[670] 「属国論」を受け入れる心構えについて 投稿者：Rensei 投稿日：2001年01月18日 (木) 23時02分〜「前方に敵主力発見。全艦船に告ぐ。左九十度旋回、全員ショック対応姿勢を取れ！戦闘準備！」〜こんばんは、Renseiです。「IT革命のカラクリ」ネタはどうも盛り上がりませんでしたね。
僕も戦闘前に事故死したくはありませんので、ひさびさに戦闘モードに入ります。
「第一撃」は、「属国論」を受け入れる心構えについて、とします。
僕がなんとかこれを受け入れていくまでを書いていきますから、かなり感傷的な、文学部的な、書き方になるでしょう。また先生の雷が落ちるかもしれませんが、「どうやって属国論を受け入れていくか」を皆さんに伝えるためには、そんなことをいちいち恐れていられません。
初めて「属国論」に僕が触れたのは、「英文法の謎を解く」の最初のほうの記述「欧米価値＝世界普遍価値なのである」という文章を目にした時です。
そのときの僕の怒りといえば「なんだこの副島って野郎は！マゾヒスト・売国奴・コンプレックスの塊・欧米かぶれめ！ブチ殺してやる！」といったセリフが脳みその中で飛び交っていたものです。
でも何か気になってた。同シリーズの中で「私が書いている政治ものの本」という個所を目にして、「こいつの政治ものの本を読んでみたい」とずっと思っていて、しばらくして買って読んだのが「日本の危機の本質」でした。
「アメリカ合衆国は世界覇権国である。日本はその属国である。おまけに、半世紀前の敗戦のショックで国民が放心状態のところに集団洗脳を施し、いまでも日本の国土防衛の三分の二は米軍が受け持ち、したがって軍事権と外交権の三分の二を米国が請け負う、事実上の保護国、半植民地である。」
これを目にしたに至って、「ああ、俺はなんで世界覇権国アメリカに生まれないで、属国日本なんかに生まれてしまったんだろう」とぼやきかける寸前の境地になったものです。
辛かった。すごく卑屈な気持ちに自分がなってしまっていることに気づいて。
思うに、「誇り」と「自惚れ」とはどう違うのでしょう。じっさい、「誇り」には「自惚れ」の要素が含まれるところがあり、たとえば成績が悪くなるとか、たとえば収入が目減りするとか、そういったことで「誇り」を失う人々も多いでありましょう。
だから、「属国論」に目をそむける人々が多いのです。僕だって、辛かったのですから。しかし、僕の場合は好奇心が強いあまりにのめりこんでしまいましたが。
話を戻します。僕の場合は好奇心で「属国論」にのめりこんでしまったため、次に「何で日本人なんかに生まれてしまったんだろう」という卑屈な感情からいかにして脱け出すか、が重要な問題となりました。
僕は、「俺が仮にアメリカに移住したって、日系の、一世だ。死んだあとでも俺の墓は日系人の墓って言われるんだろう。俺は日本人以外の何者にもなりえない、だから俺は日本人の何者でもない」という否定に否定を重ねた上での「日本人としての実存」を確認することによって、「誇り」をかろうじて維持することに成功しました。
僕が皆さんに言いたいのは以下のことです。「真実を見よ。そして、それでも決して、動じるな。そして、決して、誇りを失うな。誇りを失いたくないばかりに真実から目をそらすな。」と。
「属国論」の正常な受け入れに失敗して、ただの「欧米かぶれ自虐主義者」になっても大変だからです。
「誇り」には「自惚れ」の要素が少なくなく、であるから、「属国論」の真実を見て日本人としての誇りを失いそうになるでしょう。「属国論」を受け入れつつ「誇り」を維持する、ということは大きく矛盾するすることだからです。しかし、多くの人々になんとかここまで来ていただきたい。
人は理屈だけでは生きていけませんから、自らの経験を通して「精神論」を書いてみました。
「第二撃」は「右派批判」です。昨年３月から言ってたことの焼き直しになりかねませんが、その場合はお許し下さい。
追伸：小林よしのり氏は金美齢氏に手引きされる形で、アメリカの台湾ロビー派に大きく取り込まれ、小林はアメリカの対中牽制策に利用される手駒に成り下がったような感想を持っています。「台湾論」なんか書いてどこが気分がいいんだ、ばーか。小林が李登輝前総統に会えたのだって、よく考えればおかしなこと。石原慎太郎氏もこの流れでアメリカに取り込まれつつあるのでしょう。
そんな体らくで「新しい歴史教科書」なんて作る資格があるとでも思っているのか！アメリカの走狗に成り果てた小林よ！
[669] お礼申し上げます 投稿者：宮野幸雄 投稿日：2001年01月18日 (木) 16時02分副島隆彦先生
初めてご挨拶させて頂きます。
１）なぜ、私がメールを差し上げたか。- 昨年から、副島先生のホームページを読ませて頂き勉強をさせて頂いたお礼を申し上げます。
- 副島先生から、岡田英弘先生の名著「倭国」を教えて頂き、ずっと抱いてきた疑問（日本の古代史の真実は何か）が解けました。
- こうして、副島先生から多くの知的贈り物を頂きながら、何もご挨拶無しでは、申し訳ないと思ったからであります。
２）自己紹介 １９３９年１月２８日生まれ６２歳、昨年３月建設会社、竹中工務店を定年退職し、継続して今年３月末まで勤務致します。大学は滋賀大学経済学部にて、故山本安次郎教授（人生の恩人であります）のゼミにて経営学本質論を学びました。
会社入社後は、人事本部で１０年間勤務し、その後、アメリカでの１年間の企業留学を経て、国際事業に従事し、タイ国、インドネシア国、中国（北京）、再度アメリカ合衆国（Ｎ．Ｙ）での海外駐在を経験致しました。
２）副島先生のご著書の読書歴悪の経済学、日本の秘密、逆襲する「日本経済」、堕ちよ日本経済、小室直樹の学問と思想、英文法の謎を解く、を読ませて頂きました。
３）なぜ副島先生のご著書を読み、このホームページで勉強しているか。- 偶然、「悪の経済学」に書店で出会い、先生の本で「真実」とはなにか、「事実探求」とは何か、をご教示頂きました。
- 日本、並びに日本人を客観的に知らしめて頂き、日本人としての私は、何が強みで、何が弱みで、どうしなければならないか考える多くの示唆を頂いて来ました。
- この「今日のぼやき」を読ませて頂く度に、副島先生の学問に対する厳しさをひしひしと感じます。何事にも真正面から立ち向かう副島先生の気迫を圧倒的に受けます。
- 考える楽しさ、学ぶ喜びを頂いています。
副島先生のご健勝を心からお祈り致します。
敬具宮野幸雄拝
[668] ＦＩＴＯＭＡＲＯさんヘ 投稿者：荒木 章文 投稿日：2001年01月17日 (水) 23時24分ご無沙汰しております。
早速ですが、以下の件で教えて頂ければ幸いです。
ＮＴＴ及びＡＴ&Ｔがロックフェラー、ロスチャイルドいずれに属するのか?
御時間あれば教えてください。
宜しくお願いします。
[667] よしなおさん、ありがとうございました。 投稿者：F 投稿日：2001年01月17日 (水) 00時53分よしなおさん、ありがとうございました。
「マーシャル・ロー」の原題「The Siege」は、現実にイスラム教圏が合衆国を包囲する勢いで迫ってきているので、その危機感の現れからああいう題名になっているのだと、私、思っていました。
お恥かしい話、厳密にはっきりとＦＢＩとＣＩＡの権限の違いとか、知りませんでした。あと、州警察と軍隊のちがいとか。だいたいそんなもんだろうというぐらいの理解しかなかったです。また、戒厳令がしかれたら、憲法は機能しなくなるのか？とか、はっきりとは知りませんでした。私も、一応法学部にいたのに、この程度です。ほんと恥かしい。
「国民のための戦争と平和の法」（小室直樹、色摩力夫、共著）は、ブック・オフか、地元のチェーン店の古本屋で購入しました。（かなり以前に）
まだ読んでなかったので、さっそく読んでみます。
ありがとうございました。Ｐ.Ｓ.
二年くらい前、テレビの番組で、ドイツ人の学者が、「日本には、海外のすぐれた思想を国民に伝える義務を負う『パブリック・インテレクチュアル』の役を担う知識人・学者は、いません。」と、言っていた。（どこのテレビ局で、いつ放送されて、そのドイツ人の名前は何か、きちんとメモしておきませんでした。ですので、不確かな情報です。）
「今日のぼやき」― 2000.12.1より引用
（引用始め）
副島隆彦は、世界基準の学問（サイエンス）を日本国内に、輸入、紹介して、それで、すこしばかり、利ざやを稼いでいるだけななのだ。このことを分ってください。
（引用終わり）
つまり、副島先生は、このパブリック・インテレクチュアルという役目もやられているのだと、６６３の、かたせさんの書き込みを読んで、やっと、私の頭の中で繋がりました。 以上です。
[666] 掲示板ログを失うまじ！！ 投稿者：直弟子99 投稿日：2001年01月16日 (火) 12時58分>Ｐ．Ｓ．業務連絡：各掲示板管理者の各位へ>昨年は「今日のぼやき」や「新人のセミナー」「素人法学談義」でログの消失事故が発生しました。
>技術陣も最善を尽くしてはいますが、管理者の方でもこまめに過去ログをＨＤＤに保存するようにして下さい。保存の方法は、保存したいページを開いた後、Ｉ．Ｅ．左上の「ファイル→名前を付けて保存→ＷＥＢページ、ＨＴＭＬのみ」で保存を押すとＯＫです。過去ログは貴重な貴重な資産ですから、くれぐれも大事にしたいものです。
おくやまさんの「アメリカ政治情報メモ」でログの消失が起こったようです。くれぐれもファイルの保存をよろしくお願いします。
＊管理人の方でファイル保存が面倒だと思われるなら、「副管理人」を募集し、ログの速やかな保存・維持の担当になっていただくのも手だと思います。＊
http://soejima.to/index.htm
[665] 『副島隆彦文献目録』一般公開のお知らせ 投稿者：村上 投稿日：2001年01月16日 (火) 08時37分本日、無事、副島隆彦先生のご許可もいただきまして、
新サイト『副島隆彦文献目録』を一般公開する運びとなりました。どうぞよろしくお願い致します。
当サイトの目的は、議論ではなく、副島隆彦文献情報収集といたします。
漏れ情報がありましたら、是非ご一報ください。
『小室直樹文献目録』ともども、どうぞ宜しくお願いします。
[664] 新表紙について 投稿者：直弟子99 投稿日：2001年01月15日 (月) 23時10分こんばんは。
副島系サイトにまた若い力が加わり、表紙のリニューアルを行ってくれました。まずは担当してくれたSさんに感謝いたします。
これから新表紙の細部を煮詰めて頂く予定です。※なお、旧表紙も、「ノンフレーム版表紙」として今のところ存続させるつもりですので、慣れた方がいいやというかたはそちらをお気に入り登録してください（下のURLです）。
http://soejima.to/index.htm
[663] Ｒｅ［572]およびＲｅ[662] 投稿者：かたせ 投稿日：2001年01月15日 (月) 20時52分かたせです。この掲示板での、私（かたせ）に対するご意見について、２件ご返事します。
ＲＥ：「[572] Re[568]: RE[565]御礼」
待兼右大臣さんへ。
私が、副島先生の講演を聞いて、伊藤博文がイギリスのあやつり人形だった、と主張したのに対し、以下のような、ご意見の書きこみをいただきました(2000・11・30)。
（一部引用開始）
王制復古、戊辰戦争で英国は日本において仏国に勝利を得ることが出来た。その意味で維新の三傑と明治の元勲は英国に操られていたということになる。但し、この時点で英国は伊藤をキーパーソンとは見てなかったのではないかと感じました。英国がキーパーソンと見ていたのは、推測では、大久保（又は木戸）と大隈ではなかったかと思います。というのは、その後の伊藤の政治遍歴を見れば、伊藤＝英国のエージェントというよりは、大隈＝英国のエージェントの方がなんとなくしっくり来るのです。
（一部引用終わり）
遅くなりましたが、その件について、正直に回答します。
私には判断ができません。私自身、第１次世界大戦より前の日本史の勉強ができていないので、なんとも回答のしようがありません。知識がないので、おっしゃることに対し、そうなのかなあと思うだけで終わってしまっています。今後、明治期の日本史を勉強する際に、ご意見を参考させていただきます。ありがとうございました。
［RE：６６２ 法律学の正体より］
よしなおさんへ。
私の書いた評論（「（評論）属国日本論・歴史編」2000・11・26）に対するご感想をいただきありがとうございます。ただし、あの評論では私反省すべき点があるので、この場で補足します。あの文章の中で私は、「副島隆彦教の信者」になっています。
（引用開始）
「善一元論」の系列に属する日本の伝統に対し、副島先生は「属国・日本論」を武器として、世界の主流派である「善悪二元論」の立場で改革を迫っているように私には思われます。副島先生を、単に個性の強烈な人であるとだけ思ってはなりません。今、この日本では副島先生を先頭にして「善悪二元論」と「善一元論」とが激しくぶつかりはじめているのです。日本史にとっての端境期です。副島先生の歴史的位置付けの大きさをわかってください。
（引用終わり）
一例ですが、私はこういう文章を書きました。かなりまずかったと反省しております。おおげさすぎます。
その後、副島先生の「今日のぼやき」の文章（私にみんなが恐怖する理由を考える ― 2000.12.1）の中で、
（引用開始）
改めて、端的に、書いておきます。副島隆彦教を絶対に作るな。事実 facts だけに基づいて、それが、世界基準で通用するものについてのみ信じればよい。私、副島隆彦の独自の思想などというものはない。ただ、副島隆彦は、世界基準の学問（サイエンス）を日本国内に、輸入、紹介して、それで、すこしばかり、利ざやを稼いでいるだけななのだ。このことを分ってください。
（引用終わり）
とあり、これを読んだとたん、わが身の至らなさを猛省しました。
上記の反省を踏まえて、考えました。私がこれからなすべきこと、私は、副島先生についていくのではない。副島先生の論についていくのでもない。副島先生が論の根拠として示された事実の束を元にみずからの思考の枠組みを再構築する、このことを出発点にします。今までの私には、このことが当たり前にはなっていませんでした。（ただし、副島先生や副島先生の論などから圧倒的な影響を受けるのは、よしとします。）これらのことがきちんと分かった点において、評論を書いたことは私にとり有益でした。
かたせ拝
[662] 「法律学の正体」より 投稿者：よしなお 投稿日：2001年01月15日 (月) 16時36分はじめまして、よしなおと申します。
２６歳、法学部中退、レンタルビデオ業界に勤めています。
業績が悪いとクビになってしまいそうですが。副島先生のご本を「英文法の謎を解く」から読み出してそろそろ１年になりますが、つい最近「法律学の正体」を読んでいて、私がずっと抱いていた疑問を解消してくれた部分があったので私と同じような幼稚なレベルの方もいらっしゃるだろうと思い、知識を分け合うために、以下に引用します。
私の疑問とは、
「副島先生が日本を表すときに使う、『君主制であり民主制である』という定義は矛盾しているのでは？」
というものでした。
矛盾していませんでした。
ああ、早まって質問せずに、じっくり読み続けていてよかった。
（引用はじめ）
君主政と民主政は対立概念ではありません。次元と位相が違います。
君主政に対立するものは共和制（リパブリック）あるいは貴族政（アリストクラシイ）なのです。
ちなみに、民主政の対立概念は、神聖政治あるいは神権政治 （Ｔｈｅｏｃｒａｃｙ，テオクラシー、シオクラシー）です。
だから日本の国家体制は、全体の枠は、法形式上、立憲君主政体なのだが、実質的には民主政になっていると考えるべきです。
こんなことも知らないのか、と墓場の宮沢たちに言ってやりたい気持ちです。
（引用おわり）「法律学の正体」４９ページより
この‘宮沢’というのは、宮沢俊義という法律学者のことです。
君主あるいは国民の代表者のものである‘主権’という概念を理解せずに、「国民主権」というゴマカシの言葉を信じて唱えていた人、のようです。
ともかく、日本は
（共和政⇔貴族政⇔君主政）という対比において『君主政』であり、
（神権政治⇔民主政）という対比においては『民主政』である。
ただし本当のところは、まだまだ実質的には『神権政治』である。
ということなのですね。
この本の中ではっきり書いてくださって有難うございました。
※話は変わりますが、少し前の「新人のセミナー」の中のかたせさんの評論、「『属国・日本論』歴史編について」を読んではじめて副島先生の主張のあまりの重大さに気がつきました。
それまでは「属国だなんて当たり前じゃないか。なんでそんな声高に言うのだろう」などと、愚かにも生意気にもボーっと素通りして読んでいただけでした。
歴史に照らし合わせてみると、
「属国・日本論」は千数百年（かな？）続いてきた日本のありかたを破壊してしまう論だったのだ。非常に目を開かせてくれた文章でした。
こんな初歩的な感想は直接メールして言いたかったのですが、かたせさんはメールアドレスは載せていらっしゃらないようなので、こちらに書いてしまいます。
※Ｆさんへ
「マーシャル・ロー」はすごいお金がかかっているわりにはいまひとつの出来だったように思いますが（なぜでしょうね）、最後のウィリスとワシントンとの対立場面は単なる活劇的なシーンではなく、「国民のための戦争と平和の法」（小室直樹、色摩力夫、共著）を読んでいると面白い場面だったと思います。
軍隊と警察とは根本的に考え方が違うのです。
だからあれはデンゼル・ワシントンが一方的に正しい、というわけでもなさそうです。
警察の領域に軍隊が入り込んだらああなる、というか・・
それから原題は「The Siege」だったと思います。
意味は、包囲下、かな。邦題の「マーシャル・ロー」と同じような意味でしょう。
そういえばスティーブン・セガールのヒット作（沈黙シリーズ）も「Under Siege」でしたね。まったく関係ないけど。
[661] や、や、ここの画面が変った 投稿者：副島隆彦 投稿日：2001年01月13日 (土) 04時55分副島隆彦です。ここのサイトの画面が大幅に変りました。ややや、これは又、随分と変ったなあ、と思っているのは私だけなのかな。
自分の顔が大写しで正面にデンと構えている。この写真は、人相の悪い私の顔のうちでは、一番、上等のものです。早稲田に講演に行ったときにミーム君が撮ってくれたやつだったかな。
北島副所長とAngelix君を始めとするここの技術陣が頑張ってくれてここのサイトの強化と本格化に向けて大工事をしてくれています。
私は、ネット技術力は、パーで、自然活字を打ち込む以上の能力は、もうどうせ一生、身につかないと諦めましたから、技術陣が、それぞれの才能を持ち寄って、どんどん創意工夫してやっていって下さい。なかなか立派な「玄関口」になりました。
それにしても左側に、フリップ・サイドのような帯が付くと、私のただでさえ小さなソニーのVAIO ５０５ の画面には入りきれなくなります。しかし、日本文の文字をこれ以上小さくしない方がいいですし、読みやすさの観点からいっても、これでよいのでしょう。何と言っても、私たちのサイトは、知識文章を書いて、それを多くの人に読んでもらうのが命ですから。
私自身も何とか、今年は、中途で挫折した画像のアップロード技術を習得して、バンバン、画像で新聞や雑誌の記事を載せられるようになれば、私自身の文だけでなく、私の敵の馬鹿野郎の言論人たちの、剽窃・盗文の証拠文章をどんどん載せるのだが。あいつらが怯えて引きつる顔を見てみたいものだ。いよいよ、これから副島隆彦の怖さを、思い知らせてやろうと思います。
言論系のネット革命の、真の恐ろしさを、既成の言論統制メディア（大新聞、テレビ局、出版社）の言論統制官僚たちに思い知らせてやろうと思います。
若い皆さんも元気を出して、自分の体内と脳の中の爆発するエネルギーを引き出して下さい。こんなチンケな国の因習・習俗・奴隷根性なんかに負けるな。「どうせ自分には何も出来ないんだ。この国はどうやってみたって少しも変らない」などと、へこたれるな。今に本当の動乱の時代がやってきます。そのときに備えよう。たとえ自分の分のご飯を食べるのが精一杯で、生きて行くのがやっとだとしても、それだからいいのです。何も持っていないから、一番、強いのです。
そういう訳で、今年も皆さん宜しく。
副島隆彦拝。
[660] Sonia Schankmannについて 投稿者：アキラ 投稿日：2001年01月12日 (金) 15時18分 副島さんの著書を熱読しているフェミニストです。ついでに大学教員で、今、研修でニューヨークにいます。属国日本の悲哀を感じています。フェミニズムという思想を選んで生きてきましたが、それを支える物質的基盤と精神的基盤がまだ世界の大方にはありませんから、こちらに関しても悲哀を感じています。金がかかりすぎますからね、女全般の解放には。また、解放されてもやることがない女性が多いでしょうし。まだ今の抑圧形態の方が大方の女性の暇がつぶれるでしょう。
副島さんの『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』に登場する優生学者でフェミニスト学者のSonia Schankmann について調べたのですが、ネットや図書館の検索で調べても、著書もわかりません。ただ、シカゴ大学系の知能障害の子ども用の学校にSonia Shankman School
というのがあるだけです。もし何か御存知なら、教えていただきたいです。
[659] 中国（その背後に米国？）の歴史教科書工作について産経が精力的に取材しています 投稿者：Shibata 投稿日：2001年01月12日 (金) 10時20分 本日、12日付の産経新聞朝刊の三面に教科書不合格検定の工作をした、野田英二郎氏の写真入記事が書かれています。記事だけは産経webでも見られます。
http://www.sankei.co.jp/
http://www.sankei.co.jp/paper/today/politics/12pol002.htm
以前、私の書き込みに意見が書かれていたようですが、諸般の事情がありまして、現在は時間が取れません。
三月以降に、私の創価学会分析と合わせて、佐高信の読者層と石原慎太郎都知事支持層の動向。
思想解除著しい反日勢力は、勢力代表論に従ってどの層に絡め取られていくのであろうか、という私の分析を書き込みたいと考えています。
最近といっても少し前になりますが、日本共産党元幹部の市川正一氏が不倫を理由に除名されるということがありました。
私の考えでは、不倫は口実に過ぎず、本当の理由は他にあったと考えています。恐らくは、子息の党批判が原因で失脚した金子氏同様、余命幾許もない宮本顕治の息のかかった労働者出身党員たちが、不破・志位らの現主流派との路線闘争に敗れたというのが真相ではないでしょうか。
[658] (無題) 投稿者：鎌田 投稿日：2001年01月12日 (金) 00時58分 鎌田です。とりあえず、副島さんに僕自ら宿題にしていた塩酸ブロムヘキシンと塩化リゾチームについての報告から書きます。いろんな専門書を調べましたが、幻覚を誘発させる作用はないようです。僅かに 塩酸ブロムヘキシンに、精神神経症状の副作用として頭痛が記載されている程度でした。
ところで、副島さんと論を張れるほど僕自信に能力があるとは思っておりませんから、聞いていただけるかどうか不安ですが、できる限り、正直な僕自信の考え方を書きます。僕は確かに、“御自分に合う開業医を探したほうが良いですよ”という意味の内容を書きました。理由は僕の住んでる所が関西地区なので、東京方面に人脈がないためです。わざわざ僕の所まで来て下さいなんていえる距離じゃありませんし、かといって“この医者がお勧め”っていう医者を知らないから御紹介すらできない、それでああいう書き方になりました。病気が治るかどうかは、おさっしの通りおそらく（観てないので憶測でものを言うしかできませんが）治りません。従って一生涯、病気とおつき合いするつもりでいるしかないわけです。しかし、病気とおつき合いするにしてもし方があると思うのです。
確かに医者は病気を直せません。しかしこんな詐欺のような職業が有史以来成り立っています。何故か？僕はここから考えを出発させます。まず、病気というものを挟んで、患者と医者が向き合ったとき、患者は絶対的弱者です。なぜなら、苦しむのは患者であり、死の恐怖に怯えるのも患者であり、医者はそれを助けようとするだけで医者自身が苦しむ訳でないからです。これは心の問題であって社会的な問題であって科学ではありません。詐欺のような職業が成り立つには、だからこそ医者が患者やその周囲のことを思う気持ち（情熱）と、それがそのまま患者とその周囲に伝わることが不可欠なのです。医療は心を売る商売だと思います。人は客観的には母親の腹から一人で生まれて来て、そして一人で死んでいきます。しかし、その真実を真正面から受け入れるのは正常な神経の人間にはできません。無理矢理受け入れようとすると、精神的に破綻を来たします。人は、誰か他者に大事に思ってもられる（愛される）ことを求める生き物なのです。だから大抵の人は、家族や恋人や、あるいは医者などにすがりながら死んでいくわけであり、且つそれですがられた周囲も自己満足して患者の死を受け入れるのです。
日本の医療制度の問題です。この前も少し書きましたが、短所だけを言うなら、“医学からのトップダウン式医療”とでも言ったら分り安いでしょうか？臨床医の上に医学者がいて、その親玉（教授）が 臨床医の養成まで権限が及びます。これが機能するためには、医学者が、臨床医の業務を完璧にこなせる必要がありますが、実際は全く何の判断力も技術力もなく、知識すら怪しいものです。その一番ひどい人が大抵は教授です。医者の能力を客観的に評価する正しい方法をとらない（皆保険制度ではとれない）ものだから、医学論文の質と数だけが評価の対象になるのです。副島さんの御指摘は大旨正しいと思うのですが、日本の大学病院の医者がアメリカの大学から盗んでくるのは、医療技術でなく、実験方法や新しい話題などです。医療技術を盗むとなれば、まず、アメリカの医師免許を取らないと医療行為そのものができないのです。これはとても難しいことなので（またそんな努力をしても日本では全く評価されません）ほとんどの人はアメリカで研究生活を送るわけで、臨床はタッチできないのです。
ながなが書きましたが、きりがないので今回はこのへんで終わらせて頂きます。
[657] Re[656]: BOOK OFFの起爆力はすごい！ 投稿者：ナターシャ 投稿日：2001年01月12日 (金) 00時26分> 以前に、「今日のぼやき」で、副島さんがBOOK OFFの戦略に高い評価を与えていたのを拝読し、私も同意するところが大きいので、そのことについて書きます。
> 私はこれまで、古本を買うときはBOOK OFF（なぜなら実質、新刊本が半額以下で買えるから）古本を売るときはBOOK OFF以外の店を使っていました。なぜなら、BOOK OFFは価格のつかない本もすべて受け取ってくれるのはありがたいのですが、買い取り価格が一律で安かったからです。
> しかし、他の古本屋もさすがにBOOK OFFよりも高く買い取ってもさっぱり売れないので、BOOK OFFの買い取り価格にならい始めました。（この点については私だけの経験値ですので、他の方のご意見も聞かなければいけませんが）
> こうなれば、買い取らない本は受け取ってくれない気むずかしい古本屋など誰も行かなくなるでしょう。まっすぐBOOK OFFに直行することになります。私は今まで買い取ってくれない本は、図書館に寄贈するという形（寄贈といえばきこえがいいですが、実際はほとんど焼却処分です）を取っていましたが、もはやそうした面倒もなくなります。
> BOOK OFFのすごいところは、BOOK OFFで買った本を読み終えて、またBOOK OFFに持っていくと、またまた買い取ってくれることです。堺屋太一や岡崎久彦などの「エンターテイメント」本のハードカバー（定価２０００円）を以前、４００円でBOOK OFFで買ったのですが、読んだ後、売りに行ったら１冊１００円で買い取ってくれました。
> こうなるともうバカバカしくて、よほどの急ぎか、売り切れてしまうものでなければ新刊本など買いません。BOOK OFFなら新刊が出て１ヶ月もすれば、店頭に半額以下でちらほら姿を見せるからです。
> 今後、他のサービスの悪い権威主義的な古本屋は淘汰されていくのではないでしょうか。よほど専門特化した書店かエロ本専門店以外は。
> 私の実体験から、そのように考えます。府川さんはじめまして。
ナターシャと申します。
ハンドルでレスさせていただきます。
（何故なら、まだ私は職業人としての守秘密義務があると判断しているからです。）
もうすぐ、書籍の再販売制度は崩壊する。
出版社への返品もきかなくなる。
そういう時代になりつつあるのは事実のようです。
何故なら、この4月から再販制度については廃止されるという噂があるからです。
また、その前段階として普通書籍にはしおりがはさまれています。
それが廃止されるようなのです。
それに変わって、バーコードが書籍につけられている。
そうなるようなのです。
従って、トーハンや大阪屋等中継ぎについてはそれをシステムとして代行するサービスをどうやら始めているようなのです。
今後の書籍流通について期待してます。
[656] BOOK OFFの起爆力はすごい！ 投稿者：府川雅明 投稿日：2001年01月11日 (木) 21時49分 以前に、「今日のぼやき」で、副島さんがBOOK OFFの戦略に高い評価を与えていたのを拝読し、私も同意するところが大きいので、そのことについて書きます。
私はこれまで、古本を買うときはBOOK OFF（なぜなら実質、新刊本が半額以下で買えるから）古本を売るときはBOOK OFF以外の店を使っていました。なぜなら、BOOK OFFは価格のつかない本もすべて受け取ってくれるのはありがたいのですが、買い取り価格が一律で安かったからです。
しかし、他の古本屋もさすがにBOOK OFFよりも高く買い取ってもさっぱり売れないので、BOOK OFFの買い取り価格にならい始めました。（この点については私だけの経験値ですので、他の方のご意見も聞かなければいけませんが）
こうなれば、買い取らない本は受け取ってくれない気むずかしい古本屋など誰も行かなくなるでしょう。まっすぐBOOK OFFに直行することになります。私は今まで買い取ってくれない本は、図書館に寄贈するという形（寄贈といえばきこえがいいですが、実際はほとんど焼却処分です）を取っていましたが、もはやそうした面倒もなくなります。
