なんだか「宇宙開発につきものの失敗がＮＡＳＡには無い」などと意味不明なことを主張する方がいて、
自分の無知を棚に上げてさらには自分の無知を訂正する責任を他人に求めようなどとする方がいますので、
アポロ計画へ続くＮＡＳＡの失敗の数々をご紹介。ＣＳ放送スカパーのDiscovery Channelで時々再放送している
『ロケットが爆発炎上した理由』この番組を見ればご希望の爆発炎上するＮＡＳＡのロケットがいくらでもご覧になれます。
スプートニクに対抗してアメリカ初の人工衛星打ち上げロケットが各国報道陣の見守る中盛大に爆発したのは圧巻ですね。
アメリカ初の人間衛星の打ち上げに使った型のロケットもそれまで５機に１機は爆発、ってのも凄いかと。
アポロ計画で焼け死んだ３名の飛行士も有名ですよね。
あ、ご存知無い？失礼しました。何も知らないし何も調べたくないけど、なにか投稿してみたいな、ってことですか。
さきごろ、”人類の月面着陸は無かったろう論”を購入し、興味深く拝見しました。
巻末の付録には、秋山豊寛氏の”日本人初の宇宙飛行”について書かれてありませんでしたが、これについてどうお考えなのでしょうか？
よろしければ、それについて聞きたいのですが。
色々、枝葉を語ってしまいましたが、言いたいことはつまりこういうことです。
証明責任があろうがなかろうが、告発文だろうがなかろうが、匿名だろうが実名だろうが、自身の書いた文章、言った言葉すべてに「言論責任」がある、ということです。
自分の言葉に責任を持つとのはいうきわめて当たり前の事で、ではその責任の取りようとは、間違いがあった時には、きちんと訂正する、ということ以外の何物でもありません。「間違っていたら筆を折る」なんていうのは責任の取り方を履き違えていて、それによって自由な議論（なかんずく弟子さんたちの）を封じるバリアーでしかないと思います。もちろん、言論人であれば自身のコトバ、思想を訂正するのは、正に断腸の思いでしょうから、責任ある言論人は、そのような事にならぬよう自らのコトバの裏表をしっかりと検証してから世に送り出すわけです。
しかし、「無かったろう論」のコトバはあまりにも軽い。検証無しと思われる言説が多いことのみならず、｢個々の部分は間違っていても、結論さえあっていればよい｣という姿勢が見え見え。 というよりむしろ「悪の帝国アメリカ相手だったら 、どのような根拠のない言いがかりをつけてもいいんだ」という正に属国根性さえ覗けてしまいます。
このような無責任言説は、ひょっとしたらネットの匿名議論の影響があるのかもしれませんが、 いやなに匿名でも、きちんと言論責任をとって自説を訂正するネット論客だってけっこういます。私は、別に、今更この本の間違い探しをして作者の責任を追求したいというわけではありません。ただ、碩学を自称し、影響力もあるらしい言論人の無責任姿勢が、世の中のコトバを益々軽くしないように願うのみです。
話題の本、拝読。理系オンチの私でさえ目が点になるような、「科学的」論証に満ちているのはみなさんご指摘の通り。しかし、この本に影響力があるとして、懸念するのはアポロ関連の変な情報が広まる、なんていうことではなく、「言葉」が限りなく雑になってしまうのではないかということですね。以下、先ずは枝葉から話していきます。
「再現可能性」ということ。この概念を雑に振り回しすぎです。再現によって証明という考え方は、ほぼ同一の条件が整えられる事柄にのみ当てはまります。人類が月行ったかどうか、タイタニックが本当に氷山に激突して沈没したかとういうような歴史的な事象は、同一の条件で再現は不可能に近い。又、もし近い将来、アメリカが月有人着陸に成功したとしても、過去に行ったことの証明にはなりません、条件が違いすぎ。再現が可能な小規模な実験の積み重ねで大きな事象の可能性を類推する事はもちろん出来ます。ダイレクトな再現をしないからその事象はない、というのはあまりにも・・。
「証明責任」ということ。もしこの本が誰かを告発しているのなら、その罪(厳密に法律的な意味でなくても）を証明しなければいけないのは、言うまでもなく告発する側です。
完全ではなくても、十分に合理的な証拠を矛盾なく提示するのがルールでありマナーです。
又これは単なる科学・歴史談義 だ、というなら証明責任という言葉はなじみせん。極めつけはせずに、疑問を提示するに留めるべきでしょう。ただ最低限の勉強はすべきだと思いますが。
また、「あるもの・あったこと」を証明するのは可能で「ない・なかった」は証明出来ない、ゆえに「ない」 側は証明責任を負わない、というのならばそれは詭弁です。その考え方でいけば「捏造があった」ということに対し証明責任を負わねばなりません。是非捏造を「再現」していただきたいものです。
ただ、権力側は税金の使い道、政策についての説明責任があるということを言いたいなら、それはそのとおり当たり前（ただ、NASAもJAXAも十分説明しているようです。副島さんJAXA�颪帽圓�れたそうですが ちゃんと疑問ぶつけたんでしょうか 、なぜか本ではNASAとの関係に関する問答しか載ってませんが）。ちょっと長くなりましたので、今日はこれまでにします。が、私が本当に言いたいのは「言語責任」についてです。匿名だろうと署名だろうと自説を開示する限り、言語責任を負わねばなりません。「無かったろう論」において、その責任意識の希薄さが 一番の問題だと思います。 続きは後日、失礼。
順調です。JAXAのHPから転載します。
（転載始め）
スマート1 トピックス
http://moon.jaxa.jp/ja/topics/SMART-1/topics.html
2004年7月2日 17:50更新
スマート1、ヨーロッパとアフリカを撮影 (7月2日17:50)
スマート1は、地球を回る軌道を回りながら、次第に遠地点を上げていっています。既に地球を310周し、全ての機器が順調に作動し、またイオンエンジンも正常に動作しています。−略−
このまま行けば、今年の11月には月の回りを回る軌道に入ることになりそうです。
（転載終わり）
[1025]池田さん
池田さんの主張の意味するところを誤読していたようで申し訳ありませんでした。
ちょっと脊髄反射気味でした。＞それとも、文系の大学教授は、この程度のことを理解できず、不勉強でも構わないのでしょうか。
なんというか、副島氏の今回の著書は、もはや理系・文系という区別をするまでもないレベルでの問題を多数抱えていますね。
調べれば済むことを調べず、資料を提示されれば、それが自説に都合の悪いものであれば自動的に「アメリカの陰謀」などとして排除してしまう態度は、もはや学問でも論理的な論考でもありませんし。そもそも、ちょっと本を読み慣れた人ならば、あの著書の文章にいくらでも論理的矛盾を見出すことができるでしょう。
まったく航空宇宙関係の知識がない文系の方でも（以前も書きましたが、ごく基本的な原理の類は小学生でも理解できる程度のレベルなのですが）即座に「おかしい」と気付くはずのものなのに、amazonのレビューや重掲などを見る限りではその矛盾に気付いていない、もしくは無視している人が存在しているというのは、実に不思議な話ですね。
>＞ＮＡＳＡに限らずだが、実験の回数、経験の回数がものを言うわけではない。問題は、質。>では、その「質」がどのようなものだったかを調べてみるべきでし
>ょう。
>ただそのように指摘することだけが目的ならば、ご意見としてあま
>り意味をなさないのではないでしょうか。現にどのようなことが行
>われ、どのような成果が産み出されたのか、それ（だけ）が重要な
>ことなのですから。仰るとおりです。今回の投稿は、実験回数が少ないことを理由に安
易に否定するようなことを言う人がいるので書いたまでです。ロケットの推進原理の件でガックリきて、副島氏の著作と資料を照
らし合わせて読む気力がなくなってしまいました。私は小中学生向
けの学習塾を営んでいますが、このようないい加減な著作を小中学
生に薦めることはできません。副島氏の、大きく物事を捉えて、その本質を鷲掴みにする、その姿
勢を支持し、力量は評価します。日本はアメリカの属国である論も
アメリカによる科学信仰からの脱却も。しかし、大枠が正しいとし
ても、作用反作用の法則や運動量保存則くらいは勉強して理解した
上でこのような著作は書くべきだったと思います。それとも、文系
の大学教授は、この程度のことを理解できず、不勉強でも構わない
のでしょうか。大きな真実さえ合っていれば（仮に合っていたとし
ての話ですが）よいのでしょうか。勿論、仮に間違っていたとして
も、副島氏の場合は、その大枠の見方を提示したこと自体が大いに
意味はあると思いますが。理科系の研究者・技術者の方でこの学問道場に参加され、副島氏を
支持されている方々に、お聞きしたいです。
船橋さんへ＞私の娘は学校で、アポロが月に行った理由を次のように習ってきています。
＞- ガガーリンが自伝で「地球は青かった。しかし、そこには神はいなかった」
＞と語ったことに反証する必要があった。このため、ガガーリンよりより遠くの
＞月まで行き、そこで宇宙飛行士に「ここには確かに神がいる」と言わせた。だ、か、ら、素人の思いつきや伝聞だけでは無く、基本的な物でもいいので、ちゃんとした資料を調べてから論じませんか？皆さん。
たしかに「神はいなかった」という発言への反発心が当時あったのも事実ですが、それ以上に「ソ連の人工衛星にスパイや攻撃をされるのではないか」とか「宇宙や月の領有権をソ連に独占されるのでは」という、後から考えるといささかヒステリックな危機感が、それ以上にずっと大きかったのです。
＞でも、いまとなってはMSしかないので、昔MSがPapaerWareで嘘をついたことは、
＞もういまさら誰も問題にしてないんです。これがアメリカのやり方だからです。M
＞Sの嘘に負けて潰れた方が悪い。
＞
＞アポロの一件も、同じではないかと思うわけです「ある製品に対抗するための製品が計画中と発表したが、実際の製品は出ずじまい」というのと、「ある製品に対抗するための製品が、実際に発売されたが、一部の人たちは欠陥が隠されているのではないかと疑っている」というのとでは、全然違うのですけど。
例えば、アポロが「月にいく計画を進行中」といって、実際には月に言った成果を出さなかったというのなら「PaperWare」ですよ。たとえば、ブッシュの月行き計画は、アマチュア、プロ双方の宇宙開発の関係者に「選挙対策のPaperWareではないのか」と疑われています。
他の例を挙げれば、どこかの学者が「私は、従来の学説に対抗する、すばらしい発見をした」といって、実際にその成果を出さなかったとしても「PaperWare」に相当します。しかし、「アメリカは月に行ってきて、記録映像や集めてきた資料なども全て発表するという成果を挙げているが、実は失敗の隠蔽やデータの捏造が行われているのではないか？」とか、「その学者は研究成果を学会に発表して広く公開したが、実は失敗の隠蔽やデータの捏造が行われているのではないか？」というのは、「PaperWare」とはいわないでしょう。実際の成果が公の場に現れたのですから。
率直に言いますと、あなたもまた、アポロの具体的な成果についての資料を、まるで調べないまま投稿されているのですね。
......何度も言っていますが、ここ、ほんとに、「学問道場」なのですか？
初めまして、船橋です。副島氏のサイトの元会員だった会社の同僚に、ここを紹介されました。
私の娘は学校で、アポロが月に行った理由を次のように習ってきています。- ガガーリンが自伝で「地球は青かった。しかし、そこには神はいなかった」と語ったことに反証する必要があった。このため、ガガーリンよりより遠くの月まで行き、そこで宇宙飛行士に「ここには確かに神がいる」と言わせた。
現在、すでにソ連は崩壊済みですので、いまさらアポロはほんとだったのか嘘だったのかはもうどうでもいいんじゃないのか？というのが多くのアメリカ人の思っているところではないでしょうか。
私はエンジニアとして長くMicrosoftと戦ってきました。彼らの使う、PaperWareにはいつもほとほと困らされたものです。
私の会社が新製品の発表会の日程を発表すると、即座にMicrosoftも同じ日程で新製品の発表会をアナウンスするんです。その発表会でMSは素晴らしい製品が計画されていることを語る。でも、そんな製品はいつまでたっても絶対にでないんですね。これがPaperWare(紙上のスペックだけの製品）です。
対して私の会社からはちゃんと製品がでるんですが、雑誌や新聞記者は同日のMSの発表会にでてますからその製品は話題にもならず、また、たまたま製品のことを知ってくれたお客さんも、MS待ちをしてしまい、売れないわけです。
こうして、たくさんの会社がMSの嘘で潰されていきました。
でも、いまとなってはMSしかないので、昔MSがPapaerWareで嘘をついたことは、もういまさら誰も問題にしてないんです。これがアメリカのやり方だからです。MSの嘘に負けて潰れた方が悪い。アポロの一件も、同じではないかと思うわけです。騙されて潰れたソ連が悪い。潰すために手段として使われたアポロは、実態があったのか、Paperだったのかはともかく、ソ連を潰すための機能は充分に果たしたわけだから、ちゃんと意味があったのだと思うわけです。
『人類の月面着陸は無かったろう論』副島隆彦著（徳間書店）副島氏は、大枠の見方、大ナタでぶった切るような切り方が
魅力でした。今回のこの著作の主張、「人類の月面着陸は無
かった」も正しいのかもしれません。しかし、
ロケットの推進原理に対する無理解・不勉強は、あまりにも
酷いと思います。１年前から準備をされ調べられたにしては
あまりにも杜撰です。中学校の理科の力学、高校の物理の力
学の初めの部分を学べば済む話だからです。副島氏の本の終わりの方で、理科系の名前が挙げられている
人たち、編集者も、この辺りのことは指摘して、書きあらた
めるように助言はしたのでしょうか。大枠での、アメリカが世界の覇権国であり、日本はその属国
である、人類の月面着陸は無かった、それらのことは、それ
でいいですが、ロケットの推進原理についての無理解・不勉
強には、ガッカリしました。逐一、資料や著作の筋道を辿っ
て、考える気力すらなくしてしまいました。近い将来、人類の月面着陸は無かった、ということが判明し
たとしても、それは関係ないです。結論が正しい、大枠の見
方等が優れていても、ちょっとこれはないのではないでしょ
うか。
＞ＮＡＳＡに限らずだが、実験の回数、経験の回数がものを言うわけではない。問題は、質。では、その「質」がどのようなものだったかを調べてみるべきでしょう。
ただそのように指摘することだけが目的ならば、ご意見としてあまり意味をなさないのではないでしょうか。現にどのようなことが行われ、どのような成果が産み出されたのか、それ（だけ）が重要なことなのですから。余談ですが、それらの実験の「質」を表すエピソードが宇宙開発史の中にはいくつもあります。
よくアポロ否定派諸氏は月孫軌道上でのランデブーおよびドッキングが「とても難しいに違いない」として、月着陸を否定する根拠の一つとすることがあります。しかしアポロ計画の技術開発計画に相当するジェミニ計画、中でもジェミニ12号では、ドッキングすべき標的機からまだ120kmも離れた軌道上で誘導用のレーダーが故障してしまいましたが、ランデブー理論馬鹿だったバズ・オルドリン（アポロ11号LMパイロットとなった、あのオルドリンです）は、六分儀とチャートを用いるという、ほとんど帆船による大航海時代のような手法で見事に誘導をこなし、ランデブー、そしてドッキングを成功させています。
