中氏には大きな打撃だった。
野中氏にとっては有事と郵政の両法案の処理をめぐって自身の存在を誇示したい。特に、小泉首相に対しては、自分が政権運営上欠かせない人物であることを見せつけたい思いが強い。
野中氏の周辺は、郵政関連法案の取り扱いでは、首相が頭を下げない限り、野中氏は絶対に動かないとみている。首相と野中氏の神経戦は当分続きそうだ。
(転載終了)
(貼り付け始め)
経済 更新:2002/05/27 07:01
料金やサービス規制、新電電向けは撤廃・総務省総務省は通信料金やサービスを来年秋にも大幅自由化する方針を固めた。新電電各社や新規参入事業者への届け出制などの規制は原則全廃、NTTグループへの規制も緩和し競争を促す。新電電は企業向け大口割引を自由にできるようになり、NTTは高速インターネットサービスの自由度が増す。新規参入も許可制から届け出制に移行、米国並みの自由化が進む。
この案は情報通信審議会(総務相の諮問機関)が6月4日に答申案として公表。総務省は来年の通常国会に電気通信事業法改正案を提出する。NTTグループ以外の事業者は、料金改定や新サービス開始の際に現在は総務省への届け出が必要。自由化案では届け出制を廃止、各社が自由に割引率やサービスの変更をできるようにする。
(貼り付け終わり)
NIKKEI NET
2日前の記事ですが…。(貼り付け始め)
外務省批判巡り自民会合で激論
中国・瀋陽の亡命者連行事件をめぐり、24日の自民党外交関係合同会議で、外務省批判を続けることの是非について激しい議論が展開された。
「(外務省は)責任追及の議論をしていない」(小林興起衆院議員)、「具体的な(中国制裁の)アクションをとれ」(平沢勝栄衆院議員)といった外務省批判や対中強硬論に対し、武見敬三参院議員が「我々が外務省を批判すればするほど中国を利する。(外務省の)交渉の推移を見てから対抗措置を考えるべきだ」と反論したのが発端だ。
その後、「外務省の土下座外交の方が中国を利している」(木村義雄衆院議員)、「武見さんの考えと同じだ」(増田敏男衆院議員)などと賛否両論が相次ぎ、つかみ合い寸前となる一幕もあった。
最後は、高村正彦・元外相(党対外経済協力特別委員長)が「外務省の対応は問題だが、大して強くないボクサーを小突き回してもかえって逆効果だ」と外務省批判にクギを刺した。杉浦正健外務副大臣も「外務省の対応のまずさについて、(責任者の)処分も視野にきちんとした総括をやらせてもらう」と述べ、理解を求めた。
(5月24日23:27)
(貼り付け終わり)
読売新聞
(転載開始)『世界週報』2002.6.4
【解剖 混迷政局】
自民党に「人事の季節」到来
田崎 史郎 時事通信編集委員
人事の時期が近づくと、対象となる人もその周辺も、針が落ちる音にも耳をそばだてるようになる。結果を見て喜ぶ人はほんの一握りの人たちなのだが、途中、観客も大勢集まってはやし立てるのでかなりにぎやかだ。
普段は停滞している組織が一瞬、活力に満ちあふれる。少なからぬ人たちが希望するポストに就けるかもしれないという期待感を抱いて、忠勤に励む。情報交換もあちこちで行われる。そう考えると、人事は組織の祭りなのかもしれない。
だが、その過程で、組織を構成する人たち一人ひとりが抱いている複雑な感情が表出する。愛着といったうるわしい感情ばかりでなく、嫉妬羨望、侮蔑といった劣性の本能までも噴き出す。そして人事が終わると、新たな怨念が生み出されている。
政界においては特にそうだ。政治家の評価に取り立てて明確な基準はなく、政界の大半が人間関係によって規定されているからだ。そうした組織では、上に立つ者が誰の前髪をつかむかにかかっている。
政界における最大の人事は内閣改造・自民党役員人事だ。年に少なくとも一回、時には二回、三回と行われてきた。それが権力を維持し、分配する自民党の活力源だった。
首相・小泉純一郎が昨年四月の総裁選で「一内閣一閣僚」を唱え、これにストップをかけた。しかし、小泉は公約違反というそしりを受けるのを承知で自ら封印を解いた。
「人事カード」手にした小泉
小泉が内閣改造・党役員人事の可能性を否定しなくなったのは、農水相・武部勤の進退問題で自民党や公明党との関係がぎすぎすしていた三月下旬からだった。三月二七日の記者会見でこう言った。
「今、小泉内閣は安定している。この時に、当面、内閣改造は考える必要はない」
それまで少なくとも公式発言では全面否定してきた小泉が「当面」と言ったのが、ミソだった。四月に入ると元幹事長・加藤紘一が議員を辞職し、郵政公社化法案・信書便法案を巡る党内調整が難航を極めるなど政権の脆弱化が進んだ。そして、一カ月後の会見で改造に向けてさらに踏み込んだ。
「自民党内、与党内には改造を期待している方がたくさんいることは承知している。政策推進、政策目的実現のために、どういう体制がいいかということは、常に念頭に置かなきゃなりませんので、いろいろ党内情勢を見極めながら考えたい」(四月二六日)
小泉は政策推進という大義名分を掲げつつ、改造待望論にかなり配慮した言い回しをした。五月一日、シドニーでの同行記者団との懇談では、その姿勢を一層鮮明にした。
「一内閣一閤僚は目的ではない。絶対一内閣一閣僚だとこだわっているわけではない。目標とした政策を実現させる手段だ」
小泉が三月下旬から始めた軌道修正を、この時点でほぼ成し遂げた。これで、人事を待ち望んでいた自民党内は、小泉からのサインをはっきりと読み取り、改造を既成事実と受けとめるようになった。
一見すると、小泉は改造待望論に押し切られたかのようだ。だが、そうとばかりは言い切れない。
小泉は「人事カード」を手にすることによって、党内操縦に乗り出したのではないか。「解散カード」をちらつかせても効果が上がらず、自民党議員の本能的欲求とも言える人事を行う構えを見せることで、政権の求心力を取り戻そうとした、と読める。
小泉はシドニーではこう付け加えている。
「派閥中心の内閣改造はやらない。たとえ閣僚の交代があったとしても、派閥の領袖の言うことを聞くとかより、この仕事には誰が適任か、適材適所でやるべきだ」
要するに、自分が思い通りの人事を行う、人事権は自分にあると宣言しているのである。小泉は内閣支持率だけが頼りのように見られているが、人事で党内を操ろうとするようなしたたかさを見逃すと、小泉の力を見誤ることになる。
山崎の進退が焦点
だが、昨年四月の組閣で、派閥の秩序を全く無視し、最大派閥橋本派からの起用を二人(うち一人は参院)に抑える一方、民間人を三人登用したような芸当ができるのかどうか。この人事を可能にした総裁選圧勝当時の勢いは、今の小泉にはない。中国・藩陽総領事館事件が起きると、外相・川口順子が民間人であることに目を付けた江藤・亀井派会長の江藤隆美が五月一〇日、小泉に、
「選挙の試練を受けていない外相が国難に対処するのは無理ではないか」