BOOK OFFのすごいところは、BOOK OFFで買った本を読み終えて、またBOOK OFFに持っていくと、またまた買い取ってくれることです。堺屋太一や岡崎久彦などの「エンターテイメント」本のハードカバー（定価２０００円）を以前、４００円でBOOK OFFで買ったのですが、読んだ後、売りに行ったら１冊１００円で買い取ってくれました。
こうなるともうバカバカしくて、よほどの急ぎか、売り切れてしまうものでなければ新刊本など買いません。BOOK OFFなら新刊が出て１ヶ月もすれば、店頭に半額以下でちらほら姿を見せるからです。
今後、他のサービスの悪い権威主義的な古本屋は淘汰されていくのではないでしょうか。よほど専門特化した書店かエロ本専門店以外は。
私の実体験から、そのように考えます。
[655] ６５２に思うこと 投稿者：巽 投稿日：2001年01月10日 (水) 22時49分月尾さんの著書に 副島さんがいきなり反応したのは この一点だと思う売り上げ１００％が印税ＣＤも本も 約１０％ぐらいしか 著作権料が入らない司馬さんは その１０％の８０％は税金だと嘆いてた あまりの売れすぎに つまりは プリンターの問題とゆうか 製本ができない星新一さんや山本夏彦さんは 全く問題がないが・・夏彦のメール配信 ｂｙまぐまぐ は現実味がありません
[654] 私の気管支炎についての鎌田医師からの助言に対して 投稿者：副島隆彦 投稿日：2001年01月10日 (水) 07時01分続けて副島隆彦です。１月５日に、ここに鎌田医師が、私の持病の気管支炎に対して有り難い助言をして下さいました。これは個人的なことなのであまり、この公道（ right of way )で私的なことを書きたくないのですが、みんなそれぞれ持病はあるだろうから、話を公共領域（ public domaine )に持ち出します。
鎌田医師にお願いしたいのは、個人の開業医なら、親身になって患者の様態・症状に付き合ってくれる医師がいるはずだから、「見つかるまで捜せ」と書いているように読めました。これは、商業新聞（大新聞）の医療相談の書き方と全く同じです。
ネット革命後の専門家の態度ではありません。ネット革命を経験した後では、各業界人は、真実を語らなければなりません。各業界がもっている、業界内の「公然の秘密」に関しては、はっきりと「業界暴露」をやってもらわないとなりません。この基本態度無しに、言論系のネット革命の意義はありえません。既成の大メディアとの闘いで、彼らの足元を掘り崩して行く、新しい時代の人間たちの旗手にはなれません。
皆さんは、私、副島隆彦をまだ甘く見ていませんか。あらゆる観点で、徹底的に用心深く、かつ、破壊的なのです。私に手加減してものを言う必要はありません。各業界人（ほとんどの人は、ひとつの職業の中で専門家であり、業界人です。学生時代を終えて３年もある職業につけば。馬鹿でなければ専門職人です）は、非専門家に対して、本気で対応しなければなりません。
自分の専門性と業界の優越性と、それから、だましの汚いところを徹底的に、「言論」（一般文章）という形式で鋭く表明しなければなりません。これが無ければ、新しい時代は切り開けない。
だから自分の業界に対して自己表明が難しい人は、匿名でもいいのです。自分の名前と腕前で、どこでも勝負してやる、という覚悟と決意の無い人は、匿名でやればよいのです。
私たちが、２チャンネルなどの「下水道」系の下品サイトとちがうのもここにあります。彼らのように始めから匿名の流言飛語の落書きとは違うのです。
公共の利益（国民の利益）の為に、知識・情報・思想をますます簡素に公開する、ということです。旧来の「お上（かみ）」化した各業界のボス支配と、業界利権に従って飯を食べさせてもらっているという当たり前の事実を、厳しい自分の現実として見つめたうえで、それでも、暴くべきは暴く、ということです。
私は、無前提に、「この人は、よい人」「この人は、仲間に入れないいやな人」というような集団作りを認めません。どんな業界人（専門家）も、素人（非専門家、他の業種の専門家、消費者）に対しては、悪らつな営業者（商売人）です。考えてもご覧なさい。「この人は、弁護士さんで、しかも共産党系の人だから、貧しい人たちの味方で、良い人だ」という言葉が、一般に認められているとしたら、この言葉のおかしさを。
どんな職業人も、非職業人に対しては、ワルなのです。
日本では、私が、アメリカ政治思想については、一番よく知っている専門家です。ですから、私は、専門家というのが、どんなに限界を抱えているかを、よく知っているのです。
アトピー性皮膚炎も、気管支疾患も、エイズも、各種の神経症も「現代環境病」だから、医師たちにも簡単には治せないのです。個別の患者の症状に応じて対処しているだけです。
たしか蒲田医師は、以前に「医学（医療？）というのは、患者を延命させるための良く仕組まれた詐欺だ」という趣旨の鋭い言葉を書いて寄越した優れた先端の医療思想の持ち主だと、私は記憶していたのに。まるでそこらの威張り腐った、すなわち、「慈愛に満ちた」医師（修業を積んだ老獪なクソ坊主と良く似た）になってしまっています。
私は、自分の持病の気管支炎に対して冷酷です。妙に勝手に苛立ったり気弱になったりしません。私を甘く見るな、ということです。私の持病のせいで、「その悪影響が思想にも表われているようです」などという角度からの、すなわち「からめ手」からの、一歩さがったところからの、「さらに相手を大きく外側から包んでやろう」という戦略態度をすぐに人は、取るものです。
どうしてそんな傍観評論家のような態度に出るのか、私は、それが気に入らない。「よし、俺が治してやる。来い」といえばいいのに。
あるいは、「どうせ治りません。一生、大事に、ご自分の持病と付き合ってください」と言えばいいのです。
ペニシリン他の抗生物質が発見・発明されて以降は、本質的なところで、医療（医学）は、終わっています。あとは切りまくって、治るものは治る、治らないものは治らない。それだけではないですか。崎谷さん。
あとは、各種の検査づけにして、内科医が、患者を脅すことを職業利権にしているだけだ。
だから、各種の精神病患者が宗教団体にすがりつくように、「日本の名医１０００人」とかの本や、週刊誌記事に、消費者（患者）はすがりつく。上手な営業で評判を取っている「庶民から勝ち得た評判」の名医の医者たちを私は、ひとまず尊敬する。職業人としてそれが立派な商売になっているからです。
それに対して、大学病院に立て篭もって、各部門の権威争いをやっている大学医学者たちというのがいて、彼らからすれば、「評判の高い町医者の名医」たちというのは、町の占い師にしか見えないし、そのように学界で、卑しい者たちと扱うだろう。「庶民どもの弱みに付け込んだ商売町医者ども」と。
そして自分たちは、アメリカのピッツバーグ大学、テキサス大学、ロックフェラー大学の臓器移植課程や脳外科課程に留学して、向こうの世界最先端の技術をヘイコラしながら勉強＝泥棒しにゆく。
こういうことではないですか。蒲田君。ご自分の現場を抱えた医療思想で反論して見て下さい。
副島隆彦拝。
[653] 日本英語の謎を解くサイトから 投稿者：副島隆彦 投稿日：2001年01月10日 (水) 05時54分副島隆彦です。ここのサイトのひとつの「日本英語の謎を解く」は主宰者の府川君がたいへん頑張っていますから、ゆくゆく日本英語教育界を震撼させることでしょう。ひとりで、編集長とライター(寄稿者）の役割を演じきるほどの精力的な知識・情報提供です。
これが、言論系のネット革命時代の、「雑誌」というもののひとつの在り方だと思います。
以下にその中のひとつの「書評」を転載貼り付け致します。
（転載貼り付けはじめ）
[132] 赤裸々すぎる英語本「中年英語組」 投稿者：府川雅明 投稿日：2001/01/04(Thu) 21:56:35
集英社新書「中年英語組」岸本周平 著 何からこの著書のことを書き始めていいかわからないほどに興味深い。
著者は１９５６年生まれで東大法学部を卒業後、大蔵省に入省。主税局、主計局を経て、プリンストン大学国際問題研究所の客員研究員、同大の東洋学部で客員講師。帰国後国際局アジア通貨室室長、埼玉大学大学院で客員教授。現在は通算省機械情報産業局の課長である。
私がどうのこうのいうよりもまずは皆さんが実際にこの著を手にとって読んでいただき、その感想をおたずねしたいと思う。
ここまで正直に暴露してもいいのかなというほどに、自分の英語力の致命的不足を挙げ連ねている。
そして、ここに書かれていることに嘘がないとすれば、やはり日本はとんでもないアメリカの属国であり、しかもそのことをエリート官僚自らが進んで証明してしまっている事実に対して、失望と同時に快哉を叫ばずにはいられない。複雑な心境であります。ただ、この著者は副島さんと面識のある方かもしれないので、（少なくも「英文法の謎を解く」は読んでいらっしゃるし、この本に励まされて、正直に自分の事を書こうと決心したのかもしれない）どのように書いていいのか困るのである。
大蔵省とプリンストン大学との間の「伝統的交流人事の流れ」とはいうもののTIMEの読めない人間が日本経済論をアメリカ人学生に教えるという事実。国際会議の代表として出席し、議長から意見を求められても英語がわからないので答えられない事実（これはすでに周知の事実なので、前にも掲示板にも書きましたが。官僚がわからないのだから政治家がわかるはずもない！？）
ライシャワーの弟子、ケント・カルダ−氏に世話になっている事実、そして最後に彼がお世話になったとして挙げる数々の人名（行天豊雄、加藤隆敏東京三菱銀行顧問、フレッド・バーグステン国際経済研究所長、マイケル・グリーン、船橋洋一朝日新聞編集委員等々）アメリカ人は小中学生の間に論文の書き方を学ぶといって感心しきりのプリンストンにおける彼の幸福な生活ぶりの描写の数々（大江健三郎がアメリカのすばらしさを語っていたのも、このプリンストンでのことでしたが）。
支離滅裂な著者、著書紹介になってしまいました。
（転載貼付けおわり）
副島隆彦拝。
[652] 「IT革命のカラクリ」 投稿者：Rensei 投稿日：2001年01月10日 (水) 01時17分Renseiです。 忙しいのと、躁鬱気質のために書き込んでいませんでしたが、ひさびさに書き込もうと思います。本サイトの推奨本「IT革命のカラクリ」
http://soejima.to/souko/visual_data/imgboard.cgi
http://www.ascii.co.jp/books/detail/4-7561/4-7561-3643-5.html
を既に手にしていらっしゃる方も多いかと思います。
そこで、本書をたたき台にして議論をしていきたい。 一人で妄想をこねくりまわすのにも限界があります。
この本は、いわゆるIT革命をここ2、30年間の"米日関係"の政治経済学という視点で対談形式で掘り下げているので 最初は「くだらねえ」とバカにしていましたが、目を通してなぜ本書が推薦本なのかがわかり、恥ずかしくなったものです。
なんでもお願いします。 今、僕は手元に本書がないので本格的な書き込みはいたしませんが、おそらく僕は、しょっぱなから批判というのも気がひけるのですが「IT革命で地方の時代がやってくる」という希望的観測を批判する、というところから行うつもりです。
[651] スイマセンでした。 投稿者：F 投稿日：2001年01月07日 (日) 15時13分最初の私の書きこみ、
改行がめちゃめちゃで、削除して、もう一度やり直そうとしたんですが、やりかたが分からず、そのままにしておきました・・・（スイマセン。）
それを、きちんとただして頂き、管理人さま、ありがとうございました。
[650] テレビ 投稿者：yamatsuka 投稿日：2001年01月07日 (日) 03時45分なんかなーーぁ。
今日の桂文珍のテレビは副島御大を最後のオチみたいに使ってて腹がたった。
番組終わり、桂の「そのときまで生きたいですか？？」など、腹の立つ質問だった。もっと副島御大にセリフまわせよな・・・・
[649] Air Bomb 投稿者：田中 投稿日：2001年01月07日 (日) 01時23分副島先生が、以前 ”湾岸戦争で米軍が一瞬にして空気を奪うエアボムを使用した”と書かれているのを何回かを読んだのですが、AirBombについては副島先生以外は誰も書かないので半信半疑でした。今月のPANZER (2001/01) は湾岸戦争の時の特集なのですがそれにもAirBombのことが載ってないので、そんな爆弾あるのかなと思っていたら、1/6の毎日新聞に以下の記事が載ってました。
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200101/06/0106e037-300.html
この記事を読むと、AirBombは存在して、ロシア軍も持っていて、チェチェンで利用した。
英軍はAirBombをさらに強力化しようとしているようです。
参考まで。
[648] 胸を貸してください 投稿者：F 投稿日：2001年01月07日 (日) 01時12分はじめまして。２０００年１０月３０日付けのぼやきで、映画評論として、紹介？されたことのある、Fです。副島先生に、掲示板にも書きにきなさいと、言われました。しかし、皆さん関脇、大関クラスの方々の中、十両クラスの私が、この、重たい気持ちで書く掲示板に、簡単な気持ちで書きこんでも、投げ飛ばされるだけだと思い、なかなか書きこめませんでした。でも、やはり、私も『認知』されたい願望があるのでしょうか。
『認められたい』と、意識の下にはあるのでしょうか。
なんだか、心の中まで見透かされているようです。
自分は安全な領域にいて、勝手な時だけ、勝手な事を書いてるみたいで、なんか卑怯やなあ、自分。
この正月は、洋画ばかり見て過ごしました。
かといって、私は、熱烈な洋画ファンではありません。有名な俳優さんや女優さんといっても、ほとんど、知りません。
何を見たかというと、『ザ・ぺーパー』、『ザ・ジャーナリスト（ウインチェル）』、『ザ・プロディーサー』、『チャイナ・タウン』、『グラディエータ−』、『マーシャルロ−』、『ファーゴ』、『未来は今』、『アメリカン・ビューティー』、『π』、等など・・・（順、めちゃくちゃ）
これだけ、たて続けに見ると、頭の中はゴチャゴチャです。
しかも、それぞれの映画に疑問点が残りました。例えば・・・
『ザ・ペーパー』では、「俺達は、ゴシップばっかり伝えているが、大手と違って、一度もウソの報道はしていない。」みたいなセリフがあった。
これは、リベラル言論紙への皮肉なのか？とか、『ウィンチェル』、初めてこういう人物がいた事を知った。大衆はくだらないゴシップなどに興味を一番示すことなどに、彼は気付いていた。（映画を見た限り）
歴史的な流れの中で、ウィンチェルが演じた役割は、ルーズベルトの対独（日）参戦にむけてのプロパガンダに、利用されていただけなのではないのか？
『プロデューサー』は、反対側に真理があるのかしら？のし上がるには、ここまで人間的感情を捨て、韓非子の権謀術数をめぐらすような事をしないといけないのか？
反対に『未来は今』は、資本主義の競争で破れた者ももう一度、復活のチャンスはあるのだというように、私は見たのですが・・・
『チャイナ・タウン』これは、実話なのか？
チャイナ・タウンという題にキーワードがあるのですが、私レベルでは理解できませんでした。しかし、これが一番印象に残った映画でした。
『マーシャル・ロ−』は、チャルマーズ・ジョンソンの「アメリカ帝国への報復」のまさにブローバック現象のように見れました。アメリカが海外で行った工作が、報復となってアメリカ自身に返ってくるという。イスラム教圏がアメリカを覆っているという意味なのかしら？原題は？
『π』低予算で作られた、インディーズ映画だそうです。
主人公は、この世のすべての事象は、数式ですべて表すことができるという考えの持ち主です。これは、行動科学なのか？
例えば、株価の変動にも、ある種の規則性があり、公式化できれば、予測もできると。 結局、主人公は、彼の恩師の言葉どうり研究を途中でやめてしまう。
行動科学は破綻したって事の表現なのか？どれもこれも、私のいいかげんな見方です。
どなたか、映画好きな方で、これらの映画を見られた方がいれば、（このサイトに集まる方々は、超忙しい方々ばかりなので、そんな暇はないでしょうが・・・）
大きな視点からの、『意味』を、教えてください。
これが、この書きこみの趣旨でした。
[647] 鉄のトライアングル 投稿者：ueda 投稿日：2001年01月06日 (土) 17時20分 こんにちは、皆さん、植田です。 今朝、文珍・司会の番組「ウェイク・アップ」を見ました。私には、一時間半は長かったです。（見るときは、いつも「つまみぐい」で見ています。）
副島氏の日本全国版テレビ・デビュー、まずは、上々の出来ではなかったでしょうか。私はそう思ったのですが、皆さんはいかがでしたか。
テレビを見た方はいろいろ感想を持ったことでしょう。私は、特にウォルフレンのところで出た「鉄のトライアングル」発言が痛快に感じられました。「ウォルフレンは、日本は政官財の鉄のトライアングルで出来ていると言うが、そんなことはどこでも同じ。言い返してやればいい。」というセリフ、実にナイスなセリフでした。
ま、それぞれの国には内情の違いはあるにせよ、対外的には一つの近代「主権国家」として相手に対峙します。この国際社会での国家群の共存状況では、どこの国も基本的には副島氏の言うように、他国に対しては、「撃って一丸」となります。つまり、「鉄のトライアングル」を形成します。なぜこのことを副島氏が言うまで、誰も全国向けテレビでこれまで言わなかったのでしょうか。不思議です。
その他の感想は、ほかの人にお任せます。
実に気持ちのいい新年の始まりでした。
以上です。
[646] お大事に 投稿者：鎌田 投稿日：2001年01月05日 (金) 18時46分鎌田と申します。循環器医です。久しぶりに「ぼやき」を読んでましたら、副島さんが気管支炎で苦しんでることを知りましたので、何のお役にも立ちませんがコメントさせて頂きます。塩酸ブロムヘキシン、塩化リゾチームともに通常の投与量で、幻覚が出ることはないので普段気にもしていませんでした。御指摘がありましたので、調べてみましたが、幻覚促進作用は記載がありません。それでも気になりましたので、薬の添付文書（これが１番詳しく記載されています）を読んでも 幻覚を観させる、あるいは既に出ている幻覚をひどくさせる、そのような副作用は記載がありませんでした。今手許にないのですが、薬を調べる本で我々が最も信頼している本があります。１週間以内に調べておくつもりです。少し待って下さいね。
それにしても、御自分１人で病気と闘うのは疲れるでしょう。副島さんには大学病院で勤務する先生は合わないと思います。彼等は、患者さんを観ている暇があったら論文の１本でも書きたいと思っている医者ですから、外来診察においては、目の前の患者を１秒でも速く、退かすことを考えています（どれだけ患者を丁寧に観ても、何人観ても自分の仕事の評価には全くカウントされません。全くの雑用にしかなりません）。ですから、副島さんのようにせっかく受診しても心が休まらないのです。専門でも専門外でもいいから、内科系の開業医で、人の話をしっかり聞いてくれ、親身になってあれこれ調べてくれる医者を探す必要があります。そうしないと、このまま孤独な闘いを続けていくはめになります。これからまだまだこの国のために（僕達と）闘ってもらわねばならないのですから、無駄なストレスはなるだけ減らしてくれますよう、切にお願い申しあげます。
[645] テレビ出演、おめでとうございます 投稿者：ueda 投稿日：2001年01月05日 (金) 17時50分 こんにちは、皆さん、文章館の植田です。 本日（１月５日)づけの副島氏の「ぼやき」を拝見しました。明日、桂文珍の番組に出演とのこと、おめでとうございます。振り返ってみると、これは、私にはビートルズの東京公演をテレビで見て以来のエキサイティングな出来事です。内容がどうであれ、これは、日本人の歴史にとって何かしらのエポック・メイキングな日になるだろう、と私は思っています。
２１世紀は、何か、非常にスリルが待ち受けているように感じます。
それから、先日の紅白歌合戦の批評ですが、これも大変愉快な内容の話でした。昔、芸大教授の小泉文夫氏が歌謡曲を分析していたことを思い出しました。たとえば、ピンク・レディーの歌の旋律は童謡と同じものである、とか。
今年も1年、副島氏のぼやきを期待しています。
[644] 今日のぼやき（１０６）について 投稿者：野川 投稿日：2001年01月04日 (木) 20時26分野川と申します。
最新のぼやき（１０６）について疑問がありますので、こちらに質問させて頂きたく。
どなたか、ご教示頂けますと幸いです。
ぼやき（１０６）において，
＞私は、政治評論家、知識人としての石原慎太郎を全く評価しないし、その限界ははっきりと見極めている。その具体例の証拠は、私の「属国・日本論」を平然と盗み続けて恥じないことと、それに続く私の政治分析や経済、金融論をもみずから真剣に読み込んで、そして週刊誌等に、実にペラペラと全く同じ事をしゃべって、これまでに２０本近くのインタビュー記事にした。
という文章がありますが、これは、事実なのでしょうか。
事実を論証している過去ログ等ありましたら、その場所をお教え下さい。
或いはその事実をご存じでありましたら、お教え頂きたく。私は、「属国・日本論」を含め、副島さんの本は６冊程読んでいます。
最近も「日本の危機の本質」を入手して読んでおります。
ただの「ケチつけ」の投稿ではありません事，念の為。
私の単純な印象では、石原慎太郎は「ＮＯと言える日本人」を随分昔に共著で書いており、米国にＮＯと言えない日本を批判しているわけですから，
「属国」という言葉は使用していないとはいえ，内容的には「属国論」と「同じ路線」
であると考えます。
それを副島さんよりはるか前にやっていたわけですから，上記のような副島さんの言は「どうかな？」と感じる次第です
[643] 東チモールの話… 投稿者：Angelix 投稿日：2001年01月04日 (木) 12時26分書店で見つけた，マスコミ批判の新刊本に，東チモールの話が出ていました．その中で，東チモールで抵抗していた独立派は，halfcast ，植民者と現地住民の混血の，植民地支配の代理人みたいな階層の者だ，現地住民が抵抗した訳ではない…
欧米のマスコミは，インドネシアが整備したインフラを壊したのは独立派なのにそれを併合派のせいにする…
とか書いてありました．
これを見ると，副島の先生の判定で正しかったようですけど，事情の説明が何もなくて，副島の先生の論考は訳が分かりませんでした．
情報鎖国・日本
高山正之
●1600円 四六判
ISBN4-331-50743-2 C0030 \1600E
国益を考えない政治家や官僚など日本を歪めてきたものは枚挙にいとまがない。しかし一番の元凶は無冠の帝王である第四権力マスコミではないか。その犯罪を、ベテラン新聞記者が告発する
http://www.kosaido-pub.co.jp/nk/con/newbook/newbook.html
[642] 将棋を通じて見る政治論の総括 投稿者：府川雅明 投稿日：2001年01月04日 (木) 02時50分 松本さん、明人さん、ご意見ありがとうございます。
私の現時点での総括を書きます。結論から先に言いますと、将棋を通じて政治を分析するということは、軽文としては成立するかもしれないが、例えば博打から数学理論が生まれるような成果は期待できないと判断しました。
将棋の持つ戦術、大局観、技術論などは実際の政治にメタファー（比喩）としては移しかえることができると思います。
その例は６２５の後半の私の一文です。文の水準は別にして、大体あのような形に落ち着くと考えます。
かつて企業の発展や衰退を個体生物学の進化に例えるようなアナロジーが世に出たことがありましたが、それと同じことです。事実の領域ではなく、文学の領域の話になります。ウルトラマンの内なる秘密といった内容と同じです。
ただし、軍師や戦略家が古来、将棋や囲碁をたしなんできた（そんなものに全く関心ない者もたくさんいますが）という事実は、現実のシュミレーションとして役立つものがあったからでしょう。
例えば、将棋の戦術の中には（より大きな盤面で戦う囲碁のほうに、より顕著ですが）A地点に攻撃すると見せかけて、B地点を真の攻撃目標とする「おとり」や「すかし」の発想が随所に見られますが、対局の中で、呼吸としてそのタイミングを会得することが、実際の政治の駆け引きの場にも応用できると私は思います。
プロ将棋は１００％実力主義の世界という幻想があります。しかし、かつて大山名人は日本将棋連盟の会長も兼務していたことを忘れてはいけません。彼が対戦者に具体的な圧力を加えたという事実はありませんが、純粋に勝負事ですべてが決まるわけではないということが外部からは見えてきません。将棋は世俗にはない純粋な勝負の世界という幻想を維持する役割を果たしているのが、スポンサーの新聞・出版社です。
対局者間の心理戦が、ひとたび対コンピュータとなると、単なる頭脳の体力勝負ということになって、実際上の効用には乏しいものになります。すでにチェスは純粋な計算能力の勝負の領域に入ってきています。将棋もいずれはチェスと同じ運命をたどるでしょう。
先の将棋におけるおとり戦術を、もう少し大きな戦略レベルで、メタファーとして考えることも可能です。
例えば、中国は台湾と深刻に対立しているように見せかけておきながら、実は対アメリカ関係、対日本におけるカードにすぎず、本当に重要な権益事項はロシア、インドとの国境問題であるという戦略ですね。
例えば、メルカトル図法に束縛された２０世紀地政学を流布させておき、沖縄基地はアジア軍事拠点として最重要だと見せかけておきながら、実はサイバー・エレクトロニクスの進展及び地球外兵器の実用段階のカウントダウンに沿って、横田基地が最重要拠点になっているという戦略ですね。
このような戦略発想は軍事関係者のイロハですが、しかし、戦争のことを考えなければ戦争は起きないといった思考停止の状態にいる人間に対して、将棋の戦術を通じて世の事を語るのは価値があるのかもしれない。
[641] Re[636]: Re[634]: 朝日の罪 投稿者：田中 投稿日：2001年01月03日 (水) 13時14分>田中さん、こんばんわ明人さん、皆さんあけましておめでとうございます。
>是非、田中さん、「朝日の罪」というHPを作ってください。(^^)/
久しぶりに実家に帰りました。実家では朝日新聞をとっているので、年末から今日までの朝日を読んだ所いやー、驚きました。相変わらず、凄まじいまでの言論統制ですな。
朝日しか読んでない人には、共産主義の悪は絶対に伝わらないようになっています。
こういうことを書くと、愚鈍な反共保守の時代は終わったといわれるかも知れませんが、いや、やはりそうは思わないです。
それどころか、私は積極的に愚鈍な反共保守でありたいです。
水で薄められた共産主義は今なお、日本を覆って止まないです。
時間があれば、朝日の報道を一つ一つまとめていきたいのですが、仕事に追われる毎日なので、そうもいかないです。
朝日の戦前の報道をＣＤにまとめたのが販売されるようですが、８０万だそうです。買えない訳ではないですが、元年式の中古車に乗ってる身分ではちょっと勇気がいりますな。
新年のご挨拶をかねて。
でわ。
[640] ２０世紀の偉大な政治家は？ 投稿者：かたせ 投稿日：2001年01月01日 (月) 15時36分２０世紀の偉大な政治家は？
かたせです。２０世紀が終わりました。そこで、２０世紀の偉大な政治家のランクを私の主観で勝手につけました。前々からこの話題を出したくて、今は、やっと２１世紀が来たかという感じです。
第１位：ミハイル・ゴルバチョフ
東西の冷戦を平和裡に終わらせた功績は大。勝ち戦を勝ちに行くより、負け戦の殿（しんがり）をつとめる方が難しい。ゴルバチョフはそのような役割を見事に果たした。流血の事態をよくぞ最小限におさめた。東欧諸国がソ連に反旗を翻した１９８９年によくぞ、１９５６年のハンガリー動乱のように軍隊を送らなかった。そのため、東欧諸国が内乱状態にならずにすんだ。内乱になっていれば、東欧の難民が西欧諸国になだれこんで、ＥＣだのＥＵだのといった話はすべて吹っ飛んでいたはずである。
１９９０年代は、「ゴルバチョフの功績により、世界が小康状態を保った１０年」と評価されるのでは？「アメリカが覇権を維持した１０年」「日本がぼこぼこにたたきのめされた１０年」等の評価は、その一側面に過ぎない。小康状態であったかどうかは、これからの２０００年から２０１０年までの１０年がどうなるかとの比較による。現在、各国とも財政が危機的な状態にある。また、ドルの貨幣価値が暴落しインフレーションの波が襲うだろうと副島先生が分析しておられる（「堕ちよ！日本経済」）以上、これから、すさまじい１０年を迎えるのは容易に想像できる。
誰もゴルバチョフのことを評価する人のほとんどいない昨今、天邪鬼（あまのじゃく）である私は第１位に推薦（すいせん）。
「政治とは可能性が織り成す芸術である。」ｂｙ ミハイル・ゴルバチョフ
第２位：フランクリン・デラノ・ローズベルト
第３４代アメリカ大統領。大恐慌後のアメリカでニューディール政策を断行、第２次世界大戦も圧倒的な物量作戦のもと勝利し、アメリカを覇権国に押し立て、戦後のアメリカの繁栄を導いた功績は大。勝ち戦をきちんと勝ちに持っていくのも、大きな仕事である。日本にとっては厄病神かもしれないが、アメリカ国民にとっては、リンカーンに並ぶ偉大な大統領。私はもっと、この大統領、この時代のアメリカについてもっと勉強したい。自分自身の考えを整理するためにも。
第３位：マハトマ・ガンジー
非暴力による独立運動により、流血を最小限にして、インドの独立を達成に大きく貢献した功績は大。ガンジーの所属していた「国民会議派」が主導する、人口５億人の国、インド。そこに根づく議会制民主政は、ある意味で奇跡である。植民地であった国の知識人が日本の知識人より上を行く事実（副島先生の主張でもある）を歴史的に検証していく意味において、インドの独立運動および、インドの戦後史について勉強したい。
第４位：ムソリーニ
私は天邪鬼なのでムソリーニを上げる。
最近、中央公論新社から「ムソリーニ」という本が出版されたので読んだ。頭に残った内容を以下に掲げる。