さらにこれより前、ジェミニ9号では標的衛星を用いて、月面から上昇してきたアポロLMとCSM（司令船＋機械船）のランデブーを想定したシミュレーションも行われ、考えられるいくつかのパターンでのランデブーに見事に成功しています。
そのほんの何年か前、アポロ計画の初期段階では「果たして宇宙機同士のランデブーなど出来るのだろうか？」とNASA自身がまだよくわかっていなかったのですが、本気になった彼らはそうした技術を10年もかからずに、大急ぎで完成させてしまいました。このように、壮絶なスピードで進められた当時の技術開発はまさに「質」と「量」をあわせもちながら進められていたのです。もちろん、その「質」はいくつもの失敗を犯しつつ、そのフィードバックを受けながら培われたことはいうまでもありません。
そして、その当時に培われた「質」がアポロ計画を、そしてその後の航空宇宙技術の多くを支える基礎となったのです。
有料会員の池田政信です。自己紹介等は、以前、重掲で済ませています。「実験回数について」投稿します。農業の現場は実験室とは違う。実験室では、諸条件を人工的に制御して同条件下で何回でも時間の許す限り実験ができる。しかし、農業の現場では違う。従って机上の理論通りにはいかない。理論は役に立たない。
そのような話を、農業の現場の人や研究者・技術者から聞いたことがある。
ところが、ある農業現場の人（農民）は違うことを言っていた。
例えば、水田の場合。
確かに、通常、年に１回しか稲を作れないので、年に１回しか実験できないということになり、データは不足するし、毎年、気象条件等自然条件が変わるので、同条件下での再現実験もできないと思える。
しかし、実際には、そんなことはない。例えば、一枚の田んぼをとってみても、水を出し入れするのに時間がかかる。場所によって水の条件すら違う。日当たり、気温、湿度、地温、土壌条件、肥料等の条件も異なる。
これは、同条件下での実験が不可能だということを言っているのではない。
彼によると、同じ年の米作りでも、一枚の田んぼだけで、場所により様々な条件が出現する。複数の条件下での実験を１年の間に大量にしているのと同じなので、こちらの取り組み方によっては、たった１年でも
多くのことを学べる、ということだった。そして、本質的に同条件と解釈できる状況下で同じと見なしてよい現象が生じることに気付くことができれば、同条件下での実験も繰り返せることになる。
しかも、稲の場合だと、土の中の稲の根の状態を調べるために、一々、掘り返したり、引っこ抜いて分析したり、そんなことばかりできない。稲を傷つけずに、稲の内部、土の中で起こっていること等の状況を把握
するのには、細分化され専門化している、大学の農学部や農業試験場の研究が役に立った。ということだった。ＮＡＳＡに限らずだが、実験の回数、経験の回数がものを言うわけではない。問題は、質。
勿論、だからといってアポロが月に行ったと断定するつもりも行っていないと否定するつもりもない。
そうはいっても、ここで「地球上と宇宙とでは違うだろう？」「宇宙空間で月面上で実験をして確かめたことがあるのか？」と言われれば、何とも応えようがありません。
たかのさんからのご説明が今のところまだないようですので書き込みは控えておりましたが、さすがにちょっと黙っていられないので久々に書き込ませていただこうかと思います。
といっても、けいこくさんの書き込みに対する反論はすでにつさださんらお二方から書き込まれていますね。うう、出遅れた。
そういうわけで、落ち穂拾いというか、補足のような形でツッコミを入れさせていただきます。＞アポロ計画の成功話はまるでライト兄弟の飛行が成功したら、２、３年後にはコンコルドがとんでいた。見たいな話です。
わずか10年ほどの間に、極めて急速な技術開発の試みがあったことは、当時の宇宙開発史を記した年表を調べればわかることです。
特に注目すべきはアポロ計画の技術開発プロジェクトであったジェミニ計画でしょう。副島氏はこれを「ソビエトによる計画」と勘違いしておられるようですが。
ここでは現在の宇宙機の設計開発および運用の基礎となった非常に数多くの技術が開発され、ハイペースで確立されていきました。ランデブーやドッキングはもちろんのこと、
現代の自動車や発電技術では台風の目となっている燃料電池も、このジェミニ計画で開発され、初めて運用された技術です。
この計画では後のアポロに乗り組むクルーが実際に軌道を回り、宇宙機運用の経験を積んでもいます。
さらにはサーベイヤーなどの無人月探査も並行して行われ、アポロ計画を遂行するにあたって必要な技術と知識を急ピッチで蓄積していったのです。そうした歴史的事実の存在に気付いていないということは、けいこくさんが有効な史料をしっかりと調べていないことの証となってしまっているのです。
これは副島氏ら、多くのにわか月着陸捏造論者の皆さんに言いたいことですが、史料（資料）をろくに調べることもなく疑問ばかりを抱えていても何の解決にもなりません。
「わからないことは調べる」というごく当たり前の態度を放棄した人物が、「私は歴史的捏造の謎を追求する」と称する資格はないと考えます。＞アポロはほぼ半年に１回打ち上げられたようです。（副島さんの年表を見たら最短４ヶ月でした）こんなことはありえません。
同時期、ソヴィエトでは月周回無人宇宙機ゾンドおよびソユーズ有人宇宙機プロジェクト、さらにはサリュートおよびアルマース宇宙ステーション計画が同時に進行中でした（そして
裏ではひっそりと、しかし大規模に月有人着陸計画も進行中でした）。
そのため、この次期のソヴィエトの打ち上げ回数は非常に多かったことを指摘しておきましょう。
新型で、まだ技術的に未成熟かつ不安定だったソユーズだけで、68年から70年にかけてのわずかな間に、実に8機（うち1機は無人機）が立て続けに軌道投入されています。
さらにはゾンドや、「Cosmos」の名を付けられた無人のソユーズを加えれば、20機を軽く越える数の宇宙機が打ち上げられています。
ソヴィエトでは軌道投入（打ち上げ）に失敗した宇宙機には名前が付けられないので、失敗したケースを加えれば実に30回近い打ち上げをわずか二年ほどの間にこなしています。
この時期の宇宙開発（進出）競争がいかに熾烈なものであったかがわかりますね。このように、ちょっと調べれば簡単に解消できるはずの疑念を抱えていることの意味を考えてみてください。
最低限の調査を行う手間暇すら惜しんでいるにもかかわらず、真実がつかめるかどうかも。
投稿してからふと思ったのですが、ひょっとしてけいこくさんたち、ロケットや宇宙船、人工衛星等の稼動経験って、本番の打ち上げだけと思っていませんが？
まさか、レインジャーやサーベイや、アポロなどが、テストも無しに全て組み立てて、即、打ち上げていると思っているのでは？
様々な試作品や、組み立て途中の部品単位でも、膨大な試験をしているのですけど。
それと、＞スペ−スシャトルが５０％失敗している前提
いささか失礼な事をお尋ねしますが、「成功率」という言葉の意味を知っていますか？
こういうのは、機体のストック数のうちの損失数では無く、総ミッション数の内の失敗数を数えるはずですが。
スペースシャトルの総ミッション数は100回以上で、その内二回の失敗ですから、まともに考えれば「失敗率2&未満」となるはずですけど。民間機なら論外ですが、そもそも危険度の高い軍用機（実際に戦わなくても、、離着陸の事故だけでもバカになりません）や宇宙機としては、むしろ安全な部類に入りますけど。
これ、副島先生へのツッコミとしても、「100回中2回の失敗を”失敗を繰り返して”とは、普通の日本語では言いません」言われていたはずですが。シャトル単体で見ても、チャレンジャーは10回目の飛行での事故でしたから事故率10%、コロンビアは28回ですので3.57%。まあ、あまり乗りたくはないですが、50％には程遠いですね。
まして、アポロは一回毎の完全使い捨て、スペースシャトルは一機あたり10〜30回再利用しているわけですから、シャトルの安全度はさらに高いという事になりますが？
けいこくさん、副島先生のご本以外にももっとほかの宇宙開発の本も読んでみると
疑問は氷解すると思いますよ。�，砲弔い討呂弔気世気鵑�らご指摘があったとおりです。
レインジャー計画で月面の写真を撮影。
ジェミニ計画では宇宙空間でのランデブー、ドッキング、長期間の飛行、宇宙空間での船外活動。
サーベイヤー計画で月面着陸、月面からの離陸。
などといった技術的フィードバックがあってはじめて、アポロは月に行けたのです。
そしてNASAはこの過程で山のように失敗を繰り返しています。そのことを知らないで、あるいは知ろうともしないで
＞ロ−タリとは比較にならない巨大複雑システムである月面着陸に対して、
＞この数万倍にも及ぶ失敗の積み重ねがあったはずです。そのような過程が、
＞当時も今もまったく見えていないではありませんか。
などとおっしゃるのは宇宙開発に携わったひとたちに対して
いささか礼を失しているとはお思いになりませんか？�△任垢�、
＞スペ−スシャトルですら４基うち２基が失敗しているのです。
スペースシャトルは
（コロンビア・チャレンジャー・ディスカバリー・アトランティス・エンデバー）
の五機です。打ち上げ回数は合計113回。事故は2回目です。＞スペ−スシャトルが５０％失敗している前提で
したがってこの前提が間違っています。事故確率は50%ではなく1.7%です。＞アポロ計画１１号から１７号がすべて成功など確率論的にもありえないのです
アポロ１３号は失敗していますが、そのことはご存知ですよね？��
＞技術というものは失敗の積み重ねですから試験の結果は分析され
＞次の試験に反映され、より信頼性が向上していくのです。
アポロ１号、アポロ４号〜１０号までの間隔を考えればさほど不思議ではありません。さらに言うならば、当時はソヴィエト連邦がアメリカの最大のライバルであり、
人工衛星スプートニク、有人宇宙飛行ボストークで遅れをとったアメリカは
今度こそは絶対に負ける訳にはいかなかったという時代背景も無視してはいけません。
＞� 孱裡腺咤舛�どうして３０年もの間このような大きなうそを隠し通せることができたのだ？」「オッカムの剃刀」という言葉をご存知でしょうか？
「現象を同程度うまく説明する仮説があるなら、よりシンプルな方を選ぶべきである」
とする哲学主題です。
「ＮＡＳＡがウソをついて、何千何万ものヒトに緘口令を敷き、月面の試料を偽造し、
写真も捏造し、ソ連とうまいこと口裏を合わせ、世界中の惑星地質学者を騙しつづけた」
とするよりも、単純に
「ＮＡＳＡはアポロを月面に着陸させた」
とするほうがはるかにシンプルです。＞不可能だ」ということを誰かが科学的に証明してくれたら
それは一般には「悪魔の証明」と呼ばれますが・・・＞�∪こΔ遼瑤脇�本の技術者がなぜ今までこのうそを見抜けなかったのだ？
「技術者」と「科学者」の使い分けの意味がわかりませんが、
科学者の仕事は論文を書いてお互いに粗探しをすることです。
科学者は世界中でそれをやっています。
巨大なウソや捏造はバレます。＞副島さんが「人類の月面着陸はなかった」と問題提起してくれた
けいこくさんはご存知無いかもしれませんが、「人類の月面着陸はなかった」
というのは1970年代からあった陰謀論です。（そもそも副島先生は昨年のＴＶ番組を
みてこれを知ったわけですし）オカルトやＵＦＯのファンの間では
「もう飽きたよ」と言われるくらいの古いネタなんですよ。
なお、けいこくさんなどの理屈だと、次のようなことも主張できますね。
「アムンゼンが南極点に到達したなんて、南極点と全く同じ環境でリハーサルを繰り返したのでないと、信じられない。他の方法での訓練なんてあてになるはずが無い。捏造だ」
「リンドバークが複葉機程度で大西洋横断を成功させたなんて、大西洋と同じ距離の海上を飛んでリハーサルを繰り返したのでないと、信じられない。他の方法での訓練なんてあてになるはずが無い。捏造だ」
......「初成功」「初到達」という言葉の意味、わかりますか？
けいこくさんへ副島先生の本以外のアポロ関係やその他の資料、ちゃんと調べましたか？まさか、副島先生の本以外は、ネット検索のつまみ食いだけなんて事はないですよね？
宇宙開発競争開始後のアメリカだけに限定しても、11号以前のアポロ（4〜10）とか、レインジャー（1〜9）、サーベイヤー（1〜7）とか、技術的積み重ねはいくらでもあるのですけど。
もちろん、初期は失敗だらけで、経験を積み重ねていくごとに、ノウハウの蓄積量や、人員の能力、機械の信頼性等を向上させていき、より高度なミッションを試みていったのです。それに、ロケット類や宇宙航行の研究は戦前から各国の民間で行われていた上に（特に熱心だったのが、ドイツとソ連）、第二次世界大戦時には、長距離攻撃兵器として注目したドイツでロケット技術が急速に発達し（V2など）、戦後の米ソの宇宙開発や軍事兵器のロケット技術は、そのドイツの技術を吸収して発達した事もご存知無いのでしょうか？
もちろん、V2だって、失敗を重ねた末に、完成したわけでして。そうですね。
とりあえずこちらをお勧めします。ただ単に戦前から現代にいたるまでの宇宙開発の歴史を述べただけでは無く、各時代、事業でどのような失敗やトラブルがあって、どのように改善されたか（もしくは克服できなかったか）も的確に解説されています。疑問に思われているNASAの、機械等の安全管理の向上の歴史と、その厳しさについても、しっかり説明されています。宇宙ロケットの世紀 野田 昌宏 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757160046/apollomania05-22/ref%3Dnosim/250-6628570-3190610
しかし、けいこくさんの理屈なら、いささか物騒な例になりますが、第二次世界大戦中のたった数年間で、ジェット機やレーダー、原子爆弾などが実用化されることはなく、さらに、戦後数年でさらに飛躍敵に性能が向上したことも「ありえない」ことになるのですけど。
1002を投稿したけいこくです。日曜日にしかサイトに入れないので間が空いてしまいました。
もう一度言いますが人類の月面着陸など、なかったのです。現在でも不可能なのです。月面に軟着陸して、再噴射、最発射して再び地球に戻るなど今の技術でも不可能なのです。そのように確信している理由を挙げます（書いた後に読み直してみたらかなり断定的、えらそうな書き方ですがそのまま乗せます。御容赦を。あくまで私個人の信念です）�〃醋銘緡Α∈独�射に必要な過去の技術の積み重ねの過程がまったく見えない
技術の進歩とは所詮実験，試験と失敗の繰り返しです。失敗の中で得られた知見を次の試験にフィ−ドバックして階段を一歩一歩進むように少しずつ進歩していく実に地道な努力の成果なのです。原理原則が確立されていることと、技術が確立されていることの間には大きな隔たりがあるのです。わかりやすい例をあげれば先日ＮＨＫプロジェクトＸで東洋工業のロ−タリエンジンの開発を取り上げていました。東洋工業が西ドイツのバンケルから権利を取得したときには原理原則の解明はもちろん基本的な作動試験も終了していたのです。それでもロ−タリエンジン車という市販車として製品化するにはあれだけの失敗の過程をたどったという話です。市販されてからもしばらくは高速道路に白いオイルの煙を吹いたロ−タリ車が放置されているのを当時良く見ました。ロ−タリ車の開発の経過は当時一般の人にも新聞、雑誌を通じてよく見えていました。たかがロ−タリ車（失礼）でもこのような過程を経なければ実用化されないのです。ロ−タリとは比較にならない巨大複雑システムである月面着陸に対して、この数万倍にも及ぶ失敗の積み重ねがあったはずです。そのような過程が、当時も今もまったく見えていないではありませんか。こんなことはありえないのです。ライト兄弟が初の飛行実験に成功してからコンコルドが英仏海峡を横断するまでの飛行機に関する様々な失敗と事故、悲劇については誰でもが知っていることですがアポロ計画の成功話はまるでライト兄弟の飛行が成功したら、２、３年後にはコンコルドがとんでいた。見たいな話です。