とねじ込んた。言い掛かりに等しいが、民間人登用で議員枠が縮小されるのを警戒している思惑はうかがえる。
小泉の力量が試されるのは、盟友の幹事長・山崎拓の留任を果たせるかどうかだ。
山崎の幹事長としての実力に疑問符が付けられているのは広く知られている。最近では女性スキャンダルで品性まで疑われて党内掌握力が著しく低下している。
自民党の参院幹事長・青木幹雄、元幹事長・野中広務、前幹事長・古賀誠らは陰に陽に山崎更迭を求め、例えば、古賀は、
「何だったら改造しなくてもいいから、幹事長だけは代えろ」
と漏らしている。
これに対して、山崎は「小泉さんとは心中してあげたい気持ちだ。この政権が終わると同時に自分の政治生命が尽きるというくらいの心境なので、最後まで務めたい」と、批判もどこ吹く風、留任に意欲満々だ。
小泉も加藤の議員辞職によって「YKKトリオ」の一角が崩れた上に、山崎まで欠くようになると党内の足場はかなり弱くなる。
そもそも、小泉が党への指導力があるかのように見せてきたカラクリは、山崎が小泉の指示を何でも受け入れてきたからだった。山崎ほど、小泉の言うことを素直に聞く幹事長適格者は見当たらない。
恐らく、山崎の進退が小泉と党内の抵抗勢力との主戦場となり、かつ、政権の命運を左右することになるだろう。(敬称略)
(転載終了)
Web Houchi(読売系)から転載します。(転載開始)
宗男氏「金庫番」事情聴取は無理
鈴木宗男衆院議員(54)の「金庫番」といわれ、23日に都内の自宅を東京地検特捜部に家宅捜索された女性私設秘書(66)の夫が25日、自宅前で本紙の取材に応じた。
夫によると女性秘書は現在、入院中という。「昨年の10月から体の不調を訴え始め、悪化したために今年の4月中ごろから入院している。現在も体調がすぐれない。あと1か月くらいは無理ではないか」と特捜部による任意での事情聴取には当分応じられない病状であることを明かした。
また、女性の仕事の内容にはほとんど関知していなかったらしく「お金の計算をしているようなことは聞いていたが、金庫番だなんて信じられない」と話し、立ち会った家宅捜索については「写真や名刺などが押収されていた。重要なものなのかはわからない」と続けた。
「検察から私に連絡はきていない。妻ともその話はしていない。連絡は事務所のほうにいってるんじゃないか」と神妙な表情で説明した。
(転載終了)
(引始)
記者会見における今井会長発言のポイント
−4年間を振り返って−
2002年5月23日
(社)経済団体連合会政策が、構造改革と景気刺激との間を揺れ動く4年間だった。この間、経済はデフレを脱却できず、金融問題、不良債権問題も解決していない。長銀の譲渡先選定やデット・エクイティ・スワップをはじめ、金融問題の処理を思うように進められず、最後まで問題が残ったことは残念である。
公的資金注入や大合併により銀行の体力強化が図られてきたが、本当に強くなったとは必ずしも言えない。それを見極めるのはこれからだ。しかし、最終段階には来ているので、それほど案じてはいない。企業のバランスシートの改善も道半ばだ。
経団連会長として、やれるだけのことはやったが、結果として経済はさっぱりよくなっていない。経団連にも経済運営の責任の一端があるとすれば、及第点には達していない。
グローバル・コンペティションと少子高齢化という環境の中、わが国の最大の課題は、国際競争力の強化と国民負担率の抑制である。そこで、会長就任後、これらの問題を扱う委員会を経団連内に新設し、取り組んできた。企業には、「自立、自助、自己責任」を説き、「選択と集中」の経営を求めてきた。政府には、国際競争に打ち勝つ経営を進められるような環境整備のための構造改革を促してきた。その結果、産業再生法、株式交換、会社分割、金庫株、連結納税制度など、法制・税制の整備はかなり進み、企業は経営革新を進めている。
しかし、社会保障制度改革の進展はあまりなかった。社会保障制度改革の実現は、日経連との統合の目的であり、新団体で進めてもらいたい。
また、民間外交にも努力した。特に、最も大事なASEANならびに東アジアは毎年訪れ、政府、経済界の首脳と意見交換を重ねてきた。わが国は、ASEAN、韓国、中国とうまく経済連携する必要がある。
経済団体は政治に対して陳情する団体であってはならない。しかし、法制・税制の改革は政府の仕事であり、国に経済が直面している問題を指摘し、環境整備を促す必要がある。その意味で、政治との距離は近い必要がある。政治献金については、個人、企業が社会貢献活動の一環として、政党に献金していけばよい。
むつ小川原は、国や銀行などに巨額の債権放棄をしていただいたもので、進退をかけて処理した。
以 上
http://www.keidanren.or.jp/japanese/speech/comment/2002/spe0523.html
経団連
(引了)むつ小川原
http://www.keidanren.or.jp/mutsu/index.html(引始)
ホッと一言 第**号 2002.5.24
地上の太陽?!?!引き続きの審議拒否。と思っていたら、急に大雨が降って来ました。
一体、この国会はどうなってしまうのかしら…
本日、内閣府・政策統括官のもとへ、「国際熱核融合実験炉計画の
参加撤回及び日本への誘致中止を求める申し入れ」を総合科学技術会議
の議長である小泉首相宛てに行いました。
概要は「政府は地球温暖化対策と称して、2010年までに2000年度比30%増の
原子力発電量を目指して原発の増設を打ち出すなど、脱原発に向かう世界の流れ
とは逆行する政策を進めようとしています。その上、今回国際熱核融合実験炉
(ITER)の日本誘致を進めようとしています。候補地としているのは青森県・
六ヶ所村と茨城県・那珂町の2ヶ所で、ほとんどの住民がITERの実情を知ら
されていません。安全面や費用対効果について、明確な見通しもなく、また、
実用化のめどが立たないこの計画への参加方針を撤回し、日本への誘致を
断念することを強く求めます。」といったものです。
費用面で、総経費は1兆3千億円と見込まれていて、日本に誘致された場合、
4000億以上は日本が負担をしなくてはならないそうです&実用化には
50年以上かかると想定されている…こんな財政難の時に、しかも次の世代に
「核」を残していくような方針は、撤回すべきだと、私も強く思います。
…そう言えば…統括官が「原発は地上の太陽」だってさっ!!(苦笑)
http://www.harayoko.com/hot/index.html
原よう子 ホッと一言
(引了)ITER(国際熱核融合実験炉)
http://www.keidanren.or.jp/mutsu/ITER.html
ITER計画について