２０年以上、国民の圧倒的な支持を受けていたのは事実。恐怖政治ではない。同時代のチャーチルやローズベルトが、ムソリーニの行なった実験を高く評価しているのも事実である。また、全体主義体制の中で、建設的批判を造り出し、受け入れようとしていた努力がある。懐が深い。ただし、戦争は圧倒的に下手。ローズベルトやヒトラーには遠く及ばない。また、ヒトラーに引きずられる最後の数年まで、ユダヤ人差別とは無縁であった。
かつての同士であった共産主義者ボンバッチ（ムソリーニは左翼の出身）とのやりとりを見ていると人間的にも魅力があったようである（詳しくは本を読んでください）。
そのムソリーニも最期は１９４５年４月、ミラノの市場（いちば）で死体が逆さづりにされ、大衆から嘲笑をあびた。そして、戦後は、ファシズムの創始者として、世界を混乱に陥れた悪人として、ののしられ続け、現在に至っている。
それならば、彼が活動していた２０年間（１９２２年から１９４５年）のイタリヤ大衆の圧倒的な支持、ムソリーニの最期に至るまで続いた、チャーチルからの高い評価は今では、どう考えればよいのか。
この問題はじつは、過去の政治家の業績を評価するわれわれの側の問題である。
例をあげる。１６００年代、イギリスで、王制を廃止し、政治改革・宗教改革を断行したクロムウエル。彼の死後数年のうちに王制に逆戻りして、以降、悪逆非道の人間としてののしられ続けた。彼の墓からは死体が暴かれた。ムソリーニと同じである。その後、１８００年代、カーライルという著述家が、クロムウエルの事業への再評価が行なわれた。評価とは時代によって変わるのである。
おそらく、第２次世界大戦が「民主主義（民主政）対全体主義」の戦いであったとする公式見解に変更がなされるまで、ムソリーニの再評価はありえない。逆にいえば、「民主主義対全体主義」という、第２次大戦に対する評価も永遠ではないかもしれない。それが、評価するわれわれの時代の世相を表しているに過ぎないからである。はっきり書けば、それは「アメリカが覇権を握っている」という世相である。「民主主義（民主政）対全体主義」という定義づけは、フランクリン・デラノ・ローズベルト大統領によるものである。
今後、ムソリーニへの評価にどのような変更になるかは、その未来の時代の趨勢によるであろう。それしかわからない。
つくづく、政治家とは難儀な仕事である。
[639] タグの貼り間違いの修正 投稿者：システム担当 投稿日：2001年01月01日 (月) 13時43分下の直弟子99様の tag の貼り間違え…＜ol＞＜/ol＞枠内に，項目ごとに＜li＞をつけねばならないところを，＜li＞＜/li＞枠内に＜ol＞つけていたのを，正しく修正しました．
[638] （ちょっと早い）謹賀新年 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月31日 (日) 23時11分明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
今世紀も副島系サイトは全力で前に走り続けます！！
Ｗｈａｔ’ｓ Ｎｅｗ
- 「副島隆彦のぼやき漫才」が「副島隆彦の学問道場」へとパワーアップ！！これに伴いＵＲＬも独自ドメインのhttp://soejima.to/となりました。このドメインは数年は用いるつもりです。
- 「副島隆彦の文書の倉庫」に、ＪＡＶＡを用いた画期的な「手書きで作図できる掲示板」が新登場！！もうこれで、作図も作画も思いのまま！！正月のつれづれにネットで描こう(^^)
- 「学問道場」内の「お勧めリンク自動登録」がリニューアル！！もうバグは発生しません！また、各副島系サイトの方の申し出があれば、そのサイト専用のカテゴリーを新設します！！これで、何のＷＥＢ知識もなくとも、副島系では掲示板とリンク集の自前運用ができる！！
- 「今日のぼやき」がパワーアップ！！2001年度バージョンは新たにフレーム版と、バックアップ版を用意。さらに4月の有料化に向け、スクリプトの改良は続けられます。おそらく、日本に今存在しない日記スクリプトに仕上がるでしょう。
- モバイル版表紙が新登場！！何とｉ−ｍｏｄｅ，ＷＡＰ，エッヂ、ドットｉからも「今日のぼやき」が閲覧できるようになった（3月までの暫定サービス）！！
- 「今日のぼやき」目次に、副島系でＦＬＡＳＨを初導入！！２００１年度には、副島系内でＦＬＡＳＨアーチストを輩出します。
直弟子の今年の目標は、１日１万アクセス突破です！！
皆々様応援の方を、どうかよろしくお願い申しあげますm(__)m.
Ｐ．Ｓ．業務連絡：各掲示板管理者の各位へ
昨年は「今日のぼやき」や「新人のセミナー」「素人法学談義」でログの消失事故が発生しました。
技術陣も最善を尽くしてはいますが、管理者の方でもこまめに過去ログをＨＤＤに保存するようにして下さい。保存の方法は、保存したいページを開いた後、Ｉ．Ｅ．左上の「ファイル→名前を付けて保存→ＷＥＢページ、ＨＴＭＬのみ」で保存を押すとＯＫです。過去ログは貴重な貴重な資産ですから、くれぐれも大事にしたいものです。
http://soejima.to/
[637] 現在ほしいサイト 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月30日 (土) 23時07分片岡鉄哉さんのホームページが、ほしいです。P.S 白い星さん、お送りするのは来年になりますがよろしくお願いします。
[636] Re[634]: 朝日の罪 投稿者：明人 投稿日：2000年12月30日 (土) 21時08分田中さん、こんばんわ是非、田中さん、「朝日の罪」というHPを作ってください。(^^)/
[635] 復活しました 投稿者：おくやま 投稿日：2000年12月30日 (土) 12時25分アメリカ政治情報のおくやまです。
復活しました。原因はやはりモデムだったようです。取り替えたらあっさり直ってしまいました。どうもご迷惑をおかけしました。http://cgi.members.interq.or.jp/world/soejima/multiboard/bbs.cgi?room=info
[634] 朝日の罪 投稿者：田中 投稿日：2000年12月30日 (土) 12時00分日本が中国に頭が上がらない最大の理由は、何故かくもだらだら日中戦争をしたのかが誰にもわからないからではないだろうか？愚鈍なリベラルならともかく、まともな人なら、朝鮮併合も満州国設立も理解できる。
日本は中国共産党に謝罪しろといわれるが、よく考えてみると日本は本格的に中国共産党と戦争をしていないのではないか？
朝日新聞は日本が中国を侵略したとか言うが、正確には近衛文麿＋陸軍中枢の共産主義グループが蒋介石＋中華民国と戦争をしたのではないか？
朝日新聞（含 尾崎秀美）は近衛文麿の共犯ではないのか？
戦後になって、天皇の戦争責任だとか、中国に謝罪しろだとかいうのは自分達の罪を責任転嫁するための、プロパガンダなのではないか？
朝日新聞は戦前は戦争をあおって、戦後は反省して平和主義になったのかと思われているが、本当は １９３０年代からずっと反英米、親ソ、親社会主義 で一貫してるんじゃないの？
朝日の罪はそんなに簡単に消えるものなのか？
[633] 近衛文麿について 投稿者：田中 投稿日：2000年12月30日 (土) 11時45分前にもこの掲示板で書いたけど、中川八洋氏の "近衛文麿とルーズベルト"(絶版）が弓立社の社長の宮下氏によって"大東亜戦争と開戦責任" と改題して復刊しました。僕はこの本を以前図書館で読んで、いろいろな謎がすべて解けた気がした。
どうもおかしいのである。
近衛という人物は言ってることと、やってることが違う。
彼が文書に書いている事（手記、上奏文）と、行動とがあまりにも食い違いを見せる。
なんで、東大を中退して、京大に入りなおしたの？
彼の周りには社会主義者（尾崎秀美、企画院事件等）があんなに一杯いたんだ？
北支での戦線の拡大を憂慮する天皇の質問を御前会議で押さえつけてわざわざ、トラウトマンの講和を破棄したのか？
何故、議会政治を無理やり停止させたのか？
なんで、陸軍のエリート達は戦争が終わったら、共産党に入党したんだ？
近衛文麿がある特定のイデオロギーの持ち主だとすると、すべての謎が解けていく。
[632] Re.[630] 投稿者：松本 投稿日：2000年12月29日 (金) 23時48分明人さん。こんばんは。
明人さんのご意見に大賛成です。私もこの問題で悩まされ続けてきました。しかしこの問題はある程度解決せねばならないものだと感じています。
[631] re.[629] 投稿者：松本 投稿日：2000年12月29日 (金) 23時31分府川さん。こんばんは。
府川さんの熱い「将棋」への情熱に思わず書いてしまった次第です。私は将棋からはなれて２５年経ちます。当時のことが思い出されて懐かしくもあります。この当時、思ったのですが 将棋は知識だけではない、あるいは知略だけでもない、もっと奥の深いものだと直感しました。将棋は全身全霊で戦うものであり、それは知識、知略、体力、直感、情熱・・・なのであり、それでもまだ語り足りないものです。それは体得するに近い心境の会得かもしれません。それを一般的には大局観という言葉で表現されます。そういう呼吸が政治情勢分析に活きているのではないかと推測しています。さて「将棋を通じて政治を語るという方法論が果たしてアリなのか」という問いかけですが、これはかなり難問だと思います。それは先ほど書きましたように大局観とは理性を超えた世界であり、それを言葉の世界に引きずり込むということは難しいのではないでしょうか。これは禅問答に近い世界になってしまう危険性があります。
もう一つの「今回の竜王戦の深い政治分析をしてみたい」ですが、残念ながら将棋の世界から離れていたため、これに関しましては何も書けません。
しかし府川さんの提案はかなり面白い試みではあると思います。時間をかけてやってみる価値はありそうです。
８四歩。
[630] Re[625]: 藤井竜王 防衛成る！ 投稿者：明人 投稿日：2000年12月29日 (金) 22時20分> これから私が書きますことに対して、将棋の好事家であり、かつ政治に関心を持つ方からのレスポンスを待っております。私も、将棋が好きです。でも弱いです。（＾＾；；
最近の将棋ソフトは結構つよくて、結構負けてしまうのです。
とくにNHKルールで、AI将棋2000と戦うと、たまにしか勝てないです。（；；）
しかし昔は、史上最強の将棋ソフトを作るという野望を持っておりました。（＾＾；
将棋や、囲碁のような、ゲーム性とか戦略性というのは、なかなか数学化しにくい部分だと思います。政治の世界なり、経済なり、世の中のそのものも、そういう戦略性なりゲーム性というのがあって、動いているのですから、逆にいって、世の中を理論的、数学的に分析することが可能だとは、私には思えないのです。
[629] 松本さんへ 投稿者：府川雅明 投稿日：2000年12月29日 (金) 21時54分 はじめまして、松本さん。ありがとうございます。私は必ず同好の士がいるに違いないと読んでいましたが。プロを目指されたほどですから、棋力は相当のものでしょう。宜しくご指導願います。できれば今回の竜王戦の深い政治分析をしてみたいのです。
ところで、私が書いた６２５の文はどうでしたか。将棋好きな人間を満足させる内容でしたでしょうか。私としてはこっぴどく批判されるのを覚悟していましたが（これからされるのでしょうが）。とはいえもっといろいろと書きたいことはあります。まず米長考。河口論考などです。特に河口氏はプロ棋士でありながら、文筆家でもあり、今回の藤井竜王が第三戦、第四戦を勝たない限り、防衛できないと予見しているあたり、さすがに鋭い読みを持っています。
「世界情勢分析の基礎はすべて将棋」という松本さんの言葉に大きな共感と大きな問いかけを禁じ得ません。
松本さんに一言で答えて下さいなどという無理は申しません。
将棋を通じて政治を語るという方法論が果たしてアリなのかは不明ですが、まずやってみませんか。床屋政談の私は、アマチュア１０級といったところです。
この掲示板上でやりとりするのはおたくすぎて支障があるようなら、私のｆｒｅｅｗｅｂのＨＰにコーナーを設けてまず実験してみるのもいいかもしれません。
その前に一度、できれば、この方向性が多くの将棋好事家の関心を引くものかどうかについて松本さんに率直におたずねしたい。
７六歩。
[628] re.[625] 投稿者：松本 投稿日：2000年12月29日 (金) 20時28分府川さん。こんばんは。
私はかつてプロの将棋指しになりたいと思ったことがあるほど、将棋にのめり込んだ人間です。将棋とは兵法そのものだと思っています。兵法について学問的に学んだことは少ないのですが、活きた実践としての将棋から多くのものを会得しました。兵法とは知略と間合いの取り方がすべてのように感じています。私の世界情勢分析の基礎はすべて将棋と言っても言い過ぎではありません。最近は忙しくて将棋について注目していませんが、何かのお役に立てることがありましたらご連絡下さい。
[627] 小倉昌男氏に関する本 投稿者：田中 投稿日：2000年12月29日 (金) 19時18分小倉昌男の福祉革命（小学館文庫）\533+taxくろねこヤマトの宅急便の創業者の小倉氏がはじめた、ヤマト財団について書いた本です。
彼は、障害者の実態〔月収１万円）に驚いて、障害者の自立に経営の概念をぶち込んだ人です。
彼の考えを要約すると、
”クッキーなんか作っても、クッキーは毎日食べるもんじゃない。毎日食べるものをつくらんと売れない”
”経営もしないで、物を売ってはだめ！”
”金儲けは悪いことではない”
ってな、かんじです。
（彼は経済雑誌とかでもいろいろ発言している）
小倉氏がスワンベーカリーというパン屋を創業して、１０万以上の月給を稼ぐ障害者の人も出てきたそうです。
経営概念を中心に福祉を見ていくって言う発想はリバータリアン的なのかもしれないです。
参考まで。
p.s
この本のあとがきを山本おさむという漫画家が書いてますが読まなくていいです。
彼の作品は”僕たちの疾走”という名作だけ読めばいいです。
あとは駄作です。
[626] ６２４番の返事 投稿者：ueda 投稿日：2000年12月29日 (金) 09時09分 おはようございます、皆さん、植田です。
崎谷さん、６２４番の書き込み、拝見しました。 キクノさんのコーナーのほうに、昨晩、返事を書き込んであります。ご覧なってください。
（私のパソコンの画面には、崎谷さんの書き込みもちゃんと掲示されています。こちらの画面はいま、拝見しました。）
[625] 藤井竜王 防衛成る！ 投稿者：府川雅明 投稿日：2000年12月29日 (金) 03時48分 この掲示板に初めて投稿します。「気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板」ということで緊張しています。 １２月２６日第十三期竜王戦七番勝負。将棋の天王山の戦い。藤井猛竜王 対 羽生善治五冠（棋聖・王位・王将・棋王・王座）３勝３敗の後の最終局は、先手 藤井竜王が１０１手で勝ち、竜王を防衛した。
これから私が書きますことに対して、将棋の好事家であり、かつ政治に関心を持つ方からのレスポンスを待っております。将棋・囲碁の愛好家の数は大変多く、芥川賞作家の保坂和志氏の場合、本業の小説よりも将棋論のほうが読まれるほどです。
この掲示板をご覧になるかたの中で、将棋の愛好家であると同時に副島隆彦、小室直樹両氏の著作の読者でもあるかたとのメール交換の募集として、この場を活用させていただきます。
私はこれまで将棋本の企画を出版社に何度か持ち込んだことがあり、残念ながら企画を盗用されたこともあります。昨今の将棋観戦記や将棋雑誌はマンネリズムで少しも面白くありません。「政治」の視点が欠けているからではないでしょうか。唐突なことを申しあげました。私は将棋と政治を結びつける方法を模索しています。私は「将棋はホビーだからくだらないもので、政治と同列で語るのは怪しからん」などという代官的発想を持ちません。ファッションでもマンガでも政治は語れるものではないでしょうか。副島氏が映画で政治を語った方法論は特筆すべきものがあります。
私は藤井竜王がまだ無冠の四段のころより、一貫して応援して来た。彼は必ずタイトルを取る棋士だと信じていたし、そのことを藤井氏への手紙にも認めた。
谷川浩司前竜王からストレートでタイトルを奪取したときも少しも驚かなかった。彼が編み出した「藤井システム」という攻撃的戦法は、故大山十五世名人が心血注いで深耕した「受けの振り飛車」の概念を根底から覆す革新的なものである。
プロ将棋のような実力主義の世界は、権益に保護された社会に適応する人間は絶対に入ってこれない。誰かが勝率の高い戦法を創造すれば、翌日からは、別の棋士がその戦法を実戦に採用して改良し、またその対戦者は必死で対抗策を講じる。勝負の結果がそのまま生活に密着している。この苛烈ともいえる清しさを持つ世界は、プロ囲碁の世界にもないほどだ。
羽生五冠はかつて将棋をＦ１レースに例えた。一手の間違いが死命を決するプロの将棋は、まさに頭脳のＦ１にふさわしいと言ってよい。
この戦いを記録した棋譜を読み込むことは、将棋好事家にとってこのうえもなくぜいたくな時間である。
第十三期七番勝負最終局を読む
どの棋士も、自分の政治手法を持っている。その応酬が一局を構成する。藤井猛という棋士は指し手の難しい中盤を「局面の単純化」によって打開する。一方の羽生善治は「局面を複雑化」させ、混沌とさせることで自己のペースに持ち込もうとする。最終局に限っていえば前者の戦略が功を奏した。
しかし、なぜ藤井竜王は局面を単純化する思想を持ちうるのだろうか。五筋中央で、金銀角を一気に交換した流れというのは将棋の大勢を決めてしまう点で極めて危険である。加藤紘一という政治家がいる。彼は政治の流れを変えようとして、大きく踏み出したかに見えたが、結局は頓挫した。その間の彼の一連の行動は傍目には内閣不信任案支持に一直線という中央突破の戦術に見えた。もちろんそのパフォーマンスだけでは詰み（総理の椅子）には至らないから、あくまで勝負のプロセスの一つであることは言うまでもない。その中央での折衝が終わった段階で、加藤は自軍の兵站線が孤立し、戦術的な失敗を認めざるをえなかった。中盤早々の投了である。
加藤紘一と藤井竜王の差は何か。
開戦前の序盤戦術（政治でいえば、十分な根回し）の差ではなかったか。藤井竜王が中盤で局面を単純化できるのは、序盤でその単純化を許しても自玉がなお堅牢な形をあらかじめ作っているのである。もちろんこの藤井流がすべての将棋で成功するとは限らない。しかし、少なくも彼はそのスタイルをよく自覚し、研鑽している。
一方、羽生という棋士は序盤の形にこだわらない。中終盤の激しい駆け引きの中で自分に有利な局面を作り出し、羽生マジックという奇手を使って勝つ。このようなタイプの政治家が日本にいるのだろうか。そもそも激しい言論戦自体がこの国の中で行われているか疑わしい。
ところで、この最終戦は思わぬ機転の１手で収束を迎えた。
詰むや詰まざるやの終盤、双方の玉とはほど遠いところに打ち捨てられていた羽生の歩を藤井が取って、羽生の陣営に置いた。それが決定打となった。中央での激しい駒の取り合いで始まった物量戦が、最後には最も力の弱い歩の一駒の働きで決まる。勝負の実際を暗示しているようで興味が尽きない。
[624] 国益についての議論 投稿者：崎谷博征 投稿日：2000年12月28日 (木) 18時32分植田さんへ
kikuno forumでの議論ですが、私の意見がそこでは削除されましたので、申し訳ありませんがこの場をお借りして投稿させて頂きます。（転載貼り付けはじめ）
＞国益についてです。
幕末の時代、生麦事件というのがありました。薩摩藩の大名行列が江戸から薩摩に帰る途中、神奈川県の生麦というところで、イギリス人の商人たちが数人、休日の散歩で、馬に乗って行列の前を通過しました。それを見て、薩摩藩のものが切りつけ、死者を出した、という事件です。これに対するイギリスの反応がすごく、軍隊が出動してきます。そして、薩英戦争が起きました。
これに対して、次のケースはどうでしょうか。
湾岸戦争の時です。アラブに商売に行っている日本の会社員たちから、危機的状況になってきたので、日本政府に何か手を打ってほしい、という声が出てきました。それを知った、当時東大教授をやめたばかりの西部すすむ氏は、「自分たちの欲望のためにそんなところまで行ったんだろ。誰もそこに行ってくれと頼んだわけじゃない。危機が起こってめそめそするくらいなら、最初から行くな・・」というようなことを雑誌に書いていました。
生麦事件と湾岸戦争での両者の反応の違い。これこそ、「国益」が何であるか、という問題の一つの事例ではないか、と私は思います。日本人の多くが西部氏のように考えるとすると、日本人にとっての「国益」とは何でしょうか。
（転載貼り付け終わり）
以上の植田さんの文章ですが、生麦事件と湾岸戦争の話の対比は、 少し問題があるのではないでしょうか。
生麦事件といえば、治外法権をよそに横暴きわまりない外国人に対する日本人一般の感情の発露でしょう。薩摩藩といえば、西郷隆盛を筆頭に陽明学が根強いところです。つまり言行一致を信条としていますので、日本人の武士道に照らしてみても外国人の傍若無人な振る舞いには行動を起こすしかないとの結論に導かれるのは自然だったでしょう。
しかし、この時もあくまでも薩英戦争であり日英戦争ではありません。
幕府は、これら外国人に対する鬱屈感は共有しているものの、むしろ薩摩が叩かれる方が都合良いという態度ではなかったのではあるまいか。この様な曲折した日本人の考え方、態度は現在も垣間見ることと思います。
湾岸戦争の話ですが、西部すすむ氏の様な意見はむしろ少数派なのではないのでしょうか。彼の意見は、自由と責任という意味では、至極当然だと考えます。（そこらはこの抜粋された文の前後を読め理解できると考えるが。リバータリアニズムの立場ではどうでしょうか。）
日本人の大半そしてそれを反映した日本政府の反応は、日本人の血が流れないなら金の力でもなんでも良いから、”アメリカ頼みで日本人の人命救助”ではないでしょうか。
ペルーの日本大使館占領の時も日本政府の抑留日本人に対する反応は同じでした。これは当時のフジモリの嘲笑を受けることになるのですが。
現在でも米軍の駐留続き、実質はアメリカ占領下にあり、CIAやジャパンロビーの残滓である自民党日本政府とすれば、そのうちなる反米感情は兎も角、打ち出す政策といえばweakなリベラル外交以外にはないのでしょう。
つまり、珍しく単一民族に近い形で存在している古い国家ながら、長短期の国益を考える牙は抜かれ（角栄バッシング）せいぜいいっても所属の集団の利益までしか思考範囲が及ばないのが繰り返し申し上げている様な現状でしょう。
（この点、今後の自民党が国益というものを長期的に考える政策を実行できるかには、大きなクエスションマークがつきます。CIAの「2015年の世界情勢」（Dem.18）というリポートの中でも日本の経済のみならず、相対的地位も低下する様な主旨がありました。）
つい最近までは”日本人にとっての「国益」”などと言うことすら憚れていたのですから。
それから、アラブに商売に行っている日本の会社員たちを助ける事が”国益”に叶うことと言えるのでしょうか。（言い換えると”国益”という言葉を持ち出すなら、アラブに行っている日本人の商売は”国益”に叶っていたのでしょうか。）
湾岸戦争自体が複雑な事がありますが、ここらは、議論の余地がありそうです。
最後に、翻ってアメリカの”国益”とは何でしょうか。湾岸戦争はアメリカにとって”国益”に叶うものだったのでしょうか。
実はこの様な疑問を呈したのは、湾岸戦争の１年後に書かれたグレース・ハルセル著、邦題「尻尾（ユダヤ）が犬（アメリカ）を振り回す」にアメリカの病理が鋭く描かれていて、ふと”国益”という言葉からこの著作を思い出したからです。
優れた見識をお持ちの植田様にはリバータリアンにとっての”国益”とは何かを御教授下さい。
崎谷 博征 拝
[623] I watched it! 投稿者：Angelix 投稿日：2000年12月25日 (月) 15時13分Why don't you get your board linked?↑って，これで合ってます？掲示板にもリンクしないって書いた積もりなのですけど…
[622] 本日開店！ 投稿者：おくやま 投稿日：2000年12月25日 (月) 08時53分こんにちわ。アメリカ政治情報メモのおくやまです。
本日、友人のDashi氏の協力により、「アメリカ政治情報研究」という独立サイトを正式に開店しました。今後ともよろしくお願いします。http://www.h3.dion.ne.jp/~dashi/index.htm
[621] 追加 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月24日 (日) 17時58分メリット ワード検索が使える
[620] 新しい「今日のぼやき」用CGIを探す１ 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月24日 (日) 17時54分http://www2s.biglobe.ne.jp/~hiroP-Is/cgi-bin/sample/diary.cgiメリット
これは、コラムの一日ごとの表示と、月別一括表示ができるのがよい。
また、フレーム式になっていて、左側が自動的に目次の役割を果たすのも便利である。
また、恐らく月が変わると、先月分は生成ログから除去され、固定過去ログ化するであろうから、CGIサーバーの負担も少ないであろう。
デメリット
i-modeやパスワード認証方式などへの拡張が容易なのか不明。
ケントのようにバグが見つけられつくされているかが不明。
センドメイルが使えるかどうか不明。
しかし、今のところ一押し。
P.S.白い星さま、メール確かに受け取りました。必ず本はお送りいたします。
[619] 副島先生へ 投稿者：Larry 投稿日：2000年12月23日 (土) 11時37分皆さん、お久しぶりです。副島先生の「ぼやき」を拝見しました。副島先生は、西山先生と直接電話で話される仲なのですね。そう言えば、片岡先生とも電話で話されたと、「ぼやき」でだいぶ前に書かれていたと思います。そして西山先生も片岡先生も、お二人ともスタンフォードのフーバー研究所にいらっしゃるとのこと。でしたら、副島先生はこれら両先生に推薦状を書いてもらって、フーバー研究所かスタンフォードの政治学科のvisiting membershipに応募されてみてはどうでしょうか。いわゆる「客員教授（又は助教授）」としてスタンフォードに行かれてみてはどうかと言う事です。副島先生は著書がたくさんあるので、応募すればかなりの確率で受け入れてくれると思います。そしてスタンフォードの政治学者と語り合って、自分の思想（日本属国論やアメリカの対日管理政策etc）がアメリカの政治学界に通用するのかどうか、つまり副島先生ご自身の学問・思想が、先生が常々言われている世界水準に達しているのかどうか確かめて見てはどうかと思います。日本にいるくだらない学者たちとやりあうのは、はっきり言って時間の無駄です。ぜひスタンフォードに行って、アメリカの政治学者たちと語りあっていただきたいと思います。スタンフォードの学者に認められれば、日本のアホ文科系学者たちは、副島先生に手を出せなくなると思いますしね。ではまた。
[618] 白い星さま 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月20日 (水) 10時21分早速のご協力、どうもありがとうございますm(__)m。お礼の本をお送りしたいので、住所をメールにて教えてくださいませんでしょうか。
Ｐ．Ｓ．なるべくサイン本もいれたいと思ってます。
[617] 無題 投稿者：白い星 投稿日：2000年12月19日 (火) 00時48分２０００年５月１１日村上君への手紙
２０００年７月２８日日本の英語教育改革提言とその他
２０００年６月１２日私は選挙の応援に行くとりあえず以上です。
[616] Re[613]: 「今日のぼやき」の再構築 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月18日 (月) 17時18分>どなたか時間のある方で、このログと目次を照合して、欠損分があるか確認していただければ幸甚です。最初にこの作業をやっていただいて、当掲示板にて報告していただいた方に、お礼として副島本を3冊プレゼントします。
結果をアップロードされた後、webmaster@snsi-j.orgまで、本の郵送希望先住所を明記してメールください。
では、また。
[615] 検索について 投稿者：田中 投稿日：2000年12月18日 (月) 00時52分田中です。
検索に関して簡単なテクニックを書いておきます。1) 検索サイト
Google を使う
http://www.google.com/intl/ja/ ＜−日本語もＯＫ
又は
http://www.google.com/
Googleについて学術的なことを知りたい人は
bit(共立出版）12月号を参照
その他の検索サイト
http://infonavi.infoweb.or.jp/ ＜ー日本語で検索するならいいかも
http://www.alltheweb.com/ ＜−昔使っていた。
2) 人差し指ではクリックしない。
リンク先を人差し指ではクリックしない。
必ず右クリックして"新しいウインドウで開く" を選んで、新しいウィンドウに表示させる。
不要なウインドウはクローズすればいい。
時々、javascript等を使っていて、右クリックから起動できない場合がある。
そのときは通常のクリックでＯＫ
3) 段階的に探す。
たとえば、
http://www.bbb.co.jp/ddd/eee/fff.html
というサイトを見つけたら、
http://www.bbb.co.jp/ddd/eee/
http://www.bbb.co.jp/ddd/
http://www.bbb.co.jp/
を一応開いてみる。
4) 面白そうなHPは必ず記録しておく。
とりあえず、こんな感じでしょうか。
参考まで。
[614] 副島先生絶版本について 投稿者：渡辺 投稿日：2000年12月17日 (日) 14時46分はじめてこちらに投稿させていただきます早稲田大学4年の渡辺と申します。
来年度より不動産業界で仕事をする予定です。