��月面着陸の困難さ（技術の信頼性）
ある機器やシステムの信頼性を数値的に示す手法に、そのシステムを部品レベルに分解して個々の部品の信頼性（故障確率）を積み重ねてシステム全体の信頼性を算出する手法があります。この手法は巨大システムに対しては定量的にはあまり信頼できませんが定性的な考え方としては参考にできます。ＡとＢのシステムの信頼性の違いを比較するにはある程度参考にできる手法です。ここで、アポロ計画と最近のスペ−スシャトル計画の信頼性について取り急ぎ頭の中で比較して見ましょう。１０の数乗オ−ダ−の信頼性の違いが浮かんできます。（乱暴な議論ですみません）もちろん地球をただ周回するだけのスペ−スシャトルの方がアポロ計画（月面軟着陸）に比べればはるかに容易な（信頼性の高い）システムということになります。スペ−スシャトルですら４基うち２基が失敗しているのです。失敗の原因は原理原則の間違いなどといった高級なものではありません。たとえば断熱材の接着不良といった些細な話です。（これも本当かどうかはよくわかりませんが技術とはこのような地道な質素なものです。決して派手な物ではないのです）スペ−スシャトルが５０％失敗している前提でアポロ計画１１号から１７号がすべて成功など確率論的にもありえないのです。３０年の時間差を無視してもありえないのです。これがありうるというのは１億円の宝くじに数回連続して当選したと言われてそれを信じるようなものです。
�Ｂ任曽紊寡囘戞僻焦�に１回）
アポロはほぼ半年に１回打ち上げられたようです。（副島さんの年表を見たら最短４ヶ月でした）こんなことはありえません。まともな技術者なら誰でもわかることです。技術というものは失敗の積み重ねですから試験の結果は分析され次の試験に反映され、より信頼性が向上していくのです。企業の中の日常業務としての小さな機械要素の試験・実験でも次の試験に移るにはそれなりの分析、反映の時間が必要なのです。アポロ計画で半年に１回のインタ−バルなど、このような計画を立てること自体がありえないのです。「そのような計画であった」とされていること自体が実際に飛んでいない証拠といっても良いのです。
私自身の現在の疑問は
� 孱裡腺咤舛�どうして３０年もの間このような大きなうそを隠し通せることができたのだ？」ということです。
関係者は数人ではないでしょう。少なくても数百人でしょう。このような大組織でそのようなことが果たして可能なのか？「このような大組織で３０年もの間秘密を隠し通すことなど不可能だ」ということを誰かが科学的に証明してくれたら私の考えも変わるかも知れません。�∪こΔ遼瑤脇�本の技術者がなぜ今までこのうそを見抜けなかったのだ？
この点については現状でもある程度理解できます。技術者とは解決すべき目標と課題と日程が与えられて初めて思考が働くものなのです。フィロソファ−や科学者と違って真実の探求などと言うカッコの良いものではないのです。目の前の毎日の課題で頭がいっぱいなのに「ＮＡＳＡの月着陸はなかったのではないか」などという思考は働かないのです。
ただしこれからは違います。副島さんが「人類の月面着陸はなかった」と問題提起してくれたのですから本来の優秀な頭でそれなりの結論を導き出してくれるでしょう。ただし副島さんに日本にはフィロソファ−も科学者もいないといわれてもそれは認めざるを得ませんね。（しかし世界にもいないのか？）
WIREDです。バード 様 こんにちは。遅くなりました。
（貼付けはじめ）
現在進行している、UFJと三菱自動車への攻撃が、トヨタ自動車と三菱重工への
攻撃に関連しているのですね。
そして我々は、この攻撃を目撃しつつあるということですね。
（貼付けおわり）まさにそのとおりだと思います。三菱自動車が潰れれば、重工も大きなダメージを追う事は必至です。ただ、スパイがあちこちで三菱の車に細工しているのかどうかは、何とも･･････。
ふじむらの転載記事にあるように、統計上は１日に約一台は、日本のどこかで三菱車の燃える確率があるそうなので、マスコミで叩くネタは毎日得られる訳ですから･･････。
（でも最初の何台かは、やっているのかも）まあ、ロックフェラーとモルガンの争いの中から、漁夫の利を得た形となった三菱重工を絶対に叩くと、かねてから機会を伺っていたのでしょう。
三菱重工以外の日本のメーカーは、これ（＝漁夫の利）の100倍くらいひどい仕打ちを受けていますから、「少しくらい許してやれよ」とこっちは思いますが、
「自分達に逆らう者は絶対に許さない。徹底して叩く。但し、自分達が以前やった事はさておく」
というのが、彼らユダヤ教だかキリスト教だかの、白人の強い信念としてあるのでしょうね。
（覚えてろよ、このやろう）ちなみに、今回は期待したほど盛上らないみたいですね。ここは。
せっかくのチャンスだから、みんなもっと頑張ればいいのに。以上
たかの様が作業されていたのだとばかり思っていました．
違ったのですね．
報告を待ちたいと思います．
復活作業お疲れ様です．
今は，私の投稿も貴方の返信も消えていますが，返信の投稿も確認しました．
別の誰れかの暴走だったようですね．
ともあれ，削除された投稿がきちんと復活されて何よりです．
(註記）元投稿日時：2004/07/05(Mon) 20:10:58バードと申します。
＞日本の大手電機メーカー各社は韓国、中国との競争に疲弊し、か
＞つての勢いは無い。大手メーカーで海外との競争に未だに屈しな
＞いのは、トヨタ自動車と三菱重工くらいだろう。トヨタはUFJを
＞巻き込んで絡め手で攻めて、三重は自動車の事故をきっかけにス
＞キャンダルで弱らせる作戦なのか。よくやるよ、全く。
＞（投稿[998]週刊文春、7月1日号の記事の件）現在進行している、UFJと三菱自動車への攻撃が、トヨタ自動車と三菱重工への攻撃に関連しているのですね。
そして我々は、この攻撃を目撃しつつあるということですね。６月27日にふたつの三菱車の炎上事故が発生しました。
ひとつは、「午前九時五十分ごろさいたま市桜区の国道17号線で、走行中の三菱自動車製ワゴン車のエンジンルームから大きな音とともに煙が出た。」というもの。
もうひとつは、「奈良県榛原町のコンビニエンスストア駐車場で午前四時三五分ごろ、駐車していたワンボックスカーのエンジンが全焼。」というものです。（ともに産経新聞２００４．６．２８より）
ふたつとも、何か怪しいですね。警察だったら解るはずのもので、それら自体は幼稚な攻撃なのでしょう。でも、この攻撃はどうやったら止められるのか。防げるのか。
それとも、彼らグローバリスト（地球主義者）が攻撃し出せば、もう防ぐことはできないのか。それほど日本はアホなのか。
最大の問題は当然これだろうと思います。如何にすれば彼らグローバリストの攻撃を防げるか、それとも防げないのか、ですよね、問題は。
それにしても、これらの攻撃の目的は何なのでしょう。
三重を弱らせて、自分らグローバリストがコントロール可能な会社にすることか。
その次に、トヨタ自動車もそのような会社にするということか。
WIREDさんの言うように、多分そこら辺でしょうね。いよいよ「人類の月面着陸は無かったろう論」が出ましたね。（了）
(註記）元投稿日時：2004/07/05(Mon) 11:37:48先程書き忘れましたが、ロケット推進と空気抵抗に関してもう一つ。
ロケット（打ち上げ機：Launch Vehicle。またまた余談ですが、「無かったろう論」を読む限り、副島氏は打ち上げ機と宇宙機：Space Craft の区別がついていないようです）の打ち上げ時、ロケットはより効率良く速度を稼ぐために最初の数分で抵抗の大きい大気圏の大部分を突破してしまいます。通常は実質的な宇宙空間となる高度100kmを越えたあとも加速は継続され、ここからさらに長い加速を行うことで、ペイロード（搭載物）を衛星軌道へ投入するのに必要な速度の大半を獲得します。
なお、副島氏の主張によれば高度100kmはまだ大気圏ということになってしまっていますが、もちろんこれは大嘘もいいところで、ここまで来ると大気圧は地表の100万分の1前後にまで落ち込み、実質的な真空であることはいうまでもありません。
副島氏がいうように、スペースシャトル・オービターやISS（国際宇宙ステーション）が周回する軌道高度に充分な大気があるとなると、それらは空気抵抗で減速されてしまい軌道高度を維持できずに落下してしまうことになります。
これは、副島氏が人工衛星の原理をまったく理解していないことを示す重要な部分ですね。
(註記）元投稿日時：2004/07/05(Mon) 10:48:31せっかくの休みを、朝から書き込みに費やす私。
tangerine dreamさんが、副島氏が明らかに誤解しているロケット推進の原理について書き込んでおられますね。ちょうど良い機会なので、tangerine dreamさんが示すURLに飛んで、ここでロケット推進について再確認してみましょう。
一方で、副島氏は「無かったろう論」P123にて強調文字で以下のように主張しておられます。＞月面は真空だから空気抵抗がない。抵抗がないのに、どうしてロケットの噴射力
＞だけで推進できるのか。まさに、tangerine dreamさんが挙げたリンク先の質問者と同じ誤解をしていることが伺えます。
ロケットが推進するのに、空気の抵抗など必要はありません。まさに「抵抗」なのですから、それがなければより効率は上昇します（クルマだってデザインを工夫して、空気抵抗を表すcd値：空気抵抗係数を減らすのが当たり前ですよね）。余談ですが、旧ソ連はシュクヴァルというロケット推進魚雷を開発しました。
しかし水中では、当然ですが空気中より大きな抵抗を受けてしまいます。そこで「スーパーキャヴィテーション」という状態を作り出し、自らを空気（気泡）の膜で包み込んで抵抗を大きく減じることで、魚雷としては極めて高い200ノットという超高速を叩き出すことに成功しています。これを見てもわかるように、抵抗なんてものはないに越したことはありません。
参考までに、シュクヴァルについての資料を以下に示します。
http://www.fas.org/man/dod-101/sys/missile/row/shkval.htmこのロケット推進の原理や、前々回の書き込みで触れた静止衛星の原理のように、副島氏は「googleでググるか一般向けの啓蒙書をちょっと調べればすぐわかる」レベルの科学知識についてとことんご存じでないか、奇妙な思い込みに囚われています。
そのような、ろくに調べもせずに（これだけ豊富に資料が存在する事柄について相変わらず間違えているということは、ちゃんと調べていないということの証左でしょう）間違った知識を元に科学技術史に対していちゃもんを付けます。
果たしてそれが正当な行為なのかは、あえていうまでもないことでしょう。もう一つ、昨夜触れた映画「アポロ13」に関する副島氏の誤解についてここで指摘しておきます。
「無かったろう論」P28では、「おかしな点」として以下のようなものを挙げています。＞爆発で丸く開いた穴を四角の詰め物でふさいだ、とかだ。
「ああ、ちゃんと監督の名前を修正しているな」と思いつつ、次のページを開いた途端にこの記述を見つけた時は、さすがに「ナニを観ていたんだ？」と頭を抱えてしまいました。
副島氏は果たして「アポロ13」をちゃんと観たのでしょうか？ 観たとしても、明らかに該当シーンについてまったく理解していないか、勘違いしていることが明白です。
このシーンに至る経緯を説明すると、アポロ13号SM（機械船）の酸素タンクが爆発した後、酸素不足、ひいては電力不足のためにCSM（司令船＋機械船）のシステムの多くが使えなくなってしまい、当面の生命維持をLM（着陸船）に頼ることになりました。
しかし二人乗りのLMの生命維持システム、特に二酸化炭素を吸着するフィルタに三人分の負荷がかかってしまい、船内空気の二酸化炭素濃度が上昇を始めたのです。
そこでCMのフィルタを流用して処理能力を上げようとしたところ、CMとLMのフィルタは形状が違い（それぞれ丸型と四角型）、そのままでは使いようがありませんでした。そのため、映画でも描写されていたように船内にある資材を使ってアダプタをでっち上げたのです。実際にその場で作られたアダプタの写真がこれです。
http://www.masaakix.interlink.or.jp/apollo/d_apollo/apollo-13/ap13-cardox.htmすなわち、副島氏が言うような「爆発で開いた丸い穴に四角い詰め物をした」などというシーンはそもそも存在しません（だいたい、人間がEVAによらずアクセスできる場所に爆発で穴が開いていたら、急減圧と真空暴露であっという間に全員死亡ですね）。
映画に関する論述もなさっているはずの副島氏は、いったいこの映画のナニを観ていたのでしょうか。映画の中でも重要なシーンであるだけに、そのシーンをここまで誤解できるというのはなぜなのか、どうにも解せません。このように、実際の資料を読みこなすことについても、映画のシナリオを理解することにいついてもいえることですが、アポロ計画（および航空宇宙関係全般）に関する副島氏の理解力には疑問符を付けざるを得ない記述が非常に多いのが目立ちますね。
(註記）元投稿日時：2004/07/05(Mon) 06:01:56「人類の月面着陸は無かったろう論」 p123
>月面は真空だから空気抵抗がない。抵抗がないのに、どうしてロケットの噴射力だけで推進できるのか。
えっ？と思いましたが、同じような疑問を持つ人はけっこういるようです。
gooの教えてコーナーで同趣旨の質問を見かけました。
ただ、この質問者の良いところは疑問に思うから調べてみようとする点で、いきなりアポロ捏造の証拠だとか言い出す誰かさんとは雲泥の差ですね。
同じ疑問をお持ちの方は、↓で丁寧な回答がされていますのでそちらをどうぞ。http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=851317
>No.851317 質問：ロケットはなぜ飛ぶ？
>質問者：tsuki-san
>
>飛行機やロケットが飛ぶ(進む、前進するの意味)のは、エンジンで燃料を燃やして噴射し、その反作用で
>飛ぶものと理解しています。
>
>空気中に噴射するならその反作用で飛ぶというのはわかりますが、空気も何も存在しない宇宙空間に噴射
>してなぜロケットが飛ぶのでしょう？
>
>何も存在しないから、反作用も生じないように思うのですが？
リンク先でも回答されていますが真空中でもロケットは作用反作用の法則により推進できます。
それどころか、真空中の方が空気抵抗が無い分、ロケットはより効率よく働く事が出来ます。
(註記）元投稿日時：2004/07/05(Mon) 00:49:56[1002]けいこくさん、こんばんわ。先程やっと仕事より帰宅した菜梨陽介です。
と思ったら、重要な部分はすべて つさだ さんにフォローしていただいてしまったので、アポロLM（着陸船）に関するお話については、こちらからは言うことはないですね。で、私個人へのレスについてのご返事を以下に。