http://www.naka.jaeri.go.jp/mext/inpaku/p2-1.html既に経団連では話がついているようにみえるが、原ひろ子は面白い。
当然、環境破壊の観点から北鮮の軽水炉支援にも大反対してくれるだろう。原子炉は常時稼動しているから、危険きわまりないのだが、
研究施設だけは確保しなければならないので、竹島でも埋め立てて
移転し電力支援するならば反対もできまい。
それとも電気も欲しくないと断るか。
領土と軽水炉と電力の3つを一挙に解決できる。
(転載開始)自民党役員テレビ出演予定案内
5月26日(日)9:00〜10:00 NHK「日曜討論」に久間 章生 政務調査会長代理が出演予定。番組内容は▼瀋陽亡命問題について ▼有事関連法案について など。
(転載終了)
『夕刊フジ』の「鈴木棟一の風雲…永田町」<2155>(24日発行)から転載します。(転載開始)
「改造も解散もなし」説が浮上
会期延長幅で自民バラバラ今国会は6月19日の会期まであと1カ月を切った。延長があるのか。あるとすれば期間は。その後の党、内閣の改造人事は。例によってベテラン記者との一問一答。
――会期延長はあるのか。
「ありそうだ。自民党内には会期延長なしの意見から50日の長期まである」
――延長ゼロの意見はどのあたりか
「麻生政調会長。青木参院幹事長もそうだ」
――50日延長は
「山崎幹事長。小泉首相もこの意見に近い」
――山崎、小泉両氏の心は
「山崎幹事長としてはスキャンダルのほとばりをさましたい。人の噂も75日、と思っている。延長なしなら内閣改造となって自分の地位が危うい。小泉にしてみれば国会を開いておけばいつでも解散できるわけで、野党へのブラフになる」
――で、結局の延長幅は
「3週間程度ではないか。ゼロと50日の中間といったところだ」
――延長してもサミットやサッカーのワールドカップがあって日程がつぶれるのでは
「6月26日から28日まで、カナダのカナナスキスという山の中でサミットが行われる。6月30日はワールドカップ決勝で韓国から金大中大統領が来日する」
――しかも7月に入ると天皇陛下の訪欧がある
「天皇訪欧は7月6日から20日まで2週間。例えば会期を20日延長したとすると7月9日まで。会期を終えて内閣改造ができない。天皇が認証式に出られないからだ。ここに50日延長説が出る背景がある」
――50日延長だと8月のお盆休みの直前まで国会が開かれることになる。
「どうも途中の解散はなくて、人事はまた秋になる予感がする。山崎幹事長や武部農水相が秋まで続くことになりかねない」
――解散は
「支持率の低下と不祥事の続発。まずは解散なし」
――小泉首相は、自民が俺をつぶすか、俺が自民をつぶすか、と解散を示唆したが
「郵政法案に協力的だった野中が小泉の発言に切れておかしくなった。法案の行方次第では、なにしろ変人だから何するかわからない。一抹の不安が残っている」
(転載終了)
(引始)
朝鮮総連副議長、文春と平沢議員を提訴
平沢氏「提訴はうれしい限り」と受けて立つ構え週刊文春に掲載された事実無根の記事で名誉を傷つけられたとして、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許宗萬・責任副議長が24日、発行元の文芸春秋と平沢勝栄衆院議員らに謝罪広告と5000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状によると、週刊文春は4月18日号で、「許副議長が金正日総書記から、朝銀信用組合などの受け皿機関に公的資金が投入されたらすべてを送金するよう告げられた」などという内容の記事を掲載。平沢衆院議員は記事中でコメントをしている。
許副議長は「そのような事実は全く存在せず、わたしや金総書記を根拠もなくひぼう、中傷する内容だ」と主張している。
平沢衆院議員は「提訴はうれしい限り。許副議長を法廷に呼び、徹底的に朝鮮総連の資金の流れを解明したい」と話している。
週刊文春の木俣正剛編集長は「記事には絶対の自信を持っている」としている。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_05/3t2002052423.html
ZAKZAK 2002/05/24
(引了)(引始)
テロ国家・北朝鮮への外交カードを
拉致問題にこそ使え!!金正男密入国と日本の対応
小泉政権が出来てちょうど1年経った。その間の小泉政権の最大の失敗は、何と言っても5月1日、金正男が偽造旅券で日本に入ってきた時、すぐに帰してしまったことである。
金正男というのは、北朝鮮の金正日総書記の息子である。その男が偽造旅券で日本に入国してきた。連休中であったために国会議員のほとんどが東京におらず、私はれんらくのつく議員を集めて「彼を絶対に北朝鮮に帰してはいけない」と政府に働きかけた。
普通なら、偽造旅券による入国だけでも、調べるために留置しておく。ましてや過去に偽造旅券で何度となく入国しているというではないか。もしかしたらテロリストかもしれない。そんな人間を入国管理局が空港で捕まえると、普通は最低1週間は拘束して、どこで入手した旅券なのか、日本で何をする予定だったのか、国内に応援する組織はあるのかなど、徹底的に調べ上げるものである。
ところが、この金正男の場合、何もしないであっさり帰してしまった。しかも6人の政府高官がついて飛行機はファーストクラスで北京に送り返したというから、空いた口が塞がらない。田中前外務大臣もいろいろ失敗をしたが、これがその最大のものといえよう。そこまで北朝鮮に気を遣う必要はない。政府は今なお「あれは金正男ではない」と言っている。ならば、何故そんな待遇で送り返す必要があるのだろうか。また、空港でバスを降りてタラップまで歩くところが、撮影された。それが世界中に流れ、金正男であることが最終的に知れ渡った。
日本政府はあの撮影が行われることは予定していなかった。官邸のある幹部は、「誰があの撮影を許可したのか」と烈火の如く怒ったという。しかし、あの撮影こそ唯一評価できることなのだ。「朝鮮を怒らせてミサイルが飛んできたらどうするのですか」「日朝交渉に影響が出たらどうするのだ」などと言った大臣もいた。しかし、北朝鮮は金正男だとは認めていない。だとすれば、これこそ帰す必要はないのである。金正男とわかった時点で、配慮する代わりに拉致された日本人のことも配慮してもらえるよう交渉すればいいのである。ミサイルを恐れていては、日本は北朝鮮の言うがままの国になってしまう。そのために米国と安全保障条約を結んでいるのだ。これでは、主権国日本の国家像はどこにもない。
政府高官は、「すぐに帰せば北朝鮮も日本に配慮してくれる。拉致問題にとっても必ずプラスになる」と言っていたが、この後の動きを見てみればプラスどころかマイナスになっていることを我々は肝に銘ずるべきである。
なぜ北朝鮮に支援をするのか!?