現在、副島先生の著作を貪るように読まさせていただき、ぜひ先生の絶版本も読まさせていただきたいと思っている者です。たしかに、図書館等で幾つか先生の絶版本は貸出をされているわけですが自分が根っからの収集僻でアナログな人間であること、かつ、この掲示板を読まさせていただき副島先生絶版本の需要があることがわかり、復刊ドットコムという絶版本を復刊できるウェブサイトをこの場を借りて紹介させて頂くことに致しました。
そのウェブサイトの説明として、以前副島先生に今ウェブサイト復刊希望登録についての了解をいただいた僕のメールの一部を貼り付けさせていただきます。
（貼り付けはじめ）
前置きが長くなりましたが、本題は
復刊ドットコム http://www.fukkan.com/
というインターネットのサイトがありまして、100人ほど復刊したいという人が集まると絶版になった本を復刊できるというものなのですが、そこに副島先生の著作を登録させて頂きましたので、報告させて頂いた次第です。
自分としては副島先生の絶版本をぜひ復刊したいと考えておりまして、恐れ多くもメールをさせて頂きました。
たしかに、著作権の問題がどうなるのか不明（この点はおそらく大丈夫だと思いますが）で先生の絶版本もすぐに他の出版社が版権を買い新たに出版される可能性もあり、また、先生御自身が「斬り捨て御免」をHPに公開して頂いている訳ではありますが、勝手に登録させて頂きましたことをお許し下さい。
（貼り付け終わり）
というわけです。現在僕が復刊希望登録させていただいている先生の著作は
アメリカンドリームの終焉
政治を哲学する本
斬り捨て御免！
リバータリアニズム入門
です。もしよろしければ是非復刊投票をして頂きたいと思っています。
最後に、僕は大前研一氏の著作を多数読んでいますので、先生の大前研一論を非常に楽しみにしております。
それでは、失礼致します。
[613] 「今日のぼやき」の再構築 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月17日 (日) 02時10分こんばんは。さて、「今日のぼやき」の目次が、田中さんとシステム担当氏のご尽力でついに完成しました。
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/index.html
で、過去ログの欠損分なんですが、実は9月3日分までは、私がバックアップをとっていた分があります。
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/log/wd200002.html
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/log/wd200003.html
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/log/wd200004.html
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/log/wd200005.html
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/log/wd200006.html
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/log/wd200007.html
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/log/wd200008.html
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/log/wd200009.html
どなたか時間のある方で、このログと目次を照合して、欠損分があるか確認していただければ幸甚です。
それでは、失礼します。
[612] 新コンテンツのご案内 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月17日 (日) 01時51分このほど「新人のセミナー」で連載され好評を博した「地政学の授業を覗く」が、おくやまさんの友人のDASHIさんのご協力により、装いも新たに専用ページとして再構成されました。これは必見です！！http://www.h3.dion.ne.jp/%7Edashi/chisei0/index.htm
[611] Re[605]: 断固処断すべき連中と思うが 投稿者：田中 投稿日：2000年12月16日 (土) 16時09分> 国外の反日勢力と一体になって、日本叩きを行なってきた朝日新聞主流派系
>・岩波書店系の連中は、このまま、過去に頬かむりをして、知らぬ、存ぜぬで逃げ切る気なのだろう。
(略）> 例 佐高信 和田春樹 小田実 筑紫哲也 本多勝一
責任なんて追及しても、彼らは痛くも痒くもないですよ。そんな甘い連中じゃないですよ。
ああいう連中は、永久に反省しないタイプの奇形的な精神構造の人間です。
だいたい、自分が被害を受けたわけでもないのに、人に対して謝罪しろなどと平気で言う事の出来る人間たちが普通の人間であるわけが無いでしょう。
朝日は、ゾルゲ、尾崎秀美の頃から "反英米、親共産主義" で７０年以上の間、つまり戦前戦後を通じて一度たりとも信念を変えた事が無い新聞社ですから、これからも信念を曲げずに害毒を流しつづけます。
日本が平和であるかぎり、彼らはこのままのさばるでしょうし、当分は放置するしかないです。
p.s
昨日、本屋に行ったら 副島氏がぼやきで書かれていた、"田中角栄の真実" が８刷になってた。すごい。８刷！！ 誰が買ってるのかしらないけど、静かなベストセラーです。
p.s2
中川八洋氏の "近衛文麿とルーズベルト"(絶版）が弓立社の社長の宮下氏によって"大東亜戦争と開戦責任" と改題して復刊しました。弓立社から出ています。
中川氏は徹底的な、親英米主義者ですが、それを差し引いてもこの本はぜひ読むべき本だと思います。当時の陸軍と近衛文麿がどれだけ共産主義にかぶれていたか、そして、何故だらだら中国で戦争をしたのかについて詳細にかかれています。
[610] 不動産業の安斎君からの再信メールを転載する 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年12月16日 (土) 10時13分続けて、副島隆彦です。私が、ここの掲示板にあんまり書き込むと、みんなが萎縮するのかなあ、とすこし気にしています。
しかし、ここに書き写すしか他に無いのです。
以下に貼り付けるのは、不動産業界にいる安斎君からの私あての再信メールです。これで、以後は、安斎君から、日本の不動産業界（土地・建物の流通業界）の現状、窮状の報告と、それからこの先あるべき制度改革の意見等が聞けることと楽しみにしています。
（転載貼り付け始め）
Date: Mon, 11 Dec 2000 12:43:20 +0900
From: 安齋 信行
To: 副島 隆彦
Subject: 先日は直々にご返事を頂き誠にありがとうございました。 先日は自分のような若輩者にご返事を頂き誠にありがとうございました。
まさか、先生直々にご返事を頂けるとは夢にも思いませんでした。いえ、少なからず返事を頂ければというような期待を持っていたことは事実ありますがそれでもいちいち送られてきたメールに返事を書かれていては先生自身の身が持たないはずと思っておりましたので大変光栄です。
改めてここでお詫びを申し上げます。先日のメールから先生のご不興を被るご様子がとても伝わってきました重ねてお詫び申し上げます。しかし、先日メールさせて頂いた時点で実は先生の「副島国家戦略研究所（ＳＮＳＩ）」のＨＰの存在をまだ知りませんでした。
甚だ非礼の極みなことお許しください。「副島隆彦のぼやき漫才」だけしか拝見させて頂いてなかったものですからその中での著書の紹介からのそのＨＰ上での購入方法が正直分かりにくかったのです。自分はネット関係の仕事ではなく不動産関係の仕事に従事しておりこの手の通信手段は少なからず勉強不足なところがあります。そんな人間がメールを先生にお送りすること自体誠に許しがたいこととは承知しておりますが。
僕自身不動産業界に身を置きすでに９年の月日が流れておりますが、存外この業界も非常に保守的というか５０年以上前の法規定がいまだにその主軸を形成しており現代のニーズに対応しきれていないのが現状です。
部分的な法改正などはされておりますがやはり根本から見直す時期に来ているのではないかと常々思うところであり当社社員一同新しい不動産業界のあり方を他の同業者の同じ志を持つ同士と提唱しつつ日々業務に励んでおります。
不動産業界とはつまり「住」を司る大切な分野です。
そうです。人間が生活する上で必要不可欠な衣・食・住の住です。自分自身崇高な分野だと思っているのですがいやはや業界全体の水準はというといかがなものでしょうか・・・。申し訳ありませんくだらないことを長々と書いてしまい。
それはさておき早速先生の著書をＨＰ上で購入させて頂きました。届くのに７日くらいとのことですがとても楽しみに待っております。今後も購入し続け先生の著書は一通り拝読させて頂く所存です。自分自身国際戦略などということを語るには程遠い身分ではありますが今後の人生というか生活を営む上で多々参考になるのではと思いますので。
先生のご活躍に影ながら期待しつつ日本人として今後もこの国がよい方向に向かうことを切に願っています。先生のようなお考えをもてる人々が一人でも多くさまざまな分野において排出されることを、物事を客観的に正しい判断基準を持ちその上で今後の対策を検討できるだけの技量を持ち合わせられる人が増えることを期待して。
早急にご返事を出させて頂こうと思っていたのですが、企業視察の研修やスケジュールになかなか余裕がありませんで遅くなってしまったこと改めてお詫び申し上げます。
株式会社 シー・エフ・ネッツ 王子店
店 長 安 齋 信 行
Ｅ−ｍａｉｌ anzai@cfnets.co.jp
Homepage http://www.cfnets.co.jp
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦拝。
[609] 長坂君からのメールを転載する 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年12月16日 (土) 09時43分副島隆彦です。以下に転載貼り付けするのは、長坂信一君からのメールです。
この文章を読んでいただければ、彼がどういう立場であり、今、どのように生きているか、だいたい推測がつきます。
私は、彼のようなカルト( cult 新興宗教）に青春を入れ揚げてぼろぼろになったあと、そこから離れて、新しい人生を始めようという人たちが、確実に、この国にも、何十万人もいることが理解できます。
頑張って、着実で無理の無い、自分の身の回りのことをきちんとやり、人のことや回りの目などどうでも良いですから、ひたすら自分を助けて、自分の幸せを追求する生き方を見つけ出してください。
私には、何もしてあげられません。ただ、この長坂君のように、自分の考えと、逝去された弟さんの書き遺したものを、みんなに読んでもらいたい、という気持ちは良く分ります。
そこで、この長坂君のメールのような「発表の機会」を求めている人たちに、機会を与えるために、私たちのこのサイト（言論系のネット革命）は努力すべきだと思います。そのための「発表の場」を各ジャンルごとに、すこしづつ作って行きますので、お待ち下さい。
長坂君は、その亡くなられた、司法修習生（司法試験に受かった人たちが２年間、法務省の研修所で理論と実務を学ぶ）だった弟さんの文章を、長くてもよいですから、この掲示板に、載せて下さい。
読んで、長坂君にメールを出したい人は、出して下さい。
私に出来るのはここまでです。
日本の言論界には、有名言論人になった人しか、あんまり意見発表の機会がありません。言論も商品であり、あふれかえっている為に、選ばれた人々の文章だけを中心に、議論することになってしまうからです。
仕方のない面と、どこか統制されていておかしいな、と言う面の両面があります。
私たちは、特定のカルト集団の巧妙な侵入ぐらいは、簡単に撃退できますから、ここのサイトの「政治的・宗教的価値からの中立性」とは言いませんし、「不偏不党性」などとも言いませんが、大きな意味での、偏りの無さを信頼して下さい。
私たちは、一切の言論弾圧の類と闘い続けます。
では、長坂君からのメールを貼りつけます。
（転載貼り付け始め）
Date: Wed, 6 Dec 2000 16:55:21 +0900
From: "長坂 信一"
To:
Subject: 裁判のカラクリ副島先生、はじめまして。
『裁判のカラクリ』を興味深く読ませていただきました。
しかし、私には、興味深くと言える現実はありません。
ここで、私の自己紹介をさせていただきます。
長坂 信一 (ながさか しんいち）
１９６１年、福島県郡山市生まれ。
東北大学経済学部経営学科卒業。
長野県職員を経て、１９９３年、法の華三法行天仕(職員）となる。
福岡支局長、北海道支局長、関東支局長などを歴任し、布教活動で全国を行脚する。
２０００年７月、同脱会。
そうです。私はあの全国を騒がせた法の華に７年間在籍していました。
実は、私自身例の件で、今年の６月に逮捕されました。しかし、私の場合は「お前も被害者だ」（笑い）ということで、釈放されました。
その体験から、�．瓮妊�アによりるリンチとも言える報道 ��警察、検察の信じられない実態 ��裁判そして司法、法律に対する大きな疑念 以上について国民の皆さんに、真実を知っていただきたいと思い、ペンを取りました。その原稿が分量にして本１冊ほどになったのです。
私事で恐縮ですが、私の弟は早稲田の法学部を卒業し、第４３期司法修習中に不慮の事故で亡くなりました。一時は弟の目指していた司法に対して、尊敬の念を抱いていたのですが、今回の体験で大変なショックを感じました。このままでは、司法はダメになる・・
そこで、私の魂の叫びである原稿を、何とか副島先生に見ていただきたいのですが、いかがでしょうか。年末でお忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
突然のメールの失礼をお許しください。
長坂 信一
nagasaka-s@mtj.biglobe.ne.jp
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦拝。
[608] ブックオフという会社について 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年12月13日 (水) 09時59分副島隆彦です。今、初めて、ブックオフ ＢＯＯＫ ＯＦＦ という古本業で全国展開している、元気な会社のＨＰを開いてみました。
なるほどなあ、こんな風にがっばって、元気な創業者というのは、どんどん日本社会の中で、世の中の必要と流れに従って、即ち、市場原理＝経済法則＝近代資本主意義の精神に従って、大きくなってゆくのだなあ、と関心しました。
以下に引用で貼りつける文章は、そのサイトの中で、私が気になった(気に入った）一文です。この坂本 孝氏が、ブックオフ（全国５６０店舗。
フランチャイズ契約店も入れてだと思う）の創業者だろう。
私たちも頑張らなければ、と思いました。既成の大メディア、大出版社何かに負けてたまるか。知識・思想・学問などというものに興味を持つのは、国民の１％だ。つまり、オタクだ。今の言葉で言えば、マニアだ。
だからいいのです。「言論系のネット革命」は、日本では、だからこそ、私たちがやり遂げてみせるのです。
漫画やら、ビデオやら、古本やらと言う、きっと昔の考えからすれば「きちんとした人たち」は近寄らないところから、新しいビジネスは、生まれてきます。
私たちも彼ら、新しい時代の波のうしろから、ヨタヨタしながら、付いて行って、決して、威張らずに、「ただ、本当は、僕たちがこの国で一番、頭がいいんだよ。自力で考える力を持っているんだよ」と内心の信念を堅持しながら、前進してゆきましょう。
それでは、ブックオフのＨＰの中の文章を勝手に引用します。こういう場合は、私の評論文の中の自然な流れに従っているから「正当な引用権」に入るだろうから、いちいちブックオフ社の許可はいらないだろう。
（引用始め）
なぜブックオフは学生ブックオフを推進するのでしょうか？
ブックオフコーポレーション代表取締役 坂本 孝
なぜ、ブックオフは学生ブックオフを推進するのでしょうか？
目白駅前店のオープニング時の代表取締役 坂本 孝のスピーチ
今回は、有薗、宮城２人の経営者が、世に学生の実力を問うという、すごいことが始まる幕開けです。週刊誌にも紹介されたりして、「こんなこと２人にまかせちゃって いいのかな」なんて私もいささかドキドキし、ちょっぴり反省もあるんですが、期待感の方がずっと大きいので、今日の日があるわけですね。この企画は、学生のインターンシップを支援する、エティックの竹内さんたちと、「学生ブックオフを創ろうよ」と話したことから始まりました。有薗君、宮城さんは、鹿児島の同じ高校の同級生です。２人でいるとケンカをするのですが、今回、進むべき目標が一致して、会社設立に至りました。ブックオフコーポレーションは、これから100人の社長を創ることを目指しています。人間の能力は青天井だというこ とを、ひたすら信じることからこの企画は始まりました。
「学生っていったい何なの ？」という話をいろいろな人とする機会があります。6大学から巨人や西武のエース になっていく人がいますね。なんでビジネスの世界、特に大企業に入ると、６大学を 卒業した人がお茶くみをやったり、自分の考え方が10年もうずもれて、毎日会社に行くのがいやでしょうがないということになってしまうのでしょうか？ 大学が自由な世界であるならば、学者になるために 勉強する人がいるならば、経営の現場で実務を学ぶ人がいてもいいと思います。体育 会がプロの選手やオリンピック選手を育てることがあるとすれば、ビジネス体育会と いうものがあってもいいんじゃないかと思います。その発想こそが今回の企画です。
今、大企業の人事の人と話をすると、「今の学生は礼儀を知らない、字が書けない、ありがとうが言えない」というように悪いことばかり言う人がいます。「若い人は、土俵と チャンスと勇気を添えることによって、爆発的な力を発揮するんだ」と、私はひたすら信じていますので、そういう人たちに一泡吹かしてやりたいという気持ちもあって、20歳台前半の人たちに経営を任せようと思いました。
ただ、学生であればできるということではありません。家庭教師をすればもっと時給はもらえます。しかしこの二人は、歯をくいしばりながら頑張りました。「俺達が偉いんだ」なんておごることなく、着実に進んでください。この２人がスターで はありません。スタッフさんがスターになって欲しいし、お互いの夢を実現する、目白駅前店であってほしいと思います。
（引用おわり）
副島隆彦拝。
[607] 松本さんへ 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月12日 (火) 23時47分こんばんは、松本さん。ええと、＞逆鱗に触れてしまったようです。
なんですが、｛５９８｝を読んでも、別に逆鱗に触れたようには思えませんよ。
＞とりあえず、私の出した宿題（レポート課題）ぐらいは、こなして見て下さい。私は、自分の書いた内容が、冷酷に批評されることを、心から待っています。宜しくお願いします。
このあたりの表現から、どのように「逆鱗」という言葉が引き出されるのか、よく分からないな〜(^^;。
「逆鱗」という言葉は、以前のＲｅｎｓｅｉさんへの先生のレスの時の方が、はるかにぴったりはまると思いますけど。
＞心情面での軋轢でお別れしたことは残念です。
ていうか、今回「お別れした」主体は松本さんの方なので、「残念です」とあたかも他人事みたいに書かれるのには、ちょっと違和感を感じます。
副島系サイトとある程度距離を保っていくという松本さまの気持ちは勿論尊重致しますが、｛６０６）は、
＞先生の宿題はやらせていただきます。
というご宣言の履行にはなっていませんから、
＞また発言する機会があれば
とおっしゃらずに、ご自分でなされた宣言をきっちり実行されることを望みます。
[606] Re: [602]、[603] 投稿者：松本 投稿日：2000年12月12日 (火) 21時58分巽さん。こんばんは。
ご要望におこたえして、簡単ではありますがやってみたいと思います。
増田先生について言えば、物事の本質を一言で表現する能力は天下一品だと思っています。それは時代を読み取る感性と直観力がずば抜けてすぐれているからではないでしょうか。そして私たちが見逃してしまうような事象から結論を導く閃きは素晴らしいものがあります。また増田先生は窮めて率直で責任感が強く、考える前に行動を起こす実践家と言えます。
一方副島先生は博覧強記の天才だと思います。そして学者の領域の枠を越えていくようにも感じています。ですから発展途上であり益々完成域に向かって進まれ、思考枠もこれから変化されると予想しています。そしてこれから活動範囲も広がりをみせ、政治的な発言、行動を通じて社会活動が充実していくでしょう。しかし副島先生は先ほど申したように博覧強記の天才であり、鋭利な刃物をお持ちです。私はこの面で先生に進言しましたが逆鱗に触れてしまったようです。もし先生が一学者としての領分を守られていく人ならば、私は最初から副島先生に興味関心などなく、また無礼とも思える進言などしなかったはずです。心情面での軋轢でお別れしたことは残念です。副島先生のこれからのご活躍ならびにご発展を心よりお祈りしています。追記；
「松本レポート」は廃刊しましたが、副島サイトはこれからもみていくつもりです。また発言する機会があればこの「掲示板」に書くつもりです。
[605] 断固処断すべき連中と思うが 投稿者：Shibata 投稿日：2000年12月12日 (火) 04時00分 ラーメンブームに乗った街おこしが話題になったが、その２匹目のドジョウを狙えとばかりに横須賀で、地元の飲食店が海軍カレーなるものを売り出している。私が初めて、横須賀の海軍カレーなるものを、知ったのは、産経新聞の夕刊であった。 それから、しばらくした後、夕方の主婦向けテレビ番組で海軍カレーの特集が放送されていた。これだけなら、ネタ探しをしていた、番組制作者が、恐らくは私と同じように、新聞で見て、飛びついただけの事であろうで終ってしまう。普通の人の判断ならば、そうなる。しかし、私は番組を見て、驚いた。
「海軍」カレーなるものを放送していたのが、朝日新聞系のメディアであったからだ（その後、本紙たる朝日新聞でも記事にされているのを確認した）。
一体、朝日はいつから「海軍」なる言葉を、否定的意味合い以外において使うという重大な路線転換をしたのだろうか。あれほど、旧日本軍を憎悪していたのにである。私は、番組進行者の隣に、座っている朝日新聞論説委員で、かつてポル・ポトの虐殺はなかったと書き続けた和田の反応を待った。「海軍」なる語が肯定的に使用されていたにもかかわらず、和田は何らの拒否反応を見せなかった。
和田ならば、これまで朝日新聞の記者たちが、災害・被災地などで作業する自衛官達を意図的に無視し、カメラの被写体からも外してきた苦労を知らぬはずはあるまい。その先輩記者たちの苦労を知らぬはずのない彼が、番組中に旧帝国海軍の話が出てきた際も、なんらの拒絶を見せなかった。番組の趣旨が違うので、拒否的反応を示す必要がないと考える向きもあるかも知れないが、かつての朝日ならば、軍に関連するものはすべて避けてきた筈である。現に、災害地で作業する自衛官を報道写真から、そっくり外してきた。かつての信念はどうしたのか。彼がやってきた事は、今頃、「すいません。昔、馬鹿やってました」で済ませられることではない。
国外の反日勢力と一体になって、日本叩きを行なってきた朝日新聞主流派系・岩波書店系の連中は、このまま、過去に頬かむりをして、知らぬ、存ぜぬで逃げ切る気なのだろう。彼らの過去を追及せず、したがって逃げ道を与えてやり、国内の団結を最優先とするのが、アメリカの頚木から逃れるには不可欠なことであるとは理解できるが、果たして知識人の生き方として、彼らの所業を不問に付すというのはどうなのだろうか。彼らの過去の言動を精査し、政治言論人として、厳しい審判を与えるべきではないかという思いがしてならない。
自らの過去の言説・行動が歴史の審判（四人組追放、ソビエト崩壊、中国の社会主義市場経済路線［毛沢東路線の放棄］、ハンガリー動乱、プラハの春、北朝鮮の惨状、ドイモイ、南京事件捏造等）を受けたにもかかわらず、今も何食わぬ顔をし、政治言論人として、発言を続けている人間の扱いをどうすべきであろうか。
国内の団結を最優先すべきか、責任追及すべきか。
例 佐高信 和田春樹 小田実 筑紫哲也 本多勝一
[604] モンタナ州魚類、野生鳥獣類、公園管理部のお金の流れ 投稿者：石井利明 投稿日：2000年12月11日 (月) 00時20分はじめまして。以前副島先生の今日のぼやきに取り上げてもらった、漁業協同組合の石井利明と申します。
はじめに、副島先生、メールありがとうございました。微力ながらがんばりたいと思います。本文をはじめる前に、漁業組合について少し誤解なさっているところを指摘します。組合員の中心は漁業や養殖の関係者ではなく、釣り好きの一般人で、大多数がサラリーマンです。これは大多数の他の組合でも同様だと思います。当組合では、約1,100枚の株券を発行しています。こんなところに経営的センスが欠ける原因があるのでしょう。 以下本文
今、アメリカの自然保護論者たち（Animal rights 派の人は含まれないだろう）は勝利の雄叫びをあげているという。その理由は、アウトドア・レクリエーション関連の経済規模が、12兆円を超えからだ。これは、マイクロソフトの売上の3〜4倍に相当する。この事実よって、彼らは「我々は、勝った」と宣言したのだ。実に頼もしい。
以下に、そのレクリエーションのフィールドを管理（国立公園等を除く）する州の機関の収支を報告したいと思います。
Montana State Fish, Wildlife & Parks
モンタナ州魚類、野生鳥獣類、公園管理部（Montana Fish, Wildlife & Parks 以下FWP）の98年の年次レポートの収入と支出に関する1999年の予算（以下1ドル108円換算）の内容は以下の通り。
歳入
ハンティング及びフィッシングのライセンス
38億2,000万円（68.8%）
＊モンタナ州以外から訪れた人の売上が２/３を占める。
連邦からの歳入財源は狩猟用具や釣具、ボートの燃料などにかけられる税金）
10億9,000万円（19.6%）
＊この約90％が魚類、鳥獣類のレストレーション（壊された環境の修復）に分配される。
その他の州の歳入（財源は州立公園の使用料、州の宿泊施設使用税の一部など）
5億9,700万円（10.8%）
州の一般財源
4,400万円（0.8%）
支出
お金の使い方はオペレーションとキャピタルの二つに分かれている。
オペレーション（以下O）：魚類、野生鳥獣類、公園の資源に対する日々の管理費用。
キャピタル（以下C）：施設の改装や建設、重要な生息地の保護や価値を高める作業という、FWPが持つ資産に対する大きな修復や維持管理費用。
水生生物
水生生物部門は、モンタナ州の魚類及び他の水生資源の管理及び絶滅から防ぐことについての責任を持つ。
O：6億9,500万円 C：5億800万円 合計12億400万円（21.7%）
野生鳥獣類
野生鳥獣は、この州に住む、大型の狩猟対象となる動物・高地に生息する狩猟対象となる鳥類・狩猟対象となる水鳥・毛皮取りの対象となる哺乳類・狩猟の対象外の鳥類・絶滅危惧種などのすべてに対して管理責任を持つ。
O：7億3,300万円 C：4億1,100万円 合計11億4,500万円（20.6%）
公園
公園部門は、州内の全ての州立公園とその付属の場所を、重要な歴史的文化的資源を保存する一方で多様なレクリエーションの機会を保証することを目的として開発、管理、活動する責任を持つ。
O：5億3,400万円 C：1億9,500万円 合計7億2,300万円（13.1%）
管理と財務
本部管理スタッフは主要な政策立案や行政上の決定を行う。それぞれの地域の監督官は政策やプログラムの現場での実行を扱う。行政財務部門は予算編成、支出報告、備品購入、人事、データ処理とFWPのライセンス機能を運営するなどの責任を持つ。
O：9億8,400万円 C：3,700万円 合計10億2,100万円（18.4%）
フィールドサービス
フィールドサービス部門は、狩猟のための公共通路の確保、土地所有者と屋外スポーツ愛好家との親睦プログラムはもちろん、FWP の所有地で内でのプログラムや建設プロジェクトに対する責任も負う。
O：6億500万円（10.9%）
法の実施
法律実施部門はモンタナ州法、FWPの規則やFWPに委託された規則を実施する責任がある。この部門の職員は、個人の所有権に関する法律や職務に関係のある狩猟や釣りの規則と同じように、州のボートやスノーモービルの規則、州立公園の規則も施行する。
O：6億3,600万円（11.5%）
保護のための教育
保護教育部門は、メディアに対してFWPの活動の話題を提供したり、多様な環境教育や屋外で遊ぶ際の安全対策プログラム等の案内を広めたりする情報センターとして活動する。
O：2億800万円（3.8%）
この中で彼らが強調しているのは、やはり、FWPがレクリエーションを楽しむ人たちのお金で運営されていることで、州の一般財源からの資金が予算の1％以下であることが特に強調されている。
我々の漁協と共通するところは、税金をもらっていないというところぐらいで、内容は月とすっぽんである。アメリカとの状況の違いについての全国内水面漁業協同組合（我々漁協の親分）の見解は、以下のようなものです。
わが国の公有水面の水産動植物は、民法で「無主物」とされている。漁業権の義務として課せられた放流魚といえども、公有水面においては無主物となるので、採った者の所有物となる。この不合理を解消するために、漁業法第129条で以下のような漁業規則の規定が設けられた。
第5種協同漁業権が設定されている内水面（ようは漁協があるところ）で釣りをするときは、漁協が定めた遊漁規則の遵守と、遊漁料を支払わなければならない。この遊漁料の額の決定と変更については、都道府県知事の認可が必要である。
