副島隆彦の優秀な頭脳の秘密は食生活にあった！！
＜知床三佐ヱ門本舗＞の新鮮な海産物が副島頭脳に強大なパワーを供給
・・・＜知床三佐ヱ門本舗＞さまに以下のバナーを作っていただきました。深く感謝いたします。
インターネットショッピングは信用できないとこれまで未経験の皆さん、この＜知床三佐ヱ門本舗＞では絶対騙されることがありません！！副島隆彦が保証いたします。是非ともインターネットショッピング初体験を
＜知床三佐ヱ門本舗＞で！！
森田康弘です。
今日ある人の本を読んで、この重大な事実を知りました。5ヶ月間送れて、この事実を知ったので、自分としては、マイナスです。＜引用開始＞
ブッシュ政権が“要注意国家”に指定した日本
〜米国が最重視する不良債権処理への3つの課題〜小泉純一郎政権の誕生を米欧も喜んでいるかに見えるが、
日本の抱える経済構造問題の根は極めて深い。
ブッシュ政権は、トルコやアルゼンチンに対してと同様の緊急チームを日本に対しても組成した。
この事実が物語るように、米国は日本経済の先行きに強い危機意識を抱いている。
日本は米国の対日不信払拭に向けて、時間との戦いを迫られる。
日本が不良債権処理を誤れば 米国の金融市場へ波及も
４月28日、ワシントンで開かれた７カ国（Ｇ７）財務相・中央銀行総裁会議。塩川正十郎新財務相は、「構造改革」を訴えることで米欧の了解を得たようだ。金融・財政の専門家ではない老財務相が、バッシングを受けなかった裏にこそ重大な意味が潜んでいる。
一つは、米欧間で強まっている経済的な軋轢だ。なかでも欧州中央銀行（ＥＣＢ）がＧ７直前の４月26日の理事会で金利引き下げを見送ったことが、両者の溝を決定的なものにした。世界景気の減速を懸念する米国は、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が４月に今年４度目となる緊急利下げを実施し、ＥＣＢにも利下げを求めていたからだ。欧州と一戦構えている最中の米国としては、日本にまで手が回らなかった。
だが、日米欧の通貨外交といった華やかな表舞台の裏側に、より深刻なもう一つの問題が透けて見える。それは、ブッシュ政権がトルコ、アルゼンチンと並んで日本に対しても経済問題で緊急チームを組成したことに、端的に示されている。
このチームは、ホワイトハウス内に設置された「国際金融政策調整委員会」内に設けられ、財務省が主宰する。チーム組成の決定は、今年４月。有り体にいえば、日本は「国際金融市場に悪影響を与える可能性のある要注意国家」に指定されていたのである。
すでにトルコは金融・経済危機が表面化している。デルビシュ財政経済担当相は４月14日に、国際通貨基金（ＩＭＦ）などの支援に基づく経済計画を発表したが、事態の収拾は予断を許さない。
米国と関係の深いアルゼンチンはＩＭＦと同意した経済改革を推進中ではあるものの、国内の財政再建は難航している。ＩＭＦのケーラー専務理事も「再調整が必要かもしれない」と危機感を募らせている。トルコと並んで国際金融界の爆弾になっているが、他の中南米諸国への波及が懸念される分、米国は神経を尖らせている。
そして、日本。ブッシュ政権は日本経済の不振ぶりを、「安全保障上の問題」（パウエル国務長官）と位置付けているが問題の核にあるのは、言うまでもなく不良債権である。不良債権問題の処理を誤り、金融パニックや社会騒擾を引き起こした場合、アジアにおける最大の同盟国が揺らぐことになりかねない。
戦略的パートナーから戦略的ライバルへと中国の位置付けを変え、北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）に対する宥和路線を放擲したブッシュ政権にとって、同盟国・日本の動揺は何としても避けるべき事態なのだ。
そればかりではない。米国の金融市場へも、日本の不振は影を落としている。日本は米国外では、最大の米国債の保有者だからだ。日本が再び97年から98年にかけてのような金融危機に陥り、機関投資家が米国債の投げ売りに出たら、米国の債券、株式市場にも動揺が広がりかねない。
外国為替市場でも、金融システム不安から円相場が１ドル＝１３０円を超えて下落した場合、アジア通貨の連鎖安にとどまらず、中国の人民元にも切り下げ圧力を増幅しかねない。98年当時に比べて米国の経済が下向きにある現状では、こうしたショックを吸収するのは難しい。日本が自力処理できない場合 強制的な銀行休業命令も
一連のリスクが日本発で起きかねないとの危機感から、ブッシュ政権は日本を「要注意国家」に指定した。要注意国家・日本への要求ははっきりしている。オニール財務長官が明言している不良債権処理と金融システムの安定化だ。日本が自力で問題処理できない場合は、「日本に対する経済封鎖も辞さないだろう」と日銀ＯＢはいう。
何を大げさなと思う読者もいるだろうが、その具体策はすでに政権に近いエコノミストたちが示唆している。
「日本が時価会計導入後、初めて決算をまとめる９月中間期末までに、不良債権問題の抜本処理に追い込まなければならない」。国際経済研究所のエコノミスト、アダム・ポーゼン氏はこんな報告書をまとめ、米財務省に献策した。米国で活動を営む日本の金融機関に厳格な検査を実施し、ジャパンプレミアム（資金調達難による邦銀の調達金利上乗せ）を再現させることを通じて、これ以上の問題先送りを許さない態勢をとるべきだという。
「日本は不良債権処理のために、バンク・ホリデー（銀行の一斉休業）を実施すべきだ」というのは、日本でもお馴染みの有力エコノミストであるフレッド・バーグステン氏である。バンク・ホリデーという言葉を聞いて、背筋の寒くならない銀行関係者はいまい。
それは、大恐慌下の１９３３年に就任したルーズベルト米大統領が実施した、強制的な銀行休業命令だからだ。銀行に一斉休業を命じ、厳格な経営審査の後に、健全と見なした銀行のみ業務再開を許したのだ。
バーグステン氏は「バンク・ホリデーによって、銀行の不良資産を別の管理会社に移し、銀行を健全化する」と語っている。その意味するところはルーズベルト流の抜本的な切開手術である。在日米国筋も、「米国は官民を問わず、日本の不良債権問題を極めて重く見ている」と強調する。ブッシュ政権の強い危機感 日本の課題はあまりに明白
ブッシュ政権に近い筋によれば、米国が不良債権問題を重視するのには、３つの背景がある。１つ目は、それを無視して日本経済再生を語るには、規模が大きくなり過ぎていることである。民主党の要請で金融庁がまとめた、問題債権の総額（問題企業向け融資額）は１５０兆円にのぼる。
これは、元利払いが滞っている企業向けに預金取扱金融機関が抱える融資総額（２０００年３月末）だが、１５０兆円といえば日本の国内総生産（ＧＤＰ）の３割弱に相当する。問題債権の山を放置しておいて、日本経済が立ち直るべくもない。
２つ目には、歴代の自民党政権が続けてきた不況対策が、日本経済の生産性を低下させ、不良債権問題を一段と深刻にしてきたという状況認識である。リンゼー大統領補佐官（経済担当）やオニール財務長官らは、この点を熟知している。
例えば、建設、不動産、流通の不振３業種は、銀行の不良債権（銀行法上のリスク管理債権）全体の６割を占める。就業者全体に占めるこの３業種の比率は、過去10年間で37％から40％へと、３ポイント も上昇している。公共事業を中心に、地方に財政資金をばら撒いてきたことが、この結果を生んだことはいうまでもあるまい。
そして３つ目に、財政資金配分が最も不効率な「政治という産業」を肥大化させ、恒常的な腐敗を招いたという認識がある。93年に誕生した非自民の細川護煕政権はこうした構図を崩しかけたが、94年の自民党の政権復帰後は集票のための利益誘導は一段と露骨となった。
米国が強く懸念しているのは、日本社会の中で闇とされてきた勢力が、表の権力を簒奪し始めたことである。小泉新政権への歓迎の裏には、経済危機の瀬戸際に立ち、闇の勢力に乗っ取られかねなくなった日本に対する、米政権の強い危機感がある。日本の課題はあまりに明白だ。要注意のレッテル返上なしに 日本の立ち直りも望み薄
問題処理には、時間を区切ることが欠かせない。先に紹介したポーゼン氏やバーグステン氏が時価会計を念頭に置き、９月中間決算をデッドラインとして設定していることは、重要な意味を持つ。その時期までに不良債権問題の処理策が打ち出されないとなると、マーケットは容赦なく日本株に売りを仕掛けてくるだろう。
だが、踏み絵はもっと早くやってくるかもしれない。７月の参院選だ。98年には橋本龍太郎政権が不良債権の最終処理を公約に掲げたが、参院選での自民大敗を機にボロボロとなり、日本長期信用銀行の破綻に至る金融危機の深化を招いた。
小泉政権がよもや橋本政権の二の舞いを演じることはあるまい。そう信じたいが、今は鳴りを潜めている橋本派が、参院選後に巻き返しに出ることは十分に予想される。金融問題が再びもみくちゃにされる恐れを拭い切れないのだ。
もう一つの問題は、小泉政権の経済政策そのものが抱える矛盾である。小泉首相は財政再建を唱え、国債発行額を年間30兆円以内に抑えることを主張する。一方で、不良債権処理の過程では倒産や失業の増加は必至である。そんな局面で財政再建を急げば、橋本内閣が失敗したように、日本経済を恐慌に陥れることになりかねない。
「小泉新首相は米国の大恐慌に歯止めをかけたルーズベルト大統領ではなく、大恐慌を深刻にしたフーバー大統領になってしまうリスクがある」。実は、碩学ポール・クルーグマン氏も、小泉首相の財政再建路線に対して、こんな警告を発している。この点で、日本は「真っ先に不良債権処理」と腹をくくり、金融の量的緩和や雇用面でのセーフティーネット（安全網）の整備など政策的な下支えを総動員する必要がある。
ともあれ、日本の抱える問題の深刻さを熟知しているからこそ、ブッシュ政権は日本の改革路線に対して積極的な支持を惜しまないだろう。それが証拠に、政権発足と同時に、日米首脳会談の実施を打ち合わせている。森喜朗政権の末期に米国側が首脳会談の実施を渋り、外務省による正規のルートではにっちもさっちも行かなくなり、ある民間人を通じて渡りをつけたのとは大違いだ。
日本がフルに活用すべきは、日本を戦略的パートナーとみるブッシュ政権との友好関係にほかならない。来るべき日米首脳会談では、「日本は変わった」との印象を確かなものにさせることが、ぜひとも必要だ。不名誉な「要注意国家」のレッテルを返上することを最優先しなければ、日本経済の立ち直りも期待できないのだから。
＜引用終了
岡田先生の新作『モンゴル帝国の興亡』が明日２０日から発売されます。筑摩書房新刊案内
http://www.chikumashobo.co.jp/shinkan.html岡田先生が、『文藝春秋臨時増刊』に「歴史を持たない文明」同士の衝突という論文を載せています。
文藝春秋臨時増刊
http://bunshun.topica.ne.jp/rinzou/itswar/itswar.htm
立花隆を許すなみなさん、こんにちは。お久しぶりです。「ふじむら掲示板」で大活躍、妄想叙情文を書き散らかしている早川健です（笑）。
最近めっきりマスコミの表舞台に出てこない立花隆大先生ですが（『文芸春秋』で同時多発テロ事件のことをなにやらわかったように書いてたけど、どうでもいいやそんなの）なぜ、いつまでも誰も彼も彼の責任問題を追求しようとはしないのでしょうか？
進歩的文化人なる国賊は何か裁かれましたか？あの愚劣なソヴィエト帝国を、北朝鮮を、支那の文化大革命を、礼賛していた連中は腹を切らされましたか？ポル・ポトの大虐殺をなかったことにしていたテレビ局のやつらは会社を辞めましたか？
大江健三郎よ、小田実よ、本多勝一よ、鶴見俊輔よ、和田春樹よ、それに佐高信よ、辻本清美よ、そしてその他大勢の朝日新聞や岩波書店の本の愛読者であったあなた達のことですよ！
大東亜戦争に敗北したとき日本のトップは、マスコミと官僚以外みんな責任を取らされて、追放されました 。ひどい場合は殺されて、名誉を奪われて、なんら言い訳を言うことも許されず捨て去られました。なのにあなたたちは知らん顔ですか？過ぎ去ったことだからどうだっていいんですか？なかったことにできるんですか？
私には全く解せません。こんな連中に限って、日本の歴史教育はおかしいだの、被害者の視点から発言するだのと宣うのだから、たいしたものです。
まず、あなたたちが責任を取りなさい！自らどのように騙されたのかを正直に告白しなさい。歴史を偽造するなと本当に思っているなら、自らの歴史をこそ偽造するな。共産主義・社会主義イデオロギーのために意味なく殺された民衆の立場に立ってものを言え！あなたたち言論人やマスコミの人間こそが一番の責任者なのです。あなたたちが率先して腹を切らない限り、誰も責任など取りませんよ。ここまで書けばわかるでしょう。立花隆こそ、田中角栄をロッキード事件問題で追いつめ、アメリカの意向をカサに無実の罪をかぶせ、先陣を切って王殺しをやってのけた真の悪党、いや偽善者なのです。
立花隆の責任を問うことを放置させてはなりません。この角栄／立花問題について考えるたびに、わたしは小室直樹先生と副島隆彦先生こそ真の言論人だと信じないわけにはゆかない。このふたりは、あまりにもあからさまに真実を語ってきたからこそ、今までずーっと言論界、学会の端っこにどかされてきて冷や飯食いをさせられてきたのだと指摘しないわけにはゆかない。
政治家・田中角栄の業績と共に、小室先生の業績こそがこれから見直されるのです。
『現代の予言者 小室直樹の学問と思想』（弓立社）の第三章より副島先生の発言を引用します（この本の第一刷は１９９２年７月１０日）。私は小室直樹の社会評論としての業績の一番目が、ソビエト帝国の崩壊を予言し、これを確実に当てたことだとすれば、第二番目は、田中角栄問題と日本の戦後社会の政治的な側面における分析を行い、かつこれも確実に当てつつあることだと思います。（ｐ．１６２より）
田中角栄問題について、小室直樹先生は「当てつつある」ではなく「当てた」ことは今や明々白々たる事実であり、もはや疑うべくもありません。
もうひとつ付け加えるなら、１９９１年１０月１０日に初版を発行した副島隆彦／山口宏共著『法律学の正体』（JICC・現宝島社）の第四章「刑法」において副島先生は田中角栄を失脚させたのはアメリカの権力層だとはっきり指摘しています（ｐ．１６９からｐ．１７２まで）。
副島隆彦先生の快進撃もこれから始まるのです。
当ホームページの『今日のぼやき』２０００年度９月分の６４．『「田中角栄の真実」を読んだ』より引用します。あの時期（引用者注；ロッキード事件で田中角栄が東京地検特捜部により逮捕された１９７６年７月頃の話と思われます）、角栄を、日本を豊かにした政治家として、小室直樹ひとりが袋叩きにあって、奇嬌のひと扱いされながらも頑張っていた。私は、だから、この人こそは私の先生だと思った。
もっとはっきり書こう。立花隆は、田中角栄を馬喰出の下層出身者と貶（おとし）めたが、自分こそ、東京の下町の方のテキヤ（という流浪系商業民）の大親分の息子である。立花隆は、自分の出生の血縁ネットワークをつかって田中角栄の金の集め方を洗ったのだ。
この副島先生の言葉にはもうひとつ付け加えるべき事実があります。それは、立花隆のお兄さんが、当時、文芸春秋の部長クラスの大物であったということです。アメリカの権力層をバックに田中角栄を叩き落とす際に、その栄誉を弟の立花隆に担わせてあげたのです。マスコミの世界ほどプライドと派閥意識の強いところはないと聞いたことがあります（朝日新聞の社員は３割以上が東大卒です）。テレビ局も大出版社もコネ採用が多いのは有名ですが、こんなところもコネで繋がっているのですね。
立花隆さん、あなた『巨悪ｖｓ言論』とか言ってたことや，「知の巨人」だなどと持ち上げられたことが恥ずかしくはないですか（おまえは南方熊楠か！）？ 田中角栄が提出者として成立させた議員立法の総数は３０件以上ありますが、これほどまでの数の議員立法を成立させた戦後の内閣総理大臣がどこにいますか？それでも田中角栄はリーガルマインドを欠く、抽象的思考のできない、現実の体験からしかものごとをとらえることのでできない土建屋政治家だと強弁しますか？
（おまえのその思い上がった態度だけは絶対に忘れんからな！）
早坂茂三氏が集英社から出してる文庫本でも、もう一度よく読んで、もう一度、自分の考えを考え直してみることを強くお勧めします（こんなことを言っても全く効果がないのはよーくわかっているけどさ）。さて、ここで全く話題を変えます。
私はもし将来財閥を創れるぐらいの大金持ちになったら、ひとつの映画を作ってやろうと夢想しています。その名も『角栄』。もちろん、属国日本論の視点で、民衆型政治家・田中角栄を描きます。