今、日本と北朝鮮の間には、拉致問題はじめいろいろな問題がある。特に拉致問題では、先頃国会で全会一致で有本恵子さんたちの拉致事件の早期解決を求める議決が採択されたが、今までこの問題については共産党や社民党も「これは容疑であり、事実かどうかはわからない」と言っていたほどの体たらくである。政府も外務省も全く及び腰だった。拉致された人の家族は、何もしてくれない日本の政府を信用できなくなるだろう。国家は国民の生命・財産を守らなければならないはずである。そのために、日本という国は何が出来るのかを、今こそ示すべき時であろう。
その意味で、「たった10人くらいのことで、日朝関係に支障が出ては困る」と言い放った槙田シンガポール大使たちを許すわけにはいかない。また、有本恵子さんの家族に日本人が関係したから拉致には当たらないと電話で言った拉致議連の中山正暉前会長の発言を捨てては置けなかった。そこで、一旦拉致議連を解散し、4月25日に、新たな拉致議連を組織して、私は事務局長の役職に就いたのである(会長は石破茂衆議院議員)。
一昨年の春の北朝鮮への10万トンの米の支援にも大いに問題がある。本当に北朝鮮の国民が困っていて、人道で支援するのならやむを得ない。しかし、米をいくら支援しても、末端の本当に飢えた人にまで届かないというのが現実なのである。これでは何のための支援かわからない。拉致問題の解決にいずれ繋がるという事だけで支援しただけなのである。
何ら進展なくして、その年の秋には、急に50万トンのコメ支援の話が、自民党の一部から出てきた。WFPの要請は19万5000トンであったにもかかわらずである。なぜ外交部会などで賛成一色になったかというと。鈴木宗男さんをはじめ農水族が賛成をぶち上げたからである。
「なぜこんな支援をするのか」と尋ねると、「日本はコメが余っているから」という。しかし、余剰米があるからといって北朝鮮への支援にまわすのとは、話の次元が違うのである。また、外国の米で50万トン支援すると、日本の米で支援するに比較して1000億円もの違いがでることを忘れてはならない。
しかし、結局私の北朝鮮支援反対の声はかき消されて、米50万トンの支援が決定した。
日本には、北朝鮮から資金を受け取っていると思われる政治家がごろごろいる。とりわけ社民党は北朝鮮から永年にわたり資金を受け取っていると言われる。かつて共産党は旧ソ連の時代、ソ連から資金を受け取っていたことが報道された。自民党でさえ、個人単位で見ると外国と金などで繋がっている人が少なからずいるのだ。日本の国がおかしくなるのも、もっともなことだといえよう。日本の国益をしっかり踏まえないと、日本は本当に大変なことになる。
拉致事件をどう解決するか
アメリカは今、北朝鮮を「空くの枢軸国」と名指しして批判し、強硬な市井に出ている。その結果、北朝鮮は次第に態度を軟化させている。同じ事が日本についても言えるのである。日本の戦後外交というのは、このあたりで抜本的な改革をしなければ、いつまでたっても日本の国益を損なうものになってしまうだろう。北朝鮮は「オウムのような」テロ国家でしかないことを、まずはしっかり認識すべきだろう。
国家というものは、一人の国民でも拉致されれば取り返すのが当たり前の対応といえよう。かつてレバノンという国は、4人の自国の人間が北朝鮮に拉致された時、国家を挙げて取り戻した。日本は政府が認めているだけでも11人いる。しかし、日本政府はほとんど何もしてこなかった。これが日本の現実だ。
大阪でコックをしていた原勅晃(ただあき)さんが、宮崎県の青島海岸の児童公園から拉致された(1980年6月30日)。そして、その代わりに北朝鮮の人間が彼に成りすまして日本国内で活動し、その後韓国で活動しているところを捕まったことがあった。その供述から、原さん本人が今も北朝鮮にいることもはっきりした。それでも、日本の政府はほとんど何もしてこなかった。
先頃、日本国内の北朝鮮系の信用組合が相次いで破綻した。日本政府はこれに公的資金6000億円以上を投入した。そして、さらに4000億円投入する。この金融機関から北朝鮮に金が流れていた可能性がきわめて高いのにだ。
ある政府幹部によると、「北朝鮮は朝銀に何としてでも公的資金を投入してくれ」と言っているそうだ。ならば、それを北朝鮮との拉致問題の外交カードとして使うべきではないのかと思っている。
日本の国、日本の国民を守る日本国政府の役割は、そこにこそあるのではないだろうか。
月刊「政界」Politico 明快男・平沢勝栄の直球勝負(第3回)より
http://www.hirasawa.net/problem10.htm
(引了)(引始)
「小泉・真紀子は凡人だった」夕刊フジ 平成14年5月24日(金) 鈴木棟一の 風雲・・・永田町 より
平沢勝栄氏は毎日のようにテレビに呼ばれて政治への発言を続けている。その特徴は正論を堂々と打ち出すことで、まさに是々非々。かつての朋友も容赦はしない。5月20日、毎日新聞主催の講演会でこう述べた。
「中国・瀋陽の日本総領事館で亡命者連行事件が起きた時、田中真紀子さんは『外務省の事なかれ主義が露呈した』とコメントした。しかし、真紀子さんにこれを言う資格はない。昨年5月、北朝鮮の金正男が不法入国したとき、真っ先に『返せ、返せ』と騒いだのは真紀子外相だった」
平沢氏は当時、北の"皇太子"を押えておくことは、拉致問題などの切り札になる、と進言した。しかhし、外相の返事はこうだった、という。
「北からテポドンが飛んできたらどうするのよ」
正にパニック状態の真紀子氏を見て、平沢氏は「この人は外相には全く不適格だ」と判定したという。
それより少し前、自民党総裁選に出馬を渋っていた小泉氏の議員会館の事務所に、「出るべきだ」と押しかけて口説いたのが真紀子氏と平沢氏の二人だった。
「私が応援するから必ず勝てるわよ」
という真紀子氏に、小泉氏がこう言った。
「変人と変人が一緒にやってどうするんだ」変人とは真紀子氏の命名だった。平沢氏がこう口を出した。
「マイナスとマイナスを掛ければプラスになりますよ」一年以上が経過して、いま平沢氏は、小泉、真紀子両氏についてこう言う。
「2人の変人が永田町を救うと思ったが、当て外れ。2人とも凡人だった」
その心は。
「真紀子さんは自らの秘書の給与問題が起きてからの対応は逃げ回ってばかり。いいところが全くなく、鈴木宗男氏みたいになっちゃった。彼女のいいところはストレートに包み隠さずものを言う。それがなくなったら、議員を続けても発言力、政治力を失う」攻撃力は抜群だが、自らの守りは拙劣という点で「角栄と真紀子に共通の遺伝子がある」というのは評論家の立花隆氏の指摘だった。
「小泉首相も抵抗勢力にすり寄っている。永田町の常識人、すなわち凡人になっていた。だから支持率が下がっている」
平沢氏は切れ味よく、テレポリティックス(テレビ政治)の一翼を担っている。
http://www.hirasawa.net/fuji020524.htm
平沢ネット TV・ラジオ発言集
(引了)
「森田実の時代を斬る」から転載します。(転載開始)
2002.5.22
いま最優先すべきはやはり衆院解散である憂うべき政界の解散回避志向
国民の政治不信は深刻化するばかりだ。時事通信社の5月の世論調査によると、小泉内閣支持率は37.6%に下落(前月比−3.2%)。不支持率は42.8%(+5.9%)で、初めて不支持が支持を上回った。
私の調査では解散要求の高まりが最近の世論の特徴。日本が今の危機を乗り越えるには早期の解散・総選挙以外に方法がないと大多数の国民が思っている。だが、政界は解散回避志向が強い。野中元幹事長の郵政法案をめぐる小泉首相への急接近は政界では解散回避への動きと見られている。与党議員の多くが解散を恐れるあまり小泉首相にひれ伏し、欠陥のある法律を成立させるとすれば、それは国民への裏切りである。
現実味を帯びてきた政権交代の可能性
最近の私の調査では、次の総選挙で自公保3党の議席数が過半数を下回る可能性がある。政権交代の可能性が現実味を帯び始めた。
いま、政権交代の3条件[(1)大疑獄事件、(2)経済状況悪化、(3)代わりうる政党の存在]のうち、(1)(2)の条件は揃った。残るは(3)のみ。
小泉政権が成立してから1年以上が経ったが、日本は悪くなるばかり。小泉構造改革は事実上破綻。地方経済と中小零細企業に対して小泉政治はあまりにも冷たい。経済の現状に楽観的なのは小泉内閣のみ。政治腐敗解明も小泉首相は消極的だ。安全保障政策では小泉政権はブッシュ政権の好戦的・強権的な世界政策に従順すぎる。有事法制などの重要法案審議は慎重でなければならぬ。
小泉政権、自公保連立、重要法案のすべてを国民の判断にゆだねるべきである。
民主の鳩・菅体制は賞味期限切れ
鳩・菅体制の賞味期限は切れた。鳩山由起夫内閣を樹立しようとするのは「木に縁(よ)りて魚を求むる」に等しい。民主党が鳩・菅体制をつづける限り、政権への道は「日暮れて道遠し」。
民主党内閣の首班たりうる人物は党外とくに県知事の中にいる。いま必要とされている民主党の指導者は、国民とともに歩んでいる実績と実行力のあるリーダーである。民主党は北川三重県知事や橋本高知県知事の擁立を真剣に検討すべきである。
(転載終了)
(転載開始)『週刊現代』2002.6.1
直撃インタビュー
石原慎太郎 「首相待望論に答える」
小泉改革、景気対策、政界スキャンダルを斬る!政治のダイナミズムがなくなって、みんな自分のところに閉じこもっているようなもんだ‐。いまの日本の閉塞状況をこう評する石原氏の中には、国政への不満が渦巻いている。小泉首相に「改革者」としての能力がないことはすでに露見している。石原氏は次の「総理」として国政に打って出るのか。
国会も日本人も幼稚になった
‐新聞などは都知事続投と報じましたがホンネですか?