この事実を持って我々の親分は、内水面の水産資源が、国の管理する国有財産であり、各州ごとに遊漁（釣り）についての厳しい規則が定められて米国と、公有水面における水産生物に対する考え方が根本的にちがう、と言い訳したかと思えば、「我々は営利団体ではない（それは法律で禁じられている）、我々は無私の精神でがんばってきた。曲がりなりにも自然が残ってきているのは我々の力である」と言ったりもしている。
かなり情けない状態であるが、私は市場法則の力で変えてやると密かに燃えている。
[603] ５９９を読んで 投稿者：巽 投稿日：2000年12月10日 (日) 23時41分ごめんなさい さっき 操作まちがいました 松本さんへ返信です松本さんは 副島さん増田さんの比較論をおっしゃっているようなのでまずご自分で比較論を展開されてはいかがでしょうか
私は お二人の offshore bankに対する考え方が１８０度違う点に興味があります 考えがまとまったら また投稿したいと思います
松本さん 宿題ができたら また読ませてください
[602] Re[599]: re. [597] 、[598] 投稿者：巽 投稿日：2000年12月10日 (日) 23時17分>副島先生はRising Sun君と約束され増田先生の本を読まれと思います。その結果としての評価が「世界中をまたにかけて、昔の「大陸浪人」のように渡り歩いた人々の経歴というのは、そんなに信頼がおけるのです。」という一文で終わっているのは納得できません。もっと体系的に説明して頂きたいと思います。私は出来るだけ人を悪く言わないようにしてきました。その様に親に教育されてきたからです。そのことに対し私は感謝しています。先生が人を悪し様にいうのは先生の魅力の演出かと思った時期もありましたが、今となってはそれが違うことが分かりました。それは全体の真意を汲み取る前にある一部分に異常に反応されているからではないでしょうか。今回増田先生のことをもっと体系的に説明してくださいというのはそういう意味でもあります。今回の私のメールの真意が分かっていただけなかったのは残念です。この件でこれ以上先生と対話しても無駄なような気がしています。先生の宿題はやらせていただきます。先生も増田先生の批評はきちっとやって頂きたいと思います。
>尚、松本レポートは廃刊とさせて頂きます。
[601] お疲れ様でした 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月09日 (土) 19時44分＞松本レポートは廃刊とさせて頂きます。松本さん。了解です。近日中に消去しておきますね。
[600] 本の調べ方の補足：「安齋君からのメールの転載」を読んで（２） 投稿者：志村正昭 投稿日：2000年12月09日 (土) 18時25分 589の書き込みに対して、副島先生から「今日のぼやき」で評価してもらい恐縮しております。感謝します。副島先生の「そんな事ぐらい自分は知っていたなどと、偉ぶらないで、自分が手に入れて確立したネット技術を公開し、交換しあって全体としてのネット力を高めましょう」という呼びかけにこたえて、ここでもう少し補足しておきます。 わたくしがインターネットでなにか特定のテーマについての文献や、特定の文献を調べるときには、まず前回も挙げた早稲田大学の蔵書目録であるＷＩＮＥのページを見ます。理由はたんに、早稲田大学中央図書館を常日頃利用させてもらっているからで、これで調べて所蔵を確認して、実際に出かけていってその本を見る、という手順です。また早稲田は蔵書数も多いので、特定テーマの概要をざっと把握するには便利です。
早稲田大学学術情報検索システム（WINE）
http://wine.wul.waseda.ac.jp/
大学に所属している方であれば、国立情報学研究所のNACSIS Webcat
などで文献の所蔵を調べて、所蔵している大学の図書館を通じて、相互貸借で本を取り寄せることができるはずです（大学によっては、卒業生や修了生、さらには一般市民に利用を開放しているところもあります。
出身大学や近所の大学を利用できれば便利です）。
大学の図書館には、蔵書構成に特色を持つところも多いので、特定のテーマで特定の大学図書館の検索システム（OPAC）で検索してみるのもひとつの方法です。Yahoo! JAPAN・大学図書館のページから各大学図書館のＨＰへ入っていけます（URLはだいぶ下の方に記しました）。
そのほかに、大学に所属していれば、大学に所属していなければ利用できないさまざまなサービスがあります。たとえば、NACSIS Webと同じ国立情報学研究所が提供するNACSIS-IRは、「広範囲の分野の文献情報，学術情報などをオンラインで提供する情報検索サービスです。例えば，☆研究テーマについての現在までの論文は？ ☆研究の最新動向は？☆自分と同じ研究をしている研究者は？ ☆参考となる文献をなるべく早く入手したい」というサービスをしてくれるシステムですが、これは大学に所属していなければ利用できないはずです。その他いろいろありますので、文献を探すときには、自分の所属する大学の図書館で、レファレンス担当の職員に尋ねてみることをお勧めます。
国立情報学研究所・NACSIS Webcat
http://webcat.nacsis.ac.jp/
国立情報学研究所・NACSIS-IR
http://www.nacsis.ac.jp/ir/ir-j.html
また、一般の公共図書館でも、相互貸借のサービスはおこなっているはずです。たとえば、新宿区立図書館で本を探して所蔵してなければ、東京都立図書館から本を取り寄せてくれます。貸し出しもしてくれます。
市区町村の図書館間で、また市区町村立図書館と都道府県立図書館との間では、本の相互貸借がかなり整備されてきていると思われますので、近所の小さい図書館でも大きな利用価値があるはずです。市区町村立の図書館からも、国立国会図書館の蔵書を取り寄せることができるところが多数あります。
公立図書館の所蔵を調べるには、Yahoo! JAPANの図書館のページから入っていくのが便利です。
Yahoo! JAPAN・各種資料と情報源・図書館
http://www.yahoo.co.jp/Reference/Libraries/
前回の書き込みでもちょっと書きました、各大学で公開している学術情報検索のページには、たいへん便利なものが多数あります。私が利用することが多いのは、下記の３つの大学です。
信州大学附属図書館
http://shinlis2.shinshu-u.ac.jp/
信州大学附属図書館・リンク集
http://shinlis2.shinshu-u.ac.jp/links-j.html
信大図書館のリンク集は豊富なリンク先を備えており、たいへん便利
で有益です。このリンク集はいちばんのおすすめです。ぜひ一度試してみてください。
大東文化大学図書館
http://www.daito.ac.jp/tosyo/
このＨＰの〈文献情報〉と〈調査用〉リンクも便利です。
早稲田大学図書館・学術情報リンク集
http://www.wul.waseda.ac.jp/link/link-j.html
ほかにも、各大学で独自の情報検索のページを公開しています。大学図書館へは、Yahoo! JAPANの大学図書館のページが便利です。いろいろと探してみてください。案外、あまり有名ではない、世間的には偏差値が低く三流四流とランクづけされている大学が、役に立つサイトを開設していたりします。
Yahoo! JAPAN・各種資料と情報源・図書館・大学図書館
http://dir.yahoo.co.jp/Reference/Libraries/University_Libraries/
現在発売されている本を検索するとき便利なのは、次の３つのサイトです（〈クロネコヤマトのブックサービス〉は、山田さんからのご教示によります）。
〈Ｂｏｏｋｓ．ｏｒ．ｊｐ〉
http://www.books.or.jp/
クロネコヤマトのブックサービス
http://www.bookservice.co.jp/
株式会社図書館流通センター（ＴＲＣ）・ブックポータル
http://www.trc.co.jp/trc-japa/index.asp
最後のＴＲＣでは、「ＴＲＣ週刊新刊メール案内」を無料で配信してくれます。定期的に新刊をチェックするには便利ですが、送られてくる案内にはかなり膨大な点数が載っているので、うんざりするときもあります。申し込みのページは下記。
ＴＲＣ週刊新刊メール案内：申込み
http://www.trc.co.jp/trc-japa/mlsrv/
古書展のサイトについては、次の二つをよく利用します。高原書店は、在庫数も多く、いままでみつからなかった本も目録に載っていたりします（ただし、12月9日に調べてみたところでは、残念ながらボウツ著の『リバータリアニズム入門』はみつかりませんでした）。都丸書店は、社会科学系の洋書が充実しています。
高原書店
http://www.takahara.co.jp/index.html
都丸書店
http://member.nifty.ne.jp/bookstomaru/
外国の図書館や外国語文献の検索については、あまり紹介できませんでしたが、とりあえず次のサイトを挙げておきます。それぞれたいへん便利なサイトです。ぜひ一度ご覧ください。上記の各大学の情報検索のページからも調べることができます。
Libweb（海外の図書館）
http://sunsite.berkeley.edu/Libweb/index.html
Voice of the Shuttle: Web Page for Humanities Research
http://vos.ucsb.edu/
UnCover
http://uncweb.carl.org/
INFORMINE: Scholarly Internet Resource Collections
http://infomine.ucr.edu/
これをモデルにした日本語学術情報の検索サイトが、
インターネット学術情報インデックス
http://resource.lib.u-tokyo.ac.jp/iri/url_search.cgi
〈UnCover〉については、前回紹介した宮内氏の下記のサイトに詳しい解説と使い方が載せてあります（このサイトの「あとがき」もぜひご覧ください）。
［私家版］市民のための情報収集法
http://reg.let.hokudai.ac.jp/miyauchi/joho.html
以上、長々と記してきました。ここでひとつの結論を述べてみます。
ある問題について調べる、議論する、といったときに、「時間がない」という言い訳は通用しても、「資料がない」といった言い訳は、一般的には通用しなくなってくるだろう、ということです。ただし、「お金がない」という言い訳が背景にある場合は別でしょうが。もちろん、歴史をあつかう分野は、大きな例外だと思われます。
間違いや勘違いを書いたかもしれません。指摘していただければ幸いです。
志村正昭
[599] re. [597] 、[598] 投稿者：松本 投稿日：2000年12月09日 (土) 01時24分副島先生はRising Sun君と約束され増田先生の本を読まれと思います。その結果としての評価が「世界中をまたにかけて、昔の「大陸浪人」のように渡り歩いた人々の経歴というのは、そんなに信頼がおけるのです。」という一文で終わっているのは納得できません。もっと体系的に説明して頂きたいと思います。私は出来るだけ人を悪く言わないようにしてきました。その様に親に教育されてきたからです。そのことに対し私は感謝しています。先生が人を悪し様にいうのは先生の魅力の演出かと思った時期もありましたが、今となってはそれが違うことが分かりました。それは全体の真意を汲み取る前にある一部分に異常に反応されているからではないでしょうか。今回増田先生のことをもっと体系的に説明してくださいというのはそういう意味でもあります。今回の私のメールの真意が分かっていただけなかったのは残念です。この件でこれ以上先生と対話しても無駄なような気がしています。先生の宿題はやらせていただきます。先生も増田先生の批評はきちっとやって頂きたいと思います。
尚、松本レポートは廃刊とさせて頂きます。
[598] 松本君からの親切なメールの転載。後半です。 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年12月08日 (金) 21時41分副島隆彦です。下記のメール転載の投稿の後半部分が、何故か、
アップロードしませんでした。そこで、続けて載せます。
（転載貼り付けの続き）
以下の文書は増田先生のホームページから一部持ってきたものです。
--------------------------------------------------------------------------------
江尻真理子
--------------------------------------------------------------------------------
私は横須賀の私立大学の講演で江尻真理子（ワイフ）と知り合った。
これもまた、ものすごい運命である。40歳過ぎているのに「適当な人が見つからなかった」と言って未婚。彼女は私の「時事直言」ほとんど全部の文章を赤字で訂正する。講演（講演などと言えたものではなく、単なるお話）をすると点数をつける。大抵20点から30点でいつも落第点。
「みんなあなたのこと生意気な奴だと思ったわよ」、「話の内容はすばらしい、でもあれでは人の心に残らないわ」
私は自分なりのやり方を批判されるのには耐えられなかったが、実は少し彼女のアドバイスを取り入れてみたら「先生、僕に出来ることがあったら何でもしますから教えてください」と堅い握手を求める若者達が急に増えてきた。効果的面であった。そこで全面的に彼女の言う事に従う事にした。すると私はたちまち大人気になり、あちこちから講演の依頼が来るようになった。それでも時々講演の参加者が少ないと、彼女はまるで自分の責任のように夜遅くまで友達に電話を掛けまくっている。
私も一生懸命新しい知識を学び彼女の努力に答えなくてはと思い、だんだん睡眠時間が短くなっていった。
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦です。松本君。貴重な助言をありがとう。
さて、私から、松本君に宿題を出しておきましょう。
私の『日本の危機の本質』（講談社、1998年6月刊）と『悪の経済学』（祥伝社、1998年7月刊）の2冊を、手元において、細かく検討して、その増田俊男という偉い先生のその時期に書かれた本と、私の本を細かく見比べ合せて、照合してみて下さい。発表時期まで、厳密に検査しながら。そうしたら、きっと、興味深い事実がたくさん、浮かびあがるでことでしょう。
松本君は、情報調査人間ですから、細かく事実をチェックすることに習熟しているでしょうから、私はその結果の発表をどれだけでも待ちます。
徹底的にやってみて下さい。
最後に付言しますが、ああいう、世界中をまたにかけて、昔の「大陸浪人」のように渡り歩いた人々の経歴というのは、そんなに信頼がおけるのですか。
船井幸雄とかいう人が、船井総研とかで、春山なんとか氏らと、宗教がかったビジネス・コンサルタント業のような、経営者層向けの経営指南のようなことをやっていますが、あれで、いいんですかね。
松本君。君も、カルト系の人なのですか。
とりあえず、私の出した宿題（レポート課題）ぐらいは、こなして見て下さい。私は、自分の書いた内容が、冷酷に批評されることを、心から待っています。宜しくお願いします。
副島隆彦拝。
[597] 松本君からの親切なメールの転載 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年12月08日 (金) 21時26分副島隆彦です。 松本君から、実に親切な私の生き方に対するメールが届いていました。私にも以下に登場するような女性が現れてくれることを、サンタさんにお願いしようかなあ。
（転載貼り付け始め）
Date: Wed, 6 Dec 2000 01:26:07 +0900 (JST)
From: matumoto
To: 副島 隆彦様
Subject: 松本です。副島先生、こんにちは。松本です。
最近、気になったことがありましたので書かせてください。
先生の思想や考え方は今日本が必要としているものだと思います。
従って時代の流れの寵児として世間から益々脚光を浴びて行くことになります。かつての左翼のように権力から潜伏することなく正々堂々と王道を歩まれることでしょう。時には権力サイドから睨まれることはあるでしょうが「天の時」と「地の利」を得られ大いに発展するチャンスをものに出来ると思います。
しかし先生には最大の欠点があります。それは「人の和」です。
このパターンは増田俊男先生と似ている部分があると気が付きましたので僭越ではありますが少しばかり書かせてください。
増田先生は最近江尻真理子というかたと結婚されたそうです。
増田先生は講演会で述べられる原稿はすべて奥さんの真理子さんにチェックしてもらっているそうです。私は増田先生の講演テープやビデオテープを持っていますが奥さんが加筆されたところに話しがいくと汗が噴出し咳がでるので良く分かるのです。先生は正直な方でおおよそ増田先生に相応しくない発言からも判断できます。これは日本人向けのセールストークだからです。でも私は増田先生のことを偽善者などとは少しも思いません。増田先生は自分の名誉やお金のためではなく、やはり高邁な精神を持たれ日本良くしようという熱意からだと解釈しております。増田先生は船井先生がおっしゃっているようにとても素直な方で欧米の頭脳と日本的な心を同時に理解できる窮めて素敵なかただと思います。
奥様もとても賢い方で素晴らしい参謀でもあられます。世の中を変えるためには人を引き付け賛同を得なければなりません。人の賛同を得られなければ人も社会も変えていくことなど出来ないからです。そういう意味で増田先生は真理子さんという良きパートナーでありまた良き参謀を得られたからこそ成功されたのだと思い（以下文字化けにより略）
以下の文書は増田先生のホームページから一部持ってきたものです。
--------------------------------------------------------------------------------
江尻真理子
--------------------------------------------------------------------------------
私は横須賀の私立大学の講演で江尻真理子（ワイフ）と知り合った。
これもまた、ものすごい運命である。40歳過ぎているのに「適当な人が見つからなかった」と言って未婚。彼女は私の「時事直言」ほとんど全部の文章を赤字で訂正する。講演（講演などと言えたものではなく、単なるお話）をすると点数をつける。大抵20点から30点でいつも落第点。
「みんなあなたのこと生意気な奴だと思ったわよ」、「話の内容はすばらしい、でもあれでは人の心に残らないわ」
私は自分なりのやり方を批判されるのには耐えられなかったが、実は少し彼女のアドバイスを取り入れてみたら「先生、僕に出来ることがあったら何でもしますから教えてください」と堅い握手を求める若者達が急に増えてきた。効果的面であった。そこで全面的に彼女の言う事に従う事にした。すると私はたちまち大人気になり、あちこちから講演の依頼が来るようになった。それでも時々講演の参加者が少ないと、彼女はまるで自分の責任のように夜遅くまで友達に電話を掛けまくっている。
私も一生懸命新しい知識を学び彼女の努力に答えなくてはと思い、だんだん睡眠時間が短くなっていった。
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦です。松本君。貴重な助言をありがとう。
さて、私から、松本君に宿題を出しておきましょう。
私の『日本の危機の本質』（講談社、1998年6月刊）と『悪の経済学』
（祥伝社、1998年7月刊）の2冊を、手元において、細かく検討して、その増田俊男という偉い先生のその時期に書かれた本と、私の本を細かく見比べ合せて、照合してみて下さい。発表時期まで、厳密に検査しながら。そうしたら、きっと、興味深い事実がたくさん、浮かびあがるでことでしょう。
松本君は、情報調査人間ですから、細かく事実をチェックすることに習熟しているでしょうから、私はその結果の発表をどれだけでも待ちます。
徹底的にやってみて下さい。
最後に付言しますが、ああいう、世界中をまたにかけて、昔の「大陸浪人」のように渡り歩いた人々の経歴というのは、そんなに信頼がおけるのですか。
船井幸雄とかいう人が、船井総研とかで、春山なんとか氏らと、宗教がかったビジネス・コンサルタント業のような、経営者層向けの経営指南のようなことをやっていますが、あれで、いいんですかね。
松本君。君も、カルト系の人なのですか。
とりあえず、私の出した宿題（レポート課題）ぐらいは、こなして見て下さい。私は、自分の書いた内容が、冷酷に批評されることを、心から待っています。宜しくお願いします。
副島隆彦拝。
[596] えりあんさんへ 投稿者：志村正昭 投稿日：2000年12月08日 (金) 10時32分 えりあんさんへ、ご指摘をどうもありがとう。感謝します。
これからもよろしくお願いします。
[595] 品切れです 投稿者：えりあん 投稿日：2000年12月07日 (木) 23時25分こんばんは．ここでは初めての書き込みです．志村様．ブックサービスの「購入可能」の表示は間違いです．
私が実際にそこで表示にひっかかって注文してまい，品切れのメールもらったのですから．
些細なことですが
それでは．
[594] 「安齋君からのメールの転載」を読んで（１）補足の補足 投稿者：志村正昭 投稿日：2000年12月07日 (木) 15時44分 日本書籍協会の〈Ｂｏｏｋｓ．ｏｒ．ｊｐ〉によると、副島隆彦氏が翻訳し、解説を書かれている、デイヴィッド・ボウツ著『リバータリアニズム入門−現代アメリカの〈民衆の保守思想〉』（洋泉社、1998年11月、398p.）は、まだ入手が可能なことになっているようなのですが、この本は、品切れ再版未定のはずではなかったでしょうか？ ちょっと事情がよく分かりません。
山田さんから教えてもらった〈クロネコヤマトのブックサービス〉で検索すると、ここでも『リバータリアニズム入門』は購入可能になっています。
以上、念のため。
Books.or.jp
http://www.books.or.jp/
クロネコヤマトのブックサービス
http://www.bookservice.co.jp/
[593] システム担当さんが作ってくれた「今日のぼやき」目次最新バージョンです。 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月07日 (木) 00時27分http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/なんだかいつの間にか文章がそっくり無くなっている回があるとの噂も流れているので、お気づきの方は掲示板までご一報ください。
[592] 「安齋君からのメールの転載」を読んで（１）補足 投稿者：志村正昭 投稿日：2000年12月06日 (水) 16時29分 前回（589）の補足です。山田さん、情報ありがとうございます。
安齋さんをはじめ、いま刊行されている副島氏の著作についての一覧を早急に入手したい方は、前回紹介した日本書籍協会のサイト（URLは、 http://www.books.or.jp/ 〉で調べてみてください。現在、24冊が表示されるはずです（つまり新刊書店で注文すれば、共著を含めた副島隆彦氏の著書のうち、既刊の24冊はまだ購入できる、ということです）。
ではとりあえず。 ※なお、前回と今回の書き込みは、議論ではないので、12月18日ごろに自分で削除するつもりです。
[591] 書籍検索サイト（クロネコヤマト） 投稿者：山田和広 投稿日：2000年12月06日 (水) 13時24分 書籍検索サイトのご紹介です。
書籍検索サイトとしては、クロネコヤマトの本の宅配便の検索が充実しているので、愛用してます。どこがどうやって作っているのかわかりませんが、絶版本やこれから出る本もでてきます。そのまま発注もできるので便利です。＞１）副島隆彦『入試英語ここまで』上、
＞２）副島隆彦『入試英語ここまで』下、
も出てきます。ＵＲＬは次のとおり。
http://www.bookservice.co.jp/
以上、ご参考まで
[590] おそれながら申しあげます。 投稿者：魚ー 投稿日：2000年12月05日 (火) 21時12分シー・エフ・ネッツさんって不動産屋さんのようです。（ヤフーで検索したらありました）
ネット（インターネット）のプロの方ではないということなんではないでしょうか。
[589] 「安齋君からのメールの転載」を読んで（１） 投稿者：志村正昭 投稿日：2000年12月05日 (火) 15時54分 久しぶりに書き込みをします。副島先生はじめ、メンバーの方々にはいつも情報を提供されるばかりで恐縮です。 「安齋君からのメールの転載」で、副島氏が次のように書かれています。
>このことは、本当は深刻な問題です。どうして私の書いた出版物に注目してくれている人々が容易にその情報に、すなわち私関係のサイトに到達できないのか、私は、相当、真剣に考え込んでしまいました。
>インターネット革命というのは、実は、依然として相当に細々とした、弱いメディア手段ではないのか、と、自分の認識を本気で改めなければならない、と考えています。
このことについての、わたくしなりの意見を書きたいと思います。ただしここでは、副島氏の関係サイトに到達できる／できない、ということではなく、副島氏の著書に関する情報にたどりつけない問題について、述べたいと思います。
安齋氏は、次のように述べています。
> そこでという訳ではないのですが先生の執筆されている本が多数あると聞きましたので出版社、題名等を教えていただけないでしょうか？
>出来れば出版されているものすべて知りたいのですがいかがでしょうか？
これは、単純に安齋氏が、本の探し方にまだ通じていない、というだけだと思われます。たとえば、インターネットを活用できるのであれば、公立図書館や大学図書館などが公開しているＯＰＡＣ（Online Public Access Catalog）という検索システム（たとえば、下記の二つ）、あるいは国立情報学研究所のNACSIS Webcatという下記のシステムを利用すれば、副島氏のほとんどの著書について、とりあえず必要な書誌情報とともに知ることができます（ただし、図書館で使っている目録規則のため、本の出版年については、結局、本そのものの奥付を見なければならない、という制約があります。インターネット上での検索あるいは図書館の検索端末やカード目録だけでは、文献目録を作成することは現状では不可能なのです）。また、多くの大学では、有益なリンク先を備えた学術情報検索に関するページを公開しており、たいへん役立ちます。もし、このことを安齋氏が知ったうえで、上記のような質問を副島氏にしているというのであれば、これはかなり失礼なことだと言わざるを得ません。
東京都立図書館
http://www.library.metro.tokyo.jp/
早稲田大学学術情報検索システム（WINE）
http://wine.wul.waseda.ac.jp/
国立情報学研究所／NACSIS Webcat
http://webcat.nacsis.ac.jp/
たとえば、上記のNACSIS Webcatで、著者名＝副島 隆彦で検索すれば、29件つまり29冊の本が検索されて表示されます。
そのうちの１件の詳細表示をみると、下記のように示されます。
>Modern Ameican discourse = 現代アメリカを読み解く / 副島隆彦編著<ゲンダイ アメリカ オ ヨミ トク>. -- (BA47889573)
> 東京 : 金星堂, 2000.1
> 99p ; 21cm
> ＩＳＢＮ: 4764737167
> 著者標目: 副島, 隆彦<ソエジマ, タカヒコ>
>-----------------------------------------------------------
>所蔵図書館 3
>神院大 837.7||SOE||G 1:0006546
>北星大 837.7||S A-215084
>琉大 837||SO 2000005891
ただし、この方法では、本の価格を知ることができません。
そこで、新刊での購入を念頭に本を探すのであれば、社団法人日本書籍出版協会の〈Books.or.jp〉という下記のサイトを利用するのも、ひとつの方法です。これは『日本書籍総目録』に対応しています。
Books.or.jp
http://www.books.or.jp/
古書に関しても、最近はインターネット上での検索・購入が増えてきているのが現状です。古書店のウェッブ・ページは、いろいろな意味で活用できるものが多く、ある意味では図書館などの目録よりも便利です。この方面は、
日本の古本屋
http://www.kosho.or.jp/kosho/user/index.asp
から入っていくのが便利だと思います。また古書情報に関しては、下記の弘隆社刊行の情報誌『彷書月刊』のサイトも参考になります。
『彷書月刊』
http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/
以上、思いつくままに本の探し方について述べてみましたが、もちろん、これだけが本の探し方ではありません。安齋氏をはじめ、本や資料の探し方の問題について関心のある方は是非、宮内氏という方が運営している次のサイトをご覧ください。たいへん参考になります（「市民のための」というタイトルが、ちょっといやなのですが、なかみはたいへんすぐれています）。
［私家版］市民のための情報収集法
http://reg.let.hokudai.ac.jp/miyauchi/joho.html
しかしながら、上で紹介した方法で副島氏の著書について調
べた場合、「出版されているものすべて」を調べることはできても（おそらく、〈Books.or.jp〉で調査可能です）、「出版されたものすべて」を調べ上げることは、なかなかむつかしいのではないでしょうか。たとえば、わたくしの経験では、次の副島氏の本が図書館等の目録でヒットしたことはありません。
１）副島隆彦『入試英語ここまで』上、
JICC出版局、1988年11月、225p.