＞1001投稿者の方は短時間の間に様々な間違い（？私はまだ検証していませんが）を指摘できるのですから相当の見識、知的水準、専門性のある方と推察します。
いえ、ただの宇宙関連の話が好きなだけの一般市民です。しかも大卒でもなく、航空宇宙に関する教育を受けたことはありません。ただ単に航空機や宇宙開発の話が好きなので、いろいろな本や資料を読んでいたら、「普通の人」よりはいくらかその手の話に詳しくなってしまったという程度の人間です。
ただし、根拠のない思い込みで他者を惑わす人物には我慢がならないだけで。＞事実としての間違いは間違いとしてどんどん指摘すれば副島さんが認めたものについては次の版で修正してもらえるでしょう。
残念ながらそれは期待できそうにもありません。
副島氏が著作の中において主張している説のほとんどに対しては、「無かったろう論」P182でも紹介されている「2ちゃんねる」天文・気象板の歴代「アポロ捏造スレッド」や、この「学問道場」の重掲および理掲で過去一年にわたって何度も何度も、それはもう数え切れないほど間違いを指摘する書き込みがなされています。副島氏はそれらの書き込みを「憎しみに満ちた罵倒の文章」や悪口と称し、およそ真面目に受け取っておられません。
重掲で副島氏の間違いを指摘した方には、このサイトの有料購読会員の方もおられましたが……（信じがたいことに、その方の投稿はすべて管理者サイドによって抹消されてしまいました）。そして実際に刊行された本書を読む限り、副島氏は間違っていると指摘された部分をほとんど修正していません。
たとえばP203「UFOと円盤と宇宙人について」で書かれている内容については、まず「ぼやき」に書き込まれた際に、私がすぐにこの理掲でその内容の間違いについて、歴史的事実等を示しつついくつも指摘しました。確か今年の2月頃の話です。しかし、副島氏は本書において同様の主張を繰り返しています。すなわち、間違いをまったく認めていません。
そういえば、映画「アポロ13」の監督を「トム・ハンクス」とした部分（これも初出は「ぼやき」）があちこちで「監督はロン・ハワードだろ！？」と指摘されたのを受けてか、本書ではちゃんと直っていますね。しかしこの映画についての記述（本書P28）では、新たな（かつ重大な）間違いがあるのだから笑ってしまいますが。どのような間違いなのかは、後ほど指摘しようと思います。＞投稿者殿が指摘する間違い（仮に間違いとして）は「人類の月面着陸はなかった」という結論に影響を及ぼすものでしょうか。
まずは、副島氏がいかに資料を読みこなしていない、理解できていない、勘違いもしくは曲解しているかということをいくつか指摘していこうと思っています。そのために、まずはわかりやすい「資料の誤読」と思われる部分を挙げてみました。同様の部分が他にも多数ありますので、まずはそれらについてチェックを入れていきます。
(註記）元投稿日時：2004/07/04(Sun) 23:49:06けいこくさんへ
＞問題は月への着陸、再発射の状況を模擬した実験がいつどのようになされ、どのような
＞結果を得たのかが具体的に示されなければ私の理解�´△亙僂錣蠅茲Δ�ありませんhttp://www.masaakix.interlink.or.jp/apollo/d_apollo/_module/ap-module-lm.htm
手短に、月着陸船の開発、テスト、訓練過程などが掲載されているところ。
同サイトの他のページもご参考にどうぞ。
NASAに請求すれば、もっと詳しい資料（膨大な英文ですが）を手にする事ができますよ。秘密でもなんでもない事ですから。そもそも、設計、原理に特に矛盾はなく、実地でも複数回成功した実績があり、そのデータも全て公開されている状況で、あえて「本当はそんな技術はない」と判断するなら重大な根拠が必要なはずですが、その根拠は何でしょうか？
「人間が月にいけるはずがない」という結論が先にあって、そこから逆算して、その結論に都合の悪い話に耳を塞いでいるだけにしか見えないのですけど。
(註記）元投稿日時：2004/07/04(Sun) 23:13:28回答を有難うございます。
普段は書き込みができないので、取り急ぎ返事を書かせていただきます。
私の理解�´△紡个靴討錣兇錣恐鹽�を下さったことについては大変恐縮します。ただし申し訳ありませんが回答にはなっていません。（投稿者殿が回答しなければならない義務はないのでこのような言い方も失礼ですが）科学図鑑（その他の専門誌に）に原理や理屈が書かれているからといってそれが月着陸船としての技術が確立していることの証拠には全くならないでしょう。問題は月への着陸、再発射の状況を模擬した実験がいつどのようになされ、どのような結果を得たのかが具体的に示されなければ私の理解�´△亙僂錣蠅茲Δ�ありません。
(註記）元投稿日時：2004/07/04(Sun) 22:00:08おひさしぶりです。
また、ちゃんとした資料も調べず、副島先生の勉強不足を真に受ける方が出てきたので、しゃしゃり出てきました。けいごくさんへ
＞私の理解の仕方はきわめて単純です。すなわち
＞�．蹈吋奪箸魴醋未貌霖緡Δ気擦董△い辰燭麈馨討鬚箸瓩晋紊如∈栃�射、
＞ランチャ−（発射台）もないのに再発射など現在でも不可能である。
＞�△靴燭�って人類の月面着陸はなかった。
＞これだけのことです。これ以外の様々な議論は事実関係としては重要であっても結論に影響を及ぼすものではないと考えています。回答は単純です。
月着陸船は上下二段構造になっているのです。
着陸時は下段のロケットを使って逆噴射します、そして、離陸時には分離して、上段側に内蔵された二つ目のロケットを使って上昇するのです。なお、離陸時には、下段は発射台として使われます。これだけのことです。
はい、解決しました。
なお、液体燃料ロケットでしたら、機械的には複雑になるものの止めてから再点火も可能です。これは、構造は単純で済むものの点火したら止めることのできない固体燃料ロケットに対しての、代表的な長所です。「いったん燃焼をとめた後で再噴射は現在でも不可能」というのも、全くの間違いです。これは、子供向けの科学図鑑にすら載っている事ですよ（実際、学研の図鑑『宇宙ロケット』程度でさえ、これらのことは説明されています）。
それにしても、ここは「学問道場」なのに、どうしてこの程度のことすら自力で調べたり、調べても理解できない方が多いのでしょうか？
特に、副島先生！
なお、けいごくさんはご存知無いようですが、副島先生には昨年から、間違いの指摘がされているのですが、副島先生は、著作でも述べているように「アメリカの手先の妨害工作」と言い張って全く耳をかしません。
副島先生のこの態度に、皆あきれ果てて、先生に直接意見することは諦めて、こういう所にたむろっていたりします。なお、指摘された間違いの多くもまとめられています。
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/sky/1086476040
こまったことですね。
(註記）元投稿日時：2004/07/04(Sun) 17:39:59私も早速副島さんのこの本を購入して読み始めました。
私の理解の仕方はきわめて単純です。すなわち
�．蹈吋奪箸魴醋未貌霖緡Δ気擦董△い辰燭麈馨討鬚箸瓩晋紊如∈栃�射、ランチャ−（発射台）もないのに再発射など現在でも不可能である。
�△靴燭�って人類の月面着陸はなかった。
これだけのことです。これ以外の様々な議論は事実関係としては重要であっても結論に影響を及ぼすものではないと考えています。
1001投稿者の方は短時間の間に様々な間違い（？私はまだ検証していませんが）を指摘できるのですから相当の見識、知的水準、専門性のある方と推察します。事実としての間違いは間違いとしてどんどん指摘すれば副島さんが認めたものについては次の版で修正してもらえるでしょう。そうすればこの本の完成度もますます上がると思います。
ところでお聞きしたいのですが投稿者殿が指摘する間違い（仮に間違いとして）は「人類の月面着陸はなかった」という結論に影響を及ぼすものでしょうか。この点について何も触れていないのでお聞きしたいのですが。
(註記）元投稿日時：2004/07/04(Sun) 00:21:37確か最後に書き込んだのが3月頃ですから、ご無沙汰しておりました。菜梨陽介です。
この度は待ちに待った副島氏の新刊がいよいよ店頭に並びましたので、早速一冊購入し、その日のうちに読破しましたので感想とちょっとしたツッコミを入れさせて頂きます。
まず最初に感じたのはですね「本当に何も勉強していないん」ということ。
以前「ぼやき」で資料に当たったと書いておられたと思いますが、その資料さえまともに読めていないということに本気で驚きました。
わざわざ予告しておられた巻末の歴史年表ですが、これでさえ非常に基礎的なことで重大な間違いがいくつもあるのです。
例えばP229では、ジェミニ計画がなんとソヴィエトの手による計画とされてしまっています。どこの資料にそのようなことを書いてあるのでしょう。
せっかくですから、皆様ここでgoogleに飛んで、「ジェミニ計画」で検索してみて下さい。ジェミニ計画がソヴィエトによって実行されたという資料を探してみてください。たぶん、そう簡単には見つからないでしょう。だって、ジェミニ計画はアメリカによって実行されたのですから。
この年表には、副島氏による真贋判定やコメントを除いた純粋なデータ部分に限っても、まだまだいくつもの間違いがあります。今回はあえて触れませんが。さらに、副島氏はやはり航空宇宙技術に関する基礎的な知識をまったく欠いています。
小学生向けの傑作科学啓蒙書、「まんがサイエンス」（あさりよしとお著、学習研究社刊。オトナが読んでも充分面白くためになります）に書いてあるレベルの「人工衛星の原理」「ロケット推進の原理」さえご存じでないことを、書中で自ら認める形になってしまっています。
「まんがサイエンス」は小学校高学年向けの本なので、言い替えれば小学校高学年でさえ理解できるはずのことを、副島氏は今だに理解しておられません。単純な間違いから、信じがたいレベルの間違いまで、ほとんどのページに何らかのかたちで誤認や記述ミスなどがあるのですから、自分で間違いを発見することができたページにポストイットを貼っていったら、物凄いことになってしまいました。
今日はとりあえず、一つだけツッコミを入れておきます。
P37の図表「地球から月までの距離と、人工衛星の位置」ですが、これはもはや冗談としか思えない内容です。
まず高度50,000mの線に「コンコルドや偵察用ジェット機」と書かれていますが、コンコルドの実用上昇限度は約18,000mです。もしかしたら「50,000フィート」を「50,000メートル」と勘違いしたのかも知れませんが。
また、偵察用ジェット機としてもっとも高い高度を飛んでいた（過去形）SR-71ブラックバード戦略偵察機にしても、実用上昇限度はせいぜい26,000mです。
この程度の数字は、航空機マニアの小学生でさえ知っていておかしくない数字であり、どこをどう調べたらそのような数字が出てくるのか理解できません。さてハイライトは、静止衛星についてです。高度36,000kmという数字自体は間違っていません。
しかし、本文中ではP33にて解説（？）されている「静止衛星の原理」と合わせて読むと、これがもう噴飯ものの内容になっています。
なぜ噴飯ものの内容なのかは、あえて説明しません。説明するのも馬鹿らしいほどのことですから。
しかし多忙な副島氏の手間を省いてさしあげたく思いますので、JAXAのwebサイト内にある簡単な解説のURLを貼り付けておきます。
http://www.jaxa.jp/pr/qa/satellite.html#07以前も書きましたが、基礎的な知識を欠いているなら欠いているで、調べて正しい理解に至ることが大切なはずです。しかし、それさえできない方が科学技術史・航空宇宙史の常識を打ち破ることなど到底できないでしょう。
では明日以降も、目についた大きな間違いについてツッコミを入れていきたいと思います。
本当は自分が見つけることのできた範囲の間違いをすべて訂正してしまいたいところですが、いつまでかかるのかわからないほどの量なんですよね……。P.S
重掲で松浦晋也氏の記事を引用しておられますが、松浦氏は確か副島氏の唱える「アポロ捏造論」を強く批判しておられたと思いましたが。いわば副島氏の「敵」ですね。
スペース関係のニュースが載っているサイト
WIREDですあまり私が偏った内容ばかりここで書くのもどうかと思ったが、やはりというべきか三菱自動車のトラブルに絡んで、週刊文春が三菱重工を叩く記事を他紙に先駆けて掲載した。もうすぐここも、かつての話題で賑わいそうなので、今のうちに少し触れてみたい。
「三菱重工 自衛隊 主力兵器に欠陥頻発（週刊文春、2004、7月1日号）」
上記記事を読んだところ、小牧工場での戦闘機のケーブル切断、長崎造船所の火災等の、ここの「ぼやき」で以前に取上げられた物が中心で、特に目新しい内容は無かった。少しがっかりした。
端的に言えば、「三菱自動車の前身は三菱重工であり、同じようなでたらめな体質を持っている。自衛隊に納めた製品（武器）に数々のトラブルが起こっている。何も知らされていない国民よ、怒れ」ということだそうだ。
でも、本当は他に言いたいことがあるのでしょう、文春さん？兵器まで含めた細かい実情については何とも言えないが、いわゆる「本業」の発電システムの分野では、三菱重工の技術は「世界でも」相当なレベルにあることは間違いない。なぜならば、三重はウエスティングハウス社の技術を、丸ごと引継いでいるからである。
ウエスティングハウス社は、古くはGEの前身のエジソンのグループとの間で、交流と直流の送電方式を巡って競争し勝利した。また、原子力発電の実用化の際にも独自のPWR（加圧水型）を武器に、GEの開発したBWR（沸騰水型）と競争し、結果として世界の軽水炉の数ではPWRがBWRの3倍のシェアを持っている。ウェスティングハウスは技術が劣ったため潰れた訳ではなく、GEとの売上げ競争に負けただけに過ぎない。
GEのジャック・ウェルチが如何にして会社を立て直したかは、広瀬隆の「アメリカの経済支配者達」に詳しい。広瀬氏の本は情報源としては大変すばらしいと思う。著者の偏見を無視して、情報を素直に読み取れば非常に役に立つ。前にも書いたが、日本の他の重電メーカーは今でも、GEその他の海外重電メーカーとライセンス契約を結んで（結ばされて）おり、自社の独自判断でプラントを設計、販売することは出来ない。一方三重だけは、契約したウェスティングハウスが自然消滅してしまったため、元提携先の優れた技術とノウハウをそのまま吸収し、何の気兼ねもなく自由に使うことが出来る。三重だけは外国から容易にコントロールすることが出来ないのである。
日本の大手電機メーカー各社は韓国、中国との競争に疲弊し、かつての勢いは無い。大手メーカーで海外との競争に未だに屈しないのは、トヨタ自動車と三菱重工くらいだろう。トヨタはUFJを巻き込んで絡め手で攻めて、三重は自動車の事故をきっかけにスキャンダルで弱らせる作戦なのか。よくやるよ、全く。
私が、副島先生の属国論を信じるのは、書物に書かれた架空のモデルではなく、自分達が仕事で体験する出来事そのものだからである。（具体的に色々書けなくて、申し訳ないです）
大学を出て持ち続けていた素朴な夢を、海の向こうから巧妙にコントロールされて潰された、名も無い技術者が私を含めて数万人はいるはずだ。私が生きている間は勝てないかもしれないが、未来の技術者の人々への夢を取り戻せるように、一人でも地道に努力を続けるつもりである。WIRED 拝
P.S.