オリバー・ストーンの『ニクソン』ばりの映画にしたい。積雪の東北で、コートを羽織って白い息を吐きながら名演説を打つ、田中角栄を、一葉の風景画のようにきれいに撮ってみたい。
立花隆役は、おばさんパーマのズラをかぶった、プロレスラーの安生洋二氏にやってもらう。憎々しげに演じてもらいたい（笑）。
あと、田中真紀子役はあえて、サービスで、井川遥なみの一流アイドルを使おう。角栄が「おーい、真紀子ー」と呼んだとき、井川遥がかわいい声で「はーい！」と答えて部屋から出てきたら、観客はきっと爆笑すると思う。いかんな。最後にきて「ふじむら掲示板」になっちゃった（笑）。
以前、こちらによく書き込ませていただいた者です。
10月5日に、本名で「日本アイン・ランド研究会」というHPを開設しました。ささやかではありますが、どのコーナーにも、かろうじて資料がUPされましたので、こちらで、「公式に」発表させていただきます。アキラ
たかのです。理科系の掲示板の世話人をしてます。>G君と申します。
>狂牛病関連で面白い本を読みましたのでご報告致します。>しかし相当、面白い本です。
>狂牛病騒ぎから何日も経っていないのになぜこんな本が
>市場に出まわっているのか不思議に思い、つい買ってしまい
>ました。一読をお薦めします。BSE（牛海綿状脳症、狂牛病）や、クロイツフェルト・ヤコブ病といった今回の日本での大騒動の病気自体はかなり前から知られた病気ですから、本が出回っているのは別に不思議ではない気がします。実際に書店には以前から平積みになっていましたよ。
参考までに、
プルジナー（Stanley B. Prusiner、アメリカ）は、病原体プリオンを発見とその発病メカニズムなどの研究についての業績により、1997年ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。理科系掲示板（http://logos.tripod.co.jp/bbs/）に、BSE関連の基本情報へのリンクをまとめておきました。
肉骨粉は、養殖の魚の餌としても使われている（た？）ようで、なにを食べたら良いのやら、という感じですね。
G君と申します。
狂牛病関連で面白い本を読みましたのでご報告致します。早く肉をやめないか？狂牛病と台所革命 船瀬俊介 三五館
私はこの本の著者がどういう人なのか知りません。
本の内容が本当なのか判断する能力もありません。
ただ自分的にはかなり真実を含んでいるのではないかと
推測します。
読み終えた今、私はとてもブルーです。しかし相当、面白い本です。
狂牛病騒ぎから何日も経っていないのになぜこんな本が
市場に出まわっているのか不思議に思い、つい買ってしまい
ました。一読をお薦めします。
始めまして、HP中毒の素人ですが、興味深いHPを紹介します。
「よみがえるパシュトニスタンの亡霊 」と題して： 田中 宇氏の記事がMSNジャーナル に掲載されています。
（無責任で申し訳ありませんが 田中 宇氏について知りません）
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=76095概要文の引用
「パシュトン人は、誇り高く、古式ゆかしい山村の人々である。彼らは「傀儡政権」を嫌ってイギリスやソ連の支配と戦い、パキスタンにも服従しなかった。アメリカや「国際社会」が彼らの歴史と伝統を理解・尊重せず、タリバンを倒して元国王を指導者に仕立てれば、パキスタンも内戦に陥り、ベトナム戦争以上の大失敗になるだろう。むしろ、アメリカはタリバンと交渉し直した方がいい。」引用終わり
2000年の日本のNGO活動の関連記事から見ると日本はやはり方向性を誤っているのではないか？と思う。ひとりごと：太古の観光TV「かねたかかおる世界の旅？」でそれは神秘的な国として紹介され、アフガンは内戦がなければぜひとも訪問したい国でした。
読売新聞１０月１７日朝刊より引用国の教育、産学協同バッサリ
「科学技術立国のために理科を学べ、というのはおかしい」「大学はもっと産業界に貢献せよ、というが間違っている」ノーベル化学賞の受賞が決まった名古屋大大学院の野依良治教授（６３）が十六日、日本化学会の次期会長として東京・神田駿河台の同学会本部内で記者会見し、国の教育、産業行政を痛烈に批判した。
会見に現れた野依教授は、「受賞決定後、あらゆる質問を受け、あらゆることを暴露された」と周囲を笑わせた。だが、昨今の「理科離れ」や「産学協同」について質問が飛ぶと、とたんに厳しい表情に。
理科離れの風潮については、「われわれ研究者はもちろん、マスコミや行政も、一般の人が理科に興味を持つよう努力してこなかったのが原因。理科は国のために学ぶのではなく、自然や宇宙の仕組みに興味を持ち、それを知ることで、人間が幸せに生きていくために学ぶもの」と述べた。
政府の総合科学技術会議が設けた「五十年間でノーベル賞三十人」の目標については、「国がそんなことを言うのは不見識きわまりない」と強く批判。「ノーベル賞はオリンピックの金メダルとは違う。選考機関がどの分野を重要と認めるかはきわめて主観的なことで、研究者の努力だけではどうにもならない」とした。
必要性が叫ばれている産学協同についても、「大学が何か隠し球を持っていて、それを産業界に渡せば一気に事業化できる、と思ったらお間違いだ。日本の産業に元気がないのは、創造力が足りないからだ」とバッサリ切り捨てた。
野依教授は今年三月、日本化学会の次期会長に選出され、来年三月から一年間、会長を務める。
細心のぼやきで先生が言っておられた、小泉首相の自衛隊派遣の了解を取り付ける訪中・訪韓について、米国の要請だったという決定的な証拠がすでに６日の産經新聞に出ていました。
（引用初め）
小泉首相、中韓訪問 米の要請受け決定
[2001年10月06日 東京朝刊]
小泉純一郎首相の中国、韓国訪問が、米中枢同時テロへの対応に関
して東アジア諸国の連携を求める米国政府の強い要望を受けたもの
だったことが五日、複数の官邸関係者の話でわかった。首相は九月二十五日の日米首脳会談で「近く中韓両国を訪問する」と明言しており、首脳会談実現を急いだとみられる。
（中略）
しかし、米中枢同時テロを受け、米国にとっても日本、中国などの支持に加え、東アジア地域の安定度を高める必要性に迫られることになった。このため、日本政府に対して中韓両国との関係改善を求めるとともに、「中韓両国にも積極的な働きかけがあった」（自民党ベテラン議員）とみられている。こうしたことから、政府では今回の訪中に際し、テロへの対応を目的に掲げ、靖国神社参拝や歴史教科書問題に関する「謝罪外交ではない」（外務省幹部）と強調。首相は今回の訪中で北京市近郊の盧溝橋（ろこうきょう）や「中国人民抗日戦争記念館」を訪問するものの、朱鎔基首相や江沢民国家主席との会談では、テロへの対応について突っ込んだ意見交換を行いたい考えだ。
（引用おわり）
私的ＨＰに爆走連載中の「法哲学の授業を覗く」（10/16号）が更新されました。よろしければご覧ください。
東洋経済新報社
『数学嫌いな人のための数学』数学原論
小室直樹 著 １６００円
４−４９２−２２２０５−７数学の本質は論理であり、これを学ばないと資本主義の本質も分からない。
国際社会に生きる知恵は数学の本質を理解することから始まる。目次より
１．数学の論理の源泉：古代宗教から生まれた数学の論理
２．数学は何のために学ぶのか：論理とは神への論争の技術なり
３．数学と近代資本主義：数学の論理から資本主義は育った
４．証明の技術：背理法・帰納法・必要十分条件・対偶の徹底解明
５．数学と経済学：経済理論を貫く数学の論理
東洋経済新報社のＨＰ
http://www.toyokeizai.co.jp/以上です。
私的ＨＰに爆走連載中の「法哲学の授業を覗く」（10/15号）が更新されました。よろしければご覧ください。
「アメリカ同時多発テロ」から一ヶ月、世界の主要国は、東西冷戦終焉後の１０年間の蓄積をどう生かすかの主体的な参画を模索しています。アメリカを引っ張ろうとするシナリオを持つ国、世界の流れに遅れまいとする国、じっと息をひそめて成り行きを注視する国、事態を理解できずに右往左往する国、すでに取り残されてしまった国、出口に一部の国しか辿り着かないのか／多くの国がそれぞれの特異性を持ちながら幅広い多様な参加が可能になるのか、これが、２１世紀の秩序における「自由と民主主義」「市場経済」の、２０世紀の秩序からの発展の幅を決める重要な鍵です。
最先端を、米英同盟のイギリス（ブレア首相）が明確な参画のスタンスを持って切り込んでいます。どのように２１世紀の新秩序につなげていくかの戦略がある国、それは同時に東西冷戦体制を終結させるために汗をかいた国です。
・攻撃開始まで・開始以降の外交努力（特に、イスラム諸国への）
・アフガニスタン復興のシナリオの提起
・対テロ攻撃と国民援助との実行（援助物資を１つの主要な目標に）
・攻撃範囲の厳密な制限（アフガニスタン以外に拡大しない）
このシナリオの先には、パレスチナ問題、南北問題（貧困）、地球温暖化問題、など地球的課題への取り組みのシナリオが見えています。
一方、日米同盟の日本（小泉首相）の参画は対処策で、当然ながら日本の２１世紀へのスタンスが見えません。
・８／１５の靖国参拝騒動による日中・日韓関係の悪化が足を引っ張る
・自衛隊派遣の「国際社会の議論への切り込み」からの説明がない
・従って、タリバン、北部同盟、元国王による会議を開催（１９９９）したにも係わらず、アフガニスタン復興会議の提唱（高村元外相）も力不足
それは、テロ防止・アフガニスタン和平に向けて流した汗の量が、復興への責任と信頼を生むという当然のことが理解されていないからです。冷戦体制終結のために流した汗の量に応じて、２１世紀の新秩序への課題が見え、責任・信頼感があるというのと同じです。歴史的な蓄積を理解できない小泉政権に期待するのが無理なのでしょう。そろそろ小泉人気を卒業して、歴史的な蓄積に責任を持つ政治を始めなければ、責任・信頼感を与えられない日本は置いてきぼりです。
この一ヶ月の間でも、核・ミサイルなどによるパワーポリティクス・抑止社会の枠は急速に後方に退き、２１世紀にまとわり付いていた２０世紀の残滓が落ちていく感覚がありませんか。２０世紀の後始末の問題が退き、２１世紀の人類史的課題が浮上して、誰にも分離して見え出したのではないですか。まだ構造改革に賭ける活動家が少ないという事実は、有権者・国民が構造改革後も生きていけるとたかをくくっている証拠です。明治維新後は戦後の高度成長までを薩長が主導したように、時代を変えた人間が指導（使う人）をし、時代の変化から変わった人間は非指導（使われる人）となる冷徹な原則が、日本を崩落から再生へと切り替えるエネルギーです。
この掲示板に書き込んでおられる、お歴々の方々は、すでにご存じのことかもしれませんが、一応、報告させていただきます。私の大学の図書館で何度見ても、読売新聞にだけ「アレ」が無いのです！
朝日・毎日は言うに及ばず、日経に産経、さらには千葉日報（笑）にも「アレ」が付いているというのに、読売にだけは無い。
そう、オサマ・ビン・ラディン（正確には、「ラーデン」との指摘が「今日のぼやき」でなされていた）氏の「氏」という敬称（もしくは、肩書き）が、読売新聞では、何度読んでみても、（おそらく意図的に）外されているのです。これは、バイタリティがある、と言っても良いものでしょうか？
もちろん、ラーデン氏が、テロという「犯罪」を行ったという明確な証拠や証人（証言）が未だに発見（確保）されていないから、「容疑者」「被疑者」という肩書きも付けられない。
だったら「推定無罪」の原則に依拠して、一応は「新聞は社会の公器だから公正中立！」などと宣っているのだから、ちゃんと「オサマ・ビン・ラーデン氏」と記載するべきでしょう。
小林よしのり氏ではないが、「読売（と、産経）はアメリカのスパイ！」というのは、やはり「極めてクロに近い灰色」という感触があります。
皆さんは、どう思われますか？
ネルソン拝
追伸：なお、日高義樹氏が週刊コミックバンチ（COMIC BUNCH:漫画誌）で連 載中のコラム「国際ガンコ道」Vol.21でも読売新聞（＝ナベツネ氏） と同様な、「テロリストに敬称を付けるな！」という主張をしておら れます。真犯人かどうかも（法的には）わかっていない上に、日高氏 は「アメリカにテロをするヤツは悪！」と無前提に決めつけているの が問題です。中国（天安門）やインドネシアでCIAが行った「テロ行 為」は不問に付す、ということなのでしょうか。
この記事は近日紹介いたしますが、とりあえず「読売に顕現した
Ｄ．ロックフェラー氏」（世界皇帝の雇い主）のインタヴュー記事
の紹介のほうが先になりそうです・・・。
よしなおです。[1659] のＫＳさんの転載されていた英文を訳してみました。
マーガレット・サッチャー（イギリス首相。1979-1990）
「（１９４０年代後半）当時私が読んだ中で最も力強い社会主義的計画や社会主義国家に対する批判、またそれを読んで以来、何度も何度もそこに戻っていく考えは、Ｆ．Ａ．ハイエクの『隷属への道』です」
「ラブ・バルターの企業契約などよりも、コルム・ブロガンの反社会主義の風刺小説や、『我らの新しい主人』、また‘全ての政党の中に存在する社会主義者たち’に捧げられた『隷属への道』のような力強い本こそが、我々の中心的な考え方である。このような本は、歯切れが良く、社会主義に対して明確な分析を行っており、いかにしてその経済理論が我々の日々の生活を暗い飢餓に追い込んでしまうかを示している。またそれだけでなく、それらの本が社会主義者たちの失敗を凄まじくあざけることによって、社会主義側が結局は全く勝てないのだという感覚を読み手に与えてくれる。そうした感覚は、政治においてはものすごく大切な感覚だ。過去の敗北を拭い去り、未来の勝利を築き上げるものである。それは変わることのない強い影響を、私の政治家としての個性に残したものだった。私を自由な企業組織、また自由というもの（liberty）に対するゆったりとした楽観主義者にしてくれた」
ジョン・ラネラーは１９７０年代後半における、マーガレット・サッチャーによる注目すべき、保守党の政策会議について書いている。「もう一人の議員はやはり論争に備えて原稿を用意してきた。中道こそが保守党の採るべき現実的な道である、と、彼が紙に向かって喋っているのが終わらないうちに、新しい党首〔マーガレット・サッチャー〕は彼女の書類かばんに手を伸ばし、１冊の本を取り出した。それはフリードリヒ・フォン・ハイエクの『自由のための政治体制』であった。（演説者を）さえぎって、彼女はその本を我々全員が見えるように掲げた。‘これこそが’と彼女は怖い表情で言う‘我々の信じているものです’。そしてドンッとハイエクをテーブルに叩きつけた」
「危険なことに、これは１８８５年に書かれたものであったし、私にとってはそれからさらに７０年くらい後に彼の本を読んだことになる。法律による支配はまだまだイギリス的であり、少なくともアングロサクソン的であると感じられた。遅まきながら、ハイエクの優れた著作『自由のための政治体制』、『立法と自由』を読んで、私はこの原理は様々な広い用途を持っていると、本当に思うようになったのだった」
「私の、自由を支持する論説全体は、全て父のひざの上で話してもらったり、バークやハイエクをろうそくの明かりで読んで獲得したものです」
「アダム・スミスは、自由な企業のための経済活動を代表する最も偉大な人物です。ハイエクやフリードマンが現れる以前の」
下の[1668]で紹介した文章は、英文の文献を参考に論じられているようです。興味ある方は、原文で確認してみてください。
Lucus,S.E.(1976). Portents of rebellion: Rhetoric and revolution in Philadelphia,1765-1776. Philadelphia: Temple University Press.
Procter,D.E.(1991).Enacting political culture:Rhetorical transformations of "Liberty Weekend 1986." New York:Praeger Publishers.
Ritter,K.W.,& Andrews,J.R.(1978).The American ideology: Reflections of the revolution in American rhetoric. Falls Church,VA:Speech Communication Association.