２）副島隆彦『入試英語ここまで』下、
JICC出版局、1988年11月、209p.
長くなってしまったので、ここで一旦切ります。もう少し、
安齋氏の発言に関して述べたいことがあります。
志村正昭
[588] Re[586]: [585] 「今日のぼやき」の目次その１ 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月04日 (月) 23時06分田中さんへ早速目次のＨＴＭＬ化に着手します。ご協力、感謝いたします。
直弟子（９９年〜）拝
[587] 安齋君からのメールの転載 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年12月04日 (月) 19時41分安齋＊＊君へ。メールをありがとう。副島隆彦です。私の本に興味を持っていただいてありがとうございます。
私としましては、どうして、私のＨＰを見ても私関係の出版物が、分らないという、そのご質問自体が、理解困難です。
お仕事はどうやらネット関係の方のようにお見受けします。それなのに、私が公開している各サイトのＵＲＬにアクセスする技術も充分お持ちのようにお見受けします。
それなのに、私関係の基本情報にアクセスできない、というのが、私には理解できません。
従って、この件は、安齋君い対する私からのこのメールをそのまま、私のサイトの掲示板に貼りつけまして、他のメンバーたちの喚起を促したいと思います。
このことは、本当は深刻な問題です。どうして私の書いた出版物に注目してくれている人々が容易にその情報に、すなわち私関係のサイトに到達できないのか、私は、相当、真剣に考え込んでしまいました。
インターネット革命というのは、実は、依然として相当に細々とした、弱いメディア手段ではないのか、と、自分の認識を本気で改めなければならない、と考えています。
安齋君からのこのメールは、そういうわけで、私のサイトの掲示板の方に転載貼りつけいたします。
あなたに私のサイトにサンかして来ている人々から連絡があることと思います。
副島隆彦拝。
*******************************************************
副島隆彦（そえじま たかひこ）
副島国家戦略研究所（ＳＮＳＩ） http://www.snsi-j.org/
副島隆彦のぼやき漫才http://members.tripod.co.jp/t_soejii/
小室ファミリーズ http://www.din.or.jp/~midblue/
日本リバータリアニズム運動（NLM)
http://www8.freeweb.ne.jp/business/kyuuri3/
*******************************************************
（転載貼りつけ）
RetuFrom: 安齋＊＊
To:
Subject: 初めまして、安齋と申します。
Received: from cf.cfnets.co.jp (cf.cfnets.co.jp [210.232.90.82])
by ums508.nifty.ne.jp (8.9.3+3.2W/3.7W991224) with SMTP id MAA29387
for ; Sun, 3 Dec 2000 12:51:07 +0900 (JST)
Received: from cfnets1 (unverified [210.169.138.214]) by cf.cfnets.co.jp
(EMWAC SMTPRS 0.83) with SMTP id ;
Sun, 03 Dec 2000 12:49:31 +0900
Message-ID: <001401c05cdb$d6c064a0$d68aa9d2@studioaa.co.jp>
MIME-Version: 1.0
X-Priority: 3
X-MSMail-Priority: Normal
X-Mailer: Microsoft Outlook Express 5.00.2314.1300
X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V5.00.2314.1300 直接メールさせて頂くことをお許しください。
「国際戦略コラム」を拝読させて頂いている者ですが、今回初めて先生のご活躍を知りました。早稲田大学での講演の一部とのことでしたが先生の講演の内容にはとても共感できる部分がお話の中に多々感じられ感嘆の念を禁じ得ませんでした。
今までいろいろな方面でたくさんの方々の話を聞く機会がありましたが以外にその話をしてる人の本質というかヴィジョンが見えてこない場合が多いことが有り、又、人によって思想や価値観や判断基準などは違うというのは当たり前なことですがそれを分かった上で聞いていても理解できないことがしばしば・・・。
先生のお話は本当にわかり易く理解し易くそれでいて客観性にとんでいるというのが第一印象でした。自分自身まだほんの一部分しか先生のお考えに触れてはおりませんが非常に先生興味を覚えたというか、もっと知りたいというか・・・。
本当に失礼とは思いましたがメールさせていただいた事をお許しください。
そこでという訳ではないのですが先生の執筆されている本が多数あると聞きましたので出版社、題名等を教えていただけないでしょうか？
出来れば出版されているものすべて知りたいのですがいかがでしょうか？
特に『属国・日本論』を最初に拝読させていただきたく思います。先生のＨＰを拝見させていただいたのですがその辺りが分かりかねたものですから・・・。
是非何卒宜しくお願い致します。
株式会社 シー・エフ・ネッツ ＊＊＊店
店 長 安 齋 ＊＊
rn-Path: anzai@cfnets.co.jp
（転載貼りつけおわり）
副島隆彦拝です。どうして、ネットのプロみ見うけられる安齋君が、このように「先生のＨＰを拝見させていただいたのですがその辺りが分かりかねたものですから・・・。」などと書いてくるのか、私には理解できません。ネットとうのは、この程度に今だ貧弱な通信技術なのか。私は、加藤紘一のネット誤解ということもあったので、かなり、本気でこの問題を考えようと思います。
副島隆彦拝。
[586] Re: [585] 「今日のぼやき」の目次その１ 投稿者：田中 投稿日：2000年12月04日 (月) 01時29分４月分
「権利と義務」について （２） あるいは、「契約と法律は、どちらが優先するか」 ２０００年４月１日
「権利と義務」ついて （３）あるいは「契約と法律は、どちらが優先するのか」2000年4月2日
「権利と義務」について （４） あるいは「契約と法律は、どちらが優先するのか」2000年4月2日
岡島君の質問に答える2000/04/16
中本君の質問に答える 2000/04/16
「人文科学」と言う言葉を廃止せよ 4/16
『正論』誌 2000年6月号 連載記事の原稿 ４・１４
「人権論」の続き 教育システム社のための原稿 ４・２２
緊急速報 北方領土が帰ってくる。ただし15兆円で。 ４・２３
和田くんへの返事 4/29
５月分
nyaaooくんに答える 5/1
nyaaooくんに答える (2)
nyaaooくんに答える （３）5/1
小沢一郎革命の終わりについて 5/7
連休明けはどうしてこんなにきついのか 2000年5月8日
村上くんからの手紙 2000年5月11日
「サナトリウム」君の嫌がらせに答える 2000年5月13日
関西のある学術団体への寄稿文 2000年5月17日
リライターを募集します ２０００年５月２０日
英語のサイトをたちあげる件について ２０００年５月２１
女は被差別民である。だから、男支配社会と闘いつづけるのだ 2000年5月23日
理科系の人々のサイト が、開設されました。 ５月２７日
みーむ君の質問にこたえる ２０００年５月２９日
６月分
「正論」誌 連載記事 2000年6月2日
『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』の韓国語版 6/4
崎谷博征君と、みーむ君のやりとりに対して 2000年6月4日
選挙応援に行っていました 2000年6月19日
選挙応援運動ツアーと選挙の結果 2000.6.26
７月分
アメリカ人学生たちに英語で授業をした経験 ２０００．７．１５
アメリカ人学生たちに英語で授業をした経験 （２） ７・１５
奥山真司くんへ の返事 を載せる ２０００．７．１５
ぎっくり腰とは何か 2000年7月19日
映画「グラディエイター」を見た 2000年7月21日
『渡邊恒雄 メディアと権力』を読んだ感想。長文です。７・２３
岡田英弘先生からのお手紙 ２０００．７．３１
８月分
『堕ちよ！ 日本経済』の補遺（書き足し） 2000・8・11
必殺仕置き人さんへ 返事 2000.8.14
渡部昇一の思想について 2000.8.16
Sくんの質問に答える 2000.8.18
拙本の電子テキスト化について 2000.8.19
副島隆彦ガラガラ蛇論 2000.8.20
自著の電子テキスト化について ２０００・２・２１
F.フクヤマの『大崩壊の時代』を読んで考えたこと 8.23
ネイティビズム と ビヘイビアリズム 2000.8.23
那須の高原から戻りました 2000.8.30
予告。拙本『斬り捨て御免！』を無料で一巻、丸々、掲載します。 ８月３１日
９月分
「悪魔の敵」君に答える 2000.9.3
ネイティビズム と ビヘイビアリズム の続き 2000.9.4
映画 『 Ｇ．Ｉ．ジェーン』 を見て考えたこと 2000.9.5
11月のアメリカ大統領選の予想 （現時点） 2000.9.7
私の『斬り捨て御免 ！ 』 on the Web が始まります 9/8
私の講演ビデオの販売について ２０００．９．９
「ぼやきのセミナー」に注目してください 2000.9.11
Larry 君の質問に答える、その他 ２０００．９．１７
投資日報社のインターヴュー記事に大幅に手を入れた２０００．９．２１
優れた意見と情報 ２０００・９．２２
やっぱり景気は回復しなかった。政策責任者たちを処罰せよ。 9/24
アメリカの大学留学組に期待する 。 ２０００．９．２４
『田中角栄の真実 』を読んだ ２０００．９．２５
私の本の韓国語版の出版についての質問に答える。２０００．９．２７
１０月分
Rising Sun ( ｅｉｓｈｕｎ )君を叱る２０００・１０．６
最近の石油事情 ―‐― ２０００・１０．７
政治問題を考える際の目のつけどころ ―――２０００・１０．７
まず思想の空母を作ろう ――― ２０００・１０・１０
副島隆彦サダム・フセイン論の登場 ――― ２０００・１０・１２
大きく勘違いしている人々へ ―――２０００・１０・１５
５人の読者からのメール ――― ２０００・１０・２１
老練なる技術士からのメール ―― ２０００・１０・２１
老練なる技術者森田裕之氏からの再信 ――２０００．１０．２５
自分の走り書き力作「日本の政治のこの１５年」――2000.10.26
読者からの映画評論のメール ―― ２０００．１０．３０
読者からのメール、副島隆彦の戦略論 ―― ２０００．１０．３１
11月分
ラップ音楽と映画評論のメール ―― ２０００．１１．８
自衛隊の若手幹部からのメールに答える ―― ２０００．１１．８
今こそ、ドイツ国民との連帯を ―― ２０００．１１．１２
自衛隊若手幹部のメールへの補足 ―― ２０００．１１．１２
市場経済重視（リバータリアン）派環境保護運動の台頭を歓迎する ――2000.11.13
私のテレビ出演の是非について 11/17
心臓バイパス手術なるものが、分かった ―― ２０００．１１．１８
自衛隊若手幹部のＩ 君からの第２信に答える − ２０００．１１．２４
自民党加藤反乱とその後の政局について ――２０００．１１．２７
旧石器発掘ねつ造事件と、「日本文明派」の壊滅と、西尾幹二のおわり ―２０００・１１・２９
旧石器発掘ねつ造事件・・・のつづき ― ２０００．１１．２９
[585] 「今日のぼやき」の目次その１ 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年12月03日 (日) 23時56分★２０００年２月分★
http://cgi.members.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/wd200002.html� ／棲悄淵札�ロジー）と学問（サイエンス） の 大きな闘い（02/11）
★２０００年３月分★
http://cgi.members.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/wd200003.html
�◆”�島隆彦から。小山くんへの返事 (03/06)
�� 正論誌連載記事(3/13)
�ぁ屮疋ぅ弔盍袷瓦法�属国です」（03/23）
�� 「権利と義務」について (1) (03/31)
★２０００年4月分★
http://cgi.members.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/wd200004.html
�Α峺⇒�と義務」について （２） あるいは、「契約と法律は、どちらが優先するか」(04/01)
�А峺⇒�と義務」ついて （３） あるいは「契約と法律は、どちらが優先するのか」(04/02)
�� 「権利と義務」について （４） あるいは「契約と法律は、どちらが優先するのか」 (04/09)
�� 岡島君の質問に答える (04/16)
�� 中本君の質問に答える (04/17)
・
・
・
このような感じで、「今日のぼやき」の目次を作ろうと計画しています。
本当はＣＧＩで自動で作りたいのですが、ＣＧＩ改造を依頼した方から音沙汰がありませんので、手動で作ることにしました。
つきましては、どなたか��以降をこの掲示板に書き出してもらえないでしょうか。
この作業をやってくださった方には、お礼として副島事務所にある本を５，６冊、プレゼントいたします（webmaster@snsi-j.org宛のメールで、本の送付先住所を知らせて下さい）。
では、どなたか手を挙げてくださることを期待しています。
（追伸）ご自分の頭の悪さを自覚できない方は、ここに書き込みしないで下さい。くれぐれもよろしくお願いいたします。
[584] 茂桐 さんへ（Re[583]: 弱ったなあ） 投稿者：田中 投稿日：2000年12月03日 (日) 19時50分こんにちは、田中です。いつもオクヤマさんの"アメリカ政治情報メモ"の掲示板に書き込みしている者です。茂桐 さんへ
ここの掲示板は、どこからとも無く出てきて、自分の知識をひけらかしたり、他の人の理論のあら捜しをしたりするところではないのです。
また、ここは中国史の専門家の集まるところではないので理論の核心に触れない、細かな質問には正確に答えることの出来る人は少ないでしょう。
もし、あなたが中国史の専門家で、岡田教授の理論を超える理論を打ち立てるならそれでいいです。やって見せてください。
理論を打ち立てていくことのすごさを見せてくれれば皆、あなたを尊敬するでしょう。
もしそうでなくて、ただ、何冊か読んだ本の間違い探しをして、自慢したいのなら、あるいは、自分が読んだ本の受け売りやら、思いつきを話したいのならどっか行った方がいいです。
ここはそういう場所ではないからです。
p.s.
っていうことを、１０月頃に、”今日のぼやき”に”大きく勘違いしている人へ”という題で副島先生が書かれていたのでログをみてください。
p.s.