石原
いや、あれは朝日新聞が勝手につくったヘッドラインで、おれは原則を話しただけだよ。やるなら2期はやらなきゃしょうがない、1期のときに植えた苗を2期で育てるということで、苗というものは植えるにも時間のかかるものとかからないもの、すぐに育つものと育たないものがある。その話をしただけで、(朝日側が2期目は)「どうですか」って聞くから、「原則はそういうことで考えました」と言ったら勝手に続投と報じただけだよ。
神のみぞ知るだよ。そんなこと。しかし、やっぱり東京から日本を変える、というのは変わっていないけどね。このごろ"どこそこから日本を変える"というのははやり言葉だし(笑)。
でもやはり、国政を変えることで日本を変えるのが一番早い。いまの国会というのはあまりにも能率が悪いね。肝心なことが後回しにされて。福田和也さんの名論文に、「なぜ日本人はかくも幼稚になったのか」いうのがあって、幼稚というのは知能指数が低いとか、人の知ってることを知らないということではなく、何が肝心なのかを分からない人間、肝心なことについて本気で考えていない人間のことだとある。いまの国会は、そんな感じがしますな。どうでもいいようなことばっかり論じている。
‐だからこそ、ポスト小泉の話や、石原待望論が出てくると思うんですが、知事の考えはいかがですか。
石原
ポスト小泉を一番口にするのは亀ちゃん(亀井静香前自民党政調会長)だな。中曽根さん(康弘元首相)は、「(政権として現実に)あるものは守らなきゃイカン」というんで(守ることを前提に小泉首相に)いろいろ注文をつけて、「やっぱり内閣改造だ」と。そうしたら小泉が「絶対ダメだ」って言ったんで、中曽根さんが怒っちゃったらしいんだ。
中曽根さんというのは、政治をするために生まれてきた人で、権力にタッチすることが好きだから、自分が返り咲くとかそんなことより、自分の存在が時の権力と電波を反射しあいながら、存在感を維持するってことが、あの人にとってのエクスタシーなんだね。
でもまあ、(小泉首相が)1年で何をしたとかしないとかって言うことそのものがおかしいんで、それほどせっかち(に成果を求める)なら、国民はあのダラダラした国会にこそ本気で怒りゃいいんだけどな。
‐亀井さんは「ポスト小泉に立つべきだ」と知事に言っているんじゃありませんか?
石原
亀ちゃんは「君の番がきたぞ」と。でも私は(都知事という)仕事を持ってまして、西郷さんのように犬を連れて猟をするほどヒマじゃない(笑)。
‐いまの国会での議員のスキャンダルについてはどう考えてますか。
石原
それ(政治家のスキャンダル)は大なり小なりあることでね。だからいいとは言わないけど、いまはもっと大事なことがあるでしょう。国会の審議と並行して行われるならともかく、(スキャンダル追及に)応じないなら大事な法案の審議にも応じないっていうのは、まったく違うと思う。ただの党利党略だね。
小泉首相は自民党を壊さない
‐それも小泉政権の行き詰まりの表れでは?
石原
1年だよ、たった。1年で行政の実など計れっこない。苗を植えることで1年かかって、育つまでまた何年もかかるんだ。それを日本人のせっかちで、すぐに飽きて、次は誰だ、自民党にはいないから石原だとかっていうのは、短兵急というか軽率というか。政治の継続性というのはなくてはいけないものだし、メディアも含めて世間一般が飽きっぼいというか、政治に対する責任感というのが逆にないと思うね。
‐小泉内閣の支持率は1年で半分の40%台まで落ちた。一方、石原知事の支持率はいまだに70%ある。この差はどこにあると思いますか?
石原
純ちゃんは気の毒だと思うよ。そもそも、田中真紀子みたいなものを閣僚に任命したことそのものが間違いで、随分乱暴な人事だと思ったね。行政のキャリアが全然ない、議員としてのキャリアもない。人気も必要かもしれないけれど、そんなものの躓きで内閣支持率が左右されることも、何か非常に危険な兆候だとは思うな。それもたかだか1000人ぐらいが相手の調査でしょ。
‐国民は、小泉首相はもっとリーダーシップを発揮してくれるものと期待した。しかし、抵抗勢カと妥協するなど、どうも期待外れではないかという空気が広がっているのではないですか。
石原
いや、1年しかたってないんだから。やはり物事は1年でそう簡単に形になって出てくるものじゃないよ。
‐小泉首相の姿勢は就任時と同じと思われますか?