アメリカ帝国主義の源流について述べた文献がありましたので、その一部をご紹介します。ちょっと長いですが…。岡部朗一（1992）『政治コミュニケーション アメリカの説得構造を探る』有斐閣第2章 政治コミュニケーションに見られるイデオロギー
「それでは、アメリカの独立革命期にその萌芽が育まれ、一つの独立国家としての形態を整えて以来、大統領就任演説や独立記念式典演説といった儀式レトリックを通して、その精神が脈々と堅持されてきたアメリカ人のイデオロギーとはいったいどのようなものであろうか。一つには、アメリカが他国にはその類を見ないユニークな国で、アメリカ人は特に神によって選ばれ、神の加護のもとにある特別な国民であるという信仰にも似たイデオロギーである。アメリカが神の寵愛のもとでユニークな国として発展してきて、世界の手本となったという第一のイデオロギーは、領土、名声、国力を伸張させてきた日の出の勢いの帝国としてのアメリカという第二の思想に通じるのである。しかし二〇世紀に入って、帝国ということばは領土拡張を超えた精神的、永続的な価値観を表すものという再解釈が下された。すなわち、アメリカ帝国は自由の実現を目指すものという第三のイデオロギーがここに生成されてきたのである。未来の希望に満ちた日の出の勢いの帝国であるアメリカは、自由の擁護者としての世界的使命が負託された自由の聖地であるという考え方が、第三のイデオロギーである。これら三つはそれぞれが相互補完関係を保っていて、一つのイデオロギーはかならず他の二つを同時に暗示するもので、政治コミュニケーションでは三つが不可分なものとして表れるのである。」（P38）
「神の恩寵を受けたアメリカは、帝国として世界の先頭を切って他国の模範となる運命も担っている、と革命の指導者たちは説いていた。ここでいう帝国とは、一般的に使われている帝国主義とか、他国の自由を奪い取って恣意的に支配するという悪い意味のことばではなく、一三の植民地が一致団結して他国の干渉からアメリカの自由を守り、世界のリーダーとしての行動を採ることが要請された国であるという意味である。腐敗した英国に取って代わって、ギリシア・ローマ共和制の復興という意味での帝国である。」（P41）アメリカは意識的に現代のローマ帝国を目指しているというくだりが副島先生の著作のどこかにありましたが、それを裏付けるものですね。
いやあ、しかしアメリカこそ「神の国」なんですねえ〜、森さん。
副島隆彦の優秀な頭脳の秘密は食生活にあった！！
＜知床三佐ヱ門本舗＞の新鮮な海産物が副島頭脳に強大なパワーを供給
・・・＜知床三佐ヱ門本舗＞さまに以下のバナーを作っていただきました。深く感謝いたします。
インターネットショッピングは信用できないとこれまで未経験の皆さん、この＜知床三佐ヱ門本舗＞では絶対騙されることがありません！！副島隆彦が保証いたします。是非ともインターネットショッピング初体験を
＜知床三佐ヱ門本舗＞で！！
副島氏関連町工場ネットワークというサイトの「新作・話題本」で「金サラ」が販売されています。感謝
話題作・新刊
http://www.sisakubankin.com/boo/new/004.htm町工場ネットワーク
http://www.sisakubankin.com/index.htm岡田氏関連
岡田氏の本の書評が掲載されています。
『歴史とはなにか』書評
山内昌之
http://www.mainichi.co.jp/life/dokusho/2001/0422/05.html山本博文
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/0422_02.htm『歴史の読み方』書評
私的ＨＰに爆走連載中の「法哲学の授業を覗く」（10/13号）が更新されました。よろしければご覧ください。
こんにちは。
今表紙にも告知しましたが、10月11日未明から10月13日にかけて、webmaster@snsi-j.orgに「今日のぼやき有料化振込完了」及び「ビデオ申込」「ハリウッドで政治思想を読むサイン本」の申込メールなどを出されて方で、メールが戻ってきた方がいらっしゃると思います。その方は、大変恐縮なのですが、もう一度メールを出していただくようお願い申し上げます。なお、メールの不調問題は完全に解決しました。現在はwebmaster@snsi-j.orgで完璧にメールは届いております。
webmaster@snsi-j.orgのメールアドレスが、復旧しました。
皆様どうもご迷惑をおかけしました。
（なお、GZE03120@nifty.ne.jp宛でも、webmaster@snsi-j.orgでも、両方とも副島先生に届くようになっています）。
関口＊＊＊君へ。
副島隆彦です。以下の貴重なアドヴァイスを有り難う。私も自分の英語もの、ちくま新書の続編を出したいと思いながら、それを書く時間がないのです。
もの書きの人生にも、段階があって、ひとつの段階を越すと、もう、昔のところには戻れない、ということがあります。頭の老化もすすみます。読者（客）も、どんどん若返ってゆきます。本は、洪水のように出版され、消えて行きます。どんなに凄い中身でも、消費され、捨てられてゆきます。
本にはそれぞれ、命があって、くだらない本は、すぐに死んでしまいます。たとえば、新聞記者たちが、ものすごい情報網を使って、何十人でかかりっきりになって書いた新聞記事の連載ものは、多くの人の注目を集めます。
そしてそれが、たとえば「金融危機もの」として、半年後に一冊の本になって、すこしは、売れます。しかし、その本はすぐに書店から消えてしまいます。あんなに沢山の情報から出来ているいい本なのに、と、私は、プロですから思います。しかし、その本は、本としての命をすぐに終わるのです。第一線の新聞記者たちが集まって総力をあげて、（即ち、夜も寝る暇がないぐらい、政界・財界・官僚の間を走り回って）作った本でも、やがて消えてしまいます。知識・言論商品というのは、このように残酷なものです。
ですから、私は、自分の書いた本たちが、出版洪水のなかでも、生き延びるようにと、細心の注意を払っています。せめて５年、１０年の命を持つように、と考えます。幸い私の本は、１０年経っても命を永らえているものがほとんどです。
それは、私の本たちが、強い個性と、古びない内容から出来ているからです。私は、自分の本がせめて３０年間は生きて、増刷され続けて、何とか読者を持ち続けてくれる事を願っています。それ以上の命は無理でしょう。それ以上生きるには、その本が、もっと強烈な個性と、「古典」classic クラシック になるだけの力を持っていなければなりません。
おそらく、私の映画評論ものでである「アメリカの秘密」と「ハリウッドで政治思想を読む」は、日本の本として、古典として残るでしょう。その他は、分かりません。「英文法の謎を解く」も残るでしょう。しかし、それは日本人の英語勉強の根本的改善を真剣に考えて、かつ、本を読んで自分の自分の苦境を脱しようと考える、生来頭のいい年間出生人口のうちの０万人ぐらいの人たちだけにとって意味を持ちます。それ以上にはなりません。
私の政治・思想もの、経済・金融ものに興味を示して、それらを読みこなし、自分の思考の材料や骨組みにしようとと言う人は相当な能力のひとたちです。それは、日本の年間出生人口のうちの１万人ぐらいずつしかいません。
こういうことを私は、ずーつと考えながら生きてきた人間ですから、自分に出版戦略が無いのではありません。ずーつと分析し続けているのです。おそらく英語で一冊は、日本政治研究か、属国・日本史論を死ぬまでの間には、書き上げるでしょう。それは真に世界水準になる本にしたいと思います。それ以外は、日本語で、この国の「アメリカに計画的に国民洗脳されつくして、溶けてしまったような無文字文化に近い国民文化状態」に対応して、なるべく分かり易い、しかし、簡潔で明晰な内容の本を日本語で書いて出して行くしかありません。それが、私の運命ですから。遺された人生時間を費やして行く為の指針です。
ですから、ここでは余計な事ですが、私は、既に自分が死んだあとに残す自分の墓碑銘（ an epitaph エピタフ）を、５年前ぐらいから決めています。それは、「あーあ。こんな国にうまれちゃったよ」です。私の弟子の皆さん、よろしく。私が死んだら、私の家族と相談の上、墓石には上記のように刻んで下さい。
まだ、死にませんけどね。
以下の関口君からの素朴な私の出版戦略（お客集め）への提言がありましたので、それに、寝起きの頭で、ぼーつと、お返事を書いていたら、いつの間にか、こういう文になりましたので、送信後に、掲示板の方に転載貼り付けしょうと、今、思い立ちました。
こういう感じで私の思考はいつも、進んで行きます。脳（頭）の中には、まだまだ膨大な量の「思考」が溜まっています。それらを少しでも外側に出さなければ、と考えています。
近いうちに、自分が書きたい「テーマ] themes の書き崩しメモの束、３００本ほどを、さっさと「ぼやきのこれからのメニュー」として書いてアップロードしておかなくては、とも思います。ようやく、時間がとれそうになったからです。
今、悩んでいる事は、こういう個人的な軽い独白や、読者への返事メールの類は、なぜか、敷居が高く感じられて、「ぼやき」に載せられなくなりました。去年まではまだ、気軽にこういう軽口（かるぐち）の文章でも、これこそ、まさしく「今日のぼやき」ですから平気で載せていたのですが、それが、なぜか、気が重くなって載せるとが出来なくなりました。「ぼやき」が私自身にとって敷居が高くなったせいです。
それで、この文はやはり、重たい掲示板に乗せるしかない、と判断します。そのうち、軽口の私の日記がわりを載せて、それを笑って読んでくれるタイプの読者（サイト閲覧者）向けのコーナーを作るべきかな、とも考えます。しかし、その半面、あんまり、サイトの数だけ増やして客種・客層ごとの好みに分けてもなあ、と思います。私は、軽口を叩く感じのエッセイストの才能もあります。読む人をゲラゲラ笑わせ続けるような文章も量産できます。
本当は、そっちの方が天職かな、とも思います。難しい政治思想・学問・知識・情報の文章ばかり書いているのが私の本来の人生態度ではありません。「何でもいいんじゃないの。何やって生きていてもいいんだから。何を考えようと、その人の勝手だ。どうせ、・・・・みんな死んでしまうんだから」という感じです。
関口君。ついこんなメリハリの無い文章になって済まない。
副島隆彦拝
（転載貼り付け始め）
----- Original Message -----
From: ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: 副島 隆彦 様
Sent: Sunday, October 13, 1996 6:53 PM
Subject: 先生の固定客の増加について
副島先生、こんにちは。関口＊＊＊です。
今回は先生の固定客を創ることについての愚策を思いついたので、メールしました。誰もが思いつきそうな案なので、既に思いついて切り捨てたようなことかもしれませんが、目を通していただければ幸いです。内容は以下のとおりです。最近本屋へ行くと和田秀樹氏の本が新刊の山積みのところに３〜５種類くらいいあります。１種類の本が５冊ではなく、３〜５種類くらいの本が山積みになっているのです。
これだけの本が出まくるということは、それだけ和田氏に依頼があるのだと思います。つまり人気があるのではないかということです。そこで何で和田氏が人気があるのかと考えますと、彼は受験生のための勉強法や参考書の類の本を出していることに原因があるのではないかと言う考えに突き当たったのです。
これは推測ですが、受験生の時に和田氏の本を読んだ人たちが社会人になったら彼の別の本も読み出したと私は考えます。
この推測のモデルは、中谷彰宏氏です。就職面接本で固定客を作り、簡単な本を書いて彼らに売りまくるのです。
副島先生は、ぼやきの中で、これから中谷氏に対抗する本を出してゆくとおっしゃってましたが、まず固定客を獲得するために、受験生用の英語の参考書を出してみたらいかがでしょうか。
私は英文法シリーズで先生の名前を知りましたが、先生が塾講師をされていた頃の教え子が今の固定客になっているかもしれないのです。先生の本がより多くの日本人に読まれることは、先生の利益になるだけではなく、日本のためにもなると思います。どうか考えてみてください。
（転載貼り付けおわり）
副島隆彦拝
こんばんは。
さて、最近有料化の申込をなさって、webmaster@snsi-j.orgにその旨連絡のメールをお送りくださった方で、メールが着信拒否されて、戻ってきた方がいらっしゃると思います。
実はここ数日、当方のミスによりwebmaster@snsi-j.orgのメールアドレスが使えなくっているのが判明致しました。来週には復旧すると思いますが、とりあえずメールが戻ってきた方と、これから振込通知のメールを出そうとなさっている方は、webmaster@snsi-j.orgではなく、GZE03120@nifty.ne.jp（副島隆彦宛のメール）にメールをお送りくださるようお願い申し上げます。
「副島隆彦講演会ビデオ」並びに「ハリウッドで政治思想を読む」の購入申込希望者の方も、同様です。
大変ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんm(__)m。
佐藤鴻全です。
拙文を送付いたします。
「政治家小泉純一郎の分析」昨夜、筑紫哲也のＮＥＷＳ２３を見た。
画面を通してみる小泉首相は、スタジオの一般参加者の質問を見事に捌いているように見えた。
改革に伴う痛みに対する質問に、もし今改革をやらなければ将来もっと大きい痛みを受けることになるのではないかと答えていた。
アフガンで戦う米軍への軍事協力についての質問には、もし日本が協力しなければテロを防止できるのかと答えていた。
その内容の是非は別にして、小泉首相の論法は「もし何々をしなければ、何々になってしまうのではないか？」と相手に一対一で頷首をせまる点に特徴がある。
そこには、世論にＡとＢの対立する意見があり、自分がＡを主張したい場合に、Ｂを選んだときのデメリットを効果的に述べＡを主張する根拠とする。しかしＡとＢのメリット、デメリット双方を考慮した上で、Ａ、Ｂを分解し組み直し、より望ましい新たなＣを提言すると言う作用が無い。
靖国神社前倒し参拝は、一見「望ましい新たなＣ」らしき感じも在るが、そこには「Ａ、Ｂを分解し組み直し」という作用が欠落している。
米軍への軍事協力についても同様に、食糧、水、武器の兵站を担当することは、集団自衛権に抵触しないという憲法解釈遵守と軍事協力の合い入れない点を足して２で割り、その隙間は脆弱な論理で埋め合わせる曖昧な手法を用いている。
首相就任前を含めて、経済成長と構造改革、競争社会とナショナルミニマムについて、突き詰めた思索をした様子は見うけられない。
上記が、良くも悪くも小泉首相の論理のスタイルである。
この人は一匹狼で、一人でいる時間を出来るだけ作るようにしていると言うことだが、おそらくその時間で行っている事は相手がこう出ればこう切り返すといったイメージトレーニングが主なものだろう。
社会をこう在らしめたいと言うようなビジョンやトータルな政策への思索ではないと思われる。「相手がこう出ればこう切り返す。」これは孤独な剣客が、一人剣術の稽古をするのに似ている。
小泉首相の本質は孤独な剣客であり、百万の兵馬を指揮する武将や天下国家を構想する君子ではないと観察される。
小泉首相は、総裁選、参院選を通し国民の閉塞感を打ち破った。
だが、今後の内外の危機を乗り越える器たり得るのだろうか。以上
＞「新保守主義」は、レーガン、サッチャーの経済改革の印象が鮮明で、経済的にはレッセ フェールと言うことになってしまいますが、
少なくとも現在の日本でいきなりこれをやると、脆弱な日本社会はもたないと考えています。
「新保守主義」＝「Neo-conservatism」は、エドモンド・バーク言うところの「保守主義」に時間の経過と共に必然的に発生する停滞を一掃すべく、新しい生命を吹き込む、脱皮、式年遷宮、日に新たなるものにする作用そのものと捉えています。佐藤さん、こんにちは。
以前、当掲示板で書いた「新保守主義」＝「ネオ・コン」の定義を載せさせていただきます。
"Neo-conservatives are really just reformed socialists who love Big Government," Charlie Reese
“ネオコンとは、本当は大きな政府を愛する転向した社会主義者のことである。”チャーリー・リースつまり、エドモンド・バーク言うところの「保守主義」と「転向した社会主義者」とは何の関係もありません…。
次に、レーガン、サッチャーの経済改革は、「新保守主義」ではなく「新自由主義」（New Liberalism）の事でこれも関係ありません…。
そんな、佐藤さんにお勧めのサイトは以下のものです。
http://www.hayekcenter.org/friedrichhayek/qs-euro.htmlMargaret Thatcher (British Prime Minister, 1979-1990)
".. the most powerful critique of socialist planning and the socialist state which I read at this time [the late 1940's], and to which I have returned so often since [is] F. A. Hayek's The Road to Serfdom." (Margaret Thatcher, The Path to Power, New York: Harper Collins, 1995, p. 50).
"Our inspiration was less Rab Butler's Industrial Charter than books like Colm Brogan's anti-socialist satire, Our New Masters . . and Hayek's powerful Road to Serfdom, dedicated to 'the socialists of all parties'. Such books not only provided crisp, clear analytical arguments against socialism, demonstrating how its economic theories were connected to the then depressing shortages of our daily lives; but by their wonderful mockery of socialist follies, they also gave us the feeling that the other side simply could not win in the end. That is a vital feeling in politics; it eradicates past defeats and builds future victories. It left a permanent mark on my own political character, making me a long-term optimist for free enterprise and liberty ..". (Margaret Thatcher, The Downing Street Years, New York: Harper Collins, 1993, pp. 12-13.)