遅くなりましたが、喝海舟様、［991］での私の書込みへの励ましありがとうございました。
とてもうれしかったです。副島先生の新刊書の発売後に、ここもまた賑やかになるでしょう。
楽しみに待ちたいと思います。
なんだこれは、「あなたは相場に縁のない人なのですね。広瀬隆は相場関係者必読の著者なのです。」だと。実につまらぬ投稿だ。
物事は、どんな角度からもアプローチが可能なのだ。
読書も然りだ。WIREDさんは総合的な見地から検討し、その結果この上なく妥当な判断に至っていると思われる。
この判断は日本人全体の問題でもある。
それに対して、「相場」などというものは個人の問題だ。
全く的外れの、限りなく卑屈なやつだ。WIREDさんのおっしゃること納得しました。私も「副島氏はグローバリストの代弁者とみな」そうと思います。
本当に異常気象や温暖化を心配しているのだろうか？Asahi.comから転載します。
（転載始め）
熱帯降雨観測衛星を運用中止に、宇宙機構が打診受け入れ
http://www.asahi.com/science/update/0624/001.html
米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）から資金難を理由に運用中止の打診を受けていた熱帯降雨観測衛星（ＴＲＭＭ）について、宇宙航空研究開発機構は２３日、申し出を受け入れることを決めた。３０日の宇宙開発委員会で正式に報告する見通しだ。この衛星は日米共同で９７年に打ち上げられ、３年の寿命を過ぎた後も順調に観測を続け、エルニーニョ現象など異常気象の解明などに貢献してきた。しかし、宇宙政策を見直しているＮＡＳＡから今月末での運用中止を打診されていた。米側は数年間の運用継続には１０億円以上が必要と説明していた。
しかし、国内外の研究者から運用継続を求める声が相次いだため、宇宙機構の担当者が渡米して対応を協議したが、資金捻出（ねんしゅつ）のめどもたたず、米側の提案に合意した。
（転載終わり）
WIREDです。
↓これは、はたして本当の話なのでしょうか？http://www.nikkei.co.jp/rim/nano2004/nano1_kiji.htm
http://www.mhi.co.jp/atrc/products/genso.html
http://www1.odn.ne.jp/shishakamo/bin/bin02-04-01tenpu01.htmずいぶん前から、応用物理学会で公表されている話のようですが、
私は今日会社の人からはじめて教わりました。
金属膜の内部を負圧にして、外から重水素（ガス）を透過させるだけで、
元素が変換してしまうそうなのですが････････？？？？本当だったらすごい！！
でも、今は何ともコメントできません。
（個人的には三重［みつじゅう］がんばれと応援したいが）こんなことでプルトニウム等が無害化できたら、広瀬さんがいくら
核廃棄物の危険性をあおっても、全く心配いらなくなりますね。−以上−
さっそくのレスありがとうございます。＞となかい様
さっそく取り上げたいテーマがあります。
しかし自分は専門家ではないですし、
その上いい加減な事を書くわけにもいきませんので、
専門書を熟読して自分なりに考えをまとめてから投稿いたします。
では、、、
同じく初めまして。
会社勤め（になりたて）の技術者です。
なりたてですので見習いの状態ですが・・・山下様、よろしいかと思います。
「重要なお知らせ」などにはまずいとは書いてありませんし、
常識的にも理科系の話題を扱うところで
基礎研究の話題が歓迎されないことはないでしょう。初めての若造が偉そうに失礼いたしました。
はじめまして、山下高司と申します。掲示板のログを１、２ページ読ませていただきましたが、
こちらの掲示板は、
物性、応用、宇宙工学、天文学等、
経済活動と連動した応用研究テーマについての意見交換がメインで、
経済活動とは殆ど関係ない基礎研究テーマについての意見交換を
行ってはマズイでしょうか？
確かに基礎研究テーマだと、
とりとめのない哲学論争みたいになってしまう危険性はありますが。以後、宜しくお願いします。
喝新太郎へ。なんだこれは、「あなたは相場に縁のない人なのですね。広瀬隆は相場関係者必読の著者なのです。」だと。実につまらぬ投稿だ。
物事は、どんな角度からもアプローチが可能なのだ。
読書も然りだ。WIREDさんは総合的な見地から検討し、その結果この上なく妥当な判断に至っていると思われる。
この判断は日本人全体の問題でもある。
それに対して、「相場」などというものは個人の問題だ。
全く的外れの、限りなく卑屈なやつだ。WIREDさんのおっしゃること納得しました。私も「広瀬氏はグローバリストの代弁者とみな」そうと思います。
WIREDです。へえ、そうなのですか。
私は会社務めの一技術者なので、相場には全く縁がありません。
自社株を少しだけ買っているだけです。広瀬さんの書くことを参考にして株を買ったりする方々が大勢いらっしゃるのですね。参考になりました。
広瀬さんは、燃料電池が今後急速に普及して、原子力に置き換わることを期待しておられるようですが、私ならば燃料電池の開発に投資している会社の株を買うなんて、怖くて出来ませんけどね。難儀な方々が大勢おられるのですかね？
あなたは相場に縁のない人なのですね。広瀬隆は相場関係者必読の著者なのです。
WIREDです。広瀬隆氏の「赤い盾」を途中からであるが読んでいる。文庫版全4巻の内の2、3巻を先日書店で購入した。読むのがあまりに遅いと怒られそうであるが、御容赦頂きたい。
読み始めて気づいたことは、この本はヨーロッパにおける重工業メーカーについて詳細に記述してあることである。ティッセン、メタルゲゼルシャフト、アルストム、コジェマ、ABB等の、我々技術屋が仕事でたびたび見聞きするメーカーの実情について、非常に分かりやすく解説してくれている。
ヨーロッパの重電メーカーはアメリカに比べて情報が少なく、ピンとこない所があったのだが、こんなところに優れた解説書があったのかと、読みながら思わず目からウロコが落ちた。皮肉ではなく、技術屋として必見の本であると思う。ただし本書のおどろおどろしい内容の記述については、半分くらいしか信用していない。原子力産業への手厳しい批判には、さすがは広瀬氏と感心させられるものの、あまりにも放射能への恐怖心をあおり過ぎだと思う。
広瀬氏の話をまともに信じると、４年に一度位はチェルノブイリ級の事故が起こって、世界が滅亡するのではないか、という気になってくる。しかしながら本書の初出（91年）から十数年経過した現在、幸いにも原子炉の大事故は一度も起こらず、我々は平和な生活を過ごしている。（JCOの臨界事故とかはあったが）
間一髪の危機を水面下で何回も乗り越えて来ているのだろうか？広瀬氏は本書で、原子力産業における陰謀の存在を繰返し力説している。しかし、怪しいたくらみは原子力以外にでも、火力でも公共事業その他でも、何にでもあるのではないだろうか。
広瀬氏は別の著作で、数年前に東京電力の横浜発電所に設置された高性能火力発電プラントについて記述しているが、このプラントを含む東電の火力発電マシンが全て、〇〇、〇〇を含めたGEグループの製品で占められている理由を考えたことがあるのだろうか。多分知っているのに書かないのであろう。
理由は簡単。東電の筆頭株主はJ.P.モルガン財閥であるため、GE系のマシンを買わざるを得ないのだ（と、私は以前聞いたことがある）。見かけ上東電は、複数社から公平にマシンを購入しているのだが、実際は何処が受注してもGEに利益が渡る仕組みになっている。さすがはアメリカ、何ともフェアな自由競争原理が働いている。そもそも日本の重電メーカーには、火力発電システムを全て自前で作れる会社など無い。日本のメーカーが火力プラントを作る際には、最も重要なコア技術の部分を海外から丸ごと輸入して組み立てているのだ。国内各社は元来、海外メーカーと技術協定を結んで技術を学んできた経緯があるため、今でも外国に高額なお金を払わないと、プラントが作れないような状況に置かれている。各社はこの苦境から抜け出すべく努力はしているのだが、なかなかしがらみを壊すのは難しい。
唯一、海外メーカーからの呪縛を逃れつつあるのは、最大手の〇〇重工だけである。〇〇重工が、曲がりなりにも全て自前技術で勝負出来るようになった理由は、提携先のウエスティングハウス社が80年代にライバルGEのジャック・ウェルチの仕掛けたサラ金戦略に追込まれて、伝統ある重電部門を放棄して独シーメンス社に売却してしまったからである。親会社が運良くコケたことで、〇〇重工は束縛から逃れられたのである（！？）。
（モルガン財閥ではGEが奮闘しているものの、親銀行は苦戦を強いられているようである）日本中の原発を危険だから、あるいは廃棄物処理費用まで含めるとコストが高いから、という理由で今すぐ停止したとする。すると海の向こうでは、「しめしめ、また儲け話が来た」と直ちに、東電に何機、関電に何機と、日本の全電力会社への火力プラントの売込み計画が立案されるだろう。その後に、猛烈な受注合戦が繰広げられた挙句、日本は相当なお金を海外に持っていかれるだろう。
また発電の燃料となる原油や天然ガスの価格も、日本から効率よくお金を分取れるように、巧妙に操作されることは明白である。結局、原子力を継続した場合よりも、日本は高い金を払う派目になるのではないか？
経済産業省さん、よく試算してみてよ、と思わず言いたくなる。
話がいろいろとそれたが、広瀬氏の主張する原子力への批判を真に受けると、日本はまたしてもいい様に外国からお金をむしり取られるのではないかと、私はおそれる。広瀬氏の主張は基本的に事実に基づいているとは思うが、読者の考えをある特定の方向に誘導するように話を組み立てていると感じる。ぼやき［384］で書かれているように、広瀬氏はグローバリストの代弁者とみなされても、仕方がないであろう。私は核融合の実用化には否定的であるが、現用の軽水炉とその延長上にあるプルサーマル及びFBRについては、技術の信頼性を高めることを条件に、地道に開発を継続すべきと考える。原子力関係の技術者が、もっと危機感をもってやる気を出せば済む話である。（それがなかなか難しいのだが･････）
この点で、「エネルギー学講座」で述べられている里屋さんの主張を、私は全面的に支持する。放射能が怖いからと原子力をやめても、代わりにもっと危ない状況に追込まれるかもしれないことを、日本人は想像してみるべきである。−以上−
（読売新聞からの転載始め）使用済み核燃料の後処理費用、経産省が国民負担を試算
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20040607i214.htm経済産業省は７日、２００５年度以降に国民１世帯が負担する原子力発電所の使用済み核燃料の後処理費用が、年間１２６０―１４０４円（月１０５―１１７円）になるとする試算をまとめ、総合資源エネルギー調査会（経済産業相の諮問機関）の小委員会に報告した。
経産省が５月２１日の同調査会で報告した、２００５年度以降に新たに上乗せされる負担額（月５０円前後）に、すでに制度化されている負担額を合わせたものだ。
将来発生する使用済み核燃料の一部の処理方法が未定で、費用が織り込めないため、現在の負担額１５１２―１７２８円（月１２６―１４４円）より少なくなるが、今後、処理方法が決まれば、負担額は増えそうだ。
また、この日の委員会の議論で、後処理費用約１８兆８０００億円のうち、使用済み核燃料の輸送費約９０００億円については電力会社の負担とする方向となった。
この結果、電力料金に上乗せする形であらかじめ消費者から徴収する総額は、５兆３０００億円前後になる見込みだ。
（転載終わり）
参考：平成12年国勢調査人口及び世帯数の確定数
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/index.htm
総人口126,925,843総世帯数47,062,743
提言：年金の国民負担額は経産省の試算によること。
（転載始め）金星が太陽の前を通過 日本では１３０年ぶり観測へ （asahi.comからの転載）
http://www.asahi.com/science/update/0605/001.html
金星が太陽の前を横切る「太陽面通過」という現象が８日午後、日本では１３０年ぶりに観測できる。地球の内側の軌道を回る金星が、地球と太陽の間にきて、三つが一直線に並んだときに起こる。太陽の表面を黒い点のように見える金星が約６時間かけて通過する。午後２時１１分に金星が太陽にかかり、最も太陽の中心に近づくのが午後５時１４分。通過し終わるのは午後８時１９分ごろだが、日没（東京で午後６時５５分）後は見えない。
観測の際は太陽を直接見たり、サングラスや下敷きで透かして見たりすると、目を痛める。望遠鏡に映る太陽を白い紙に投影する方法が安全だ。
各地の科学館などで観望会やインターネット中継を予定しており、国立天文台のホームページでも紹介している。
日本で観測できる年は等間隔には訪れず、次が８年後、その次は２１１７年になる。 (06/05 20:48)
（転載終わり）
☆国立天文台のホームページ
http://www.nao.ac.jp/
Asahi.comから転載します。（転載始め）
ブラジル、中国へ天然ウラン輸出検討 ８月にも検討会議
http://www.asahi.com/business/update/0527/079.html
ブラジルの科学技術省は２６日、中国向けに原子力発電用の天然ウランの輸出を検討していることを明らかにした。ウラン濃縮に関する技術面での協力も検討課題に含まれている。今年８月には両国間で担当部局による会議を発足させ、具体的な交渉を始める予定だという。中国訪問中のルラ大統領に同行しているカンポス科学技術相も、ブラジルのメディアに「資金不足に悩むブラジルの原子力発電事業を前進させるためにも、中国への輸出に前向きに取り組みたい」との意向を示した。ブラジルでは３機目の原子力発電所建設計画があり、１８億ドルが必要といわれている。もしウラン輸出が実現すれば、収益を原発建設資金にも充てる意向だ。
ブラジルのウラン埋蔵量は世界７位の約２６万トン。７万トンしかない中国は、経済成長を維持するため、電力の安定的な確保を目指しており、昨年暮れからブラジルのウランに関心を示してきたという。ただ、ウラン採掘を担当しているブラジル原子力工業会社は「輸出するには、採掘量を増やすための新たな設備投資が必要」と戸惑い気味で、すぐに輸出が実現するかは不透明だ。
ブラジルは、天然ウランの輸出だけでなく、ウラン濃縮分野でも今後実績を示して、世界のウラン市場に乗り出したいとの意向を持っているとされる。リオデジャネイロ近くに建設中のウラン濃縮施設について「独自の濃縮技術の秘密を守りたい」などとして、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の査察を部分的に拒んでいるのは、そうした意向の表れと受け止められている。
大豆や鉄鉱石を中心に、ブラジルの中国向け輸出は急増しており、０３年度には３位の輸出相手国になった。 (05/27 12:55)
ＩＴＥＲ誘致狙い 日本が建設費拠出金増検討
http://www.asahi.com/science/update/0527/001.html
日本と欧州連合（ＥＵ）が誘致合戦を繰り広げている国際熱核融合実験炉（ＩＴＥＲ）について政府は２６日、青森県六ケ所村への誘致が実現すれば、建設費の拠出金を大幅に積み増す方向で検討に入った。これまで実験炉本体の建設費の４８％を負担する方針を確認しているが、数百億円以上の増額で５０％台後半の負担率を軸に調整する。６月にウィーンで開催される日米欧など６極の次官級会合などで表明し、支持拡大を目指す。今後の方針について、細田官房長官、河村文科相ら関係５閣僚が２６日夕に会合を開き、話し合った。
実験炉本体の建設費は約１０年間で５７００億円ほど。このうち誘致国が４８％に相当する約２７４０億円を負担することで関係国が合意している。
しかし、ＥＵ側が今後、拠出金の積み増しを提案する可能性があるため、日本としても増額の検討を始めた。具体的な金額は、ＥＵの動きを見ながら決めるが、数百億円以上を積み増して、建設費の負担率で５０％台後半を目指す。
文科省の渡辺格・原子力課長は２６日の会見で、「交渉ごとであり、増額するのか、コメントできない」としている。
これまでの交渉では、六ケ所村への誘致を目指す日本と、南仏に誘致したいＥＵ双方が一歩も譲らず、膠着（こうちゃく）状態に陥っている。今後、日欧双方による拠出金の積み増し合戦が激化すれば、過剰な国民負担になる懸念も出ている。