それから、顔が見えないからといって、年上の先生にタメ口を利いて良いとは思えません。
以上
[583] 弱ったなあ 投稿者：茂桐 投稿日：2000年12月03日 (日) 09時27分あのう副島先生、失礼ですがビミョーにポイントを外していませんか？
「東アジア＝中国」という大まかな枠組みに関しては、はじめっから私は賛成なんですが。
日本の国文学だって、あまりにも漢文学からの影響を小さく言いすぎていると思いますよ。
そもそも（恐らく日清戦争以前は）日本人にとって文学とは、漢文学のことでした。ただ、岡田氏が「後漢崩壊の際に中国人はほとんど絶滅した」と言う時の中国は、それより小さな枠で中国という言葉を使われています。
それはそうです。
そうでなければ、つまり中国人＝東アジア人という意味ならば、後漢消滅時に、東夷も南蛮も西戎も北テキも絶滅したということになっちゃいます。
ではその時の列島居住民や半島居住民や北方遊牧民や東南アジア人の、人口動態データーが存在するかとなると、これは存在しない。
となると岡田氏は嘘を言っている事になります。
つまり岡田氏は、結構「中国」という言葉を伸縮自在に使われているということです。
「〜絶滅した」という時の中国は、皇帝の配下の人々という意味になります。
[582] 桐茂君へ 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年12月02日 (土) 04時00分副島隆彦です。桐茂君のこの、意識的な鈍感さは、私を怒らせるのに十分だ。
私はこういう、すなおさの全く無い人間が嫌いだ。
（転載貼り付けはじめ）
今日本でここまで正直に岡田氏を評価するのは、副島氏くらいだなとあらためて思ったからです。
副島氏の率直さに共感したから書き込んだのであって、他意はありません。
（貼り付けおわり）
副島隆彦です。この私に向かって、「正直に」とか、「率直さに共感した」とか、向かって言うな。自分の頭の悪さを自覚せずに、まるで他人事のように書く、その態度が問題なのだ。「他意はありません」だと。馬鹿が。
私の文を読み返して、真剣に反省するか、消えていなくなれ。
副島隆彦拝。
[581] いろいろ書きたいのだけど・・・・ 投稿者：Rensei 投稿日：2000年12月02日 (土) 02時21分取り急ぎ。> この点に関しては、以前も申しあげましたが、官僚システムそのものに問題重きです。彼らからは三権を国民に返して頂き、本来の姿に戻ってもらわないといけません。
今の日本の政体の本質とは「明治政府の末裔」、だということです。
江戸幕府から統治権を引き継いだ明治政府は行政のみならず立法も行い、司法もその強い影響下にありました。
内閣も国会も政府が許可してできたものです。アメリカ占領下でも内務省は解体されたけど大蔵省は解体されず、戦前の内務省と大蔵省のパワーバランスが崩れて戦後は大蔵一省絶対優位制となり、今に至ります。
繰り返すのですが、内閣制も国会制も政府が許可してできたものです。
ですから、借りてもいないものを「返す」ことなどできないわけで、そうなったら「奪う」しかありません。
しかし、中央省庁絶対優位制は集団的幼児体験として明治いらいの数代にわたる日本支配層の集団意識の前意識に刷り込まれていると僕は考えており、そうすると崎谷氏のおっしゃる官僚制改革の道は極めて難しいと考えるのですがいかがでしょう。
[580] (無題) 投稿者：茂桐 投稿日：2000年12月01日 (金) 22時13分いや、書き方が悪かったです。誤解を招く表現で。前の「ぼやき」で小山 みつね氏が、岡田氏の意見に異を唱えられていました。
「後漢滅亡後に中国人が十分の一になった、という岡田の説は間違いではないか」
それで、私が、岡田氏の説は十分整合性がとれている、と申し上げたわけです。
近代以前の国家において、行政による域内居住人の捕捉率は、論じても仕方がないのです。
捕捉しきれないのが原則ですから。
だから岡田氏の説で問題ないわけです。
これは文明全体を考えるような大きな議論ではありません。
単に、残されたデーターから我々は過去をどの様に考えるべきか、という話題で、ミクロかつ技術的な話です。
ついでながら、もう去ろうと思っていたのは、ＲＳ氏のことがあったからです。
それでも書き込んでしまったのは、今日本でここまで正直に岡田氏を評価するのは、副島氏くらいだなとあらためて思ったからです。
副島氏の率直さに共感したから書き込んだのであって、他意はありません。
[579] ”日本の”政治思想 投稿者：崎谷博征 投稿日：2000年12月01日 (金) 14時45分日本の政治思想についての反論があったのまとめて返事します。
近代の精神についてですが、私はlegitimacy (正統性)に着目し、以下の様に理解しています。
＃1649 清教徒革命
legitimacyはそれまでの特権階級の権利のみを擁護していた
慣習法 → 自然法への主張
自由を平等に結びつけた近代デモクラシ-の礎石となった。＃1688 名誉革命
legitimacyはそれまでの特権階級の血統による統治 → 契約という形をとった統治へ
これが、近代議会（立憲）政治の礎石となった。又、社会契約という概念の発達が近代資本主義の濫觴となった。
以上近代の概念に包括される重要な事項（デモクラシ-、議会政治、資本主義）は副島先生が述べておられる通り、北ヨ−ロッパとイギリスの南部という限定された地域のみに起源し、発達した。
以上を鑑みると、議会政治を構成する政治思想の爛熟もこの近代の枠組みでしか起き得ないと考える。したがって、“近代”政治思想とした方があなた方の誤解を招来しないだろう。
翻って、日本はどうか。少なくとも以上の近代の概念からするとpre-modernであることは、副島先生の著作を読めば周知のことだと考える。したがって、先生の大きな業績の1つにアメリカの政治思想の分類があるが、日本にこの様な近代政治思想は存在しないというのは明白であろう。
前回の書き込みの内容はこれを反映しており、“日本の”政治思想と呼べるのがあるとすれば、
戦前では
崎門の学（水戸学派）に代表される尊皇思想。
つまり、legitimacyを天皇に求めるもの。
（古市君のいう中国思想はやはりそのままでは日本になじみにくく、都合主義で仏教や儒教を部分的に採用したすぎないので“日本の”とはいえないでしょう。 歴代のシナかぶれや戦後のマルキシズムは思想とまでいかず、日本の流行風邪でしょう。これは日本が属国である傍証にはなりますが。）
戦後では、
リベラル一色。legitimacyは平和憲法。“それの反動”としての保守、伝統主義である。（そしてこの保守、伝統主義の旗手が西部すすむと考えている。あえて言うと、彼の“発言者”やサンケイの“正論”などはアメリカのNational Reviewの役割にあたるのではないか。）
そしてリバ−タリアニズム。
ミーム君の分類は改訂されて別段何も言う気はないが、“日本政治思想”とやるとちょとしんどいのではないか。
分類と言うならば、資本主義者という項目をあげるなら、社会福祉主義者をあげなけらばならないだろう。（そしてこの中でどの様なものでリベラル知識人といえるのか）大衆（people）をあげれば、市民 (citizen)をという様に。（私が言いたいのは、誤解を与えた様であるが、瑣末各論ではなく分類の仕方である。）
君のいう様に、日本の現在の官僚といえば三権簒奪し、税金の絡むあらゆる利権を持っていて（大蔵省だけじゃない！）とても従属変数とは言えない程の権力はあるが、それに見合う責任、義務は一欠片もない寄生虫であることは事実です。
この点に関しては、以前も申しあげましたが、官僚システムそのものに問題重きです。彼らからは三権を国民に返して頂き、本来の姿に戻ってもらわないといけません。
（注：西部すすむの官僚擁護というのは、リベラルの大衆礼賛に対する批判であって、オルテガのいうごとく“自覚せざる大衆”と目される人間は官僚にもあてはまると主張しています。つまり、官僚の大衆化を問題にしています。この意味では官僚も大衆の集合に重なる。しかし、小室先生は官僚の問題は1人1人の道徳感ではなく、システムこそが病の温床ととらえておられます。さすがは慧眼！）
しかし、そうであっても官僚が本来帝国主義者というのは暴論であろう。官僚は“常に”自分の身の安全を第一に考える生き物です。中国のmandarinしかり。日本でいえば、省益を国益より優先させるという倒錯、下位規範に従順という様にです。大東亜戦争は確かに軍部官僚の無責任に負うところは甚大ですが、以上の様な官僚の性向からはスペイン、イギリス、アメリカ帝国主義がどの様に生まれてくるというのでしょうか？例えば“大東亜共栄圏”という発想は当時の愛国志士である頭山満や孫文を支援した宮崎滔天らが唱道したものだ。決して官僚にはその様な発想は生まれない。
それから、バーグと西部氏については君に今後意見します。（バ−クや西部氏はこのサイトの主旨とは違うので。）
崎谷 博征 拝
[578] 書いてしまう私 投稿者：茂桐 投稿日：2000年12月01日 (金) 03時41分この板から遠ざかろうとしていたのに、書いてしまいます。
「中国人」とは、身体的特徴を指すものではなく、言語を指すものでもなく、無論宗教を指すものでもありません。皇帝の支配に従う人間の総称を、歴史的には中国人と呼びました。歴代王朝の全盛期にも、実際少し山奥に入れば、王朝に従わない移動民が存在しました。近年まで居たそうです。現在も居るかもしれません。日本のサンカを考えていただければ分かりやすいかと思います。
それらは、中国大陸に居住していても、中国人ではない。それらの人々も中国人とみなすのは、国民国家成立以降の人々の考え方です。当時の実情には適合しません。
王朝が崩壊して、人々が山の中に逃げ込んで、政治権力で捕捉不能になった時点で、その人々は中国人ではなくなります。現代人は、それらの人々のことを中国人と考えてしまいますが、過去の中国の王朝を見る際には、それらの人々の事を、「中国人」とみなす根拠はなくなります。
なんだか詭弁を弄するようですが、この考え方で良いのではないかと思います。「王朝」という枠の中に居る人間だけが「中国人」なのです。
ちなみに、後漢崩壊のショックの大きさは、図書館で美術全集あたりを見れば直感的にご理解いただけると思います。実際信じがたいほどの文明の断絶が、そこにはあります。話にならないくらいに生産力が低下しています。
[577] Re[567]: 加藤議員のこと 投稿者：巽 投稿日：2000年12月01日 (金) 00時06分>今回の加藤議員のドラマに対し １１／２０以前に発言しているサイトが少なかった 副島さんと増田俊男さんのＨＰを参考書にドラマを見学した>今回に限り 増田さんの読みが正解と思う 副島さんは何言ってるのか理解しがたい 直前にサイバッチの引用は どうゆう事なのか？
>１１／２７のぼやきも 読みなおしてみても 雲をつかむようでわからない私に読書力がないのが原因かもしれない・・
>１：自民党主流派が 自分達で作った森首相を 自分達で降ろす事はできない加藤氏に火の粉をあげてもらった 参議院選を勝つ為には人気者が必要
>２：ウルトラＣは 扇千景氏 戦いの後自民党の内からは一人に絞りにくい加藤派には 主要ポストを２つ渡す
> が増田氏の起承転結の 起と結だった扇千景は眉唾だな・・ と思ってたら 氏はマーケットは扇氏を歓迎するはずだ と考えているようだ
>ここは若い人専用サイトらしいので びびりますが ちびちび呑みながら思い切って・・ あ 自己紹介 サラリーマン４７才 副島さんの著書は５〜６冊 ４ヶ月前に知り読み始めました 岡田氏 片岡氏 斎川氏の著書も紹介もらい読み始めた所 副島氏の著書への感想は 気になる男・
>もうひとつよけいな事を ぼやきの内での情報の有償、無償のこと有力な情報は有料に決まってるが 何を悩んでいるのか 気になる・・
[576] はじめまして。#Penと申します。 投稿者：#Pen 投稿日：2000年11月30日 (木) 19時09分 慶応大学の三田祭で副島先生の講演会に出席した者です。少し質問があるのでどなたか答えていただけないでしょうか(お前はあほだ!とやっつけてくれちゃっても結構ですが)。
まず言っておくべきことは、私は副島先生のおっしゃる99%の人間、つまりこの掲示板での話題についていく事ができないような人間であろうという事です。(「だったらそれで終わり、書き込みに意味なし」という事でしたら管理人様、削除してください。そうすれば私はこのサイトに再びお邪魔したりはしませんので。)それでも一応講演会の後副島先生の本を4冊ほど(小室先生の本は読んでません…ごめんなさい。)読みました。ただ、これまでの一般常識から比べてあまりにも内容、及び主張のされ方が過激で『果たしてこの人は大丈夫なのだろうか?』と思ってしまいました。しかし、「私はずっと愚かな側の人間であった。」[←右、左の問題のところで、です。ただ、私なんかは友達に「お前は右か左かさえ分からないんだから生きてさえいないじゃないか！」と言われてしまいどうしたらいいのか…]というくだりでなんだか妙に『嘘を言うような人でもないな。』というのも直感ではありますが感じています。
前置きが長くなってしまいました…。それで質問なのですが、知識人として生きないにせよこれだけは副島先生の主張の中で知っておいて欲しいということはなんでしょうか?(ネオ＝コン派、リバータリアン派のことが書いてある表を、これさえ理解してくれればこの本の意味は達せられた、とあったのでこの表でしょうか?)あるいはなんにせよ知識人として生きなければならないでしょうか?私にはどうしても《博打で絶対に負けない、負ける博打はやらない》くらいしか取り柄がないんでそこを商売で活かす、位にしかできることはなさそうなんですが…。
[575] ミームさんへ 投稿者：おくやま 投稿日：2000年11月30日 (木) 16時47分一個所だけ気になったところがあったのでレスさせて下さい。＞18世紀のイギリスのバークの位置を、アメリカでは根本保守として、現在パット・ブキャナンが占めているのではないか。
私はこれを現在のアメリカで位置づけようとするとアリゾナ州選出の共和党上院議員、ジョン・マケインが一番適当ではないかと思います。たしかにパット・ブキャナンも当時のバークのような感覚で捉えられている部分もあるでしょうが、彼の場合はあまりにも極右的に見られすぎです。
現在のアメリカの「根本保守」という定義を話し出すとややこしいのですが、アメリカン・バーキアンということだったらやはりナショナルレビュー誌を７５歳の現在でも現役で主宰しているビル・バックレーが妥当です。
彼自身がラテン語を操るのもそうですが、この雑誌に掲載されている大学の入学勧誘広告にスゴイのがあって、例えばトマス・アクィナスカレッジとかいう学校のカリキュラムの内容を見てみると、まるで中世の教会の坊さんがやるような教科ばかり。これは驚きです。
まあ広告は関係ないとも言えるでしょうが、とにかく読者にその層の人間が多いことは確かです。新しい変化には拒否反応を示すような記事も多くのっていて、この前の記事では最近の有名歌手が歌っている歌詞の内容を嘆くようなものありました（１０月９日号 John Derbyshireの記事など）。そういう意味では「旧きを守る」という意味で、やはりバックレーと、彼の雑誌のナショナルレビューはアメリカ版のバークとしての立場に非常に近いと思います。
[574] 西部邁はバーキアンか？ 投稿者：ミーム 投稿日：2000年11月30日 (木) 14時49分エドマンド・バークは、体制擁護主義者のように思われているところがあるが、果たしてそうか。彼はホイッグ党（自由党）であり、当時台頭してきた商工業者の利益を代表し、貴族や教会や王国と対立していたのである。アメリカ植民地への抑圧に反対し、独立運動を支持したのである。そして、イギリスのインドやアイルランドへの抑圧を批判したのである。
そんなバークが、フランス革命を非難したのは、なぜか。
「フランス革命についての省察」で重要なのは、「自由とは相続財産である」という考えである。我々国民の自由は、親から子へ相続されることで伝わるのであるから、王家もまた家系（血のつながり）を守るべきだと、いささかロマンチックに述べているのである。つまり、国家を家族のように見る視点である。
肥大化する官僚機構を擁護するようなことは、一言も言ってないはずである。体制べったりでは、ないのである。
確かに「省察」を読めば、古いものは何でも良いとも読めてしまうが。あくまでフランス革命批判の文脈で読むべきである。対して西部邁は、本サイトの今日のぼやきの過去ログを読めば、佐藤誠三郎＝中曽根康弘＝読売新聞のナベツネ社長＝キッシンジャー＝ネオ・コン・グローバリストとのつながりがあったことが分かる。
副島先生が書かれている通り、もともと東大はお上を養成する所である。西部の市場の失敗論と官僚擁護論は、このような立場を表していると読むべきである。決して素朴な愛国・民族派ではない。
伝統重視は詭弁であろう。今の肥大化する官僚制が、相続税を重くし、財産相続を否定し、家の存続そのものを破壊しているのである。これのどこが伝統保守であり、自由主義なのか。
しかし、今一つバーキアンの定義に釈然としないものが残る。
副島先生によると、アメリカのバーキアンも、大きな政府、市場統制、ネオ・コン・グローバリストを容認という態度のようだ。西部氏がアメリカのバーキアンに近いとは言える。バーク本人と彼らは思想的に違うと思うが。
しかし、バーク本人に責任が無いとは言えない。「省察」において、いかにフランス革命を批判するためとは言え、古いものを擁護しすぎた。そこが、体制派・グローバリストに利用される隙を与えた。
バーク思想は、反リベラル思想としては強力だが、同時に政治エリートのためのものになってしまったのである。（いかにアメリカに、王家・貴族がいないとはいえ）
18世紀のイギリスのバークの位置を、アメリカでは根本保守として、現在パット・ブキャナンが占めているのではないか。
そして、バークはリバータリアンとも、相容れないようである。
ところで、崎谷さんはかなり熱心な西部ファンのようですが、彼がバーキアンだという根拠は何ですか。本人がそう言っていたからというのは、理由にはならないと思います。
それでは失礼します。
[573] Re[562]: 政治思想の基本？ 投稿者：ミーム 投稿日：2000年11月30日 (木) 14時48分＞崎谷さん私が[561]に書いたものは、以下の観点からです。
�機�右のファシズムにしろ、左の社会・共産主義にしろ、実質は官僚統制経済であり、反自由国家を作り出す。よって、自由経済なくして、自由はありえ無い。
�供�官僚（行政）とは、もともと辺境の地の征服戦争で力を得た新興軍人貴族あがりの古代帝国皇帝と、副官たちの命令系統（ライン）である。グローバリストとは、帝国主義者のことである。帝国を支配・管理する者として、官僚とグローバリストは同義である。
�気魯魯ぅ┘�である。�兇�"A Repubulic,Not an Empire"のパット・ブキャナンであろう。（「ハリウッドで政治思想を読む」より）
そして、この二つの融合形体が一国市場主義であるところのリバータリアンであろう。
このまとめ方の基本骨格に、どこか間違いはありますか。
ただし、3．は、帝国の覇権を守る者（官僚、グローバリスト、経済統制主義者）と分かりやすくします。
これで、キッシンジャーが3.に入るのに、異論はありますか。
4．は伝統保守よりは根本保守、バークよりはパット・ブキャナンの方が適切でしょう。
（バークと西部邁については、後述）
＞やはり基本は「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」の先生が作成された分類が基本です。
私のまとめのどこが、副島先生の著書を逸脱しているのですか。誤解を振りまくような書き方は、やめてください。
＞日本自体に政治思想など存在しないからです。
と書いておきながら、
＞西部すすむ氏は、バ−キアンであることを公言しています。
とは、どういうことですか。あなたは、西部氏がバーキアン（政治思想家の一部）と認めているわけですね。しかも、その根拠が西部氏本人による自己申告だけとは。副島先生の著書を基本にするのではなかったのですか。
あと、これは[566]ですが、そのために先生はこの様な場を提供され教育をされているのだ．(それが，商業目的の範囲を越えていること明々白々だ．)
あなたは、商業目的という語を低次元な目的という意味で使っているのですか。
それでは失礼します。
[572] Re[568]: RE[565]御礼 投稿者：待兼右大臣 投稿日：2000年11月30日 (木) 00時56分＞かたせさん
＞伊藤の生涯を追うと、日本がイギリスに上からあやつられていたことがあきらかになってしまうので放送ができないとの理由付けと、その後の主張とにつながっていく。ですが、これは、私も一種盲点をつかれたような物ですが、この図式で私流に解釈すればこう言うことになろうかと思います。。
王制復古、戊辰戦争で英国は日本において仏国に勝利を得ることが出来た。その意味で維新の三傑と明治の元勲は英国に操られていたということになる。但し、この時点で英国は伊藤をキーパーソンとは見てなかったのではないかと感じました。英国がキーパーソンと見ていたのは、推測では、大久保（又は木戸）と大隈ではなかったかと思います。というのは、その後の伊藤の政治遍歴を見れば、伊藤＝英国のエージェントというよりは、大隈＝英国のエージェントの方がなんとなくしっくり来るのです。大隈が英国流の議会政治を目指していたのは秘密でも何でもなく、大隈の「自由民権運動の始祖」を彩る一つの側面です。
西南戦争による西郷の敗死後、維新の三傑で唯一人生き残った大久保、大久保以後を背負って立つ政治家群（元勲）中の首席格である大隈を手中に入れて「我が世の春」であった英国だったが明治１１年の大久保の暗殺、明治１４年の政変による大隈の失脚によって英国の影響力が一時的に後退する。その間隙をつかれて、（明治維新と相前後してドイツ統一を成し遂げた親近感もあり）プロシアの日本に対する影響力の拡大を許してしまったのではないか。また、伊藤が筆頭元勲（元老）まで上り詰めるとは予想外ではなかったのではないでしょうか。
で、結局、欧州における英国とプロシアの対立構造を反映して、世界的には
（英国→）日本の外務官僚（と日本海軍）ＶＳ日本陸軍（←プロシア）
という大局的な図式になると考えられます。
事実、大隈は明治１４年に失脚してはいますが、内閣制度発足後、度々「外相」として入閣しています。ちなみに、元勲で首相以外の閣僚ポストを（大体）ひとつしかこなしていないのは大隈（外相）と松方（蔵相）くらいで、他は複数の閣僚ポストを経験している。このことを考えれば、英国のエージェントとしての大隈を切りたくても切れなかった事情を表しているのではないでしょうか。更に、日露開戦前では、日英同盟推進派が外務官僚側で、伊藤は日英同盟に消極的な態度を取り、第一次大戦については、加藤高明外相が積極参戦派で「英人」呼ばわりされている。
ここでの英国の誤算は山県が予想以上に政治生命が長く、大隈があまりぱっとしなかったということ、及び、大隈と山県の中間（しかもやや大隈寄り）に位置することとなった伊藤が暗殺されたことでしょう。そして、大正時代に入り上記の図式が
（英国→）政党勢力（特に憲政会・民政党）＋日本海軍ＶＳ日本陸軍（←プロシア）
に変化して行く。
といったところでしょうか。
[571] 上田くんからの再信の転載 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年11月29日 (水) 12時28分副島隆彦です。
本物の一匹狼の上田くんからのメールが届きましたので勝手にこっちに転載します。この人の苦労は、人間関系の穏やかな築き方が分らずに、
それを自分の能力でカヴァーしてしまう事です。
この手の生き方下手には、私も身につまされますので、
なんとかしてあげたいけど、きっと、このまま彼は、腹をすかした狼のように生き続けるでしょう。
権力理論ではないんだ、人間関系学なんだ、彼に教えてあげたいのは。しかし、これほどの生き方下手をやってきた私、副島隆彦が、人に、上手な生き方を説くというのは、やっぱり間違っていますかねえ。
彼のような一匹狼が、アメリカのリバータリアンの原型ですが、それを日本でやると、つらいだろうな。
同類の人、誰か彼の話し相手になってあげて下さい。
副島隆彦拝。
Date: Wed, 29 Nov 2000 11:54:11 +0900
From: 上田 康弘
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Subject: 「隙間」を求めて副島さん、
> 上田康弘くんへ。メールをありがとう。
Ｅメールを始めて四年ほどになりますが、いきなり「くん」づけは初めてです。
それならこっちもざっくばらんにやらせて下さい。
「無礼講」でいきましょう。
私は１９５５年（昭和３０年）生まれで、あなたよりは二つ年下ですが、前回述べたアメリカの友は私より１５も若い１９７０年生まれです。
それで時々、あっちの方が私に説教みたいなことを言ってきます。
それも悪くない。むしろ愉快だ。
日本人同士が日本語で話している限り、１５も歳が違って「友達」になるということは、まず考えられないことですが、その点、アメリカ的な付き合いにも、いいところはありますね。
> 君の意見と生き方を垣間見る思いです。
実のところ、私も物書きになりたいのです。
物書きというのは、言わば「意見」と「生き方」を切り売りする商売でしょう？
副島さんのような、立派に一人前の物書きが私の「意見と生き方」に興味を持ってくださるのなら、物書き志望の私としても希望がもてるというものです。
> きっと同じ職場でじっとして居れるような人ではなく、というよりも、要は使い捨てですから、「役立たず」と見なされればすぐに切り捨てられるし、「役に立つ」と見込まれても、せいぜい役に立って無事に任務が完了すれば、やはりお払い箱になってしまう。
> これからも世界中どこへでも飛び込んで行く人でしょうから、それがそうでもないのです。
この四月に某特殊法人の仕事で北アフリカ某国に赴任する話がほぼ決まっておりました。
ところが、小渕さんが倒れたことと関係があるのかどうか、いきなりドタキャンです。
どうも役所の仕事は、やたらにドタキャンが多いのです。
なんとか翻訳の仕事で食いつないでいますが、仕事量の変動が激しすぎ、安定収入は望めません。
半年分の生活費位の蓄えはありますが、それを食いつぶしてしまったら、後はどうなることか。しかも、もっと長期的に考えれば、これから先、どうやって生きていこうか。
例の職務経歴書、我ながらいい出来だとは思いますよ。
特に英語版の方は、イギリス人、アイルランド人、アメリカ人のチェックが入っていますから、完璧な仕上がりの筈です。
しかし、現実問題として、これを労働市場に出して、「買ってくれる」あるいは「雇ってくれる」ところがあるかと言えば、まず「年齢」で門前払いでしょう。
して見れば、最終的には物書きにでもなるしかない。
> 体にきをつけて頑張ってください。
私の「意見と生き方」を、どうやって売り込んだらいいか、いい知恵があったら、どうぞ、御教示下さい。
> できればもっと、政治思想とか、権力闘争というのを勉強されると、きっと君にとって、鬼に金棒となるでしょう。
「鬼に金棒」というより、「鬼の目に泪」じゃないでしょうか？
例の小渕恵三氏も「権力闘争」の勝利者ではあるのでしょう。
しかし、あれを羨むべきでしょうか？
それに「権力」を保持しているのが誰なのかも、今の時代、分かりにくくなっています。
例えば最近よく、痴漢の濡れ衣を着せられるおじさんたちの悲劇が話題になりますが、あれは、女達の権力の恐ろしさを示すものではないでしょうか。
「広末涼子」だって、相当な権力者だと思いますよ。
あいつに嫌われたら首が危ないなんて男たちは、テレビ局当たりには相当いる筈です。
してみると、私なんて無力なものだ。
むしろ私は「権力闘争」の起きないような私の安住できる「隙間」（ニッチ）を求めているのです。
> 私は、以下のようなネットのサイトを開いていますから
> 君も来て下さい。
小室ファミリーズ http://www.din.or.jp/￣midblue/
このサイトに興味があるのですが、どういうわけか見ることが出来ません。
閉鎖されたのでしょうか？
上田康弘
Fax:＊＊＊＊＊ E-mail: vex00120@nifty.ne.jp
（転載貼り付けおわり）
副島隆彦拝。
[569] 訂正［568］ 投稿者：かたせ 投稿日：2000年11月28日 (火) 01時13分かたせと申します。訂正します。副島先生のご講演は、２０００年１１月２５日（土）でした。［568］で、「２６日」と記述したのは間違いです。
[568] RE[565]御礼 投稿者：かたせ 投稿日：2000年11月28日 (火) 00時45分 かたせと申します。
２０００年１１月２６日の副島先生の講演会を拝聴しました。
「文章や演説での説得力を増すために」一番勉強になったことを書きます。
（以下、常体「である調」で述べます。）（一番勉強になったこと）
「伊藤博文は明治時代の最高権力者のひとりであったのに、ＮＨＫの大河ドラマの主人公には絶対にならない。
このあたりにも日本の歴史の秘密がかくされている。」
との副島先生のご指摘のされ方。
伊藤の生涯を追うと、日本がイギリスに上からあやつられていたことがあきらかになってしまうので放送ができないとの理由付けと、その後の主張とにつながっていく。
（考察）
「なにかが起きること」が事実。ただし、「なにごとかが起こっていない」ことも事実。それを捕まえて自分の論を展開するのは、たいへん説得力がある。
理由を以下に述べる。
（１） 伊藤博文はＮＨＫの大河ドラマには絶対にならないですよね、と指摘されると、たしかにその通りだなと、勉強していない人でも、誰もがすぐに、その指摘を認めることができる。そのため、その後につながる主張に耳をかたむけやすく、論に説得力が増す。
（２）「言われたらその通りだけど、それに気づくのは難しい。この人はよく勉強しているなあ」と、主張者の学習量への信頼感が高まる。
この技は上級者レベルの論の進め方。「事実をもって自分の論をすすめる」姿勢を今後の方針としたい私にとって、ぜひとも盗みたい技のひとつである。
[567] 加藤議員のこと 投稿者：巽 投稿日：2000年11月27日 (月) 21時57分今回の加藤議員のドラマに対し １１／２０以前に発言しているサイトが少なかった 副島さんと増田俊男さんのＨＰを参考書にドラマを見学した今回に限り 増田さんの読みが正解と思う 副島さんは何言ってるのか理解しがたい 直前にサイバッチの引用は どうゆう事なのか？
１１／２７のぼやきも 読みなおしてみても 雲をつかむようでわからない私に読書力がないのが原因かもしれない・・
１：自民党主流派が 自分達で作った森首相を 自分達で降ろす事はできない
加藤氏に火の粉をあげてもらった 参議院選を勝つ為には人気者が必要
２：ウルトラＣは 扇千景氏 戦いの後自民党の内からは一人に絞りにくい
加藤派には 主要ポストを２つ渡す
が増田氏の起承転結の 起と結だった
扇千景は眉唾だな・・ と思ってたら 氏はマーケットは扇氏を歓迎するはずだ と考えているようだ
ここは若い人専用サイトらしいので びびりますが ちびちび呑みながら思い切って・・ あ 自己紹介 サラリーマン４７才 副島さんの著書は５〜６冊 ４ヶ月前に知り読み始めました 岡田氏 片岡氏 斎川氏の著書も紹介もらい読み始めた所 副島氏の著書への感想は 気になる男・もうひとつよけいな事を ぼやきの内での情報の有償、無償のこと有力な情報は有料に決まってるが 何を悩んでいるのか 気になる・・
[566] 日本の政治思想 投稿者：崎谷博征 投稿日：2000年11月27日 (月) 13時47分日本の政治思想について
日本の政治思想と呼べるのもがあるなら，私は以下ののごとく考えている．
戦後は米の"軍隊なき占領"により,リベラル一色である．自民党もふくめたてだ．鳩山一郎，田中角栄の様な素朴な民族主義者は，あれやこれやの日米の悪どもに利用され潰された．私個人としてもリベラル教育(=socail engineering)しか知らない．崎門の学や新渡戸稲造の武士道(オリジナルは葉隠)などは，小室先生や西部すすむ氏の著書を通して知ったものだ．アメリカによる日本神話潰しにより，日本は病膏肓に入った．
これらに満足できない，あるいはsocail engineeringに自家撞着を感じる日本人に対する有力な受け皿が，西部すすむに代表される伝統主義(バーキアン)しかなかったのがこれまでの経緯である．
(ここでは日本特有の流行風邪としてマルキシズムもあったが，これは今日的意義はないので捨象．)
しかし，ここに新しい第三の軸を打ち立てた人物がいる．副島隆彦先生が，libertaianismというアメリカ社会でも隠然たる力を持つ政治思想を日本に導入された．私は最近になってではあるが，先生の翻訳である[リバータリアニズム入門]を読み，改めて自分の勉強不足を恥じた．
嘘だと思うなら一度この著作を読んでください．我々の政府や道徳と呼ばれるものに対する常識は吹き飛ばされるであろう．
フクヤマの[大崩壊時代]を読んでも，彼の最近の方向が限りなくリバータリアンに近いと感じた．
日本の政治思想としてリバータリアニズムが台頭するのは時間の問題だ．我々はもう政治の道具としてこれ以上，税金を払えない．未来の子孫に負債を押しつける事はもやはできない．
皆アメリカや中国と一緒になって，よってたかって日本を食い物にして自分だけ逃げられるとでも思っているのか．日本人はどこまでいっても日本人だ．欧米人の中では良くてお客様だ．ソニ−の故盛田氏でもなかなか見えない壁に苦労されたではないか．この日本人という自覚と誇りを強く持つことは，先生の属国論となんら矛盾しない．日本人の誇りを教育し，現実を冷徹に判断し，対処する．先生はむしろ，西尾幹二氏に代表される文学的な情緒論は，現実にはむしろ有害で危険であると口を酸っぱくして仰しゃられている．本当の日本愛国者だ．古市Rensei君へ
君にはいろいろと言いたい事があるが，これには私情が入るのでここでは止めます．(君は気違いではないし，天才でもない．御存知かも知れないが，脳の仕組みからして人間の創造的活動と精神分裂病はド−パミンの過剰分泌であるので病態は同じだが，この2つは別の範疇だ．気違いと天才の紙一重もここに起因する．したがって先生のあなたに対する評価＜因子が9％＞というのは極めて正確な表現で時宜を得ていますが，それは一般的な表現では＜変わっている＞程度なのです．私も一般大衆からすれば，この様な範疇に入る人間でしょう．)最低でも書いてある内容を良く読んで意見する様に．私は，今必死で副島先生の後追いをしています．20年ほどの知識の差を埋めるべく，それが一番効率よく有効だからです．そのために先生はこの様な場を提供され教育をされているのだ．(それが，商業目的の範囲を越えていること明々白々だ．)私の主張は，この危機的な日本の状況を現実的に打開するにはそれぞれの人間がどうしたら良いのか．それを副島先生が中心となって(それが不服なら先生以上の思想を，対案をだせ)考え行動していくというのが，このサイトとくにSNSIのMLの使命のはずだ．それぞれ現実には時間が取れなくてなかなか書き込みもできない状況だが，間違っているものは間違っていると特に基本的な事柄や重要事項ではできる限り発言すべきだ．SNSIのMLなら尚更だ．やるなら，この様な土台にたって議論しよう．(君のいう様な内部分裂ではなしに．)
崎谷 博征 拝
[565] 御礼 投稿者：直弟子99 投稿日：2000年11月26日 (日) 14時59分こんにちは。
昨日はたいした宣伝もしなかったにも関わらず、北は東北、西は関西から副島講演会にお越しいただき、本当にありがとうございました。個人的に昨日の講演会の「決めの一言」は、
「テレビや新聞に書いてあることを鵜呑みにするな。それらを額面通り受け取っていたら経営者はすぐに破産だ」
という箇所だったと思います。
他の皆さんにとっての「決めの一言」はどこでしたか？
[564] 副島先生へ質問 投稿者：和田 投稿日：2000年11月25日 (土) 05時56分実際に台湾や中国に日本人が行くと、大変歓迎されます。なぜなら、お土産やお金を使うからですが、実に商売熱心で、日本語や英語だけでなく、フランス語も話します.それだけでなく、アメリカ、ヨーロッパの工場もあります。国際ビジネスを熱心にしているグローバリストの人達が、自分の大切なお金を投資したところで、戦争をするなんてことが、ありえるのでしょうか？確かに、戦争をすれば、武器が売れ、アフリカのような資源の豊かな所なら、資源を買い叩けるので儲かりますが、中国とアメリカが戦うなんてことが、ありえるのでしょうか？ビジネスを優先するのであれば、ありえないのではないでしょうか。
[563] >562 投稿者：Rensei 投稿日：2000年11月24日 (金) 23時20分＞崎谷どの別にそんな重箱の隅をつつくようなマネをしなくたって。「先生の著書・照らし合わせて正しいか誤っているか」が全ての判断の根拠なんですか？
あと「官僚が帝国主義者という新（珍？）説」などとミーム氏は言っていないと思いますが。
[562] 政治思想の基本？ 投稿者：崎谷博征 投稿日：2000年11月24日 (金) 19時02分僭越ながら....