John Ranelagh writes of Margaret Thatcher's remark at a Conservative Party policy meeting in the late 1970's, "Another colleague had also prepared a paper arguing that the middle way was the pragmatic path for the Conservative party to take .. Before he had finished speaking to his paper, the new Party Leader [Margaret Thatcher] reached into her briefcase and took out a book. It was Friedrich von Hayek's The Constitution of Liberty. Interrupting [the speaker], she held the book up for all of us to see. 'This', she said sternly, 'is what we believe', and banged Hayek down on the table." (John Ranelagh, Thatcher's People: An Insider's Account of the Politics, the Power, and the Personalities. London: HarperCollins, 1991.)
"For Dicey, writing in 1885, and for me reading him some seventy years later, the rule of law still had a very English, or at least Anglo-Saxon, feel to it. It was later, through Hayek's masterpieces The Constitution of Liberty and Law, Legislation and Liberty that I really came to think this principle as having wider application." (Margaret Thatcher, The Path to Power, New York: Harper Collins, 1995, pp. 84-85.)
".. all the general propositions favouring freedom I had .. imbibed at my father's knee or acquired by candle-end reading of Burke and Hayek ..". (Margaret Thatcher, The Path to Power, New York: Harper Collins, 1995, p. 604).
".. Adam Smith, the greatest exponent of free enterprise economics till Hayek and Friedman." (Margaret Thatcher, The Downing Street Years, New York: Harper Collins, 1993, p. 618)＞日本国憲法については、押し付けられたまま改憲の自由があったのにこれを行わなかった「消極的自主制定憲法」だと考えています。
後、憲法上、３分の２以上の賛成が無いと憲法の改正ができないという点をお忘れのようですね。
そんな佐藤さんには、片岡先生の『日本永久占領』（講談社＋α文庫）を何度も熟読される事をお勧めします。では。
私的ＨＰに爆走連載中の「法哲学の授業を覗く」が更新されました。よろしければご覧ください。
いろいろ紹介いただきまして有難うございます。
さっそく、読んでみて幅を広げたいと思います。>>新保守主義を日本に合う形にアレンジした上で、現実の社会に影響を与えたいという立場です。
>佐藤鴻全さん（はじめまして）は「新保守主義」の立場とのことですが、「新保守主義」＝「Neo-conservatism」＝「ネオ・コン」のことです。
「新保守主義」は、レーガン、サッチャーの経済改革の印象が鮮明で、経済的にはレッセ フェールと言うことになってしまいますが、
少なくとも現在の日本でいきなりこれをやると、脆弱な日本社会はもたないと考えています。「新保守主義」＝「Neo-conservatism」は、エドモンド・バーク言うところの「保守主義」に時間の経過と共に必然的に発生する停滞を一掃すべく、新しい生命を吹き込む、脱皮、式年遷宮、日に新たなるものにする作用そのものと捉えています。
日本国憲法については、押し付けられたまま改憲の自由があったのにこれを行わなかった「消極的自主制定憲法」だと考えています。
しかし、ここ数年で属国日本も経済、外交、内政で立ち行かなくなり、いやでも改憲せざるを得なくなると思います。
小泉内閣の経済失政、社会破壊も、日本を意図せざるも「城傾きて忠臣現る」へと導いて、一つの歴史的使命を演じて終わることとなると思います。
はじめまして、どっとねっとです。ソリトンさんから教わった「小林よしのり」氏の代表作（？）の「戦争論」をさっき読んでみました。すると参考文献一覧に、「ぼくらの「侵略」戦争 昔あった、あの戦争をどう考えたらよいのか［編著：宮崎哲弥／他の著者：松本健一・呉智英・西尾幹二・福田和也・池田清彦・山田風太郎・中野翠・佐藤貴彦・副島隆彦・石川好・橋爪大三郎・瀬地山角］（洋泉社1995）」がありました。
以上、情報提供です。
>新保守主義を日本に合う形にアレンジした上で、現実の社会に影響を与えたいという立場です。佐藤鴻全さん（はじめまして）は「新保守主義」の立場とのことですが、「新保守主義」＝「Neo-conservatism」＝「ネオ・コン」のことです。
むしろ、「新保守主義」と称する本は、「ネオ・コン」の本を日本人向けにしたものです。
そんな、佐藤さんにお勧めのサイトは、「ザ・グローバリストドットコム」です。ちなみに今週は、キッシンジャーの本を紹介しています（キッシンジャーの政治的立場は『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』（講談社＋α文庫）等を参照して下さい）
http://www.theglobalist.com/話題休閑、雑誌「ＳＡＰＩＯ」２００１年１０月２４日号のＰ.７３から転載します。
コメント：副島系では常識ですが、念のため紹介させていただきます（ご存知ない方は『アメリカの秘密』（メディアワークス）等を参照して下さい）
掲載された三好さんは、「民主主義」と書かれていますが、「Democracy」＝「民主政治（人間による政治）」と理解した方がよいと思います。（詳しくは『悪賢いアメリカ・騙し返せ日本』（講談社）等を参照して下さい）
なお、ＣＮＮの記事（９月１９日付）の全文は以下のサイトでご覧になれます。
http://www.cnn.com/2001/WORLD/asiapcf/east/09/19/ret.japan.pledge/index.html（転載開始）
日本国憲法は「合衆国によって書かれた」
三好琢
（奈良／２４歳・ＮＰＯボランティア）
日本は民主主義国家から敬意を払われるどころか、馬鹿にされているという話を聞いたことがありましたが、それも当然だと、悲しくも納得しました。世界有数のマス・メディアであるＣＮＮのホームページに次の記事（９月１９日付）があったのです。“Ｊａｐａｎ‘ｓ ｐａｃｉｆｉｓｔ ｃｏｎｓｔｉｔｕｔｉｏｎ， ｗｒｉｔｔｅｎ ｂｙ ｔｈｅ Ｕｎｉｔｅｄ ｓｔａｔｅｓ ａｔ ｔｈｅ ｅｎｄ ｏｆ Ｗｏｒｌｄ Ｗａｒ�供ぁ。陦鬘錚茖蕋癸蕋遙鵝。遙茖紂。�ｓｅ ｏｆ ｆｏｒｃｅ．”
（日本の平和憲法は、第２次世界大戦の終わりに合衆国によって書かれたが、武力行使を禁止している）「憲法」とは、「国民のための国、国民のための国、国民のあり方（義務・権利・倫理）とは何か」を「国民自身」が判断し、決定した「国民としての合意」です。よって他国に書いてもらったり、他国人に推しつけられたりした「憲法」などふつう考えられません。
よく「日本人ははっきりものを言わない」などと日本人を馬鹿にする外国人がいますが、「民主主義国家の魂」であるはずの「国民の合意＝憲法」すら他国に書いてもらっているのでは「はっきりものを言わない」と馬鹿にされるのは、残念ながら当然の結果です。
そして日本国民による、日本国民のための日本国憲法を作らねば、世界の民主主義国は日本を馬鹿にし続けることでしょう。
（転載終了）
ソリトンです。どっとねっとさん、こんにちは。>ところでゴーマニズム宣言って何ですか？造語！？あと小林よしのり氏って誰ですか？
「小林よしのり」氏は漫画家です。
集英社の「少年ジャンプ」誌でデビューした時はギャグ漫画を得意にしてました。
今は小学館の「ＳＡＰＩＯ」誌で「新ゴーマニズム宣言」という連載を描いています。「ゴーマニズム宣言」は小林よしのり氏の作品です。
かつて扶桑社の「ＳＰＡ！」誌で連載していたのが「ゴーマニズム宣言」で、
現在「ＳＡＰＩＯ」誌で連載しているのが「新ゴーマニズム宣言」です。
単行本も出ていますから、書店で簡単に見つかると思います。ここから先は余談ですが。
安易に質問を投稿する前に、まず、検索エンジンサイトで調べることを習慣付けるべきだと思います。
固有名詞ならば、「google」が良いと思います。
（googleのＵＲＬ: http://www.google.com）それから、この掲示板の上に書いてある「投稿規程」を理解した上で、ルールに沿った形で投稿することをお勧めします。
せめて自己紹介くらいは書くべきだと思います。
副島隆彦です。この「重たい掲示板」にも入門生たちの力作文章が、次々に載っていよいよ、ここが「学問道場」らしくなってきました。
時代の事件の表層を、ニューズ情報販売人間になるのではなく、大きな歴史の流れの中で、思想・知識・学問（サイエンス）的に捕らえて行きたいと思います。それから、やはり、世界の動きに引き摺られるように動いて行くしかない、私たちのこの日本国の運命を、いつも考え、そして、その中にあって、引き摺られるようにしか生きて行けない、私たち自身の、弱い運命を見据えながら、着実に思考してゆきましょう。
「1632」の直弟子＠脱力中君（誰だろう？）や、「1637」「1638」のかたせ君たちが、ここの先進生としても重みで、十分に貫禄のある優れた文章を載せてくれてありがとう。
「1649」のアルルの男・ヒロシ君が、「ゴーマニズム宣言」の小林よしのり氏の最新作品の内容を、引用文で紹介してくれました。おそらく、小林氏は、「アンチ・グローバリスト宣言」をしたのだと思います。喜ばしいことです。
私は、これから先、小林よしのり氏と、思想的な共同戦線を張って行くことになるでしょう。私は、既に、拙本『ハリウッドで政治映画を読む』（メディアワークス刊、2000年8月〉の中で、次のように、小林氏にメッセージを送っています。
・・・・漫画家の小林よしのり氏も、早く、この私の到達点まで来るとよい。「日本民族の誇りを取り戻そう」運動だけでは済まない。そういう段階から、さっさと余計なブースターたちを切り離して、私の本の水準まで来てほしい。ブースターたちというのは、石原慎太郎と西部すすむと福田和也の三角同盟のことである。・・・・（前掲書 Ｐ．１２３）
以上です。
ここで、私宛てのメールで寄せられた入門生のＦ君からの文章を貼り付けますので、それへの返事ともします。ご自分のきついご病気と闘い続けて下さい。（転載貼り付け始め）
Date: Thu, 11 Oct 2001 02:07:51 +0900
From: ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
To: GZE03120@nifty.ne.jp副島隆彦先生
Ｆです。 「許す」の一言、本当にありがとうございました。やっと心の重荷が取れたような気がいたします。
オーバーな奴だとお考えになるかもしれませんが、私の本音です。 うつ病のせいだと思いますが、人様から拒絶されるのが異常に怖いのです。そのせいで多忙な先生にあのような押しつけがましいメールを出してしまいました。頭の病に蝕まれた哀れな奴と思ってどうかご勘弁下さい。
先生のおっしゃるように精神障害は不治なのかもしれませんが、休職中とはいえ、先生のご著書を読んで勉強しようという意欲もあるのだし、また今後、先生の講演会などがあれば（無料のものは今年はもうないとのことでしたが、有料のものならあるのでしょうか？ 例えばビデオになったような。「学問道場」の表紙に載せれば参加者は多いと思います。少なくとも私は参加します。もしあるのなら是非とも掲載をお願いします）今度こそ絶対に行くぞ、という気力もあるし、どうにかやり過ごせるのではないか、半ば無理矢理考えるようにしています。 また、このお礼のメールの送信が大変遅くなってしまい、お詫びいたします。
私のおんぼろマック（９６年製）がついにフリーズしてしまったためで、どうしようもなかったのです。アップル社の対応は正にけんもほろろ、といったもので早く新しいのを買えといわんばかりのひどい対応でした。パソコンに強い友人たちの職場にまで電話していろいろ聞いてもラチがあきませんでした。
泥沼にはまってしまったので、息抜きに、と思ってコンビニへ行って今日発売の「SAPIO」を買いました。いつものように「ゴー宣」を読むと（以前のメールでは触れませんでしたが、私は小室本−「ゴー宣」−西部、呉、福田本（「読者なんているのか？」すいません、いました）−副島本と渡り歩いてようやく世界が開けた男です。
でもなんだかんだいって「ゴー宣」は好きです。心情的にはとても共感出来る部分も多いので。もちろん、先生の本を読んだ今ではよしりんのスタンスでは世界には通用しないし、日本のためにもならないことが理解できたので思い入れはほとんどなくなりましたが）、題名は「アメリカ帝国主義VS.イスラム原理主義」という代物ですが、相変わらず「アメリカニズム」とかの言葉を使っていたりするものの、「イスラム原理主義の反・アメリカの感覚は実は、わしもよくわかる」、「わしが思ったってアメリカはいうことを聞かん! 日本はしょせんアメリカの属国だ 日本が主体性を持てない現実にみんな目をつぶっている」などのネームもあり、かなり「副島化」が進んでいる気配です。よしりんか秘書のカナモリ嬢が「学問道場」に日参していると思われます。
以前小室本を絶賛していたし、橋爪大三郎氏との共著（対談）もあるのに、何で先生の名前を出さないのかなぁと不思議でなりません。よしりん一流のプライドからでしょうか。よく判りません。よしりんが西部から脱却し、副島陣営に加わったら「ゴー宣」もそれこそ「漫画・副島別働隊」として機能し、先生の考えが一気に世に広まり、日本もいまよりもずっと民度が上がるような気がするのですが。先進生の方に先生とよしりんの対談（対決？）をセッティングしていただけたらなぁ、などと思いました。
とぺらぺらとページをめくっていたらあのジョセフ・ナイがなにげなく善意の学者を装った寄稿（談話）がありました。「憲法改正なしで集団的自衛権の行使は可能」、「日米安保体制の一層強化」「日本式民主主義（基本要素が足りない、といっているにもかかわらず）の強化」などをグローバリストのくせして、いかにも日本のためだといわんばかりに語っていました。先生の本を読んでいない人なら感謝すらしてしまうのではないでょうか。アメリカの洗脳作戦は恐いものだとつくづく感じました。
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦です。
このジョゼフ・ナイの文章についても、チャルマーズ・ジョンソンのインタヴュー文同様に、ＲＳＳ−Ｋ君が、自分で、言論誌からここに打ちこんでくれています。どうもありがとう。みんなのための貴重な情報と思われるものは、皆さんも、どんどん、ここに報告して下さい。世界情勢はどんどん変わって行きます。何が起きるか分りません。若い人たちは、これらの情勢の変化に、まるで他人事をただ商業ニューズ報道人間のような、偽善的な態度ではなくて、自分の運命を自分でもぎ取ってやるのだ、という気迫で立ち向かって下さい。
人は皆、時代の荒波の中で翻弄され、ドブの河の中を流されもがき苦しみながら生きて行く生き物でしかありません。それを、まるで、両岸の土手の上から、とうとうと流れる大河を余裕たっぷりに眺めるような考え方、書き方をするから、時代と状況に捨てられて行くのです。こういうことをについても、また、改めて書きます。副島隆彦拝
こんばんは。
ところでゴーマニズム宣言って何ですか？造語！？あと小林よしのり氏って誰ですか？