（転載終わり）
Asahi.comから転載します。（転載始め）
探査機「のぞみ」失敗は「偶発的故障」 原因特定は困難
http://www.asahi.com/science/update/0521/005.html
日本初の惑星探査機「のぞみ」が火星探査に失敗する原因となったトラブルについて、宇宙開発委員会・調査部会は２１日、電気回路の偶発的な故障によって起きた、とする報告書をまとめた。故障した部品は特定できず、原因究明には限界もあった。一時、故障の引き金となった可能性が指摘された太陽表面の爆発（フレア）による影響については、因果関係を否定した。「のぞみ」は０２年４月に電気回路が故障、主エンジンが動かなくなった。復旧を試みたが成功せず、昨年１２月に火星周回軌道への投入が断念された。
報告書によると、故障した恐れのある部分として集積回路など７４個まで絞り込んだが、特定できなかった。また、太陽フレアによる高エネルギー粒子の探査機直撃と、故障発生との間に時間的なずれがあることなどから、両者の関連を否定した。
その上で「単一原因の特定は困難。残された可能性は、部品の偶発故障」と結論づけた。
(05/21 11:13)
（転載終わり）
アメリカの火星探査に比べ、日本のテレビらマスコミは関心がＮＡＳＡ過ぎ?asahi.comから転載します。
（転載始め）
小惑星探査機「はやぶさ」が針路変更に成功
はやぶさの飛行経路 → http://www.asahi.com/science/update/0520/001.html
地球から約３億キロ離れた小惑星イトカワに向けて飛行中の小惑星探査機「はやぶさ」が１９日、地球の重力を利用して針路を変えるスイングバイに成功した。宇宙航空研究開発機構が２０日、発表した。４年がかりの長旅は新たな一歩を踏み出した。
はやぶさは１９日午後３時２２分、地球に最接近し、東太平洋上空約３７００キロの地点で地球の重力を利用して軌道を変更、さらに地球の公転速度をもらって燃料なしに秒速で４キロに相当する加速をした。
はやぶさは昨年５月に打ち上げられた。太陽系誕生の謎の解明を目指して、イトカワから砂粒状の岩石のかけらを持ち帰る任務を負う。
０５年６月ごろ、地球から太陽までの倍の距離にあるイトカワに到達して岩石を採取。０７年６月ごろに地球に帰還する計画。月以外の天体から岩石を持ち帰るのは世界で初めて。イトカワは地殻変動の影響を受けていないため、約４５億年前の太陽系誕生時の様子の一端を解明できると期待されている。
イトカワは９８年に発見され、日本のロケット開発の父といわれる故・糸川英夫博士にちなんで命名された。 (05/20 10:36)
（転載終わり）
日経新聞から転載します。（転載始め）
中国、2020年までに原発30基新設
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040513AT2M0101013052004.html【北京＝宮沢徹】中国は2020年までに原子力発電所を新たに30基建設し原発の合計発電能力を現在の5倍以上の3600万キロワットへ拡大する。現在は石炭火力が大半だが、地球環境問題に配慮しながら需要増に対応するねらいから沿岸部に原発を増やして発電能力を高める。原発設備メーカーの事業機会を拡大するとともに安全対策にも注目が集まりそうだ。
現在、浙江省と広東省で九基の原発が稼働しており発電能力の合計は700万キロワット。江蘇省で二基建設中で、これらを含めて2020年までに沿岸部で出力が100万キロワット前後の発電施設を約30基建設する。設備投資額は合計で3兆―4兆円に上る可能性がある。中国核工業集団などの国有発電会社が外資から資金や技術、設備を導入しながら建設する。電力不足が深刻な南部の沿岸地域に立地する見通しだ。建設費用の4割程度を外資に依存するもよう。日本企業では三菱重工業が米ウエスチングハウスと組んで広東省などの原発建設の国際入札に参加するなど、中国の原発建設に注目している。 (16:00)
（転載終わり）
☆週刊ポスト03年03月28日号
http://www.weeklypost.com/jp/030328jp/news/news_2.html
・ 北朝鮮にはウラン鉱山があり、推定埋蔵量は２６００万トン、そのうち約４００万トンが採掘可能とみられている。☆ アメリカと北朝鮮の隠された糸（浜田和幸）
☆ＢＮＦＬが、劣化ウラン弾を製造していた
http://www.jca.apc.org/mihama/d_uran/bnfl_d_uran.htm
１ ＢＮＦＬが、劣化ウラン弾を製造していた
２ ＢＮＦＬは湾岸戦争以降も劣化ウラン弾を製造している
それを裏付けるのが、米国ＮＲＣが発給した劣化ウラン輸出ライセンスである
−略−
※「低強度核戦争」「ジェーンズ」によれば、イギリスの核兵器製造をおこなっているのは政府管轄のＡＷＥ(Atomic Wepon Establishment)で、その構成メンバーはＢＮＦＬとロッキード・マーチンである。ＣＯＧＥＭＡと同様、ＢＮＦＬが核兵器の製造そのものにも深く関与している可能性は高い。("Market Review - Jane's Nuclear, Biological and Chemical Defence 2000-2001" July 2000)
WIREDです。某自動車メーカーの車輪のハブのトラブルについては、マスコミで書かれている内容とほぼ同じ印象を持っている。技術屋としての考えでは、ハブに問題があることは、製品で最初にトラブルが起こった90年代半ばの時点で、おそらく現場のスタッフには分かっていたと思う。設計段階から内々には、やばいと思っていた技術者もいたであろう。材料に繰返し荷重が加わった際の破壊の問題は、機械設計における基礎中の基礎である。某メーカーのレベルの設計部隊であれば、実験による確認データがなくても、設計図面を引いた段階でこれは強度に問題がありそうだとカン（勘）でわかる技術者が、少なくとも1000人以上はいる筈である。そうではないと、パジェロやGDI（直噴燃焼）エンジン等を量産することなど出来るものではない。
問題に気づいた現場の技術者達は、おそらく早い段階から社内会議等で警告を発していたと思う。しかし、全てもみ消されたのだろう。
直接の上司や会社幹部から
「君が考えるようなトラブルが、本当に起こるという確証はあるのかね、明らかなデータで示せるかね。開発が遅れた際のわが社の損害を考えたことがあるのかね？」
とかいう、ねちねちとした脅しとも取れるいやみを散々言われた末に、内心で
「このヤロー、いざとなっても知らねーぞ」
とつぶやきながら、引き下がらざるを得なかったのだろう。色々書かれている通り今回のポイントの一つは、某自動車メーカーが某重工メーカーから分離して出来たことにある、と私は思う。
「少々やばくなっても大丈夫、いざとなったら多分、国が助けてくれるだろう」
という考えは、自動車メーカーよりも重電メーカーに強く見られる考え方である。自分で書くのも何であるが。重電業界は特殊である。政府との間で多くのコンパクト（秘密合意）を結びながら、開発や電力会社への売込みを行なっている。このこと自体に色々と意見はあるとは思うが、政府からの有形無形のサポートが無ければ、原子力発電所や大型タービンプラント等の開発を続けて行くことは、設備投資があまりに膨大となるため不可能である、という現実もある。付け加えると前にここの[974]で、バードさんが懸念されたような防衛についての問題も、コンパクトの背景には間違いなくあると思う。
世界中を見渡しても重電メーカーは、GEを除けばABB（アセア・ブラウン・ボベリ）、アルストム、シーメンス等の、大赤字を抱えるか又は利益がほとんど出ていない会社ばかりである。唯一の例外はGEである。しかしGEはメーカーの看板を抱えているくせに、機械製品を売って膨大な利益をあげている訳では、決して無い。GEについては、その内詳しく書くつもりである。要するに、重電メーカーは体質的に、自力だけでは利益をあげる事が難しくなっているということである。
宇佐美何がしという新聞で騒がれている前会長は、かつての日銀総裁の甥という肩書きで某重工メーカーに入社した超エリートであり、自社（及び系列グループ）について相当な自負があったのだろう。但し、政府が会社を守ってくれるのは、自分の会社が立派だからなのではなく、あくまでもナショナル・セキュリティを考慮した判断であることに、次第に無自覚になっていったのであろう。今回のハブ問題を通して、このような重電業界の実情を垣間見ることができる。
−以上−
ちなみにハンドルネームのWIREDは、私が愛聴しているアルバムの名前から取りました。
PCのサイトとは関係ないです。私は、コンピュータはあまり得意でありません。
ブロウ・バイ・ブロウ では長過ぎるので ワイアード にした、と書くと分かる方が大勢いると思います。
エネルギー学講座Vol.46 原子力業界の大分裂(8)をUPしました。たかのさん。ハイパーリンクが同じになりますがよろしくお願いいたします。
エネルギー学講座Vol.45 原子力業界の大分裂(7)をＵＰしました。たかのさん。引き続きよろしくお願いいたします。
☆日仏産業相、国際熱核融合実験炉問題で協力確認（日経新聞）
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040504AT3K0400F04052004.html☆中国、靖国絡め揺さぶり 日本の熱核融合炉誘致反対
国連人権委でも取り上げ （産経新聞）
http://www.sankei.co.jp/news/040504/kok022.htm
日本に君臨するもの
フリーメーソン日本ロッジ幹部の証言
高崎廣（島田四郎・高山和雄 編）から引用します。（引用はじめ）
−略−
田中元首相失脚は、虎の尾を踏んだためといわれたが、その最大の要因は中国との接近である。が、もう一つ、エネルギーの自立を目指したこともあげられる。すなわち、ＧＥ、ＷＨが日本での利権を分け合いつつあるなか、彼は丸紅を通じカナダからCANDO（キャンドゥ）と呼ばれる天然ウランを使う重水型炉の導入を企図。ウランもオーストラリアから調達しようと直接交渉を始めるなど、大胆な動きに出た。田中元首相が重水炉からプルトニウムを取り出す方に重点をおいたとは思えないが、アメリカの資源エネルギー戦略から完全にはみ出すものだった。
ロッキード事件当時、マスコミの間では「本筋は原子力利権」と囁かれながら、日米双方の国家戦略に絡むために事件として浮上することはなかった。
GEはモルガン財閥、WHはメロン財閥と、当時のアメリカを仕切る東部エスタブリッシュメントグループ、現在の国際金融資本によって田中元首相は政治的に排除されたといわれるゆえんである。
一方、青嵐会グループは自主憲法制定を志向する民族派が多く、もともとアメリカにとっては要注意政治勢力であろう。彼らが７０年代後半、科学技術庁の核融合研究の予算獲得をバックアップしたのをみて、アメリカはその狙いがピンときたはずである。
すなわち核融合は、従来の核分裂とは異なり、理論的には核分裂生成物、すなわち“死の灰”を出さない未来技術の筆頭に位置づけられていた。もし発電用核融合炉が実用化されれば、従来の原子炉は一挙に取って代わられてしまう。アメリカもこの分野は未完成で、特許を持っていないため、実用化を目指して各国の長く、熾烈な競争が始まろうとしていた。日本が核融合技術を確立すれば、これまたアメリカの傘から外れてしまう。アメリカが神経を尖らせるのは容易に想像できる。
軍事的にも同様だ。核融合は強烈な中性子線を発するため、鋼鉄やコンクリートなどの物体はひとたまりもなく細胞を破壊されて死滅する。“きれいな核兵器”すなわち中性子爆弾の開発に通じるからだ。
今でこそ世界各国ともその実用化の困難さに気づき、いったん共同研究することになったものの、それも放棄。“夢”に終わりそうだが、当時は将来の国家の浮沈をかける技術とみられていた。
いずれにしろ青嵐会も中川一郎氏の謎の自殺を機に、自然消滅に向かった。−略−
（引用おわり）
（日経新聞から転載始め）
米、水爆の「引き金」14年ぶりに生産
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030424AT3K2405M24042003.html
【ワシントン24日共同】米エネルギー省は24日、核兵器の最も重要な部
品の一つで、爆発を引き起こすプルトニウム・ピット（塊）を14年ぶりに
製造したと発表した。水爆の核融合反応を引き起こす「引き金」として使
われるほか、それ自体で長崎原爆と同様の原爆となる。ソフトボールほど
の大きさで、同省は1989年に製造を停止していた。核軍拡に反対する国々
からの反発が出るのは確実だ。ピットは、核融合を利用する核兵器（水爆）に核融合反応を起こさせる
きっかけをつくるための球状の塊。核爆発を起こすプルトニウム２３９が
材料で、核兵器の先端部分に取り付けられる。エネルギー省によると、ロスアラモス国立研究所で生産され、潜水艦か
ら発射するトライデント型ミサイルの核弾頭用に使われる。エネルギー省
は、今後、シミュレーションや臨界前核実験などを通じて、ピットの性能
を確認、2007年以降、年間10個のピットを生産するとしている。 (01:07)（日経新聞から転載終わり）
Vol.44 水素社会へのシフト(2)をＵＰしました。
あまりにも間が空き申し訳ありません。
今後は、もう少し気軽に書くようにして、回数を増やしていきたいと
思っています。
たかのさん、よろしくお願いいたします。
サーバー移転への対応が遅れ、たいへんご迷惑をおかけしました。サーバー移転に際して生じた不具合は修正しましたので、今後ともよろしくお願いします。
WIREDです。
丁寧なコメントを頂きありがとうございます。
私の投稿に暖かい言葉を掛けて頂いて、とても嬉しいです。まず、核融合についての｢中性粒子｣の件ですが、燃料の重水素、または３重水素のうちで、プラズマになりきれない粒子のことを意味しています。核融合の前段階では、燃料ガスを高周波等で加熱しながら高電圧パルスを加えて、原子核と電子の結合を切ってプラズマを作りますが、ごく少量の燃料ガスは電離されないまま残ってしまうのです。原子核と電子を分離することで粒子が電荷を持ち、強磁場による制御が可能となりますが、結合が切れない粒子は電荷を持たないため、磁場で制御することが出来ません。多分、プラズマ化した後で再結合して中性粒子に戻ってしまう場合もあると思うのですが、自分はプラズマの分野には詳しくないので少し不安です。
プラズマの制御について研究していた知合いと、以前に話をした時に、私が
｢プラズマが完全に磁場で制御できたら材料の心配はないんだろ｣
と尋ねると
｢馬鹿、プラズマになりきれない中性粒子があるんだよ｣
と切返されて、ああそんなこともあるのか、やっぱり核融合はだめだな、と改めて信念を強くした記憶があります。
あと14MeV中性子による材料のダメージについても、説明が必要かもしれませんが、ここではとても書ききれないので御容赦ください。一般の科学技術と軍事技術の関連については、私はバードさんの考えのような事実が、おそらくあると思います。そうでないと、国のプロジェクト研究にあまりに変な内容の（世の中の役に立ちそうに無い、または実用化の見込みがまったく無い）研究テーマが多すぎます（笑）。具体的なテーマ名は何だと言われると、お互い色々とあるのでコメントは出来ませんが。（のどまで出かかってはいます）
テレビでたまに、国連やIAEAによるイラク等の核開発査察の映像を見かけると、私達が実験などで普通に使っている装置がたくさん置かれた部屋で、「これの使い道は何だ？」と、現地の技術者が詰問される様子があったりします。その気になれば私達の周りの物は何でも軍事技術に転用できるのだろうと思います。
ちなみに、西日本にある大手化学会社（セメント会社？）は、世間では斜陽産業の筆頭のような印象があるのですが、実は田舎の研究所で高性能セラミックス材料の研究をずっと続けており、関係者が頻繁にアメリカに飛んで打合せや共同開発をやっているのだそうです。NASAに行ったとか、B-2爆撃機のスティルス材に使われた、とかの話を聞いたのですが、詳細は忘れてしまいました。こんな話は新聞等のメディアには載らないですね。日本では、その関連のセラミック製品の売上はあまり無いようです。
アメリカは日頃から、世界中の自分達の役に立ちそうな研究内容をこまめに調査して、データの収集に努めているのかもしれません。バードさんの後半の問いかけについては、非常に重い内容なので、納得できる回答は簡単ではなさそうです。私の考えがまとまったら、少しずつ書き込むことにさせて下さい。