石原
そんなに変わってないんじゃないの。抵抗勢力といっても、「あのヤロウ、場合によったら闇討ちでもして殺してしまうぞ」と言ってるわけでもないし、同じ自民党という泥船に乗っているわけだから、暴れすぎて船を沈めるほどには暴れませんよ。
ただ、抵抗勢カがどうであれ、押し切ってでもやるという、純ちゃんにとってのトッププライオりティーが何なのかが、よくわからない。
‐「構造改革なくして経済成長なし」が、首相のトッププライオリティーでしょう。
石原
構造改革がなければ経済の再生はないと、そりゃ理屈はわかるよ。ただ、構造改革と経済再生は、どちらが先、どちらが後というものじゃない。並行してやればいい。彼のブレーンというのは、結局、財務省主計局の連中で、要するに発想が一元的なんだ。それで政治に複合力や想像力がなくなっちゃった。
構造改革にしても、例えば特殊法人というのは問題があり過ぎるけれども、案外みんなが騒いでいない宇宙開発事業団。あそこは会計基準がないんだ。それでプロジェクトの原価計算は絶対に出さない。「この宇宙衛星の口ケットは700億円かかる、素人にはわからないんだから黙ってカネを出せ」というだけ。原価計算のない国家プロジェクトなんて、どんな国にもない。
今度ようやく会計基準を第三者機関がつくることになって、それはそれで慶賀にたえないけど、これだってやろうと思えば半年でできることだよな。日本はダラダラと時間がかかりすぎる。
都が動けば「みずほ」は潰れる
‐金融改革については。
石原
みずほだって2年もかかってあのざまでしょ。アメリカなんか、半年か3ヵ月でやりますよ。問題だね、みずほは。東京都がちょっと動いたら(仮に都が指定金融機関から外したらの意)潰れるよ、あんなとこ。銀行を潰すのは簡単だけど、じゃあそれに代わる金融機関として、東京都か銀行をやるかなんて冗談半分で言ったことがある。
それにしても国の金融政策はダメだな。例えば柳沢(伯夫金融相)なんかが出てきて、金融庁が信用組合も信用金庫もぜんぶ管轄権を持っていっちゃったでしょ。それで何が起こっているかといったら、信組や信金も普通の都市銀行と同じような規範の中で融資の監督をする。そうすると、この融資もダメ、あの融資もダメということになって、末端の零細企業は全部潰れるよ。
例えば中小や零細の資本金が200万5300万円ぐらいの会社が、どうしても仕事に必要で8000万円の機械を入れたら、その月から債務超過になる。以前なら信組や信金の支店長らが、それでもこの会社は期待できるからなんとかしようという判断で融資できるよう苦労していたわけだけれど、いまは書類の数字だけみて、一律に都市銀行と同じ規範で監督する。そうしたら、こんな融資は許さんということになる。
柳沢は、この規範に合致しないような会社は消えていってもらって結構だと、血も涙もない言い方をするが、そんなもので金融に血が通ってくるわけはないんだ。
‐実際、中小・零細の倒産数は凄まじいですね。
石原
いまの金融庁は、典型的な中央集権の、悪い旧大蔵省の体制そのもの。ほとんど保守反動だね。先日、テレビの報道番組であるゲストが、「金融庁というのは投資家と預金者を守るための役所だと思ったら、どうもそうじゃない。なんだ、やっぱり銀行を守るための役所かと思ったが、実はそれも違っていて、金融庁というのは金融庁を守るためだけの役所なんです」と言っていたが、ホントにそうなんだよ。
‐だからこそ、巷には小泉改革に対する失望と怨嵯の声が充満し始めている。日本の景気回復策はありますか。
石原
日本の景気を持ち直そうと思ったらできると思うよ、わりと簡単に。日本は力はいっぱいある。諸外国のうらやむ技術がたくさんあり、金融資本はプロパーのものがたくさんあり、国は国民に対して借金しているけれど、外国からは、一銭も借りてないんだから。ただ、それだけある力をどう使うかってことを考えない。自身の力に対する自己認識がない。だから国全体が持ち上がってこないんでね。
日本のもってる力を一番評価しているのはアメリカであり中国でしょう。日本だけが気づいていない。先日シンガポールに行ってつくづく感じたんだが、シンガポールを大成功させたソフトもハードも、全部日本製なんだよ。日本自身が自分のために使わないだけで。
‐なぜ日本はそれを使えないのでしょう?
石原
統合カ、複合力がないんだ。物事を束ねて考えない。それは政治家の責任なんです。役人なんてただの運営者で、自分のところを守るだけで、おれはセカンドフライはとるけど、ライトフライはとらないよというのが習性だから。
責任を取りたくない、熱いものには触りたくない。かつてはそれがワシントンだったのが、いまは北京もそうなっちゃった。追従と友好とは違うんで、友好というのはもっと狡猾な友好もあるし、それができないんだなあ。ほんとゲンナリするね、見てると。役人にはゾーンディフェンスしかないんだよ。全体を複合的にとらえる発想力がない。その仕事をやるのが監督で、選手が動くも動かないも、監督のリーダーシップの問題ですよ。
‐その小泉"監督"は、いま、持論の郵政公社化・法案や信書便法案で悪戦苦闘しで、いる。たが、監督にはもっとやるべきことがほかにあるように思うのですが。
石原
郵政については、ちょっとやり方、グランドデザインが違うと思うな。つまり私企業にも参入を認めるんじゃなくて、NTTとかJRみたいに郵政を全部民営化したらいいんですよ。それを官民を競合させるったって、それは中途半端で、基本的に発想が違うと思う。ヤマト運輸が手を引いたのはよくわかるよ。
役人と閣僚のクビを切れ!
‐いまの日本の総理に必要なものはなんでしょうか。
石原
相対的な自己認識だね。うぬぼれちゃしょうがないんだけど、自分に何が足りていて何が足りないかを正確に認識できたら、自負だって勇気だって出てくるし、あるいは危機感も出てくるでしょう。それがないんだ。何とかなるだろうという、どこか他力本願みたいなところがある。
いま現在、決して景気はよくないんだ。だったら、景気対策と構造改革、どちらにプライオリティーがあるかということじゃなしに、並行してできることなんだから、なんでやらんのかなあと思うけどね。結局、政治家が不勉強で役人に頼るばかりだから、束ねられないんだよ。
佐藤栄作(元首相)なんかははっきりと言いましたよ。"嫌なら君、辞めてくれ"って、どんどん役人や閣僚のクビを切った。あの人はいかなる犠牲を払ってでも沖縄を取り返そうと、それをトッププライオリティーにして全部我慢したんだから、これはひとつの英断というか判断でしょう。そうした目的意識もなく、安穏にできるだけ長く政権を持ちたいということなら、もうどうしようもないんじゃないの。
‐この内閣云々じゃなく、いま政治そのものが、もう役立たずになっていると。
石原
政治を動かしている官僚も含めて、彼らの時代認識というか、技術も含めた時代に対する正確な認識というものがないね。
‐時代に敏感な国会議員はもう一人もいませんか?
石原
そんなことはない。若い人はいっぱいいますよ。うちの息子なんかも含めて40代に優秀な政治家はたくさんいるよ。もうそこらへんに預けなきゃ。
‐その彼らとともに、知事自身の国政復帰は?