こんばんは、古村です。ついにアメリカのアフガン攻撃が始まりました。昨日のアメリカ政治の授業でも、最初にその話題になりました。一人の学生（政治経済学専攻）の学生が次のような発言をしました。
�〆２鵑蕨儡濱鐐茲里箸�よりもまた一段と兵器の性能が上がっているので、
アメリカ兵の犠牲が出ないうちにすぐに終わるだろう。この点でヴェトナ ム戦争とは違う。軍隊にいたほうが安全で、我々のほうが危険なくらいで
あろう。�△海譴之从兢�態が良くなって、ブッシュも地位が安泰だろう。政府が支出
を増やすことで経済に刺激を与えるだろう。私が、「その刺激を与える政府の金はどこから来るのか？ブッシュは減税を主張して当選したのだから増税はできないのでは？」と言うと、「国債を発行して、日本がそれを買えばよい」という返事でした。共感できたのは「我々のほうが危険」という箇所だけで、特に戦費に関しては腹立たしさを覚えました。
アメリカ政治の授業を受けて、課題を読んでいると、「いかにアメリカがうまくいっているのか」、そして「アメリカ例外主義（American Exceptionalism）」が鼻につくくらいに出てきます。これらが1950年代、1960年代に書かれた「古典」であり、その分野の基礎的な研究であるのでしょうが、少しは疑って、悩んでみてはどうなのだろう、と思います。トクヴィルの『アメリカの民主政治（Democracy in America）』が版を重ねているのも頷けます。
ビラ配りは今でもなされているようですね。何もできませんが、参加されている皆さんは体に気をつけて頑張ってください。他人事みたいですいません。立候補予定の方も頑張ってください。たくさんの方がビラ配りに参加されると良いですね。それでは失礼します。
古村治彦拝
小林よしのり氏の新ゴーマニズム宣言で、小林氏は、「日本には朝日・毎日のような『中国のスパイ』もいるが『構造改革は断固やるべし』という産經・読売のような『アメリカのスパイ』もいるのである」と喝破しました。吹きだしの主要部分だけを引用します。
（引用初め）
「文明社会ＶＳテロリズム」それはアメリカが今回作り出した図式だ。今回のテロは文明社会・民主主義社会そのものへの挑戦だそうだ。・・・ということはイスラム原理主義は「文明」ではないのか？オウム真理教と同じ全くのカルト集団であり、全くのテロ集団か？それは違うと思う。イスラム原理主義も世界の一つの「文明」である。彼ら原理主義者は「性」に厳格で、女はブルカで顔を隠し、教育も受けられない。男は結婚するまで女の顔は見られず、貧乏な青年たちは結婚もできない。一生、女に触れられない男が一杯いる。一方アメリカは銃社会で少年が学校で銃を乱射し、児童虐待・児童誘拐・麻薬・ポルノ・ホモ・ゲイ・レズ・拝金主義・人種差別・軍事大国・・・タリバンから見たら悪の蔓延るこの惨状もやはり「文明」の負の部分だろう。最近ＣＮＮや日本のマスコミを見てるとタリバン政権の負の部分を強調し始めた。戦争をするために敵を悪に仕立てるプロパガンダだ。イラクのときもアメリカはこれをやっていた。
そんなにアメリカに自国の「文明」に自信があるなら、アフガンの山岳地帯のあちこちに巨大スクリーンを設置し、２４時間ハード・コアを上映してタリバンの兵士を誘き出す作戦を取ってはどうか？
アメリカのいう「文明社会」の成果を使わぬ手はない。女の「文明的な」あえぎ声がテロリストに勝てばこの戦争の勝負は早く付く。
つまりアメリカの取るべき作戦は「同時多発エロ」だ！
イスラム原理主義の反・アメリカの感覚はじつはわしもよくわかる。
しかし、わし自身が案外、オサマ・ビンラディンに共感できる所があると言っても原理主義者から見ればわしの漫画など近代文明に毒されたいかがわしいものに過ぎないのだろう。日本人はどうしても「話せば分かる」とか「違う価値観も認めあえるはずだ」とか思いがちだ。しかし、日本人の「和」の精神など一切通じない人々がいる。徹底した一神教の人々には妥協というものがない。
わしもかつてオウム真理教のテロの標的にされたが話し合いをしているときにすでに暗殺しに来ていた。オウムの時ですらコミュニケーションの「断絶」を感じたのだ！イスラム原理主義はもっと凄い。ラシュディが「悪魔の詩」を書いて死刑宣告を受けたように、彼らの神・コーラン・教義を汚したと見なされたらもう終わりだ。
「価値観の違い」と言うものは絶対に認めてもらえない。「文明の衝突」はある！ギャグやパロディが許されないという一点をとっても「文明の衝突」はある！（中略）わしはアメリカがサウジからでていってパレスチナ問題を全世界で解決しないとテロは無くならないと思っている。わしが思っていたってアメリカは言うことを聞かん！日本はしょせんアメリカの属国だ。日本が主体性を持てない現実にみんな目をつぶっている。そしてどうせ産經新聞や木村太郎みたいに「今度こそアメリカに気に入られろ！」みたいな単純な意見か、朝日新聞や辻元清美みたいに「平和憲法の日本が中立的立場で話し合わせたらどうやねん？」みたいな幼稚な意見しか出てこんのだろう。わしは「戦争論２」で自分の見解をすでに書いたが何しろ大部数刷るので１１月発売になるらしい
（以下、小泉政権のアメリカナイゼーション的な構造改革を批判最後に以下の様にいう）
そのアメリカの外資に突っ込んだのがイスラム原理主義だったのである！さあ、日本の勇ましい保守のつもりの諸君！どう思う！？
（引用終わり）
彼は反グローバリスト宣言をしたと言うことで良いのかしら？
産經新聞をアメリカのスパイだと言う論を聞いたのはここの副島氏のサイトとネットの掲示板くらいだった。
サヨクでもないネオコンでもない第３の道はあるのだろうか。
今後の小林氏の言論活動に期待したい。
府川雅明さんへ。
かたせです。どうも、恐縮いたします。私は、好きなときに、気の向くままに思いつく内容のことを文章にして投稿する（推敲するのは手間ですが）だけで済みます。定期的に、日本英語という一定の枠内で、府川さんがきちんとした話題を提供されているのには、頭の下がる思いです。話は変わりますが、「日本英語の謎を解く」掲示板が、「アメリカ政治情報メモ」掲示板のおくやまさんとタイアップしている企画に、わたくしは、当初だけ参加して、この半年近くは参加できておりませんでした。また、参加するようにいたします。
なお、この掲示板をご覧になるみなさまのうち、最新の政治動向に興味があって、「アメリカ政治情報メモ」掲示板を読みながら「ああ、ここに出てくる英語の文章をすらすらと読めるようになれたらなあ。」（仮定法過去）と思ってしまう方は、その願望を現実のものとする「とっかかり」として、ぜひこの企画に挑戦ください。わたしも、「アメ政」の英文がすらすら読めるようになりたいです。今日のぼやき「[144]おくやま君の「アメリカ政治情報メモ」サイトに提言する ２００１．４．２」から引用します。
（（今日のぼやきの引用開始））
さて次に、「日本英語の謎を解く」サイトの方での、注目すべき企画についてです。皆さんも既に覗いて知っている通り、おくやま君が選んで出題する５００字ニューズ英文を、みんなが和訳に挑戦する企画です。目下、進行中です。これで、若い日本人の政治思想用の英文読解の能力開発が出来るのではないか。
この企画を大きく成長させていってください。Ｆ君のアイデアと努力、及び、おくやま君の協力は賞賛に値します。やがてたくさんの、たくさんの参加者が集まって来るでしょう。先進生の皆さん、頑張って下さい。協力して自分の能力を高めあって下さい。（転載貼り付け始め）
アメリカ政治情報メモ 特約 「一粒で二度おいしい英文トレーニング」
投稿者：管理者より
投稿日：2001/03/12(Mon) 14:02:56
今週より、本掲示板上で英文和訳の練習台の機会を設けます。
題材となる英文は、「アメリカ政治情報メモ」でおなじみの奥山真司さんから毎週日曜日に提供していただくことになりました。毎回、面白いネタが期待できます。和訳の練習をしながら、最新情報を解読するのは意義があるのではないでしょうか。大体５００ワード前後の内容を基準にして、その和訳を課題として書き込むという形式で進めたいと思いますので、意欲のある方は是非、チェレンジ下さい。
固有名詞や専門用語で不明なものは、そのままカタカナ書きで結構です。
単語やイディオムの注をヒントとしてつけるほうがよいのかもしれませんが、このあたりはやっていきながら考えます。
まずは第１回目ということで、上記の英文を今週のドリルとします。
（転載貼り付け終わり）（転載貼り付け始め）
皆様 ドリルへの参加ありがとう
投稿者：管理者より
投稿日：2001/03/17(Sat) 23:57:19
（（かたせの手で途中を省略））
さて、このドリルですが、管理者としては、せっかく副島系サイトでやるんですから、英語のお勉強好きの人たちがやっている和訳ごっこのレベルではなくて、英文から「内容の真意をさぐる」というstrategic mind reading を目指してやろうではありませんか。そうでなければ、こんなのをやる意味は、本当にないですよ。私は英文科じゃないんで、英語のための英語はやりたくないです。そんなのはくそにもなりませんから。
（転載貼り付け終わり、更に、続けて転載貼り付け始め）[179] 中年英語組 第５章 投稿者：管理者より
投稿日：2001/03/20(Tue) 23:54:11
「中年英語組」岸本周平 著 集英社新書
（１２３Ｐから１２４Ｐまで引用開始）
恥ずかしながら、英作文の力がつかないまま、いたずらに月日が経っていった。そうこうしているうちに、子供の宿題を手伝っていると、作文の書き方マニュアルというものに出くわした。中学生の息子のほうだったが、今度自分の好きなテーマで小論文（essay）を書くプロジェクトがあるというのである。私にとっては、他人ごとではない。 （中略） アメリカはマニュアル社会である。プロジェクトの最初に、先生が論文作成のためのマニュアルを教えてくれているのある。これがまことによくできている。
例えば、熱帯雨林をテーマに選んだとすると、その関連の新聞記事、論文、書籍、ホームページなどにアクセスさせる。検索は主としてインターネットを使う。そして、選別された資料を読みながら、論文の中で引用するためにカードを作らせる。しかも、中学生レベルでも、学術論文と全く同じ引用のルールを教える。著者、題名、出版社などなどである。特に、ホームページやＣＤ−ROMの引用のルールは私自身にとっても初めての分野であり、その後、自分の論文作成の際に役立った。
論文の引用ルールを教える過程で、剽窃（ＰＬＡＧＩＡＲＩＳＭ）は悪であるということを、中学生のころから徹底的に教え込むのである。プリンストン大学では、成績評価を小論文でするケースが多いが、彼らは論文提出の際に必ず、剽窃してはいけないとか、他人に手伝ってもらってはいけないという学内のコードを守っているという誓約をしてサインする。
（引用終了）
---------------------------------------------------------------------
上記を読んで 投稿者：府川雅明 投稿日：2001/03/21(Wed) 00:39:41
上記の引用文を読んで、何も感じない日本人が果たしているだろうか。東大法学部出の大蔵官僚のホープ（文芸春秋でも期待のキャリアの１人として取り上げられている）が、アメリカの「中学」で教わる作文の書き方を息子から習うのである！！！
私は上記の文のレトリックを見逃したくない。著者はホームページ上の引用ルールだけを息子から学んだのではあるまい。それも含めた論文作成法の全部を学んだのだ。でなければ、「特に、ホームページや」などという書き方はするはずがないではないか。
これはいつの話か。百年前の話か。とんでもない。平成の今の今の話である。これが我ら日本の受験秀才のエリートのトップ中のトップの現実なのだ。彼自ら、著書の中で「受験秀才のなれの果て」と自嘲しているが・・・・。このどうしようもない現実を避けて何も語れない。だから副島さんが言うことは正しい。
(転載貼り付け終わり）副島隆彦です。このように私たちを取り巻く、英語学習環境はものすごく厳しいです。この国の教育制度や教育機関のどれ一つ取ってみてもまったく当てに出来ません。私たちは、誰に遠慮する必要も無い。この悲惨な現状に対して、ひるむことなく、気取らず正直に、自力で世界水準のところまで力を合わせて、進んで行きましょう。何も恐れるものなど無いのです。
副島隆彦拝（（今日のぼやきの引用終わり））
先日は、英語掲示板のほうに転載投稿ありがとうございました。大変大きな刺激を受けました。英語掲示板もかたせさんの水準に追いつくように何とか努めたいと思います。
私的ＨＰに爆走連載中の「法哲学の授業を覗く」が更新されました。よろしければご覧ください。
岸田秀氏の「２０世紀を精神分析する」という本を読んだ。
この中に真珠湾攻撃に対するアメリカの怒りについて語られていりるところがあった。（引用開始）
私はかねてより真珠湾奇襲は1953年のペリーの脅迫に対する報復であると考えている。
（中略）
アメリカが真珠湾攻撃にあれほど怒ったのは、ペリーを近代化の恩人として感謝しているのではなく、恨んでいることを知らされたからであると思われる。
（中略）
実際には、武力の行使または脅迫によって「未開」民族にアメリカ文化、アメリカン・ウェイ・オブ・ライフを押し付けることであったが、アメリカ人はそれを「未開」民族に優れた正しい文化を与えてやることであり、彼らのためになる善意の振る舞いであって、当然、感謝されて然るべきだと信じている。
（中略）
「未開」の日本は、１００年前、ペリーを受け入れ、アメリカを受け入れ、アメリカ文化を受け入れ、近代化の道を進んで「文明」国の仲間入りをし、世界に地歩を築いた。それはアメリカのおかげであるとアメリカ人には見えていた。その日本がペリーを恨んでいたとは！アメリカの驚き、失望、怒りがいかに大きかったかは創造できよう。
（引用終了）「ぺりーを恨んでいた」かどうかは別として、アメリカの怒りはこのような感じに解釈されている。
まるで小室先生の「韓国の悲劇」の中の韓国人の恨みの分析を読んでいるようだ。キッシンジャーが「第二の真珠湾」発言をしたそうだが、彼も同じ様な気持ちだったに違いない。
ビン・ラディンはアメリカが育てたのだから。最後に蛇足だが、一つの物語を書き込みます。小さいとき聞いた話なのでうる覚えの話です。
明治の末期、あるところに貧乏な農家がありました。
この家には製粉機があり、小麦をついて粉を作るために牛を棒にくくりつけ軸を回転させて、水車代わりにさせていました。
ある日、この家族の小さな子供がべーごまのひもを親にねだりました。お金が無い両親はこのおねだりを断りつづけますが、あまりにもうるさいため、仕方なく一番安くて短いひもを買ってやりました。
ところが、子供は近所の子供に短いひもしか持っていない貧乏者といじめられて返ってくると、親たちに長いひもを買うようにせがみました。しかし、両親は、これ以上子供のわがままを聞こうとは思わず子供を無視しつづけました。
子供は仕方ないのでそのひもを自分で延ばそうと考え、製粉機の軸にひもを引っ掛け、引っ張って伸ばそうとしましたがひもが伸びるわけが無く、とうとうそのひもは切れてしまい子供はひっくり返ってしまいました。その時製粉機を回していた牛が子供に近づいたかと思うと子供の頭を踏んで殺してしまいました。
子供が帰ってこないのを心配した両親は子供を捜しましたが、製粉所で彼らが見た光景は血だらけになった子供の姿でした。この子供のお母さんは、パニック状態になり、大泣きをしながら、近くにあった棒で製粉機につないであった牛をたたきまくり、驚いた牛は製粉機のまわりを駆けずり回り、製粉機を壊してしまいました。岸田氏の本を読んだときに、この話を思い出した。日本が「製粉機の牛」で子供のお母さんが「アメリカ」のように思ったからだ。「子供」が真珠湾か。
森田康弘です。
『【侵略と戦慄】 中国４０００年の真実』 著者・杉山徹宗（すぎやま・かつみ）[祥伝社] 渡部昇一氏、岡田英弘氏推薦『新版 軍事帝国 中国の最終目的 （そのとき、日本は、アメリカは）』 著者・杉山徹宗（すぎやま・かつみ）[祥伝社]
日本の巨額の資金援助を受けながら、その資金を基にして軍事に力を注ぎ込み、その２４基の核ミサイルが日本の主要都市に照準しているのだ。しかも、日本からの援助を国民には伏せて自国の人民には対日批判教育を徹底的に行っているそうだ。果たして、こんな国が友好関係と呼べるのだろうか？ ものすごく疑問だ。
アメリカばかりを見ている間に、後ろからバッサリと袈裟懸けに斬られるわけにはいかないので、最低限、知っておく必要があると感じたので、紹介しました。
私的ＨＰに爆走連載中の「法哲学の授業を覗く」が更新されました。よろしければご覧ください。
今回のテロ攻撃が、米国に対するブローバックであるという指摘に関しては同意いたしますが、彼の「理論」とは別に、イデオロギー的には徹底的な「反日」であることは理解しておくべきかも知れません。
彼は日本の「華北侵略」が中国共産党の中国統一を呼んだ、これも一種の「ブローバック」である。日本は南京大虐殺について真摯に謝罪すべきだ、戦争責任を認めない日本は許し難い、米軍の捕虜の非人道的な扱いに関しては謝罪と補償が必要だという主張は賛同しかねます。