ちなみに私の会社は、この業界では決して大手ではなく、現実には○○○○の下請会社のような存在です。親会社の○○○○の締付けが相当にきついので、現場の担当者はみんな「こんちくしょー、今にみてろ」と内心つぶやきながら日々の業務をこなしています。とりあえずこんなところですが、今後ともよろしくお願いします。
バードと申します。
ここへは久しぶりに投稿させて頂きます。WIREDさんの、核融合（理掲[970][972]）と、中国製造業（理掲[973]）の話、とても面白く拝読しました。
以前にも書きましたが、私は1950年生まれであり、WIREDさんのように若くはありません。
が、このすばらしい投稿に反応がないので、投稿することにしました。
もっともらしい理論（＝俗論）に屈することなく、現実をありのままに観察・分析して、思考を重ねようとするWIREDさんの姿勢に心を打たれました。
普通WIREDさんほどの学識があれば、それを振り回して、自分の飯の種にし、下々の人間に偉そうに説教を垂れるのが相場でしょうが、そして「引くに引けないお偉い学者の先生や、これにすがるしか生きられない技術者」になるのでしょうが、あなたは本当に国民のことを思いながら学問をしてきたのでしょう。自分の得た知識を国民のために使いたいというような志をずっと抱いてきた人だろうな、と強く感じました。
私はWIREDさんほどの知識を持ち合わせていませんが、あれこれの観察結果としましては非常に近いものを感じました。重掲[3563]では、
＞われわれが関与する重電技術の分野は、実は属国日本論そのも
＞のです。日本の重電メーカーは、 三菱重工←ウエスティング
＞ハウス社（＝ロックフェラー）系と、 （東芝＋日立）← GE
＞（＝JPモルガン＝ロスチャイルド）系にざっくりとに２分さ
＞れ、 電力会社にガス・タービンやプラント機器等を売り込む
＞際には、日立と東芝がなんとなく協調して、三菱グループと
＞対立するという三角関係（？）を常に保ちながら交渉が進ん
＞でゆきます。
＞最初のうちは、世の中そんなものだろうと思っていましたが、
＞副島論を学ぶとそのからくりがはっきりと見えてきました。
＞要は日本のメーカーは戦前に外国から技術、資本を供与され
＞ただけでなく、会社の枠組み自体も外国に緩やかにコントロー
＞ルされながら、今に至っているということを、日々の業務で強
＞く感じます。
というところが、圧巻でした。[970]『疑惑の払拭（？）と核融合について』においては、
・D-T反応では、燃料の混合プラズマを1億度以上の高温にして初
めて核融合が開始する。
・D-D反応の実現にはプラズマ温度を6億度以上に上げないと、地
球上では核融合が実現できないとされる。
・太陽の温度はもっとも高温の中心部でも1500万℃であり、
ITERの1億度に比べると一桁温度が低い。
の対比が、面白かったです。
また、
＞でも問題は材料自身ではない。反応中に燃料の気体が全てプラ
＞ズマ化される訳ではなく、一部の原子は少量ではあるがプラズ
＞マとならず電荷を持たない中性粒子のまま残ってしまう。中性
＞粒子は磁場により制御できないため加熱温度と同等の運動エネ
＞ルギーで、周囲の材料に衝突してしまう。場合によっては、壁
＞の原子を剥ぎ取ってプラズマ中に不純物として放出することも
＞ある。このようなプラズマの汚染が生じると核融合の維持が困
＞難となり、しょっちゅう反応が停止して発電装置として使い物
＞にならなくなってしまう。
のところが、最も面白かったです。
ところで、この中性粒子は14MeV(ミリオン電子ボルト)の高速中性子のことと同一のものと考えていいのでしょうか。
また、
＞青春の貴重な時間を核融合の文献を読むのに費やした結果、核
＞融合はどうにもならん詐欺同然の代物であるとの結論に至った。
というところにも、感動しました。しかし副島先生もどこかで言っていたように思うのですが、（そうでないかもしれませんが、）私は最近、現在の科学技術の本当の目的は軍事技術の発展、新兵器の開発にあるらしい、どうもそういうことらしいと思うようになってきました。つい最近からですが、現在の私はそう思うようになりつつあります。新兵器を開発すれば相当に儲かるということです。すなわち、新兵器に対する需要は凄いらしい。
だから、核融合の研究からでも、他の研究からでもいいのですが、新兵器につながる開発をすると、（ごく少数の）世界の支配者たちは大喜びし、大金を惜しまず買い込むということでしょう。彼らにとっては核融合が詐欺同然の代物であってもいいわけです。私にはよく分からないですが、青色発光ダイオードも軍事につながっているということです。だから中村教授があれだけの大金をもらえたのだそうです。
だからどうも、研究などは国民に感謝されなくてもいい、世界の支配者（皇帝）が欲しがるものを開発するのだという、研究者の生き方があるのでしょう。
特にアメリカではそういう研究者が多いのだろうと思いますが、いかがでしょうか。
結局、日本の研究者もそうなっていくような気がします。
そういう研究者が、元気な研究者なのだろうと思います。世界の支配者（皇帝）に喜んでもらおうと励むわけです。
そういえば、日本政府の、税金や保険掛金や預貯金の無駄遣いも、世界の支配者（皇帝）が喜ぶので、やっているのでしょう。[973]『中国の製造業について』では、
＞日本人は気が小さく臆病であり、周りの雰囲気を常に気にして
＞自己主張をあまりしない特徴がある（あたりまえですが）。し
＞かしこれは反面、非常に繊細な感性を持ち、周囲を常に分析し
＞ながら生活しているということであり、この臆病さと気の小さ
＞さに起因する繊細さが実は科学技術の取得に向いている。日本
＞人特有のシャイで臆病な気質により、アジアの中で西欧文明か
＞らいち早く科学技術を取入れることに成功したのだろう、とコ
＞メントされていた。
というところに、最も興味を持ちました。確かにそういう見方もできるのでしょう。
そういうことで、日本は「アジアの中で西欧文明からいち早く科学技術を取入れることに成功し」科学技術を発展させたのでしょう。
でも、それで本当に大丈夫なのでしょうか。日本の場合、科学技術が発展すれば何とかなるという、単純な考えでいいのでしょうか。
私は最近またそういうことを感じています。本当はお聞きしたいことがあるような気がするのですが、今回は先ずはご挨拶ということにしたいと思います。
WIREDさんには、副島調が似合っているような気がします。私としては、副島調でどんどん書いて、大企業の実情をそれとなく教えて欲しい気がしています。
（了）
［970］の投稿では初めてで、ふざけてしまい申し訳ありませんでした。反省しています。学問道場では多数の厳しい方々に見守られていることを自覚し、今後は対応したいと思います。在外掲示板の方で、中国の製造業の躍進について少し議論されている。私は以前にこの問題について、新居和嘉さんという材料研究者の方から面白い話を聞いた。新居先生は以前、文部省所轄の金属材料研究所の所長を勤められ、退職後にタイに渡り数年間タイの大学で講義と技術指導をされた経験がある。タイの経験を記したエッセイも最近発表されている。
新居先生によると、おおらかなタイ人と比較すると、日本人は気が小さく臆病であり、周りの雰囲気を常に気にして自己主張をあまりしない特徴がある（あたりまえですが）。しかしこれは反面、非常に繊細な感性を持ち、周囲を常に分析しながら生活しているということであり、この臆病さと気の小ささに起因する繊細さが実は科学技術の取得に向いている。日本人特有のシャイで臆病な気質により、アジアの中で西欧文明からいち早く科学技術を取入れることに成功したのだろう、とコメントされていた。また、中国と韓国については、自分は長期滞在した経験はないが、日本と比べて体面や形式を重んじる風潮があるようで、自己主張も強い。おそらくこの２国の人間は、日本人よりも周りの雰囲気をあまり気にしないため、精細な感性については日本人のほうが上だろう。よって、自然科学や製造技術のレベルも日本に急速に追いついて来ているが、最終的には日本には及ばないだろうと楽観視している、とのことであった。
わたしは、本当の処は正直分からないものの、ある会合で新居先生と一度会った際にこのような話を伺って、少し気が抜けて楽な気持ちになった。日本人が今のまま変わらないならば、今後もそこそこはアジアの中でもやっていけるということである。
当時読んでいた「日本の危機の本質」の中で、副島先生が「日本が今後世界的な不況の中に巻き込まれても、製造業を起点にいち早くやり直すことが出来る」と述べておられたことと照し合せて、将来を何かと悲観することは無いのだと安心したことを思い出す。あれから少し時間は経ったものの、今でも大きく考えはかわっていない。
ちなみに新居先生によると、アジアの中で日本人と似た気質を持つ国はベトナムということであった。ベトナムでは少しずつではあるが、レベルの高い学術論文が発表されつつあるらしい。
以上
今後もよろしくお願いします。WIRED 拝
警告さま。
御忠告ありがとうございます。
私は申し訳ありませんが重掲［3563］の当人です。
［970］の投稿に問題ありと考えられるのは、私が副島先生を揶揄しているような表現を使っているからでしょうか。
確かに非常に軽い書き方をしてしまって、誤解を招いてしまったことは申し訳ないです。ただし私が学生時代に最初に与えられた研究テーマが核融合材料であり、短期間ですが20代前半に研究の世界で初めて自分で真摯に取り組んでみました。
その結果として核融合研究に、国家規模のプロジェクトとして大金を投じ続けることは問題だと強く感じたたため、個人的には原子力材料の仕事にはなるべく手を出すまいと考えて就職したことは事実です。
もっと学問道場にふさわしく、まじめな文にしたほうが良かったのでしょう。私が［970］について書いた技術的な内容は、この１０数年間自分が一貫して核融合について考えてきた内容を端的にまとめたつもりです。
でも、核融合になどは世間の方々が別段関心を持つような物ではなく、上手く行こうがこけようが、税金を数千億円ほど無駄にしようがどうでも良いということなのでしょう。私が［970］をきっかけとして最も言いたかった内容は、技術の世界でも特に、われわれが通称「国プロ」と呼ぶ国から資金を得て研究開発を行う場合に、技術的にどう見ても実現不可能な研究テーマでも、数億〜数千億円の研究予算（即ち税金）がごく頻繁に提供される場合があり、今回のITERもその一例のひとつにすぎないということです。なんでITERへの投資が無駄なのかの技術的な説明を［970］に述べました。
私が副島先生の人類月面着陸問題への疑問を提示された時に、真っ先に考えたのは、アポロ計画自体が世界最大の科学技術的国プロであり、それならば日本の多数の国プロと同じく、技術内容に相当に怪しい点があっても良さそうだということです。これは確証がある訳でなく、現場の技術者としての勘ですが。
副島先生がよく書かれていますが、日本がだめで西欧諸国のやることがすべて立派だ等ということは無く、西欧諸国の方がより病んでいるかもしれない、と考えました。本当は私の知っている国プロの問題について、ITER以外のいくつかの具体例を書こうかとも思うのですが、他社への差障り等ありますのでやめておきます。
ちなみに警告様はどのような立場から私へ御忠告されておられるのか、出来る範囲で自己紹介して頂ければ、アドバイスをより真摯に受け入れようと思います。
今後ともよろしくお願いします。
「材料技術者」のメ−ルが副島隆彦の創作などとはまったく考えない。
あのメ−ルにはまじめな若い現場の技術者の真剣な悩みと疑問がよく表現されている。
それに比べ以下のあなたの文章はそのような真剣な悩みや疑問がまったく表現されていない。
ゆえにあなたは副島隆彦に紹介された「材料技術者」とは思えない。
もっと素直に自分の考えを表現したらいかがですか。
私は重掲の3563で副島先生が紹介してくれた材料技術者です。昨日2ちゃんねるの副島掲示板を覗いてみたら、私のメールが副島さんの自作自演で、いもしない新規会員のメールを、自分の宣伝のためにでっち上げているのだろうとのカキコがあっりました。私が副島さん宛てに文章を書くときに、どうしても似たような気持ちになってしまったのだろう。
それにしても私のあのつたない文章が副島先生の作であるというデマが広がってしまうと、いくらなんでも副島先生にひどすぎる。新参者ですが先生の名誉を守るために投稿します（笑）。重
管理人様 下の〔969〕は削除キーを設定しないで投稿してしまいました。
すみませんが削除お願いします。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
私は重掲の3563で副島先生が紹介してくれた材料技術者です。
昨日2ちゃんねるの副島掲示板を覗いてみたら、私のメールが副島さんの自作自演で、いもしない新規会員のメールを、自分の宣伝のためにでっち上げているのだろうとのカキコがあっりました。私が副島さん宛てに文章を書くときに、どうしても似たような気持ちになってしまったのだろう。
それにしても私のあのつたない文章が副島先生の作であるというデマが広がってしまうと、いくらなんでも副島先生にひどすぎる。新参者ですが先生の名誉を守るために投稿します（笑）。重掲の3563での私の話がでっち上げかどうかは、雑誌「バウンダリー」（コンパス社刊）の１９９５年１０月号あたりを見れば、河宮信朗氏の寄稿文が載っているのではっきりすると思う。
SNISのメンバーもバウンダリーを読んでいる人はいないと思う。なんつっても書店で売ってない同人誌のような材料研究の雑誌である。大学の工学部の図書館には大概あるはずなので、でっち上げと疑う人は工学部のお友達に探してもらおう。がんばってね。ここから本題です。
以前にアルル氏がふじむらに書かれた広瀬隆氏の書評の中で、核融合の話に触れてあった。
私は大学の研究室で核融合材料について2年間勉強させられた。青春の貴重な時間を核融合の文献を読むのに費やした結果、核融合はどうにもならん詐欺同然の代物であるとの結論に至った。（やっぱりなんとなく副島調になるな）
思えばあの時から世の中の怪しいからくりを疑いだした気がする。詳しく書くときりが無いので核融合についての思うところを要点だけまとめます。私が思うに、核融合を実用化する際の主な問題は以下の3点である。
１）D-T反応（重水素−トリチウム：3重水素反応）で発生する14MeV(ミリオン電子ボルト)の高速中性子
２）放射性元素である燃料のトリチウムによる被爆
３）量子力学的トンネル効果の影響
このうち、１）と２）についてのおよその内容は、みんなおおよそは想像できるでしょう。
３）については知らないとよく分からないと思うので説明します。核融合とは物質の原子核を近づけた際に原子核同士が自然に融合し、その際に膨大な熱エネルギーを生じる反応である。理論上は周期律表の中央に位置する鉄（Fe）よりも軽い元素ならば全て、核融合を起こすことが可能となる。
ただし問題は、原子核は＋の電荷を持つため、原子核同士を近づけると＋の電荷同士が反発して、なかなか核融合には至らない。
よって核融合を起こすには高速で原子核同士を衝突させて＋電荷同士の反発抵抗（クーロンポテンシャル）を突破させなくてはならない。この目的で燃料の軽元素ガスを高温プラズマ状態として運動エネルギーを与える方法が必要になる。ITERで計画中のD-T反応では、燃料の混合プラズマを1億度以上の高温にして初めて核融合が開始する。ところが、ここにひとつの疑問がある。ご存知のとおり、かの太陽は水素原子の核融合反応により膨大なエネルギーを発生する。しかい太陽の温度はもっとも高温の中心部でも1500万℃であり、ITERの1億度に比べると一桁温度が低い。水素同士の核融合でクーロンポテンシャルを突破するには、D-T反応以上の高エネルギーを水素原子に与える必要がある。ならば、なぜ太陽ではあんな低温で核融合が実現できるのかを説明するのがトンネル効果である。
大学で物理を学んだ人はご存知のとおり、量子力学では素粒子の運動は確率の波で表せるため、原子核同士が低いエネルギーで衝突した場合に、非常に小さな確率ではあるが、クーロンポテンシャルを突破して核融合を起こしてしまう場合がある。これが有名な量子力学的トンネル効果である。
太陽の内部では水素ガスが著しく高密度に濃縮されており、1個の水素の周りに膨大な数の水素原子がある。このため、比較的低温でもトンネル効果により多数の核融合反応が生じて燃焼が持続する。一方、地球上ではどんなにがんばっても太陽内部のような高密度に気体を圧縮することは不可能である。したがって、地球上で核融合を実現するにはプラズマの温度を超高温に無理やり上げてしまうしかない。