石原
いや、そんなものはまた別の話で…。こっちは何と言ったって他の県と違って首都なんだから。ここに一斉に日本のいいところと悪いところが出てるから、この東京を再生して持ち上げることで国を変えられると思うんで。(国政は)小泉に期待して、やらしたらいいと思うんだよ。
ただ、(都知事を)やってみると、国の反応があんまり遅いから。3年しか経ってないけど、こっちはもう歳だから先を急ぐわけだよ。イライラしてきて、世間も飽きっぽくて。だからこのごろワアワア(石原国政復帰かと)騒がれると、うちの女房の姻戚だけど、純ちゃんもあんまりおれのことよく思ってないんだろうね。(笑)。
(転載終了)
(転載開始)『週刊朝日』2002.5.31
スクープ 逮捕された佐藤前主任分析官の別の顔
東大非常勤講師としての以外な人気ラスプーチンと恐れられた鈴木宗男代議士の懐刀、佐藤優・前主任分析官(42)には、人気講師としてのもう一つの顔があった。東京地検特捜部は、彼とともにエリートキャリアだった前島陽・元ロシア支援室課長補佐(37)を逮捕したが、異例の背任容疑での逮捕の裏には、なにか別の狙いが隠されているのだろうか。
毎週水曜日の午後、佐藤優・前主任分析官は、東京・駒場の東大教養学部にタクシーで乗り付けた。太めの体をスーツに包み、前かがみでギョロッとした目つきで歩く姿は、キャンパスに異様な空気を醸し出した。
佐藤前主任分析官は、96年から教養学部の非常勤講師として、週に1コマの講義を無給で担当していた。学部が外務省に要請したもので、「中央アジア地域文化研究」や「ユーラシア文化分析論」といった科目を20〜30人の学生たちに教えたのだが、「単位を取った後でも、また聴きに行く人が多かった」(元受講生)
というほどの人気講座で、今年も10月から開講予定だった。外務省ではラスプーチンの異名を持ち、畏怖された佐藤前主任分析官だったが、元受講生たちの評判はいい。
「見た目は怪しい雰囲気でしたが、話すと冗談も言う、気さくな先生だった」
講義には、「キルギスの日本人人質事件の背景」や「ビンラディンと米国の関係」など、時事の話題が頻繁に盛り込まれた。旧ソ連のゴルバチョフ元大統領が襲われた91年のクーデター未遂事件の際、佐藤前主任分析官が人脈を駆使して、「ゴルバチョフはクリミアに軟禁され、生きている」という情報を世界に先駆けてつかんだという逸話も授業で披露した。
「一線の外交官だった人から、生の話が聞けて、退屈しないし、とても有意義でした」ただし、「すごい早口で話し続けるので、メモを取ってついていくのがかなり大変だった」
授業中には小テストがよく出された。理解度や知識を問うもので、「旧ソ連諸国の首都と元首を答えよ」といった問題もあった。期末試験では、中央アジアのナショナリズムについての筆記問題や、英文和訳が出題された。なかなかの難問だったが、「採点は甘くて、ほとんどの人が『優』をもらっていた」
そんな佐藤講師の講座が、他の講座と大きく違う点が三つあった。まず、授業中に講師自らの携帯電話がしばしば鳴り、授業が中断したことだ。
「すぐに切ることが多いのですが、政治家からなのか、丁寧に応対するときには、5分ぐらい中断することもありました。携帯のスイッチは切れないそうで、『地下鉄に乗れないから、移動はタクシーなんだ』と話していました」
電話の相手が鈴木宗男代議士だったかどうかはわからないが、授業中に鈴木氏の話題に触れたこともあった。「『外務省が大変なときに差し入れをしてくれた。きめ細かい対応ができる政治家だ』と絶賛していました」
二つ目は、ロシアの政治家など、ゲストがしばしば招かれたこと。
「エリツィン前大統領の補佐官だったサタロフ氏などロシアの著名人が来て、話をしてくれました。また、佐藤先生が『今日は記者さんが来ています』と言うときには、新聞記者っぽい人が数人座って講義を聴いていました」
もう一つは、年に数回、受講生全員に食事をおごることだ。よく使われたのが赤坂の高級中華料理店で、個室で20人以上の学生たちにコース料理をふるまったという。
「佐藤先生は酒がものすごく強くて、ズブロッカをぐびぐび飲んでいました。いくら飲んでも崩れず、『アントニオ猪木と2人で、ウオッカの瓶を十数本空にした」なんて話していました」
支払いは現金。
「財布に万札がぎっしり詰まっていて、『これは機密費じゃないよ』と冗談っぽく話していました」
この中華料理店によると、佐藤前主任分析官は常連客で、麻婆豆腐が大好物。「コースになくてもわざわざ頼むほど」だったという。「学生さんたちを連れてくるときはたいてい4千円のコースにお酒で、10万円強をお支払いでした。領収書のあて名は覚えていません」
公務員が年に何度も、10万円以上の食事を自腹でおごる余裕はないはず。どこから出てきたカネだったのだろうか。
その「情報力」などで東大生を心酔させていた佐藤前主任分析官は、同志社大と大学院で神学を学び、85年にノンキャリアの専門職で外務省に入った。87年から95年まで8年に及ぶソ連、ロシアでの勤務時代、ロシアの政治家、官僚、軍人などの家にウオッカ片手に夜回りをして深い人脈をつくり、「情報の佐藤」として有名になった。
鈴木氏と一体となって動くようになった佐藤前主任分析官は省内でも力を持ち、ロシアに詳しい若手官僚を課、室といった枠を超えて集め、「佐藤機関」をつくった。日口関係で問題が生じると、佐藤機関がモスクワのホテルに陣取って対応にあたり、ロシア国会で「北方領土交渉は打ち切るべきだ」という強硬論が持ち上がったときも、ロビー活動で議員たちに働きかけて動きをつぶしたという。
東京地検特捜部は5月14日、イスラエルでの国際会議の費用を支援委員会予算に付け替えた背任容疑で、外務省の佐藤前主任分析官と前島陽・元ロシア支援室課長補佐を逮捕した。鈴木氏につながる疑惑をあぶり出そうとしているとみられるが、今回の逮捕については、捜査関係者から疑問の声がないわけではない。
「予算の付け替えを背任とするのは異例で、特捜部は危ない橋を渡った気がする。ムネオ疑惑解明のために佐藤をどうしても逮捕したくて、特捜部は警視庁公安部に佐藤の逮捕を打診したこともあったようです。でも、公安が手を引いたため、強引に着手したのではないか」(警察関係者)
これに対し、ある検察幹部はこう言って自信を見せる。
「発表だけみると疑問の声もあるかもしれないが、発表していないこともある。2人を逮捕したのには、それだけの理由があった。それは、だんだんわかってくる」
特捜部は逮捕容疑のほかに、実は佐藤前主任分析官が多額のカネを扱っていたという情報をつかみ、その資金源にも注目しているようだ。学生、におごったカネの出どころも、問題になるかもしれないのだ。
もう一人、前島元課長補佐の逮捕は、ある意味、佐藤前主任分析官の逮捕よりも、外務省内部に大きな衝撃を与えた。外務省のある職員が言う。「前島君は上司の指示に従って文書を起案し、処理をしただけ。それで捕まっては、われわれの仕事は成り立たない。あれで背任はかわいそうだ、という声は省内に多いよ」
前島元課長補佐の当時の上司とは、鈴木氏に近かった東郷和彦・元欧亜局長。東郷氏は免職後、外国に渡っているが、特捜部は帰国を待って事情聴取する意向だ。
前島元課長補佐は、東大法学部卒のキャリア外交官。口シア畑が長く、佐藤機関の一人とされる。数年前、鈴木氏に命じられた雑用が「実行困難になった」と上司へ報告しただけで、当日夜、さらに上にいた当時欧亜局長の東郷氏からすし屋に誘われ、
「鈴木先生の悪口を言っているそうだな」と詰問されてショックを受けたことがあったという。職員が続ける。
「その一件ですっかり恐れをなして、東郷さん、ひいては鈴木氏の使いっ走りになったのだろう。鈴木事務所へもよく行っていた。彼はひとことで言えば、まじめ、小心。おどおどと上司の意向を伺う様子が印象的で、上司が右向け右といえば、死ぬまで右を向いているような男だったから」
こんな前島元課長補佐の逮捕にも、検察幹部が言うような「それだけの理由」があるのだろうか。
特捜部の隠れた狙いはムネ電?