日本は広い意味において溥儀の東京裁判での裏切り証言というのがありますが、ブローバックのような「飼い犬に手を噛まれた事」は厳密な意味ではないのではないでしょうか。日本の軍政が不満を買ったり、憲兵隊の「内面指導」が日本への期待と失望を綯い交ぜにした感情を生んだのは事実としても、日本が最終的には中国や韓国、北朝鮮のように政策として反日を取っている国家は兎も角として、東南アジア諸国からは冷静に評価されていると考えます。
ジョンソン氏の言論は、今回のテロを説明するにあたって、米国ににその外交政策を自省を促す一つの促進剤となりうると考えますが、万能ではありません。巷に流布する反米意識を凝縮するシンボルがウサマ・ビンラディンであり、アラブの国家が自国の失政を固塗するために反米感情を利用しているということもあると考えます。ジョンソン氏の言論はともするとそういうものまで正当化してしまう危険があるのではないでしょうか。
ジョンソンの著作、新聞（左翼系）などを概觀してみて、「ぼやき」での引用では見えないジョンソン像がそこにはあったので、気になったのです。さて、ビンラーディンが「日本の人は苦しみました」と反撃攻撃直後の者と思われる会見ＶＴＲで語っております。こんな事を言うラディンを卑怯だと言ってみても仕方がない。
日本は、無自覚なグローバリストと言われようが、国連の枠組みという条件のもとであるなら、日本は米国を支持（支援も含むが先走らない）する以外にないでしょう。
（集団的自衛権にしても、日本が主体的に判断すれば危険ではないのではないかと考えます。その主体性の担保が出来ない現在においては「行使容認」は賛同できません。ただ現実問題として、台湾有事が起きた場合、日本が何もしないで済まされるかと言う疑問は残ります。それについては重たい疑問として残ります。
米国はアジアから手を引いて本土に引きこもることが出来ますが、日本は台湾を支援することをしなかったら、「台湾戦争後」にアジア内での孤立は避けられないと思うのです。「日本を中国にぶつける」ような米国のネオコンの戦略を成功させないために日本は米国と中国の対立を促進しないように外交で努力すべきです。
しかし、それでも何か起こった場合には日本が主体的に行動できる余地を残すためにも集団的自衛権について徹底的に議論する必要があります）内面に覇権国への「憎悪」を抱きつつ、属国の役割を肅々と演じつづける。今あからさまに局外中立は出来ません。「反撃」のときはまだ先ではないでしょうか。米国に変わる何かが日本にとって「手の届く先」に無い限り、米国との結びつきを切ることは出来ないでしょう。
栄光の背番号３ 長島茂雄が巨人軍を勇退した。
辞任でなく勇退らしい。
何が勇退だ。４０億円も投じて、各集団から主力選手を強奪して
最強チームを作りながら、無能長島は巨人を優勝させることができなかった。
彼はこの責任を取って自ら辞任を宣言すればいいものを
責任のせの字も知らない大学出身の長島は、
そんなことは露ほども考えなかったに違いない。
彼の監督としての才の無さは誰でも知っている。
けれどもだれも彼を監督の座から引き摺り下ろそうとしなかった。
オーナーもコーチも選手も彼の首を切ろうという考えは無かった。
しかし、長島監督を辞めさせなかったのは巨人ファンだ。彼を辞めさせないで、
野球はつまらないと言ってテレビを見なくなる。
原因は長島監督なのにそれを問い詰めないでテレビを見なくなる。
こんなのが巨人ファンといえるのか。
情が薄いのも甚だしい。何の愛着があって彼らは巨人ファンだったのか。政治も同じだ。
小泉・真紀子を熱狂的に応援しながら、彼らの政権が失敗すると、
はじめから応援していなかったかのように、政治から目をそらす。
原因は彼らの無能とわかっているのにそれを問い詰めない。
こんなのが日本国民といえるのか。
情が薄いのも甚だしい。日本国民には日本への愛着はあるのだろうか。
１．「私の投稿が、この掲示板に不適切でしたら、どうぞ削除してください」と書かれてある投稿は、案外不適切で無いことが多い。
２．「なぜ私の投稿を削除するのだ」と抗議する人に限って、投稿規程を無視していることが多い。
かたせ様前略
自己紹介遅れまして失礼いたしました。
東京近郊の３０代の会社員で佐藤鴻全と申します。
趣味で文筆を少々いたします。
新保守主義を日本に合う形にアレンジした上で、現実の社会に影響を与えたいという立場です。副島先生の著作については、ご指摘のとおり５冊はよんでおりません。申し訳ありません。
「英語で思想を読む。」「英文法の謎を解く」等と総合雑誌掲載の論文を少々読んでおります。日本がアメリカの属国であるという主張には、５００％同意いたします。
ですが、それを踏まえた上で単なる「怨米」「憎米」で終わるのではなく、「戦略的親米」にこそ日本の将来があるという立場をとっています。
草々追伸 さっそく、副島先生のほかの著作についても読んでみるつもりです。
２００１年１０月３日に、私は、副島隆彦氏の講演会を聴きに行った。そのとき、副島氏は、日本人というのは言葉の定義ときちんとやらない、だから議論の出発点のところから全然なっていない、だめだ、という意味のことを厳しく指摘されていた。それを聴きながら私は、同じようなことを主張している文章を思いだした。
白州次郎という人が雑誌「文藝春秋」上で述べていた箇所が、それである。以下に引用する。（カッコ書きは、かたせによる補足）（引用開始）
経済人の自己陶酔もさるものながら、同じようなことが今の日本の文士（文筆家）にもありはしないか？ 僕はそういう人の本を読んでみて感心することが、唯一つだけある。それは自分が非常に自己陶酔をしていて、自分のその自己陶酔をそのまま鵜呑みさせるという技術を持っていること、その点だけは偉いものだ。日本の文士が殊更（ことさら）そういうことに陥る（おちいる）原因の一つは、日本の言葉だと思う。日本語というものは、僕はわからんけれども、綾があるとか、含みとか言って、ものを表現するのに、ヨーロッパ式にいうと、正確度というものを非常に欠いている。だから、いろんな含みのあるような表現をする。その表現に自分が先に酔っちゃうのだ。例えばジイド（アンドレ・ジイド。フランスの小説家。主著「狭き門」）があんなに文壇に流行っているのに、誰がジイド的なシステマティックな−フランス流にいえばラショナルな−考え方をしているのか？
又そういう言葉の魔術に引っ掛るのが、日本の読者の低級さなのだ。僕がいつかそういう話をしたところが、そういうことを是正する唯一の方法は、読者層を教育してレベルを上げることだと言う。その通りだ。それでは誰が上げるかと言うと、それは文士の神様とか文豪とかいうような人が率先してやるべきなんだ。ところがそういう人達が自分で酔っているんだから、直りっこない。
（引用終わり）実は、これは、１９５１年９月に掲載された内容である。いまは、２００１年１０月。
ちょうど半世紀が経過したところである。
これからは、文士（文筆家、文章家）の力量向上を期待するのではなく、読者が文士と呼ばれる方がたの能力を審査して、だめだと判定した人の文章からは、さっさと足を洗うべきである。そうやって、競争を促していくべきである。そのための入口審査として、「あたらしい術語を、きちんと定義した上で説明しようとしているか、あるいは、日本語のあいまいさに隠れて、説明しないで、読者を酔わせて逃げようとしているか」という姿勢の部分を審査すべきである。
自分の考えに近いかどうかは、ニの次である。
読者は、決して酔ってはならない。なお、白州次郎という方は大変興味深い方なので、プロフィールを以下に記述する。
１９０２年２月、兵庫県芦屋に生れる。
１９１９年、神戸一中を卒業し、ケンブリッジ大学クレア・カレッジに留学。
１９２８年、帰国、翌年、樺山正子（文筆家の白州正子）と結婚。
１９４３年、仕事から退いて東京郊外鶴川村に移転。
１９４５年、暮に、終戦連絡中央事務局参与に就任、翌年、次長。
１９４８年、貿易庁長官。
１９５０年、吉田茂首相の特使として渡米。
１９５１年、東北電力会長に就任。以降、荒川水力発電会長、大沢商会会長、大洋漁業・日本テレビ社外役員、Ｓ・Ｇ・ウォーバーグ顧問等を歴任。
１９８５年１１月、八十三歳にて逝去。１９４３年という太平洋戦争のさなか、白州氏はさっさと会社をやめて、農村暮らしに入っている。そうして、戦中・戦後の食糧難の時代を生きた人である。親友の文芸評論家・河上徹太郎氏も戦後の数年間、白州氏の家で寄食している。私たちのこれからの時代は、こういう人の生き方が手本になる時代である。副島隆彦氏が述べている「金融中心の時代から実物経済の時代へ」という経済予測は、これほどまでの厳しさを含んだものであるのだ。講演会を聴いて、わたしはそう理解した。
参考文献：[白州次郎「プリンシプルのない日本」(ワイアンドエフ)２００１年５月初版]
かたせ拝
重たい掲示板で、「米中枢同時テロ事件」についてご自分の考えを披露されている方、佐藤鴻全さんへ。
はじめまして、かたせと申します。佐藤鴻全さんの投稿について、わたしの思うところを述べてまいります。１． 最初に
後からでも結構ですから自己紹介をきちんとしてください。重たい掲示板に投稿する条件を一部転載します。全文は、重たい掲示板の一番頭に書いてあるのできちんと読んでください。（一部掲載開始）
この掲示板に投稿するためには、下記のすべての条件を満たし、遵守する必要がある。
【前提条件】 副島隆彦の本を５冊以上、読んでいる。
【当掲示板への初回投稿時の条件】 簡単な自己紹介をして、自分の関心あることを限定してみんなに提起する（但し実名投稿である必要はない）。
（一部転載終わり）「リンク先の内容をおまえたちで勝手に見ろ」というのではなくて、きちんと投稿内容の中に自己紹介を含めてください。よろしくお願いします。これまでの佐藤さんの７つの投稿ではすべて、この規定が無視されてきました。今後もこの規定を無視されるのであれば、残念ながら投稿が過去にさかのぼって、この掲示板の怖い管理人さんの手によって、すべて削除される危険がございます。
また、自己紹介の中で、副島先生の本で、どんな本をお読みになったかも正直にお教えいただければ幸いです、今後の参考にいたします。（以下、「ですます」調から「である」調に文体を変更します。）
２．佐藤鴻全さんへのお願い
佐藤鴻全さんの投稿内容「[1636] 今回米国テロに対する日本の対応方針私案」から引用する。
（引用開始）
以下にその対応方針の概要の私案を示す。 案
テロ撲滅のために、日本が積極的に国際貢献をすべきことは言を待たない。
（引用終わり）失礼な言い方かもしれないので恐縮だが、これを読んだだけで、ほんとに、いずれ、ころっと誰かにだまされるなと思った。
ミームさんの重たい掲示板への投稿「[1583] アメリカ同時多発テロに対する３大解釈」から引用する。（引用開始）
今回のアメリカ同時多発テロに関して、副島系サイトの投稿を読むと、以下の３つに大別されることが分かる。（略）
「テロはいけない」派
国際社会対テロ犯罪集団の枠組みでとらえる。実質的にアメリカ主導による平和秩序維持を、正義の側に置いている点で、無自覚なグローバリストになっている。
（引用終わり）「無自覚なグローバリストになっている」とのご指摘があった。その通りだと思う。佐藤鴻全さんは、勉強熱心で頭の回転の速い（いわゆる頭のいい）方だと思うが、冷酷な事実を正しく認識できているかどうかとなると話は別である。アメリカ・覇権国、日本・属国の枠組みから外れた言説ではどうしようもない。副島先生の著書「属国・日本論（その中の特に歴史編）」（五月書房）などを読んで、「属国論」の枠組みによる事実の説明を明治維新の段階から聞き入れる、あの、拷問のような苦しみに耐えないと、やはり、どうしようもない。あの業火をくぐってこそ本物の理解に到達できる。つくづくそう思う。
ついては、佐藤鴻全さんにお願いしたいのは、副島先生の最低５冊は読んで欲しいということ（本来は、これが投稿の前提条件だが、読んでいらっしゃらないだろうから。）
その中でも、特に緊急でお願いしたいこと。
直弟子＠副管理人さんの重たい掲示板への投稿「[1594] アメリカ同時多発テロ関連で書き込まれる方へ」から引用する。（引用開始）
ここに、アメリカ同時多発テロ関連で書き込まれる方は、最低限、副島隆彦著「悪賢いアメリカ 騙し返せ日本」をお読みになり、グローバリスト（グローバリズム）、ブローバックなどの概念を理解した上で、投稿してください。
（引用終わり）そして、副島先生の唱える「覇権国アメリカ対その他属国」という枠組みと佐藤鴻全さんが唱える「国際社会対テロ犯罪集団」という枠組みとが、決して両立しないことだけはご理解いただきたい。その中で、ご自分の意見を再考いただきたい。お願いしたいことは以上である。
なお、「属国論」による分析の効果については、下記のような私の分析を参考いただきたい。
２．（試論）「属国論」による分析
（１）わたしが主張したい分析内容
私（かたせ）が主張したい結論は以下の２点である。
・戦前の日本の進路は「ならず者国家」そのものであり、サダム・フセインのクウェート侵攻と全く同じ、正当性の全くないしろものである。これが、現在の世界でも通用する、覇権国アメリカによる評価である。
・日本では、リベラルと保守とが、覇権国アメリカによる歴史的評価（世界で通用する）を、１９４５年を分岐点として、分担しあっている。（２）論証
論証を開始する。
さて、わたしはずっと、戦前のいわゆる１５年戦争は「完全な悪」であるとみなして来た。しかし、１９９５年出版の「妻も敵なり」以来、岡田英弘先生の中国関連の本をむさぼり読んで、私の考えは変わってきた。最近では、戦前の日本史において満州国をつくったところまでは、日本としてはしかたがないと思えてきた。むしろ、満州国を「悪」とみなしたアメリカの強硬な態度こそが問題ではないかと思っている。私は、アホ・リベラルを自認しながらも、実は、ここまで右側に偏ってしまった。あ〜あ、なのである。しかしながら、つくづく思うのは、戦前の日本とは、まったくの「ならず者国家」であったことである。本当に「ならず者国家」だったのである。アメリカがそう定義したのだ。１９３１年９月の満州事変の後、アメリカのフーバー政権の国務長官であったスティムソンが「スティムソン・ドクトリン」というのを発表して、「満州国は中国の主権を損なうので、悪である」と宣言し、そうなった。この対外強硬路線を強力に推進したのが、フーバー政権の後を継いだ民主党のＦＤＲ（フランクリン・デラノ・ローズベルト）政権である。
産経新聞社「ルーズベルト秘録（上）」ｐ．２３２〜２３５から引用する。
（引用開始）
後に満州事変と呼ばれるようになる日本軍の膨張を米国は世界に先駆けて侵略行為と非難し、国務長官のヘンリー・スティムソンは三二年一月、中国の主権尊重をうたう九カ国条約違反を盾に「（侵略による）領土の変更を認めない」というドクトリン（原則）を発表している。（略）つまり、錦州占領をみてスティムソンは宥和政策を捨て去ることを決意した。海外紛争に不介入というそれまでの米国の中立外交は、このスティムソン・ドクトリンによって、いわゆる「力の外交」へと舵取りを変えていくことになる。
（引用終わり）アメリカは日本による勝手な領土変更を断じて認めなかった。満州国を承認するかどうかで結局、アメリカと日本とは戦争をし、日本が敗北した。ＦＤＲのもと、アメリカはイギリスの後を継いで覇権国になった。
副島隆彦「ハリウッドで政治思想を読む」（メディアワークス）ｐ．２５から引用する。
（引用開始）
大英帝国（The British Commonwealth ザ・ブリティッシュ・コモンウェルス）が東アジアで退潮するのに応じて、アメリカがその後がまを狙ってきた。そのときの両国の覇権関係における隙間の時期を、無自覚に突く形で日本の例の「大東亜共栄圏」（The Great East-Asia Coprosperity Sphere ザ・グレイト・イースト・エイジア・プロスペリティ・スフィア）が真空状態で膨張するようにふくらんだのである。そして、その後、案の定、包囲網にあって叩き潰されたのである。
（引用終わり）こうしてみると、覇権国アメリカに敵対する「ならず者国家」第１号は、なんと、満州国を建国した「日本」である。（なおナチス・ドイツを「悪」であるとアメリカがみなしたのは１９３０年代後半で日本より遅い）。
具体的には、戦前の日本の政治的指導者は、「ならず者国家」イラクのサダム・フセインと同列で評価されている。また、日本が占領し建国した満州は、サダム・フセインが占領したクウエートと全く同じ、正当性の全くない、いかがわしい代物（しろもの）である。アメリカから見れば、満州占領がたまたま１０年以上続き、もう片方のクウェート占領は数ヶ月しか続かなかったことの違いだけだ。日本人の大多数がサダム・フセインのイラクに抱くのと同じ視点で、アメリカ人は戦前の日本を見てきているのである。
「戦前の日本」＝「サダム・フセインのイラク」、