やはり基本は「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」の先生が作成された分類が基本です。
なぜなら、日本自体に政治思想など存在しないからです。あしからず。
キッシンジャ−は先生の本にはどの様な位置付けでしたか？彼はrealistであり、ロックフェラ−のエ−ジェントでしたね。
西部すすむ氏は、バ−キアンであることを公言しています。等々
官僚が帝国主義者という新（珍？）説は兎も角後学のためにももう少し理解しやすいものにしてください。崎谷博征 拝
[561] 政治思想の超基本 投稿者：ミーム 投稿日：2000年11月24日 (金) 06時41分（さきほど、[559]の書きこんだものを削除し、一部訂正した上で、再投稿します）
こんにちは、ミームです。
副島先生の読者で、この掲示板を覗いている友人たちでさえも、意外と基本的なことであやふやなところがあるようです。私は学者でも学生でもありませんが、僭越ながら、今まで読んできた政治関係の本の共通項となるものを書かせていただきます。その手の文章を読む上での、道具のひとつとして使ってもらえれば幸いです。これを押さえずに、リバータリアンもグローバリストも無いでしょう。内容に間違いがあれば、24時間以内に、副島先生による叱責と批判が飛んでくることでしょう。
（あくまで保守の視点からなので、リベラルは悪く書かれています）以下が、政治を構成する超基本要素である。
1．2．がリベラル（左）であり、4．5．が保守（右）である。3.は双方に強く関係している。
1．大衆、民衆
数の上で一番多い、デモクラシーの主役。しかし、しばしば知的な判断をできない。生活や仕事上では常識人であっても、政治上の判断（例えば「日本に軍隊は必要か」「消費税をどうするべきか」「福祉は増やすべきか」「政治家への献金は」など）になると、とたんに情緒的になる。デモクラシーは、票の数の上で大衆に多くを負っているので、システムとして欠陥があると言える。
2．リベラル知識人
人権・平等思想など、大衆に耳障りの良いことを言うことで生きている人たち。本人も本気で信じていることが多い。曰く「世界人権宣言」「子供の権利条約」「金持ちから税金をたくさん取れ」「国は福祉を増やし、弱者救済せよ」「自衛隊は軍国主義につながる」「国家をやめて、インターナショナルな世界市民になれ」など。一見だれも反対できなさそうなことを並べ、その価値を他者に押し付ける時に、しばしば、3.の権力を使う。よって、リベラルの実体は、官僚主導体制であり、社会・共産主義である。
また、個人の過剰な自由や価値相対主義を掲げ、国家や社会や市場などの秩序を破壊しようとするが、行きつく先は革命による独裁である。
実社会経験の無い学生や金持ちのボンボンがなることが多い。近代合理主義を「信仰する」。以前読んだ欧米のことわざ「20才で左翼でない人間は心が変だが、30才で左翼の人間は頭が変で・u「△襦・・錫鮠 代表的人物は、マルクス、ルソー、ケネディ、筑紫哲也、宮台信司など。
3.官僚(統制主義者）
行政担当のはずが、（日本では）実際は立法もし、政治を支配している。
発生の起源は、古代帝国の軍人らしい。官僚が国家のために働くというのはウソであり、実際は自分の所属する組織のために働く。それは省庁再編での、官僚の抵抗によっても示されている。彼らは、予算と権限拡大のためなら何でもし、決して手放そうとはしない。また官僚組織には、失敗したプロジェクトの人間が責任を取るシステムが無い。大日本帝国軍やソ連の失敗の主原因はこれである。この点で、右と左は同じである。官僚とは、本来の意味において帝国主義者である。
代表的人物は、東條英機、マッカーサー、フーバー初代FBI長官、キッシンジャーなど。
ケインズ式の公共投資による積極財政も、結局財源は税金であり、大きな政府を目指し、市場を官僚が統制しようというものである。
また、公務員の労働組合は、クビになることがないので、どんなことでもできる。公務員削減に反対しているのも、彼らである。そのしわ寄せは、税金と不況にはねかえってきている。
4．伝統保守
素朴な愛国者である。義理と人情である。タテマエよりもホンネを、理性よりも感情と歴史を、家族と血のつながりと地域共同体を愛する。実社会でたたき上げた、骨太な人物が多い。賢明なるサイレント・マジョリティを形成する。
代表的人物は、バーク、ニクソン、田中角栄など。
5．資本主義者
近代合理主義を「実践する」人々。経済は、自由競争を良しとする。結果の平等を何よりも嫌う。資本家・ビジネスマンが中心。政府による規制に反対し、小さな政府を目指す。社会の改革よりも、自助努力を優先する。リバータリアンはここである。
しかし、市場自体が伝統や地域共同体を侵害する傾向があるため、この点で4．と同じ保守派内で対立する。
代表的人物は、ハイエク、松下幸之助などの経営者、大前研一、サッチャーなど。
以上です。
[560] 今日的自衛隊問題のねじれ 投稿者：Shibata 投稿日：2000年11月24日 (金) 06時10分 つい最近まで、左派陣営は自衛隊を憲法違反の存在とし、“護憲”という錦の御旗を掲げ、空理空論を唱えてきた。それに対し、右派陣営は憲法を強引に解釈することで違憲性から逃れ、必死の防戦を張ってきた。これが、これまでのこの国の言論戦線であった。しかし、左派陣営が、防衛力（はっきり、“国防（力）”と言うべき）の必要性を否定するだけの信念を喪失した今日、公然と、右派陣営は自衛隊が違憲との主張を始めた（この勢いは止められない）。防衛力の必要性を肯定せざるえない状況に追い込まれた、左派陣営は、これまで掲げてきた、それこそ彼らの最後（最期？）の信仰の拠り所たる、“護憲”という
旗をいまさら降ろせず、今度は、彼らが、自衛隊が憲法違反である現状をなんとか解釈し、違憲性を薄める見苦しい醜態を晒さざるえなくなった。なぜなら、自衛隊が違憲であるとの従来の主張を続ける事は、防衛力の存在を肯定する以上、憲法改正に同意せざるえないからである。なんとも皮肉なことである。
「護憲馬鹿ども！ フライパンの上で猫踊りさせてやる（橋龍風に）」
[558] 読者からのメールの転載 投稿者：副島隆彦 投稿日：2000年11月24日 (金) 01時40分副島隆彦です。
読者からのメールです。この上田君は、かなり頭の強そうな、というか
世界中どこでもドンドン分け入って、ズケズケものを言いそうな頼もしい人です。こういう日本人離れした日本人が、確かに日本人の中にはいます。この上田君に比べたら、私なんか案外、こじんまりとしている方だと思います。
誰か、この上田君と連絡を取って、彼をこちらに招待して下さい。
私は、ちょっとこの手の、人文主義の博覧強記そうな人は、苦手ですね。凄いなあ、と思うだけで。（転載貼り付け）
Date: Thu, 23 Nov 2000 23:19:35 +0900
From: 上田 康弘
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Subject: 「アメリカの大嘘」を読んで
副島様
初めてお便りします。
自己紹介として、文末に職務経歴書（和文・英文）を添付しますので、ご覧ください。
「第４章１７節 白人社会を貫く巨大な差別分裂線」を本屋で立ち読みし、興味をそそられ、全体を読もうという気になりました。
１．アメリカの友
横浜の三菱重工に勤務していた折りに同僚のアメリカ人にコンピュータの操作方法を教わりながら、以下のようなやりとりをしました。
米：「この会社をどう思う」
日：「ここで働けることを誇りに思う。この会社が製造した飛行機で日本海軍は真珠湾攻撃に成功した」
米：「そのお返しに原爆を二発お見舞いしてやった」
日：「それは比較にならぬ。真珠湾攻撃は軍事施設への攻撃で民間施設を損傷することは避けた。原爆は最初から非戦闘員を殺すためのものではないか。東京への爆撃も、最初に民間の住宅の周りに爆弾を落として火の壁を作って逃げ道を塞いでから住民を焼き殺した。これは正当な報復とは認められない」
米：「そうか。なんでもアメリカ人が悪いのか。結局はそう言うのか」
ところが、これがきっかけで仲良くなり、今でもＥメールを頻繁にやりとりしています。
２．アイルランド人
東洋エンジニアリングで知り合ったアイルランド人に、アイルランド系の名字を教わりました。オニール、オブライエン、オコナー等々、O'で始まるのはアイルランドの名字だそうですね。一方、マクドナルド、マッカーサーなどMcまたはMac で始まるのはスコットランドの名字なのだということを教わったのも、そのアイルランド人からです。
「イングランド人に悪い感情を持っているのか？」と尋ねると「同じ征服されるのならフランス人に征服されたかった」と言っておりました。
３．アングロ・サクソンの錯綜心理
三菱で知り合ったアメリカの友の家族旅行に付き合うことになりました。
日光を散策する道すがら、友人はアメリカから来た叔父さんに「聖書の記述を立証する考古学上の発見があった」なんて話をしております。そこに私が口を挟んで「お前たちはローマ人の子孫ではない。ローマ人に征服された者達の子孫だ。なのにそれを忘れようとしている。そしてユダヤの歴史を語りつつ、自分たちとローマ人たちとを同一視しようとしているのだ。」と言うと、彼の叔父さんは困惑の表情で大きく「ノー！」と叫んでおりました。「止めろよ！」てな感じでした。その夜、宿で、私は彼を相手にその話の続きをしました。
「アイルランド人はイングランドに征服されたことを恨みに思っている。バスク人もフランスのバスク人は自分をフランス人だと思っているが、スペインのバスク人は自分をスペイン人ではないと思っているらしい。」
ここまで言うと彼は「俺は白人だ。アメリカ人だ。アングロ・サクソンだ。しかし、霊的にはアブラハムの子孫なのだ。『アングロ・サクソン』と言っても『弓矢』くらいしか思い浮かばない」。これを聞いて、私は黙ったけれど、可哀相な奴らだなと思いました。
彼から教会のクリスマスの行事への招待状をもらった時も、「例のクリスマス・ツリーって木は元々キリスト教とは無関係なんだろ？」というと、いかにも痛いところを突かれた様子で「それを言うな。その理由であれに反対しているものが、教会の内部にもいる」と情けない声を出します。
４．ゲルマン国家アメリカ
経歴を見てお分かりのように、私は元々がフランス語の通訳でして、思想的には反米愛国、アメリカに興味がないことをむしろ誇りに思っておりました。フランス語をやったのも別にフランスが好きだったわけではなく、「反米」の為の重し(counterweight) というか中和剤のようなものが欲しかったわけで、つまり「毒をもって毒を制する」為の、もう一つの毒がフランスだったに過ぎない。ほんの四年前に三菱重工で「友情」と出合って以来、アメリカについて知ろうという気になっております。
司馬遼太郎が「友情というものは本来、日本の伝統にはなかったものではないか。アメリカ人や支那人の間の友情は、日本人の間にはなかったのではないか」というような意味のことをどこかに書いていたのを記憶しております。私がアメリカと出会い、「友情」と出合ったのが、ほんの四年前だということです。「友人」の妻はオーストリア人で母国語はドイツ語なのです。宗教はプロテスタント。
日本を立つ前の送別会に招かれると、ほとんどがアメリカとオーストリアの白人で、その白人の集団を見てふと「ゲルマン人だ」と思った。
フランス人やアラブ人とは、どこがと言われても困るが、はっきり違うという感じがする。私の友人はアングロ・サクソンだが、それがオーストリア人の集団の中で極めて自然に見える。別のアメリカ人の出席者にも流暢なドイツ語を話す人がいる。
クリスマスも実はゲルマンの伝統で考える方が自然なのであって、彼らの心の奥底を支配しているのは、実はキリスト教の仮面をかぶったゲルマンの神々なのでしょう。
もっとも、これを言うとまた、彼らを刺激することになりますが。
４．「アメリカの秘密」の誤記！と誤記？
1)誤記！
89ページのsegligationismと262 ページのRutharian とはどちらも誤記！
ＬとＲの間違いで、極めて日本的ですね。
2)誤記？
しかし、ジャック・ケネディ大統領というのは、はっきり誤記だと言い切る自信が私にはありません。普通はジョン・Ｆ・ケネディとして知られている人ですが、別名「ジャック」だったんでしょうか？ この点、ご確認くださると有り難いのですが。
氏名 上田康弘
E-mail: vex00120@nifty.ne.jp
学歴／ 東京外国語大学フランス語学科卒業
職歴／
１．1981年３月より翌年５月 伊藤忠商事輸出繊維機械部ネドロマ・プロジェクト
フランス語通訳。アルジェリア繊維公社への技術援助契約において、帝人の技術者と共にアルジェリア人幹部候補生の教育訓練に従事。
２．1983年８月より翌年９月 三井造船モロッコ・プロジェクト
フランス語通訳。83年末までカサブランカ市で硫酸工場建設の為の現地下請け業者選定、並びに契約交渉業務。翌年からエル・ジャディダ市の硫酸工場建設現場勤務。
３．1986年６月より93年10月 川口国際特許事務所
（翻訳業務）特許庁発行各種通知書の英訳・仏訳。訴訟関係書類の英訳。日本語技術文献の英訳・仏訳。フランス語、ドイツ語、スペイン語の商業登記簿、会社定款等の和訳。
（フランス語・英語による通訳業務）外国企業と日本企業とのライセンス契約交渉。外国企業と日本国特許庁審査官との面接に立会い。
４．1996年７〜９月 三菱重工業（株）機械事業部化学プラント技術センター資材部
エキスペダイター。中華人民共和国貴州硫酸設備建設用資材の納入督促・納期管理。
５．1996年10月より翌年10月 三井物産（株）プロジェクト開発部
インドネシア共和国パイトン火力発電所建設プロジェクト調達部副部長。米国に発注した資材の支払い管理。契約変更手続きの管理。
６．1997年12月より98年７月 東洋エンジニアリング（株）プロジェクト統括本部
プロジェクト・エンジニア。マレーシアの化学工場建設プロジェクトに参加する企業を選定する為、入札応募書類、参考資料の取り寄せ。
Name:UEDA, Yasuhiro
E-mail:vex00120@nifty.ne.jp
PROJECT ENGINEER - TOYO ENGINEERING CORP., PROJECT DEPT. (Chiba)
December 1997 to July 1998: Pre-Purchase Order Administration
Evaluated suppliers and prepared evaluation documents for final selection before issue of purchase orders to suppliers for the $600 million Kertih Aromatics Project in Malaysia, paying particular attention to ISO 9001 quality assurance requirements.
DEPUTY PROCUREMENT MANAGER - MITSUI & CO. K.K.
PAITON PROJECT OFFICE, PROJECT DEVELOPMENT DIVISION (Tokyo)
October 1996 to October 1997: Contract Administration for Procurement-Managed timely payment to suppliers for all materials procured in the U.S. (worth $32,500,000 in total), using Microsoft Excel, for Paiton Power Project, a $2.5 billion coal-fired power plant in Indonesia.
-Responsible for communication with other members of the Consortium
(TOYO ENGINEERING CORP. & DUKE/FLUOR DANIEL) relating to contractual production and delivery of equipment of the above plant.
EXPEDITER - MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES K.K., PROCUREMENT DEPARTMENT, CHEMICAL PLANT ENGINEERING & CONSTRUCTION CENTER, MACHINERY HEADQUARTERS
July to September 1996 (Yokohama): Schedule Control for Project Dept.
Expedited delivery schedules of equipment and goods for P59-1 Project, a sulfuric acid plant project in China.
PARALEGAL - KAWAGUTI & PARTNERS (Tokyo)
June 1986 to October 1993: Multilingual Assistance in Patent matters
-Helped European clients in patent application, license agreement negotiations and/or patent infringement litigation in Japan.
-Performed Japanese-English or Japanese-French translation of official notices issued from the Japanese authorities, litigation documents, technical documents of all fields.
FRENCH-JAPANESE INTERPRETER - MITSUI ENGINEERING & SHIPBUILDING K.K.
Sept. to Dec. 1983 (Casablanca): Local procurement
-Assisted in interviews with the French & Moroccan prospective suppliers and subcontractors in a sulfuric acid plant construction project in El Jadida, Morocco.
Jan. to Aug. 1984 (El Jadida): Construction Site Management
-Responsible for all written and verbal communication with the Owner,Spanish, French, German, Swiss, U.S. engineers and Moroccan workers,
FRENCH-JAPANESE INTERPRETER - ITOCHU CORPORATION
March to April 1981 (Tokyo): Assistance in communication
-Performed French-Japanese translation of Tokyo-Alger correspondence
-Assisted in training of Algerian personnel by engineers of TEIJIN, Japanese top polyester manufacturer, in textile plants and laboratory in Japan.
April 1981 to May 1982 (Algeria): Local Training & Commissioning
-Continued the above assistance in a textile plant construction site in Nedroma, Wilaya de Tlemcen, Algeria.
-Assisted in negotiations with the Algerian Government Textile Company for mechanical completion and commissioning.
B.A. in the French language at Tokyo University of Foreign Studies,
1981
Native Japanese, very fluent in French and English, conversational and reading knowledge of German and Spanish, survival Arabic
MS-WORD & MS-EXCEL, ccMail, Lotus-Notes-Mail, etc.
（転載貼り付けおわり）
副島隆彦拝。
[555] 掲示板に競争原理を導入することについて。 投稿者：しまげん 投稿日：2000年11月23日 (木) 16時34分荒木さんへ判断材料の一つになることは、私も同意見です。しかし、掲示板というのは、参加者が実際に参加できることを保証する場所であると考えています。
現在副島先生のサイトには、かなり多くの掲示板のサイトがついていて、参加者もいろいろなカテゴリーに細かくわけて参加できる利点があります。
例えば、ヒット数が少なくてもカテゴリーとして存在意義がある場合は、ほそぼそとでも、続ける必要があるのではないかと考えます。（ほったらかしになっている場合やヒット数が極端に少ない場合は、別ですが。）
私は、競争原理を働かせるというのは、掲示板同士が抵触し会っている場合に特に顕著に問題になるのではないかと考えます。
例えば、法律学の掲示板をどうしてももう一つ作りたい！という人が出てきた場合は、私のことろの掲示板と競わすせる必要性が出てくるのでしょう。
私が考える要件はとりあえずこうです。
（１）管理人の書き込みがない
（２）参加者の書き込みがない
（３）ヒット数が極端にすくない
（４）その掲示板は不要だという意見が多数である
などを総合衡量して決定するべきであると思います。
誰が判断するのかということになりますと先生はそれについては、タッチしないようなので、それ以外の幹部（？）の人たちということになるのでしょうが。
なので荒木さんの
＞従って、ヒット率至上主義にまでなると問題かもしれませんが、それも一つの＞判断材料に、しかし非常に重要な判断材料になると思います。
には、基本的に同意見です。
[554] Re[553]: Re[552]: 副島先生へ 投稿者：荒木章文 投稿日：2000年11月23日 (木) 12時01分>掲示板は、やってみて分かったのですが、参加してくれる時とそうでない時のムラが激しく。なかなか議論にも発展しないこともあります。発展しているなあと思ったら、荒らしが来ていたり。>ちゃんと機能する掲示板に育てるのは、時間がかかりそうです。
>結論として、ヒット数のみで考えるのは、私は反対です。
しまげんさんへ
荒木章文です。
レスありがとうございます。
確かにヒット数だけでは、その仕組み上判断材料として考えた時問題があります。
しかし、一つのめやすにはなると思います。
現在のところ利益が出ていない以上、この形の評価になるのでは？
それが現実的な判断だと思います。
例えば投資できるのであれば、視聴率測定用のソフトを使ってみるなり、業者にまかせるなりの方法が考えられます。
残念ながらそこまでの投資は現在のところできないです。
従って、ヒット率至上主義にまでなると問題かもしれませんが、それも一つの判断材料に、しかし非常に重要な判断材料になると思います。
[553] Re[552]: 副島先生へ 投稿者：しまげん 投稿日：2000年11月23日 (木) 08時12分こんにちは。荒木さん。>現在、副島系掲示板については述べ人数ではありますがカウンターがついてます。
>それで、期間をさずけて例えば3ヶ月以内に＊＊ヒットを果たさなければ閉鎖とか、＊＊ヒット／日とかの基準をさずけてみてはいいのではないのでしょうか？
今の段階では、自分で「更新」を押せばヒット数が稼げてしまうので、実効性は薄いのではないかと考えます。
ヒット数も考慮の対象の一つとなりえるでしょうが、管理人自らの書き込みや参加者の書き込みが殆どなく、かなり長期間にわたって、更新がなされていない場合に、その掲示板についてメーリングリストやこちらの掲示板でその進退を話し合ったらいいのではないでしょうか。
掲示板は、やってみて分かったのですが、参加してくれる時とそうでない時のムラが激しく。なかなか議論にも発展しないこともあります。発展しているなあと思ったら、荒らしが来ていたり。
ちゃんと機能する掲示板に育てるのは、時間がかかりそうです。
結論として、ヒット数のみで考えるのは、私は反対です。
[552] 副島先生へ 投稿者：荒木章文 投稿日：2000年11月22日 (水) 23時14分(引用はじめ）
４．あんまり安易にサブ・サイトや掲示板の開設を認めないほうが、これからはよいです。一つのサイトをきちんと維持し続けて行ける根性と能力がすぐに問われてくるからです。＊＊君を中心に、何人かで話し合って,開設の許可と助力をするようにして下さい。
そこには,私は加わりません。
（引用おわり）
副島先生へ
荒木章文です。
上記の件なのですが、私は以下のように考えます。
現在、副島系掲示板については述べ人数ではありますがカウンターがついてます。
それで、期間をさずけて例えば3ヶ月以内に＊＊ヒットを果たさなければ閉鎖とか、＊＊ヒット／日とかの基準をさずけてみてはいいのではないのでしょうか？
これは以前の会社で聞いた話しですが、ソフトバンクの例です。
ライターと話していて、「雑誌の命というのは長く続けることである。」と言ってました。
しかし、孫氏は簡単に廃刊等をどんどん進めていました。
機能集団としては、その判断は正しいと思います。
このように、ヒット数を基準に取捨選択していけばいいと思います。
それは純粋に、責任を明確にしてその判断は市場（ヒット数）にまかせる。
そこで市場が判断したものについては潔く従う。
それで責任の取り方は明確になっていいと思います。
また、一つの掲示板で失敗しても敗者復活の思想で何度でも挑戦できるシステムにしていけたらと考えています。
[551] Re:[548] 投稿者：Rensei 投稿日：2000年11月20日 (月) 02時07分フライングしてすいませんでした。 しばらくは仕事に没頭して、ここでは謹慎することにします。
[550] 政治家は官僚と戦え 投稿者：ミーム 投稿日：2000年11月19日 (日) 11時11分「ハリウッドで政治思想を読む」の「スパルタカス デモクラシーは民衆支配の手段である」を読むと、紀元前1世紀ごろ、ローマの議会では名門の大貴族政治家と新興軍人貴族が対立していたそうだ。
軍人貴族が閣下になり、皇帝、帝国（というコトバ）が生まれた。
それに対し、共和政とはもともと「元老院と民衆の共有財産」という意味であり、議員は名門大貴族であり、有力市民や民衆から慕われていて、同時に商業ビジネスにも手を出している。そして、投票権を持つローマ市民を金で買収していたという。
つまり、古代ローマは軍人貴族あがりの皇帝中心の「帝国」と、名門大貴族である元老院議員中心の「共和国」のふたつの顔があったのだという。
ここから、行政権と議会（立法権）の対立と分立が生まれたという。すなわち、これが現在の日本の官僚と政治家の起源だろう。
もともと、官僚と政治家は対立するものなのである。政治家が官僚のいいなりになるのでは、政治家がいる意味がないのである。
日本の現在の停滞の要因を官僚制に求めるなら、日本を「共和国」型にし、そのためには議員に力を与え、そのために有力財界人が資金援助を行い、なにより大事なことはそれを非難してはいけないということである。議会を守りたいのならば。