実は、前島元課長補佐は、北方の色丹、択捉、国後の3島に支援委員会が建設したディーゼル発電施設、いわゆる「ムネ電」事業で、調査や事業決定にかかわっていた。しかも、この事業では入札条件の決定や不透明な追加支出などに関して、鈴木氏の関与があったという指摘がある。なかでも、00年10月に約20億円をかけて建設された国後島の発電施設には、次のような疑惑があるのだ。
この施設の建設決定前には、支援委の要請で4回も調査が行われているが、そのうち専門的な調査がされた2回の報告書では、はっきりと「建設の必要なし」と結論づけられていた。たとえば、コンサルタント会社が98年11月に提出した報告書では、もともとあった7台の発電機のうち4台が稼働中で、さらにロシア側で追加の発電機が調達されている、との理由で、「発電機増強の必要性はないと考えられる」となっている。
さらに東京電力が調査し作成した99年8月の報告書も、「設備増強のニーズがあまりない」「電力不足は発生していない」などとして、「(発電施設は)新設するよりも、存在する設備の補修により、供給能力を増加させることが経済的であり、望ましい」とまとめている。この東電による調査のとき、鈴木氏も同行していた。
ところがその4ヵ月後の99年12月、外務省は国後島での発電施設建設を省内決定した。「建設決定を聞いた東京電力内部では、驚きの声が出たそうです」(外務省関係者)
別の外務省関係者は、「前島は、98年の報告書の調査、報告の責任者で、調査団を指揮した。99年の東電の調査にも関係していた可能性が高い。つまり彼は、不必要とされた国後の発電施設が事業化へ逆転した事情を知るキーマンと言えるんだ」
と言う。外務省職員も、こう話す。
「省内には、『検察は、ラスプーチンよりも前島を狙って、この背任事件に着手したんじゃないか』という声がある。もしそうだとすると、特捜部はムネオ捜査の本筋として、『ムネ電」を狙っているのではないだろうか」
施設調査の関係者も、こんな話をする。
「東電さんでは4月から、当時の調査関係者が特捜郡に呼ばれて、調査内容について事情を聴かれているそうです」
外務省に切り込んだ特捜部は、いよいよここから"本丸"に迫るのだろうか。
(本誌取材班)
(転載終了)
(引始)
大幅増配の株主提案を否決 東京スタイル総会延々8時間
株主が企業の経営判断に正面から注文をつけ、日本では異例の対決となっていた婦人服大手、東京スタイルの株主総会が23日、東京で開かれた。同社によると筆頭株主が求めた大幅増配などの提案は否決され、経営陣が提案した小幅増配などの妥協案が可決された。経営側が押し切った形だが、「モノ言う株主」の圧力で余裕資金の一部を株主に追加配分することになり、企業経営のあり方に一石を投じた。東京スタイルは東証1部上場の老舗(しにせ)。「アパレル業界屈指の利益率」で知られ、現金や有価証券で約1200億円を保有する優良企業だ。今回、その余裕資金の使い方で株主が二分され、総会は8時間におよぶ紛糾となった。
経営陣と全面対立したのは、元通産官僚で実質的な筆頭株主の投資会社、M&Aコンサルティング代表の村上世彰(よしあき)氏(42)。「大量の資金が有効活用されていない」と株主への還元を求め、1株あたり500円の配当を提案した。これは昨年までの配当12円50銭の40倍だ。
経営陣は「それほどの大型増配は経営基盤を弱める」と抵抗、資金の温存を図って20円の増配を提案した。両者による委任状の取りまとめ合戦の末、総会での投票では経営陣側の提案が約4万8000対約3万7000(56対44)で可決された。
また、株価浮揚を狙う自社株買いの規模でも、村上氏側は上限として発行済み株数の33%にあたる500億円を求めたが、10%の123億円を主張した経営陣の提案が通った。
総会後に記者会見した村上氏は「いまの日本市場は論理だけでは通らない。全面的に負けた」と語った。しかし、有力企業の株主総会が利益配分で荒れること自体が日本では珍しく、株主利益などを重視する米国式コーポレートガバナンス(企業統治)の浸透をうかがわせた。(22:23)
http://www.asahi.com/business/update/0523/020.htm
朝日 2002.5.23
(引了)東京スタイル株主総会、村上氏提案すべて退けられる
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20020523CSSI064323.htm
日経 2002.5.23(引始)
東京スタイル株主総会、会社提案を可決
経営陣と株主が議決権行使の委任状争奪戦を繰り広げ、その行方が注目された東京スタイルの株主総会が23日、都内で開かれた。総会は6時間を超え、採決の結果、実質筆頭株主の村上世彰氏ら株主側の提案した議案すべてが退けられた。「株主の利益」を強く主張した村上氏だが、会社支持の壁は厚かった。株主が提案したのは、(1)2002年2月期に1株500円の配当(2)自社株取得枠の上限を3400万株、金額で500億円とする(3)社外取締役2人の選定――の3議案。
これに対し会社は従来の12.5円を安定配当する方針を改め、前期比7.5円増の20円配とするとともに、自社株取得枠1030万株(金額で123億円)、別途社外取締役2人の選定という対抗案を出していた。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20020523CNNI007323.htm
日経 2002.5.23
(引了)(引始)
村上氏「読みが甘かった」・株主提案否決で
東京スタイルが23日開催した株主総会で、同社の実質筆頭株主である村上世彰氏(M&Aコンサルティング代表)ら株主が提案した1株500円配当など3議案がすべて否決されたのを受け、村上氏は同日夕に会見した。村上氏は「読みが甘かった。勝てると思っていた」と述べた。敗因として東スタイルの持ち合い株比率が想定以上に高まったことや、海外投資家が議決権を行使しなかったことなどを挙げた。村上氏は会見で、3議案はすべて数%から10%超の差で否決されたことを明らかにした。同日の株主総会の総議決権数は8万5537。村上氏によると、1株500円の配当を実施するとの議案は14%の差で否決された。
敗因として村上氏が指摘したのは、(1)総会の3カ月以上前に提案内容を公表したことで、結果として持ち合い株比率が4.5%分上昇した(2)海外投資家が議決権を行使しなかった――の2点。これらによって、株主提案に対する反対票の比率が高まったとしている。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20020523CIII160323.htm
日経 2002.5.23
(引了)(部分 引始)
[東京 23日 ロイター]
村上氏は今後について、「まだ決めていない。しかし、150億円を投資して逃げるわけにはいかない」と述べ、株式売却の可能性を否定。「来年の株主総会にも出席したい」としたが、株主提案を再度行うかどうかについては「まだ決めていない」と語った
http://www.excite.co.jp/News/searched_story/?nd=20020523202512&nc=JAPAN-77897-1_story
ロイター2002.5.23
(引了)56対44で、初戦(ともいえないが)は残念ながら負けてしまいました。
海外投資家が見捨てたというのが、聞き捨てならないが、
いわゆる村上銘柄のクレイフィッシュや角川がどうなるかは
この150億をこえる投資をどう回収するかに懸る。