この二つは全くのイコール、これがアメリカの見方である。日本人がどれだけ自分の目を覆っても、これが、現在の世界で十分に通用する見方である。アメリカの覇権国、日本の属国、この枠組みを使うと、単純ではあるがこのような大きな、顔をそむけたくなるような事実も見えてくる。戦前の日本のあり方について考えるならば、日本という国を大切にされる保守の方たちは本来、アメリカに対して「このような見方はおかしい、サダム・フセインと同じなわけがない」と異議を唱えるべきなのである。しかし、アメリカ相手では勝てっこないから、そこからは目をそむけて、日本国内に閉じこもって国内で喧嘩して自己満足する他ないのだろう。しかもこのとき、対決相手である、日本人リベラルが実は、スティムソン国務長官と同じ考えである、つまり「満州国とは悪である」。これはアメリカと同じ見方であり、こちらの方が世界で通用する考え方につながっている。
このように、「戦前の日本」の分析については日本人リベラルが実はアメリカとつながっている。だからこそ、次のようなことも起きるのだ。副島隆彦著「ハリウッドで思想を読む」（メディアワークス）p180〜p190から引用する。
（引用開始）
昨年（一九九九年）の八月頃に、テレビ朝日が、田原総一朗司会で、政治討論会を実況放送したという。その中で、宮台真司・東京都立大学助教授が、次のように発言したという。（略）。日本の憲法改正とりわけ憲法第九条の改正を巡る議論だったらしい。そこで宮台氏は、「もし憲法が改正されて、日本が軍隊を持つようになったら、小渕首相のような人に任せるのは心配だ。それぐらいならば、クリントンに任せた方がずっとましだ」と発言した。そうしたら、出演していた自民党の若手の政治家たちは黙ってしまい、会場にいたリベラル派の若者たちが、宮台発言にやんやの喝采を送ったという。ここに、きわめて重大な問題が横たわっている。（略）
私が、この宮台発言に非常に引っかかるのは、ここに日本のラジカル・リベラル派の特徴がよく出ているからである。今の日本のリベラルあるいは左翼たちの考えは、とにかく日本という国家が嫌いなのである。日本の国の伝統も嫌いだ。そして自民党や金持ちたちも嫌いだ。もっと、一般庶民層と環境を大切にする政治に変えたい、と考えている。つまり、「国境線みたいなものを廃止して、自分たちは世界市民（コズモポリタン）でありたい」と願っている。そうすると、おそらく自然に彼らの意識は、日本がアメリカの属国（従属国）であって、世界覇権国アメリカの一部分になってしまっていることを、無意識のうちに感じとっている。しかも、そのことを深いところで肯定しているらしいのである。だからこういう「日本の軍隊は、クリントンに動かしてもらった方がいい」と思うぐらいに、彼らは日本の今の体制が嫌いで憎らしいのだ。
この宮台真司の無意識の発言には、どう考えても、アメリカによる日本洗脳計画の成果が見てとれる。敗戦後に日本にやってきて、マッカーサーに率いられたニューディーラー（＝元祖グローバリスト）たちは、日本国民に「マッカーサー憲法」（現行日本国憲法）を与え、「上からの強制的民主化」（デモクラタイゼーション、democratization）と、「文明化外科手術」（social engineering ソシアル・エンジニアリング）をほどこした。この日本人を世界普遍価値（ワールド・ヴァリューズ）に順応させる教育は、その完成段階に達しつつある。宮台発言はその証拠である。日本のリベラルたちが、無意識のうちにアメリカの属国として日本を承認してしまっているという事実こそが、重たい。
だから、この宮台発言に対して、日本の民族主義的伝統保守派である自民党の若手政治家たちが、かえって鬱屈して黙りこくったのである。
（引用終わり）逆に、「戦前の日本」の世界標準での分析において日本の反共保守層が主導権を握れないため、以下のようなことが起きていると私は思っている。
副島隆彦著「属国・日本論」（五月書房）p.61、から引用する。
（引用開始）
九一年にソ連が消滅し、冷戦構造が崩壊するまでは、石原氏も江藤氏も日本国内のソビエト共産主義勢力に対抗すべく米日同盟基軸論でやって来たのである。ソビエトの崩壊という世界史的出来事によってその余波（アフターマス）を受けて日本国内の左翼勢力も終（つい）えた。
しかし同時に、保守勢力の方もまた、内部に分裂線を抱え込んだのである。
（ａ）民族の優等を信じる伝統保守派と、（ｂ）アメリカが指導する世界資本主義に組みこまれて経済的繁栄の持続を目ざす世界保守派の二つである。
（引用終わり）この（ａ）と（ｂ）との違いは、反共保守派の中での、戦前の日本への評価（世界標準）について不満を表明したい派と、アメリカに遠慮して見て見ぬふりをする派との違いであると私は解釈する。
「戦前の日本」について考えをまとめた。では、「戦『後』の日本」のあり方ではどうか？日本人リベラルでなく反共保守層の方が、やはりアメリカの考え方とつながっている。現在のところは、素直にそう考える。詳しい論証は省く。
以上の内容を大づかみにまとめてみる。
日本では、リベラルと保守とが、覇権国アメリカによる歴史的評価（世界で通用する）を、日本が敗北した１９４５年を分岐点として分担しあっている。「覇権国に逆らったからこうなった」と「これからは覇権国アメリカにべったりくっつくぞ」と、この二つの考え方を分担しあっているのである。しかもこれらは、覇権国アメリカの側から見れば「覇権国に従え」という考えの両側面にすぎないのである。蛇足であるが例証として、日本国内での論争に目を向けてみる。「覇権国に逆らったからこうなった」と「これからは覇権国アメリカにべったりくっつくぞ」とが、考え方において最も矛盾をきたすのが「軍備」の面である。だから、日本国憲法第９条が、リベラルと保守との間での主要な論争となったのだ。しかも、双方どちらにも言い分（アメリカの保証付きの見方）があったので、この論争には、なかなか決着がつかなかったのである。
（３）最後に
副島先生の唱える「覇権国・アメリカ、属国・日本論」はものすごく威力のある分析道具である。感情によって分析が曇らない点において効果絶大である。
また、この問題（属国・日本でのリベラルと保守との本当の違い）を私が長い間考え抜くにあたって、副島先生の下記の一言が大きな動機づけになりました。引用し、副島先生へのお礼の言葉にかえたいと思います。
［副島隆彦「アメリカの秘密」（メディアワークス）ｐ．２９０］
（引用開始）
「もしかしたら、自分の頭（思考力）がコントロールされているのではないか？」と不断に疑うことが必要である。
（引用終わり）かたせ拝
米国の同時多発テロをうけて、政府から「テロ対策特別設置法案」が、国会に提出された。初期対応の遅れを取り戻そうとし、米国からの「Ｓｈｏｗ ｔｈｅ ｆｌａｇ」に即応した相変らずの泥縄式、場当たり的、曖昧模糊、理念原則の欠如した内容である。
だが、対する野党、マスコミ、言論人からも賛成反対の立場と理由は示されたが、今回の件に対応した具体的な方針はまだ提示されていないようだ。真近といわれる米国の「報復」開始等事態の展開に応じ、早急に日本としての具体的な対応を決める必要がある。
そのため、以下にその対応方針の概要の私案を示す。案
・テロ撲滅のために、日本が積極的に国際貢献をすべきことは言を待たない。
・国連の集団安全保障措置として日本が軍事的貢献をするためには、新たな国連決議が必要である。
これが無い以上、米国の軍事「報復」に協力するためには、政府は集団自衛権を認めてその一環として行う以外に無い。・米国は、「報復」開始に国連の新たな決議は不要であるとしているが、イスラム諸国の確固たる支持を得るために決議を模索する可能性が有る。
日本は、新たな国連決議があれば、より踏み込んだ協力が出来る旨を伝え、成否にかかわらず米国にこれを促すべきである。・米国の軍事「報復」に協力する事は、日本も「参戦」することになる。
それも一つの選択肢であるが、米国の作戦、「報復」終結後も含めた戦略が明確には見えない以上、諸々のリスクが大き過ぎる。・「報復」がどんなに上手く終結しても、その後はパレスチナ問題を含め欧米とアラブ世界の対話が必要と予想され、日本はその仲介者たる資格を確保しておくためにも、今回は米国の軍事「報復」に参戦することは避けるべきである。
・食糧、水を含めたロジスティックに協力することは、軍事常識からみて「参戦」と見なされざるを得ない。
日本は、難民保護等「参戦」しない形での国際貢献に留めるべきである。自衛隊等の派遣は、国連高等弁務官等の要請を受ける形で行うべきである。
また、このための武器使用等の規定を明確にすべく今国会で立法措置をすべきである。・ 国内原発テロ等に対しては、現時点から自衛隊による地対空ミサイル配置を含めた万全の体制を取るべきである。
また、米国に指摘されるまでも無く、抜本的、迅速な総合経済政策を行い間違っても世界経済の足を引張る事は厳に避けるべきである。
このために、政府は政策全般を見直すと共に、政権発足から半年経過して何ら成果を得ていない今の執行体制を抜本的に組替えるべきである。
以上佐藤総研：
森田康弘です。
五島氏は、ノストラダムスが１９９９年７の月に人類滅亡するといい続けてきた人なので、ここの学問道場の思想にふさわしくないと感じたのですが、今回、新しく出版された本『究極の終戦秘史／「日本・原爆開発の真実」／米国を戦慄させた破壊力と昭和天皇の決断』（祥伝社／NON・BOOK）は、五島氏の今までとは違う雰囲気を感じました。この人は、いままで、ノストラダムスで世間を焦燥感に陥れてきたので、今回の新しい本は、五島氏が残り少ない人生に向けて、罪滅ぼしをしているように感じられました。しかも、この本はもっと、我々の知らない日本の秘密があるのではないかと考えさせられます。私が会ったこともない人の本を宣伝したところで、何の利益にもならないのですが・・・・・。
この本に出てくる仁科芳雄博士は実在の人物です。仁科博士は大学卒業後、ヨーロッパへ留学。原子物理学の曙を開いた錚々たるヨーロッパの教授たちから直接指導を受け、特にデンマークのボーアからは“東洋人の唯一の愛弟子”として遇された、と書いてます。このような前後背景を読む限り原子物理学は日本人だけで作り出したものではないと言うことです。
副島先生の「日本の秘密」より（１１８ページ）
＜引用開始＞
私は長い間考えた末に、日本のようなアジアのはずれの国に、世界に先駆ける何か新しい秀でた大思想など生まれることは、ありえないのだ、という結論に達した。三十歳ぐらいの時である。イギリス、フランス、アメリカでまだ実現していないものが、日本ごときで実現するはずがないのだ。私は、人間社会のあり方に於て、こういう進化論者（時間進歩主義者）である。日本の知識人がやること、考えること、書くことなんか、全て、一切合切、輸入学問であり、欧米知識人の猿真似である。そうでしかありえない。奈良・平安時代も室町時代も江戸時代も、ずっとそうだった。ずっと歴代中華帝国で栄えた思想・宗教の輸入学問であった。私にとっては、これは、もう確信だ。
＜引用終了＞
この部分が私のなかで、ピッタリと符合しました。問題はそれからです。輸入した原子物理学を元に原爆をアメリカよりも早く、アメリカよりもはるかに量の少ないウランで大戦末期に原爆を開発したらしいのですが、昭和天皇がその使用を阻止したと書いています。
いずれにしても、歴史は勝った側から書かれるので、負けた方の言い分や、資料などは全て、勝利者に没収されたり、抹殺されるのが法則なので、今さら、どうこうと書いても仕方がないので、この本は人々に看取られることもなく、闇に消えていくのだと思います。
・・・・・終わり。
週刊現代１０月２０日号に
チャルマーズジョンソン教授のインタビューが載ってます
非常に興味深いので是非
チャルマーズ・ジョンソンの『アメリカ帝国への報復』という本は、このサイトを訪れる人たちにとってはもはや必読書・バイブル（？）だと思われますが、一点だけ、批判したいところがあります。それは、第2次世界大戦の日本の戦争責任に対する考え方です。彼は、ずいぶんと中国よりの視点を示しています。それは、以下のようなところからうかがえます。「日本の反動主義者は中国と朝鮮で行われた残虐行為をいまだに直視しようとしない。とはいえ、長い時間が経過して保証金も支払われたことから、こうした出来事にたいする日本人の心からの謝罪を多くの中国人が受け入れると思われる。しかし日本軍は、本来は保守的な農民を恐怖におとしいれて急進化させ、中国共産党が政権を握るのを助けるかたちとなり、それが大躍進による3000万人の死と文化大革命による中国文明の破壊へとつながった。中国の知識人のなかには、このような結果を招いた日本を許せないと考える人が多くいることだろう」(同書P30）。
日本軍の存在が、共産党の台頭を招いたのは、確かでしょう。しかし、その結果として生まれた共産党がやった行為とその帰結を日本軍の責任にするのは、論理的にかなりむりがあります。逆からたどると、１．中国共産党政権下で、3000万人の犠牲者が出た。２．中国共産党ができた原因は、日本軍である。３．ゆえに、その3000万人の犠牲の責任は日本軍にある。というおかしな論理展開です。
同じような例を考えて見ましょう。例えば、第2次世界大戦の原因を作ったのは、1次大戦のドイツへの過酷な賠償請求でした。これによってドイツ経済は疲弊し、ナチスの台頭を許し、そして戦争への道を進みました。この点で、確かに、ドイツ国民を徹底的に疲弊させたアメリカやヨーロッパ諸国に責任はあります。しかし、ナチスを支援したのは、ドイツ国民自身です。そして、ユダヤ人へのホロコーストも、ナチス自身がやったことです。アメリカやヨーロッパに対し、「ナチスのホロコーストは、アメリカやヨーロッパの責任だ」というのは、悪いジョークと響くでしょう。先ほどの日本軍と中国共産党の話も、実はこの手のおかしな論理といっしょです。
現在、アジアやアメリカで過去の日本行為への補償問題がくすぶりつづけていますが、このような新手のおかしな論理をはねのける理論武装が必要です。将来、中国で共産党が倒れ、民主的な政権が誕生した場合、このような論理で日本に責任を押し付けてくる可能性も考えられます。私の[1629]の投稿と合わせて見てください。チャルマーズの周辺には、日本の過去の責任論をとなえている人もいますから、注意が必要です。以上ですが、このことによって彼の『アメリカ帝国への報復』の価値が下がるわけでもありません。もっともっと多くの人がこの本を読むべきです。と同時に、いくら名著でも、「クリティカルに」読む必要性は、どんな文章にでもあるのです。
これから書くことは、副島小室系の読者にとっては、あまりにも当たり前のことなので、改めて読んでもらう必要もないと思われる。ただ、最近この界隈に「えせ副島小室系」が跋扈するようになってきた。彼らに自己の拙劣な能力を自覚してもらうためにも、今日は至極基本的なことをここで説明させてもらう。問．次のうち、「言論の自由が圧迫された」といえるのはどれか？
１．英語の時間に先生に当てられた生徒が、数学の公式を唱えて先生に怒られた
２．やくざが一般市民に、「うちの親分の悪口を言ったら殺すぞ」と脅した
３．駅の掲示板に鉄道会社の批判を書いたら、5分後には消されていた
４．一般国民の歴史発言に対して、現役の大臣が「そのような発言は慎んで欲しい」と公式にコメントした。
答えは明らかに４である。
２だと答えた人は、自分ではインテリだと思っているが、実は単なる抽象的思考能力薄弱者。この人たちは次の文章を1000回ほど朗読してください。（引用開始）
・・・言論の自由の蹂躙とは政治権力者が、権力を行使して、言論の自由を封ずることをいう。
ここに肝要なことは、言論の自由を脅かす主体は、政治権力者にかぎる、ということである。ここでまた、「権力が行使」されることがポイントである。
権力とは関係のない一国民が、他の国民の言うことを封じた（阻害した）からとて、それだけのことである。それは、犯罪行為に過ぎないのであって、デモクラシー国家における言論の自由の蹂躙（侵犯）ではない。
このさい、暴力が行使されようと、どんな悪質な脅迫がなされようと、ものごとの本質には関係ない。
・・・あたかも、犯罪者の存在をもって、当該の国を無法国（無秩序国）とはいえないのと同断である。（引用終了：出典は『小室直樹の昭和天皇の悲劇』P23〜24）
また、３と答えた人はまずいないだろう。が、この文の「駅」を「ある趣味のサイト」、「鉄道会社」を「そのサイトの運営組織」と置き換えてみると、何だか「言論の自由」が侵犯されているような気になる人はいるかもしれない。そのような人は、論理的にいって、自分が「サイトの運営組織」を「公的な権力」と見なしていると取られても仕方がないことになる。これがどういうことを意味するのか。多分副島小室系以外の日本人には、想像もつかないのだろう。
そう、賢明な副島小室系の読者の皆さんならお気づきの通り、趣味のサイトの掲示板で投稿が消去されたのを「言論の自由の蹂躙だ」とかいう輩は、そのサイトを公的権力と認めている以上、当該サイトから税金を徴収されたり、逮捕されたりすることもありうるということになる。とどのつまりその輩が日本国民ならば、その人は日本国の政治権力とは別に、あるサイトの政治権力にも支配されていることになる。だから私は自分の管理運営する掲示板上で投稿を消去した場合に、投稿者が「言論統制だ」とか言ってきたら、「まず税金をうちのサイトに払ってね」と答えようと思う（爆）。