私が思うにこれが核融合発電の最大の問題である。一億度までプラズマ温度を上げると周囲の材料へのダメージも大きい。核融合の解説書を読むと、たとえ1億度のプラズマでも強磁場で制御するため、直接材料が1億度まで加熱される訳でないので大丈夫、蛍光灯が光る時も内部は1万度以上のプラズマなのにガラスが溶けたりしないでしょ、とよく説明されている。最もな理屈と思う。
でも問題は材料自身ではない。反応中に燃料の気体が全てプラズマ化される訳ではなく、一部の原子は少量ではあるがプラズマとならず電荷を持たない中性粒子のまま残ってしまう。中性粒子は磁場により制御できないため加熱温度と同等の運動エネルギーで、周囲の材料に衝突してしまう。場合によっては、壁の原子を剥ぎ取ってプラズマ中に不純物として放出することもある。このようなプラズマの汚染が生じると核融合の維持が困難となり、しょっちゅう反応が停止して発電装置として使い物にならなくなってしまう。仮に、ITERでがんばって安定な核融合反応が確立されたとしても、D-T反応では上で書いた問題１）と２）が残ってしまう。D-T反応の核融合炉はあくまでも実験のための装置であり、今の原子炉（軽水炉）のように、田舎ではあっても街中に気楽に設置できる物ではない。
D-T反応のような中性子やトリチウムの問題をほぼ解決するには、D-D（重水素−重水素）反応の核融合が期待される。しかし、D-D反応の実現にはプラズマ温度を6億度以上に上げないと、地球上では核融合が実現できないとされる。こんな超高温のプラズマを周囲の不純物汚染を防ぎつつ、安定に制御できる技術が遠い将来でも本当に実現可能なのか、と誰でも疑問に思うだろう。核分裂が発見された後、フェルミ等により比較的短期間で原子炉が開発され、安定にエネルギーを取り出せた。原爆も割りと簡単に作れてしまった。ならば、核融合発電も出来るだろう。水爆もすぐに作れたではないか。太陽もずっと輝き続けているし。などど気楽に考えてしまった事が全ての間違いだった。同じ核融合でも太陽の条件を地球上で実現することは、どうがんばっても無理な話だった。
しかし、ITERは作られるのだろう。引くに引けないお偉い学者の先生や、これにすがるしか生きられない技術者がいっぱいいるのだろう。六ヶ所村でも、フランスのどこかでも日本は2000億円位を出資するという。全世界で1兆円近くの資金を投入するはずである。こんなことに大金を払うなら、六本木ヒルズの回転ドアを全部交換してやったほうが、よっぽど感謝されると思うのは私ひとりではあるまい。長くなったが、ITERの胡散臭さを考えると、人類月面着陸の方も本当に行かなくてもいいだろう、ここまで来たらやるしかない。どうせばれやしないさと誰かが考えても不思議ではないと私には思える。
ちなみに、引用文献は面倒なので書きませんでしたが、内容の主要部分は実は「バウンダリー」に掲載されたどなたかの解説の受売りです。（爆）
どの号かは忘れてしまいました。内容に間違いがあったら指摘して下さい。さすがにこの文は副島さんのでっち上げではないでしょ？疑う皆さん。
こちらに投稿した方が良いようで・・・http://snsi-j.org/boards/bbs.cgi?room=takano
の[967]に私が投稿していた文章をこちらに転載します。
（一部改変）
副島氏の意見を伺うということで思い出しましたが、
理科系掲示板[898]で副島氏は訪米前にJAXAに行くとおっしゃっていました。
行ってどういう感想を持たれたのかということにも興味があります。
SNSI・副島隆彦事務所です。
「理科系掲示板」が2004年3月22日・月曜日の夜半から、2004年3月26日・金曜日の朝（9:30）にかけて、閲覧できなくなっていた不具合をお詫びします。
原因は、私共の不手際により「理科系掲示板」のあった元のサーバ「snsi-j.org」から「soejima.to」にデータを移した際に、このページは「理科系の人々のサイト」（URL:http://www.soejimatakahiko.net/rika/bbs/）というページですが、ここから「理科系掲示板」へのリンクを「soejima.to」に修正していなかったことが原因でした。
大変ご迷惑をおかけしまして、申し訳ありません。
現在は回復しております。引き続きご利用下さい。SNSI・副島隆彦事務所
須藤喜直 拝
やはり、ここまで話しても、否定側誰も証拠らしい証拠を出せないと言うのはきついですね。しかし、あえて言えば、ここは法廷でもなければ、科学論文発表の場でもないので「思考遊技」でも良いと思うんですよ。確かな証拠が提示できなくとも。
どこにでもある情報の断片をつなぎ合わせて、通常とは違う結論に着地するアクロバチックな仮説（その情報がガセだと目も当てられないことになってしまいますが）というのも あり、かと思います。
もちろん、その場合その推論推理の筋道がきっちり通っていなければなりません。否定派の方々（一緒くたにしてすいません）のお話をうかがっていると、たとえば名探偵が「犯人はおまえだ！」と意外な人物を指さし、一同固唾をのんで推理の開陳を待っているのに「そもそも証明というものは」とか「証拠の意味とは」というような一般論を長々と論じたり、ありがたい「デカルトは」などの講義をするばかりで、肝心の推理はさっぱり始まらず、オーディエンスはずっこけ寸前の状態といったところです。
「アポロ月面映像がどうもうそっぽく感じられる」というギモンから、「月に人類は行っていない」という結論までの間には、そうとうの論理のつぎはぎが必要です。普通に考えれば映像にＡＤさんが写りこんでいたって断定はできないでしょう（いや、ＮＡＳＡを盲信しているからじゃありませんよ）。その飛躍を埋める論理の組み立て、筋道をうかがいたい。
どうですか、失礼ながらもうバードさんも苦しいようですし、副島さんご本人のお話をうかがいたいところです。いえ、もちろん横山さんを始め他のお弟子さん（？）、会員さんからでも、きちんとした推理の筋道が伺えるなら幸いです。
そうでないと、覇権国アメリカに対する複雑な気持ちから、つい感情的に検証もなしに陰謀論に飛びついてしまったのか、と「推理」されてしまいます。
それから、取り合えず議論をするからには、お互い最低限の言論責任は背負いましょうよ。
述べた事に明らかな間違い誤り認識不足があった場合は、自ら訂正、撤回、きちんとしたいものです。
でないと何を言いとばしても良しになってしまい、何度も否定された事を繰り返す輩も出てきて、まさにここがゴミ箱化してしまいます。学問道場、ですからね。看板が泣くような論議は道場主はじめ門弟の方々も本意ではないでしょう。
バードさんよ。
いい加減に、潔く自らの誤りを認めなさい。
同じ日本人として恥ずかしいよ。
こんなことだから副島さんに土人って言われちゃうんだよ。
まともな議論の典拠も示してないじゃんか。
これじゃあ土人って言われても反論できんじゃんか。
典拠を示さずに合理精神だなんてまさに土人の議論だよな。
菜梨陽介さん：
どうもです。> 色々な意味で。モーターサイクル乗りとしては、暖かいことは大いに有り難い話なのですが。
むぅ、昨日一日だけでしたな。今朝は雨が霙に、そして今（午前８時現在）とうとう雪に。ブルブル。実は、『ＵＦＯの嘘』より前に、並木伸一郎氏が言及しているのではないかと、『ＵＦＯ入門』をしばらくぶりに紐解いてみたら、やっぱりありませんでした。でも、「三大クラッシク」とは表現していないものの、かつての有名どころのＵＦＯ事件が目白押しでした。反面、その後ミステル・ヤオイらのおかげでロズウェルだのＭＪ−12だの宇宙人解剖フィルムだのアポロ疑惑だのとやたらセンセーショナルな事例がゾロゾロと出てくるようになりましたが、それらに比べると、当時はまだオーソッドクスな事例ばかりでした。
懐疑派の中には、『ＵＦＯの嘘』で目から鱗が落ちた人も多かったのではないかと思いますが、私の場合は、それより以前に並木氏の『ＵＦＯ発見法』のおかげでビリーバーにならずに済みました。当時の氏の著書を目にすると、現在オカルト雑誌『ムー』に常連寄稿している人とはとても思えません。別人みたいです。ＪＳＰＳ（日本宇宙現象研究会））では、当時の筆致を維持しているのかなあ。> 科学者、科学の手続き上の問題については、
> そろそろお開きにさせていただきたく思います。
はい、そうしましょう。こちらとしても、論破しようとか持論を押し付けようなどとは思っていません。ただ一歩だけ立ち止まっていただければ幸いです。なんだか揚げ足取りっぽくなってしまったことについてはお詫びいたします。
ということですんで、泣かんといてください。
nameless さん：
> 遠くが黒いってのも意味不明ですね。
> ひょっとして星が写っていないと言いたいのでしょうか？> 遠くを黒くして、遠くを無くした、修正写真ばっかりだ。（＠バードさん）
「修正写真」とありますから、遠く（の背景）を（黒く）塗りつぶして像を無くしてしまった――修正を加えたと、バードさんは仰りたかったのではないでしょうか。
そうなってしまったのは、菜梨さんが [962] で説明しておられたとおりで、月面のような明暗がくっきりとした環境ではコントラストがきつくなってハイライト部分は白く飛んでしまい、シャドウ部分は黒くつぶれてしまいます。背景が空だったとして、そこに星があっても光量が少ないので写りません。ですから、「修正」を加えることもありますよ。天体写真は、ほぼ全てにそうした「修正」が施されています。もっとも、撮影者本人は「修正」とは言わず「補正」とか「増感」とか言いますけど。これも、
> ある程度真面目に写真を勉強
> したことがあれば常識といって良いレベルのお話（＠菜梨さん）
なんですけどねぇ、バードさん。
バードさん：
> 権力からの、量が多いだけの情報を盲従し、それを振り回し、それに騙される、哀れな人間になるな。
はあ、ご忠告いたみいります。で、バードさんの [935] での
> ティコ・ブラーエは熱心なキリスト教信者であったため、コペルニクスの地動説には賛同できず
というのは、どこぞのネタ本の「情報を盲従し、それを振り回し」ただけなんじゃないんですか？ ということは、バードさんご自身が「それに騙され」た「哀れな人間」だと述懐しておられるのでしょうか。
＞遠くが黒いというのも当然です。
と
＞すでにnamelessさんが指摘されておられるように、カメラの露出においては当たり前のことです。の間に、「背景としての宇宙はもちろん漆黒ですし、また星が写らないのは」を挿入し忘れました。
色々な意味で。モーターサイクル乗りとしては、暖かいことは大いに有り難い話なのですが。[959]青蛙さん
＞ネタ的には『ＵＦＯの嘘』の可能性が高いのですが、なんらかの雑誌記事かムック類への寄稿文かもしれません。「UFOの嘘」を書棚から探そうとしたら、以前読んだ後にちゃんと戻さなかったのか見当たらない……困った。それはそうと、「三大事件」というと語呂が良いのかよく見かけるフレーズのように思えますが、人によってはロズウェル事件などの他の有名な事件を含んでいたりするので、しっかりと定義されているものではないということですね。
科学者、科学の手続き上の問題については、どうやらお互いに「部外者」であり、その上でそれらについての認識に大きなズレがあるためか、どうにも言葉尻の問題ばかりになってしまって、いまいち議論として噛み合っていないようですね。
まあ、私の読解力不足と表現力不足もありますので、あまり追求されてしまうとPCの前で正座して泣いてしまうかもしれません。何にせよ、どうにも話の突破口になりそうなものを思い浮かべることができないので、申し訳ないのですがこのお話については正直なところお手上げというところです。アポロ捏造疑惑（説）からも非常に脱線していますので、私はこの話題につきましてはそろそろお開きにさせていただきたく思います。
[960]バードさん
360度全周を撮影したパノラマ写真は他にもいくつもありますが、ちゃんとチェックされましたか？ 以下の写真をご覧ください。http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/alsj/a15/a15pan1223653.jpg
月面車が両端に写っています。もちろん月面車が二台あったわけではありません。ぐるりと回ったのでもう一度写ったのです。カメラから月面車までの距離が左右で異なるのは、撮影した飛行士がその場で足踏みして回ったのではなく、何歩か移動したためです。
写真をつなぎ合わせているのは当然のことで、宇宙飛行士が少しづつ身体を回しながら、胸に取り付けたカメラ（ハッセルブラッド）のシャッターを目見当で切ったものが多いからです。明らかに水平出しができていない写真が多いのはそのためです。
遠くが黒いというのも当然です。すでにnamelessさんが指摘されておられるように、カメラの露出においては当たり前のことです。
ましてや使われていたフィルムはラチチュード（露出許容度）が、コンビニやスーパーでよく売られているネガフィルムと違い、非常に狭いことで知られるリバーサルフィルムです。月面のように強い太陽光が降り注ぐ明暗差が激しい環境では、露出を合わせた部分以外は白くぶっ飛ぶか真っ黒に潰れてしまうのが当たり前です。
というか、これってある程度真面目に写真を勉強したことがあれば常識といって良いレベルのお話なんですけどね。どちらにせよ、バードさんはまったくの主観でそれらの写真を否定しているのであって、今回も他者にも検証可能な客観的な論拠を一つとして挙げておられません。これでは誰もバードさんの主張を検証できませんし、また真面目に受け取ってくれることもないでしょう。
re:960「パノラマ写真は存在しない」と主張していたのに比べれば、一歩進んだと評価しましょう。
>しかし、これはなんだ。量が多いだけで、左右の広がりがなく、とてもパノラマ状とは
>言えないものばかりだ。ほほぉ。
そのページにあるこれなんかも「左右の広がりが無く」「視野狭窄」なんですか？
http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/alsj/a15/a15pan1480225.jpgまぁぶっちゃけwebで apollo pan photo などで検索すればいくらでもパノラマ写真が出て
くるんで、こちらとしてはあなたの納得の行くまでそれらを貼り付ければ済むんですが(笑)「修正写真」ってのも何を言いたいのかよく分かりませんが、いくつもの写真をつなぎ合
わせてパノラマ写真にしている事を指しているのでしょうか？
だとしたらそれはパノラマ写真作成のため当然のことなんですが。
何が不思議なんですか？遠くが黒いってのも意味不明ですね。
ひょっとして星が写っていないと言いたいのでしょうか？
だとしたらこちらをどうぞ。
http://moon.nasda.go.jp/ja/popular/story03/stars.html>疑惑
>アポロの宇宙飛行士が撮影した写真には、星が全然写っていない。空気がないなら、空は
>真っ暗なはず。じゃ、星はどこにあるの？
>--------------------------------------------------------------------------------
>真実
>星はあったのです。でも、星の光は弱すぎて見えなかったのです。
>
>この、星が全然写っていないという事実は、アポロの月着陸が嘘だという人が、第一の証拠
>として挙げてくることです。科学の立場から考えると恥ずかしくなるくらいあさはかな主張
>なのですが、でも、それなりに常識に訴える魅力のあるもののようです。というのは、地球上
>で空が真っ暗ならば、私たちは星を見ることができます。そこで、月でも同じように、空が
>真っ暗ならば星が見えるのだろうと思い込みがちになります。
--- 中略---
>もっと単純にいってしまうと、ただ写真の露出時間が短すぎたというのが、月の空の写真に
>星が写っていないことの理由なのです。現に、もしあなたが (地球上で)真っ暗な夜に外へ
>出掛けて、宇宙飛行士が撮ったときと全くおなじような設定で写真撮影をしたとすれば、
>あなたの写真には、やはり星は夜空に写っていないでしょう。
ところでアポロ宇宙船は３気圧に与圧されているとのお話はその後どうなったんでしょうか？
宇宙飛行士は肉骨粉ではないとお分かりいただけましたか？(笑)
>権力からの、量が多いだけの情報を盲従し、それを振り回し、それに騙される、哀れな人間
>になるな。はい、盲従はしません。
少なくともバード氏の月面のパノラマ写真は存在しないとか、アポロ宇宙船は３気圧に加圧
されているとか、飛行士がアポロ着陸船で「座って」いたとかの情報よりは信憑性があると
判断したまでです(笑)