私が考えるに「政治家は国民が育てるものである。」と考えています。
実務家と、評論家との違いはその責任の重さだと言えます。
官僚の操り人形ではなくて、自分の言葉で話せる政治家。
そういう政治家が、もっと日本にも出てこなければならない。だから地味なチラシ配りでもなんでもやる。
高尚なことを言ってるだけでは選挙に勝てる訳は無い。
それは、元進歩的文化人と呼ばれていた人々の選挙活動なんかを見れば言い。
いずれにしても、政治家は国民が育てるものなのである。
正論を早速読んでみました。副島氏の論文はあらかじめ「ぼやき」にて、Ｃ・ジョンソンのブローバック論を中心に書くとあったので、内容は予想と外れるものではなかったのですが、他の論文も、それぞれトーンに違いはあるものの、全て「米国覇権主義批判」の
文脈のもので、日本はいかにこの状況に対応すべきかという提言に
なっていたのは予想しませんでした。産経本紙は、軽薄な同盟論一辺倒であったので、正論の方も似たようなものだろうと予想したのです。（文藝春秋の特別編集のムックは内容が薄かった。あまつさえ、中西輝政氏に至っては、米国と日本は精神的にも一心同体というようなことを書いていた）
しかしながら、文藝評論家的表現ながら「覇権国アメリカ、その終焉のはじまり」と題する論文を福田和也氏までもが書いていたのは
驚きました。西村真悟氏の論文も読み応えがあり、日下公人氏の論文は、日本のしめる独自の立場を踏まえて米国に諫言せよと主張しています。ウサマ・ビンラーディンが母方がパレスチナ人であったという出生の「秘密」を詳しく書いた論文もあります。これは面白いので普段は正論を読まない人も読んでみるのをお勧めします。
この論文は、あのチャルマーズ・ジョンソンのいるJapan Policy Research Institute にのっているものです。論文名は、A Just Peace? The 1951 San Francisco Peace Treaty in Historical Perspective で、著者は、John Price です。この論文の内容は、サンフランシスコ講和条約を見直すべきだとし、日本の戦争賠償を再び考えよう、という内容です。この論文は、Because of the importance of this paper,JPRI is making it available without a passwordto anyone who is interested in the forthcoming, September 8-9, fiftieth anniversary celebration of the San Francisco Peace Treaty with Japan.ということで、誰でも読めるようになっています。Japan Policy Research Institute として、何か裏に意図はあるのでしょうか。知っている方、教えてください。この論文は、↓
MSNジャーナルの記事です。『同時テロで強まるか――アメリカとイスラエルの絆（きずな）』2001 年 9 月 27 日 ジェイコブ・ウェイスバーグ(Slate)http://journal.msn.co.jp/worldreport.asp?id=010927terror&vf=1
ご教示有難うございました。やはりこう言う事についてのデータって、取られているのですね。きっと『山岳戦における戦術核兵器の有効性についての研究』と言うのも誰かがしているでしょうね。
私的ＨＰに絶賛好評連載中の「法哲学の授業を覗く」の最新号が今日もまた更新されました。よろしければご覧ください。追伸：土井さんへ 了解しました。要約をつけるように徹底する告知を貼っておきます。
小生、68才年均生活者です。中学までしか教育は受けておりませんので英語は全く分かりませんが未だに新しい知識を得ることに喜びを感じています。小生のように無学でも何時も新知識を求めている者も居るのです。要訳で結構ですので是非お願い致します。私が副島先生を知るきっかけは、小室直樹です。10年以上前から小室本は努めて読んでいましたが「小室直樹の学問と思想」を読んで改めで小室直樹の偉大さを認識、副島先生の存在を知りそれ以来ぼやき漫才には毎日アクセスしている次第です。このメールも中国留学中の息子が残していった物で、自分のアドレスも解りません。近い内に是非有料会員になるつもりです。
みなさんこんにちは
今、弟がアメリカの短大に語学留学をしています。日本語を勉強しているアメリカ人の学生のために日本経済の現状について話をするそうです。僕にアドバイスを求めてきました。経済学部で話すわけではなさそうなので簡単にまとめました。アドバイスの内容は �（�価が下がりつづけるデフレ状態 ��国の借金が多い。 �９餾聴奮阿砲盧眄�投融資、地方債、特殊法人などの損も抱え込んでいる。 �ぁ´�に関する情報が凄く不透明 �イい困豈澎臓▲ぅ鵐侫譴�訪れる。 ��少子高齢化 �Ь綉�他様々将来に対する不安があり消費が伸びない。以上はニューズウィークなど海外メディアでも報道されてる内容だからアメリカ人も知ってると思う。 ここから先は、アメリカ人には話さんほうがええと書きましたが �┘▲瓮螢�は対外債務国。経常赤字大(金額はいくら？)なのにドル安が続かない。 ��日本銀行はアメリカ国債をたくさん持っている。だから日本はアメリカのスポンサーor奴隷 ��日本経済が破綻すれば、アメリカ国債の行方はどうなるだろう。 ��泥沼の戦争に足を突っ込む。(どうなるかわからないけど) ��アメリカ国債の引き下げはないの？ ��日本の製造設備をフル稼働させれば、全世界の7割の工業製品を作れる。 以上色々送ってみました。アメリカ人に話したらどんな反応があるのだろう？
晒し首ファンと申します。こちらには初めて投稿します。
9月29日、立川駅前でビラ配りのお手伝いをしてきました。副島先生もおっしゃってましたが，ビラ配りというのは、配っている間はそれなりに大変なのですが、終わるとスポーツとお同じある種の爽快感があります。
最初はなかなかうまく配れないですが、ハイキングと同じように、体が温まってくると体が自然に動くようになります。時間が来て配り終えると、なんとなくやり足りない感じがするのもにています。
わずか数時間のお手伝いでしたが、気持ちが入っていくのも不思議です。このビラまきで，私は10月3日の講演会の参加を決めました。一人だけ盛り上がっているように見えるかも知れませんが、ぜひ皆さんにも参加してほしいと思います。
すみません。アドレスが違っていました。
> しかし核兵器についての本で、中性子弾の殺傷力は地下鉄くらいの深さではに逃げられない、と読んだ記憶があります。手許の百科事典には『中性子は電離作用が無く原子核との散乱でのみエネルギーを失うので、その透過力は荷電粒子に比べて極めて高い。』とあります。ガンマー線と比べるとどうなのか、どの位の透過力があるのか。ご存知でしたらお教え下さい。どうも、えらそうなことを書いてしまって、すみません。実際のところ、私は放射線や核兵器の専門家ではないので、中性子爆弾の被害について具体的なデータ等は知りません。従って、以下のことは、一般教養的な知識に基づく判断ですので、違っている点があるかもしれません。その点はご承知おきください。
中性子の透過力は確かに他の放射線より大きいですが、それでも、データを見ますと、コンクリート壁の場合で５０cm透過するごとに１桁、ポリエチレン壁の場合で３０cmごとに一桁、線量が落ちています。（データは下記のサイトで見ました）
http://idsun1.kek.jp/nakano/research/tiara/tiara.htm
このことを考えると、さすがに、５０ｍという大深度地下で人を殺傷できることはなかろうと考えて、先の投稿のように書きました。ただ、地下鉄程度の深さでは逃げられないというのが本当であるとすれば、私が何か考え違いをしている部分があるのかも知れません。
なお、ポリエチレンの遮蔽力がコンクリートより大きいのは、ソリトンさんが書かれていたように、中性子線が（γ線とは違って）軽元素（特に水素）を含む物質と相互作用しやすいということによります。
私的ＨＰに絶賛好評連載中の「法哲学の授業を覗く」の最新号が更新されました。よろしければご覧ください
こんばんは、ネルソンです。ずっと前に、こんな投稿がありました。今後、私が「読売新聞の本音」というタイトルで書こうとしているのは、こういう系譜の文章なのです。
《引用開始》
[１０３] 斉藤邦彦元駐米大使とＤ．ロックフェラー ― ―２０００．１２．２４
副島隆彦です。 今日は、12月24日です。
以下の文は、Ｒ．Ｒ．研究家くんがここの「重たい掲示板」に2000年9月9日に書き込んでくれた情報ですが、私は、極めて重要だと思います。そこで、将来何かの時のために、ぼやき漫才のほうにも載せておきます。以下の文の筆者である、斉藤邦彦前駐米大使は、私のアメリカ研究に注目して読み込んでいる外務省のドンの一人です。
（転載貼り付け始め）
さて、またロックフェラーに関するおもしろい一文を発見いたしました。今回のものは、本年２月２１日付け日本経済新聞（夕刊）のコラム集「あすへの話題」に、斎藤邦彦前駐米大使が投稿されていたものです。ご存知の方も多いかと存じますが、ご紹介いたします。
（新聞記事からの引用）
デビット・ロックフェラー氏は、当代の偉大な銀行家、博愛主義者として米国で広く尊敬を集めている。私は同氏と甲虫を見たり集めたりするのが大好きという同じ趣味を通じて親しくなった。
フジサンケイグループの海外統括法人の社長、法亢堯次（ほうが・たかし）氏の紹介で、ロックフェラー氏の有名な甲虫のコレクションを見せてもらうことになり、法亢夫妻と私ども夫婦で、ニューヨーク北のターリータウンのお宅に伺った。家の壁にはマチスやピカソの絵が所狭しと懸けられていたが、ロックフェラー氏は、直ちに私どもを地下室に引っ張っていき、甲虫のコレクションを次々と見せてくれた。
千箱近くあったに違いない標本箱のごく一部しか見られなかったが、世界中の美しい甲虫、珍しい甲虫が並んでいて、至福の時を過ごした。その後何度かお目にかかる機会があり、そのたびに甲虫の話をした。昨年二月には同氏をワシントンの大使公邸に招いて一晩泊まっていただき、同氏のために夕食会を催した。
「デビット・ロックフェラー氏を主賓とする夕食会」という招待状を出したところ、日ごろ忙しい人たちが驚くべき高率で招待を受けてくれた。どこかで話を聞いたらしく、自分から出席したいと言ってきた大物上院議員もいた。ロックフェラー氏がいかに米国で敬愛されているかを痛感した次第である。功利的であまり感じは良くないが、「芸は身を助ける」ということわざがある。
たとえば、私もゴルフやブリッジは外国で友人をつくるのに役立つよと先輩から言われた。私は両方大好きだが、実はその能力が仕事に役立ったという経験はほとんどない。甲虫大好きというのが芸だとすれば、初めて米国で芸に身を助けられたのかもしれない。
斉藤邦彦「偉大なる博愛家」
（日本経済新聞夕刊 ２０００年２月２１日号）より。
（転載貼り付け終わり）
副島隆彦です。この記事は極めて興味深いです。ですから、この掲示板に、かなり日がたちましたが、貼り付けます。
何回読み直しても味わい深い文です。R.R. 研究家君、お元気ですか。
副島隆彦拝。
2000/12/24(Sun) No.01
《引用終了》
ちなみに、「フジサンケイグループの海外統括法人」というのは、「フジサンケイ・インターナショナル・インク」のことです。
今回の文章は、実はミームさんに強く勧められて書くことになりました。まあ、励まされて、自信をもって書く気になったというのでしょうか。
すなわち、「総元締（真の支配者）」Ｄ．ロックフェラー氏、「フランケンシュタイン」Ｈ．キッシンジャー氏、「元・共産党員」渡邉恒雄氏、「風見鶏大勲位」中曽根康弘氏について書こうと言うわけです。Ｌ．サマーズ氏（ハーヴァード大学学長、前・アメリカ財務長官）の友人の榊原英資氏（慶大教授、前・大蔵省財務官）もこれに加わります。
ですから、（エコノ・）グローバリストと、その中核をなす思想集団ネオ・コン派、とそのカウンター・パート（受け皿、つまり手先）を論ずることになります。
なお、ネオ・コンの定義については、「重たい掲示板」におけるＫＳさんの『[1615] 「ネオコン入門」の入門』や、副島先生の御著書「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」の第一章『“ネオ・コン”派の正体』を参照なされて下さい。
よく公明党が「こうもり」と揶揄されますが、上記の彼らの比ではありません。都合の良いときは大衆を煽動して、都合が悪くなると「大衆迎合主義者」（読売新聞では、ポピュリストPopulistを故意にねじ曲げて、こう訳します）というレッテル貼り（レイベリング）を論敵にしてきます。
（ターゲットにされた例：石原慎太郎都知事など）私に言わせれば、「ジャイアンツ（読売巨人軍）で読者集めをしておいて大衆迎合には与しないもナニもないだろう！」と思うのですが。
今回、私がこのテーマの着想を得たのは、ある日（後で、新聞の切り抜きを正確に調べます）の読売新聞の１面で、Ｄ．ロックフェラー氏の投稿文が掲載されていたからです。そして次の日は中曽根氏、その次は石原氏、そのまた次は李登輝氏（台湾前総統）で、さらにキッシンジャー氏の投稿文が後日掲載されていました。（李登輝氏がグローバリストかは存じませんが）
「ここまで露骨とは・・・！」と驚きつつ、この話をミームさんにしたら、「これは面白いから、書いてみましょう！」と言われた次第です。
その他にも、「長嶋監督の引退会見におけるナベツネ」や、「読売新聞創刊記念日の特集記事におけるネベツネ（と、その他２人の鼎談）」、「日本テレビのゴールデンタイムの番組『モー。大変でした』に登場した氏家齊一郎＆ナベツネ」についても書いてみようと思います。あとは、「オサマ・ビン・ラディーンに氏とも容疑者ともつけないで呼び捨てにする読売新聞」といったところでしょうか。
以上のような観点から、読売新聞（ナベツネ社長・巨人軍オーナー）を論じてみようと考えております。もっとも、Renseiさんの「ナベツネ学」には到底かないませんが。
みなさんの御指導御鞭撻をお待ち申し上げます。
ネルソン拝
初めて書きこみます。ソリトンと申します。
北関東在住の理科系サラリーマンです。
副島先生の著書は、「悪賢いアメリカ 騙し返せ日本」あたりから入りました。
通販で過去の著作も取り寄せて、今、「ハリウッドで政治思想を読む」、「日本の秘密」を読んでいる所です。
興味のある分野は、環境と教育です。
「３０年後の日常」が私のテーマです。
カッコ付け過ぎですね。さて、羊さんへのコメントですが。
γ線は電磁波ですから、金属板で遮蔽できます。
安いので鉛板がよく使われるそうです。中性子線は粒子ですから、重さが近く、密度が高く、極めて安価な「水」が効果的な減速材です。
中性子爆弾といえば、1999年の中国スパイ疑惑のときに話題になりましたね。
小型の物で、1000ｍほど離れた軍艦の乗員を爆発後２日でほぼ殺傷できる威力を持っているという記事を読んだ覚えがあります。
また、地下水による減衰が激しいので、地下施設に対する効果はあまり期待できないとのことです。
（地下数十ｍなら楽勝という気もします）中性子線被爆の症状に関しては、２年前の今日(1999年9月30日)、東海村臨界事故関連で見つかると思います。酷いものです。
「地下７ｍ」技術は、1991年の湾岸戦争の時にも地下施設破壊弾として、核弾頭の使用を検討したそうです。
シロウトなので、「量」的な話はよくわからないです。すみません。
ご指摘有難うございます。高校時代に物理の勉強ををサボった報いが出てしまいました。
しかし核兵器についての本で、中性子弾の殺傷力は地下鉄くらいの深さではに逃げられない、と読んだ記憶があります。手許の百科事典には『中性子は電離作用が無く原子核との散乱でのみエネルギーを失うので、その透過力は荷電粒子に比べて極めて高い。』とあります。ガンマー線と比べるとどうなのか、どの位の透過力があるのか。ご存知でしたらお教え下さい。
羊さん、はじめまして。FDといいます。>筑波学園都市の地下で放射された中性子が、７００キロ離れた岐阜県神岡の地下にある実験場・カミオカンデで検出されています。
いえ、これは中性子（ニュートロン）ではなく中性微子（ニュートリノ）です。中性子は中性微子よりはるかに質量が大きいので、そんな厚さの岩盤を透過できないでしょう。
http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/doc/news/k2k_1st_j.html>中性子にとっては厚さ50メートル程度の岩盤はスケスケですので、地下の洞窟や深い渓谷に立てこもっても殺されます。
それはさすがに無理でしょう。